JPH06281994A - カメラの測光装置 - Google Patents
カメラの測光装置Info
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- JPH06281994A JPH06281994A JP5352727A JP35272793A JPH06281994A JP H06281994 A JPH06281994 A JP H06281994A JP 5352727 A JP5352727 A JP 5352727A JP 35272793 A JP35272793 A JP 35272793A JP H06281994 A JPH06281994 A JP H06281994A
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- Japan
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- photometric
- exposure control
- color components
- component
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被写体を測光して適正な露出制御値を得るた
めのカメラの測光装置に関し、赤や青などの単色の多い
被写体であっても過剰な露出を与えることなく、各色の
再現性に優れた測光装置を提供することを目的とする。 【構成】 被写体を複数の色成分に分割して測光する測
光素子7と、この測光素子7の複数の測光出力のうち最
大の出力となる色成分を用いて露出制御値を算出する露
出制御部8とから成る。
めのカメラの測光装置に関し、赤や青などの単色の多い
被写体であっても過剰な露出を与えることなく、各色の
再現性に優れた測光装置を提供することを目的とする。 【構成】 被写体を複数の色成分に分割して測光する測
光素子7と、この測光素子7の複数の測光出力のうち最
大の出力となる色成分を用いて露出制御値を算出する露
出制御部8とから成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体を測光して適正
な露出制御値を得るためのカメラの測光装置に関する。
な露出制御値を得るためのカメラの測光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の測光装置は、図7に示すように、
波長が550nm付近に感度のピークがある分光感度特
性を有する測光素子を使用して露出制御を行っている。
波長が550nm付近に感度のピークがある分光感度特
性を有する測光素子を使用して露出制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
分光感度特性を有する測光素子は、光の3原色であるR
(赤),G(緑),B(青)のうち緑の領域に感度のピ
ークを有するため、無彩色の被写体や緑の被写体に対し
ては優れた露出を与えても、赤や青などの原色に近い被
写体に対しては、これらの色に対する感度が低いため、
暗い被写体であると認識してしまう。
分光感度特性を有する測光素子は、光の3原色であるR
(赤),G(緑),B(青)のうち緑の領域に感度のピ
ークを有するため、無彩色の被写体や緑の被写体に対し
ては優れた露出を与えても、赤や青などの原色に近い被
写体に対しては、これらの色に対する感度が低いため、
暗い被写体であると認識してしまう。
【0004】このため、赤や青の成分が多い被写体を撮
影すると、実際のカラーフィルムの感度よりも過剰な露
出を与えてしまい、その結果、撮った写真は露出過剰気
味となり、色の再現性の悪い写真が撮影されるといった
不都合がある。
影すると、実際のカラーフィルムの感度よりも過剰な露
出を与えてしまい、その結果、撮った写真は露出過剰気
味となり、色の再現性の悪い写真が撮影されるといった
不都合がある。
【0005】例えば、夕景のような赤の成分が多いシー
ンを撮影すると、従来の測光素子では赤の成分に対する
感度が低いため、露出過剰となってしまい、赤の再現性
の悪い昼間のようなシーンの写真となってしまう。
ンを撮影すると、従来の測光素子では赤の成分に対する
感度が低いため、露出過剰となってしまい、赤の再現性
の悪い昼間のようなシーンの写真となってしまう。
【0006】そこで、本発明は赤または青などの単色の
多い被写体であっても、過剰な露出を与えることなく、
各色の再現性に優れたカメラの測光装置を提供すること
を目的とする。
多い被写体であっても、過剰な露出を与えることなく、
