JP2002182296A - カメラの測距点表示装置 - Google Patents

カメラの測距点表示装置

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JP2002182296A
JP2002182296A JP2000378987A JP2000378987A JP2002182296A JP 2002182296 A JP2002182296 A JP 2002182296A JP 2000378987 A JP2000378987 A JP 2000378987A JP 2000378987 A JP2000378987 A JP 2000378987A JP 2002182296 A JP2002182296 A JP 2002182296A
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JP2000378987A
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Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
Koji Ikegami
宏二 池上
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の色に係わらず見やすいスーパーイン
ポーズを表示可能なカメラの測距点表示装置を提供する
こと。 【解決手段】 複数の測距点をもつ多点自動焦点カメラ
において、被写体の色を測定する測色部4と、選択され
た測距点を表示する測距点表示部3と、上記測色部4の
測定結果に基づいて上記表示部3の表示色を選択する選
択部1aとを備え、この選択部1aが、上記測色部4の
測定結果に基づき被写体の色の例えば赤色成分と所定値
とを比較した結果に基づいてスーパーインポーズとして
認識しやすい表示色を選択し測距点表示部3に表示させ
るように構成したカメラ用の測距点表示装置を提案す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多点自動焦点カメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動焦点カメラに関する技術とし
ては、測距した点を何らかの形態でユーザに知らせる手
段が工夫されており、例えば「マルチAF」と称される
多点自動焦点式カメラの技術の多くは、ファインダ内に
最終的に選択する測距点をスーパーインポーズで表示す
るのが一般的である。
【0003】このようなスーパーインポーズは、単一色
のLEDを使用するのが普通であるが、被写体によって
はスーパーインポーズが見にくい場合が生ずるため、こ
の不具合に対して特開平10−186492号公報に提
案された技術では、被写体の輝度によってスーパーイン
ポーズの表示色を変更するように改良している。
【0004】スーパーインポーズを応用したものはこの
他にも様々な形態があるが、ファインダ内で被写体像と
共に目視確認する形態に多く利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術におけるスーパーインポーズは、被写体
の色によっては認識ができ難い場合がまだ多く生じがち
である。具体的には、赤っぽい被写体に赤色点灯すると
スーパーインポーズとしては見にくい。また、暗めの被
写体に緑等の色で点灯する場合もやはり見にくい。よっ
て、ファインダ内にスーパーインポーズをする場合は、
被写体の色を考慮に入れて、認識しやすい色によって表
示することが必要とされる。
【0006】そこで本発明の目的は、被写体の色に係わ
らず見やすいスーパーインポーズ点灯表示が可能なカメ
ラの測距点表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため、本発明では次のような手段を講じてい
る。すなわちこの発明は、被写体像を観察する為の観察
手段内に被写体像に重ねて所望の情報を表示する場合、
測距点周辺の光を検知し、所定の手法に基づき被写体色
を求め、その被写体色に基づき見やすい点灯色を適宜選
択し、その色で表示点灯を行なうことで、被写体色に係
わらず見やすい表示を実現しようとするものである。
【0008】第1の発明によれば、複数の測距点を持つ
多点自動焦点カメラにおいて、被写体の色を測定する測
色部と、選択する測距点を表示する表示部と、その測色
部の測定結果に基づいて上記表示部の表示色を選択する
選択部とを備えているようなカメラの測距点表示装置を
提案する。
【0009】上記選択部は、上記測色部の測定結果に基
づき、例えば赤色と所定値とを比較し、その結果に基づ
いて表示色を選択するような上記載の測距点表示装置を
提案する。また、上記選択部は、上記測色部の測定結果
に基づき、例えば赤色成分とその他の色成分(例えば
緑、青)とを比較し、その結果に基づいて表示色を選択
するような上記載の測距点表示装置を提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】複数の実施形態を挙げて本発明に
