JPH06282778A - 防災監視装置の過電圧保護装置 - Google Patents

防災監視装置の過電圧保護装置

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JPH06282778A
JPH06282778A JP5070658A JP7065893A JPH06282778A JP H06282778 A JPH06282778 A JP H06282778A JP 5070658 A JP5070658 A JP 5070658A JP 7065893 A JP7065893 A JP 7065893A JP H06282778 A JPH06282778 A JP H06282778A
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宗応 鈴木
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隆 下川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端末に設けた火災感知器等の端末情報を受信機
で集中監視する防災監視装置に関し、受信機に定格を越
える交流電源を誤接続した場合の被害を最小限に食い止
め、事故後の原因の把握と復旧を容易にする。 【構成】受信手段10に、所定の定格をもつ外部交流電
源の供給を受けて主回路部に規定の直流電源電圧を供給
する主電源部40と、定格以外の交流電源の印加による
主電源部40の電圧異常を検出する電圧検出部36と、
電圧検出部36による異常電圧の検出出力により主回路
部62に対する主電源部40からの電源供給を停止する
切替部44とを設けたことを特徴とする。電圧検出部4
6よる異常電圧の検出を表示部38などで報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端末に設けた火災感知
器等の端末情報を受信機で集中監視する防災監視装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監視装置では、受信
機内の伝送入出力部から引き出された伝送線に中継器や
火災感知器などの端末を接続しており、例えば受信機か
らの端末アドレスを指定したポーリングで端末情報を収
集して火災などの異常を監視し、また火災発生を判断す
る防災機器を駆動するための端末制御を行っている。
【0003】受信機の電源部は、AC100Vの定格を
もつ外部交流電源の印加を受け、トランスにより例えば
AC30Vに変換し、さらに整流回路で直流に変換し、
制御用CPUになどを含む主回路部に定電圧回路を介し
て規定の直流電圧を供給している。更に受信機の電源部
は、伝送線を介して端末側の中継器や火災感知器にも電
源を供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災監視装置にあっては、工事の際に誤って
受信機の電源部に定格以外の交流電源、例えばAC20
0Vが誤接続されることがあった。このような交流電源
の誤接続が起きると定格の2倍の過電圧が受信機の内部
回路に供給され、内部回路が破壊されてしまい、甚大な
被害を被るという問題があった。
【0005】また交流電源の誤接続が判れば、破壊され
た故障部分の点検交換も比較的に円滑にできるが、電源
投入で受信機が正常に動作しなかった場合、交流電源の
誤接続によるものかは判らない。このため受信機内部の
1つ1つの回路を点検、中継器や火災感知器などの端末
の点検を行わなければならず、点検が繁雑で修理に手間
がかかる問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、定格を越える交流電源を誤接続した場合の
被害を最小限に食い止め、事故後の原因の把握を容易に
して対応策を適切に取ることのできる防災監視装置の過
電圧保護装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、受信手段から引き出された伝送路に端末を接
続し、各端末の検出情報を受信手段で監視する防災監視
装置に於いて、受信手段10に、所定の定格をもつ外部
交流電源の供給を受けて主回路部に規定の直流電源電圧
を供給する主電源部40と、定格以外の交流電源の印加
による主電源部40の電圧異常を検出する電圧検出部4
6と、電圧検出部46による異常電圧の検出出力により
主回路部62に対する主電源部40からの電源供給を停