各色の再現性に優れたカメラの測光装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラの測
光装置の第1の解決手段は、被写体を複数の色成分に分
割して測光し、それぞれの色成分に対応する複数の測光
値を出力する測光手段と、前記それぞれの色成分に対応
する複数の測光値に基づいて、露出制御値を算出する露
出制御手段とを有することを特徴としている。第2の解
決手段は、第1の解決手段のカメラの測光装置におい
て、前記測光手段は、撮影光学系に入射した光を測光す
ることを特徴としている。第3の解決手段は、第1又は
第2のカメラの測光装置において、前記露出制御手段
は、前記それぞれの色成分に対応する複数の測光値を重
み付けし、その重み付けされた複数の測光値に基づいて
露出制御値を算出することを特徴としている。第4の解
決手段は、第1〜第3のいずれか1つのカメラの測光装
置において、前記露出制御手段は、前記複数の測光値の
うち、最大の出力となる測光値のみを用いて露出制御値
を算出することを特徴としている。第5の解決手段は、
第1〜第3のいずれか1つのカメラの測光装置におい
て、前記露出制御手段は、前記複数の測光値のうち、最
大の出力となる測光値を重点的に用いて露出制御値を算
出することを特徴としている。第6の解決手段は、第1
又は第2のカメラの測光装置において、前記測光手段
は、赤、緑、青の色成分に分割して測光することを特徴
としている。第7の解決手段は、第1又は第2のカメラ
の測光装置において、前記測光手段は、前記複数の色成
分への分割を、色フィルタを用いて行うことを特徴とし
ている。第8の解決手段は、第1又は第2のカメラの測
光装置において、前記測光手段は、前記複数の色成分へ
の分割を、ダイクロイックミラーを用いて行うことを特
徴としている。
光装置の第1の解決手段は、被写体を複数の色成分に分
割して測光し、それぞれの色成分に対応する複数の測光
値を出力する測光手段と、前記それぞれの色成分に対応
する複数の測光値に基づいて、露出制御値を算出する露
出制御手段とを有することを特徴としている。第2の解
決手段は、第1の解決手段のカメラの測光装置におい
て、前記測光手段は、撮影光学系に入射した光を測光す
ることを特徴としている。第3の解決手段は、第1又は
第2のカメラの測光装置において、前記露出制御手段
は、前記それぞれの色成分に対応する複数の測光値を重
み付けし、その重み付けされた複数の測光値に基づいて
露出制御値を算出することを特徴としている。第4の解
決手段は、第1〜第3のいずれか1つのカメラの測光装
置において、前記露出制御手段は、前記複数の測光値の
うち、最大の出力となる測光値のみを用いて露出制御値
を算出することを特徴としている。第5の解決手段は、
第1〜第3のいずれか1つのカメラの測光装置におい
て、前記露出制御手段は、前記複数の測光値のうち、最
大の出力となる測光値を重点的に用いて露出制御値を算
出することを特徴としている。第6の解決手段は、第1
又は第2のカメラの測光装置において、前記測光手段
は、赤、緑、青の色成分に分割して測光することを特徴
としている。第7の解決手段は、第1又は第2のカメラ
の測光装置において、前記測光手段は、前記複数の色成
分への分割を、色フィルタを用いて行うことを特徴とし
ている。第8の解決手段は、第1又は第2のカメラの測
光装置において、前記測光手段は、前記複数の色成分へ
の分割を、ダイクロイックミラーを用いて行うことを特
徴としている。
【0008】
【作用】本発明の構成において、測光素子は被写体光を
複数、例えばR,G,Bの3原色に分割して各色成分毎
にレベル検出を行う。露出制御手段は測光素子で測光し
た各色成分の測光出力の中から、例えば重み付けした複
数の測光値を又は複数の測光値のうちの最大値のみを、
若しくは最大値を重点的に用いて露出制御値とし、この
露出制御値に基づいて絞り値およびシャッタ速度等を算
出して露出制御を行う。このため、赤や青などの単色の
多いシーンを撮影しても、露出過剰となることがなく色
の再現性の優れた写真が得られる。
複数、例えばR,G,Bの3原色に分割して各色成分毎
にレベル検出を行う。露出制御手段は測光素子で測光し
た各色成分の測光出力の中から、例えば重み付けした複
数の測光値を又は複数の測光値のうちの最大値のみを、
若しくは最大値を重点的に用いて露出制御値とし、この
露出制御値に基づいて絞り値およびシャッタ速度等を算
出して露出制御を行う。このため、赤や青などの単色の
多いシーンを撮影しても、露出過剰となることがなく色
