JP2023096337A - 接点出力装置及び監視装置 - Google Patents

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弘一 柳澤
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Abstract

【課題】 接続先装置の起動状態、ケーブル接続の有無、開閉器の故障を検出可能とする接点出力装置及び監視装置を提供する。【解決手段】 接点出力装置3のロジックIC38が、接点入力装置1から入力される信号の電流を検出して正常又は異常を判定する検査を行う検査モードと、運用時の運用モードと、警報を行う警報モードとを制御し、起動時又は再起動時には検査モードに移行して、検査が正常であれば運用モードに移行し、検査が異常であれば警報モードに移行する監視部を設けた監視装置である。【選択図】 図2

Description

本発明は、電力系に使用される開閉器を監視する接点出力装置に係り、特に、接続先装置の起動状態、ケーブル接続の有無、開閉器の故障を検出することができる接点出力装置及び監視装置に関する。
[従来の技術]
従来の通信設備では、整流器等の設備状態を通知するために絶縁された信号を通知する開閉器を備えている。
近年、これら通信設備用の開閉器の信頼性の向上、設置の容易性の向上、保守作業の低減及び事故の未然防止の観点から、これら開閉器の動作を自動的に監視する装置の必要性が高まっている。
このような通信設備の状態を通知する開閉器の動作を自動的に監視する装置の一つとして、開閉器の動作時間を測定する開閉時間センサがある。
但し、接続先装置が監視できる場合又は接続先装置を管理するサーバで監視できる場合には、開閉時間センサを実装しないことが多い。
また、従来の開閉器を監視する装置であっても、接続先装置の起動状態、ケーブル接続の有無、開閉器の故障を区別して検出するものではない。
[従来の監視装置:図12]
次に、従来の監視装置(実接点インタフェース部)について図12を参照しながら説明する。図12は、従来の監視装置の回路図である。
従来の監視装置は、図12に示すように、接点入力装置1と、接点出力装置3´とがケーブル2で接続されている。
[接点入力装置1]
接点入力装置1は、フォトカプラ11を備え、外部端子に対する印加電圧(VccI1)の電源14が制限抵抗(R)を介してフォトカプラ11のダイオードのカソードに印加され、フォトカプラ11の出力がロジックIC(CMOS Logic-IC)12に出力される。
ロジックIC12は、フォトカプラ11からの出力を入力することで接続する接点出力装置3´の正常/異常を判断するものである。
また、フォトカプラ11の出力には、ロジックレベルの電源(VccI2)13が制限抵抗(R)を介して接続している。
また、フォトカプラ11のダイオードのカソードがダイオードを介いて端子15に接続され、端子15はケーブル2により接点出力装置3´に接続される。
更に、接点入力装置1にはグランドに接続する端子16が設けられ、接点出力装置3´からの引き込み端子となっている。
接点入力装置1は、ドライ入力接点仕様となっている。
[接点出力装置3´]
接点出力装置3´は、コイルを有する実接点リレー回路31を備え、実接点リレー回路31のコイルの一端にはロジックレベルの電源(VccO)33が制限抵抗(R)を介して接続し、コイルの他端はロジックIC(CMOS Logic-IC)32に接続している。
また、ロジックIC32の入力端子は、ダイオードを介して電源33に接続している。電源33と制限抵抗(R)は、ロジックレベルの電源と制限抵抗となっている。
ここで、実接点リレー回路31は、開閉器のON/OFFをリレー回路の開閉で制御するもので、正常時に端子(B)30bと端子(C)30cが接続され、開閉器に接続する外部装置からの信号は、端子(A)30aに入力され、当該入力信号に異常が発生すると、ロジックIC32は、端子(A)30aと端子(C)30cを接続し、警報出力を行う。
警報出力は、接点入力装置1のフォトカプラ11の出力が接点出力装置3´に入力され、実接点リレー回路31を介して接点入力装置1に戻ってくる経路が形成されるので、フォトカプラ11の検出結果がロジックIC12で得られて、警報出力となるものである。
ロジックIC32は、例えば、LVCMOS(Low Voltage CMOS)、LVTTL(Low Voltage Transistor?Transistor Logic)を用い、コイルの電流引き込み量が足りない場合には、トランジスタを追加実装する。
ここで、端子30aが出力端子であり、端子30cがコモン(COM)端子となる。
[従来の耐雷用監視システム:図13]