止する切替部44とを設けたことを特徴とする。
【0008】また、前記受信手段に、電圧検出部46よ
る異常電圧の検出を報知する報知部45を設ける。更
に、電圧検出部46は外部交流電源の停電含む異常電圧
を検出し、切替部44は電圧検出部46の異常電圧検出
出力により主電源部40から電源供給を停止すると同時
に予備電源42に切替える。この場合、報知部45は電
圧検出部46による異常高電圧の検出と停電を含む異常
低電圧の検出を区別して報知することが望ましい。
【0009】
【作用】このような本発明の防災監視装置の過電圧保護
装置によれば、受信機に誤って定格を越えるAC200
Vを誤接続しても、電源部に加わる異常な過電圧を検出
して主回路部に対する電源供給を停止し、主回路部、更
には端末の中継器や火災感知器にまで異常な過電圧が加
わって回路や素子を破壊してしまうことを確実に防止で
きる。
【0010】また定格以外の交流電源の誤接続で異常電
圧が加わったことが警報表示されるため、異常電圧が加
わった場合の点検箇所を簡単に特定でき、事故後の対策
が容易になる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の全体構成を示した実施例ブロ
ック図である。図1において、10は受信機であり、受
信機10から引き出された伝送路12に端末として、こ
の実施例にあっては感知器用中継器14,アナログ煙感
知器16,アナログ熱感知器18及び制御用中継器20
を接続している。感知器用中継器14からは感知器回線
22が引き出され、オンオフ感知器24及び発信機26
を接続している。
【0012】オンオフ感知器24は火災を検出すると、
感知器用中継器14からの感知器回線24の信号線間を
低インピーダンスに短絡し、この線路電圧の低下を感知
器用中継器14で検出して火災と判断する。また、発信
機26は火災時の押しボタン操作で同じく感知器回線2
2の線路間を低インピーダンスに短絡する。アナログ煙
感知器16は煙検出部から得られた煙濃度に対応したア
ナログ検出信号を受信機10に送り、受信機側で火災判
断を行わせる。同様にアナログ熱感知器18は熱感知部
からのアナログ熱検出信号を受信機10側に送って火災
の判断をさせる。尚、アナログ煙感知器16及びアナロ
グ熱感知器18にはアナログデータを送信すると同時
に、アナログデータを感知器内で所定の閾値と比較して
火災を判断するオンオフ感知器としての機能も併せて備
える。
【0013】制御用中継器20からは制御回線28が引
き出され、制御回線28に地区ベルや防災機器等の制御
負荷30を接続している。制御用中継器20は受信機1
0からの制御信号を受信すると制御負荷30に駆動電圧
を供給して動作させる。受信機10には制御用CPU3
2が設けられ、端末との信号のやり取りを行うため、伝
送入出力部34を介して伝送路12が引き出されてい
る。また、制御用CPU32に対しては操作部36,表
示部38が設けられる。
【0014】更に、受信機10内には定格となるAC1
00Vの供給を受けて内部で使用する直流電源電圧を作
り出す主電源40と、停電時に使用される予備電源42
が設けられる。主電源40と予備電源42の電源出力は
切替部44に与えられ、電圧検出部46による制御のも
とに、正常時は主電源40の電源出力を電源電圧V0
して出力し、停電時には予備電源42からの電源出力を
電源電圧V0 として出力する。
【0015】本発明にあっては、電圧検出部46の機能
として、後の説明で明らかにするように主電源40に対
し定格以外の交流電源、例えばAC200Vが誤接続さ
れたときの異常電圧を検出し、切替部44の切替駆動で
主電源40からの電源出力を切り離す過電圧防止装置と
しての機能が設けられる。この異常電圧検出時の主電源
40の切離しと同時に、切替部44は予備電源42から
の電源出力に切り替えるようになる。
【0016】また、電圧検出部46の検出出力は制御用
CPU32に与えられており、制御用CPU32は電圧
検出部46より主電源40に対する交流電源の誤接続に
よる異常電圧の検出出力を受けると、表示部38の報知
部45に異常電源が印加されて主電源40が切り離さ
れ、予備電源42に切り替わったことを報知する。受信
機10に設けた制御用CPU32による端末情報の収集
及び端末の制御は、端末アドレスを指定したポーリング
により行うことを基本とする。例えば、端末アドレスと
して1〜127が設定されており、定常監視状態にあっ
ては端末アドレスを順次指定して端末側を呼び出し、呼