の再現性の優れた写真が得られる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明による測光装置が組み込まれ
たカメラの一実施例を示す構成図である。本実施例にお
いて、撮影レンズ1を通過した光は、反射ミラー2によ
って反射してフォーカシングスクリーン3で結像し、ペ
ンタプリズム4および接眼レンズ5を経て撮影者に観察
されると共に、ペンタプリズム4および測光レンズ6を
通って測光素子7に結像する。
たカメラの一実施例を示す構成図である。本実施例にお
いて、撮影レンズ1を通過した光は、反射ミラー2によ
って反射してフォーカシングスクリーン3で結像し、ペ
ンタプリズム4および接眼レンズ5を経て撮影者に観察
されると共に、ペンタプリズム4および測光レンズ6を
通って測光素子7に結像する。
【0010】測光素子7は、図2に示すように、ストラ
イプフィルタを用いたワンチップ型のカラーセンサで構
成されており、この例では9分割した短冊形の光センサ
71R,71G,71B,72R,72G,72B,7
3R,73G,73Bのそれぞれに、順次R,G,Bの
色フィルタを取り付けた構成を有している。
イプフィルタを用いたワンチップ型のカラーセンサで構
成されており、この例では9分割した短冊形の光センサ
71R,71G,71B,72R,72G,72B,7
3R,73G,73Bのそれぞれに、順次R,G,Bの
色フィルタを取り付けた構成を有している。
【0011】光センサ71R〜73Bの分光感度特性
は、図3に示すように、光センサ71B〜73B(B成
分)は450nm付近、光センサ71G〜73G(G成
分)は550nm付近、光センサ71R〜73R(R成
分)は650nm付近にそれぞれ感度のピークを有して
いる。この分光感度特性は一般的なフィルムの分光感度
特性に応じて決定するようにすればよい。
は、図3に示すように、光センサ71B〜73B(B成
分)は450nm付近、光センサ71G〜73G(G成
分)は550nm付近、光センサ71R〜73R(R成
分)は650nm付近にそれぞれ感度のピークを有して
いる。この分光感度特性は一般的なフィルムの分光感度
特性に応じて決定するようにすればよい。
【0012】測光素子7の測光出力は各光センサ71R
〜73R、71G〜73G、71B〜73B毎に加算さ
れ、R成分のセンサーデータDR 、G成分のセンサーデ
ータDG 、B成分のセンサーデータDB として露出制御
部8に送られる。
〜73R、71G〜73G、71B〜73B毎に加算さ
れ、R成分のセンサーデータDR 、G成分のセンサーデ
ータDG 、B成分のセンサーデータDB として露出制御
部8に送られる。
【0013】露出制御部8では、センサーデータDR ,
DG ,DB の中から最大レベルのものを算出して露出制
御値DO とし、この制御値DO に基づいて絞り値および
シャッタ速度を決定して露出制御を行う。
DG ,DB の中から最大レベルのものを算出して露出制
御値DO とし、この制御値DO に基づいて絞り値および
シャッタ速度を決定して露出制御を行う。
【0014】なお、本実施例では、説明の便宜のために
測光素子7が9分割された短冊形の光センサで構成され
ている場合について説明したが、実際には入射した光の
各色成分の情報を取り込むために、非常に多数に分割さ
れており、さらにある程度ピントがぼける位置に設置さ
れている。
測光素子7が9分割された短冊形の光センサで構成され
ている場合について説明したが、実際には入射した光の
各色成分の情報を取り込むために、非常に多数に分割さ
れており、さらにある程度ピントがぼける位置に設置さ
れている。
【0015】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら本発明による測光装置の動作について説明する。
まず、測光素子7から各色成分R,G,Bのセンサーデ
ータDR ,DG ,DBを露出制御部8に取り込む(ステ
ップS1)。
ながら本発明による測光装置の動作について説明する。
まず、測光素子7から各色成分R,G,Bのセンサーデ
ータDR ,DG ,DBを露出制御部8に取り込む(ステ
ップS1)。
【0016】次いで、R成分のセンサーデータDR とG
成分のセンサーデータDG とを比較し(ステップS
2)、センサーデータDR の方が大きければ、さらにR
成分のセンサーデータDR とB成分のセンサーデータD
B とを比較する(ステップS3)。その結果、センサー
データDR の方が大きければ各色成分R,G,Bの中で
R成分が最も大きいことになるので、センサーデータD
