JPH095822A - 表示装置、カメラ及び測色装置 - Google Patents

表示装置、カメラ及び測色装置

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JPH095822A
JPH095822A JP7155754A JP15575495A JPH095822A JP H095822 A JPH095822 A JP H095822A JP 7155754 A JP7155754 A JP 7155754A JP 15575495 A JP15575495 A JP 15575495A JP H095822 A JPH095822 A JP H095822A
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JP
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color
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photometric
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JP7155754A
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English (en)
Inventor
Tsuyako Matsushita
艶子 松下
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる種類のタイプの感光材料に対応する色
情報を同時に知ることができるようにする。 【構成】 ファインダ内において、色情報表示装置9
は、フォーカシングスクリーン3の下部に見えるように
配置されている。表示切換ダイヤル10が第1のモード
(CM1)に切り換えられている場合、色情報表示装置
9内の表示部9aに色温度Tが、表示部9bにフィルム
タイプがデイライトタイプのLBフィルタ指数LB
(D)が、表示部9cにタングステンタイプのLBフィ
ルタ指数LB(T)が、さらに、表示部9dにCCフィ
ルタ指数CCが、それぞれ表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写界を適正なカラー
バランスで撮影するための色情報を表示する表示装置、
カメラ及び色情報を測定する測色装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被写界を適切なカラーバランスで撮影す
るために、補正用のカラーフィルタをカメラに装填する
場合がある。撮影者は、適正なカラーフィルタを選択す
るために、測色計を用いて、入射する光の色のバランス
を測定し、被写界の色温度、ライトバランシングファク
タ、カラーコンペンセイティングファクタ、さらにライ
トバランシングファクタ、カラーコンペンセイティング
ファクタに対応するフィルタ名等の色情報を得、その情
報から所定のカラーフィルタを選択するようにしてい
た。
【0003】ところで、フィルムタイプには、デイライ
トタイプとタングステンタイプの2種類のタイプがあ
り、それぞれのタイプのフィルムは、異なる分光感度特
性を有している。
【0004】デイライトタイプのフィルムは、約550
0Kの色温度を持つ光源で、また、タングステンタイプ
のフィルムは、約3200Kの色温度を持つ光源で最良
の色が得られるように設計されている。
【0005】このように、フィルムタイプによって対色
感度が異なるため、フィルムタイプに対応するカラーフ
ィルタを選択する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、適正な
カラーフィルタを選択するために用いられる従来の測色
計には、フィルムタイプ切換スイッチが設けられてお
り、異なる種類のフィルムタイプ(デイライトタイプま
たはタングステンタイプ)別にライトバランシングファ
クタが得られるようになっていた。
【0007】そのため、両方のフィルムタイプにおける
ライトバランシングファクタを知りたい場合において
は、フィルムタイプ切換スイッチを設けなければならな
いという課題があった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、フィルムタイプ切換スイッチを設けずに、
既存の表示部を利用して、異なるフィルムタイプのライ
トバランシングファクタを同時に知ることができ、補正
用のカラーフィルタを簡単かつ迅速に選択できるように
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の表示装
置は、被写界から入射する光を複数の色成分毎に分割し
て測光する測光手段(例えば図1の測光素子7)と、測
光手段によって測光された測光値を用いて、少なくとも
2種類のタイプの感光材料に対応し、被写界を適切なカ
ラーバランスで撮影するための被写界の複数の色情報
(例えば色温度、LB値、CC値)を演算する演算手段