び出した端末からそのとき検出している端末情報を応答
情報として送信させる。
【0017】また、端末における端末情報の検出は複数
の端末でほぼ同時刻に情報検出を可能とするため、制御
用CPU32はサンプリングコマンドを一定周期毎に送
信する。サンプリングコマンドを受けた各端末は自己ア
ドレスで決まる固有の待ち時間経過後に、検出器の検出
信号のAD変換によるメモリへの取込みを行う。サンプ
リングコマンドによりメモリに保持された端末情報は次
の自己アドレスとしたポーリングの際に端末情報として
送信する。
【0018】図2は図1の受信機10に設ける本発明の
過電圧保護装置の第1実施例を示した回路ブロック図で
ある。図2において、交流電源100の接続端子に続い
てNFB等の電源スイッチ48が設けられ、続いて定格
AC100V入力を例えばAC30Vに変換するトラン
ス50が設けられる。トランス50の出力電圧AC30
Vはダイオードブリッジ52で整流され、例えばDC2
4Vの直流電圧として出力される。
【0019】ダイオードブリッジ52の出力段には平滑
用のコンデンサ54が設けられる。続いて電圧検出部4
6が設けられる。この第1実施例において、電圧検出部
46は停電検出回路を兼ねており、従って電圧検出部4
6の異常検出電圧により停電検出リレー56を作動する
ようにしている。停電検出リレー56は切替リレー接点
58を有し、ダイオードブリッジ52からの電源ライン
をa側に接続し、b側にはバッテリーを使用した予備電
源60からの電源ラインを接続している。
【0020】電圧検出部46はダイオードブリッジ52
より正常範囲の直流電圧が得られていると停電検出リレ
ー56を作動状態とし、切替リレー接点58を図示のよ
うにa側に切り替え、主電源側のダイオードブリッジ5
2からの直流電圧を主回路部62に供給している。ま
た、交流電源100が停電してダイオードブリッジ52
の直流電圧が正常範囲以下に下がると、電圧検出部46
はリレー56を非作動とし、切替リレー接点58を図示
のa側からb側に切り替え、予備電源60からの電源出
力を主回路部62に供給するようになる。
【0021】更に、交流電源100として定格を越える
例えばAC200Vを誤接続してダイオードブリッジ5
2からの直流電圧が正常範囲を越える過電圧となった場
合には、電圧検出回路46はこの過電圧を検出して停電
検出リレー56を非作動とし、停電時と同様に切替リレ
ー接点58をb側に切り替え、ダイオードブリッジ52
の電源出力となる主電源側を主回路部62から切り離
し、予備電源60の電源出力に切り替える。
【0022】更に、停電検出リレー56の他の切替リレ
ー接点64を使用し、電源正常灯66と電源異常灯68
を点灯制御している。即ち、ダイオードブリッジ52の
出力となる主電源の電圧が正常範囲にあれば、停電検出
リレー56の作動で切替リレー接点64はa側に切り替
わり、電源正常灯66を点灯する。一方、停電や交流電
源の誤接続により異常電圧が検出されると停電検出リレ
ー56は非作動となり、切替リレー接点64はb側に切
り替わり、電源異常灯68を点灯する。
【0023】図3は図2の電圧検出部46の詳細を示し
た実施例回路図である。図3の電圧検出部46にあって
は、正常電圧範囲を15〜25Vに設定しており、15
Vを下回ると異常低電圧、25Vを越えると過電圧とす
る。コンデンサ54に続いて設けられた抵抗R1,R
2、ツェナダイオードZD1及びトランジスタ70によ
って正常電圧範囲の上限25Vを検出する回路部を構成
する。
【0024】即ち、ツェナダイオードZD1のツェナ電
圧として正常範囲の上限値に対応したツェナ電圧25V
をもっており、印加電圧が25Vを越えるとツェナダイ
オードZD1が導通し、トランジスタ70をオン可能と
する。次の抵抗R3,ツェナダイオードZD2,抵抗R
4及びトランジスタ72によって正常電圧範囲の15V
を検出する回路部を構成する。即ち、ツェナダイオード
ZD2は正常電圧範囲の下限15Vに対応したツェナ電
圧15Vをもっており、15Vを越えるとツェナダイオ
ードZD2が導通し、トランジスタ70をオン可能とす
ると同時に抵抗R3,R4の分圧電圧によりトランジス
タ72をオンバイアスする。トランジスタ72のコレク
タには負荷として停電検出リレー56が接続され、更に
ダイオードD1を並列接続してリレーオフ時のエネルギ
吸収を行わせる。
【0025】図3の電圧検出部46の動作を説明する。
まず定格の交流電源AC100Vの供給により直流電圧
