JP4020527B2 - 電子カメラ - Google Patents

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    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing
    • G03B13/36Autofocus systems

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、焦点調節装置を備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、TTL位相差検出方式を採用した焦点調節装置では、被写体光の波長成分に応じて色収差が発生するために、特定の光源下では焦点調節精度が劣化することが知られている。
【0003】
このような問題に対処するために、特開昭63−168613号公報では焦点検出用の受光素子であるAFセンサICと同一ICチップ上に色温度検出用受光素子を設けている。そして、この色温度検出用受光素子により色温度の測定を行い、色収差の補正を行っている。
【0004】
また、特開昭58−86504号公報では、焦点検出用の受光素子であるAFセンサICとは別途に設けられた受光素子、処理回路、光学系を含む色温度測定手段の出力を用いて、AFセンサを含む焦点検出部での色温度による焦点検出誤差を補正している。
【0005】
更に、近年では、TTL位相差検出方式を採用した一眼レフタイプのデジタルカメラが発売されている(「写真工業」1996年5月、P42、P51)。かかるカメラでは、専用の色温度検出用受光素子、処理回路、光学系を別途設け、検出した色温度検出情報を用いてホワイトバランス調整を行っている。
【0006】
また、特開平9−274130号公報には、TTL位相差検出方式を採用したデジタルカメラが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開昭63−168613号公報により開示された技術では、ICの作成工程において色フィルタを設ける必要があり、工程が増加してコストアップになるという問題がある。
【0008】
また、上記特開昭58−86504号公報により開示された技術では、専用の色温度検出部を有するので、色温度検出用の受光素子及び光学系や処理回路を別途設置する必要があり、コストアップや新たな実装スペースが必要になるといった問題がある。
【0009】
さらに、上記一眼レフタイプデジタルカメラでは、色温度検出情報を用いてホワイトバランス調整を行っているものの、焦点調節時の色収差の補正には使用されていない。
【0010】
また、特開平9−274130号公報により開示されたTTL位相差検出方式を採用したデジタルカメラでは、焦点調節時の色収差の補正については何等考慮されていない。
【0011】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、低コスト且つ省スペースで、焦点検出における色収差を補正して正確な焦点調節を行うことが可能な焦点調節装置を備えた電子カメラを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様では、撮影レンズとカラー撮像素子を有する電子カメラであって、上記撮影レンズを通過する被写体光を瞳分割した光束であるとともに複数の焦点検出領域に対応する光束を受光し、上記複数の焦点検出領域に対応する出力を発生するAFセンサと、上記カラー撮像素子において、上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域の出力に基いて、上記AFセンサの出力に含まれる色収差に起因する検出誤差を補正するための補正値を算出する補正手段と、上記AFセンサの出力に基いて、上記撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、上記焦点検出手段の出力と補正手段の出力とに基いて、上記撮影レンズを駆動するレンズ駆動手段と、を具備したことを特徴とする電子カメラが提供される。
第2の態様では、上記第1の態様において、上記補正手段は、上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域の出力に基づいて、被写体からの光束の色温度に関する情報を評価して、上記補正値を算出することを特徴とする電子カメラが提供される。
【0013】
第3の態様では、上記第1の態様又は上記第2の態様において、上記補正手段の上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域は、撮影画面内において上記複数の焦点検出領域をそれぞれ含むように設定されていることを特徴とする電子カメラが提供される。
【0014】
上記第1乃至第3の態様によれば以下の作用が奏される。
【0015】
即ち、本発明の第1の態様では、AFセンサにより、上記撮影レンズを通過する被写体光を瞳分割した光束であるとともに複数の焦点検出領域に対応する光束が受光され、補正手段により、上記複数の焦点検出領域に対応する出力を発生する上記カラー撮像素子において、上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域の出力に基いて、上記AFセンサの出力に含まれる色収差に起因する検出誤差を補正するための補正値が算出され、焦点検出手段により上記AFセンサの出力に基いて、上記撮影レンズの焦点調節状態が検出され、レンズ駆動手段により上記焦点検出手段の出力と補正手段の出力とに基いて上記撮影レンズが駆動される。