(例えば図1のCPU8、図4のステップS5)と、複
数の色情報を同時に表示する表示手段(例えば図1の色
情報表示装置9)とを備えることを特徴とする。
【0010】上述した2種類のタイプの感光材料は、デ
イライトタイプのフィルムと、タングステンタイプのフ
ィルムとすることができる。
【0011】請求項3に記載のカメラは、被写界から入
射する光を複数の色成分毎に分割して測光する測光手段
(例えば図1の測光素子7)と、測光手段によって測光
された測光値を用いて、少なくとも2種類のタイプの感
光材料に対応し、被写界を適切なカラーバランスで撮影
するための被写界の複数の色情報(例えば色温度、LB
値、CC値)を演算する演算手段(例えば図1のCPU
8、図4のステップS5)と、複数の色情報を同時に表
示する表示手段(例えば図1の色情報表示装置9)とを
備えることを特徴とする。
【0012】上述した2種類のタイプの感光材料は、デ
イライトタイプのフィルムとタングステンタイプのフィ
ルムとすることができる。
【0013】このカメラには、被写界の光量を測定し、
測定結果から適正露出値であるシャッタ速度及び絞り値
を演算する露出演算手段(例えば図4のステップS3)
をさらに設けるようにすることができる。
【0014】このカメラには、表示手段が2種類のタイ
プの感光材料に対応する被写界の複数の色情報を同時に
表示する第1のモード(CM1)と、表示手段が2種類
のタイプの感光材料に対応する被写界の複数の色情報に
対応する複数の補正フィルタ名を同時に表示する第2の
モード(CM2)と、表示手段がシャッタ速度及び絞り
値を同時に表示する第3のモード(EXP)とを選択す
る選択手段(例えば図1の表示選択ダイヤル10)をさ
らに設けるようにすることができる。
【0015】表示手段には、ファインダ内において所定
の表示を行わせるようにすることができる。
【0016】表示手段には、カメラボディの外部におい
て所定の表示を行わせるようにすることができる。
【0017】請求項9に記載の測色装置は、被写界から
入射する光を複数の色成分毎に分割して測光する測光手
段(例えば図9の測光部100)と、測光手段によって
測光された測光値を用いて、少なくとも2種類のタイプ
の感光材料に対応し、被写界を適切なカラーバランスで
撮影するための被写界の複数の色情報(色温度、LB
値、CC値)を演算する演算手段(例えば図9のCPU
102、図10のステップS114)と、複数の色情報
を同時に表示する表示手段(例えば図9の表示部10
1)とを備えることを特徴とする。
【0018】上述した2種類の感光材料は、デイライト
タイプのフィルムとタングステンタイプのフィルムとす
ることができる。
【0019】この測色装置には、表示手段が2種類のタ
イプの感光材料に対応する複数の色情報を同時に表示す
る第1のモード(CM1)と、表示手段が2種類のタイ
プの感光材料に対応する複数の色情報に対応する補正フ
ィルタ名を同時に表示する第2のモード(CM2)とを
選択する選択手段(例えば図9の表示切換ダイヤル10
3)をさらに設けるようにすることができる。
【0020】
【作用】請求項1に記載の表示装置においては、測光素
子7が被写界から入射する光を複数の色成分毎に分割し
て測光し、CPU8が、測光素子7によって測光された
測光値を用いて、2種類のタイプの感光材料に対応する
色情報を演算し、色情報表示装置9が、2種類のタイプ
の感光材料に対応する色情報を同時に表示する。従っ
て、異なるタイプの感光材料に対応する色情報を同時に
知ることができる。
【0021】請求項3に記載のカメラにおいては、測光
素子7が被写界から入射する光を複数の色成分毎に分割
して測光し、CPU8が、測光素子7によって測光され
た測光値を用いて、2種類のタイプの感光材料に対応す
る色情報を演算し、色情報表示装置9が、2種類のタイ
プの感光材料に対応する色情報を同時に表示する。従っ
て、異なるタイプの感光材料に対応する色情報を同時に
知ることができる。
【0021】請求項9に記載の測色装置においては、測
光部100が被写界から入射する光を複数の色成分毎に
分割して測光し、CPU102が、測光部100によっ
て測光された測光値を用いて、2種類のタイプの感光材
料に対応する色情報を演算し、表示部101が、2種類
のタイプの感光材料に対応する色情報を同時に表示す
る。従って、異なるタイプの感光材料に対応する色情報
を同時に知ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0023】図1は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。撮影レンズ1は、被写界の光を入射させ、反射
ミラー2は、この入射された光をフォーカシングスクリ
ーン3に反射させる。この反射された光は、フォーカシ
ングスクリーン3において、結像するようになされてい
る。また、ペンタプリズム4は、フォーカシングスクリ
ーン3において結像した光を反射し、接眼レンズ5にお