R を露出制御値DO とする(ステップS4)。
成分のセンサーデータDG とを比較し(ステップS
2)、センサーデータDR の方が大きければ、さらにR
成分のセンサーデータDR とB成分のセンサーデータD
B とを比較する(ステップS3)。その結果、センサー
データDR の方が大きければ各色成分R,G,Bの中で
R成分が最も大きいことになるので、センサーデータD
R を露出制御値DO とする(ステップS4)。
【0017】G成分のセンサーデータDG がR成分のセ
ンサーデータDR と等しいか大きい場合(ステップS
2)、またはB成分のセンサーデータDB がR成分のセ
ンサーデータDR と等しいか大きい場合(ステップS
3)は、G成分のセンサーデータDG とB成分のセンサ
ーデータDB とを比較する(ステップS5)。
ンサーデータDR と等しいか大きい場合(ステップS
2)、またはB成分のセンサーデータDB がR成分のセ
ンサーデータDR と等しいか大きい場合(ステップS
3)は、G成分のセンサーデータDG とB成分のセンサ
ーデータDB とを比較する(ステップS5)。
【0018】その結果、センサーデータDG の方が大き
ければ各色成分R,G,Bの中でG成分が最も大きいこ
とになるので、センサーデータDG を露出制御値DO と
する(ステップS6)。センサーデータDB がセンサー
データDG と等しいか大きい場合は、センサーデータD
B を露出制御値DO とする(ステップS7)。
ければ各色成分R,G,Bの中でG成分が最も大きいこ
とになるので、センサーデータDG を露出制御値DO と
する(ステップS6)。センサーデータDB がセンサー
データDG と等しいか大きい場合は、センサーデータD
B を露出制御値DO とする(ステップS7)。
【0019】図5は、本発明による測光装置の第2の実
施例を示す一部構成図である。本実施例では、ペンタプ
リズム4から出た光を、3つの測光レンズ6R,6G,
6Bで集光し、各測光レンズ6R,6G,6Bの背後に
設置したRフィルタ9R,Gフィルタ9G,Bフィルタ
9Bの各色フィルタを通して測光素子7R,7G,7B
で測光する。測光素子7R,7G,7Bの出力はセンサ
ーデータDR ,DG ,DB として露出制御部8に送出さ
れる。
施例を示す一部構成図である。本実施例では、ペンタプ
リズム4から出た光を、3つの測光レンズ6R,6G,
6Bで集光し、各測光レンズ6R,6G,6Bの背後に
設置したRフィルタ9R,Gフィルタ9G,Bフィルタ
9Bの各色フィルタを通して測光素子7R,7G,7B
で測光する。測光素子7R,7G,7Bの出力はセンサ
ーデータDR ,DG ,DB として露出制御部8に送出さ
れる。
【0020】図6は、本発明による測光装置の第3の実
施例を示す一部構成図である。本実施例では、ペンタプ
リズム4から出てきた光を、ダイクロイックミラー10
によってR成分だけを通し、測光レンズ6Rで集光して
測光素子7Rで測光する。次いで、ダイクロイックミラ
ー10で反射したG成分とB成分のうち、B成分は次の
ダイクロイックミラー11を通り、測光レンズ6Bで集
光されて測光素子7Bで測光される。最後に、ダイクロ
イックミラー11で反射したG成分は、測光レンズ6G
で集光されて測光素子7Gで測光される。測光素子7
R,7G,7Bの出力はセンサーデータDR ,DG ,D
B として露出制御部8に送出される。
施例を示す一部構成図である。本実施例では、ペンタプ
リズム4から出てきた光を、ダイクロイックミラー10
によってR成分だけを通し、測光レンズ6Rで集光して
測光素子7Rで測光する。次いで、ダイクロイックミラ
ー10で反射したG成分とB成分のうち、B成分は次の
ダイクロイックミラー11を通り、測光レンズ6Bで集
光されて測光素子7Bで測光される。最後に、ダイクロ
イックミラー11で反射したG成分は、測光レンズ6G
で集光されて測光素子7Gで測光される。測光素子7
R,7G,7Bの出力はセンサーデータDR ,DG ,D
B として露出制御部8に送出される。
【0021】図8は、本発明によるカメラの測光装置の
第4の実施例を説明するフローチャートである。なお、
本実施例の基本構成は、第1の実施例と略同様であるの
で、説明は省略し、図8に基づいて主にその動作を説明
する。本実施例は、重み付け係数を用いて、露出制御値
を決定するようにしたものである。露出制御部8では、
測光素子7から送られてきた各色成分R,G,Bのセン
サーデータDR ,DG ,DB の中から最大となる色の出
力Dmax 、中間となる色の出力Dmid 、最小となる色の
