JPH06265970A - 測光条件を変更可能なカメラ - Google Patents
測光条件を変更可能なカメラInfo
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- JPH06265970A JPH06265970A JP5052633A JP5263393A JPH06265970A JP H06265970 A JPH06265970 A JP H06265970A JP 5052633 A JP5052633 A JP 5052633A JP 5263393 A JP5263393 A JP 5263393A JP H06265970 A JPH06265970 A JP H06265970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photometric
- sensitivity distribution
- contour shape
- camera
- sensitivity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
- G03B7/099—Arrangement of photoelectric elements in or on the camera
- G03B7/0993—Arrangement of photoelectric elements in or on the camera in the camera
- G03B7/0997—Through the lens [TTL] measuring
- G03B7/09979—Multi-zone light measuring
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被写界の一部に設定する測光範囲の輪郭形状
の多様な変更が可能で、カメラの使用時に混乱が生じる
おそれがないカメラを提供する。 【構成】 カメラのCPU21と外部機器接続端子を介
して接続される電子システム手帳31により、中央重点
測光モード選択時の測光範囲の輪郭形状と測光範囲を構
成する測光領域の感度分布とを指定する。CPU21で
は、電子システム手帳31からの指示に対応する輪郭形
状および感度分布をEEPROM32から取り込み、内
部メモリに記憶する。測光モード選択スイッチ30が
「中央重点」に切換えられたとき、CPU21が記憶す
る形状情報および感度情報に基づいて測光範囲の輪郭形
状と感度分布を設定する。
の多様な変更が可能で、カメラの使用時に混乱が生じる
おそれがないカメラを提供する。 【構成】 カメラのCPU21と外部機器接続端子を介
して接続される電子システム手帳31により、中央重点
測光モード選択時の測光範囲の輪郭形状と測光範囲を構
成する測光領域の感度分布とを指定する。CPU21で
は、電子システム手帳31からの指示に対応する輪郭形
状および感度分布をEEPROM32から取り込み、内
部メモリに記憶する。測光モード選択スイッチ30が
「中央重点」に切換えられたとき、CPU21が記憶す
る形状情報および感度情報に基づいて測光範囲の輪郭形
状と感度分布を設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写界内の一部に設定
する測光範囲の輪郭形状と、測光範囲を複数の測光領域
に分割したときの各測光領域の感度分布との少なくとも
いずれか一方を変更できるカメラに関する。
する測光範囲の輪郭形状と、測光範囲を複数の測光領域
に分割したときの各測光領域の感度分布との少なくとも
いずれか一方を変更できるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】露出制御機構を備えたカメラとして、被
写界をその全面に渡って測光するモードと、被写界の中
央部を重点的に測光するモード(以下、中央重点測光モ
ードと呼ぶ)とを切換え可能なものが知られている。そ
して、この種のカメラでは、中央重点測光モードを選択
したときの測光範囲の輪郭形状をカメラ本体に設けられ
た操作部材により変更できるものがある。
写界をその全面に渡って測光するモードと、被写界の中
央部を重点的に測光するモード(以下、中央重点測光モ
ードと呼ぶ)とを切換え可能なものが知られている。そ
して、この種のカメラでは、中央重点測光モードを選択
したときの測光範囲の輪郭形状をカメラ本体に設けられ
た操作部材により変更できるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中央重
点測光モードでの測光範囲の輪郭形状の変更は決して頻
繁に行われるものではなく、むしろ、カメラ本体の操作
部材を使って容易に変更出来てしまうことにより、使用
中に誤って変更してしまうという欠点の方が大きかっ
た。しかも、バラエティに富んだ内容の変更を可能にす
るには、操作部材が増加したり、操作が複雑化するなど
の問題が避けられない。これは、カメラの小型化を阻害
するばかりか、使用者の混乱を招くという大きな問題と
なる。
点測光モードでの測光範囲の輪郭形状の変更は決して頻
繁に行われるものではなく、むしろ、カメラ本体の操作
部材を使って容易に変更出来てしまうことにより、使用
中に誤って変更してしまうという欠点の方が大きかっ
た。しかも、バラエティに富んだ内容の変更を可能にす
るには、操作部材が増加したり、操作が複雑化するなど
の問題が避けられない。これは、カメラの小型化を阻害
するばかりか、使用者の混乱を招くという大きな問題と
なる。
【0004】また、従来のカメラは中央重点測光モード
のときの測光範囲の輪郭形状を変更するに過ぎないの
で、例えば測光範囲の周辺部よりも中心側を一層重点的
に測光するというように、測光範囲内でさらにきめ細か
く測光条件を変更することはできなかった。
のときの測光範囲の輪郭形状を変更するに過ぎないの
で、例えば測光範囲の周辺部よりも中心側を一層重点的
に測光するというように、測光範囲内でさらにきめ細か
く測光条件を変更することはできなかった。
【0005】本発明は、第1に、被写界の一部に設定す
る測光範囲の輪郭形状の多様な変更が可能で、カメラが
複雑化大型化することがなく、カメラの使用時に混乱が
生じるおそれもないカメラを提供することを目的とし、
第2には、測光条件を従来よりも多様に変更できるカメ
ラを提供することを目的とする。
る測光範囲の輪郭形状の多様な変更が可能で、カメラが
