JP2005249831A - 視線検出装置を有する光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 観察者が被写体を全ての焦点検出領域から外さない限り、合焦可能なことを保証できる光学機器を提供する。
【解決手段】 視線情報の信頼性に基づいて、2つの測距点選択方法の中から、観察者が主被写体として捉えようとしている被写体にピントを合わせるのに適した測距点選択方法の選択する。
【選択図】 図なし

Description

本発明は、ファインダ視野内を覗く観察者の眼球の光軸の回転角を検出し、該回転角から観察者の視線を検出する視線検出装置と、観察画面内に複数の焦点検出領域を有する光学機器の改良に関するものである。
従来、撮影者の意思に関わらず、複数の焦点検出領域のデフォーカス情報だけで、1つの測距点を選択するものがある。近時、特願平11−062551の如く、複数の焦点検出領域のデフォーカス量から所定範囲内のものを主たる対象物を含む対象物グループとして抽出する技術の進歩があるものの、やはり、複数の焦点検出領域のデフォーカス量からだけでは、撮影者の意思を反映しない欠点が残る。
これに対して、撮影者が観察画面上のどの位置を観察しているかを検出する、いわゆる視線(視軸)から注視点を検出する装置が種々提供されており、その視線情報を利用して、ある程度撮影者の意思を反映した焦点検出領域を選択制御する視線検出カメラも種々提供されている。
これらの装置は、撮影者が観察画面上のどの位置を観察しようとしているのかの意識とその視線が一致していることを前提している。
しかしながら、実際には、次の欠点を有する。撮影者の意識と視線とは、ずれが存在し、例えば、意識として所定のポイントを見ているつもりであっても、視線は時間的な遅れを生じてしまう点や、意識と視線が一致した後も眼球の固視微動によって、視線が動くというという点での人間の生理的要因が存在している。
または、観察装置の保持の揺れで、撮影者の眼球と観察装置の相対的位置関係が変化し、検出する視線の注視点が動くため、観察画面上のどの位置を観察しようとしているのかの意識とのずれが生じる。
撮影者が観察画面上のどの位置を観察しようとしているのかの意識と、必ずしも、その視線は一致しているのでは無く、意識している位置に対して、その視線である注視点は、ある程度の分布を有している。即ち、視線検出で得られる注視点は、撮影者のどの位置を観察しようとしているかの意識を反映しているが、正確なものでは無い場合がある。
そして、撮影者の意識と視線とに、ずれが存在する場合、視線で選択された焦点検出領域において、デフォーカス量を検出出来ない、観察、及び撮影光学系の合焦動作であるフォーカシングが出来ない場合が存在する。例えば、視線検出装置を有するカメラの場合、レリーズ出来ずに撮影出来ない状況に至る。
そこで、それらを補う為に、視線検出の注視点位置近傍の焦点検出領域のデフォーカス情報や、視線がどの程度、信頼できるかという視線の信頼性を考慮した提案が為されている。
下記特許文献1では、注視点位置近傍の複数の焦点検出領域のデフォーカス情報に基づいて測距点を選択し、カメラの焦点検出装置の焦点調節を行っている。
下記特許文献2では、注視点位置に隣接する焦点検出領域から1つの焦点検出領域を測距点として選択し、焦点調節を行っている。
下記特許文献3では、カメラ縦姿勢で視線検出の信頼性が低いため、視線検出で選択した焦点検出領域の上下に隣接した焦点検出領域から1つの焦点検出領域を測距点として選択し、焦点調節を行っている。
これらは、まず、焦点検出領域を視線で選択することを前提としており、撮影者の視線である注視点が選択する焦点検出領域近傍に存在することを前提とし、次に注視点近傍の焦点検出領域とそれに隣接する焦点検出領域から測距点を求めている。従って、注視点が焦点検出領域から、ある程度の距離がある場合、注視点から焦点検出領域を対応させることが難しく、その結果として、撮影者の意図した焦点検出領域が測距点として、選ばれないという欠点があった。
また、前記の前提のように、視線検出装置により検出された注視点が、撮影者が意識している焦点検出領域の近傍で検出された場合であっても、注視点を検出する注視点エリアと、該注視点エリア内の焦点検出領域が一対一の対応関係にあるため、注視点が隣接する注視点エリアで検出された場合には、隣接する焦点検出領域が選択されてしまい、撮影者の意識している焦点検出領域が測距点として選択されないという欠点があった。
さらに、上記と同様な場合において、選択された焦点検出領域が焦点検出不能である場合には、合焦動作ができず、レリーズもできないという課題があった。
また、視線検出装置により検出された注視点が、撮影者が意識している焦点検出領域の近傍で検出された場合であっても、注視点を検出する注視点エリアと、該注視点エリア内の焦点検出領域が一対一の対応関係にあるため、注視点が注視点エリアの集合である視線選択モード領域の外側、すなわち、自動選択モード領域で検出された場合には、測距点自動選択モードに切り替わってしまい、カメラが所定のアルゴリズムにより測距点を決定して、撮影者の意識している焦点検出領域が測距点として選択されないという課題があった。
このように視線が、撮影者の意識をある程度反映しているにもかかわらず、撮影者の意識している焦点検出領域が測距点として選択されないという場合が多々あった。このような状況を鑑みて、焦点検出領域の選択範囲を拡大するなどの提案もなされているものの、その拡大の方向が画一的、固定的である為、やはり撮影者の意図した焦点検出領域が測距点として、選ばれないという欠点があった。その為、例えば、焦点検出領域が2次元に配置された場合、デフォーカス情報・被写体の大きさ及び撮影距離などの撮影状況に応じて、選択範囲の拡大とその方向を示す必要がある。
次に、下記特許文献4では、各々の焦点検出領域に対し、視線検出情報からの注視点情報とその視線情報の信頼性から、更に、測距情報から、重み付けを行い、各々の総和から最も得点の高い焦点検出領域を測距点として選択し、焦点調節を行っている。しかしながら、各々全ての焦点検出領域のデフォーカス算出が必要であり、視線検出情報からの注視点情報とその視線情報の信頼性との相互の重み付け演算から、1つの測距点選択までの演算時間が掛かる欠点と、撮影者の意思を反映させる重み付けの適切な与え方が難しいという2つの欠点を有していた。その為、測距点の選択で、演算時間を要しながらも、撮影者の意思を反映させた測距点を得られない。
特開平4−307506号公報 特開平6−138377号公報 特開平11−014897号公報 特開平8−152552号公報
視線検出装置から得られた視線情報に基づいて、測距点を選択する視線選択モードにおいて、焦点検出不能な領域が選択された場合、観察及び撮影者の撮影光学系の合焦動作であるフォーカシングができない場合が存在する。例えば、視線検出装置を有するカメラの場合、レリーズできずに撮影できない状況に至る場合がある。