【0016】
第2の態様では、上記第1の態様において、上記補正手段により、上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域の出力に基づいて、被写体からの光束の色温度に関する情報が評価されて、上記補正値が算出される。
【0017】
第3の態様では、上記第1の態様において、上記補正手段の上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域は、撮影画面内において上記複数の焦点検出領域をそれぞれ含むように設定されている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
図1は本発明の焦点調節装置を備えた電子カメラの概念図である。
【0020】
同図に示されるように、この電子カメラでは、所定位置に被写体光を集光する撮影レンズ1が設けられており、その後方には当該撮影レンズ1を通過した被写体光を瞳分割して受光する焦点検出用受光センサ2と、上記撮影レンズ1を通過した被写体光を撮像する撮像素子4が設けられている。上記焦点検出用受光センサ2は、当該焦点検出用受光センサ2の出力に基づいて上記撮影レンズ1の焦点状態を検出する焦点検出部3に接続されており、該焦点検出部3の出力は該焦点検出部3の出力を補正する補正部5の入力に接続されている。さらに、上記撮像素子4の出力も補正部5の入力に接続されている。この補正部5は、上記撮像素子4の出力に基づいて色温度を検出する色温度検出部7と、上記色温度検出部7の出力に基づいて色収差補正値を計算する補正値計算部8とを有している。そして、この補正部5の出力は、制御部6の入力に接続されており、該制御部6の出力は撮影レンズ1に不図示の機械的機構を介して接続されている。
【0021】
このような構成において、上記撮影レンズ1を介して入射された被写体光は、焦点検出用受光センサ2で瞳分割されて受光される。そして、この焦点検出用受光センサ2の出力信号は焦点検出部3に入力され、該焦点検出部3にて撮影レンズ1の焦点状態が検出される。一方、上記撮影レンズ1を介して入射された被写体光は、撮像素子4にも入射され、該撮像素子4にて撮像される。
【0022】
上記補正部5では、上記撮像素子4の出力に基づいて焦点検出部3の焦点検出出力が補正される。このとき、補正部5内の色温度検出部7により撮像素子4の出力に基づいて被写体の色温度が検出される。そして、補正部5内の補正値計算部8により温度検出部7の出力に基づいて色収差補正値が算出される。
【0023】
こうして、制御部6により、上記補正部5の出力である補正された焦点検出出力に基づいて所定の焦点調節が行われることになる。
【0024】
次に、図2は本発明の実施の形態に係る焦点調節装置を備えた電子カメラの光学系の構成を示す図である。
【0025】
同図に示されるように、この実施の形態に係る電子カメラは、着脱自在の交換レンズ30とカメラボディ40とに大別される。
【0026】
先ず、交換レンズ30では、所定位置に焦点調節用レンズ11a、絞り12等からなる撮影光学系11が配置されており、その後方には被写体光を下方に反射するとともに、一部をカメラボディ40側に透過させるビームスプリッタ13が配置されている。このビームスプリッタ13の反射光の光路上にはミラー14が設けられており、当該ミラー14の反射光の光路上には焦点検出光学系16とAFセンサ17等からなる焦点検出部15が配置されている。尚、この実施の形態では、上記焦点検出部15は位相差検出方式を採用している。さらに、上記絞り12は所定の絞り開口を保持することが可能であると共に、シャッタ機能を有しており、完全に遮光する機能も備えている。
【0027】
一方、カメラボディ40では、所定位置にビームスプリッタ21が設けられており、当該ビームスプリッタ21を透過した光の光路上には、ミラー25が配置されている。そして、このミラー25で反射した光の光路上にはミラー27と接眼レンズ28からなるファインダ光学系26が配置されている。さらに、上記ビームスプリッタ21で反射された光の光路上には、赤外カットフィルタ22、光学的ローパスフィルタ(LPF;Low Pass Filter)23、固体撮像素子(CCD;Charge Coupled Device)24が配置されている。
【0028】
このような構成において、被写体からの光束は撮影光学系11を通過し、ビームスプリッタ13により、上記光束の一部がカメラボディ40に、他がミラー14を介して焦点検出部15にそれぞれ導かれる。一方、上記撮影光学系11を通過してカメラボディ40内へ導かれた被写体光束は、その一部がビームスプリッタ21を透過して、赤外光成分をカットする赤外光カットフィルタ22、モアレを低減させる光学的LPF23を介して撮像素子CCD24に導かれる。他の光束は、ミラー25で反射された後、ミラー27、接眼レンズ28等からなるファインダ光学系26へと導かれる。
【0029】
ここで、図3は上記焦点検出部15内のAFセンサ17の光電変換素子P上に被写体からの光束を導く焦点検出光学系16の構成を詳細に示す図である。
【0030】
図3において、符号11’は撮影レンズ、RFは赤外カットフィルタ、Sは視野マスク、Cはコンデンサレンズ、Kは撮影レンズ11の光軸に対して略対称に配置された開口部K1,K2を有する瞳マスク、H1,H2は瞳マスクK1,K2に対応してその後方に配置されたセパレータレンズである。上記赤外光カットフィルタRは、750nm以上の波長域の赤外光を除去し、不要な赤外光成分を除去して色収差の悪影響を最小限に抑える。
