JPH09274211A - 測色機能付きカメラ - Google Patents

測色機能付きカメラ

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Publication number
JPH09274211A
JPH09274211A JP8082240A JP8224096A JPH09274211A JP H09274211 A JPH09274211 A JP H09274211A JP 8082240 A JP8082240 A JP 8082240A JP 8224096 A JP8224096 A JP 8224096A JP H09274211 A JPH09274211 A JP H09274211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
camera
colorimetric
unit
color
Prior art date
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Application number
JP8082240A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyako Matsushita
艶子 松下
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP8082240A priority Critical patent/JPH09274211A/ja
Publication of JPH09274211A publication Critical patent/JPH09274211A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補正用のカラーフィルタを選択するために、
被写界の色情報を測定でき、しかも、フィルタワークに
適した表示を可能とする。 【解決手段】 被写界から入射する光を複数の色成分毎
に分割して測光する測光素子7と、測光素子7によって
測光された測光値を用いて、被写界を適切なカラーバラ
ンスによって撮影するための被写界の複数の色情報を演
算する色情報演算部(CPU8,S13)と、色情報を
表示する表示装置9と、色情報演算部によって演算を行
なっている間は、表示装置9に色情報を表示することを
禁止する表示制御部(CPU8,S14)とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写界の色情報
を測定可能な測色機能付きカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】補正用のカラーフィルタは、被写体を適
切なカラーバランスで撮影するために使用され、適正な
カラーフィルタを選択するために、入射する光の色のバ
ランスを測光する測色計が用いられていた。この測色計
は、例えば、被写体の色温度、その被写体を適正な色温
度で撮影するためのライトバランシングファクタ及びカ
ラーコンペンセイティングファクタ等の色情報を測定す
ることができ、その得られた色情報から所定のカラーフ
ィルタを選択するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカメラ
では、補正用のカラーフィルタを選択するためには、そ
のカメラ以外に上述した測色計を携帯しなければなら
ず、煩わしさが生じるという問題があった。
【0004】本発明は、補正用のカラーフィルタを選択
するために、被写界の色情報を測定でき、しかも、フィ
ルタワークに適した表示が可能な測色機能付きカメラを
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、被写界から入射する光を複数の
色成分毎に分割して測光する測光部と、前記測光部によ
って測光された測光値を用いて、前記被写界を適切なカ
ラーバランスによって撮影するための前記被写界の複数
の色情報を演算する色情報演算部と、前記色情報を表示
する表示部と、前記色情報演算部によって演算を行なっ
ている間は、前記表示部に前記色情報を表示することを
禁止する表示制御部とを備えている。請求項2の発明
は、請求項1に記載の測色機能付きカメラにおいて、前
記被写界の光量を測定し、その測定結果から適正露出値
を演算する露出演算部をさらに備え、前記露出演算部の
出力に基づいた露出機能と、前記色情報演算部の出力に
基づいた測色機能のうちの一方の機能を選択する機能選
択部とを備えたことを特徴とする。請求項3の発明は、
請求項2に記載の測色機能付きカメラにおいて、前記表
示部は、前記機能選択部が前記測色機能を選択している
場合には、前記色情報演算部の演算結果を表示すること
を特徴とする。請求項4の発明は、請求項2に記載され