また、撮影者の意識と視線とは、ずれが存在し、例えば、意識として所定のポイントを見ているつもりであっても、視線は時間的な遅れを生じてしまう点や、意識と視線が一致した後も眼球の固視微動によって、視線が動くというという点での人間の生理的要因が存在している。または、観察装置の保持の揺れで、撮影者の眼球と観察装置の相対的位置関係が変化し、検出する視線の注視点が動くため、観察画面上のどの位置を観察しようとしているのかの意識とのずれが生じる。
撮影者が観察画面上のどの位置を観察しようとしているのかの意識と、その視線は必ずしも一致しているのでは無く、意識している位置に対して、その視線である注視点は、ある程度の分布を有している。即ち、視線検出で得られる注視点は、撮影者のどの位置を観察しようとしているかの意識を反映しているが、正確なものでは無い場合がある。
そして、従来の注視点を検出する注視点エリアと、それに対応する焦点検出領域の一対一対応の関係においては、撮影者の意識と視線がある程度一致しているにもかかわらず、注視点が隣接する注視点エリア内で検出され、該隣接する注視点エリアに対応する焦点検出領域が焦点検出不可能な場合には、合焦動作が行えず、レリーズできないという問題があった。
また、従来の注視点を検出する注視点エリアと、それに対応する焦点検出領域の一対一対応の関係においては、撮影者の意識と視線がある程度一致しているにもかかわらず、注視点が隣接する注視点エリア内で検出された場合には、隣接する注視点エリアに対応する焦点検出領域が測距点として選択されてしまい、撮影者の意図する写真が撮れないという問題があった。
さらに、前記と同様な場合において、注視点が自動選択モード領域内にあるために、測距点自動選択モードに切り替わってしまい、カメラの所定のアルゴリズムに基づいて、焦点検出可能な焦点検出領域が測距点として選択される。測距点自動選択モードでは、撮影者が意識している焦点検出領域が測距点として選択される場合もあるが、異なる焦点検出領域が測距点として選択される場合もあるという問題があった。
このように、撮影者の意識と視線がある程度一致しているにもかかわらず、撮影者の意図する焦点検出領域が測距点として選択されないという場合が数多く見受けられた。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、視線情報の信頼性に基づいて、2つの測距点選択方法の中から、観察者が主被写体として捉えようとしている被写体にピントを合わせるのに適した測距点選択方法の選択できる光学機器を提供することを課題とするものである。
第一に、2次元に分布する複数の焦点検出領域のそれぞれにおいて、デフォーカス情報を取得し、該デフォーカス情報より焦点検出可能な領域のみを選択して残す。次に、残った焦点検出領域の中で、注視点に最も近い焦点検出領域を選択する視線選択を行う。
第二に、視線検出装置により検出された注視点位置と、前記視線選択により選択された焦点検出領域との相対距離を測定する。該相対距離が所定のしきい値未満である場合には、視線検出手段からの視線情報と、焦点検出手段からのデフォーカス情報とに基づいて、複数の焦点検出領域の中から、注視点に最近で、焦点検出可能な測距点を1つ決定する視線選択モードを選択し、所定のしきい値以上である場合には、視線情報を用いずに、前記デフォーカス情報のみに基づいて、複数の焦点検出領域の中から、焦点検出可能な測距点を1つ決定する測距点自動選択モードを選択する。すなわち、視線情報が信頼できるか否かの判断をし、2つの測距点選択モードから、適した測距点選択モードの選択・切替を行う。次に、選択された測距点選択モードに従って、複数の焦点検出領域の中から、少なくとも1つの測距点を決定する。
第三に、前記視線選択モードと、自動選択モードの切替を判定するためのしきい値は、撮影モードにより、撮影する被写体の大きさ及び撮影距離などが異なることを考慮して、選択された撮影モードによって、変更する。
以上で、課題を解決しようとするものである。
その作用として、
前記第一では、
デフォーカス量が算出できない焦点検出領域は、仮に撮影者が選択したとしても、測距不可能でピントを合わせることができないし、その後レリーズもできない。つまり、実際には撮影者の意図する被写体は選択された焦点検出領域には存在せず、そのために合焦動作にかかる時間を短縮することができる。また、焦点検出可能な領域の中で、注視点に最も近い焦点検出領域を選択することにより、実際に撮影者が意図していると思われる被写体を選択することが可能である。
前記第二では、
視線検出装置によって検出された注視点と、前記視線選択動作により選択された焦点検出領域との相対距離を測定し、該相対距離に基づいて視線選択モードと自動選択モードの切り替えを行うことにより、測距点選択モードの切り替え領域をデフォーカス情報に基づいてフレキシブルに割り当てることができるので、撮影画面内の被写体情報に基づいた測距点選択モードの切り替えが可能である。
前記第三では、
選択された撮影モードに基づいて、前記モード切替のしきい値を異ならせることにより、デフォーカス情報の他、撮影する被写体の大きさ及び撮影距離などの撮影状況も考慮して、さらに撮影状況に適した測距点選択モードの切り替えが可能である。
本発明において、観察画面内に複数の焦点検出領域が配置され、各焦点検出領域においてデフォーカス情報を検出する焦点検出手段と、観察者の視線を検出する視線検出手段とを有する光学機器において、前記視線検出手段から得られる観察者の注視点と、前記注視点より最も近く、デフォーカス情報より焦点検出可能な焦点検出領域との相対距離を測定する距離測定手段と、前記距離測定手段からの前記相対距離と、所定のしきい値との大小関係を比較することによって、前記複数の測距点選択モードを切り替える測距点選択方法切替手段を有することにより、
請求項1,2において、
まず、前記距離測定手段より得られる相対距離により、視線検出手段から得られる視線情報がどの程度信頼できるものであるかを、判断することを可能とした。
次に、所定のしきい値との大小関係を比較することにより、前記相対距離が所定のしきい値以下では、観察者は視線検出手段から得られる注視点位置を見ているものとみなす、すなわち、視線検出手段から得られる視線情報は信頼できるものとし、前記視線情報と前記デフォーカス情報に基づいて、前記複数の焦点検出領域の中から、注視点に最近で、焦点検出可能な1つの測距点を決定する。また、前記相対距離が所定のしきい値以上では、観察者は視線検出手段から得られる注視点位置を実際には見ていないものとみなす、すなわち、視線検出手段からから得られる視線情報は信頼できないものとし、視線情報を用いずに、前記デフォーカス情報のみに基づいて、前記複数の焦点検出領域の中から、焦点検出可能な最近点を1つの測距点として決定する。
以上により、視線情報の信頼性に基づいて、2つの測距点選択方法の中から、観察者が主被写体として捉えようとしている被写体にピントを合わせるのに適した測距点選択方法の選択及び切替を可能としている。
請求項1,4,5において、
複数の焦点検出領域の中から、焦点検出可能な焦点検出領域のみで測距点候補を形成することにより、その後の処理によって選択される焦点検出領域には、ピント合わせが不可能なものは存在しない。すなわち、観察者が被写体を全ての焦点検出領域から外さない限り、合焦可能なことを保証している。
請求項3において、