【0031】
上記撮影レンズ11’の射出瞳の領域L1,L2を通過して入射した被写体光束は、視野マスクS、赤外カットフィルタRF、コンデンサレンズC、瞳マスクKの開口部K1,K2及びセパレータレンズH1,H2を通りAFセンサ17の光電変換素子P上に再結像される。
【0032】
上記撮影レンズ11’が合焦、即ち、結像面G上に被写体像Iが形成される場合には、その被写体像IはコンデンサレンズC及びセパレータレンズH1,H2によって光軸Oに対して垂直な2次結像面P(AFセンサ17の光電変換素子P上)に再結像されて第1像I1,第2像I2となる。
【0033】
上記撮影レンズ11’が前ピン、即ち結像面Gの前方に被写体像Fが形成される場合には、その被写体像Fはお互いにより光軸Oに近づいた形で光軸Oに対して垂直に再結像されて第1像F1,第2F2となる。
【0034】
上記撮影レンズ11’が後ピン、即ち結像面Gの後方に被写体像Rが形成される場合には、その被写体像Rはお互いにより光軸Oから離れた形で、光軸Oに対して垂直に再結像されて第1像R1,第2像R2となる。
【0035】
この実施の形態では、これら第1像と第2像の間隔を検出することにより、撮影レンズ11’の焦点状態を前ピン、後ピンを含めて検出する。具体的には、第1像と第2像の光強度分布をAFセンサ17の被写体像データ出力により求めて両像の間隔を測定する。
【0036】
上記AFセンサ17は、一般にシリコンのように可視光内で比較的フラットな分光感度を有するものを用いるので、撮影レンズ11’による可視光中の長波長成分(例えばλ=720nm)r2の結像点が、撮影レンズ11’の有する軸上色収差に起因して予定結像面Gよりも後方に移動する。
【0037】
従って、図3(b)に示されるように、長波長成分反射光を多く含む被写体に対応する像間隔Z2は可視光(重心(λ=560nm))r1の反射光成分を多く含む被写体に対応する像間隔Z1より大きくなる。
【0038】
次に、図4は第1の実施の形態に係る電子カメラの交換レンズ30及びカメラボディ40内の制御系の構成を示す図である。
【0039】
先ず、交換レンズ30の制御系を詳細に説明する。
【0040】
図4に於いて、レンズマイコン31は、交換レンズ30の制御装置であり、その内部に中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)31a、リードオンリメモリ(ROM;Read Only Memory)31b、ランダムアクセスメモリ(RAM;Random Access Memory)31c、アナログ/デジタル(A/D)コンバータADC31dを有するコントローラである。さらに、レンズマイコン31は、その内部に不揮発性メモリたるEEPROM31eを有しており、焦点調節制御等に関する補正データを交換レンズ毎に記憶している。
【0041】
かかるレンズマイコン31は、上記ROM31bに格納されたシーケンスプログラムに従って一連の動作を行う。
【0042】
焦点検出部15の一部であるAFセンサ17は、レンズマイコン31によりその動作が制御される。このAFセンサ17の出力するセンサデータ(被写体像データ)は、レンズマイコン31内のA/DコンバータADC31dでA/D変換された後、RAM31cに格納される。
【0043】
レンズマイコン31は、上記センサデータに基づいて焦点検出演算を行い、更にカメラボディ40内のボディマイコン41から送信される補正データに基づいて補正演算を行って、焦点調節用レンズ11aの駆動量、駆動方向、駆動速度等を算出する。
【0044】
ここで、焦点検出部15は、交換レンズ30の種類に応じて最適化された焦点検出精度、デフォーカス検出範囲等の特性を有するように設定されている。さらに、レンズ駆動部32はレンズマイコン31からの司令に基づいて、焦点調節用レンズ11aを駆動する。そして、絞り駆動部33はレンズマイコン31からの司令に基づいて、絞り12を駆動する。
【0045】
以上の他、交換レンズ30をカメラボディ40に装着するマウント部分との接続部には、交換レンズ30側とカメラボディ40側との通信を行うための複数の電気的接点34が設けられている。
【0046】
次に、カメラボディ40の制御系を詳細に説明する。
【0047】
図4に於いて、ボディマイコン41はカメラボディ40の制御装置で、内部にCPU41a、ROM41b、RAM41c、A/DコンバータADC41dを有するコントローラである。ボディマイコン41の内部のROM41bに格納されたシーケンスプログラムに従って一連の動作を行っている。
【0048】
また、ボディマイコン41は、その内部にEEPROM41eを有しており、焦点調節、測光、AWB(オートホワイトバランス)、ストロボ制御等に関する補正データをボディ毎に記憶している。撮像素子(CCD;Charge Coupled Device)24は、撮影光学系11により形成される被写体像を撮像して電気信号に変換する。さらに、映像信号処理部42は、CCD24からの電気信号を処理して映像信号を作成する。そして、CCD制御部43はCCD24に対して駆動信号を出力してその動作を制御する。
【0049】
上記CCD24は、縦型オーバーフロードレイン型CCDであり、その詳細な構成については、図5に示される通りである。
【0050】
尚、電荷転送タイプとしては、インターライン転送型CCDがある。
【0051】