出力Dmin を算出し(S101)、各出力Dmax 、Dmi
d 、Dmin をそれぞれ重み付けした重み付け係数k1、
k2、k3を用いて加算した値を算出し(S102)、
露出制御値Dを決定する。なお、重み付け係数k1、k
2、k3は、様々なシーンを想定して、最適値を設定す
る。Dmax の重み付け係数k1は、他の重み付け係数k
2、k3よりも大きくして、最大の出力Dmax を重心的
に重み付けすると良好である。例えば、夕日の沈む海の
ようなシーンの場合には、k1>k2>k3のように設
定することができる。
第4の実施例を説明するフローチャートである。なお、
本実施例の基本構成は、第1の実施例と略同様であるの
で、説明は省略し、図8に基づいて主にその動作を説明
する。本実施例は、重み付け係数を用いて、露出制御値
を決定するようにしたものである。露出制御部8では、
測光素子7から送られてきた各色成分R,G,Bのセン
サーデータDR ,DG ,DB の中から最大となる色の出
力Dmax 、中間となる色の出力Dmid 、最小となる色の
出力Dmin を算出し(S101)、各出力Dmax 、Dmi
d 、Dmin をそれぞれ重み付けした重み付け係数k1、
k2、k3を用いて加算した値を算出し(S102)、
露出制御値Dを決定する。なお、重み付け係数k1、k
2、k3は、様々なシーンを想定して、最適値を設定す
る。Dmax の重み付け係数k1は、他の重み付け係数k
2、k3よりも大きくして、最大の出力Dmax を重心的
に重み付けすると良好である。例えば、夕日の沈む海の
ようなシーンの場合には、k1>k2>k3のように設
定することができる。
【0022】なお、前述の各実施例では、測光素子を
R,G,Bの3色に分割するようにしたが、分割数を増
やせば、より精度の高い測光が可能となる。また、本発
明による測光装置を、画面を複数に分割して測光する多
分割測光装置に適用すれば、さらに精度の高い測光が可
能となる。
R,G,Bの3色に分割するようにしたが、分割数を増
やせば、より精度の高い測光が可能となる。また、本発
明による測光装置を、画面を複数に分割して測光する多
分割測光装置に適用すれば、さらに精度の高い測光が可
能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、被写体を複数の色成分
に分割するような測光素子を設け、それぞれの色成分に
対応する測光値、例えば重み付けした複数の測光値を又
は複数の測光値のうちの最大値のみを、若しくは最大値
を重点的に用いて測光するようにしたので、赤や青など
の単色の多いシーンであっても、過剰な露出を与えるこ
となく、色の再現性の優れた測光が可能となる。
に分割するような測光素子を設け、それぞれの色成分に
対応する測光値、例えば重み付けした複数の測光値を又
は複数の測光値のうちの最大値のみを、若しくは最大値
を重点的に用いて測光するようにしたので、赤や青など
の単色の多いシーンであっても、過剰な露出を与えるこ
となく、色の再現性の優れた測光が可能となる。
【図1】本発明によるカメラの測光装置の一実施例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図2】図1に示す測光素子の一実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図3】図2に示す測光素子の各色の分光感度特性を示
す図である。
す図である。
【図4】本発明による測光装置の動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】本発明によるカメラの測光装置の第2の実施例
を示す一部構成図である。
を示す一部構成図である。
【図6】本発明によるカメラの測光装置の第3の実施例
を示す一部構成図である。
を示す一部構成図である。
【図7】従来の測光素子の分光感度特性を示す図であ
る。
る。
【図8】本発明によるカメラの測光装置の第4の実施例
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
1 撮影レンズ 2 反射ミラー 3 フォーカシングスクリーン 4 ペンタプリズム 5 接眼レンズ 6,6R,6G,6B 測光レンズ 7,7R,7G,7B 測光素子 8 露出制御部 9R,9G,9B 色フィルタ 10,11 ダイクロイックミラー 71R〜73R,71G〜73G,71B〜73B 光
センサ
センサ
Claims (8)
- 【請求項1】 被写体を複数の色成分に分割して測光
し、それぞれの色成分に対応する複数の測光値を出力す