ついて詳しく説明する。 (第1実施形態)図1〜図10に本発明に係わる第1実
施形態を例示する。図1は、本発明に係わるカメラに組
み込む測距点表示装置の構成を概略的に示す。この測距
点表示装置は機能別に次のように構成されている。すな
わち、被写体までの距離を求めるため所定の測距動作を
制御するための測距制御部1と、この測距制御部1の制
御に基づき、その被写体に対する合焦点を検出する焦点
検出部2と、その被写体の色の種別を測定する測色部4
とをこの測距点表示装置は有している。また、上記測距
制御部1の内部には、上記測色部4が測定し判別した被
写体の色に基づいてスーパーインポーズ点灯用の表示色
として認識しやすい色を選択する選択部1aを有してお
り、更に有する測距点表示部3がこの選択部1aで選ば
れた色にて、スーパーインポーズ点灯動作を行なうよう
に構成されている。
【0011】なお、測距制御部1は制御プログラムが稼
動するマイクロコンピュータ(マイコン)であり、選択部
1aはこのマイコン内で動作するプログラムの一機能モ
ジュールである。焦点検出部2はこの例の場合、周知の
マルチAF用の焦点検出装置(AFユニット)であり、
測距点表示部3はファインダ内のスーパーインポーズ用
の表示器であり、測色部4は被写体色を感知するための
周知な色センサである。
【0012】上述のように構成された測距点表示装置に
おいて、測距制御部1は、色センサで成る測色部4に入
射された測距点周辺からの光を基にして、例えば赤・緑
・青のようなRGBのウエイト(重み付け)から被写体
色を求め、その被写体色によって見やすい点灯色を選択
部1aが適宜選択し、その選択した色を測距点表示部3
に指示してスーパーインポーズ点灯を行なうように制御
する。具体的に例えば、赤っぽい明るめの被写体像の場
合には、緑色を選択してこの緑色でファインダ内にスー
パーインポーズ点灯する。これにより、被写体色に係わ
らず見やすいスーパーインポーズ表示にすることができ
るようになる。
【0013】以下、図2〜図7に基づいて銀塩カメラに
本発明を適用した第1実施形態としての測距点表示装置
について詳しく説明する。図2は、この測距点表示装置
を含む銀塩一眼レフカメラの構造を、その要部を通る縦
断面図で示している。この一眼レフカメラに適用した実
施形態に例示する多点自動焦点カメラ(多点自動測距カ
メラ)は、図2に示すような各種の主要構成要素から作
られている。すなわち、カメラボディ10の光軸上に
は、撮影レンズ11が交換可能に装着されている。ま
た、光を所定の割合で分割して後述のファインダ光学系
とAFユニット15にその光の一部を導くメインミラー
12と、同じくその光の一部をAFユニット15に導く
サブミラー13とが配設され、露光時はこれらのミラー
が上部に跳ね上がって退避するように構成されている。
【0014】上記メインミラー12の後方にはシャッタ
14が開閉可能に設けられている。その下方には、周知
のTTLパッシブ位相差検出方式で焦点を検出するため
のAFユニット15が配設されている。上記AFユニッ
ト15は次の各構成要素から作られている。すなわち、
入射光の赤外成分をカットして、正確な焦点検出を可能
にする赤外カットフィルタ16と、光束を集光させるコ
ンデンサレンズ17と、その光束を直角に反射させる全
反射ミラー18と、その光束を更に二分割する光分割器
70とを有しており、分割された光束の一方を集光検出
用に利用するため、その光束を収束して後段で再結像さ
せるセパレータレンズ19と、その光通過量を制限する
視野マスク20と、光電変換素子で成るエリアセンサ
(集光検出素子)21とを有する。また、他方の分割され
た光束を測色検出用に利用するため、その収束する受光
レンズ71と、所定の波長選択フィルタ72と、所定の
測色センサ73とをさらに有する(図6にて詳細後
述)。
【0015】上記メインミラー12の上方に形成された
ペンタハウスには、ファインダ光学系および視線検出装
置を構成する次の構成要素が設けられている。例えば、
撮影レンズ11の予定結像面に配置されたピント板22
と、ファインダ光学系に光を導くコンデンサレンズ23
と、ファインダ光路変更用のペンタプリズム24とが光
軸上に配置されている。
【0016】また、被写体輝度を測定するための結像レ
ンズ25と測光センサ26と、撮影者であるユーザの眼
球27の視線方向を検出するため周知の視線検出装置2
8〜33が設けられている。さらには、眼球27を照明
する光源として二つのLED28,29が配置されてい
る。但しその光源の個数は二つとは限らず、数個のLE
Dが眼球27を照明するように配置されていてもよい。
【0017】光軸上には、上記ペンタプリズム24に隣
接して接眼レンズ30が配置されている。また、可視光
を透過して赤外光を反射するミラーであり且つ視線検出
用のイメージセンサ33に光を分割する光分割器31
と、受光レンズ32と、イメージセンサ33がそれぞれ
設けられている。
【0018】上記イメージセンサ33はCCD等の光電
変換素子列から成るエリアセンサであり、受光レンズ3
2に関して所定の位置に在る眼球27の瞳孔近傍と共役
になるように配置される。そしてLED28,29の眼
球27による反射光を受光し、撮影者の視線を検出する