図5に於いて、このCCD24は、水平方向と垂直方向に二次元状に配置されたフォトダイオード101と、上記フォトダイオード101に蓄積された電荷を垂直シフトレジスタ103に転送するトランスファーゲート102と、転送された電荷を順次垂直方向に転送する垂直シフトレジスタ103と、垂直シフトレジスタ103により垂直方向に転送された電荷を水平方向に順次転送する水平シフトレジスタ104と、水平シフトレジスタ104により水平方向に転送された電荷を電圧信号に変換して出力する出力部105とから構成される。
【0052】
上記フォトダイオード101の前面には色フィルタが配置されており、色フィルタの配列は図7に示されるような所謂ベイヤー配列になっている。
【0053】
尚、図7に示す「R」,「G」,「B」は、それぞれ「赤」、「緑」、「青」を選択的に透過する色フィルタを示している。
【0054】
さらに、上記R,G,Bに対応する画素は、それぞれの分光感度が図8に示されるようになっている。即ち、R,G,Bは、図の如き波長域で所定の相対強度を有している。
【0055】
映像信号処理部42は、図6に示されるように、CCD24からリセットノイズ等を除去するための相関2重サンプリング回路(CDS)78と、この相関2重サンプリング回路78の出力を増幅するゲインコントロールアンプAMP79と、このゲインコントロールアンプ79の出力をAD変換してデジタル信号に変換するA/Dコンバータ80と、デジタル信号に変換された映像信号に各種の処理を行なうプロセス処理回路81とから構成されている。
【0056】
CCD制御部43は、図6に示されるように、CCD24を駆動するための転送パルス等の駆動信号を発生すると共に、上記相関2重サンプリング回路78のサンプルホールドパルス、上記A/Dコンバータ80のAD変換タイミングパルスを発生するタイミングジェネレータ(TG)82と、このタイミングジェネレータ82とボディマイコン41との同期をとるための信号を発生するシグナルジェネレータ(SG)83とから構成されている。
【0057】
記録部44は、図6に示されるように、映像信号処理部42内のプロセス処理回路81から出力される映像信号(画素データ)を記憶するメモリであるDRAM84と、上記DRAM84に蓄積された画素データをデータ量を減らして記録するために圧縮し、また記録媒体86から読み出した圧縮データの伸長を行なう圧縮伸長回路85と、上記圧縮された静止画データを記録する記録媒体86とから構成される。
【0058】
測光露出演算部45は、上記映像信号処理部42の出力する映像信号に基づいて測光値、露出制御値を算出するものである。そして、AWB部51は、上記映像信号処理部42の出力する映像信号に基づいてホワイトバランスを自動的に制御するものである。
【0059】
さらに、色収差補正演算部50は、上記映像信号処理部42の出力する映像信号に基づいて、焦点調節用の色収差補正データを演算するものであり、この算出された色収差補正データをボティマイコン41に出力する。このボディマイコン41は、色収差補正データをレンズマイコン31に送信し、該レンズマイコン31は上記色収差補正データに基づいて焦点調節動作を制御する。
【0060】
CCD制御部43は、上記測光部、露出演算部45の出力であるシャッタスピードに基づいて、撮影時の撮像素子CCD24の電子シャッタを制御する。また、ボディマイコン41は、上記測光部、露出演算部45の露出演算により算出した絞り値データをレンズマイコン31に送信する。撮像時においては、レンズマイコン31によって撮影光学系11内の絞り12の制御が行われる。表示部46は、撮像素子CCD24により撮像された映像やカメラ内部の情報をLCD等により表示し、ボディマイコン41により制御される。
【0061】
ファーストレリーズスイッチ(1RSW)47、セカンドレリーズスイッチ(2RSW48はレリーズボタンに連動したスイッチで、レリーズボタンの第1段階の押し下げにより1RSW47がオンし、引き続いて第2段階の押し下げで2RSW48がオンするよう構成されている。
【0062】
ボディマイコン41は、1RSW47オンで測光、AF動作を行い、2RSW48オンで露出動作と画像記録動作を行うことになる。以上の他、交換レンズ30を装着するマウント部には、カメラボディ40側と交換レンズ30側との通信を行うための複数の電気的接点49が設けられている。
【0063】
以下、図9のフローチャートを参照して、レンズマイコン31による制御動作を詳細に説明する。
【0064】
本シーケンスに入ると、レンズマイコン31は、先ず交換レンズ30内の各ブロックの初期化動作を行う(ステップS101)。続いて、レンズマイコン31は、カメラボディ側のボディマイコン41と相互に通信を行い、必要なデータの通信を行う(ステップS102)。尚、焦点検出時に使用される種々の補正データとしては、色収差補正データ、ボディ毎のフランジバックずれデータ、撮像素子の画素サイズに応じた合焦許容範囲に関するデータ等がある。
【0065】
続いて、上記通信により受信したボディマイコン41からのコマンドがAFコマンドであるか否かを判別する(ステップS103)。
【0066】
上記ステップS103にて、AFコマンドであると判別された場合には、詳細は後述するサブルーチン“AF”を実行し(ステップS104)、焦点検出部15(位相差検出方式)の出力に基づいて算出されたデフォーカス量に基づくレンズ駆動制御を行う。そして、AF動作の結果、合焦したか否か否かを判別し、非合焦の場合は上記ステップS104に戻ってAF動作を継続し、合焦した場合はAF動作を終了して上記ステップS102に戻る。
【0067】