複雑化大型化することがなく、カメラの使用時に混乱が
生じるおそれもないカメラを提供することを目的とし、
第2には、測光条件を従来よりも多様に変更できるカメ
ラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1を参照して説明する
と、請求項1の発明は、被写界の一部を測光範囲として
設定可能なカメラ100に適用される。そして、被写界
の一部に設定される測光範囲の輪郭形状を指示するため
にカメラ100外から送信される輪郭形状指示信号D1
を受信する形状信号受信手段101と、形状信号受信手
段101が受信した輪郭形状指示信号D1に基づいて測
光範囲の輪郭形状を設定する輪郭形状設定手段102と
を備えることにより、上述した第1の目的を達成する。
ここで、輪郭形状設定手段102は、請求項2のカメラ
のように、複数の測光範囲の輪郭形状を格納する格納手
段102Aと、この格納手段102Aに格納された複数
の輪郭形状から輪郭形状指示信号D1に対応する一の輪
郭形状を測光範囲の輪郭形状として選択する輪郭形状選
択手段102Bとを備えることができる。測光範囲は例
えば請求項3のカメラのように被写界の中央部に設定で
きる。
と、請求項1の発明は、被写界の一部を測光範囲として
設定可能なカメラ100に適用される。そして、被写界
の一部に設定される測光範囲の輪郭形状を指示するため
にカメラ100外から送信される輪郭形状指示信号D1
を受信する形状信号受信手段101と、形状信号受信手
段101が受信した輪郭形状指示信号D1に基づいて測
光範囲の輪郭形状を設定する輪郭形状設定手段102と
を備えることにより、上述した第1の目的を達成する。
ここで、輪郭形状設定手段102は、請求項2のカメラ
のように、複数の測光範囲の輪郭形状を格納する格納手
段102Aと、この格納手段102Aに格納された複数
の輪郭形状から輪郭形状指示信号D1に対応する一の輪
郭形状を測光範囲の輪郭形状として選択する輪郭形状選
択手段102Bとを備えることができる。測光範囲は例
えば請求項3のカメラのように被写界の中央部に設定で
きる。
【0007】請求項4の発明は、被写界内に設定した測
光範囲を複数の測光領域に分割して測光可能なカメラ1
00に適用される。そして、測光範囲を構成する測光領
域の感度分布を指示する感度分布指示手段103と、感
度分布指示手段103からの指示に基づいて測光範囲を
構成する測光領域の感度分布を設定する感度分布設定手
段104とを設けることにより上述した第2の目的を達
成する。ここで、請求項5のカメラのように、測光範囲
を構成する各測光領域の感度分布を指示するためにカメ
ラ100外から送信される感度分布指示信号D2を受信
する感度信号受信手段105を設け、感度信号受信手段
105が受信した感度分布指示信号D2に基づいて感度
分布指示手段103により測光領域の感度分布を指示し
ても良い。感度分布設定手段104は、請求項6のカメ
ラのように、複数の感度分布を格納する格納手段104
Aと、この格納手段104Aに格納された複数の感度分
布から感度分布指示手段103の指示に対応する一の感
度分布を測光領域の感度分布として選択する感度分布選
択手段104Bとを備えることができる。
光範囲を複数の測光領域に分割して測光可能なカメラ1
00に適用される。そして、測光範囲を構成する測光領
域の感度分布を指示する感度分布指示手段103と、感
度分布指示手段103からの指示に基づいて測光範囲を
構成する測光領域の感度分布を設定する感度分布設定手
段104とを設けることにより上述した第2の目的を達
成する。ここで、請求項5のカメラのように、測光範囲
を構成する各測光領域の感度分布を指示するためにカメ
ラ100外から送信される感度分布指示信号D2を受信
する感度信号受信手段105を設け、感度信号受信手段
105が受信した感度分布指示信号D2に基づいて感度
分布指示手段103により測光領域の感度分布を指示し
ても良い。感度分布設定手段104は、請求項6のカメ
ラのように、複数の感度分布を格納する格納手段104
Aと、この格納手段104Aに格納された複数の感度分
布から感度分布指示手段103の指示に対応する一の感
度分布を測光領域の感度分布として選択する感度分布選
択手段104Bとを備えることができる。
【0008】請求項7の発明は、被写界の一部に設定し
た測光範囲を複数の測光領域に分割して測光可能なカメ
ラ100に適用される。そして、被写界の一部に設定さ
れる測光範囲の輪郭形状を指示するためにカメラ100
外から送信される輪郭形状指示信号D1を受信する形状
信号受信手段101と、形状信号受信手段101が受信
した輪郭形状指示信号D1に基づいて測光範囲の輪郭形
状を設定する輪郭形状設定手段102と、測光範囲を構
成する測光領域の感度分布を指示する感度分布指示手段
103と、感度分布指示手段103からの指示に基づい
て測光範囲を構成する測光領域の感度分布を設定する感
度分布設定手段104とを設けることにより、上述した
第1、第2の目的を達成する。ここで、請求項8のカメ
ラのように、測光範囲を構成する各測光領域の感度分布
を指示するためにカメラ100外から送信される感度分
布指示信号D2を受信する感度信号受信手段105を設
け、感度信号受信手段105が受信した感度分布指示信
号D2に基づいて感度分布指示手段103により測光領
域の感度分布を指示しても良い。
た測光範囲を複数の測光領域に分割して測光可能なカメ
ラ100に適用される。そして、被写界の一部に設定さ
れる測光範囲の輪郭形状を指示するためにカメラ100
外から送信される輪郭形状指示信号D1を受信する形状
信号受信手段101と、形状信号受信手段101が受信
した輪郭形状指示信号D1に基づいて測光範囲の輪郭形
状を設定する輪郭形状設定手段102と、測光範囲を構
成する測光領域の感度分布を指示する感度分布指示手段
103と、感度分布指示手段103からの指示に基づい
て測光範囲を構成する測光領域の感度分布を設定する感
度分布設定手段104とを設けることにより、上述した
第1、第2の目的を達成する。ここで、請求項8のカメ
ラのように、測光範囲を構成する各測光領域の感度分布
を指示するためにカメラ100外から送信される感度分
布指示信号D2を受信する感度信号受信手段105を設
け、感度信号受信手段105が受信した感度分布指示信
号D2に基づいて感度分布指示手段103により測光領
域の感度分布を指示しても良い。
【0009】