いて像を結ぶようになされ、撮影者はファインダ20を
構成する接眼レンズ5を観察することによって、フォー
カシングスクリーン3に結像した被写界を確認すること
ができる。
【0024】測光レンズ6は、ペンタプリズム4から出
てきた光を測光素子7に入射させる。測光素子7はこの
光を、赤(RED)、緑(GREEN)及び青(BLU
E)の各色成分毎に測光し、この各色成分毎の測光値を
CPU8に出力するようになされている。
【0025】CPU8は、測光素子7から入力された測
光値を用いて、被写界を適切なカラーバランスで撮影す
るために用いられる被写界の色情報である色温度、ライ
トバランシングファクタ(LB値)(第1のタイプの感
光材料であるデイライトタイプのフィルムのLB値LB
(D)及び第2のタイプの感光材料であるタングステン
タイプのLB値LB(T))及びカラーコンペンセイテ
ィングファクタ(CC値CC)を演算する。
【0026】さらに、CPU8は、測光素子7から入力
された測光出力を用いて、適正露出値としてのシャッタ
速度及び絞り値を演算する。
【0027】色情報表示装置9は、CPU8において演
算されたパラメータを表示するようになされており、フ
ァインダを構成する接眼レンズ5を介して観察したと
き、フォーカシングスクリーン3の像の下部に見える位
置に配置されている。つまり、撮影者は接眼レンズ5
(ファインダ20)を観察することで、被写界とともに
色情報表示装置9に表示されるパラメータを確認するこ
とができる。
【0028】表示切換ダイヤル10は、図にはカメラボ
ディ30の内部に示されているが、実際には、カメラボ
ディ30の外部に配置されており、色情報表示装置9に
パラメータを表示する場合のモードを以下に示す第1乃
至第3のモードのいずれかに切り換える場合に操作され
るようになされている。
【0029】すなわち、表示切換ダイヤル10は、色情
報表示装置9が、色温度、フィルムタイプがデイライト
タイプの場合のLB値LB(D)、フィルムタイプがタ
ングステンタイプの場合のLB値LB(T)、及びCC
値CCを同時に表示する第1のモード(CM1)と、色
情報表示装置9が、色温度、フィルムタイプがデイライ
トタイプの場合のLB値LB(D)に対応するLBフィ
ルタ名、フィルムタイプがタングステンタイプの場合の
LB値LB(T)に対応するLBフィルタ名、及びCC
値CCに対応するCCフィルタ名を同時に表示する第2
のモード(CM2)と、色情報表示装置9が、シャッタ
速度及び絞り値を同時に表示する第3のモード(EX
P)のいずれかのモードに切り換えるようになされてい
る。
【0030】被写界が撮像されるフィルム11は、上述
したデイライトタイプまたはタングステンタイプのフィ
ルムである。
【0031】図2は、フォーカシングスクリーン3の一
例を示す図である。図1の反射ミラー2によって反射さ
れた被写界の光が、図2に示すフォーカシングスクリー
ン3に結像する。図1の測光素子7において、測光され
る範囲は、本実施例の場合、フォーカシングスクリーン
3における中央の領域31の内部とされている。
【0032】なお、測光素子7において測光される範囲
は、フォーカシングスクリーン3の中央の領域31の内
部ではなく、フォーカシングスクリーン3の複数の所定
の位置とし、その平均値を測光値としても良い。あるい
は、測光範囲を中央の領域31の内部として、撮影者に
カメラを動かさせ、各方向に向けた場合における領域3
1内の測光値を記憶し、その平均値を演算させることも
できる。
【0033】図3は、図1の測光素子7の一構成例を示
す図である。この測光素子7は、ストライプフィルタを
用いたワンチップ型のカラーセンサで構成されており、
本実施例においては、9分割した短冊形の光センサの前
面に色フィルタを取り付けた構成とされている。つま
り、光センサ71R,72R,73Rには、R(赤)の
色フィルタを、光センサ71G,72G,73Gには、
G(緑)の色フィルタを、光センサ71B,72B,7
3Bには、B(青)の色フィルタをそれぞれ取り付けた
構成となっている。
【0034】このようにすることで、光センサ71R乃
至73RにおいてはR(赤)成分の測光出力が、光セン
サ71G乃至73GにおいてはG(緑)成分の測光出力
が、また光センサ71B乃至73BにおいてはB(青)
成分の測光出力が、それぞれ得られることになる。これ
らの各色成分毎の測光出力はそれぞれ加算され、R成分
のセンサデータDR 、G成分のセンサデータDG 、B成
分のセンサデータDBとしてCPU8に送られる。
【0035】なお、本実施例においては、簡単のため、
測光素子7が9分割された短冊形の光センサ71R乃至
73R、71G乃至73G及び71B乃至73Bによっ
て構成されているが、実際には、入射した光の各色成分
の情報を取り込むために、非常に多数に分割されてい
る。また、測光素子7は、ある程度ピントがぼける位置
に配置されており、均一な光が、短冊形の各光センサ7
1R乃至73R、71G乃至73G及び71B乃至73
Bに照射するようになされている。
【0036】以下、図1乃至図3に示した実施例の動作
