JPH0628334U - ヒンジ機構 - Google Patents

ヒンジ機構

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JPH0628334U
JPH0628334U JP6972692U JP6972692U JPH0628334U JP H0628334 U JPH0628334 U JP H0628334U JP 6972692 U JP6972692 U JP 6972692U JP 6972692 U JP6972692 U JP 6972692U JP H0628334 U JPH0628334 U JP H0628334U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge
lid
node
hinge mechanism
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6972692U
Other languages
English (en)
Inventor
政之 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP6972692U priority Critical patent/JPH0628334U/ja
Publication of JPH0628334U publication Critical patent/JPH0628334U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成部材の破損防止を図り、小型で節度感あ
る作動を実現するヒンジ機構を提供する。 【構成】 第1節点7を介して蓋体1と連結する第1ヒ
ンジ6と、第2節点9を介して第1ヒンジ6と連結する
第2ヒンジ8と、第2ヒンジ8が固着された本体11
と、蓋体1に取り付けられていて第1ヒンジ6に設けた
係止片14と当接し得る板ばね12と、第1ヒンジ6に
設けられていて第2ヒンジ8と係合する係止爪15とを
備えている。第1節点7及び第2節点9を介して蓋体1
を本体11から開閉させるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば乗用車等の車両室内に設置される比較的小型の容器等にお いて、その蓋体の開閉に好適なヒンジ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等の車両の室内に設置される容器等、例えばコンソールボックスでは、 その蓋体が一定の節度感を以て開閉作動するようにしたヒンジ機構が用いられて いる。 図5は従来のこの種小型ヒンジ機構の構成例を示している。図において、蓋体 31はヒンジ節点32を介して本体33に開閉自在に支持されている。蓋体31 はヒンジ節点32のまわりに回動するが、その端部31aと本体33のブラケッ ト部33aとの間にはダンパ34が装着されている。このダンパ34の弾力によ る反力を利用することによって、蓋体31が図6に示したように開閉する際(二 点鎖線は開き状態を示す)、一定の節度感、例えば開閉操作力の強弱変化等を備 えるようにすることができる。
【0003】 上記の場合、図6において二点鎖線により示されるように、本体33から開い た蓋体31は、ヒンジ節点32付近の本体33の適所(符号P)に当接してその 開き状態に係止されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のヒンジ機構では、蓋体31の開閉作動の節度感が得 られるが、上記のように本体33と当接した状態から、更にそれ以上の過負荷F が作用すると、ヒンジ節点32まわりの部分が破損する危険があった。 そして、このように破損した場合、部品交換などその修理のために多くの手間 や費用がかかる等の問題があった。
【0005】 この考案は上記の点に鑑み、その構成部材の破損防止を図り、小型で節度感あ る作動を実現するヒンジ機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案のヒンジ機構は、第1節点を介して蓋体と連結する第1ヒンジと、第 2節点を介して上記第1ヒンジと連結する第2ヒンジと、第2ヒンジが固着され た本体と、上記蓋体に取り付けられていて上記第1ヒンジに設けた係止片と当接 し得る板ばねと、上記第1ヒンジに設けられていて上記第2ヒンジと係合する係 止爪とを備え、上記第1節点及び第2節点を介して蓋体を本体から開閉させるよ うにしたものである。
【0007】
【作用】
この考案によれば、蓋体は第1節点のまわりに回動して本体から開閉する。こ の場合、第1ヒンジとこれに対して摺接作動する板ばねとの相互作用によって、 蓋体の節度感ある作動が得られる。 蓋体が開く場合、板ばねが第1ヒンジの係止片と当接して、該蓋体は所定開度 に保持される。この状態で蓋体に対してその開き方向に過負荷が作用すると、更 に第1ヒンジ、即ち蓋体が第2節点のまわりに回動する。このように本案ヒンジ 機構は二段構成になっているので、過負荷が作用した場合でも構成部材の破損を 防ぐことができる。
【0008】
【実施例】
以下、図1乃至図4に基づき、本考案のヒンジ機構の一実施例を説明する。 図1は本案ヒンジ機構に係る蓋体1を閉じた状態を示しているが、先ずこの蓋 体1は、表皮材2,パッド3,インサート樹脂4及びカバー(化粧板)5により 一体的に構成されている。 6は第1節点7を介して蓋体1と連結するばね鋼製の第1ヒンジで、この第1 ヒンジ6は第1節点7において蓋体1とピン結合している。8は第2節点9を介 して第1ヒンジ6と連結するばね鋼製の第2ヒンジで、この第2ヒンジ8は第2 節点9において第1ヒンジ6とピン結合している。
【0009】 10は第2ヒンジ8を本体11に固定するためのボルト、12はリベット13 によって上記蓋体1に固定された板ばねで、この板ばね12の先端に形成した係 合部12aは、上記第1ヒンジ6に設けた係止片14と当接するようになってい る。さらに、15は第1ヒンジ6に設けられていて上記第2ヒンジ8と係合する ようになっている係止爪である。