前記測距点選択モードの切替手段における所定のしきい値を、選択された観察モードによって変更することにより、観察者が観察している画面の被写体状況を考慮して、視線情報を有効に活用することを可能としている。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
本実施例のカメラは、撮影者の眼球の光軸の回転角を検出し、該回転角から撮影者の視線を算出する視線検出装置を有するオートフォーカスカメラである。
図1は本発明にかかる一眼レフカメラの要部概略図である。
図1において、図中1は撮影レンズであり、図1では便宜上2枚のレンズ1a、1bで示したが、実際は多数のレンズから構成されている。2は主ミラーで、観察状態と撮影状態に応じて撮影光路へ斜設されあるいは退去される。3はサブミラーで、主ミラー2を透過した光束をカメラボデイの下方へ向けて反射する。4はシャッタ、5は感光部材で、銀塩フィルムあるいはCCDやMOS型等の固体撮像素子よりなっている。
6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配置されたフィールドレンズ6a、反射ミラー6b及び6c、2次結像レンズ6d、絞り6e、複数のCCDからなるラインセンサ6f等から構成されている周知の位相差方式を採用している。同図の焦点検出装置6は、図3に示すようにファインダ観察画面内300の複数の領域(7個の測距点マーク301から307)と焦点検出領域である焦点検出領域と対応し、焦点検出可能なように構成されている。
7は撮影レンズ1の予定結像面に配置されたピント板、8はファインダ光路変更用のペンタプリズム、9、10は観察画面内の被写体輝度を測定するための結像レンズと測光センサで、結像レンズはペンタプリズム8内の反射光路を介してピント板7と測光センサを共役に関係付けている。
次に、ペンタプリズム8の射出面後方には光分割器11aを備えた接眼レンズ11が配され、撮影者の眼15によるピント板7の観察に使用される。光分割器11aは、例えば可視光を透過し赤外光及び赤外寄りの可視光(赤色光)を反射するダイクロイックミラーより成っている。12は受光レンズ、14はCCD等の光電素子列を2次元的に配したイメージセンサで受光レンズ12に関して所定の位置にある撮影者眼15の瞳孔近傍と共役になるように配置されている。
イメージセンサ14と受光レンズ12は受光手段の一要素を構成している。13a〜13d、13e〜13hは各々撮影者の眼15の照明光源(投光手段)であるところの8個の赤外発光ダイオード(図では、2個のみ図示)で、接眼レンズ11の回りに配置されている。
21は、明るい被写体の中でも視認出来る高輝度のスーパーインポーズ用LEDで、発光された光は、投光用プリズム22を介し、主ミラー2で反射してピント板7の表示部に設けた微小プリズムアレイ7aで垂直方向に曲げられ、ペンタプリズム8、接眼レンズ11を通って撮影者の眼15に達する。
そこで、ピント板7の焦点検出領域に対応する複数の位置(焦点検出領域)にこの微小プリズムアレイ7aを枠上に形成し、これを各々に対応した7つのLED21(各々をLED−L1、 LED−L2、 LED−C、 LED−R1、 LED−R2、 LED−T、 LED−Bとする)によって照明する。
これによって、図3(a)に示すように、各々の測距点マークである301,302,303,304,305,306,307が、ファインダ視野内で光り、焦点検出領域である焦点検出領域を表示させることが出来るものである(以下、これをスーパーインポーズ表示という)。
ファインダ観察画面内300の複数の領域(7個の測距点マークである焦点検出領域301から307)を焦点検出可能なように構成されている。
ここで、左右端の測距点マーク301、305は、これは眼球の個人差補正データ(視線補正係数)を採取する(以下この動作をキャリブレーションと称す)際に点灯するものである。本カメラのキャリブレーションは、撮影者がキャリブレーションを行う毎に、そのデータが所定回数まで蓄積され、所定の平均化作業によって算出される。
23はファインダ視野領域を形成する視野マスク、24はファインダ視野外に撮影情報を表示するためのファインダ内LCDで、照明用LED(F−LED)25によって照明され、LCD24を透過した光が三角プリズム26によってファインダ内に導かれ、図3のファインダ視野外308に表示され、撮影者は該撮影情報を観察している。27は姿勢検知手段でありカメラの姿勢を検知するスイッチである。
31は撮影レンズ1内に設けた絞り、32は後述する絞り駆動回路111を含む絞り駆動装置、33はレンズ駆動用モータ、34は駆動ギヤ等からなるレンズ駆動部材、35はフォトカプラでレンズ駆動部材34に連動するパルス板36の回転を検知してレンズ焦点調節回路37に伝えている。レンズ焦点調節回路37は、この情報とカメラ側からのレンズ駆動量の情報に基づいてレンズ駆動用モータを所定量駆動させ、撮影レンズ1を合焦位置に移動させるようになっている。38は公知のカメラとレンズとのインターフェースとなるマウント接点である。
図2(a)、図2(b)は、本発明のカメラ本体外観図で、図1での交換可能な撮影レンズ1は、不図示。図2(a)は、上面図、図2(b)は、背面図。
200は、カメラ本体、201はレリーズボタン、202は外部モニタ表示装置としてのモニタ用LCDで図8(a)の如く、予め決められたパターンを表示する固定セグメント表示部202aと、可変数値表示用の7セグメント表示部202b。図2(a)(b)において、カメラ本体200は、図1の交換可能なレンズ部は不図示である。
203は測光値を保持するAEロック釦、204a、204b、204cはモード釦で撮影モード等の選択を行っている。
モード釦204b、204cの同時押しでは前述する眼球の個人差補正データ(視線補正係数)を採取する視線キャリブレーション(以下この動作をキャリブレーションと称す)を行うキャリブレーションモードとなる。
ここで左右上下端の測距点マーク301,305,306,307は、これは眼球の個人差補正データ(視線補正係数)を採取する際に点滅点灯するもので、撮影者が順次点滅点灯する測距点マークを注視することで得られるの視線情報で、眼球光軸と視軸との差、眼球回転の敏感度等の眼球の個人差補正データ(視線補正係数)を得ることが可能な公知の方法である。本カメラのキャリブレーションは、撮影者がキャリブレーションを行う毎に、そのデータが所定回数まで蓄積され、所定の平均化作業によって算出される。
205は電子ダイヤルで、回転してクリックパルスを発生させることによってモード釦204a、204b、204cで選択されたモードの中でさらに選択し得るモード、及び設定値を選択するためのものである。例えばモード釦204aを押して電子ダイヤル205にてシャッタ優先の撮影モードを選択すると、ファインダ内LCD24及びモニタ用LCD202には、現在設定されているモードとシャッタスピードが表示される。更に撮影者がモード釦204aを離した後、電子ダイヤル205を回転させるとその回転方向に従って現在設定されているシャッタスピードから順次シャッタスピードが変化していくように構成されている。この様にして撮影者がプログラムAE、シャッタ優先AE、絞り優先AE、被写体深度優先AE、マニュアル露出の各撮影モード及び簡単撮影モード(風景・ポートレート・クローズアップなど)の各撮影モードと撮影内容を設定できる。