一方、上記ステップS103にて、AFコマンドでないと判別された場合には、レンズマイコン31は、ボディマイコン41からのコマンドが絞りコマンドか否かを判別する(ステップS106)。ここで、絞りコマンドであると判別された場合は、通信により指示される所定の絞り値に絞り12を設定する絞り動作を行い(ステップS107)、絞りコマンドではない場合は、コマンド待ちの状態となり、上記ステップS102に戻る。
【0068】
次に、図10のフローチャートを参照して、サブルーチン“AF”のシーケンスを詳細に説明する。
【0069】
本シーケンスに入ると、先ずレンズマイコン31は、AFセンサ17の積分制御を行い(ステップS201)、AFセンサ17のセンサデータの読み出しを行う(ステップS202)。続いて、レンズマイコン31は、焦点検出演算を実行して、デフォーカス量を算出する(ステップS203)。
【0070】
次いで、ボディマイコン41との通信により、既にレンズマイコン31内のRAM31bに格納されているボディ毎の補正データHd(ピントずれ補正データ)によりデフォーカス量の補正を行う(ステップS204)。
【0071】
DF′=DF+Hd (1)
ここで、上記補正デフォーカス量DF′は、太陽光下において検出されたデフォーカス量を示すように設定されている。
【0072】
続いて、色収差補正データHiに基づいて、補正デフォーカス量DF′に対してさらに色収差分を補正する(ステップS205)。
【0073】
DF″=DF′+Hi (2)
次いで、RAM31cに記載されている合焦許容範囲Gdを、上記補正デフォーカス量DF″とを比較して、合焦許容範囲Gd内か否か判定する(ステップS206)。尚、上記(2)式において、上記合焦許容範囲Gdは、カメラボディの種類に固有のデータである。
【0074】
上記ステップS206において、合焦許容範囲Gd外であると判断された場合は、上記補正デフォーカス量DF′より合焦となる焦点調節レンズ11aの駆動量を算出して焦点調節レンズ11aを駆動する(ステップS207)。
【0075】
その後、上記ステップS201に戻り、検出した補正デフォーカス量DF″が合焦許容範囲Gd内となるまで前述の動作を繰り返し行い、上記補正デフォーカス量DF″が合焦許容範囲Gd内となるとリターンする。
【0076】
次に図11のフローチャートを参照して、カメラボディ40内のボディマイコン41の制御動作を説明する。尚、以下の説明では図12のタイムチャートを適宜参照しつつ説明する。
【0077】
不図示の電源SWがオンされるか、電池が挿入されると、マイコン41は動作を開始し、内部のROM41bに格納された以下に説明するような一連のシーケンスプログラムを実行することになる。
【0078】
本シーケンスに入ると、先ずボディマイコン41は、カメラボディ40内の各ブロックの初期化を行う(ステップS301)。続いて、レンズマイコン31との相互通信を行う(ステップS302)。この通信では、カメラボディ40に固有の焦点検出パラメータをレンズマイコン31に送信する。
【0079】
尚、上記焦点検出パラメータとしては、合焦許容範囲に関するデータ、ボディのフランジバックずれデータ等がある。
【0080】
続いて、ボディマイコン41は、1RSW47の状態を検出し(ステップS303)、該1RSW47がオフの場合は、CCD24の露光、読み出し動作である撮像動作を行い(ステップS304)、映像信号処理部42の映像信号に基づいて測光、露出演算部45により測光、露出演算を行い、本露光(画像記録)時の絞り12の絞り制御値、CCD24の電子シャッタスピード等を計算する。更に、このとき、色収差補正値検出部50は色収差補正値を算出し上記ステップS303に戻る(ステップS304)。
【0081】
上記ステップS303にて、1RSW47がオンされると、色収差補正値が算出済みかチェックし(ステップS306)、算出済みでない場合には、上記ステップS304に移行し、上記動作を行う。
【0082】
一方、上記ステップS306にて、色収差補正値が算出済みの場合には、レンズマイコン31にAFコマンドを送信する(ステップS307)。また、色収差補正値検出部50により計算された色収差補正値を、レンズマイコン31に送信する(ステップS308)。次いで、レンズマイコン31との通信により合焦、非合焦を判別し(ステップS309)、合焦ならばステップS310に移行し、非合焦の場合はステップS303に戻り、AF動作が繰り返される。
【0083】
続くステップS310では、2RSW48がオンされているか検出し、2RSW48がオフの場合は上記ステップS303に移行し、2RSW48のオンを待ちつつAF動作を継続する。
【0084】
一方、2RSWがオンされている場合は、ボディマイコン41はレンズマイコン31に対して露出用絞りデータを送信する。レンズマイコン31は絞り制御部33により絞り12を露出用絞り値に絞り込む(ステップS311)。
【0085】
続いて、CCD制御部44は信号SUBをオフしてCCD24の蓄積をスタートさせ、露出演算に基づく電子シャッタスピードで制御して露出(本露光)を行う(ステップS312)。
【0086】
この電子シャッタ動作は、CCD制御部44によりシャッタスピードに応じた所定のタイミングで転送パルスTGPを発生して、フォトダイオード101の蓄積電荷を垂直シフトレジスト103に転送する(図12参照)。
【0087】