従来の耐雷用監視システムは、図13に示すように、図12と基本的には同様であるが、破線のブロックに示す耐雷回路を備えている。図12は、従来の耐雷用監視システムの回路図である。
耐雷回路としては、アレスタ、バリスタ等を用いる。
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開2003-308751号公報「開閉器の動作特性監視装置」(特許文献1)、特開平02-106118号公報「開閉器」(特許文献2)がある。
特許文献1には、パルス開閉間隔を監視して異常の有無を判定する監視装置が示されている。
特許文献2には、パルスカウントの立ち上がりを監視して異常を診断する開閉器が示されている。
特開2003-308751号公報 特開平02-106118号公報
しかしながら、従来の開閉器の監視装置では、接続先装置の起動状態、ケーブル接続の有無、開閉器の故障を個別に検出できず、異常の原因まで特定できないという問題点があった。
尚、特許文献1,2には、時間カウント、パルスカウントで監視するものであって、具体的な異常の原因まで特定できる構成の記載がない。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、接続先装置の起動状態、ケーブル接続の有無、開閉器の故障を検出可能とする接点出力装置及び監視装置を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、実接点を備える接点出力装置であって、接点入力装置から入力される信号の電流を検出して正常又は異常を判定する検査を行う検査モードと、運用時の運用モードと、警報を行う警報モードとを制御し、起動時には検査モードに移行して、検査が正常であれば運用モードに移行し、検査が異常であれば警報モードに移行する監視部を設けたことを特徴とする。
本発明は、上記接点出力装置において、監視部が、運用モードで動作していて異常が発生すると検査モードに移行し、当該検査モードで異常と判定されると警報モードに移行することを特徴とする。
本発明は、上記接点出力装置において、監視部が、警報モードで動作していて異常から復帰すると検査モードに移行し、当該検査モードで正常と判定されると運用モードに移行することを特徴とする。
本発明は、上記接点出力装置において、接点入力装置から入力される信号の電流を検出する検出回路と、信号を検出回路に出力するか否かを切り替える切替器と、を備え、監視部が、検査モードで信号を検出回路に出力させ、運用モードで信号を、検出回路を介さずに接点入力装置に出力するよう切り替える制御を行うことを特徴とする。
本発明は、監視装置において、接点入力装置と、上記接点出力装置とを有することを特徴とする。
本発明は、監視システムにおいて、通信設備の装置と、上位装置とを上記監視装置で接続したことを特徴とする。
本発明によれば、実接点を備える接点出力装置であって、接点入力装置から入力される信号の電流を検出して正常又は異常を判定する検査を行う検査モードと、運用時の運用モードと、警報を行う警報モードとを制御し、起動時には検査モードに移行して、検査が正常であれば運用モードに移行し、検査が異常であれば警報モードに移行する監視部を設けたものとしているので、各モードにおける状態に基づいて種々の異常を検出できる効果がある。
本システムの概略構成図である。 本監視装置の回路図である。 本耐雷用監視装置の回路図である。 モード管理状態を示す概略図である。 検査モードでの処理フロー図である。 リレー監視モードでの処理フロー図である。 運用モードでの処理フロー図である。 警報モードでの処理フロー図である。 検査モードの状態テーブルを示す図である。 運用モードの状態テーブルを示す図である。 警報モードの状態テーブルを示す図である。 従来の監視装置の回路図である。 従来の耐雷用監視装置の回路図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る接点出力装置(本接点出力装置)は、接点入力装置から入力される信号の電流を検出して正常又は異常を判定する検査を行う検査モードと、運用を行う運用モードと、警報を行う警報モードとを制御し、起動時には検査モードに移行して、検査が正常であれば運用モードに移行し、検査が異常であれば警報モードに移行する監視部を設けたものであり、接続先装置の起動状態、ケーブル接続の有無、開閉器の故障を検出可能にできるものである。
また、本発明の実施の形態に係る監視装置(本監視装置)は、接点入力装置と本接点出力装置とを有するものである。
また、本発明の実施の形態に係る監視システム(本システム)は、通信設備の装置と、上位装置とを本監視装置を介して接続するものである。
[本システム:図1]
本システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本システムの概略構成図である。