【作用】請求項1および7のカメラでは、形状信号受信
手段101が受信した輪郭形状指示信号D1に対応する
輪郭形状の測光範囲が輪郭形状設定手段102により被
写界の一部に設定される。請求項2および8のカメラで
は、形状信号受信手段101が受信した輪郭形状指示信
号D1に対応する輪郭形状が格納手段102Aから輪郭
形状選択手段102Bにより選択される。
手段101が受信した輪郭形状指示信号D1に対応する
輪郭形状の測光範囲が輪郭形状設定手段102により被
写界の一部に設定される。請求項2および8のカメラで
は、形状信号受信手段101が受信した輪郭形状指示信
号D1に対応する輪郭形状が格納手段102Aから輪郭
形状選択手段102Bにより選択される。
【0010】請求項4および7のカメラでは、感度分布
指示手段103からの指示に対応する感度分布が感度分
布設定手段104により設定される。請求項5および8
のカメラでは、感度信号受信手段105が受信した感度
分布指示信号D2に基づいて感度分布指示手段103が
感度分布設定手段104に感度分布の設定を指示し、こ
の指示に対応する感度分布が感度分布設定手段104に
より設定される。請求項6のカメラでは、感度分布指示
手段103からの感度分布の指示に対応する感度分布が
格納手段104Aから感度分布選択手段104Bにより
選択される。
指示手段103からの指示に対応する感度分布が感度分
布設定手段104により設定される。請求項5および8
のカメラでは、感度信号受信手段105が受信した感度
分布指示信号D2に基づいて感度分布指示手段103が
感度分布設定手段104に感度分布の設定を指示し、こ
の指示に対応する感度分布が感度分布設定手段104に
より設定される。請求項6のカメラでは、感度分布指示
手段103からの感度分布の指示に対応する感度分布が
格納手段104Aから感度分布選択手段104Bにより
選択される。
【0011】
【実施例】以下、図2〜図9を参照して本発明の一実施
例を説明する。図2において1はカメラボディ、2はカ
メラボディ1に対して着脱可能なレンズ鏡筒、3a,3
bは撮影レンズ、4は絞りであって、後側の撮影レンズ
3bを通過した被写界からの光束は図中点線位置に移動
したミラー5で反射されてファインダスクリーン6に1
次像として結像する。ファインダスクリーン6の1次像
はペンタプリズム7で反射されて接眼レンズ8に入射
し、撮影者の瞳に被写体像として到達する。また、ペン
タプリズム7に入射した光束の一部はプリズム9で反射
されて測光レンズ10に入射し、測光素子11上に測光
用の2次像として結像する。12は電子手帳やパーソナ
ルコンピュータ等の外部装置と通信を行なうための外部
機器接続端子である。この外部機器接続端子12を介し
て後述するカメラ1のCPU21(図6)と電子手帳や
パーソナルコンピュータ等が接続されてカメラ外からの
測光条件の変更が可能となる。測光条件の変更の詳細は
後述する。
例を説明する。図2において1はカメラボディ、2はカ
メラボディ1に対して着脱可能なレンズ鏡筒、3a,3
bは撮影レンズ、4は絞りであって、後側の撮影レンズ
3bを通過した被写界からの光束は図中点線位置に移動
したミラー5で反射されてファインダスクリーン6に1
次像として結像する。ファインダスクリーン6の1次像
はペンタプリズム7で反射されて接眼レンズ8に入射
し、撮影者の瞳に被写体像として到達する。また、ペン
タプリズム7に入射した光束の一部はプリズム9で反射
されて測光レンズ10に入射し、測光素子11上に測光
用の2次像として結像する。12は電子手帳やパーソナ
ルコンピュータ等の外部装置と通信を行なうための外部
機器接続端子である。この外部機器接続端子12を介し
て後述するカメラ1のCPU21(図6)と電子手帳や
パーソナルコンピュータ等が接続されてカメラ外からの
測光条件の変更が可能となる。測光条件の変更の詳細は
後述する。
【0012】13は撮影レンズ3bの位置に対応した撮
影距離情報と絞り4の絞り値等に対応したレンズデータ
とをカメラボディ1に送信するレンズ内ROM、14は
カメラボディ1がペンタプリズム7を上側とする横位置
と、ペンタプリズム7を右側とする右縦位置と、ペンタ
プリズム7を左側とする左縦位置とのいずれにあるかを
判別する姿勢検知器、15は不図示の閃光装置が使用さ
れたときにその調光に用いるための測光素子である。閃
光装置から射出されて被写体上で反射した光束は撮影レ
ンズ3a,3bおよびシャッタ16を通過してフィルム
面17で反射し、レンズ18で集光されて測光素子15
上に結像する。
影距離情報と絞り4の絞り値等に対応したレンズデータ
とをカメラボディ1に送信するレンズ内ROM、14は
カメラボディ1がペンタプリズム7を上側とする横位置
と、ペンタプリズム7を右側とする右縦位置と、ペンタ
プリズム7を左側とする左縦位置とのいずれにあるかを
判別する姿勢検知器、15は不図示の閃光装置が使用さ
れたときにその調光に用いるための測光素子である。閃
光装置から射出されて被写体上で反射した光束は撮影レ
ンズ3a,3bおよびシャッタ16を通過してフィルム
面17で反射し、レンズ18で集光されて測光素子15
上に結像する。
【0013】測光素子11はビデオカメラ等に用いられ
るカラーの2次元CCDであり、図3に示すように、そ
の表面に結像する2次像P2を縦横に複数の測光領域P
eに分割して測光する。ちなみに図示の例では、2次像
P2を横23×縦15の合計345個に分割して測光す
る。各測光領域Peのアドレスは、カメラボディ1を横
位置に構えた状態で、地側の左端を(1,1)、天側の
右端を(23,15)とする。図4に示すように、測光
素子11は、測光領域Pe毎に対応してR(赤)・G
(緑)・B(青)の3色のフィルタFR・FG・FBを備
えるとともに、これらフィルタFR・FG・FBの下側に
1つずつ光電変換素子が設けられた構成とされ、各測光
領域Pe毎の輝度の測光と、各測光領域Pe毎の3原色
の測色とを行なう。なお、フィルタは必ずしも3原色対
応のものである必要はなく、これらの補色に対応したも
のでも良い。
るカラーの2次元CCDであり、図3に示すように、そ
の表面に結像する2次像P2を縦横に複数の測光領域P
eに分割して測光する。ちなみに図示の例では、2次像
P2を横23×縦15の合計345個に分割して測光す
る。各測光領域Peのアドレスは、カメラボディ1を横
位置に構えた状態で、地側の左端を(1,1)、天側の
右端を(23,15)とする。図4に示すように、測光