図8(a)、(b)はモニタ用LCD202とファインダ内LCD24である図3の308の全表示セグメントの内容を示した説明図である。図8(a)において固定表示セグメント部202aには公知の撮影モード表示以外に、カメラのAF動作や撮影モードの選択などの撮影動作を表示する部分を設けている。
801は、視線検出モードであることを表示する部分で、視線検出モード時、表示される。視線検出モードにするためには、モード釦204bを押して、電子ダイヤル205を回転操作させ、801を表示させることで設定する。
可変数値表示用の7セグメント部202bは、シャッタ秒時を表示する4桁の7セグメント802、絞り値を表示する2桁の7セグメント803と小数点804、フィルム枚数を表示する限定数値表示セグメント805と1桁の7セグメント806で構成されている。
図8(b)において811は手ブレ警告マーク、812はAEロックマーク、813、814は、前記のシャッタ秒時表示802と絞り値表示803,804と同一の表示セグメント、815は露出補正設定マーク、816はストロボ充完マーク、817は視線入力状態であることを示す視線入力マークで、視線検出モードであることを表示する部分801と同様。818は撮影レンズ1の合焦状態を示す合焦マークである。
206は、測距点選択モード釦で、撮影者がこれを押すことで所定の測距点と電子ダイヤル205の操作により、点灯表示している測距点から任意の測距点に移動操作可能とする測距点任意選択モードである。
ここで、図3のファインダ内の所定の測距マーク303が、図6(a)の如く、点灯表示されているとすると、電子ダイヤル205を回すと回転方向に同期した形で、図6(b)の如く、測距マーク304に、図6(c)の如く、測距マーク305に移動することが可能である。そして、移動後の測距点が点灯表示され、撮影者が選択した測距点を認識可能としている。
更に、同方向に電子ダイヤル205を回すと、図6(d)の如く、測距マーク301、302,303,304,305,306,307が同時に所定時間点灯し、測距点選択モードが、カメラが測距マークに対応する焦点検出装置6からのデフォーカス情報から、自動的に最近点を測距点として、選択する測距点自動選択モードとなったことを撮影者が認識可能としている。
本カメラ200は、前述の如く、撮影者が任意の測距点を選択する事の可能な係る測距点任意選択モードと、図3の7個の測距点マークに対応する7個の測距領域である焦点検出領域全ての測距結果からカメラ自身が所定のアルゴリズムで測距点を抽出、選択する測距点自動選択モードの二つを備えている。また、前述のモード釦204b、電子ダイヤル205の操作で、視線検出モードであることを表示する部分801、817を表示させ、図3の7個の測距点マークと対応する7個の測距領域である焦点検出領域を選択するにあたり、撮影者の眼球の光軸の回転角を検出し、該回転角から撮影者の視線を算出する視線検出装置を利用して測距点を選択する視線入力モードを備えている。
前記測距点自動選択モードと前記視線入力モードは、モード設定の入力が前記の如く、独立しているため、単独のモードとして、機能させることも可能であるが、本実施例の如く、併用することも可能である。この併用モードを以下、視線/自動選択モードとする。
207は、カメラの電源スイッチでこれをON状態にすることでカメラが起動する。又OFFでカメラを不作動とするロックポジションとなる。
点線208は、撮影者がカメラをホールドした状態の右手である。
図4は本発明のカメラに内蔵された電気回路の要部ブロック図である。図4において図1及び図2と同一のものは同一符号を付けている。
カメラ本体に内蔵されたマイクロコンピュータの中央処理装置(以下CPU)100には視線検出回路101、測光回路102、自動焦点検出回路103、信号入力回路104、LCD駆動回路105、 バックライトLED駆動回路106、図1の13a〜13gに相当するIRED1〜IRED8の8個のIRED駆動回路107、シャッタ制御回路108、モータ制御回路109が接続されている。また撮影レンズ内に配置された焦点調節回路37、絞り駆動回路111とは図1で示したマウント接点38を介して信号の伝達がなされる。
CPU100は不図示のRAMを内蔵しており、視線のキャリブレーションデータを該内蔵RAMに記憶する機能を有している。カメラのモードを前述の「視線キャリブレーション」にすると、視線の個人差の補正を行うための視線補正データ(以下キャリブレーションデータと称す)を取得するキャリブレーションモードが選択可能となり、各キャリブレーションデータ、及びキャリブレーション動作「OFF」が電子ダイヤル205にて可能となっている。
視線検出回路101は、イメージセンサ14(CCD−EYE)からの眼球像の出力をA/D変換しこの像情報をCPUに送信する。CPU100は後述するように、公知の視線検出に必要な眼球像の各特徴点を所定のアルゴリズムに従って抽出し、さらに各特徴点の位置から撮影者の視線を算出する。CPU100と視線検出回路101、そしてイメージセンサ14は視線検出装置の一要素を構成している。
測光回路102は測光センサ10からの出力を増幅後、対数圧縮、A/D変換し、各センサの輝度情報としてCPU100に送られる。測光センサ10は図3に示したファインダ画面内の7個の測距点マーク301〜307の各々に対応した領域を測光するSPC−AからSPC−Gの7個のフォトダイオードから構成されている。
焦点検出装置6fのラインセンサ116は前述のように画面内の7個の測距点マーク301〜307に対応した7組のラインセンサCCD−C、CCD−R1、CCD−R2、CCD−L1、CCD−L2、CCD−T、CCD−Bから構成される公知のCCDラインセンサである。自動焦点検出回路103はこれらラインセンサ116から得た電圧をA/D変換し、CPU100に送る。
SW1はレリーズ釦201の第1ストロークでONし、測光、AF、視線検出動作を開始する測光スイッチ、SW2はレリーズ釦201の第2ストロークでONするレリーズスイッチ、ANG−SW1、ANG−SW2は姿勢検出装置27によって検知されるところの姿勢検知スイッチ、SW−AELはAEロック釦203を押すことによってONするAEロックスイッチ、SW−AFSは測距点選択釦206を押すことによってONする測距点選択モードスイッチ、SW−DIAL1とSW−DIAL2は既に説明した電子ダイヤル205内に設けたダイヤルスイッチで信号入力回路104のアップダウンカウンタ118に入力され、電子ダイヤル205の回転クイック量をカウントする。
モード釦204a、204b、204cは、不図示。
これらスイッチの信号が信号入力制御回路104に入力され、データバスによってCPU100に送信される。
105はファインダ内LCD23、モニタ用LCD202を表示駆動させるための公知のLCD駆動回路で、CPU100からの信号に従い、絞り値、シャッタ秒時、設定した撮影モード等の表示を両方に同時に表示させている。