本システムは、図1に示すように、本監視装置(デジタルIO)100と、上位装置200と、電力系の通信設備において各種の局舎情報を提供する装置310~340とを基本的に有している。
本監視装置100は、上位装置200と各装置310~340とを接続している。
本監視装置100は、後述する接点出力装置3で得られた監視結果を上位装置200に送信すると共に、各装置310~340にも出力する。
[本監視装置:図2]
本監視装置について図2を参照しながら説明する。図2は、本監視装置の回路図である。尚、接点入力装置1の構成は、図12の従来の構成と同様であるので省略し、接点出力装置3について具体的に説明する。
[接点出力装置3]
接点出力装置3は、図2に示すように、コイルを有する実接点リレー回路31を備え、実接点リレー回路31のコイルの一端にはロジックレベルの電源(VccO)33が制限抵抗(R)を介して接続し、コイルの他端はロジックIC(CMOS Logic-IC)38に接続している。
また、ロジックIC38の入力端子は、ダイオードを介して電源33に接続している。電源33と制限抵抗(R)は、ロジックレベルの電源と制限抵抗となっている。
図12でも説明したように、実接点リレー回路31は、開閉器のON/OFFをリレー回路の開閉で制御するもので、正常時に端子(B)30bと端子(C)30cが接続されてオープン状態となり、開閉器に接続する外部装置からの信号は、端子(A)30aに入力され、当該入力信号に異常が発生すると、ロジックIC38は、端子(A)30aと端子(C)30cを接続し、警報出力を行う。
尚、ロジックIC38は、起動時又は再起動時には、端子(A)30aと端子(C)30cを接続し、検査モードに移行する。
ロジックIC38は、検査モードを中心に、運用モードと警報モードに移行するが、その詳細については後述する。
また、本監視装置における警報出力は、接点入力装置1のフォトカプラ11の出力が接点出力装置3に入力され、実接点リレー回路31、監視リレー回路35等を介して接点入力装置1に戻ってくる経路が形成されるので、フォトカプラ11の検出結果がロジックIC12で得られて、警報出力となるものである。
ロジックIC38は、例えば、LVCMOS、LVTTLを用い、コイルの電流引き込み量が足りない場合には、トランジスタを追加実装する。
また、接点出力装置3の監視リレー回路35は、コイルの一端には電源34の電圧(VccO)が制限抵抗(R)を介して印加され、コイルの他端はロジックIC38に接続している。
また、監視リレー回路35は、端子A,B,Cを備え、端子Cが実接点リレー回路31の端子Cに接続し、端子Bが接点監視フォトカプラ36のカソードに制限抵抗(R)を介して接続している。端子Aは、直接端子30cに接続している。
監視リレー回路35は、接点C-B接続で監視モードとなり、接点C-A接続で運用モード(バイパス)となる。
実接点リレー回路31と監視リレー回路35の接点切替の組み合わせにより、検査モード、運用モード、警報モードを実現している。
接点監視フォトカプラ36は、ダイオードのカソードに制限抵抗(R)を介して監視リレー回路35の端子Bが接続し、アノードは端子30cに接続している。
また、接点監視フォトカプラ36の検出結果の出力信号はロジックIC38に出力される。ロジックIC38への入力にはロジックレベル電源(VccI2)37が印加されている。
ロジックIC38では、接点監視フォトカプラ36の検出結果に基づいて正常/異常の判定を行う。判定の詳細については後述する。
尚、電源34、監視リレー回路35、接点端子フォトカプラ36、ロジックレベル電源37及びロジックIC38の一部が請求項の監視部に相当している。
[本耐雷用の監視装置:図3]
本雷用の監視装置について図3を参照しながら説明する。図3は、本耐雷用の監視装置の回路図である。
本耐雷用監視システムは、図3に示すように、図1と基本的には同様であるが、図13に示した構成と同様の破線のブロックに示す耐雷回路を備えている。
耐雷回路としては、アレスタ、バリスタ等を用いる。
[モード管理:図4]
ロジックIC38で管理しているモードの状態について図4を参照しながら説明する。図4は、モード管理状態を示す概略図である。
ロジックIC38が起動又は再起動されると、検査モードS1に移行し、検査モードS1で正常起動が確認されると、運用モードS2に移行し、運用モードS2で異常が発生すると、検査モードS1に戻る。
そして、検査モードS1で、異常診断を行う場合には、警報モードS3に移行し、異常診断から復旧すると再度検査モードS1に戻る。
[検査モード:図5]
次に、検査モードについて図5を参照しながら説明する。図5は、検査モードでの処理フロー図である。