た測色機能付きカメラにおいて、前記表示部は、前記機
能選択部が前記露出機能を選択している場合には、少な
くとも前記露出演算部によって演算された適正露出値で
あるシャッタ速度及び絞り値を表示することを特徴とす
る。請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのい
ずれか1項に記載された測色機能付きカメラにおいて、
前記表示部は、前記ファインダ内及び/又は前記カメラ
ボディの外部において所定の表示を行うことを特徴とす
る。請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのい
ずれか1項に記載された測色機能付きカメラにおいて、
前記測光部は、前記被写界から入射する前記光を、レッ
ド、グリーン及びブルー、又は、イエロー、マゼンタ及
びシアンに分離して測光することを特徴とする。請求項
7の発明は、請求項1から請求項6項までのいずれか1
項に記載された測色機能付きカメラにおいて、前記色情
報演算部に演算を開始させる測色操作部材をさらに備
え、前記色情報演算部は、前記機能選択部が前記測色機
能を選択している場合には、前記測色操作部材が再操作
されるまでは、演算の更新を行なわないことを特徴とす
る。請求項8の発明は、請求項1から請求項7項までの
いずれか1項に記載された測色機能付きカメラにおい
て、前記表示制御部は、前記機能選択部が前記測色機能
を選択している場合には、前記測色操作部材が再操作さ
れるまでは、前記表示部による表示の更新は行わないこ
とを特徴とする。請求項9の発明は、請求項1に記載さ
れた測色機能付きカメラにおいて、撮影準備動作の継続
時間を設定する撮影準備動作タイマをさらに備え、前記
表示制御部は、前記機能選択部が前記測色機能を選択し
ている場合であって、前記撮影準備動作タイマが起動中
は、前記表示部に前記色情報を表示することを特徴とし
ている。請求項10の発明は、請求項9に記載された測
色機能付きカメラにおいて、前記表示制御部は、前記機
能選択部が前記測色機能を選択している場合であって、
前記撮影準備動作タイマが停止した後は、前記表示部を
消灯することを特徴とする。請求項11の発明は、請求
項9又は請求項10に記載された測色機能付きカメラに
おいて、前記表示制御部は、前記機能選択部が前記測色
機能を選択している場合であって、前記撮影準備動作タ
イマが停止した後にも、前記表示部に前記色情報の少な
くとも一部を継続して表示することを特徴とする。請求
項12の発明は、請求項9から請求項11までのいずれ
か1項に記載された測色機能付きカメラにおいて、前記
撮影準備動作タイマは、レリーズボタンの半押し操作又
は全押し操作によって電源が投入され、前記半押し操作
又は全押し操作が解除された場合であっても、所定の電
源保持時間が経過するまでは、前記電源を保持すること
を特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照して、実施
形態をあげて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発
明による測色機能付きカメラの実施形態を示す図であ
る。この実施形態のカメラは、被写界の光が入射する撮
影レンズ1と、この入射された光を上方に反射させる反
射ミラー2と、この反射された光を結像するフォーカシ
ングスクリーン3と、フォーカシングスクリーン3で結
像した像を反射するペンタプリズム4と、その反射した
像を観察者眼に導く接眼レンズ5と、ファインダ接眼部
20などとが備えられており、ファインダ接眼部20を
観察することによって、フォーカシングスクリーン3に
結像した被写体を確認することができる。
【0007】また、測光レンズ6は、ペンタプリズム4
から出てきた光を、測光素子7に入射させるレンズであ
る。測光素子7は、この光を赤(RED)、緑(GRE
EN)及び青(BLUE)の各色成分毎に測光し、この
各色成分毎の測光出力は、CPU8に入力されている。
【0008】CPU8は、測光素子7から入力された測
光出力を用いて、被写体を適切なカラーバランスで撮影
するために用いられる被写体の色情報、具体的には、色
温度、ライトバランシングファクタ(LB値)及びカラ
ーコンペンセイティングファクタ(CC値)を演算する
手段である。また、CPU8は、通常のカメラ機能、例
えば、測光素子7から入力された測光出力を用いて、適
正露出値としてのシャッタ速度及び絞り値を演算し、そ
の値を表示する命令や、シャッタ装置や絞り装置を駆動
する命令を生成することができる。さらに、CPU8
は、レリーズボタン12からの半押し、全押し信号によ
り、前述した露出制御や、撮影レンズ1をAF駆動する
レンズ駆動装置(不図示)などの制御をすることができ
る。
【0009】表示装置9は、CPU8において演算され