ようになっている。
【0019】上記ペンタプリズム24に隣接した前方に
は、周知のスーパーインポーズ装置34〜37が配置さ
れており、これは、投光用プリズム34と、集光レンズ
35と、後述の図5で説明するように測距枠で成る測距
枠板36と、測距領域数に応じて複数配置されるスーパ
ーインポーズ用LED37から構成されている。
【0020】選択測距領域に応じたスーパーインポーズ
用LED37が点灯すると、それに応じた測距領域の測
距枠板36が照明されて、撮影者には図5のように測距
枠60が点灯するように見える。それぞれの測距領域
で、撮影レンズ11からの光とスーパーインポーズ用L
ED37からの光のパララックスが無いように、予め適
宜調整されている。
【0021】図3には、この多点自動測距カメラの詳細
構成を具体的に電気制御系を含む機能ブロック図で示
し、その動作概要についても説明する。このカメラの各
部の構成において、制御部40はカメラ全体の統括的な
制御を行なうため、この内部には例えばCPUから成る
演算・処理部41と、ROM42と、RAM43と、A
/Dコンバータ44と、EEPROM45と、前述した
測距制御部1とを備えている。
【0022】上記制御部40は、ROM42に格納され
た後述のカメラシーケンス制御プログラムに従ってカメ
ラの一連の動作を制御する。またEEPROM45に
は、AF制御及び測光等に関する補正データをそのカメ
ラボディ毎に固有の情報として記憶保持可能になってい
る。
【0023】さらに制御部40には、エリアセンサ2
1、レンズ駆動部46、エンコーダ47、測光部49、
シャッタ駆動部50、絞り駆動部51、及びフィルム駆
動部52が、この制御部40と相互通信可能に接続され
ている。
【0024】このような構成において、レンズ駆動部4
6は、制御部40の制御に基づき、撮影レンズ11のフ
ォーカシングレンズ(不図示)をモータ(ML)48で駆動
する。このとき、エンコーダ47は、上記フォーカシン
グレンズの移動量に応じたパルスを発生させて制御部4
0に送り、レンズ駆動が適宜制御されるように設定され
ている。
【0025】また測光部49は、撮影領域に対応したシ
リコンフォトダイオード(SPD)26を有しており、被
写体の輝度に応じた出力を発生する。制御部40は、測
光部49の測光結果をA/Dコンバータ44によりデジ
タル信号化させて、その測光値をRAM43に格納す
る。
【0026】シャッタ駆動部50及び絞り駆動部51
は、制御部40からの所定の制御信号により動作し、そ
れぞれ不図示のシャッタ機構および絞り機構を駆動して
フィルム面に露光を行なう。フィルム駆動部52は、制
御部40からの所定の制御信号によりフィルムのオート
ローディングや、巻上げ及び巻戻し動作を行なう。
【0027】ファーストレリーズスイッチ(以下1RS
Wと略称)53とセカンドレリーズスイッチ(以下2R
SWと略称)54は、不図示のレリーズ釦に連動した二
段階スイッチであり、レリーズ釦の第一段階の押下操作
により最初に1RSW53がオンし、引き続いて第二段
階の押下げ操作で2RSW54がオンする。制御部40
は、1RSW53のオンで測光処理および自動焦点調節
(AF)処理を行ない、2RSW54のオンで露出動作と
フィルム巻上げ動作を行なうように各部位を適宜制御す
るように設定されている。
【0028】また、前述したカメラの測距点表示装置と
しては、測距位置についてスーパーインポーズ表示をす
るための測距点表示部3と、被写体の色を測定する測色
部4(詳細図6参照)と、スーパーインポーズの光源と
して赤(R)と緑(G)の複数のLED37を有している。こ
れは、光学的な被写体の色によって選択的に発光するよ
うに、例えば周知の2色点灯可能なLEDチップを用い
てもよいし、複数のLEDを選択投光できる光学系を用
いて構成してもよい。
【0029】図4には、上述したカメラの測距点表示装
置の自動焦点光学系を示している。
【0030】ここには、周知のTTLパッシブ位相差検
出方式(TTLパッシブ方式と略称)の測距光学系を例
示する。この方式は、図示の如く撮影レンズ11の射出
瞳Hの領域Ha,Hbをそれぞれ通過して入射してきた
被写体光束が視野マスク20に入射する場合の測距方式
である。
【0031】コンデンサレンズ17で集光された光束
は、セパレータレンズ19であらかじめ二つに分割され
てから、視野マスク20(即ち、左のマスク20a、右
のマスク20b)をそれぞれ通過して、エリアセンサ2
1(即ち、左のセンサ21a、右のセンサ21b)に入
射するように構成配置されている。
【0032】よって、左右のエリアセンサ21から出力
される被写体像データに対して周知の相関演算を施し、
左右の二像間隔が検出される。そしてこの測距方式で
は、この検出された二像間隔値と基準値との差がデフォ
ーカス量に対応し、求めたデフォーカス量より撮影レン
ズ11の駆動量を演算するようになっている。
【0033】図5はファインダ内のスーパーインポーズ
の表示例である。ファインダ内には測距点に対応する複
数位置(測距枠)を点灯表示できるように設定されてお
り、例えば図示の如く、矩形の測距枠60を視野の中心