検査モードが開始すると、検査準備処理(S11)を行う。
検査準備処理とは、まず、接点入力装置1の入力ポートに電圧を印加し、接点出力装置3の出力ポートにアラーム起動し、実接点リレー回路31をA-C接点の接続として警報モードにし、監視リレー回路35をC-B接点の接続として監視モードにし、接点監視フォトカプラ36の接点情報についてマスクを解除する。マスク解除については後述する。
次に、リレー監視モードの処理(S12)を行い、接点監視フォトカプラ36がONであるか否かを判定し(S13)、ONでなければ(Noの場合)、処理S12に戻る。尚、リレー監視モードの処理は後述する。
判定処理S13で接点監視フォトカプラ36がONの場合(Yesの場合)、接点出力装置3内のセルフチェックを行い(S14)、その結果正常か否かを判定する(S15)。正常であれば(Yesの場合)、運用モードに移行し、正常でない場合(Noの場合)、警報モードに移行する。
[リレー監視モード:図6]
リレー監視モードについて図6を参照しながら説明する。図6は、リレー監視モードでの処理フロー図である。
リレー監視モードは、図6に示すように、実接点リレー回路31をA-C接点の接続として警報モードにし、監視リレー回路35をC-B接点の接続として監視モードにし、接点監視フォトカプラ36の検出結果をチェックし(S21)、処理を終了する。検出結果については図9,10を用いて詳細に説明する。
[運用モード:図7]
運用モードについて図7を参照しながら説明する。図7は、運用モードでの処理フロー図である。
運用モードは、図7に示すように、監視リレー回路35をC-A接点の接続として運用モードにし(S31)、次に接点出力装置3内のセルフチェックを行い(S32)、更にリレー監視モードに移行する(S33)。
そして、セルフチェック又はリレー監視モードで異常が発生すると(Yesの場合)、検査モードに移行し、異常が発生していなければ(Noの場合)、処理S32に戻る。
[警報モード:図8]
警報モードについて図8を参照しながら説明する。図8は、警報モードでの処理フロー図である。
警報モードは、図8に示すように、監視リレー回路35をC-A接点の接続とし、接点監視フォトカプラ36をOFFにしてロジックIC38への出力を無効化(マスク)する(S41)。
そして、実接点リレー回路31をA-C接点の接続にして警報モードに設定する(S42)。
次に、接点出力装置3内のセルフチェックを行い(S43)、正常又は復旧を判定し(S44)、正常又は復旧でない場合(Noの場合)、処理S43に戻り、正常又は復旧の場合(Yesの場合)、処理を終了する。
[検査モードの状態テーブル:図9]
次に、検査モードの状態テーブルについて図9を参照しながら説明する。図9は、検査モードの状態テーブルを示す図である。
図9では、状態項目として、接点入力装置1のフォトカプラ11の入力、ケーブル2、実接点リレー回路31の実接点リレー出力、監視リレー回路35のモード、接点監視フォトカプラ36の状態(ON/OFF)、ロジックIC38の判定内容を示している。尚、当該状態項目は、図10~11でも共通している。
尚、図9に示す検査モードでは、(a)がフォトカプラ11の電源OFFで、(b)が正常接続の状態で、(c)がケーブル2の未接続で、(d)が実接点リレー回路31の故障という異常状態を示している。
図9(a)~(d)では、監視モード回路35のモードは「監視モード」で接点監視フォトカプラ36に接続し、接点監視フォトカプラ36で検出(検査)を行う。図9(b)以外は異常であるので、検出結果は「OFF」となり、判定内容は「異常」となる。図9(b)は、接点監視フォトカプラ36の検出結果は「ON」で、判定内容は「正常接続」となる。
尚、図9(a)~(c)では、実接点リレー回路31が正常起動前に「警報出力」を行い、実接点リレー回路31が正常と判断できるが、図9(d)では、実接点リレー回路31が正常起動前に「警報出力」できないので、実接点リレー回路31のリレー出力異常と判定できる。
[運用モードの状態テーブル:図10]
運用モードの状態テーブルについて図10を参照しながら説明する。図10は、運用モードの状態テーブルを示す図である。
運用モードでは、実接点リレー回路31をB-C接点の接続にし、監視リレー回路35をC-B接点の接続にして監視モードにする。但し、ロジックIC38は、接点監視フォトカプラ36をOFFと認識している。
図10(e)は、正常状態であり、接点監視フォトカプラ36がOFFであるが、ロジックIC38では「正常接続」と判定される。
また、図10(f)は、実接点リレー回路31が「警報出力できない」故障の状態であるので、判定結果は「異常」となる。
尚、図10(g)のように、ケーブル2が「未接続(切断)」となった場合には、運用モードであるため「正常接続」と判定される。