素子11は、測光領域Pe毎に対応してR(赤)・G
(緑)・B(青)の3色のフィルタFR・FG・FBを備
えるとともに、これらフィルタFR・FG・FBの下側に
1つずつ光電変換素子が設けられた構成とされ、各測光
領域Pe毎の輝度の測光と、各測光領域Pe毎の3原色
の測色とを行なう。なお、フィルタは必ずしも3原色対
応のものである必要はなく、これらの補色に対応したも
のでも良い。
【0014】図5に示すように、測光素子11の光電変
換素子110は既述したように測光領域Pe毎に3個ず
つ、すなわち横方向に69列、縦方向に15列マトリク
ス状に並べられている。光電変換素子110の横方向の
列の下側にはシフトレジスタ111が設けられ、光電変
換素子110で発生した電荷は不図示の蓄積部で一定時
間蓄積された後一度にシフトレジスタ111へ移され
る。シフトレジスタ111は、光電変換素子110から
の電荷をクロックパルスにしたがってシフトレジスタ1
11の左端の縦レジスタ112に向けて順次転送する。
縦レジスタ112はシフトレジスタ111から転送され
た電荷を上方向に転送する。転送された電荷は不図示の
フローティング・ディフュージョンで電圧に変換された
上で増幅器に出力される。
換素子110は既述したように測光領域Pe毎に3個ず
つ、すなわち横方向に69列、縦方向に15列マトリク
ス状に並べられている。光電変換素子110の横方向の
列の下側にはシフトレジスタ111が設けられ、光電変
換素子110で発生した電荷は不図示の蓄積部で一定時
間蓄積された後一度にシフトレジスタ111へ移され
る。シフトレジスタ111は、光電変換素子110から
の電荷をクロックパルスにしたがってシフトレジスタ1
11の左端の縦レジスタ112に向けて順次転送する。
縦レジスタ112はシフトレジスタ111から転送され
た電荷を上方向に転送する。転送された電荷は不図示の
フローティング・ディフュージョンで電圧に変換された
上で増幅器に出力される。
【0015】測光素子11の光電変換素子110の最上
列よりも上段には、光電変換素子110を遮光した3つ
の光学的暗部113,114,115が設けられてい
る。上段の光学的暗部113からは光電変換素子110
の暗信号(入射光量が零のときの電荷)が出力され、こ
の信号はシフトレジスタ111から縦レジスタ112を
介して取り出されて電圧に変換される。この光学的暗部
113からの信号に基づく電圧を光電変換素子110の
出力から減ずることで光電変換素子110の暗信号分の
オフセット補正が行なわれる。中段および下段の光学的
暗部114,115には互いに異なる大きさの電荷が電
荷入力部116から入力される。これら光学的暗部11
4,115からの出力は、光電変換素子の温度に応じて
変動するので、測光素子11からの出力を増幅する不図
示の増幅器をも含めた温度による出力変動の補正を行な
うことができる。二列の光学的暗部114,115を設
けたのは、温度変動に伴う出力の補正を、オフセット補
正のみならず傾きのγ補正も可能とするためである。
列よりも上段には、光電変換素子110を遮光した3つ
の光学的暗部113,114,115が設けられてい
る。上段の光学的暗部113からは光電変換素子110
の暗信号(入射光量が零のときの電荷)が出力され、こ
の信号はシフトレジスタ111から縦レジスタ112を
介して取り出されて電圧に変換される。この光学的暗部
113からの信号に基づく電圧を光電変換素子110の
出力から減ずることで光電変換素子110の暗信号分の
オフセット補正が行なわれる。中段および下段の光学的
暗部114,115には互いに異なる大きさの電荷が電
荷入力部116から入力される。これら光学的暗部11
4,115からの出力は、光電変換素子の温度に応じて
変動するので、測光素子11からの出力を増幅する不図
示の増幅器をも含めた温度による出力変動の補正を行な
うことができる。二列の光学的暗部114,115を設
けたのは、温度変動に伴う出力の補正を、オフセット補
正のみならず傾きのγ補正も可能とするためである。
【0016】図6に示すように測光素子11からの出力
は輝度情報換算回路20により輝度値に換算されてCP
U21に入力されるとともに、色温度情報換算回路22
により色温度に換算されてCPU21に入力される。C
PU21はこれらの回路20,22からの情報と、レン
ズ鏡筒2のレンズ内ROM13から送られる撮影距離情
報およびレンズデータと、姿勢検知器14から送られる
カメラの姿勢を判別するための情報とに基づいて最適露
出値を演算し、不図示のレリーズ釦の全押し操作に応答
して演算結果に対応した露出制御信号を露出制御回路2
3へ出力する。露出制御回路23は、露出制御信号に基
づいて最適露出が得られるようにシャッタ16および絞
り4を駆動する。なお、演算された最適露出値は、表示
制御回路24を介して液晶パネル等の表示器25に表示
される。26は撮影画面の左、中央および右の各位置で
の焦点整合状態を検出する焦点検出器であり、その出力
は焦点検出回路27で処理された上でCPU21に入力
される。CPU21は焦点検出回路27からの焦点情報
に基づいて焦点位置を演算し、その結果に基づいてレン
ズ鏡筒内の駆動用アクチュエータ28を駆動して撮影レ
ンズ3a,3bを所望の被写体に対する合焦位置へ移動
させる。
は輝度情報換算回路20により輝度値に換算されてCP
U21に入力されるとともに、色温度情報換算回路22
により色温度に換算されてCPU21に入力される。C
PU21はこれらの回路20,22からの情報と、レン
ズ鏡筒2のレンズ内ROM13から送られる撮影距離情
報およびレンズデータと、姿勢検知器14から送られる
カメラの姿勢を判別するための情報とに基づいて最適露
出値を演算し、不図示のレリーズ釦の全押し操作に応答
して演算結果に対応した露出制御信号を露出制御回路2
3へ出力する。露出制御回路23は、露出制御信号に基
づいて最適露出が得られるようにシャッタ16および絞
り4を駆動する。なお、演算された最適露出値は、表示
制御回路24を介して液晶パネル等の表示器25に表示
される。26は撮影画面の左、中央および右の各位置で
の焦点整合状態を検出する焦点検出器であり、その出力
は焦点検出回路27で処理された上でCPU21に入力
される。CPU21は焦点検出回路27からの焦点情報
に基づいて焦点位置を演算し、その結果に基づいてレン
ズ鏡筒内の駆動用アクチュエータ28を駆動して撮影レ
ンズ3a,3bを所望の被写体に対する合焦位置へ移動