LED駆動回路106は、 LED21(各々をLED−L1、 LED−L2、 LED−C、 LED−R1、 LED−R2、 LED−T、 LED−Bとする)を点灯、点滅制御する。更に点灯時、測光回路102からの信号をCPU100が演算した信号に従い、点灯輝度を変化させ、ファインダ内の明るさに応じて測距点の表示を認識し易くしている。
シャッタ制御回路108は通電すると先幕を走行させるマグネットMG−1と、後幕を走行させるマグネットMG−2を制御し、感光部材に所定光量を露光させる。
モータ制御回路109はフィルムの巻き上げを行うモータM1と主ミラー2及びシャッタ4のチャージ、巻き戻しを行うモータM2を制御している。これらシャッタ制御回路108、モータ制御回路109によって一連のカメラのレリーズシーケンスが動作する。
図2の点線208の撮影者がカメラをホールドした右手部分のグリップ兼電池室112は、電池113を内蔵しており、コネクター114のP−GND、VBATの端子とメカ的電気的に接合し、本体電源系115にカメラ電源を供給している。
コネクター114のP−GND、VBAT以外の端子とコネクター117の端子は、グリップ兼電池室112装着状態では、グリップ兼電池室112に端子が存在せず、接続状態になく、付属品の装着時に利用される端子である。
スイッチ119は、グリップ兼内蔵電池室112、付属品の装着を認識するSWで装着状態でD−GNDと切り離されたことを検知する。
次に図5で、本実施例のカメラの作動フローチャートを説明する。
図2(b)の電源SW207を回転させてON位置にするとカメラを不作動状態からカメラの電源がONされる(S100)。
次にCPU100の状態を確認し、所定のカメラ状態になるように変数をリセットする(S101)。
そして、カメラはレリーズ釦201が押し込まれてスイッチSW1がONされるまで待機する(S102)。レリーズ釦201が押し込まれスイッチSW1がONされたことを信号入力回路104が検知すると、CPU100は、各部を起動状態にし、その状態を検知,確認する(S103)。
この時、焦点検出装置6fのラインセンサ116の7組のラインセンサCCD−C、CCD−R1、CCD−R2、CCD−L1、CCD−L2、CCD−T、CCD−Bによって、焦点検出が行われる。
次に、CPU100はカメラ姿勢を姿勢検出回路27にて確認する(S104)。図4のANG−SW1、ANG−SW2の出力により、正位置、図2の点線208の撮影者の右手が上にあるグリップ上縦位置、撮影者の右手208が下にあるグリップ下縦位置の3つの姿勢状態のいずれであるかを確認する。
次に、CPU100はどのような測距点選択モードであるかを確認する(S105)。
視線入力モード(S105a)、測距点任意選択モード(S105b)、測距点自動選択モード(S105c)、視線/自動選択モード(S106)のいずれかの測距点選択モードに入る。
本実施例では、測距点自動選択モードと視線入力モードが併用されている、視線/自動選択モード(S106)に設定されている。
視線入力モード(S105a)であれば、測距点選択が、撮影者の視線入力のみで行われるモードとなり、撮影者の視線検出が行われる。
測距点任意選択モード(S105b)であれば、撮影者が、測距点選択モード釦206と電子ダイヤル205の操作により、任意に測距点を選択出来る。
測距点自動選択モード(S105c)であれば、図3の7個の測距点マークに対応する7個の測距領域である焦点検出領域全ての測距結果からカメラ自身が所定のアルゴリズムで測距点を選択するサブルーチンを実行する。
S105b、S105cで、LCD駆動回路105はファインダ内LCD24の視線入力マーク817を消灯するので、撮影者はファインダ画面外表示308でカメラが視線検出を行わないことを確認できる(図3,図8(b))。
視線入力モード(S105a)であれば、LED駆動回路106は照明用LED25を点灯させると共に、LCD駆動回路105はファインダ内LCD24の視線入力マーク817を点灯させるので、撮影者はファインダ画面外308でカメラが視線検出を行っていることを確認できる。
また、7セグメント813には設定されたシャッタ秒時が表示されている。
次に撮影者の視線は、視線検出(S107)とキャリブレーションデータから、視線検出回路101において、ピント板7上の注視点座標に変換される(S108)。
次に視線入力モード(S105a)であれば、CPU100は、注視点座標が注視点エリアのどれに在るのかを判断する。
この注視点座標と前記注視点エリアの対応関係を、図7で説明する。視線検出装置の一部であるイメージセンサ14は、ピント板7上の位置とピント板7上を観察する図3の観察画面300の位置に対応しており、ピント板7上及び、観察画面300上では、図7の如く、縦にL4,L3,L2,L,C,R1,R2、R3,R4の9列に、横にT,U,C,D,Bの5行で区切られた複数の注視点エリアで構成している。各注視点エリアは、縦列名・横行名で現される。例えば、左上端エリアは、L4・T、右下端エリアは、R4・Bである。
注視点だけで7個の測距点マークに対応する7個の測距領域である焦点検出領域を選択する視線入力モード(S105a)では、7個の測距点マークが含まれる注視点エリアL2・C、L1・C、C・C、R1・C、R2・C、C・U、C・Dに、該注視点座標がある注視点エリアの焦点検出領域から、1つの測距点を選択し、点灯表示される。該注視点座標がある注視点エリアに、測距点マークとそれに対応する焦点検出領域が無い場合、測距点自動選択モードとなり、図8(b)の視線入力マーク817が点滅し、警告表示する。注視点だけで焦点検出領域を選択する視線入力モード(S105a)では無いことを撮影者に認識させる。
また、CPU100は視線/自動選択モードであれば、測距点マーク301,302,303,304,305,306,307に対応する焦点検出装置6fの焦点情報であるデフォーカス情報と視線検出装置から得られた視線情報に基づいて測距点選択処理が行われる(S109)。
この測距点選択処理(S109)を、図9のフローチャートで説明する。
まず、焦点検出装置6fのラインセンサ116の7組のラインセンサCCD−C、CCD−R1、CCD−R2、CCD−L1、CCD−L2、CCD−T、CCD−Bによって、焦点検出が行われる(S201)。
このとき、それぞれの焦点検出領域に対応した被写体領域の輝度分布が抽出され、被写体領域に輝度分布が無い場合、そのライン出力はエラーとなる。そして、輝度分布の抽出に成功、即ちデフォーカス量が得られ、焦点検出に成功したライン数がカウントされる(S202)。
このとき、焦点検出成功ラインが1ラインのみで、残り6ラインで出力エラーとなったか否かを判定し、そうであればS203に進み、注視点との相対距離を測定する焦点検出領域として、このラインに対応した焦点検出領域を測距点候補として選択する。
この時、ライン数が0なら、測距NG表示を行う(S205)。
また、S202で複数のラインで焦点検出に成功したと判定した場合はS204へ移行し、ここでは、視線検出装置から得られた視線情報に基づき、複数のラインの中から、注視点に最も近い焦点検出領域に対応するラインを測距点候補として選択する(S204)。