として、さらに水平方向に測距枠61〜64が並設さ
れ、鉛直方向にはその測距枠60の上下に測距枠65,
66が配設されている。この例の場合は、中心に設けら
れた測距枠60が所定の色で点灯され、この位置が測距
対象位置(測距点)であることを表わしている。
【0034】ここで図6(a),(b)に基づき測距点
表示装置について詳しく説明する。この測距点表示装置
の測色部を図6(a)に拡大して示し、図6(b)には
測色センサ73を含む構成を示している。このカメラボ
ディ内の測色窓には、二眼の受光レンズ71が配置さ
れ、個々のレンズはフィルム写し込み部近傍と等価な位
置の光束を二分割させた測色センサ73の受光面に導く
ように配置構成されている。上記測色センサ73のそれ
ぞれの受光面上には波長選択フィルタ72が設けられ、
この波長選択フィルタ72の一方には赤色透過用フィル
タ72(R)、他方には緑色透過用フィルタ72(G)が配設
されており、それぞれの測距点に対応する被写体色が測
定できるように構成されている。
【0035】そして、AFユニット15において、コン
デンサレンズ17を通過し全反射ミラー18で直角に反
射された光束の一部は、光分割器70で更に直角に反射
されて二分割され、その光束が、受光レンズ71と波長
選択フィルタ72を経由して、測色センサ73に到達す
る。よって、この測色センサ73が到達した光束の色の
うち赤色成分および緑色成分を測定すれば、何れの色成
分が多いかがわかる。
【0036】そこで、この測定結果は所定信号によって
測距制御部1に通知され、選択部1aがその色成分の比
較を行った結果を考慮して、例えば2つの色(緑、赤)
からスーパーインポーズとして認識しやすい点灯表示色
を選択し、測距点表示部3にその色を指示して点灯表示
させるようにする。
【0037】図7(a),(b)には具体的に被写体別
のスーパーインポーズ表示例を示し、図7(a)にはこ
の被写体が赤色系の電車の場合、図7(b)には被写体
が黒色系服を着た人物の場合をそれぞれ例示している。
【0038】実際この測距点表示装置の動作において
は、図7(a)の如く「明るめ」の色の被写体(赤色電
車)には「暗め」の色(例えば緑色)でスーパーインポ
ーズ点灯表示を行なう。また、図7(b)の如く暗めの
色の被写体(黒っぽい服を来た人物)には明るめの色
(例えば赤色)でスーパーインポーズ点灯表示を行な
う。
【0039】尚、上記「明るめ」の色とは、赤色成分の
相対的に多い色を云い、上記「暗め」の色とは、緑色成
分の相対的に多い色を云う。測色処理はこの例の場合、
RGB(赤緑青)を基本として緑色や赤色に関する色セ
ンサで読み込み、所定の判定アルゴリズム(詳細後述、
図9参照)に従って行なうものとする。
【0040】つづいて、図8〜図10に示すフローチャ
ートに基づいてこのカメラの測距点表示装置の動作につ
いて説明する。尚、カメラは一眼レフカメラとする。図
8は、このカメラ全体の動作を示すカメラシーケンス
(メインルーチン)である。
【0041】カメラボディのパワーSWがオンされる
と、制御部40は先ず各部位の初期化(イニシャライズ)
処理を行なう(S1)。そしてこの時、制御部40はバッ
テリチェックを行ない、バッテリ残量が不足或いは残り
少ない場合にはファインダ内の表示部にその状態通知を
表示して、所定時間計時後、機能停止する。一方、バッ
テリチェックの結果が良好の場合、制御部40はEEP
ROM45から撮影コマ数等の情報を読み出し表示す
る。また、撮影モードの変更の有無に応じたモード設定
を行ない、各モードに応じた表示も行なう。
【0042】ステップS2のおいては、レリーズ操作と
して1RSW53がオンされたか否かを判断し(S2)、
まだの場合はオンされるまで待機する。尚、ここでもし
パワーSWがオフされればオフされた時点で一連の処理
を終了するものとする。
【0043】1RSW53がオンされると、測光部49
のAE回路によって被写体に対する測光処理を行ない
(S3)、露光条件を決定する。続いてAFユニット1
5によって測距処理を行ない(S4)、被写体距離を求
める。その結果から制御部40は合焦、非合焦の判定を
行なう。
【0044】被写体の色を前述した手法の測色処理によ
って判別する(S5:詳細図9)。
【0045】そして、後述する方法で測距点近傍の測色
結果から被写体の色を判別して、表示色指定用のフラグ
のON/OFF設定を行なうことで色を指定選択する。
【0046】被写体に合焦した場合、色指定用のフラグ
のON/OFFに基づき測距点表示を行ない、対応する指定さ
れた色でその測距枠を点灯する(S6:詳細図10)。
【0047】次に、その測距結果に基づいて撮影レンズ
の駆動量設定してレンズ駆動を行なう(S7)。そして
合焦点結果をファインダ内に表示する。尚、測距点は、
初期設定(デフォルト)では中央の測距枠60であるが、
所望により所定操作あるいは所定のアルゴリズムに基づ
く自動選択により、異なる場所に測距点を変更すること
もできる。この場合も対応する測距枠を点灯する。
【0048】上記一連の処理の後、制御部40は1RS
W53がオンしているか否かを再び検出し、1RSW5
3がオンして更に2RSW54がオンされたかどうかを