しかしながら、運用モードでは、ケーブル2の未接続を警報(通知)するタイミングではないため、誤認しても問題にならない。実接点リレー回路31のA-C接点接続で、警報出力する時の、接点入力装置1に通知するタイミングで問題になる。
そこで、検査モードに一旦遷移する(戻る)ことでケーブル2の未接続をチェックすることができるので、接続先を監視しなければならない場合は、定期的に検査モードに遷移するよう制御する。
[警報モードの状態テーブル:図11]
警報モードの状態テーブルについて図11を参照しながら説明する。図11は、警報モードの状態テーブルを示す図である。
警報モードでは、実接点リレー回路31をA-C接点の接続にし、監視リレー回路35をC-A接点の接続にして運用モード(バイパス)にする。この場合、ロジックIC38は、接点監視フォトカプラ36に電流が流れないのでOFFとなり、判定結果をOFFとして無効化(マスク中)としている。マスク化しているので、監視リレー回路35が監視モードではないから、接点監視フォトカプラ36の検出結果が参考にならないためである。
図11(h)は正常状態であり、図11(i)はケーブル2が未接続(切断)の異常状態であり、図11(j)は接点入力装置1の電源OFFの異常状態である。
ここで、図11(i)(j)の場合、異常を検出できないが、運用モードで説明したように、検出できなくても問題にならず、定期的に検査モードに遷移することで対応できる。
[実施の形態の効果]
本監視装置によれば、接点出力装置3のロジックIC38が、接点入力装置1から入力される信号の電流を検出して正常又は異常を判定する検査を行う検査モードと、運用時の運用モードと、警報を行う警報モードとを制御し、起動時又は再起動時には検査モードに移行して、検査が正常であれば運用モードに移行し、検査が異常であれば警報モードに移行する監視部を設けたものであり、各モードにおける接点監視フォトカプラ36の状態、接点入力装置1のフォトカプラ11の状態により、ロジックIC12,38は接続先装置の起動状態、ケーブル接続の有無、開閉器の故障を検出可能にできる効果がある。
特に、接点入力装置1のロジックIC12と接点出力装置3のロジックIC38との判定結果を上位装置が取得して解析することで、各種故障等を総合的に検出できる効果がある。
本発明は、接続先装置の起動状態、ケーブル接続の有無、開閉器の故障を検出可能とする接点出力装置及び監視装置に好適である。
1…接点入力装置、 2…ケーブル、 3,3´…接点出力装置、 11…フォトカプラ、 12…ロジックIC、 13…ロジックレベル電源(VccI2)、 14…印加電圧(VccI1)電源、 15…端子、 16…端子、 30a,30b,30c…端子、 31…実接点リレー回路、 32…ロジックIC、 33…電源(VccO)、 34…電源(VccO)、 35…監視リレー回路、 36…接点監視フォトカプラ、 37…ロジックレベル電源(VccI2)、 38…ロジックIC、 100…本監視装置(デジタルIO)、 200…上位装置、 310~340…各種装置

Claims (6)

  1. 実接点を備える接点出力装置であって、
    接点入力装置から入力される信号の電流を検出して正常又は異常を判定する検査を行う検査モードと、運用時の運用モードと、警報を行う警報モードとを制御し、起動時には前記検査モードに移行して、前記検査が正常であれば前記運用モードに移行し、前記検査が異常であれば前記警報モードに移行する監視部を設けたことを特徴とする接点出力装置。
  2. 監視部は、運用モードで動作していて異常が発生すると検査モードに移行し、当該検査モードで異常と判定されると警報モードに移行することを特徴とする請求項1記載の接点出力装置。
  3. 監視部は、警報モードで動作していて異常から復帰すると検査モードに移行し、当該検査モードで正常と判定されると運用モードに移行することを特徴とする請求項1又は2記載の接点出力装置。
  4. 接点入力装置から入力される信号の電流を検出する検出回路と、
    前記信号を前記検出回路に出力するか否かを切り替える切替器と、を備え、
    監視部が、検査モードで前記信号を前記検出回路に出力させ、運用モードで前記信号を、前記検出回路を介さずに前記接点入力装置に出力するよう切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の接点出力装置。
  5. 接点入力装置と、請求項1乃至4のいずれか記載の接点出力装置とを有することを特徴とする監視装置。
  6. 通信設備の装置と、上位装置とを請求項5記載の監視装置で接続したことを特徴とする監視システム。
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