た色情報を含むパラメータを表示する装置であり、フォ
ーカシングスクリーン3の像の下部に見える位置に配置
されており、ファインダ接眼部20を介して観察するこ
とができる。従って、撮影者は、ファインダを観察する
ことによって、被写体とともに、表示装置9に表示され
るパラメータを確認することができる。
【0010】選択ダイヤル10は、露出機能などを含む
通常カメラ機能モード(第1のモード)と、測色機能モ
ード(第2のモード)のいずれかに切り換えるためのダ
イヤルである。この選択ダイヤル10は、図1において
は、カメラボディ30の内部に示されているが、実際に
は、カメラボディ30の外部に配置されている。表示装
置9は、選択ダイヤル10によって、通常カメラ機能が
選択された場合には、シャッタ速度及び絞り値を表示し
(EXP)、測色機能が選択された場合には、色温度、
ライトバランシングファクタ及びカラーコンペンセイテ
ィングファクタ等の色情報を表示する(CM)。レリー
ズボタン12は、半押し状態(半押しスイッチSW1オ
ン)によって、撮影準備動作を開始し、全押し状態(全
押しスイッチSW2オン)によって、露出制御動作を開
始する。また、この実施形態では、レリーズボタン12
は、CPU8(色情報演算部)に測色演算を開始又は再
開させるための部材(測色操作部材)を兼用している。
半押しタイマ13は、電源スイッチをオンした後に、無
操作状態が所定時間(例えば、8〜16秒程度)経過し
たこと、または、電源スイッチオン後であって、レリー
ズボタン12の半押しスイッチSW1がオンした後に、
半押しスイッチSW1がオフしてから所定時間が経過し
たことを検出するタイマである。
【0011】図2は、本実施形態に係るカメラのフォー
カシングスクリーンを示す図である。このフォーカシン
グスクリーン3は、図1に示した反射ミラー2によって
反射された被写体の光が結像する部材である。本実施形
態の場合には、図1の測光素子7で測光される範囲は、
フォーカシングスクリーン3における中央の領域31の
内部である。
【0012】図3は、本実施形態に係るカメラの測光素
子を示す図である。この測光素子7は、ストライプフィ
ルタを用いたワンチップ型のカラーセンサで構成されて
おり、本実施形態においては、9分割した短冊形の光セ
ンサの前面に色フィルタが取り付けられている。この測
光素子7は、光センサ71R,72R,73RにR
(赤)のフィルタが、光センサ71G,72G,73G
にG(緑)の色フィルタが、光センサ71B,72B,
73BにB(青)の色フィルタがそれぞれ取り付けられ
ている。従って、光センサ71R〜73Rは、R(赤)
成分の測光出力を、光センサ71G〜73Gは、G
(緑)成分の測光出力を、光センサ71B〜73Bは、
B(青)成分の測光出力を、それぞれ得ることができ
る。これらの色成分毎の測光出力は、それぞれ加算さ
れ、R成分のセンサデータDR 、G成分のセンサデータ
G 、B成分のセンサデータDB として、CPU8に送
られる。
【0013】なお、本実施形態の測光素子7は、説明の
便宜のために、9分割された短冊形の光センサの例で説
明するが、実際には、入射した光の各色成分の情報を取
り込むために、非常に多数に分割されており、さらに、
ある程度ピントがぼける位置に設置されている。それに
よって、短冊形の各光センサには、それぞれ均一に光が
当たるようになっている。
【0014】次に、本実施形態に係る測色機能付きカメ
ラの動作を説明する。まず、被写界の光は、撮影レンズ
1を介して、カメラ内部に入射される。この入射された
光は、反射ミラー2によって反射され、フォーカシング
スクリーン3において結像される。この結像された光
は、さらにペンタプリズム4において2回反射され、接
眼レンズ5で像を結ぶ。撮影者は、この像をファインダ
接眼部20から観察することによって被写界を確認する
ことができる。また、ペンタプリズム4から出た光は、
測光レンズ6によって測光素子7に入射される。測光素
子7によって測定された測光値は、CPU8に入力さ
れ、以下に示すような制御が行なわれる。
【0015】図4は、本実施形態に係る測色機能付きカ
メラの動作を示すメインフローチャートである。図4の
処理は、カメラのメインスイッチ(電源スイッチ)(不
図示)がオンされた後に、レリーズボタン12が半押し
されるか、または、レリーズボタン12の半押しによっ
て起動される半押しタイマ(撮影準備動作タイマ)13
が起動しているときに開始される。すると、ステップS
1において、被写体の測光処理が行われ、ステップS2
に進む。
【0016】次に、ステップS2おいて、CPU8は、
選択ダイヤル10が、シャッタ速度及び絞り値を表示す
る通常カメラ機能を選択しているか否かを判定する。選
択ダイヤル10が通常のカメラ機能を選択していると判
断した場合には、ステップS3に進む。
【0017】ステップS3において、測光素子7から入