させる。
【0017】測光モード選択スイッチ30は測光範囲を
変更するために操作される。CPU21は、輝度情報換
算回路20および色温度情報換算回路22からCPU2
1に入力される測光領域Pe(図3参照)毎の輝度値お
よび色温度のうち、測光モード選択スイッチ30の位置
に応じて定められたアドレスに対応する測光領域Peの
輝度値および色温度のみを露出値の演算情報として選択
する。すなわち、測光モード選択スイッチ30が「マル
チ」のときは図3に示す345個の測光領域Peのすべ
ての輝度値および色温度が露出値の演算情報として取り
込まれ、「スポット」のときは被写界の中央の測光領域
Peの輝度値および色温度のみが露出値の演算情報とし
て取り込まれる。そして、測光モード選択スイッチ30
が「中央重点」にあるときは被写界中央部の一定範囲
(「スポット」時よりも大きい)にある測光領域Peの
輝度値および色温度が露出値の演算情報として取り込ま
れる。以下、本実施例ではCPU21での露出値の演算
対象となる測光領域Peの集合を測光範囲と呼ぶ。
変更するために操作される。CPU21は、輝度情報換
算回路20および色温度情報換算回路22からCPU2
1に入力される測光領域Pe(図3参照)毎の輝度値お
よび色温度のうち、測光モード選択スイッチ30の位置
に応じて定められたアドレスに対応する測光領域Peの
輝度値および色温度のみを露出値の演算情報として選択
する。すなわち、測光モード選択スイッチ30が「マル
チ」のときは図3に示す345個の測光領域Peのすべ
ての輝度値および色温度が露出値の演算情報として取り
込まれ、「スポット」のときは被写界の中央の測光領域
Peの輝度値および色温度のみが露出値の演算情報とし
て取り込まれる。そして、測光モード選択スイッチ30
が「中央重点」にあるときは被写界中央部の一定範囲
(「スポット」時よりも大きい)にある測光領域Peの
輝度値および色温度が露出値の演算情報として取り込ま
れる。以下、本実施例ではCPU21での露出値の演算
対象となる測光領域Peの集合を測光範囲と呼ぶ。
【0018】電子システム手帳31は外部機器接続端子
12(図2参照)を介してCPU21と接続されて通信
を行なう。なお、電子システム手帳31に代え、パーソ
ナルコンピュータを接続してもよい。電子システム手帳
31では、測光モード選択スイッチ30が「中央重点」
位置にあるときの測光範囲の輪郭形状と測光範囲に含ま
れる測光領域の感度分布とをCPU21から提供される
選択情報により選択できる。電子システム手帳31で輪
郭形状および感度分布を選択すると、選択内容に応じた
コード信号がCPU21に出力され、CPU21は受け
取ったコード信号に対応する輪郭形状および感度分布の
選択信号をEEPROM32に出力する。EEPROM
32はCPU21からの選択信号に対応する輪郭形状お
よび感度分布の情報をCPU21に出力し、CPU21
はEEPROM32からの情報を自身の内部メモリに記
憶する。
12(図2参照)を介してCPU21と接続されて通信
を行なう。なお、電子システム手帳31に代え、パーソ
ナルコンピュータを接続してもよい。電子システム手帳
31では、測光モード選択スイッチ30が「中央重点」
位置にあるときの測光範囲の輪郭形状と測光範囲に含ま
れる測光領域の感度分布とをCPU21から提供される
選択情報により選択できる。電子システム手帳31で輪
郭形状および感度分布を選択すると、選択内容に応じた
コード信号がCPU21に出力され、CPU21は受け
取ったコード信号に対応する輪郭形状および感度分布の
選択信号をEEPROM32に出力する。EEPROM
32はCPU21からの選択信号に対応する輪郭形状お
よび感度分布の情報をCPU21に出力し、CPU21
はEEPROM32からの情報を自身の内部メモリに記
憶する。
【0019】EEPROM32に格納される測光範囲の
輪郭形状および感度分布はカメラ1に応じて適宜変更さ
れる。本実施例では、輪郭形状として図7(a)に斜線
部で示すように被写界P2の中央部に菱形状に並ぶ13
個の測光領域Peを測光範囲とする第1の形状E1と、
同図(b)に斜線部で示すように被写界P2の中央部の
37個の測光領域Peを測光範囲とする第2の形状E2
と、同図(c)に斜線部で示すように被写界P2の中央
部の69個の測光領域Peを測光範囲とする第3の形状
E3と、同図(d)に斜線部で示すように被写界P2の
中央部の地側に広がる「おむすび」状の範囲を測光範囲
とする第4の形状E4の4種類のいずれかを選択でき
る。
輪郭形状および感度分布はカメラ1に応じて適宜変更さ
れる。本実施例では、輪郭形状として図7(a)に斜線
部で示すように被写界P2の中央部に菱形状に並ぶ13
個の測光領域Peを測光範囲とする第1の形状E1と、
同図(b)に斜線部で示すように被写界P2の中央部の
37個の測光領域Peを測光範囲とする第2の形状E2
と、同図(c)に斜線部で示すように被写界P2の中央
部の69個の測光領域Peを測光範囲とする第3の形状
E3と、同図(d)に斜線部で示すように被写界P2の
中央部の地側に広がる「おむすび」状の範囲を測光範囲
とする第4の形状E4の4種類のいずれかを選択でき
る。
【0020】また、感度分布としては図8(a)に示す
ように測光範囲の中央が周辺に比べて感度の高い「山
型」と、図8(b)に示すように測光範囲の全域に渡っ
て感度が等しい「フラット型」の2種類のいずれかを選
択できる。なお、図8は図7の第2の形状E2の水平方
向中心線上での感度分布である。第1の形状E1、第3
の形状E3、第4の形状E4の場合についても「山型」
および「フラット型」の2種類がそれぞれ用意されてい
るが、ここでは図示を省略する。測光領域Peの感度分
布は、例えばCPU21に取り込んだ輝度値情報および
色温度情報の重みを変更して設定する。
ように測光範囲の中央が周辺に比べて感度の高い「山
型」と、図8(b)に示すように測光範囲の全域に渡っ
て感度が等しい「フラット型」の2種類のいずれかを選
択できる。なお、図8は図7の第2の形状E2の水平方
向中心線上での感度分布である。第1の形状E1、第3
の形状E3、第4の形状E4の場合についても「山型」
および「フラット型」の2種類がそれぞれ用意されてい
るが、ここでは図示を省略する。測光領域Peの感度分
布は、例えばCPU21に取り込んだ輝度値情報および
色温度情報の重みを変更して設定する。
【0021】本実施例のカメラでは、外部機器接続端子
12に電子システム手帳31が接続され、電子システム