調べる(S8)。ここで、2RSW54がオンされていな
い場合は上記ステップS2へ戻るが、2RSW54がオ
ンされている場合は、前述の露光条件を考慮した演算結
果に基づき所定の露出動作を行った後に、銀塩フィルム
ヘの露光を行なう(S9)。そして次に、点灯していた測
距点表示を消灯する(S10)。その後、EEPROM
45に記憶されたコマ数をカウントアップすると共に、
フィルムを1コマ分巻上げた後、上記ステップS2へ戻
る。
【0049】上述した図8中の測色処理に係るサブルー
チンについて図9及び図10を参照してさらに詳細に説
明する。図9は、図8中のステップS5で最終的に選択
した測距点の被写体色を測定して判別するための判定ア
ルゴリズムに基づく「測色」ルーチンをフローチャート
で示す。
【0050】制御部40は、AF回路から選択した測距
点に対応して、測色センサ73の緑色光出力であるBV
Gを読み込み(S20)、続いて同様にして赤色光出力で
あるBVRを読み込む(S21)。つまり、赤と緑の色成
分に関して注目する。
【0051】赤色光出力BVRがEEPROM45に予
め記憶されていた第1の所定値(所定値BVN)よりも
小さいか否かを比較し(S22)、もしBVN以上の場合
は測色出力の判断が「充分な明るさである」と判断し、
次に上記検出した緑色出力BVGに第2の所定値(所定
値C)を加えた値と赤色光出力BVRとの大きさを比較
する(S23)。ここでの所定値Cは、各々の色の感度差
や色判断上のオフセット値を基に決定された値である。
【0052】上記ステップS23において、もしBVR
がBVG+Cよりも大きい場合は、点灯する色を指示す
るための色指定フラグを1(ON)に設定し、緑色発光を選
択指定する(S24)。
【0053】上記ステップS22で、もしBVRがBV
Nよりも小さい、又は上記ステップS23でBVRがB
VG+C以下の場合は、ステップS25へ進み、色指定
フラグを0(OFF)に設定し、赤色発光を選択指定する(S
25)。そして、図8中のステップS6直前の処理ステ
ップ(即ち色指定フラグのチェック処理)にリターンす
る。
【0054】また図10には、図8中のステップS6
「測距点表示」ルーチンのフローチャートを示す。ステ
ップS30にて、明るめの被写体であるか否かを、色指
定フラグが0(OFF)か否かで判定し(S30)、もしこの
色指定フラグが0(OFF)の場合は、発光素子LEDをバ
イアスして赤色発光駆動を行なう(S31)。一方、色指
定フラグが0以外(例えば1(ON))の場合は、順バイア
スによって緑色発光を行なう(S32)。そして、図8中
のステップS7の直前にリターンする。
【0055】このように、第1実施形態に例示の銀塩カ
メラに組み込んだ測距点表示装置によれば、RGBのう
ち赤と緑の2色に関して測色処理し、該当する測距枠の
点灯用の光源も同じ2色を適宜に使い分けている。尚、
測距枠の点灯もスーパーインポーズ表示の一種である。
そして、例えば、測距した被写体が明るめの色(赤色成
分が多い)ならば緑色のLEDをその測距枠の点灯に用
い、暗めの色(緑成分が多い)ならは赤色のLEDをそ
の測距枠の点灯に用いるので、その被写体と測距枠の点
灯色との区別が容易になる。その結果、被写体の色に係
わらず見やすいスーパーインポーズを表示可能な銀塩カ
メラのための測距点表示装置を実現できる。
【0056】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について図11〜図13に基づいて説明する。この
第2実施形態は、銀塩撮影と電子撮像兼用のカメラに組
み込む測距点表示装置の一例である。この種のカメラ
は、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の
ほか、被写体像を電気信号に変換するための電子撮像装
置も備え、銀塩撮影に同期して電子撮像を行ない撮像し
た電子画像をモニタ画面上に表示するようにしたカメラ
である。銀塩フィルムに撮影された画像を後で確認する
ことができる。
【0057】図11はこの電子カメラのボディの正面上
部を示し、ストロボ発光手段と撮像ユニットが被写体に
対面するようにポップアップされた状態を表わし、図1
2はこのカメラボディの背面部分を示し、ポップアップ
ユニット80が収納された状態を表わしている。カメラ
ボディ上面にはパワーSW5があり、このパワーSW5
のオン操作に連動してポップアップユニット80が図1
1の如く機械的にポップアップされるように設定されて
いる。
【0058】このポップアップユニット80にはストロ
ボ部と電子撮像部とが内蔵されており、このためユニッ
ト内面には、ストロボ光を透過させる透光パネル81
と、後述する電子撮像素子に被写体像を形成するため、
撮影レンズ11とは独立した撮像光学系(詳細後述)の
一部を成す凹レンズ82とが隣接して配置されている。
【0059】そのほかカメラボディ上面には、撮影モー
ド切換手段である撮影モード切換釦55が設けられ、例
えばハイブリッド撮影モード、銀塩撮影モード、デジタ
ル撮影モードなどが設定可能になっている。さらに、銀
塩撮影装置または電子撮像装置の動作開始を指示するレ
