JPH09269536A - 色情報表示カメラ、色情報測定装置及び色情報表示装置 - Google Patents

色情報表示カメラ、色情報測定装置及び色情報表示装置

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JPH09269536A
JPH09269536A JP8080330A JP8033096A JPH09269536A JP H09269536 A JPH09269536 A JP H09269536A JP 8080330 A JP8080330 A JP 8080330A JP 8033096 A JP8033096 A JP 8033096A JP H09269536 A JPH09269536 A JP H09269536A
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color
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JP8080330A
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English (en)
Inventor
Tsuyako Matsushita
艶子 松下
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で迅速かつ適切に、補正用カラー
フィルタを選択するための色情報を得ることを可能にす
る。 【解決手段】 被写界から入射する光を複数の色成分毎
に分割して測光する測光素子7と、測光素子7によって
測光された測光値を用いて、被写界を適切なカラーバラ
ンスによって撮影するための前記被写界の複数の色情報
を演算するCPU8と、複数の色情報を表示する表示装
置9とを備え、表示切換ダイヤル10によって、複数の
色情報を表示する第1のモードと、複数の色情報に対応
する複数の補正フィルタ名を表示する第2のモードと
に、表示装置9の表示を切り換えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写界の色情報
を測定して表示することが可能な色情報表示カメラ、色
情報測定装置及び色情報表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】補正用のカラーフィルタは、被写体を適
切なカラーバランスで撮影するために使用され、適正な
カラーフィルタを選択するために、入射する光の色のバ
ランスを測光する測色計が用いられていた。この測色計
は、例えば、被写体の色温度、その被写体を適正な色温
度で撮影するためのライトバランシングファクタ及びカ
ラーコンペンセイティングファクタ等の色情報を測定す
ることができ、その得られた色情報から所定のカラーフ
ィルタを選択するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカメラ
では、光の色情報を測ったり、補正用のカラーフィルタ
を選択するためには、カメラ以外に、上述した測色計を
携帯しなければならず、煩わしさが生じるという問題が
あった。
【0004】また、従来の測色計は、色温度から換算さ
れるライトバランシングファクタがミレッド単位で表さ
れていたので、その数値から即座にデカミレッド値で表
記されているアンバー系又はブルー系のライトバランシ
ングフィルタを選択しなければならず、この作業に慣れ
ていないユーザーにとっては、非常に困惑させられるも
のであった。
【0005】さらに、従来の測色計は、色温度が表示範
囲外であるために、フィルターワークに必要な情報であ
るライトバランシングファクタを得ることができないと
いう不都合も生じていた。
【0006】本発明は、詳しい知識を必要とすることな
く、簡単な操作で迅速かつ適切に、補正用カラーフィル
タを選択するための色情報を得ることを可能にする色情
報表示カメラ、色情報測定装置及び色情報表示装置を提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、被写界から入射する光を複数の
色成分毎に分割して測光する測光部と、前記測光部によ
って測光された測光値を用いて、前記被写界を適切なカ
ラーバランスによって撮影するための前記被写界の複数
の色情報を演算する色情報演算部と、前記複数の色情報
を表示する表示部とを備えている。請求項2の発明は、
請求項1に記載された色情報表示カメラにおいて、前記
表示部は、前記複数の色情報を表示する第1のモード
と、前記複数の色情報に対応する複数の補正フィルタ名
を表示する第2のモードとを備えたことを特徴としてい
る。請求項3の発明は、請求項1に記載された色情報表
示カメラにおいて、前記被写界の光量を測定し、その測