手帳31から測光条件を設定するためのコード信号が出
力されると、CPU21の他の処理が中断されて図9に
示す手順により「中央重点」選択時の測光条件が設定さ
れる。まず、ステップS1では電子システム手帳31か
らのコード信号を受け取る。次のステップS2では、コ
ード信号に対応した測光範囲の輪郭形状および感度分布
をEEPROM32から読み込んでCPU21の内部メ
モリに記憶する。記憶後はCPU21の元の処理に復帰
する。
12に電子システム手帳31が接続され、電子システム
手帳31から測光条件を設定するためのコード信号が出
力されると、CPU21の他の処理が中断されて図9に
示す手順により「中央重点」選択時の測光条件が設定さ
れる。まず、ステップS1では電子システム手帳31か
らのコード信号を受け取る。次のステップS2では、コ
ード信号に対応した測光範囲の輪郭形状および感度分布
をEEPROM32から読み込んでCPU21の内部メ
モリに記憶する。記憶後はCPU21の元の処理に復帰
する。
【0022】測光モード選択スイッチ30が「中央重
点」に切換えられ、不図示のレリーズスイッチが半押し
操作されると、CPU21は自身の内部メモリに記憶し
た測光範囲の輪郭形状および感度分布にしたがって測光
素子11からの情報を処理し、最適露出値を演算する。
そして、レリーズ釦の全押し操作により決定された露出
値に基づいて絞り4およびシャッタ16を駆動し、撮影
動作を行なう。CPU21が記憶した測光条件は外部機
器接続端子12から電子システム手帳31を切り離して
も失われず、電子システム手帳31を切り離せば「中央
重点」選択時の測光条件は変更できなくなる。したがっ
て、カメラの使用時に誤って測光条件が変更されるおそ
れがない。
点」に切換えられ、不図示のレリーズスイッチが半押し
操作されると、CPU21は自身の内部メモリに記憶し
た測光範囲の輪郭形状および感度分布にしたがって測光
素子11からの情報を処理し、最適露出値を演算する。
そして、レリーズ釦の全押し操作により決定された露出
値に基づいて絞り4およびシャッタ16を駆動し、撮影
動作を行なう。CPU21が記憶した測光条件は外部機
器接続端子12から電子システム手帳31を切り離して
も失われず、電子システム手帳31を切り離せば「中央
重点」選択時の測光条件は変更できなくなる。したがっ
て、カメラの使用時に誤って測光条件が変更されるおそ
れがない。
【0023】本実施例ではカメラ1と外部機器接続端子
12を介して接続される電子システム手帳31により中
央重点測光モードでの測光範囲の輪郭形状および感度分
布を指示するので、カメラ側にこれらの条件を設定する
ための操作部材を設ける必要がなく、測光範囲の輪郭形
状や感度分布の選択肢を増やして多様な測光条件の設定
を可能としても、カメラ側の構成が複雑化、大型化しな
い。また、測光範囲の輪郭形状のみならず測光範囲に含
まれる測光領域Pe毎の感度分布をも変更可能としたの
で、測光範囲のみを変更する場合よりも測光条件を一層
多様に変更できる。
12を介して接続される電子システム手帳31により中
央重点測光モードでの測光範囲の輪郭形状および感度分
布を指示するので、カメラ側にこれらの条件を設定する
ための操作部材を設ける必要がなく、測光範囲の輪郭形
状や感度分布の選択肢を増やして多様な測光条件の設定
を可能としても、カメラ側の構成が複雑化、大型化しな
い。また、測光範囲の輪郭形状のみならず測光範囲に含
まれる測光領域Pe毎の感度分布をも変更可能としたの
で、測光範囲のみを変更する場合よりも測光条件を一層
多様に変更できる。
【0024】なお、中央重点測光モードのときの測光範
囲の輪郭形状のみを変更したいときは、感度分布の変更
に関する部分を省略してよい。反対に測光範囲内での感
度分布のみを変更可能としてもよい。感度分布の変更
は、中央重点測光モードに限ることなく例えば被写界の
全面を測光範囲とする場合でも、周辺部の感度を低く中
央部の感度を高くするなど種々変更可能である。感度分
布の設定は、電子システム手帳等の外部設定手段に依る
ことなくカメラ側に感度分布を切換えるスイッチ等を設
け、スイッチの切換え状態に応じてCPU21からEE
PROM32へ選択信号を出力しても良い。測光範囲の
輪郭形状の変更も、中央重点測光モード選択時に限らず
被写界の一部に測光範囲を限定するあらゆる場合に行な
い得る。
囲の輪郭形状のみを変更したいときは、感度分布の変更
に関する部分を省略してよい。反対に測光範囲内での感
度分布のみを変更可能としてもよい。感度分布の変更
は、中央重点測光モードに限ることなく例えば被写界の
全面を測光範囲とする場合でも、周辺部の感度を低く中
央部の感度を高くするなど種々変更可能である。感度分
布の設定は、電子システム手帳等の外部設定手段に依る
ことなくカメラ側に感度分布を切換えるスイッチ等を設
け、スイッチの切換え状態に応じてCPU21からEE
PROM32へ選択信号を出力しても良い。測光範囲の
輪郭形状の変更も、中央重点測光モード選択時に限らず
被写界の一部に測光範囲を限定するあらゆる場合に行な
い得る。
【0025】以上の実施例と請求項との対応において、
外部機器接続端子12が形状信号受信手段および感度信
号受信手段を、CPU21が感度分布指示手段を、CP
U21およびEEPROM32が輪郭形状設定手段およ
び感度分布設定手段を構成する。そして、EEPROM
32が輪郭形状設定手段および感度分布設定手段の格納
手段を、CPU21が輪郭形状設定手段および感度分布
設定手段の輪郭形状選択手段および感度分布選択手段を
構成する。
外部機器接続端子12が形状信号受信手段および感度信
号受信手段を、CPU21が感度分布指示手段を、CP
U21およびEEPROM32が輪郭形状設定手段およ
び感度分布設定手段を構成する。そして、EEPROM
32が輪郭形状設定手段および感度分布設定手段の格納
手段を、CPU21が輪郭形状設定手段および感度分布
設定手段の輪郭形状選択手段および感度分布選択手段を
構成する。
【0026】なお、本実施例ではCPU21での露出演
算の対象となる測光領域Peを取捨選択して測光範囲の
輪郭形状を変更したが、指定したアドレスの電荷のみを
選択的に出力できるいわゆるCMD撮像素子を測光素子
に採用し、測光範囲に対応する感光部の出力のみをCP
U21に取り込むようにしてもよい。また、実施例では
予め輪郭形状と感度分布の選択肢をEEPROM32に
格納したが、電子システム手帳やパーソナルコンピュー