を図4乃至図6のフローチャートを参照して説明する。
【0037】被写界の光は、撮像レンズ1を介して、カ
メラ内部に入射される。この入射された光は、反射ミラ
ー2によって反射され、フォーカシングスクリーン3に
おいて結像される。この結像された光は、さらにペンタ
プリズム4において2回反射され、接眼レンズ5で像を
結ぶ。撮影者は、この像を観察することで被写界を確認
する。
【0038】図4の処理は、カメラのメインスイッチ
(電源スイッチ)(図示せず)がオンされた後、図示せ
ぬレリーズボタンが半押しされるか、またはレリーズボ
タンの半押しによって起動される時限タイマ(図示せ
ず)が起動しているときに開始される。すると、ステッ
プS1において、被写体の測光処理が行われ、ステップ
S2に進む。
【0039】ステップS2において、CPU8は、表示
切換ダイヤル10がシャッタ速度及び絞り値を表示する
第3のモード(EXP)に切り換えられているか否かを
判定する。表示切換ダイヤル10が第3のモードに切り
換えられていると判定されると、ステップS3に進む。
【0040】次に、ステップS3において、CPU8
は、測光素子7から入力された測光値を用いて、被写界
の適正露出値としてのシャッタ速度及び絞り値を演算
し、ステップS4に進む。
【0041】ステップS4において、CPU8は、シャ
ッタ速度及び絞り値を色情報表示装置9の所定の位置
(後述する)に表示させ、動作が終了する。
【0042】一方、ステップS2において、表示切換ダ
イヤル10が、第3のモードに切り換えられていない
(すなわち、第1または第2のモードに切り換えられて
いる)と判定されると、ステップS5に進む。ステップ
S5において、CPU8は、図5及び図6に示す測色演
算処理(LB値及びCC値の演算処理)を実行する。
【0043】図5は、図4に示したステップS5の測色
演算処理(色温度、フィルムタイプがデイライトタイプ
の場合のLB値LB(D)及びフィルムタイプがタング
ステンタイプの場合のLB値LB(T)の演算処理)の
フローチャートである。ステップS11において、CP
U8は、測光素子7からのB成分のセンサデータDB
びR成分のセンサデータDR を読み取りる。そして、ス
テップS12に進み、CPU8は、DB とDR の比であ
るX1(=DB/DR)を算出する。
【0044】次に、ステップS13において、CPU8
に予め用意されている色温度変換テーブルを用いて、ス
テップS12において計算したX1から色温度T[ケル
ビン]を求める。さらに、ステップS14において、こ
の色温度Tからフィルムタイプがデイライトタイプの場
合のLB値LB(D)[ミレッド]及びフィルムタイプ
がタングステンタイプの場合のLB値LB(T)[ミレ
ッド]を次式に従って演算する。 LB(D)=2000×(T−5500)/(11×
T) LB(T)=LB(D)+131
【0045】図6は、図4に示したステップS5の測色
演算処理(CC値CCの演算処理)のフローチャートで
ある。ステップS21において、CPU8が、測光素子
7からのB成分のセンサデータDB 、R成分のセンサデ
ータDR 及びG成分のセンサデータDG を読み取り、次
に、ステップS22において、次式からX2を算出す
る。 X2=DG/((DB+DR)/2)
【0046】次に、ステップS23において、CPU8
は、予め用意されているCC値演算テーブルを用いて、
ステップS22において算出したX2からCC値CCを
求める。
【0047】図5及び図6に示す測色演算処理が終了す
ると、図4のステップS6に進み、CPU8は、表示切
換ダイヤル10が第1のモード(CM1)に切り換えら
れているか否かを判定する。表示切換ダイヤル10が第
1のモードに切り換えられていると判定されると、ステ
ップS7に進み、CPU8は、色温度、フィルムタイプ
がデイライトタイプの場合のLB値LB(D)、フィル
ムタイプがタングステンタイプの場合のLB値LB
(T)及びCC値CCを、色情報表示装置9の所定の位
置(後述する)に、同時に表示させ、動作が終了する。
【0048】一方、ステップS6において、表示切換ダ
イヤル10が第1のモード(CM1)に切り換えられて
いない(すなわち、第2のモード(CM2)に切り換え
られている)と判定されると、ステップS8に進む。
【0049】ステップS8において、CPU8は、ステ
ップS5において演算した色温度、フィルムタイプがデ
イライトタイプの場合のLB値LB(D)に対応するL
Bフィルタ名、フィルムタイプがタングステンタイプの
場合のLB値LB(T)に対応するLBフィルタ名及び
CC値CCに対応するCCフィルタ名を、色情報表示装
置の所定の位置(後述する)に、同時に表示させ、動作
が終了する。
【0050】なお、CPU8は、測光素子7から入力さ
れるセンサデータDR、DG、DB を、ステップS3にお
ける露出演算においては、適当な比率で測光に用い、ス
テップS5の測色処理においては(すなわち、表示切換
ダイヤル10が第1または第2のモードになっていると