次いで、スミアを防止するために、レンズマイコン31に対して絞りコマンドを送信して絞り12を完全に閉じさせ、CCD24を遮光状態とする(ステップS313)。そして、CCD24を遮光した状態で、CCD制御部43は信号DCLKをCCD24に出力する(ステップS314)。そして、映像信号処理部42は信号DCLKに同期して出力される映像信号(CCD信号)をAD変換して読み出す(図12参照)。さらに、読み出し映像信号の圧縮等の処理を行い、その後、記録媒体86に格納する(ステップS315)。
【0088】
続いて、ボディマイコン41は、レンズマイコン31に対して、絞り開放のコマンドを送信して絞り12を開放状態にする(ステップS316)。以上で一連の撮影動作を終了してS302に戻り同様に動作を繰り返す。
【0089】
次に色収差補正データの算出方法について説明する。
【0090】
先ず、色収差の影響を発生する代表的な光源の波長特性について説明する。
【0091】
図13は一般的な蛍光灯の波長分布を示す図である。一般に、蛍光灯には、数本の輝線スペクトルと称される光エネルギーの突出した波長が存在するが、全体的に見た光エネルギーではG出力が多くなっている。
【0092】
図14はタングステンランプの波長分布を示した線図である。色温度は、約3500〜4000K(ケルビン)であり、R成分が強い光となっている。
【0093】
次に色温度による光源の判別するための評価値m,nについて説明する。
【0094】
映像信号のR出力とB出力との比を表わす変数をmとし、図15に示すような標準光源(色温度5500K)の場合のR出力とB出力との比R/Bをm0、撮影シーンでのR出力とB出力との比をm′とする。
【0095】
かかる条件の下、次式(3)によって評価値mを求める。
【0096】
m=m′/m0 (3)
この(3)式において、mの値は標準光源の場合に比べて、R/Bが2倍であればm=2となり、R/Bが1/2であればm=0.5となる。
【0097】
次いで、映像信号のG出力とB出力、R出力との比を表す評価値をnとし、上記標準光源の場合のG出力とB,R出力との比G/(B・R)をn0、撮影シーンでのG出力とB,R出力との比をn′とする。
【0098】
かかる条件の下、次式(4)によりnを求める。
【0099】
n=n′/n0 (4)
この(4)式において、nの値は標準光源の場合に比べて、G/(B・R)が2倍であればn=2となり、逆に、1/2であればn=0.5となる。
【0100】
尚、上記数値m0、n0の値は、ボディマイコン41内のEEPROM41eに予め記憶されている。この実施の形態では、上記評価値m,nに基づいて色収差補正値を求めることとしている。
【0101】
以下、図16のフローチャートを参照して、色収差補正値計算部50において実行される色収差補正値計算のシーケンスを詳細に説明する。
【0102】
尚、レンズマイコン31内のEEPROM31e内に記録されているタングステンランプ用の色収差補正データHit、及び蛍光灯用の色収差補正データHifは、通信により既に色収差補正値計算部50に格納されている。
【0103】
先ず、色収差補正値計算部50は映像信号データを用いて、撮影画面内のR,G,B画素全ての各平均値を求める(ステップS401)。続いて、撮影領域の全領域のR,G,Bのそれぞれの平均値R,G,Bを用いて、m′,n′を算出し(m′=R・B,n′=G/(B・R))、更に上記(3)、(4)式により評価値m,nを求める(ステップS402)。
【0104】
続いて、m>2か否かを判別して(ステップS403)、m>2の場合には、n<1か否かを判別して(ステップS404)、n<1の場合はステップS405に進み、n<1ではない場合はステップS409に進む。
【0105】
ステップS405では、m>2,n<1であり、R出力が標準状態に比べて2倍以上であるのでタングステンランプと判定され、タングステンランプ用の色収差補正データHitが選択され、Hi=Hitとする。
【0106】
一方、上記ステップS403にて、m>2で無い場合には、m<1か否かを判別し(ステップS406)、m<1ではない場合はステップS409に進み、m<1の場合は、ステップS407に進む。
【0107】
ステップS407では、n>2か否か判別する。ここで、n>2の場合はステップS408に進み、n>2ではない場合はステップS409に進む。ステップS408では、m<1,n>2であり、即ち、G出力が標準状態に比べて2倍以上であるので、光源が蛍光灯であると判定され、蛍光灯用の色収差補正データHifが選択され、Hi=Hifとする。
【0108】
こうして、ステップS409では、タングステンランプ、蛍光灯以外の光源と判定され、太陽光またはそれに近い光源下であると判定し、色収差補正データをHi=0とする。以上で色収差補正値計算を終了し、求められた色収差補正データHiは、ボディマイコン41よりレンズマイコン31に送信され、焦点調節時の色収差補正に使用されることになる。
【0109】
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0110】
図17は第2の実施の形態に係る電子カメラの光学系の構成を示す図である。同図に示されるように、この実施の形態に係る電子カメラは、交換レンズ30とカメラボディ40とに大別される。
【0111】
上記交換レンズ30は、焦点調節用レンズ11a等の撮影光学系11、絞り12等から構成されている。上記撮影光学系11を通過し、カメラボディ40内へ導かれた被写体光束は、更にビームスプリッタ21によりその光束の一部は赤外光成分をカットする赤外光カットフィルタ22、モアレを低減させる光学的LPF23を介して撮像素子CCD24に導かれる。
【0112】