タにより測光範囲に含めるべき測光領域Peのアドレス
を指示したり、感度分布を指定してもよい。
算の対象となる測光領域Peを取捨選択して測光範囲の
輪郭形状を変更したが、指定したアドレスの電荷のみを
選択的に出力できるいわゆるCMD撮像素子を測光素子
に採用し、測光範囲に対応する感光部の出力のみをCP
U21に取り込むようにしてもよい。また、実施例では
予め輪郭形状と感度分布の選択肢をEEPROM32に
格納したが、電子システム手帳やパーソナルコンピュー
タにより測光範囲に含めるべき測光領域Peのアドレス
を指示したり、感度分布を指定してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および7
のカメラでは、カメラ外から送られる輪郭形状指示信号
に基づいて測光範囲の輪郭形状が決定されるので、カメ
ラ側に輪郭形状を変更するための操作部材を必要とせ
ず、よってカメラ使用中の誤操作による混乱のおそれが
解消するとともに、カメラの小型化を阻害することな
く、バラエティに富んだ測光範囲の輪郭形状の変更が可
能となる。請求項4および7のカメラでは測光範囲を構
成する測光領域の感度分布を変更できるので、測光範囲
の輪郭形状のみを変更可能とする場合に比べて測光条件
を多様に変更することができる。
のカメラでは、カメラ外から送られる輪郭形状指示信号
に基づいて測光範囲の輪郭形状が決定されるので、カメ
ラ側に輪郭形状を変更するための操作部材を必要とせ
ず、よってカメラ使用中の誤操作による混乱のおそれが
解消するとともに、カメラの小型化を阻害することな
く、バラエティに富んだ測光範囲の輪郭形状の変更が可
能となる。請求項4および7のカメラでは測光範囲を構
成する測光領域の感度分布を変更できるので、測光範囲
の輪郭形状のみを変更可能とする場合に比べて測光条件
を多様に変更することができる。
【図1】本発明のクレーム対応図。
【図2】本発明の実施例に係るカメラの縦断面図。
【図3】図2のカメラの測光素子による測光領域の分割
状態を示す図。
状態を示す図。
【図4】図3の測光素子の一部を拡大して示す図。
【図5】測光素子に蓄積された電荷を取り出すための回
路構造を示す図。
路構造を示す図。
【図6】図2のカメラの制御系のブロック図。
【図7】図2のカメラの測光範囲の輪郭形状の選択肢を
示す図。
示す図。
【図8】図2のカメラの測光領域の感度分布の選択肢を
示す図。
示す図。
【図9】図6のCPU21での測光条件変更処理手順を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
1 カメラボディ 2 レンズ鏡筒 11 測光素子 12 外部機器接続端子 21 CPU 30 測光モード選択スイッチ 31 電子システム手帳 32 EEPROM
Claims (8)
- 【請求項1】 被写界の一部を測光範囲として設定可能
なカメラにおいて、 前記被写界の一部に設定される前記測光範囲の輪郭形状
を指示するためにカメラ外から送信される輪郭形状指示
信号を受信する形状信号受信手段と、 前記形状信号受信手段が受信した前記輪郭形状指示信号
に基づいて前記測光範囲の輪郭形状を設定する輪郭形状
設定手段と、を備えることを特徴とする測光条件を変更
可能なカメラ。 - 【請求項2】 請求項1記載の測光条件を変更可能なカ
メラにおいて、 前記輪郭形状設定手段は、 複数の測光範囲の輪郭形状を格納する格納手段と、 この格納手段に格納された複数の輪郭形状から前記輪郭
形状指示信号に対応する一の輪郭形状を前記測光範囲の
輪郭形状として選択する輪郭形状選択手段とを備えるこ
とを特徴とする測光条件を変更可能なカメラ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の測光条件を変更
可能なカメラにおいて、 前記被写界の中央部に前記測光範囲が設定されることを
特徴とする測光条件を変更可能なカメラ。 - 【請求項4】 被写界内に設定した測光範囲を複数の測
光領域に分割して測光可能なカメラにおいて、 前記測光範囲を構成する測光領域の感度分布を指示する
感度分布指示手段と、 前記感度分布指示手段からの指示に基づいて前記測光範
囲を構成する測光領域の感度分布を設定する感度分布設
定手段と、を設けたことを特徴とする測光条件を変更可
能なカメラ。 - 【請求項5】 請求項4記載の測光条件を変更可能なカ
メラにおいて、 前記測光範囲を構成する各測光領域の感度分布を指示す
るためにカメラ外から送信される感度分布指示信号を受
信する感度信号受信手段を備え、 前記感度分布指示手段は、前記感度信号受信手段が受信
した感度分布指示信号に基づいて前記測光領域の感度分
布を指示することを特徴とする測光条件を変更可能なカ
メラ。 - 【請求項6】 請求項4または5記載の測光条件を変更
可能なカメラにおいて、 前記感度分布設定手段は、 複数の感度分布を格納する格納手段と、 この格納手段に格納された複数の感度分布から前記感度
分布指示手段の指示に対応する一の感度分布を前記測光
領域の感度分布として選択する感度分布選択手段とを備
えることを特徴とする測光条件を変更可能なカメラ。 - 【請求項7】 被写界の一部に設定した測光範囲を複数
の測光領域に分割して測光可能なカメラにおいて、 前記被写界の一部に設定される前記測光範囲の輪郭形状
を指示するためにカメラ外から送信される輪郭形状指示
信号を受信する形状信号受信手段と、 前記形状信号受信手段が受信した前記輪郭形状指示信号
に基づいて前記測光範囲の輪郭形状を設定する輪郭形状
設定手段と、 前記測光範囲を構成する測光領域の感度分布を指示する
感度分布指示手段と、 前記感度分布指示手段からの指示に基づいて前記測光範
囲を構成する測光領域の感度分布を設定する感度分布設
定手段と、を設けたことを特徴とする測光条件を変更可
能なカメラ。 - 【請求項8】 請求項7記載の測光条件を変更可能なカ
メラにおいて、 前記測光範囲を構成する各測光領域の感度分布を指示す
るためにカメラ外から送信される感度分布指示信号を受
信する感度信号受信手段を備え、 前記感度分布指示手段は、前記感度信号受信手段が受信
した感度分布指示信号に基づいて前記測光領域の感度分
布を指示することを特徴とする測光条件を変更可能なカ
メラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5052633A JPH06265970A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 測光条件を変更可能なカメラ |