次に、注視点と、前記処理(S203及びS204)において選択されたラインに対応する焦点検出領域との相対距離dを測定する(S206)。
また、モード釦204aを押した状態で、電子ダイヤル205を回転させることにより、アップダウンカウンタからの信号がCPU100に送られ、簡単撮影モード(ポートレート・風景・クローズアップなど)内において選択された撮影モードに基づいて、各撮影モードで撮影する被写体の大きさ及び撮影距離などを考慮して、各撮影モードに適切な、所定のしきい値αを設定する(S207)。
また、所定のしきい値αは、撮影画面300の中央に位置する焦点検出領域303を中心として、上下左右方向に対称な値とする。
さらに、撮影画面の端の領域を視線選択領域としてカバーするために、撮影画面の端の焦点検出領域ほど大きな値となるように設定する(S207)。
S206で測定された前記相対距離dと、S207で設定されたしきい値αの大小関係を比較し(S208)、相対距離dがしきい値αよりも小さい場合(d<α)は、視線選択(S201〜S205)により選択されたラインに対応する焦点検出領域をそのまま測距点として選択する(S209)。また、相対距離dがしきい値α以上の場合(d≧α)には自動選択モードに切り替えて、図8(b)の視線入力マーク817が点滅し、警告表示する。視線情報を用いない測距点自動選択モードに切り替わったことを撮影者に認識させる。さらに、測距点選択モードでは、最近点優先のアルゴリズムに基づいて、測距点として焦点検出可能なラインの中から最近点を選択する(S210)。
このように、視線選択モード/自動選択モードのどちらが選択された場合においても、必ず焦点検出可能な1つの測距点が決定される。
ここで、再び図5に戻り、前記で選択された焦点検出領域の測距点マークを点灯表示させる(S110)。
撮影者が選択された測距点が点灯表示されたのを見て、その測距点が正しくないと認識してレリーズ釦201から手を離しスイッチSW1をOFFする(S111)と、カメラはスイッチSW1がONされるまで待機する(S102)。
撮影者が選択された測距点が点灯表示されたのを見て、レリーズ釦201を押しつづけ、スイッチSW1をON続けた(S111)ならば、選択された測距点において自動焦点検出回路103は焦点検出動作を行う(S112)。
測距が可能(S113)であり、所定のアルゴリズムで選択された測距点の焦点調節状態が合焦(S114)でなければ、CPU100はレンズ焦点調節回路110に信号を送って所定量撮影レンズ1を駆動させる(S115)。レンズ駆動後、自動焦点検出回路103は再度焦点検出を行い(S112)、撮影レンズ1が合焦しているか否かの判定を行う(S114)。
測距が不能(S113)であれば、測距NG表示として、図8の合焦マーク818を点滅させる(S113a)。更にSW1がONであれば、点滅を続け、OFFであれば(S113b)、再度、SW1がONされるまで待機する(S102)。所定の測距点において撮影レンズ1が合焦していたならば、CPU100はLCD駆動回路105に信号を送ってファインダ内LCD24の合焦マーク818を点灯させると共に、IRED駆動回路107にも信号を送っての合焦している測距点に合焦表示させる(S116)。
合焦した測距点がファインダ内に表示されたのを撮影者が見て、その測距点が正しくないと認識してレリーズ釦201から手を離しスイッチSW1をOFFすると(S117)、引き続きカメラはスイッチSW1がONされるまで待機する(S102)。
また、撮影者が合焦表示された測距点を見て、引き続きスイッチSW1をONし続けたならば(S117)、CPU100は測光回路102に信号を送信して測光を行わせる(S118)。この時合焦した測距点を含む測光領域SPC−A〜SPC−Gまでの7領域から選択し、重み付けを行った露出値が演算される。
本実施例の場合、測光領域SPC−A〜SPC−G迄の7つの領域で、図3の選択された測距点マークを含む測光領域を中心として、重み付けされた公知の測光演算を行い、この演算結果として外部表示部202の7セグメント803と小数点804、ファインダ外表示308の814を用いて絞り値(F5.6)を表示する。
さらに、レリーズ釦201が押し込まれてスイッチSW2がONされているかどうかの判定を行い(S119)、スイッチSW2がOFF状態であれば再びスイッチSW1の状態の確認を行う(S117)。また、スイッチSW2がONされたならばCPU100はシャッタ制御回路108、モータ制御回路109、絞り駆動回路111にそれぞれ信号を送信する。
まずMG2に通電し、主ミラー2をアップさせ、絞り31を絞り込んだ後、MG1に通電しシャッタ4の先幕を開放する。絞り31の絞り値及びシャッタ4のシャッタスピードは、前記測光回路102にて検知された露出値と感光部材であるフィルム5の感度から決定される。所定のシャッタ秒時(例えば,1/250秒)経過後MG2に通電し、シャッタ4の後幕を閉じる。フィルム5への露光が終了すると、MG2に再度通電し、ミラーダウン、シャッタチャージを行うと共にMG1にも通電し、フィルムのコマ送りを行い、一連のシャッタレリーズシーケンスの動作が終了する(S120)。その後カメラは再びスイッチSW1がONされるまで待機する(S102)。
(実施例の特有の効果)
図10で、実施例の効果を説明する。図10(a)は従来の視線選択モードにおける固定された注視点エリアと、それに対応する焦点検出領域との一対一対応の関係による視線選択の例を示す。図10(a)において、撮影者は観察画面左側の人物501(主被写体)を捉える焦点検出領域301を注視しているものとする。しかしながら、撮影者の意識と視線とは、ずれが存在し、例えば、意識として所定の位置を見ているつもりであっても、実際にはその位置を見ていない場合がある。
撮影者が観察画面上のどの位置を観察しようとしているのかの意識と、その視線は必ずしも一致しているのでは無く、意識している位置に対して、その視線である注視点は、ある程度の分布を有している。即ち、視線検出で得られる注視点は、撮影者のどの位置を観察しようとしているかの意識を反映しているが、正確なものでは無い場合がある。
前記理由により、視線検出装置により検出された注視点401は、撮影者の意識した位置にある程度近いけれども、異なる位置で検出されることがある。
また、図10(a)のような撮影状況において各焦点検出領域からのデフォーカス情報より、焦点検出可能な焦点検出領域(301,303〜305,306)を灰色のフィルタで図示する。
注視点401が検出された注視点エリアL2・Cに対応する焦点検出領域302は、図10(a)のような撮影状況においては、焦点検出不能であるため、測距NGとなる。したがって、注視点が撮影者の意識をある程度反映しているにもかかわらず、合焦不能となり、レリーズできないため、撮影できないという状態に至る。
次に全く同じ撮影状況において、本実施例を適用した場合を図10(b)に示す。
図10(b)のような撮影状況において、図9のS202で複数のライン(6ライン)が焦点検出可能であるので、S204に進み、焦点検出可能な6ラインの内、図5のS108で算出された注視点に最も近い焦点検出領域301に対応するラインを、測距点候補として選択する。