力された測光値を用いて、被写界の適正露出値としての
シャッタ速度及び絞り値を演算し、ステップS2に進
む。ステップS4において、CPU8は、シャッタ速度
及び絞り値を表示装置9の所定の位置(後述する)に表
示させ、動作を終了する。
【0018】一方、ステップS4において、選択ダイヤ
ル10が通常カメラ機能を選択していない(すなわち、
測色機能を選択している)と判断された場合には、ステ
ップS5に進む。ステップS5において、CPU8は、
後述する図5〜図7に示す測色処理(表示制御処理,L
B値,色温度及びCC値の演算処理)を実行して、動作
を終了する。
【0019】図5は、本実施形態に係る測色機能付きカ
メラの測色処理サブルーチンの動作を示すフローチャー
トである。ステップS11において、再度、レリーズボ
タン12の半押しスイッチSW1がオン又は全押しスイ
ッチSW2がオンであるか否かを判断し、オンの場合に
は、ステップS12に進み、オフの場合には、処理を終
了する。ステップS12では、半押しタイマ13がオン
して、ステップS13に進む。
【0020】ステップS13において、色情報演算を開
始する。ここで、色情報演算を行なっている間は、ステ
ップS14において、表示装置9による表示を禁止す
る。ここで、表示を禁止する理由は、光源が光線状態や
入射角度によって著しく変化するので、それに対応し
て、その都度演算中の結果を表示すると、撮影者は、そ
の値を決めかねて戸惑ってしまうという可能性がある。
このために、1回の測色につき、1回の演算結果を表示
して、その間の余計な値は表示しない方が望ましいから
である。
【0021】ステップS15において、色情報の演算が
終了し、その色情報が出力されると、ステップS16に
進み、演算された色情報が表示装置9に表示される。
【0022】ステップS17において、半押しタイマ1
3がオフすると、再度、測色処理を実行するか(半押し
スイッチSW1又は全押しスイッチSW2が再度オンと
なっているか)否かを判断し、実行する場合には、ステ
ップS13に戻り、色情報の演算(ステップS13)
と、色情報の表示(ステップS16)を更新する。レリ
ーズボタン12の再押圧まで、色情報の演算及び表示の
更新を行なわない理由は、LB値及びCC値の演算結果
を見て、それぞれLBフィルタ,CCフィルタを選択す
るので、各フィルタを取り出す時間を考慮すると、ある
程度の時間は表示を残しておく必要があるからである。
【0023】ステップS18において、実行しない場合
には、ステップS19に進み、表示を消灯して、処理を
終了する。
【0024】図6は、図5に示したステップS13の測
情報演算のうちCPU8が被写体の色情報のうち、LB
値及び色温度を演算するとき行う動作を示すフローチャ
ートである。CPU8は、ステップS21において、測
光素子7からのB成分のセンサデータDB 、G成分のセ
ンサデータDG 及びR成分のセンサデータDR を読み取
り、ステップS22において、DB とDG の比であるD
BG(=DB /DG )を算出する。また、ステップS2
3において、DR とDG の比であるDRG(=DR /D
G )を算出する。
【0025】次に、ステップS24において、2つの定
数KLB1 ,KLB2 を用いて、LB値を計算する。ステッ
プS25において、計算したLB値に基づいて、テーブ
ルを参照しながら、色温度T[ケルビン]を求めて、リ
ターンする。
【0026】そして、選択ダイヤル10によって、測色
機能(CM)が選択されている場合は、図5のステップ
S16において、表示装置9の所定の位置に、色温度
(T)、LB値(LB)を表示する(その表示例につい
ては後述する)。
【0027】図7は、図5に示したステップS13の色
情報演算のうちCPU8が被写体の色情報のうちCC値
を演算するときに行う動作を示すフローチャートであ
る。CPU8は、ステップS31において、測光素子7
からのB成分のセンサデータDB 、G成分のセンサデー
タDG 及びR成分のセンサデータDR を読み取り、ステ
ップS32において、DB とDG の比であるDBG(=
B /DG )を算出する。また、ステップS33におい
て、DR とDG の比であるDRG(=DR /DG )を算
出する。
【0028】次に、ステップS34において、2つの定
数KCC1 ,KCC2 を用いて、CC値を計算して、リター
ンする。そして、選択ダイヤル10によって、測色機能
(CM)が選択されている場合は、図5のステップS1
6において、表示装置9の所定の位置にCC値(CC)
を所定の位置に表示する(その表示例については後述す
る)。
【0029】なお、通常はR,G,Bをある適当な比率
で測光に用いるが、本発明では、測色機能モード(第2
のモード)にしたときに、上記の演算を行う。また、図
4のフローチャートに示すように、図5,図6及び図7