US08/209,016 US5534968A (en) | 1993-03-12 | 1994-03-11 | Camera having variable photometry conditions |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5052633A JPH06265970A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 測光条件を変更可能なカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06265970A true JPH06265970A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12920234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5052633A Pending JPH06265970A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 測光条件を変更可能なカメラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5534968A (ja) |
JP (1) | JPH06265970A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002139763A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Asahi Optical Co Ltd | 測光装置 |
JP2002156680A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Asahi Optical Co Ltd | 測光装置 |
JP2002156679A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Asahi Optical Co Ltd | 測光装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5678098A (en) * | 1994-06-09 | 1997-10-14 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for controlling exposure of camera |
JPH0946772A (ja) * | 1995-07-31 | 1997-02-14 | Rohm Co Ltd | 光学検知方法、それを用いた光学検知装置及びその光 学検知装置を搭載した電子機器 |
JPH09218439A (ja) * | 1996-02-15 | 1997-08-19 | Nikon Corp | カメラの測光装置 |
WO2000049559A2 (en) * | 1999-02-16 | 2000-08-24 | Shells Interactive, Ltd. | Compressing a single frame of 3d geometrical data |
CN108156447A (zh) * | 2017-11-09 | 2018-06-12 | 吴英 | 基于光点检测的相机成像管理系统 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5732426A (en) * | 1980-08-02 | 1982-02-22 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Photometric method of camera |
USRE34140E (en) * | 1986-10-22 | 1992-12-08 | Olympus Optical Company, Ltd. | Electronic memory means for adjusting camera electric circuits |
US5146258A (en) * | 1990-12-24 | 1992-09-08 | Eastman Kodak Company | Multiple photodiode array for light metering |
US5198851A (en) * | 1991-02-06 | 1993-03-30 | Nikon Corporation | Camera system |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5052633A patent/JPH06265970A/ja active Pending
-
1994
- 1994-03-11 US US08/209,016 patent/US5534968A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002139763A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Asahi Optical Co Ltd | 測光装置 |
JP4495331B2 (ja) * | 2000-10-31 | 2010-07-07 | Hoya株式会社 | 測光装置 |
JP2002156680A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Asahi Optical Co Ltd | 測光装置 |
JP2002156679A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Asahi Optical Co Ltd | 測光装置 |
JP4495333B2 (ja) * | 2000-11-17 | 2010-07-07 | Hoya株式会社 | 測光装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5534968A (en) | 1996-07-09 |
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