注視点と、選択されたラインに対応する焦点検出領域との相対距離dを測定する(S206)。
次に、実際には選択された焦点検出領域についてのみ、相対距離dとモード切替のしきい値αとの大小関係を比較するだけであるが、イメージとしては図10(b)に示すように焦点検出可能な焦点検出領域それぞれについて、焦点検出領域を中心に半径αの円(601〜606)を描き、この円の内側を注視点エリア、円の集合を視線選択方法領域とすると考えた方が分かりやすい。
ここで、各焦点検出領域を中心とする円の半径(モード切替のしきい値)αは、301,305においてα、302,304においてα、303においてα、306,307においてαとし、撮影画面内中央に位置する焦点検出領域303を中心として、上下左右方向に対称な値とする。
また、撮影画面の端の領域を視線選択領域としてカバーするために、撮影画面の端の焦点検出領域ほど大きな値となるように設定する。例えば、図10(b)及び図11(b)において、各焦点検出領域における所定のしきい値をα>α>α>αと設定する。
さらに、上記α〜αの値は簡単撮影モード(風景・ポートレート・クローズアップなど)で選択された撮影モードにより、撮影する被写体の大きさ及び撮影距離などを考慮して異ならせるものとする。例えば、ポートレート・風景・クローズアップ撮影モードにおける所定のしきい値をそれぞれα,α,αとすると、各撮影モードで撮影する被写体の大きさ及び撮影距離などを考慮して、図12に示すようにα>α>αと設定する。
前記相対距離dと所定のしきい値αとの大小関係を比較する (S208)ことにより、視線検出装置より得られる視線情報がどの程度信頼できるものであるか判断する。そこで、d≦α(注視点が601の円内に位置する)の場合には、撮影者は視線検出装置により検出された注視点の位置を実際に見ているものとし、視線情報は信頼できるものと判断して、視線選択にて選択された焦点検出領域301をそのまま測距点として選択する。
再び図5に戻り、S113において測距可能であると判断されれば、合焦動作を行い(S114)、501を主被写体とする写真を撮影することが可能となる。
また、図10の場合と全く同じ撮影状況において、注視点が撮影者の意識とかなり異なる位置において検出された場合の実施例を、図11にて説明する。
図11(a)は図10(a)の場合と同様に、従来の視線選択モードにおける固定された注視点エリアと、それに対応する焦点検出領域との一対一対応の関係による視線選択の例を示している。
図11(a)において、撮影者は画面左側の人物501(主被写体)を捉える焦点検出領域301を注視しているものとする。しかしながら、前記理由により、視線検出装置により検出された注視点401は撮影者の意識した位置とはかなり異なる位置で検出されることがある。
また、図11(a)のような撮影状況において、各焦点検出領域からのデフォーカス情報より、焦点検出可能な焦点検出領域(301,303〜305,306)を灰色フィルタで図示する。
注視点401は、焦点検出領域を含まない注視点エリアL1・U(自動選択モード領域)において検出されるため、撮影者が主被写体として捉えようとしている被写体は、検出された注視点近傍には存在しないものと判断され、測距点自動選択モードに切り替わる。
測距点自動選択モードでは、カメラが所定のアルゴリズムに基づいて、焦点検出可能な最も近い焦点検出領域を測距点として選択するため、撮影者が主被写体として捉えようとしている被写体が、主被写体として選択されないこともあるが、ピントの合った写真を撮ることができる。
次に全く同じ撮影状況において、本実施例を適用した場合を図11(b)に示す。
図11(b)のような撮影状況において、図9のS202で複数のライン(6ライン)が焦点検出可能であるので、S204に進み、焦点検出可能な6ラインの内、図5のS108で算出された注視点に最も近い焦点検出領域301に対応するラインを選択する。
注視点と、選択されたラインに対応する焦点検出領域との相対距離dを測定する(S206)。
次に、実際には選択された焦点検出領域についてのみ、相対距離dと測距点選択モードの切り替えのしきい値αとの大小関係を比較するだけであるが、イメージとしては図11(b)に示すように焦点検出可能な焦点検出領域それぞれについて焦点検出領域を中心に半径αの円(701〜706)を描き、この円の内側を注視点エリア、円の集合を視線選択モード領域とすると考えた方が分かりやすい。
ここで、各焦点検出領域を中心とする円の半径(モード切替のしきい値)αは、301,305においてα、302,304においてα、303においてα、306,307においてαとし、撮影画面中央に位置する焦点検出領域303を中心として、上下左右方向に対称な値とする。
また、撮影画面の端の領域を視線選択領域としてカバーするために、撮影画面の端の焦点検出領域ほど大きな値となるように設定する。例えば、図10(b)及び図11(b)において、各焦点検出領域における所定のしきい値をα>α>α>αと設定する。
さらに、上記α〜αの値は簡単撮影モード(ポートレート・風景・クローズアップなど)で選択された撮影モードにより、撮影する被写体の大きさ及び撮影距離などを考慮して異ならせるものとする。例えば、ポートレート・風景・クローズアップ撮影モードにおける所定のしきい値をそれぞれα,α,αとすると、各撮影モードで撮影する被写体の大きさ及び撮影距離などを考慮して、図12に示すようにα>α>αと設定する。
前記相対距離dと所定のしきい値αとの大小関係を比較する (S208)ことにより、視線情報がどの程度信頼できるものであるか判断する。そこで、d≧α(注視点が701の円外に位置する)である場合には、注視点は自動選択モード領域において検出されるため、撮影者は視線検出装置により検出された注視点の位置を実際には見ていていないものとし、視線情報は信頼できないものと判断して、視線情報を用いない測距点自動選択モードに切り替わる。
測距点自動選択モードでは、カメラが最近点優先のアルゴリズムに基づいて、焦点検出可能なカメラより最も近い焦点検出領域を測距点として選択するため、撮影者が主被写体として捉えようとしている被写体が、主被写体として選択されないこともあるが、ピントの合った写真を撮ることができる。
まず、前記距離測定手段から得られる相対距離により、視線検出手段から得られる視線情報がどの程度信頼できる課を判断することを可能とした。
次に、所定のしきい値以下である場合(図10(b))には、撮影者は、実際に視線検出装置により検出された注視点位置を見ているものと判断する、すなわち、視線情報を信頼できるものとみなし、視線検出装置からの視線情報と、焦点検出装置からのデフォーカス情報の2つの情報に基づいて、複数の焦点検出領域の中から、注視点に最近で、焦点検出可能な1つの測距点を決定する。
前記距離測定手段から得られる相対距離が、所定のしきい値以上である場合(図11(b))には、撮影者は、実際には視線検出装置により検出された注視点位置を見ていないものと判断する、すなわち、視線情報は信頼できないものとみなし、視線情報は用いずに、デフォーカス情報のみに基づいて、複数の焦点検出領域の中から、焦点検出可能な最近点を1つの測距点としてを選択決定することを可能とする。