リーズ釦6が二段階押圧可能に設けられている。
【0060】また、図12に示すこのカメラボディの背
面部分には、撮影レンズ11を透過した被写体光に基づ
いて被写体像を観察するための光学式ファインダの接眼
窓7と、上記電子撮像素子から取り込まれた電子画像を
表示するLCDモニタ8と、このカメラ内に装填された
フィルムの種類を確認するための確認窓39と、例えば
ズームレンズである撮影レンズ11の焦点距離を手動で
ズームアップ/ズームダウンして選択的に変更するため
のズーム操作ボタン56がそれぞれ配設されている。
【0061】このように構成されたカメラの測距点表示
装置の動作について説明すると、このカメラ全体の動作
を示すメインルーチンは、前述した図8が示すフローチ
ャートの動作手順とわずかながら差異があり、これは、
例えば一駒巻上げ(S11)直後に、電子画像をLCD
モニタ8に表示し、所定の画像記憶領域(例えばフラッ
シュメモリ)にその画像データを記憶するという処理ス
テップが更に付け加えられる。
【0062】また、サブルーチンとしての「測色」処理
は、CMOSイメージャの出力であるRGB(赤緑青)
の信号に基づいて信号処理回路が行なうこととする。も
う1つのサブルーチンとしての「測距点表示」処理は、
前述した図10のフローチャートとまったく同じであ
る。
【0063】ここで、銀塩撮影と電子撮像兼用カメラが
ポップアップユニット80内に有する電子撮像装置とス
トロボ発光装置の構成について具体的に説明する。図1
3には、カメラの電子撮像装置およびストロボ発光装置
の主要部分をブロック図で示している。
【0064】この電子撮像装置は、前述したようにポッ
プアップユニット80に内蔵されており、被写体像をI
Cチップ85上に形成されたCMOSイメージャ85a
上に結像させるため、凹レンズの負レンズ82a,82
bと、凸レンズの正レンズ83a,83bを含み、これ
らレンズ群中に固定絞り12が介在配置されて撮像光学
系を構成している。
【0065】CMOSイメージャ85a上に結像された
被写体像は、アナログ映像信号に変換され、さらにIC
チップ85上に形成された専用の制御回路(不図示)によ
って、デジタル−イメージデータに変換されて、信号処
理回路91に出力される。
【0066】この信号処理回路91は内部にRISCプ
ロセッサ、カラープロセッサおよびJPEGコアを含
み、ICチップ85から得られたデジタル映像信号の圧
縮、伸張、ホワイト・バランス処理、エッジ強調処理、
後述の文字情報との合成、LCDモニタ8に出力される
コンボジット信号(輝度信号、色差信号)への変換、お
よびLCDモニタ8のバックライト92の制御などを行
なうように設定されている。
【0067】上記LCDモニタ8は、例えば周知の透過
型液晶パネルであり、当該モニタ8の周囲が暗い状況で
は、そのパネルの裏面からバックライト92で照明され
ることで、その表示内容を視認容易に構成している。な
お、このLCDモニタ8として採用する形態は、透過型
に限らず、反射型であっても構わないが、反射型液晶の
場合、補助照明としては液晶の表示面から照らすフロン
トライトとなる。
【0068】EPROM93には、信号処理回路91に
含まれる所定のプロセッサで処理される制御プログラム
が予め格納されている。DRAM94は、画像処理前の
画像や、画像処理中の画像イメージを一時的に記憶する
ためのメモリである。フラッシュメモリ95は、最終的
に確定された画像を記憶する不揮発性のメモリであり、
このカメラのパワーSWがオフされても記憶内容は保存
されており、カメラからの取り外しも可能である。
【0069】また、撮像光学系のレンズの撮像画角は、
撮影レンズ11の最も短焦点(ワイド端)の撮像画角と
略同一に設定されており、撮影レンズ11の焦点距離が
変更された場合には、上記信号処理回路91によって電
子画像を拡大・縮小(即ち電子ズーム化)することによ
ってLCDモニタ8に表示される電子画像と、不図示の
銀塩フィルムに記録される潜像の画角を略一致させるよ
うになっている。
【0070】次に、ここに同じく含まれるストロボ発光
装置について説明すると、このストロボ発光装置を構成
する要素として、パネル81、反射傘86、発光管87
およびトリガ回路88は、ポップアップユニット80に
内蔵されている。
【0071】そして、トリガ回路88から出力されるト
リガ信号によって発光管89内に封止されているキセノ
ンガスが励起されて発光し、その光は反射傘86で反射
され、さらにフレネルレンズを含むパネル81を通過し
て被写体に照射されるようになっている。
【0072】このストロボ発光装置の発光画角は、撮影
レンズ11の最も短焦点(即ちワイド端)の撮像画角と
略同一に設定されている。
【0073】トリガ回路88への発光指示を行ったり、
或いはストロボ用メインコンデンサ(不図示)の充電処理
を行なうストロボ回路98が、データバス99によって
CPU41と接続され、相互に所定データの授受が可能
になっている。
【0074】このCPU41は、これらの各駆動回路等
の動作を統括して制御する。さらに、信号処理回路9
1、EPROM93、DRAM94およびフラッシュメ