る測光手段と、 前記それぞれの色成分に対応する複数の測光値に基づい
て、露出制御値を算出する露出制御手段とを有すること
を特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のカメラの測光装置にお
いて、 前記測光手段は、撮影光学系に入射した光を測光するこ
とを特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のカメラの
測光装置において、 前記露出制御手段は、前記それぞれの色成分に対応する
複数の測光値を重み付けし、その重み付けされた複数の
測光値に基づいて露出制御値を算出することを特徴とす
るカメラの測光装置。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載のカメラの測光装置において、 前記露出制御手段は、前記複数の測光値のうち、最大の
出力となる測光値のみを用いて露出制御値を算出するこ
とを特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載のカメラの測光装置において、 前記露出制御手段は、前記複数の測光値のうち、最大の
出力となる測光値を重点的に用いて露出制御値を算出す
ることを特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項6】 請求項1又は請求項2に記載のカメラの
測光装置において、 前記測光手段は、赤、緑、青の色成分に分割して測光す
ることを特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載のカメラの
測光装置において、 前記測光手段は、前記複数の色成分への分割を、色フィ
ルタを用いて行うことを特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項8】 請求項1又は請求項2に記載のカメラの
測光装置において、 前記測光手段は、前記複数の色成分への分割を、ダイク
ロイックミラーを用いて行うことを特徴とするカメラの
測光装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35272793A JP3475473B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-12-28 | カメラの測光装置 |
US08/668,390 US6445886B1 (en) | 1993-01-26 | 1996-06-25 | Photometry device of a camera |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-31288 | 1993-01-26 | ||
JP3128893 | 1993-01-26 | ||
JP35272793A JP3475473B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-12-28 | カメラの測光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06281994A true JPH06281994A (ja) | 1994-10-07 |
JP3475473B2 JP3475473B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=26369744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35272793A Expired - Lifetime JP3475473B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-12-28 | カメラの測光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3475473B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6175693B1 (en) | 1998-08-12 | 2001-01-16 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Camera provided with photometry device |
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