が正常電圧範囲15V〜25Vにある場合には、ツェナ
電圧25VをもつツェナダイオードZD1は非導通であ
り、ツェナ電圧15VをもつツェナダイオードZD2が
導通している。ツェナダイオードZD1が非導通である
とトランジスタ70はオフにあり、ツェナダイオードZ
D2が導通していると抵抗R3,R4によるバイアス電
圧が発生してトランジスタ72をオンする。このため、
リレー56が作動状態となり、図2に示したように切替
リレー接点58をa側に切り替えている。
【0026】次に停電により直流電圧が15Vを下回っ
た場合の動作を説明する。直流電圧が15Vを下回る
と、それまで導通していたツェナダイオードZD2も非
導通となり、トランジスタ72がオフし、停電検出リレ
ー56が非作動となる。このため、図2に示した切替リ
レー接点58はb側に戻り、予備電源60からの電源供
給に切り替える。
【0027】更に、定格を越える交流電源の誤接続で直
流電圧が25Vを越えると、正常電圧範囲で非導通とな
っていたツェナダイオードZD1が導通し、抵抗R1,
R2の分圧電圧によるバイアスでトランジスタ70がオ
ンする。トランジスタ70がオンするとトランジスタ7
2のベースが0ボルトに引き込まれ、トランジスタ72
がカットオフされる。
【0028】このため、停電検出リレー56は非作動と
なり、図2に示した切替リレー接点58はb側に戻り、
ダイオードブリッジ52からの主電源の供給から予備電
源60の供給に切り替えられる。このため、定格を越え
るAC200Vの交流電源100の誤接続を行ってダイ
オードブリッジ52からの直流電圧が異常に高い過電圧
となっても、切替リレー接点58による主電源の切離し
で主回路部62に過電圧は加わらず、主回路部62に用
いているCPU,トランジスタ,抵抗,コンデンサ等の
回路あるいは素子を過電圧で破壊してしまうことを未然
に防止できる。
【0029】また、交流電源の誤接続による過電圧の検
出は切替リレー接点64のb側への切替えで電源異常灯
68を点灯して報知するため、受信機10において定格
を越える交流電源の誤接続で異常電圧が加わったことを
知ることができる。従って、過電圧が加わっている電源
スイッチ48から停電検出リレー56までの主電源側の
回路部を点検すればよい。
【0030】通常、主電源側はある程度の耐圧をもった
部品や機器を使用していることから、短時間の定格を越
える交流電源の印加を受けても直ちに故障してしまうこ
とは少なく、過電圧で完全破壊に至ることは少ない。勿
論、破壊された部分があればその部分のユニットを交換
する。図4は本発明の過電圧保護装置の第2実施例を示
した回路ブロック図である。図4の第2実施例にあって
は、停電検出用の回路部とは別に定格を越える交流電源
の誤接続による異常電圧の検出部を設けるようにしたこ
とを特徴とする。
【0031】図4において、電源スイッチ48,トラン
ス50,ダイオードブリッジ52を備えた主電源側の直
流電圧の出力には、コンデンサ54に続いて停電検出リ
レー56が直接設けられている。停電検出リレー56は
ダイオードブリッジ52から規定の直流電圧出力が得ら
れると作動し、切替リレー接点58を図示のようにa側
に切り替える。
【0032】一方、停電により直流電圧がなくなると停
電検出リレー56が復旧し、切替リレー接点58をb側
に戻して予備電源60からの電源供給に切り替える。停
電検出リレー56に続いて電圧検出部46が設けられ
る。電圧検出部46は定格を越える交流電源100の誤
接続により加わる異常電圧を検出することを基本とする
が、この実施例にあっては図2の第1実施例で示したと
同様、正常電圧範囲を15〜25Vに設定し、25Vを
越える異常高電圧と15Vを下回る異常低電圧の両方を
検出できるようにしている。
【0033】電圧検出部46の高低の各異常電圧検出出
力は電圧異常表示部74に与えられると同時に、主回路
部62に対する電源供給ラインに設けたスイッチ回路7
6に与えられている。スイッチ回路76は直流電圧が正
常範囲の上限電圧25V以下のときオンし、25Vを越
えて過電圧になるとオフする。図5は図4の電圧検出部
46の実施例を示した回路図である。図5において、ト
ランジスタ72までの回路は図3の第1実施例と同じで
ある。相違点はトランジスタ72の負荷として停電検出
リレーの代わりに抵抗R5を接続している。トランジス
タ70のコレクタ出力及びトランジスタ72のコレクタ
出力はダイオードD2,D3を介してそれぞれアンド回
路78,80に与えられる。