モリ95は、データバス96によって接続され、相互に
所定データが授受可能になっており、これらの各動作を
信号処理回路91が統括して制御している。
【0075】また、CPU41と信号処理回路91は通
信ライン97で接続され、イメージ信号の取り込みタイ
ミングや、電子撮像と銀塩撮影のタイミングを合わせる
等の制御がこの通信ライン97を経由して行われる。
【0076】このように、第2実施形態に例示した銀塩
撮影と電子撮像兼用カメラに組み込んだ一例としての測
距点表示装置によれば、構成的にこの種のカメラのポッ
プアップユニット内には電子撮像素子(ICチップ85
上のCMOSイメージャ85a)が備えられている。よ
って、この第2実施形態では、その電子撮像素子部分を
本発明の目的のため測色センサ(色センサ)部分として
利用できる。
【0077】したがって、前述した第1実施形態で例示
のように新たに測色センサ73をはじめとする構成要素
(例えば受光レンズ71、波長選択フィルタ72、或い
は光分割器70)を設ける必要がないので、この種のカ
メラには本発明が適用しやすいことがわかる。
【0078】また例えば電子撮像素子としてのICチッ
プ85が電荷結合素子(CCD)ならば、そのCCDを測
色センサ(色センサ)として同じように利用できる。こ
れによってRGB(赤緑青)の信号が得られるので、その
信号に基づき、前述同様に測色処理を行ない、被写体の
色に対してスーパーインポーズを認識容易な色で点灯す
ることができる。その結果、被写体の色に係わらず見や
すいスーパーインポーズを表示可能な銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラの測距点表示装置が実現できる。
【0079】(変形例)上述した複数実施形態は次のよ
うに変形実施してもよい。デジタルスチルカメラ(電子
カメラ)は上述のCCDを電子撮像素子として用いるの
で、デジタルスチルカメラにも本発明は適用できる。前
述の実施形態では、2色測色、および2色点灯を例にし
て説明したが、例えばそれ以上の種類の色に基づいて測
色及び点灯を行ってもよい。そして、明るめの色を赤
色、暗めの色を緑色に限定せず、その他の色、例えば青
色などもRGBならば同様に利用できる。
【0080】被写体の色に関する判定アルゴリズムにお
いては、輝度のほか明度、彩度などを考慮に加えてさら
に詳しい比較判定を行ってもよい。これらにより、さら
に判定が正確となり、見やすいスーパーインポーズの表
示の実現にも有益となり、前述の実施形態と同等以上の
効果が期待できる。
【0081】また実施形態には、測距点を明示するため
測距枠の点灯に適用した例を示したが、その他の情報、
例えば所定のマークや文字などを被写体像の上に重ねて
表示する場合などにも、同様に本発明は適用可能であ
る。このほかにも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形実施が可能である。
【0082】以上、実施形態に基づき説明したが、本明
細書中には次の発明が含まれる。
【0083】(0) 被写体像を観察する為の観察手段
(ファインダ等)の内に被写体像に重ねて所望の情報を表
示する場合、測距点周辺の光を検知し、所定の手法に基
づき被写体色を求め、この被写体色に基づいて見やすい
点灯色を適宜選択し、その色で表示点灯を行なうカメラ
を提供できる。
【0084】(1) 複数の測距点をもつ多点自動焦点
カメラにおいて、被写体の色を測定する測色部と、選択
された測距点を表示する測距点表示部と、上記測色部の
測定結果に基づいて上記測距点表示部の表示色を選択す
る選択部と、を備え、上記選択部は、上記測色部の測定
結果に基づき赤色成分と所定値とを比較した結果に従っ
てスーパーインポーズの表示色を選択して表示すること
を特徴とするカメラの測距点表示装置を提供できる。
【0085】(2) 上記測色部の測定結果、被写体が
明るめの色(赤色成分の多い色)であると測定された場合
に、上記選択部において暗めの色(赤色成分の少ない色)
を選択し、一方、被写体が暗めの色であると測定された
場合には、上記選択部において明るめの色を選択するこ
とを特徴とする(1)に記載のカメラの測距点表示装置
を提供できる。
【0086】(3) 上記多点自動焦点カメラは、電子
撮像手段を持つカメラであり、上記測色部は、電子撮像
用の撮像素子の出力に基づいて測色判定を行なうことを
特徴とする(1)に記載のカメラの測距点表示装置を提
供できる。
【0087】(4) 上記多点自動焦点カメラは、銀塩
フィルムに撮像する銀塩カメラであり、上記測色部は、
測色センサの出力に基づいて測色判定を行なうことを特
徴とする(1)に記載のカメラの測距点表示装置を提供
できる。
【0088】(5) 上記選択部は、被写体の色によっ
てスーパーインポーズとして認識しやすいスーパーイン
ポーズの点灯色を切り換えることを特徴とする(1)に
記載のカメラの測距点表示装置を提供できる。
【0089】(6) 上記選択部は、上記測色部の測定
結果に基づき、赤色成分とその他の色成分(緑、青)と
を比較し、その比較結果に基づいて、スーパーインポー
ズの表示色を選択することを特徴とする(1)に記載の