【0010】 上記第1ヒンジ6は図2に示したように、板ばね12の係合部12aと係合す る係合凹部6aを有していて、これら係合部12a,係合凹部6aの係合によっ て、蓋体1はその閉鎖状態に保持されるようになっている。 また、上記係止爪15は第2ヒンジ8と一体成形され、図示のように第2ヒン ジ8の両側から抱え込むように係合する。そして係止爪15の係合強度は、上記 係合部12a及び係合凹部6aの係合強度よりも強く設定されている。
【0011】 この考案によるヒンジ機構は上記のように構成されており、次にその作用を説 明する。 蓋体1は第1節点7のまわりに回動するようになっているが、通常では図1に 示されるように第1回動範囲で開閉する。蓋体1が閉鎖状態にあるとき、板ばね 12の係合部12aは第1ヒンジ6の係合凹部6aと係合しているが、蓋体1が 開くことにより上記係合部12aは係合凹部6aから離脱して、第1ヒンジ6に 沿って摺接する。この場合、係合部12aが係合凹部6aから離脱する際、蓋体 1の操作力は一旦強くなり、その後ほぼ一定の操作力で円滑作動する。このよう に第1ヒンジ6とこれに対して摺接作動する板ばね12との相互作用によって、 蓋体1の節度感ある作動が得られる。
【0012】 蓋体1が第1回動範囲で開いて、板ばね12の係合部12aが第1ヒンジ6の 係止片14と当接することにより、図3に示したように蓋体1は開放状態に保持 される。一方、蓋体1を閉じる場合には、上記とは逆に蓋体1は第1節点7のま わりに回動し、この場合も蓋体1の節度感ある作動が得られる。このように蓋体 1の通常開閉作動では、第1節点7のまわりに回動することにより、本体11に 対する円滑作動が得られる。
【0013】 次に、蓋体1が開いた状態において、蓋体1に対してその開き方向に過負荷が 作用すると、板ばね12の係合部12aが係止片14と当接しているため、第1 ヒンジ6自体にこの過負荷が伝達されて、係止爪15と第2ヒンジ8との係合が 解除される。これにより蓋体1は第2節点9のまわりに第1ヒンジ6と供に回動 する。即ち、このように過負荷が作用した場合、蓋体1は上記第1回動範囲を越 えて、図1に示される第2回動範囲で回動し、図4に示したように通常の開放状 態から更に開いた状態となる。
【0014】 また、図4に示されるように、蓋体1が本体11と衝突しても、第1ヒンジ6 及び第2ヒンジ8はばね鋼等により形成されているから、その弾性により適度に 弾性変形(撓み変形)し、その衝撃力を有効に吸収することができる。
【0015】 このように蓋体1を第2回動範囲で第2節点9のまわりに回動し得るようにし たことにより、過負荷が作用した場合でも構成部材の破損を有効に防ぐことがで きる。なお、このような過負荷は乗員の乗降時の不注意等によって生じ得るが、 そのような場合、蓋体1及びヒンジ機構の部品に何ら影響を与えず、即座に通常 の使用状態に復帰させることができる。
【0016】
【考案の効果】
上述したようにこの考案のヒンジ機構によれば、二段構成のヒンジとしたこと により、特に乗降時の不注意等による操作でも構成部品の破損を確実に防止する ことができる。そして過負荷が作用した場合でも、容易に通常状態に復帰させる ことができ、取扱いも極めて簡単である。また、従来のヒンジ機構では破損した 場合に、その修理のために部品をばらして分解しなければならなかったが、本案 ヒンジ機構では破損等が有効に防止されるため、そのような部品交換の手間がか からない等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のヒンジ機構の一実施例による蓋体の
閉じた状態及びその作動を説明する縦断面図である。
【図2】この考案のヒンジ機構の要部斜視図である。
【図3】この考案のヒンジ機構の蓋体の第1回動範囲に
おける作動を説明する縦断面図である。
【図4】この考案のヒンジ機構の蓋体の第2回動範囲に
おける作動を説明する縦断面図である。
【図5】従来のヒンジ機構を使用する容器等の側面図で
ある。
【図6】従来の上記ヒンジ機構の作動を説明する要部断
面図である。
【符号の説明】
1 蓋体 6 第1ヒンジ 7 第1節点 8 第2ヒンジ 9 第2節点 10 ボルト 11 本体 12 板ばね 13 リベット 14 係止片 15 係止爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1節点を介して蓋体と連結する第1ヒ
    ンジと、第2節点を介して上記第1ヒンジと連結する第
    2ヒンジと、該第2ヒンジが固着された本体と、上記蓋
    体に取り付けられていて上記第1ヒンジに設けた係止片
    と当接し得る板ばねと、上記第1ヒンジに設けられてい
    て上記第2ヒンジと係合する係止爪とを備え、上記第1
    節点及び第2節点を介して蓋体を本体から開閉させるよ
    うにしたことを特徴とする、ヒンジ機構。
JP6972692U 1992-09-11 1992-09-11 ヒンジ機構 Pending JPH0628334U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6972692U JPH0628334U (ja) 1992-09-11 1992-09-11 ヒンジ機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP6972692U JPH0628334U (ja) 1992-09-11 1992-09-11 ヒンジ機構

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JPH0628334U true JPH0628334U (ja) 1994-04-15

Family

ID=13411135

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JP6972692U Pending JPH0628334U (ja) 1992-09-11 1992-09-11 ヒンジ機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002264716A (ja) * 2001-03-05 2002-09-18 Kayaba Ind Co Ltd ミキサ車のホッパカバー装置
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