定結果から適正露出値であるシャッタ速度及び絞り値を
算出する露出演算部をさらに備え、前記表示部は、前記
複数の色情報を表示する第1のモードと、前記複数の色
情報に対応する複数の補正フィルタ名を表示する第2の
モードと、前記露出演算部によって算出されたシャッタ
速度及び絞り値を表示する第3のモードとを備えたこと
を特徴とする。請求項4の発明は、請求項2又は請求項
3に記載された色情報表示カメラにおいて、前記表示部
の第1のモード若しくは第2のモード、又は、第1のモ
ード、第2のモード若しくは第3のモードを選択する選
択部を備えたことを特徴としている。請求項5の発明
は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載された色
情報表示カメラにおいて、前記表示部は、前記複数の色
情報のうち少なくとも色温度を表示することを特徴とす
る。請求項6の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか
1項に記載された色情報表示カメラにおいて、前記表示
部は、前記複数の色情報のうち少なくともライトバラン
シングファクタを表示することを特徴とする。請求項7
の発明は、請求項6に記載された色情報表示カメラにお
いて、前記表示部は、前記ライトバランシンファクタの
単位をデカミレッドによって表示することを特徴とす
る。請求項8の発明は、請求項6に記載された色情報表
示カメラにおいて、前記表示部は、前記ライトバランシ
ンファクタの符号を記号によって表示することを特徴と
する。請求項9の発明は、請求項1〜請求項8のいずれ
か1項に記載された色情報表示カメラにおいて、前記表
示部は、前記色温度が表示範囲外であっても、前記ライ
トバランシングファクタを表示することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1
項に記載された色情報表示カメラにおいて、前記表示部
は、前記色温度が表示範囲外であっても、前記ライトバ
ランシングファクタに対応する補正フィルタ名を表示す
ることを特徴とする。請求項11の発明は、請求項1〜
請求項10のいずれか1項に記載された色情報表示カメ
ラにおいて、前記表示部は、ファインダ内又はカメラボ
ディ外部において所定の表示を行うことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1〜請求項11のいずれか
1項に記載された色情報表示カメラにおいて、前記測光
部は、前記被写界から入射する前記光を、レッド、グリ
ーン及びブルー、又は、イエロー、マゼンタ及びシアン
に分離して測光することを特徴とする。請求項13の発
明は、被写界から入射する光を複数の色成分毎に分割し
て測光する測光部と、前記測光部によって測光された測
光値を用いて、前記被写界を適切なカラーバランスによ
って撮影するための前記被写界の複数の色情報を演算す
る色情報演算部と、前記複数の色情報を表示する表示部
とを備えている。請求項14の発明は、請求項13に記
載された色情報測定装置において、前記表示部は、前記
複数の色情報のうち少なくとも色温度を表示することを
特徴とする。請求項15の発明は、請求項13又は請求
項14に記載された色情報測定装置において、前記表示
部は、前記複数の色情報のうち少なくともライトバラン
シンファクタを表示することを特徴とする。請求項16
の発明は、請求項15に記載された色情報測定装置にお
いて、前記表示部は、前記ライトバランシングファクタ
の単位をデカミレッドによって表示することを特徴とす
る。請求項17の発明は、請求項15又は請求項16に
記載された色情報測定装置において、前記表示部は、前
記ライトバランシングファクタの符号を記号によって表
示することを特徴とする。請求項18の発明は、請求項
15〜請求項17のいずれか1項に記載された色情報測
定装置において、前記表示部は、色温度が表示範囲外で
あっても、前記ライトバランシングファクタを表示する
ことを特徴とする。請求項19の発明は、請求項15〜
請求項18のいずれか1項に記載された色情報測定装置
において、前記表示手段は、前記色温度が表示範囲外で
あっても、前記ライトバランシングファクタに対応する
補正フィルタ名を表示することを特徴とする。請求項2
0の発明は、請求項15〜請求項19のいずれか1項に
記載された色情報測定装置において、前記測光部は、前
記被写界から入射する前記光を、レッド、グリーン及び
ブルー、又は、イエロー、マゼンタ及びシアンに分離し
て測光することを特徴とする。請求項21の発明は、被
写界から入射する光を複数の色成分毎に分割して測光す
る測光部と、前記測光部によって測光された測光値を用
いて、前記被写界を適切なカラーバランスによって撮影
するための前記被写界の複数の色情報を演算する色情報