測距点表示装置を提供できる。
【0090】
【発明の効果】以上、本発明によれば、被写体の色に係
わらず見やすいスーパーインポーズを表示可能なカメラ
の測距点表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるカメラの測距点表示装置の構
成を概略的に示すブロック構成図。
【図2】 本発明の第1実施形態の測距点表示装置を含
む一眼レフカメラの断面構造図。
【図3】 多点自動測距カメラの電気制御系を含む構成
を示す詳細ブロック構成図。
【図4】 測距点表示装置の自動焦点光学系(測距光学
系)を示す斜視図。
【図5】 ファインダ内のスーパーインポーズの表示例
を示す説明図。
【図6】 図6(a),(b)は本発明の測距点表示装
置を拡大して示し、図6(a)はこの測距点表示装置の
測色部の構成を示す構成図、図6(b)は測色センサを
含む配置構成を示す部分構成図。
【図7】 図7(a),(b)は被写体別のスーパーイ
ンポーズ表示例を示し、図7(a)は被写体が赤色系の
明るめの場合を示す説明図、図7(b)は被写体が黒色
系の暗めの場合を示す説明図。
【図8】 本発明に係わるカメラシーケンスを示すフロ
ーチャート。
【図9】 図8中の測色処理を示すフローチャート。
【図10】 図8中の測距点表示処理を示すフローチャ
ート。
【図11】 本発明の第2実施形態の銀塩撮影と電子撮
像兼用カメラのボディの正面上部を示し、ストロボ発光
手段と撮像ユニットがポップアップされた状態を示す部
分斜視図。
【図12】 図11のカメラボディの背面部を示し、ポ
ップアップユニットが収納された状態を示す斜視図。
【図13】 第2実施形態のカメラの電子撮像装置部分
を含む構成を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1…測距制御部、 1a…選択部、2…焦点検出
部、 3…測距点表示部、4…測色部、
5…パワーSW、6…レリーズ釦、7…接眼窓(ファイ
ンダ窓)、8…LCDモニタ、10…カメラボディ、
11…撮影レンズ、12…メインミラー、 13…サブ
ミラー、14…シャッタ、 15…AFユニット、
16…赤外カットフィルタ、17,23…コンデンサレ
ンズ、18…全反射ミラー、 19…セパレータレン
ズ、20…視野マスク、 21…エリアセンサ、22
…ピント板、 23…コンデンサレンズ、24…ペ
ンタプリズム(ファインダ光路変更用)25…結像レン
ズ、 26…測光センサ、28,29…LED(眼球
照明用光源)、30…接眼レンズ、 31…光分割
器、32…受光レンズ、 33…イメージセンサ、3
4…投光用プリズム、35…集光レンズ、 36…測
距枠板、37…LED(スーパーインポーズ用光源)、
39…フィルム確認窓、40…制御部(マイコン)、4
1…演算・処理部(CPU)、42…ROM、
43…RAM、44…A/Dコンバータ、45…EEP
ROM、46…レンズ駆動部、 47…エンコーダ、4
8…モータ(ML)、 49…測光部、50…シャッタ駆
動部、51…絞り駆動部、53…1RSW、 54
…2RSW、55…撮影モード切換釦、56…ズーム操
作釦、60〜66…測距枠(表示領域)、70…光分割
器、 71…受光レンズ、72…波長選択フィル
タ、73…測色センサ、80…ポップアップユニット、
81…透光パネル(フレネルレンズ)、82a,82b
…負レンズ(凹レンズ)、83a,83b…正レンズ
(凸レンズ)、84…固定絞り、85…ICチップ(C
MOSイメージャ)、86…反射傘、 87…発
光管、88…トリガ回路、91…信号処理回路、 92
…バックライト、93…EPROM、 94…DRA
M、95…フラッシュメモリ、98…ストロボ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 DB17 DB20 FB61 JA02 2H011 DA05 2H018 AA21 BE02 2H051 DA08 GA03 GA09 GA17 2H102 AA34 BB05 CA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の測距点を持つ多点自動焦点カメラ
    において、 被写体の色を測定する測色部と、 選択する測距点を表示する表示部と、 上記測色部の測定結果に基づいて上記表示部の表示色を
    選択する選択部と、を具備することを特徴とするカメラ
    の測距点表示装置。
  2. 【請求項2】 上記選択部は、上記測色部の測定結果に
    基づき、 赤色と所定値とを比較し、その結果に基づいて、表示色
    を選択することを特徴とする請求項1に記載の測距点表
    示装置。
  3. 【請求項3】 上記選択部は、上記測色部の測定結果に
    基づき、 赤色成分とその他の色成分とを比較し、その結果に基づ
    いて、表示色を選択することを特徴とする請求項1に記
    載の測距点表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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