き)においては、上述したように色情報の演算に用い
る。
【0051】図7は、図1の接眼レンズ5を介して、撮
影者がカメラのファインダ20内において見ることがで
きるフォーカシングスクリーン3及び色情報表示装置9
の表示例を示す図である。ファインダ20内において、
色情報表示装置9は、フォーカシングスクリーン3の下
部に配置されている。この実施例においては、表示切換
ダイヤル10が第1のモード(CM1)に切り換えられ
ており、色温度Tが色情報表示装置9内の左側に配置さ
れる表示部9aに表示され、フィルムタイプがデイライ
トタイプの場合のLB値LB(D)及びフィルムタイプ
がタングステンタイプの場合のLB値LB(T)が、色
情報表示装置9内の中央部の上下に配置される表示部9
b及び9cに、それぞれ表示され、CC値CCが色情報
表示装置9内の右側に配置される表示部9dに表示され
ている。
【0052】なお、色情報表示装置9はファインダ20
内で観察できる位置ではなく、カメラボディ30の外部
に配置することも可能である。
【0053】図8は、表示切換ダイヤル10の各モード
における色情報表示装置9の表示例を示す図である。表
示切換ダイヤル10が第1のモード(CM1)に切り換
えられている場合、図8(a)に示すように、色情報表
示装置9は、CPU8によって演算された色温度T、フ
ィルムタイプがデイライトタイプの場合のLB値LB
(D)、フィルムタイプがタングステンタイプの場合の
LB値LB(T)及びCC値CCを、それぞれ、図7に
おいて説明した表示部9a,9b,9c及び9dに、同
時に表示する。
【0054】また、表示切換ダイヤル10が第2のモー
ド(CM2)に切り換えられている場合、図8(b)に
示すように、色情報表示装置9は、色温度T、フィルム
タイプがデイライトタイプの場合のLB値LB(D)に
対応するLBフィルタ名、フィルムタイプがタングステ
ンタイプの場合のLB値LB(T)に対応するLBフィ
ルタ名、及びCC値CCに対応するCCフィルタ名を、
それぞれ、上述した表示部9a,9b,9c及び9d
に、同時に表示する。
【0055】さらに、表示切換ダイヤル10が第3のモ
ード(EXP)に切り換えられている場合、図8(c)
に示すように、色情報表示装置9は、シャッタ速度、フ
ィルムカウント数、露出補正値、絞り値を、それぞれ、
上述した表示部9a,9b,9c,9dに、同時に表示
する(フィルムカウント数は図示せぬ記憶部に記憶され
ており、露出補正値はCPU8によって算出される)。
【0056】従って、本発明においては、色情報表示装
置9が、デイライトタイプ及びタングステンタイプのフ
ィルムに対応するLB値LB(D)及びLB(T)、さ
らにLB値LB(D)及びLB(T)に対応する補正用
のカラーフィルタ(LBフィルタ)を同時に表示するの
で、異なるフィルムタイプ毎に、測光を行う必要がなく
なり、操作性が向上する。
【0057】従って、本発明においては、デイライトタ
イプ及びタングステンタイプのフィルムに、それぞれ、
対応するLB値LB(D)及びLB(T)を、フィルム
切換スイッチを設けることなく、既存の表示部(色情報
表示装置9)に、同時に表示するようにしたので、操作
性が向上する(LB値LB(D)及びLB(T)に対応
する補正用のカラーフィルタ名についても同様であ
る)。
【0058】次に、本発明の測色装置の実施例につて説
明する。図9は、本発明の測色装置(以下、カラーメー
タという)の一実施例の構成を示すブロック図である。
本実施例のカラーメータにおいては、パワースイッチ1
05がオンされることによって、各部に電力が供給され
る。測光スイッチ104は、被写界の測色処理を行う場
合に操作される。測光部100は、図3に示す測光素子
7と同様の構成であり、被写界から入射した光を、R,
G,Bの各色成分毎に測光し、この各色成分毎の測光値
をCPU102に出力するようになされている。なお、
測光部100には、拡散板(図示せず)が設けられてお
り、入射した光が均一に各光センサに照射するようにな
されている。
【0059】CPU102は各部の動作を制御し、さら
に、測光部100から入力された測光値を用いて、色情
報(色温度、LB値、CC値)の演算を行う。
【0060】表示部101は、CPU102によって演
算された色情報の表示を、次に2つのモードで行う。第
1のモード(CM1)として、表示部101は、色温
度、カメラに装填されるフィルムがデイライトタイプの
フィルムである場合のLB値LB(D)、カメラに装填
されるフィルムがタングステンタイプである場合のLB
値LB(T)、及びCC値CCを同時に表示する。第2
のモード(CM2)として、表示部101は、色温度、
LB(D)に対応するLBフィルタ名、LB(T)に対
応するLBフィルタ名、及びCC値に対応するCCフィ
ルタ名を同時に表示する。
【0061】表示切換ダイヤル103は、表示部101
の表示モード(第1の表示モード(CM1)または第2
の表示モード(CM2))を切り換える場合に操作され
るようになされている。
【0062】次に、図9に示すカラーメータの動作を図