演算部と、前記複数の色情報を表示する表示部とを備え
ている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
等に基づいて、詳細に説明する。図1は、本発明による
色情報表示カメラの実施形態を示す図である。この実施
形態のカメラは、被写界の光が入射する撮影レンズ1
と、この入射された光を上方に反射させる反射ミラー2
と、この反射された光を結像するフォーカシングスクリ
ーン3と、フォーカシングスクリーン3で結像した像を
反射するペンタプリズム4と、その反射した像を観察者
眼に導く接眼レンズ5と、ファインダ接眼部20などと
が備えられており、ファインダ接眼部20を観察するこ
とによって、フォーカシングスクリーン3に結像した被
写体を確認することができる。
【0009】また、測光レンズ6は、ペンタプリズム4
から出てきた光を、測光素子7に入射させるレンズであ
る。測光素子7は、この光を赤(RED)、緑(GRE
EN)及び青(BLUE)の各色成分毎に測光し、この
各色成分毎の測光出力は、CPU8に入力されている。
【0010】CPU8は、測光素子7から入力された測
光出力を用いて、被写体を適切なカラーバランスで撮影
するために用いられる被写体の色情報、具体的には、色
温度、ライトバランシングファクタ(LB値)及びカラ
ーコンペンセイティングファクタ(CC値)を演算する
手段である。また、CPU8は、通常のカメラ機能、例
えば、測光素子7から入力された測光出力を用いて、適
正露出値としてのシャッタ速度及び絞り値を演算し、そ
の値を表示する命令や、シャッタ装置や絞り装置を駆動
する命令を生成することができる。さらに、CPU8
は、レリーズボタン12からの半押し、全押し信号によ
り、前述した露出制御や、撮影レンズ1をAF駆動する
レンズ駆動装置などの制御をすることができる。
【0011】表示装置9は、CPU8において演算され
た色情報を含むパラメータを表示する装置であり、フォ
ーカシングスクリーン3の像の下部に見える位置に配置
されており、ファインダ接眼部20を介して観察するこ
とができる。従って、撮影者は、ファインダを観察する
ことによって、被写体とともに、表示装置9に表示され
るパラメータを確認することができる。
【0012】表示切換ダイヤル10は、表示装置9の表
示を切り換える部材であり、露出情報や色情報を表すパ
ラメータを、後述する第1〜第3のモードのいずれかに
切り換えることができる。この表示切換ダイヤル10
は、図1おいては、カメラボディ30の内部に示されて
いるが、実際には、カメラボディ30の外部に配置され
ている。
【0013】次に、上述した第1〜第3のモードについ
て説明する。第1のモードは、表示装置9にシャッタ速
度及び絞り値を表示させるモード(EXP)である。第
2のモードは、表示装置9に色温度、ライトバランシン
グファクタ及びカラーコンペンセイティングファクタを
表示させるモード(CM1)である。そして、第3のモ
ードは、表示装置9に色温度、ライトバランシングファ
クタに対応するLBフィルタ名、カラーコンペンセイテ
ィングファクタに対応するCCフィルタ名を表示させる
モード(CM2)である。
【0014】図2は、本実施形態に係るカメラのフォー
カシングスクリーンを示す図である。このフォーカシン
グスクリーン3は、図1に示した反射ミラー2によって
反射された被写体の光が結像する部材である。本実施形
態の場合には、図1の測光素子7で測光される範囲は、
フォーカシングスクリーン3における中央の領域31の
内部である。なお、測光される範囲は、被写体や状況に
応じて、大きさを変更できるようにしてもよい。
【0015】図3は、本実施形態に係るカメラの測光素
子を示す図である。この測光素子7は、ストライプフィ
ルタを用いたワンチップ型のカラーセンサで構成されて
おり、本実施形態においては、9分割した短冊形の光セ
ンサの前面に色フィルタが取り付けられている。この測
光素子7は、光センサ71R,72R,73RにR
(赤)のフィルタが、光センサ71G,72G,73G
にG(緑)の色フィルタが、光センサ71B,72B,
73BにB(青)の色フィルタがそれぞれ取り付けられ
ている。従って、光センサ71R〜73Rは、R(赤)
成分の測光出力を、光センサ71G〜73Gは、G
(緑)成分の測光出力を、光センサ71B〜73Bは、
B(青)成分の測光出力を、それぞれ得ることができ
る。これらの色成分毎の測光出力は、それぞれ加算さ
れ、R成分のセンサデータDR 、G成分のセンサデータ
G 、B成分のセンサデータDB として、CPU8に送
られる。
【0016】なお、本実施形態の測光素子7は、説明の
便宜のために、9分割された短冊形の光センサの例で説
明するが、実際には、入射した光の各色成分の情報を取
り込むために、非常に多数に分割されており、さらに、