他方の一部の光束は、ミラー29で反射された後、焦点検出部15へと導かれる。焦点検出部15は位相差検出方式を採用しており、焦点検出光学系16及びAFセンサ17を有している。また、かかる焦点検出部15は、複数の焦点検出エリアを有している。この焦点検出エリアは、詳細には図18に符号201,202,203で示すような配置となっている。
【0113】
この他、ファインダは電子ビューファインダであり、表示部46と接眼レンズ28等から構成される。
【0114】
ここで、図18は撮影画面のレイアウトを示す図である。
【0115】
同図に示されるように、撮像素子CCD24の撮像面200と、撮影画面内の焦点検出エリア201,202,203と、色温度検出のために使用する映像信号の領域204,205,206が図示の如く割り当てられている。
【0116】
色温度検出領域204,205,206は、それぞれ焦点検出エリア201,202,203に対応して、それを含むように設定されている。
【0117】
色収差補正値計算部50は、色温度検出領域204,205,206内の映像信号に基づいて色温度評価値を検出する。そして、算出した各色温度評価値に基づいてそれぞれ色収差補正値を求める。
【0118】
焦点検出部15により焦点検出エリア201,202,203についてそれぞれデフォーカス量を検出して、各デフォーカス量に対して上記各色収差補正値を用いて補正する。この色収差補正された補正デフォーカス量は、ボティマイコン41からレンズマイコン31に送信され、レンズマイコン31により焦点調節が行われることになる。
【0119】
以下、図19のフローチャートを参照して、第2の実施の形態に係る電子カメラによる色収差補正値計算のシーケンスを説明する。
【0120】
尚、交換レンズ30内のEEPROM31eには、800nm単色光源時の550nm(太陽光)時に対する各焦点検出エリアの色収差量g1,g2,g3が格納されている。この色収差量gは、レンズマイコン31からボディマイコン41に対して送信される。そして、各色温度検出領域204(q1),205(q2),206(q3)について、色温度評価値m,nを計算してm1,n1,m2,n2,m3,n3を求める。
【0121】
本シーケンスに入ると、先ず変数iに1を代入し(ステップS501)、色温度検出領域qiについて評価値mi,niを算出する(ステップS502)。この評価値の算出方法は、前述した第1の実施の形態と同様である。
【0122】
続いて、詳細は後述するサブルーチン「色収差補正値計算」を実行して色収差補正データを算出する(ステップS503)。次いで、iをインクリメントして次の色温度検出領域を設定し(ステップS504)、全領域について終了したか否か判定し(ステップS505)、終了していない場合は上記ステップS502に戻って繰り返し実行し、全領域終了したならばリターンする。
【0123】
次に図20のフローチャートを参照して、上記サブルーチン「色収差補正値計算」について説明する。
【0124】
本シーケンスに入ると、先ずmi≧1.5か否かを判定する(ステップS601)。ここで、mi≧1.5のときはステップS602に進み、ni≦0.7か否かを判定する。mi≧1.5且つni≦0.7の場合は、被写体からの入射光は長波長成分が多く、色温度が低いと判別され、色収差量giに所定の係数klを乗算し、色温度補正データHiとする(ステップS603)。
【0125】
上記ステップS601で、mi<1.5の場合は、ステップS604に進み、mi≦0.7か否か判定する。ここで、mi≦0.7の場合は、ステップS605に進み、ni≧1.5か否か判定する。
【0126】
そして、mi≦0.7且つni≧1.5のときは、被写体からの入射光は短波長成分が多く、色温度が低いと判別され、色収差量giに所定の係数k2(k2<0)を乗算し、色温度補正データHiとする(ステップS606)。
【0127】
ステップS607では、被写体からの入射光は太陽光に近い成分の光であると判定され、色収差補正は必要ないので、色温度補正データHiをHi=0とする。以上のようにして色収差補正データHiの計算を終了する。
【0128】
以上のようにして、焦点検出エリアが対応する撮像素子CCD24の領域の映像信号に基づいて、それぞれ色温度補正量Hiを決定する。そして、ボティマイコン41による焦点検出演算により求めた太陽光下に相当する各焦点検出エリア毎にデフォーカス量DFiに対して、上記色収差補正値Hiを加算して焦点検出エリア毎に補正デフォーカス量DFi′を算出する。その後は、補正デフォーカス量に関して所定の焦点検出エリア選択アルゴリズム(例えば最至近選択)に応じて、焦点検出エリアを選択して焦点調節を行う。
【0129】
第2の実施の形態によれば、上述したような複数の焦点検出エリアに対応した色温度検出領域を設け、それぞれ別々に色温度検出を行い、色収差補正データを求めて補正するので、より正確な色収差補正を行うことができる。
【0130】
尚、上記評価値m,nに対する判定値は上記に限らず、様々に変更可能であることは勿論である。また、焦点検出エリアの数も3個に限らずより増加させてもよいことは勿論である。
【0131】
以上説明したように、本発明によれば、撮影用の撮像素子の出力に基づいて色収差補正量を求めているので、別に色温度検出センサ、検出回路、光学系を必要とせず、実質的にコストアップすることなく、更には特別にスペースを必要とすることなく、色収差の影響を除去して正確な焦点調節動作を可能とするという効果を発揮することとなる。
【0132】
尚、本発明の上記実施の形態には、以下の発明も含まれる。
【0133】
(1)撮影レンズを通過した被写体光を瞳分割して受光する焦点検出用受光センサと、