【0034】アンド回路78は正常電圧範囲の上限25
Vを越える直流電圧を検出した際にHレベル出力を生ず
る。即ち、正常な電圧範囲の上限25Vを越える直流電
圧が加わるとツェナダイオードZD1の導通でトランジ
スタ70がオンし、トランジスタ70のオンによりトラ
ンジスタ72がカットオフされることから、アンド回路
78の入力は(L,H)となり、トランジスタ70側は
反転入力であることからアンド回路78の出力はHレベ
ルに立ち上がり、電圧異常表示部74に設けた高電圧表
示部82を表示駆動する。
【0035】一方、アンド回路80は正常電圧範囲の下
限15Vを下回る直流電圧でHレベル出力を生じ、電圧
異常表示部74の低電圧表示部84を表示駆動する。即
ち、直流電圧が正常電圧範囲の下限15Vを下回るとト
ランジスタ70,72の両方ともオフとなって、アンド
回路80の入力は(H,H)となり、従ってHレベル出
力を生じ、低電圧表示部84を表示駆動する。
【0036】図4に示したスイッチ回路76に対する制
御出力はトランジスタ70のコレクタ出力を取り出す。
即ち、直流電圧が正常電圧範囲の上限25V以下のとき
トランジスタ70はオフとなり、従ってスイッチ回路7
6に対するコレクタ出力はHレベルとなってスイッチ回
路76をオンする。一方、定格を越える交流電源の誤接
続で正常電圧範囲の上限25Vを越える過電圧が加わる
とトランジスタ70がオンし、ダイオードD3を介して
スイッチ回路76に対しLレベル出力を生じ、これによ
ってスイッチ回路76がオフとなって主回路部62に対
する過電圧の印加を阻止することができる。尚、スイッ
チ回路76としてはリレー接点を用いてもよいし、パワ
ーFET等のスイッチング素子を使用してもよい。
【0037】図6は本発明の過電圧保護装置の第3実施
例を示した回路ブロック図であり、この第3実施例にあ
っては停電検出と過電圧の検出をリレー回路を使用せず
に行うようにしたことを特徴とする。図6において、主
電源側のダイオードブリッジ52及びコンデンサ54に
続いて停電及び過電圧を検出する電圧検出部46が設け
られる。電圧検出部46は図5に示したと同じ回路を用
いることができ、正常電圧範囲を15〜25Vとし、下
限15Vを下回ると停電検出出力を生じ、上限25Vを
越えると過電圧の検出出力を生ずる。
【0038】ダイオードブリッジ52からの電源ライン
にはスイッチ回路76が設けられる。スイッチ回路76
は電圧検出部46による正常範囲の上限25Vを越える
過電圧の検出出力でオフし、25V以下の電圧検出につ
いてはオンしている。電圧検出部46の検出出力は電圧
異常表示部74と電源切替表示部86に与えられる。電
圧異常表示部74は図5の第2実施例に示したと同じに
なる。
【0039】電源切替表示部86は主電源と予備電源6
0の切替えを表示する。具体的には、図5に示したアン
ド回路80の出力で主電源とバッテリーの切替表示をす
ればよい。即ち、15Vを下回った場合の予備電源への
切替状態でアンド回路80の出力はHレベルとなること
から、これによって予備電源灯を点灯する。一方、15
V以上でアンド回路80の出力はLレベルとなることか
ら、これをインバータで反転して主電源灯を点灯すれば
よい。
【0040】スイッチ回路76からの電源ラインはダイ
オードD4を介して主回路部62に接続される。同時
に、予備電源60からの電源ラインもダイオードD5を
介してダイオードD4のカソード側で主回路部62に接
続される。ダイオードD4,D5は主電源と予備電源の
切替えを行うもので、主電源が正常に得られていればダ
イオードD4が導通して主電源による直流電圧を主回路
部62に供給する。
【0041】一方、停電により主電源の直流電源が予備
電源60の電圧以下に下がると、ダイオードD4がオフ
になると同時にダイオードD5がオンし、予備電源60
から主回路部62に電源を供給するようになる。更に、
定格を越える交流電源100を誤接続して主電源側に過
電圧が加わった場合には、電圧検出部46による過電圧
の検出でスイッチ回路76がオフすることから、ダイオ
ードD5を介して予備電源60より主回路部62に電源
供給が行われるようになる。
【0042】尚、上記の各実施例にあっては、電圧検出
部46による過電圧や停電に伴う低電圧の検出で直接、
電圧異常表示部74や電源切替表示部86を駆動するよ
うにしているが、図1の受信機10に示したように、電
圧検出部46の出力を制御用CPU32に与え、制御用
CPU32の制御のもとに表示部38の報知部におい