ある程度ピントがぼける位置に設置されている。それに
よって、短冊形の各光センサには、それぞれ均一に光が
当たるようになっている。
【0017】次に、本実施形態に係る色情報表示カメラ
の動作を説明する。まず、被写界の光は、撮影レンズ1
を介して、カメラ内部に入射される。この入射された光
は、反射ミラー2によって反射され、フォーカシングス
クリーン3において結像される。この結像された光は、
さらにペンタプリズム4において2回反射され、接眼レ
ンズ5で像を結ぶ。撮影者は、この像をファインダ接眼
部20から観察することによって被写界を確認すること
ができる。また、ペンタプリズム4から出た光は、測光
レンズ6によって測光素子7に入射される。測光素子7
によって測定された測光値は、CPU8に入力され、以
下に示すような制御が行なわれる。
【0018】図4は、本実施形態に係る色情報表示カメ
ラの動作を示すメインフローチャートである。図4の処
理は、カメラのメインスイッチ(電源スイッチ)(不図
示)がオンされた後に、レリーズボタン12が半押しさ
れるか、または、レリーズボタン12の半押しによって
起動される時限タイマ(不図示)が起動しているときに
開始される。
【0019】図4のルーティンが開始されると、まず最
初に、ステップS1において、測光素子7から測光値が
入力される。次に、ステップS2において、撮影者が選
択した表示切換ダイヤル10のモードが第1のモード
(EXP)であるか否かが判定される。第1のモード
(EXP)であると判定された場合には、ステップS3
において、被写界の適正露出値としてのシャッタ速度及
び絞り値が演算され、ステップS6において、そのシャ
ッタ速度及び絞り値が表示装置9に表示される(その表
示例については、図9(a)を参照して、後述する)。
【0020】ステップS2において、表示切換ダイヤル
10のモードが第1のモード(EXP)ではないと判定
された場合、すなわち、第2のモード(CM1)又は第
3のモード(CM2)に切り換えられている場合には、
ステップS4に進み、図5,図6及び図7に、その詳細
を示す測色処理(その説明は、後述する)が実行され
る。
【0021】さらに、ステップS5において、表示切換
ダイヤル10のモードが第2のモード(CM1)である
か否かが判定され、第2のモード(CM1)であると判
定された場合には、ステップS7に進み、被写体の色情
報である色温度、ライトバランシングファクタ及びカラ
ーコンペンセイティングファクタが表示される(その表
示例については、図9(b)を参照して、後述する)。
【0022】ステップS5において、表示切換ダイヤル
10のモードが第2のモード(CM1)ではないと判定
された場合、すなわち、第3のモード(CM2)に切り
換えられている場合には、ステップS8に進み、被写界
の色情報である色温度、ライトバランシングファクタに
対応するLBフィルタ名及びカラーコンペンセイティン
グファクタに対応するCCフィルタ名が表示される(そ
の表示例については、図9(c)を参照して、後述す
る)。
【0023】図5,6は、図4に示したステップS4の
測色処理のうち、CPU8が被写体の色情報のうち、色
温度及びライトバランシングファクタであるLB値を演
算する動作を示すフローチャートである。ステップS1
1において、CPU8は、測光素子7からのB成分のセ
ンサデータDB 及びR成分のセンサデータDR を読み取
り、ステップS12において、DB とDG の比であるD
BG(=DB /DG )を算出する。次に、ステップS1
3において、DR とDG の比であるDRG(=DR /D
G )を算出する。
【0024】そして、ステップS14において、CPU
8は、予め用意されているテーブルを用いて、ステップ
S12,13において計算した値DBG,DRGから色
温度(T)[ケルビン]を求める。ステップS15にお
いて、色温度Tが表示範囲内であるか否かを判別し、表
示範囲内の場合には、ステップS16で色温度表示を行
い、表示範囲外の場合には、ステップS17で色温度表
示範囲外である旨の警告を行う。
【0025】さらに、図6に進んで、ステップS18に
おいて、この色温度TからLB値(LB)[ミレッド]
を、次式に従って演算する。 LB=2000×(T−5500)/(11×T)
【0026】ステップS19においては、LB値が表示
範囲内であるか否かを判別し、表示範囲内の場合には、
ステップS20でLB値を表示し、更に、表示切換ダイ
ヤル10のモードが第3のモード(CM2)に切り換え
られている場合は、ステップS21において、LB値に
対応するフィルタ名を表示する。また、LB値が表示範
囲外の場合には、ステップS22及びステップ23にお
いて、LB値表示範囲外及びLB値対応補正フィルタ表
示範囲外である旨の警告を行う。