上記焦点検出用受光センサの出力に基いて、上記撮影レンズの焦点状態を検出する焦点検出手段と、
上記撮影レンズを通過した被写体光を撮像する撮像素子と、
上記撮像素子の撮像出力に基いて上記焦点検出手段の出力を補正する補正手段と、
上記補正手段の出力に基いて焦点調節を行う制御手段と、
を具備することを特徴とする電子カメラ。
【0134】
(2)上記補正手段は、上記撮像素子の撮像出力に基いて、色温度に関連するデータを検出する色温度検出手段と、上記色温度検出手段の出力に基いて、色収差補正値を算出する補正値算出手段と、を具備することを特徴とする(1)記載の電子カメラ。
【0135】
(3)上記焦点調節用受光センサは、撮影画面内の複数の焦点検出領域に対応する複数の受光領域を有し、上記焦点検出手段は、上記複数の焦点検出領域に対応する複数の焦点検出部を有し、上記補正手段は、上記複数の焦点検出領域に対応する上記撮像素子の領域の撮像出力に基いて、対応する上記複数の受光領域の出力に基づく上記複数の焦点検出部の出力を補正することを特徴とする(1)記載の電子カメラ。
【0136】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、低コスト且つ省スペースで、焦点検出における色収差を補正して正確な焦点調節を行うことが可能な焦点調節装置を備えた電子カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焦点調節装置を備えた電子カメラの概念図である。
【図2】第1の実施の形態に係る電子カメラの光学系の構成を示す図である。
【図3】焦点検出部15内のAFセンサ17の光電変換素子P上に被写体からの光束を導く焦点検出光学系16の構成を詳細に示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係る電子カメラの制御系の構成を示す図である。
【図5】図4におけるCCD24の詳細な構成を示す図である。
【図6】映像信号処理部42、CCD制御部43、記録部44等の詳細な構成を示す図である。
【図7】フォトダイオード101の前面に配置される色フィルタの配列を示す図である。
【図8】R,G,Bに対応する画素の分光感度を示す図である。
【図9】第1の実施の形態におけるレンズマイコン31による制御動作を詳細に説明するためのフローチャートである。
【図10】サブルーチン“AF”のシーケンスを詳細に説明する為のフローチャートである。
【図11】カメラボディ40内のボディマイコン41の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】ボディマイコン41の制御動作に係る各種の信号の状態を示すタイムチャートである。
【図13】一般的な蛍光灯の波長分布を示す図である。
【図14】タングステンランプの波長分布を示す図である。
【図15】標準光源(色温度5500K)のは量分布を示す図である。
【図16】色収差補正値計算部50において実行される色収差補正値計算のシーケンスを詳細に説明するフローチャートである。
【図17】第2の実施の形態に係る電子カメラの光学系の構成を示す図である。
【図18】第2の実施の形態の撮影画面のレイアウトを示す図である。
【図19】第2の実施の形態に係る電子カメラによる色収差補正値計算のシーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図20】サブルーチン「色収差補正値計算」について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ
2 焦点検出用受光センサ
3 焦点検出部
4 撮像素子
5 補正部
6 制御部
7 色温度検出部
8 補正値算出部

Claims (3)

  1. 撮影レンズとカラー撮像素子を有する電子カメラであって、
    上記撮影レンズを通過する被写体光を瞳分割した光束であるとともに複数の焦点検出領域に対応する光束を受光し、上記複数の焦点検出領域に対応する出力を発生するAFセンサと、
    上記カラー撮像素子において、上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域の出力に基いて、上記AFセンサの出力に含まれる色収差に起因する検出誤差を補正するための補正値を算出する補正手段と、
    上記AFセンサの出力に基いて、上記撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、
    上記焦点検出手段の出力と補正手段の出力とに基いて、上記撮影レンズを駆動するレンズ駆動手段と、
    を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 上記補正手段は、上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域の出力に基づいて、被写体からの光束の色温度に関する情報を評価して、上記補正値を算出することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 上記補正手段の上記複数の焦点検出領域に対応する撮像領域は、撮影画面内において上記複数の焦点検出領域をそれぞれ含むように設定されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子カメラ。
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