て、異常高電圧や停電に伴う異常低電圧の表示を行うよ
うにしてもよい。
【0043】また、本発明は上記の実施例で示した電圧
等の数値により制限されないことは勿論である。更にま
た、上記の実施例は図1に示したように受信手段として
受信機10を例にとっているが、本発明の受信手段には
受信機10以外に受信機と受信機からの伝送路にローカ
ル受信機として機能する中継盤を接続し、中継盤からの
伝送路に端末を接続する構成、あるいはローカル受信機
としての中継盤のみを複数、伝送路に接続し、各中継盤
からの伝送路に端末を接続する構成を含む。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、受信機に誤って定格を越える交流電源を誤接続した
場合、主電源に加わる過電圧を検出して受信機の主回路
部に対する電源供給を切り離すことで、過電圧の印加に
よる破損を最小限に食い止めることができる。
【0045】また、定格を越える交流電源の誤接続によ
る過電圧の印加が報知されるため、誤接続後に過電圧で
故障を起こしている可能性のある部分を容易に特定し
て、点検修理に要する手間を大幅に低減できる。更に、
停電検出による予備電源への切替回路部と過電圧の検出
による主電源の切離しを兼用することで回路構成の簡略
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示した実施例ブロック図
【図2】本発明の過電圧保護装置の第1実施例を示した
回路ブロック図
【図3】図2の電圧検出部の回路図
【図4】本発明の過電圧保護装置の第2実施例を示した
回路ブロック図
【図5】図4の電圧検出部の回路図
【図6】本発明の過電圧保護装置の第2実施例を示した
回路ブロック図
【符号の説明】 10:受信機 12:伝送路 14:感知器用中継器 16:アナログ煙感知器 18:アナログ熱感知器 20:制御用中継器 22:感知器回線 24:オンオフ感知器 26:発信機 30:制御負荷 32:制御用CPU 34:伝送入出力部 36:操作部 38:表示部 40:主電源 42:予備電源 44:切替部 46:電圧検出部 48:電源スイッチ 50:トランス 52:ダイオードブリッジ 54:コンデンサ 56:停電検出リレー 58,64:リレー接点 66:電源正常灯 68:電源異常灯 70,72:トランジスタ 74:電圧異常表示部 76:スイッチ回路 78,80:アンド回路 82:高電圧表示部 84:低電圧表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信手段から引き出された伝送路に端末を
    接続し、各端末の検出情報を受信手段で監視する防災監
    視装置に於いて、 前記受信手段に、所定の定格をもつ外部交流電源の供給
    を受けて主回路部に規定の直流電源電圧を供給する主電
    源部と、前記定格以外の交流電源の印加による前記主電
    源部の電圧異常を検出する電圧検出部と、該電圧検出部
    による異常電圧の検出出力により主回路部に対する主電
    源部からの電源供給を停止する切替部とを設けたことを
    特徴とする防災監視装置の過電圧保護装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視装置の過電圧保護
    装置に於いて、前記受信手段に、更に、前記電圧検出手
    段による異常電圧の検出を報知する報知部を設けたこと
    を特徴とする防災監視装置の過電圧保護装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の防災監視装置の過電圧保護
    装置に於いて、前記電圧検出部は更に外部交流電源の停
    電を含む異常電圧を検出し、前記切替部は電圧検出部の
    異常電圧検出出力により主電源部からの電源供給を停止
    すると同時に予備電源からの電源供給に切替えることを
    特徴とする防災監視装置の過電圧保護装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の防災監視装置の過電圧保護
    装置に於いて、前記受信手段に、更に、前記電圧検出手
    段による異常高電圧の検出と停電を含む異常低電圧の検
    出を区別して報知する報知部を設けたことを特徴とする
    防災監視装置の過電圧保護装置。
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