【0027】図7は、図4に示したステップS4の測色
処理のうち、CPU8が被写体の色情報のうちカラーコ
ンペンセイティングファクタであるCC値を演算する動
作を示すフローチャートである。ステップ31におい
て、測光素子7からのB成分のセンサデータDB 、R成
分のセンサデータDR 及びG成分のセンサデータDG
CPU8が読み取り、ステップS32において、DB
G の比であるDBG(=DB /DG )を算出する。次
に、ステップS33において、DR とDG の比であるD
RG(=DR /DG)を算出する。
【0028】そして、ステップS34において、CPU
8は、予め用意されているテーブルを用いて、ステップ
S32,33において計算した値DBG,DRGからC
C値を求める。ステップS35において、CC値が表示
範囲内であるか否かを判別し、表示範囲内の場合には、
ステップS36でCC値を表示し、更に、表示切換ダイ
ヤル10のモードが第3のモード(CM2)に切り換え
られている場合は、ステップS37において、CC値に
対応するフィルタ名を表示する。また、CC値が表示範
囲外の場合には、ステップS38及びS39でそれらの
表示が範囲外である旨の警告を行う。
【0029】なお、通常はR, G, Bをある適当な比率
で測光に用いるが、本発明では測色計のモードにしたと
きに、上記の演算を行う。また、図4のフローチャート
に示すように、図5及び図6に示す動作は、表示切換ダ
イヤル10によって、第2及び第3のモードに切り換え
られている場合にのみ行われる。
【0030】図8は、図1の接眼レンズ5を介して、撮
影者がカメラのファインダ20内において見ることがで
きるフォーカシングスクリーン3及び表示装置9の表示
例を示す図である。表示装置9は、ファインダ20内に
おいて、フォーカシングスクリーン3の下部に配置され
ている。この実施形態においては、表示切換ダイヤル1
0によって第2のモードに切り換えられており、図7の
表示装置9内の表示部9aに色温度(T)が、表示部9
bにLB値(LB)が、さらに、表示部9cにカラーコ
ンペンセイティングファクタであるCC値(CC)が、
それぞれ表示されている。なお、表示装置9は、ファイ
ンダ20内で観察できる位置ではなく、カメラボディ3
0の外部に配置することも可能である。
【0031】図9(a)、(b)及び(c)は、表示切
換ダイヤル10のモードを第1〜第3のモードに切り換
えたときの、表示装置9の表示状態を示す図である。図
9(a)は、表示切換ダイヤル10のモードが第1のモ
ード(EXP)に切り換えられているときの表示例であ
り、表示部9dには絞り値が、表示部9eにはシャッタ
速度が、それぞれ表示されている。
【0032】図9(b)は、第2のモード(CM1)に
切り換えられたときの表示例であり、表示部9aには色
温度(T)が、表示部9bにはLB値(LB)が、さら
に、表示部9cにはCC値(CC)が、それぞれ表示さ
れている。ここでは、色温度(T)は、表示範囲外警告
の表示が行われ、また、LB値は、表示が行われている
ことを示している
【0033】図9(c)は、第3のモード(CM2)に
切り換えられたときの表示例であり、表示部9aには色
温度(T)が、表示部9bにはLB値に対応するLBフ
ィルタ名が、さらに、表示部9cにはCC値に対応する
CCフィルタ名が、それぞれ表示されている。ここで
は、色温度(T)は、表示範囲外警告の表示が行われ、
また、LB値に対応するフィルタ名は、表示が行われて
いることを示している。
【0034】図10は、LB値の表示について詳しく説
明した図である。図10(a)は、従来のLB値表示を
表している。ここでは、単位はミレッドであり、また、
+/−の符号で表示されている。図10(b)は、本実
施形態を示すものであり、単位はデカミレッド(ミレッ
ドの10分の1)で、(+)を(a),(−)を(b)
の記号によって表示している。
【0035】以上説明した実施形態に限定されることな
く、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明
の均等の範囲に含まれる。例えば、この実施形態では、
表示範囲外警告を視覚的な表示によって行っているが、
スピーカなどを設けて聴覚的に警告を行ってもよい。こ
の実施形態では、色情報表示カメラを例に説明したが、
その性質上適用できる範囲で、色情報測定装置又は色情
報表示装置の単体にも本発明がそのまま及ぶものであ
る。また、測光素子は、赤,緑及び青色に入射光を分離
する例で説明したが、それらの補色であるイエロー、マ
ゼンタ及びシアンに分離するようにしてもよい。さら
に、本実施形態において、ライトバランシングファクタ
(LB値)の単位であるデカミレッドを、従来のミレッ
ドから変換する方法は、撮影者の好みに応じて、四捨五