10のフローチャートを参照して説明する。ステップS
111において、パワースイッチ105がオンされる
と、カラーメータの各部に電力が供給され、ステップS
112に進む。
【0063】ステップS112において、測光スイッチ
104がオンされると、測光部100は、被写界から入
射した光の測光を行い、R,G,Bの各色成分毎のセン
サデータをCPU102に出力する。
【0064】次に、ステップS114において、CPU
102は、入力されたR,G,Bの各色成分毎のセンサ
データをもとに、図5及び図6に示す測色処理を行い、
色温度T[ケルビン]、フィルムタイプがデイライトタ
イプの場合のLB値LB(D)[ミレッド]、フィルム
タイプがタングステンタイプの場合のLB値LB(T)
[ミレッド]、CC値CC[ミレッド]を演算し、ステ
ップS115に進む。
【0065】次に、ステップS115において、CPU
102は、表示切換ダイヤル103が、第1のモード
(CM1)に切り換えられているか否かを判定する。表
示切換ダイヤル103が、第1のモード(CM1)に切
り換えられていると判定されると、ステップS116に
進み、表示部101は、色温度T、フィルムタイプがデ
イライトタイプの場合のLB値LB(D)、フィルムタ
イプがタングステンタイプの場合のLB値LB(T)、
及びCC値CCを同時に表示し、動作が終了する。
【0066】一方、ステップS115において、表示切
換ダイヤル103が、第1のモード(CM1)に切り換
えられていない(すなわち第2のモード(CM2)に切
り換えられている)と判定された場合、ステップS11
7に進み、表示部101は、色温度T、フィルムタイプ
がデイライトタイプの場合のLB値LB(D)に対応す
るLBフィルタ名、フィルムタイプがタングステンタイ
プの場合のLB値LB(T)に対応するLBフィルタ
名、及びCC値CCに対応するCCフィルタ名を同時に
表示し、動作が終了する。
【0067】本実施例においても、表示部101が、デ
イライトタイプ及びタングステンタイプのフィルムに対
応するLB値LB(D)及びLB(T)(さらにLB値
LB(D)及びLB(T)に対応するLBフィルタ名)
を、フィルム切換スイッチを設けずに、既存の表示部を
利用して、同時に表示するようにしたので、操作性が向
上する。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明の表示装置、カメ
ラ及び測色装置によれば、表示手段が異なるタイプの感
光材料に対応する複数の色情報を同時に表示するように
したので、簡単かつ迅速に、色情報を得ることができる
とともに、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1のフォーカシングスクリーン3上の測色範
囲の例を示す図である。
【図3】図1の測光素子7の構成例を示す図である。
【図4】図1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図5】図4のステップS5の測色演算処理のうち、色
温度及びLB値を演算する処理を説明するフローチャー
トである。
【図6】図4のステップS5の測色演算処理のうち、C
C値を演算する処理を説明するフローチャートである。
【図7】図1の接眼レンズ5を介して見られるフォーカ
シングスクリーン3及び色情報表示装置9の表示例を示
す図である。
【図8】色情報表示装置9の表示例を示す図である。
【図9】本発明の測色装置の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】図9に示す測色装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 反射ミラー 3 フォーカシングスクリーン 4 ペンタプリズム 5 接眼レンズ 6 測光レンズ 7 測光素子 8 CPU 9 色情報表示装置 9a乃至9d 表示部 10 表示切換ダイヤル 11 フィルム 20 ファインダ 30 カメラボディ 71R乃至73R,71G乃至73G,71B乃至73
B 光センサ 100 測光部 101 表示部 102 CPU 103 表示切換ダイヤル 104 測光スイッチ 105 パワースイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写界から入射する光を複数の色成分毎
    に分割して測光する測光手段と、 前記測光手段によって測光された測光値を用いて、少な
    くとも2種類のタイプの感光材料に対応し、前記被写界
    を適切なカラーバランスで撮影するための前記被写界の
    複数の色情報を演算する演算手段と、 前記複数の色情報を同時に表示する表示手段とを備える
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記2種類のタイプの感光材料は、 デイライトタイプのフィルムと、 タングステンタイプのフィルムとであることを特徴とす