に示す動作は、選択ダイヤル10によって測色機能が選
択されている場合にのみ行われる。
【0030】図8は、図1の接眼レンズ5を介して、撮
影者がカメラのファインダ接眼部20内において見るこ
とができるフォーカシングスクリーン3及び表示装置9
の表示例を示す図である。表示装置9は、ファインダ内
において、フォーカシングスクリーン3の下部に配置さ
れている。この実施形態においては、切換ダイヤル10
によって第2のモードにされており、図7の表示装置9
内の表示部9aに色温度(T)が、表示部9bにLB値
(LB)が、さらに、表示部9cにカラーコンペンセイ
ティングファクタであるCC値(CC)が、それぞれ表
示される。
【0031】図9(a)、(b)は、選択ダイヤル10
が通常カメラ機能と測色機能のいずれかに選択されてい
るときの、表示装置9の表示状態を示す図である。図9
(a)は、選択ダイヤル10が通常カメラ機能(EX
P)に選択されているときの表示例であり、表示部9d
にはシャッタ速度が、表示部9eには絞り値が、それぞ
れ表示されている。
【0032】図9(b)は、測色機能(CM)に選択さ
れたときの表示例であり、表示部9aには色温度(T)
が、表示部9bにはLB値(LB)が、さらに、表示部
9cにはCC値(CC)が、それぞれ表示されている。
【0033】以上説明した実施形態に限定されることな
く、種々の変形や変更ができ、それらも本発明の均等の
範囲内である。例えば、色情報の表示は、表示装置9に
よってファインダ内で観察できる位置ではなく、外部表
示装置14(図1参照)のように、カメラボディ30の
外部に設けることも可能である。
【0034】また、図5において、半押しタイマ13が
オフした後には(ステップS17)、表示装置9の表示
を消灯する(ステップS19)例で説明したが、外部表
示装置14に表示したLB値とCC値は、表示を継続す
るようにしてもよい。この理由は、色温度をファインダ
内に表示した場合には、色温度は単なる目安であるの
で、敢えて残しておく必要は少ないが、LB値とCC値
は、外部表示装置14に表示した場合には、フィルタワ
ークを行なうためには、再度測定を行なうまでは、表示
は残しておいたほうが便利だからである。
【0035】さらに、測光素子は、赤,緑及び青色に入
射光を分離する例によって説明したが、それらの補色で
あるイエロー,マゼンタ及びシアンに分離するようにし
てもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の測色機能付きカ
メラによれば、色成分毎に測光して、色情報を演算して
表示するようにしたので、簡単かつ迅速に、カラーフィ
ルタを選択する情報を得ることができ、操作性が向上す
る。このときに、色情報演算を行なっているときには、
色情報の表示を禁止する等しているので、撮影者が値を
決めかねて戸惑うことなどがなくなり、フィルタワーク
に適した表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による測色機能付きカメラの実施形態を
示す図である。
【図2】図1のフォーカシングスクリーン3上の測色範
囲の例を示す図である。
【図3】図1の測光素子7の構成例を示す図である。
【図4】図1の実施形態の動作を説明するメインフロー
チャートである。
【図5】図4のステップS5の測色処理サブルーチンを
示すフローチャートである。
【図6】図5のステップS13の色情報演算のうち、色
温度及びLB値を演算する動作を説明するフローチャー
トである。
【図7】図5のステップS13の色情報演算のうち、C
C値を演算する動作を説明するフローチャートである。
【図8】図1の接眼レンズ5を介して見られるフォーカ
シングスクリーン3及び表示装置9の表示例を示す図で
ある。
【図9】図1の表示装置の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 反射ミラー 3 フォーカシングスクリーン 4 ペンタプリズム 5 接眼レンズ 6 測光レンズ 7 測光素子 71R〜73R,71G〜73G,71B〜73B 光
センサ 8 CPU 9 表示装置 10 表示切り換えダイヤル 11 フィルム 12 レリーズボタン 13 半押しタイマ 14 外部表示装置 20 ファインダ接眼部 30 カメラボディ 31 測色範囲

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写界から入射する光を複数の色成分毎
    に分割して測光する測光部と、 前記測光部によって測光された測光値を用いて、前記被
    写界を適切なカラーバランスによって撮影するための前
    記被写界の複数の色情報を演算する色情報演算部と、 前記色情報を表示する表示部と、 前記色情報演算部によって演算を行なっている間は、前
    記表示部に前記色情報を表示することを禁止する表示制