入するか、切り捨てるかを選べるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、色温
度, ライトバランシングファクタ, カラーコンペンセイ
ティングファクタ等の色情報を測定し、その色情報及び
その色情報に対応する補正フィルタ名を表示することが
可能となったので、簡単な操作により、迅速かつ適正
に、補正用カラーフィルタを選択するための情報を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による色情報表示カメラの実施形態を示
す構成図である。
【図2】図1のフォーカシングスクリーン3上の測色範
囲の例を示す図である。
【図3】図1の測光素子7の構成例を示す図である。
【図4】図1の実施形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【図5】図4のステップS4の測色処理のうち、色温度
を演算する動作を説明するフローチャートである。
【図6】図4のステップS4の測色処理のうち、ライト
バランシングファクタであるLB値を演算する動作を説
明するフローチャートである。
【図7】図4のステップS4の測色処理のうち、カラー
コンペンセイティングファクタであるCC値を演算する
動作を説明するフローチャートである。
【図8】図1の接眼レンズ5を介して見られるフォーカ
シングスクリーン3及び表示装置9の表示例を示す図で
ある。
【図9】図1の表示装置の表示例を示す図である。
【図10】本実施形態の表示例をLB値の従来の表示例
と比較して示す図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 反射ミラー 3 フォーカシングスクリーン 4 ペンタプリズム 5 接眼レンズ 6 測光レンズ 7 測光素子 71R〜73R,71G〜73G,71B〜73B 光
センサ 8 CPU 9 表示装置 10 表示切換ダイヤル 11 フィルム 12 レリーズボタン 20 ファインダ接眼部 30 カメラボディ 31 測色範囲

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写界から入射する光を複数の色成分毎
    に分割して測光する測光部と、 前記測光部によって測光された測光値を用いて、前記被
    写界を適切なカラーバランスによって撮影するための前
    記被写界の複数の色情報を演算する色情報演算部と、 前記複数の色情報を表示する表示部とを備えた色情報表
    示カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された色情報表示カメラ
    において、 前記表示部は、前記複数の色情報を表示する第1のモー
    ドと、前記複数の色情報に対応する複数の補正フィルタ
    名を表示する第2のモードとを備えたことを特徴とする
    色情報表示カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された色情報表示カメラ
    において、 前記被写界の光量を測定し、その測定結果から適正露出
    値であるシャッタ速度及び絞り値を算出する露出演算部
    をさらに備え、 前記表示部は、前記複数の色情報を表示する第1のモー
    ドと、前記複数の色情報に対応する複数の補正フィルタ
    名を表示する第2のモードと、前記露出演算部によって
    算出されたシャッタ速度及び絞り値を表示する第3のモ
    ードとを備えたことを特徴とする色情報表示カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載された色情
    報表示カメラにおいて、 前記表示部の第1のモード若しくは第2のモード、又
    は、第1のモード、第2のモード若しくは第3のモード
    を選択する選択部を備えたことを特徴とする色情報表示
    カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載された色情報表示カメラにおいて、 前記表示部は、前記複数の色情報のうち少なくとも色温
    度を表示することを特徴とする色情報表示カメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載された色情報表示カメラにおいて、 前記表示部は、前記複数の色情報のうち少なくともライ
    トバランシングファクタを表示することを特徴とする色
    情報表示カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された色情報表示カメラ
    において、 前記表示部は、前記ライトバランシンファクタの単位を
    デカミレッドによって表示することを特徴とする色情報