    る請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 被写界から入射する光を複数の色成分毎
    に分割して測光する測光手段と、 前記測光手段によって測光された測光値を用いて、少な
    くとも2種類のタイプの感光材料に対応し、前記被写界
    を適切なカラーバランスで撮影するための前記被写界の
    複数の色情報を演算する演算手段と、 前記複数の色情報を同時に表示する表示手段とを備える
    ことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記2種類のタイプの感光材料は、 デイライトタイプのフィルムと、 タングステンタイプのフィルムとであることを特徴とす
    る請求項3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記被写界の光量を測定し、測定結果か
    ら適正露出値であるシャッタ速度及び絞り値を演算する
    露出演算手段をさらに備えることを特徴とする請求項3
    または4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記表示手段が前記2種類のタイプの感
    光材料に対応する前記被写界の複数の色情報を同時に表
    示する第1のモードと、 前記表示手段が前記2種類のタイプの感光材料に対応す
    る前記被写界の複数の色情報に対応する複数の補正フィ
    ルタ名を同時に表示する第2のモードと、 前記表示手段が前記シャッタ速度及び絞り値を同時に表
    示する第3のモードとを選択する選択手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項3,4または5に記載のカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、撮影者が被写体を確認
    する場合に観察されるファインダ内において所定の表示
    を行うことを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記
    載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、カメラボディの外部に
    おいて所定の表示を行うことを特徴とする請求項3乃至
    7のいずれかに記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 被写界から入射する光を複数の色成分毎
    に分割して測光する測光手段と、 前記測光手段によって測光された測光値を用いて、少な
    くとも2種類のタイプの感光材料に対応し、前記被写界
    を適切なカラーバランスで撮影するための前記被写界の
    複数の色情報を演算する演算手段と、 前記複数の色情報を同時に表示する表示手段と備えるこ
    とを特徴とする測色装置。
  10. 【請求項10】 前記2種類の感光材料は、 デイライトタイプのフィルムと、 タングステンタイプのフィルムとであることを特徴とす
    る請求項9に記載の測色装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段が前記2種類のタイプの
    感光材料に対応する前記複数の色情報を同時に表示する
    第1のモードと、 前記表示手段が前記2種類のタイプの感光材料に対応す
    る前記複数の色情報に対応する補正フィルタ名を同時に
    表示する第2のモードとを選択する選択手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項10または11に記載の測
    色装置。
JP7155754A 1995-04-07 1995-06-22 表示装置、カメラ及び測色装置 Pending JPH095822A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1220547A1 (en) * 1999-09-17 2002-07-03 Nature Technology Co., Ltd. Image pickup system, image processor, and camera

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1220547A1 (en) * 1999-09-17 2002-07-03 Nature Technology Co., Ltd. Image pickup system, image processor, and camera
EP1220547A4 (en) * 1999-09-17 2005-09-21 Nature Technology Co Ltd IMAGE ENTRY SYSTEM, IMAGE PROCESSOR AND CAMERA THEREFOR

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