    御部とを備えた測色機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測色機能付きカメラに
    おいて、 前記被写界の光量を測定し、その測定結果から適正露出
    値を演算する露出演算部をさらに備え、 前記露出演算部の出力に基づいた露出機能と、前記色情
    報演算部の出力に基づいた測色機能のうちの一方の機能
    を選択する機能選択部とを備えたことを特徴とする測色
    機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の測色機能付きカメラに
    おいて、 前記表示部は、前記機能選択部が前記測色機能を選択し
    ている場合には、前記色情報演算部の演算結果を表示す
    ることを特徴とする測色機能付きカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載された測色機能付きカメ
    ラにおいて、 前記表示部は、前記機能選択部が前記露出機能を選択し
    ている場合には、少なくとも前記露出演算部によって演
    算された適正露出値であるシャッタ速度及び絞り値を表
    示することを特徴とする測色機能付きカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載された測色機能付きカメラにおいて、 前記表示部は、前記ファインダ内及び/又は前記カメラ
    ボディの外部において所定の表示を行うことを特徴とす
    る測色機能付きカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載された測色機能付きカメラにおいて、 前記測光部は、前記被写界から入射する前記光を、レッ
    ド、グリーン及びブルー、又は、イエロー、マゼンタ及
    びシアンに分離して測光することを特徴とする測色機能
    付きカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6項までのいずれか
    1項に記載された測色機能付きカメラにおいて、 前記色情報演算部に演算を開始させる測色操作部材をさ
    らに備え、 前記色情報演算部は、前記機能選択部が前記測色機能を
    選択している場合には、前記測色操作部材が再操作され
    るまでは、演算の更新を行なわないことを特徴とする測
    色機能付きカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7項までのいずれか
    1項に記載された測色機能付きカメラにおいて、 前記表示制御部は、前記機能選択部が前記測色機能を選
    択している場合には、前記測色操作部材が再操作される
    までは、前記表示部による表示の更新は行わないことを
    特徴とする測色機能付きカメラ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載された測色機能付きカメ
    ラにおいて、 撮影準備動作の継続時間を設定する撮影準備動作タイマ
    をさらに備え、 前記表示制御部は、前記機能選択部が前記測色機能を選
    択している場合であって、前記撮影準備動作タイマが起
    動中は、前記表示部に前記色情報を表示することを特徴
    とする測色機能付きカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載された測色機能付きカ
    メラにおいて、 前記表示制御部は、前記機能選択部が前記測色機能を選
    択している場合であって、前記撮影準備動作タイマが停
    止した後は、前記表示部を消灯することを特徴とする測
    色機能付きカメラ。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載された
    測色機能付きカメラにおいて、 前記表示制御部は、前記機能選択部が前記測色機能を選
    択している場合であって、前記撮影準備動作タイマが停
    止した後にも、前記表示部に前記色情報の少なくとも一
    部を継続して表示することを特徴とする測色機能付きカ
    メラ。
  12. 【請求項12】 請求項9から請求項11までのいずれ
    か1項に記載された測色機能付きカメラにおいて、 前記撮影準備動作タイマは、レリーズボタンの半押し操
    作又は全押し操作によって電源が投入され、前記半押し
    操作又は全押し操作が解除された場合であっても、所定
    の電源保持時間が経過するまでは、前記電源を保持する
    ことを特徴とする測色機能付きカメラ。
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