つまり、視線情報の信頼性に基づいて、2つの測距点選択方法の中から、撮影者が主被写体として捉えようとしている被写体にピントを合わせるのに適した測距点選択モードの選択及び切替を可能としている。
また、図12で、選択された撮影モードによって、測距点選択モード切替手段におけるの所定のしきい値を変更することによる効果を説明する。
図12(a)は風景撮影モードにて、遠方の風景を撮影する例を示す。
図12(a)のような風景撮影では、一般的に、画面全体に渡って被写体がフレーミングされている場合が多く、また、カメラと被写体501との距離がかなり離れており、被写界深度が深いので、視線検出装置により検出された撮影者の注視点401が撮影者の意図している位置302から、比較的離れている場合でも、視線情報は信頼できるものである。すなわち、測距点選択モード切替のしきい値αを大きくとっても、被写界深度が深く、ピントの合う範囲が広いため、撮影者が意図している被写体にピントを合わせられる可能性が高い。
次に、図12(b)はクローズアップモードで昆虫を撮影する例を示す。
図12(b)のようなクローズアップ撮影では、一般的にカメラと被写体との距離がかなり近く、被写界深度が浅いので、視線検出装置により検出された注視点401が撮影者の意図している位置302の近傍で検出される場合のみ、視線情報は信頼できるものである。すなわち、測距点選択モード切替のしきい値αを小さくとらないと、被写界深度が浅く、ピントの合う範囲がかなり狭いため、撮影者の意図している被写体にピントを合わせられる可能性が低くなる。
図12(c)ポートレート撮影モードにて、人間を撮影する例を示す。
図12(c)のようなポートレート撮影では、一般的に、被写体501が画面の約1/5〜1/3の面積を占める場合が多く、カメラと被写体501との距離が1〜4m程度であり、被写界深度が比較的あるので、測距点選択モード切替のしきい値αを同図(a),(b)の中間程度の値にとれば、撮影者が意図している被写体にピントを合わせられる可能性が高くなる。
以上のように、選択された簡単撮影モード(風景・クローズアップ・ポートレートなど)により、撮影者が撮影しようとする被写体の大きさ及び撮影距離が異なるため、測距点選択モード切替のしきい値αを変更する必要があり、図12の実施例では、各撮影モードにおいて、α>α>αと設定している。
このように、撮影モードによってしきい値αを変更することにより、撮影者が主被写体として捉えようとしている被写体の大きさ及び撮影距離などの撮影情報も考慮して、視線情報を有効に利用し、どのような撮影状況においても、撮影者が意図している写真を撮影することが可能となる。
実施例のカメラ本体の要部概略図 実施例のカメラ本体の外観図、実施例のカメラ本体の外観の上面図 実施例のカメラ本体の外観図、実施例のカメラ本体の外観の背面図 図1のファインダ視野内の表示状態の説明図 実施例の電気回路の要部ブロック図 実施例のカメラの作動シーケンス 実施例の測距点選択と自動選択モード選択説明図 観察画面300の測距点マークと注視点エリアの説明図 (a)モニタ用LCD202の説明図、(b)ファインダ内LCD24の説明図 図5の測距点選択処理(S109)のフローチャート 観察画面300と被写体での実施例効果の説明(視線選択モード)、(a)従来例、(b)本実施例 観察画面300と被写体での実施例効果の説明(視線選択モード)、(a)従来例、(b)本実施例 撮影モードによるしきい値変更の実施効果の説明図、(a)風景撮影モード、(b)クローズアップ撮影モード、(c)ポートレート撮影モード
符号の説明
7 ピント板
7a この微小プリズムアレイ
12 受光レンズ
13a〜13h 撮影者の眼15の照明光源(投光手段)
14 CCD等の光電素子列を2次元的に配したイメージセンサ
15 撮影者の眼
101 視線検出回路
301,302,303,304,305,306,307 測距点マーク
200 本カメラ
300 ファインダ観察画面内
L4・T〜R4・B 注視点エリア
S107 視線検出
S108 注視点算出
S109 測距点選択処理

Claims (5)

  1. 観察画面内に複数の焦点検出領域が配置され、各焦点検出領域においてデフォーカス情報を検出する焦点検出手段と、観察者の視線を検出する視線検出手段とを有する光学機器において、
    前記複数の焦点検出領域からのデフォーカス情報に基づいて、焦点検出可能な焦点検出領域の中から、少なくとも1つの測距点を決定する測距点選択方法と、
    前記視線検出手段からの視線情報と、前記デフォーカス情報に基づいて、焦点検出可能な焦点検出領域の中から、少なくとも1つの測距点を決定する測距点選択方法の2つの測距点選択方法を有し、
    前記視線検出手段から得られる前記撮影者の注視点と、
    前記注視点より最近で、デフォーカス情報より焦点検出可能な焦点検出領域との相対距離を測定する距離測定手段と、
    前記距離測定手段の前記相対距離から、前記2つの測距点選択方法を切り替える測距点選択方法切替手段を有し、
    前記2つの測距点選択方法のどちらか1つを用いて、前記複数の焦点検出領域の中から、少なくとも1つの焦点検出可能な測距点を決定することを特徴とする光学機器。
  2. 前記測距点選択方法切替手段は、前記距離測定手段から得られる相対距離と、所定のしきい値との大小関係を比較し、前記相対距離が前記所定のしきい値以下では、前記視線検出手段からの視線情報と、前記デフォーカス情報に基づいて、前記焦点検出可能な焦点検出領域の中から少なくとも1つの測距点を決定する測距点選択方法を選択し、前記相対距離が前記所定のしきい値以上では、前記複数の焦点検出領域からのデフォーカス情報に基づいて、焦点検出可能な焦点検出領域の中から、少なくとも1つの測距点を決定する測距点選択方法を選択して、切り替えることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記測距点選択方法切替手段における所定のしきい値は、選択された観察モードによって、変更することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  4. 前記視線検出手段からの視線情報と、前記デフォーカス情報に基づいて、焦点検出可能な焦点検出領域の中から、少なくとも1つの測距点を決定する測距点選択方法とは、複数の焦点検出領域の中から、注視点より最近で、焦点検出可能な焦点検出領域を測距点として決定することを特徴とする請求項1に記載の光学機器
  5. 前記複数の焦点検出領域からのデフォーカス情報に基づいて、焦点検出可能な焦点検出領域の中から、少なくとも1つの測距点を決定する測距点選択方法とは、焦点検出可能な焦点検出領域の中から、最近点を測距点として選択する最近点優先のアルゴリズムに基づいた測距点自動選択であることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
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