    表示カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載された色情報表示カメラ
    において、 前記表示部は、前記ライトバランシンファクタの符号を
    記号によって表示することを特徴とする色情報表示カメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記
    載された色情報表示カメラにおいて、 前記表示部は、前記色温度が表示範囲外であっても、前
    記ライトバランシングファクタを表示することを特徴と
    する色情報表示カメラ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9のいずれか1項に
    記載された色情報表示カメラにおいて、 前記表示部は、前記色温度が表示範囲外であっても、前
    記ライトバランシングファクタに対応する補正フィルタ
    名を表示することを特徴とする色情報表示カメラ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項10のいずれか1項
    に記載された色情報表示カメラにおいて、 前記表示部は、ファインダ内又はカメラボディ外部にお
    いて所定の表示を行うことを特徴とする色情報表示カメ
    ラ。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項11のいずれか1項
    に記載された色情報表示カメラにおいて、 前記測光部は、前記被写界から入射する前記光を、レッ
    ド、グリーン及びブルー、又は、イエロー、マゼンタ及
    びシアンに分離して測光することを特徴とする色情報表
    示カメラ。
  13. 【請求項13】 被写界から入射する光を複数の色成分
    毎に分割して測光する測光部と、 前記測光部によって測光された測光値を用いて、前記被
    写界を適切なカラーバランスによって撮影するための前
    記被写界の複数の色情報を演算する色情報演算部と、 前記複数の色情報を表示する表示部とを備えた色情報測
    定装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載された色情報測定装
    置において、 前記表示部は、前記複数の色情報のうち少なくとも色温
    度を表示することを特徴とする色情報測定装置。
  15. 【請求項15】 請求項13又は請求項14に記載され
    た色情報測定装置において、 前記表示部は、前記複数の色情報のうち少なくともライ
    トバランシンファクタを表示することを特徴とする色情
    報測定装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載された色情報測定装
    置において、 前記表示部は、前記ライトバランシングファクタの単位
    をデカミレッドによって表示することを特徴とする色情
    報測定装置。
  17. 【請求項17】 請求項15又は請求項16に記載され
    た色情報測定装置において、 前記表示部は、前記ライトバランシングファクタの符号
    を記号によって表示することを特徴とする色情報測定装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項15〜請求項17のいずれか1
    項に記載された色情報測定装置において、 前記表示部は、色温度が表示範囲外であっても、前記ラ
    イトバランシングファクタを表示することを特徴とする
    色情報測定装置。
  19. 【請求項19】 請求項15〜請求項18のいずれか1
    項に記載された色情報測定装置において、 前記表示手段は、前記色温度が表示範囲外であっても、
    前記ライトバランシングファクタに対応する補正フィル
    タ名を表示することを特徴とする色情報測定装置。
  20. 【請求項20】 請求項15〜請求項19のいずれか1
    項に記載された色情報測定装置において、 前記測光部は、前記被写界から入射する前記光を、レッ
    ド、グリーン及びブルー、又は、イエロー、マゼンタ及
    びシアンに分離して測光することを特徴とする色情報測
    定装置。
  21. 【請求項21】 被写界から入射する光を複数の色成分
    毎に分割して測光する測光部と、 前記測光部によって測光された測光値を用いて、前記被
    写界を適切なカラーバランスによって撮影するための前
    記被写界の複数の色情報を演算する色情報演算部と、 前記複数の色情報を表示する表示部とを備えた色情報表
    示装置。
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