JP6672841B2 - ファインダー内表示装置を備えたカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、ファインダー内表示装置を備えたカメラに関する。
従来、自動露出(AE)機能を備えたカメラには、光学ファインダー装置のピント板のマット面に結像させた被写体像を、測光センサによりマット面に対して斜め方向(垂直ではない方向)から測光しているものがある。また、従来のカメラにおいて、マット面上被写体像に、自動焦点調節(AF)装置により合焦した位置を示す合焦点など種々の情報を重ねて表示するファインダー内表示装置を備えたものがある。
ところが、マット面上の被写体像に合焦点などの情報を重ねて表示する場合、測光センサには被写体光だけでなく、情報を表示するための情報照明光も一緒に入射してしまい、正しく測光できない。そこで、情報表示中は測光を停止するカメラが提案されている(特許文献1)。
特開2004−133346公報
しかし、情報表示中は測光を停止する特許文献1のカメラでは、通常のカメラと同様に、レリーズボタンの半押しで測光を開始し、全押しでレリーズ(撮影)しているため、レリーズボタンの半押しで測光を開始した後、情報が表示される前に測光が完了していない場合には、情報の表示が消えた(情報照明光が消灯した)後に再度測光を開始し、測光完了後、レリーズボタンが全押しされたときにレリーズ(撮影)することになる。そのため特許文献1のカメラでは、レリーズボタンが半押しされた直後に全押しされた場合、「情報の照明点灯時間」+「情報照明光消灯後の測光開始〜測光完了までの時間」だけレリーズタイムラグが伸びるという問題があった。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、ファインダー内表示装置を備え、ファインダーのピント板に結像させた被写体像を測光センサで測光するカメラにおいて、正確な測光と、測光動作を開始してから測光動作を完了するまでの時間の短縮を図ることを目的とする。
本発明のファインダー内表示装置を備えたカメラは、撮影光学系により被写体の像を視野内のピント板に結像させ、ピント板の像を観察するファインダー装置と、該ファインダー装置の視野内に撮影に関する情報を点灯表示するファインダー内表示手段と、上記撮影光学系を通った被写体光により形成された被写体像を撮影する撮影手段と、上記撮影光学系と撮影手段との間に配置された、上記撮影光学系を通った被写体光を上記ピント板に向かって反射する観察位置と、上記撮影手段に向かって通過させる撮影位置とに移動可能な可動ミラーと、上記ピント板に結像した像を測光する測光手段と、被写体の異なる複数のAFエリアについて合焦状態を検出する焦点検出手段と、上記焦点検出手段によるいずれかのAFエリアの検出結果に基づいて、上記撮影光学系の焦点調節レンズ群を合焦位置まで駆動する焦点調節手段と、を有するカメラであって、上記ファインダー内表示手段による上記撮影情報の点灯表示が上記測光に影響を与えるか否か判定する判定手段と、上記判定手段が測光に影響を与えると判定したとき、上記測光手段による測光が完了するまで上記ファインダー内表示手段の点灯表示を禁止し、上記判定手段が測光に影響を与えないと判定したとき、上記ファインダー内表示手段の点灯表示を許可する表示制御手段と、を備え、上記ファインダー内表示手段は、上記撮影情報として上記各AFエリアに対応するAFエリア表示部を有し、上記焦点調節手段により合焦したAFエリアに対応するAFエリア表示部を点灯表示すること、上記判定手段は、上記焦点調節手段によりいずれかのAFエリアに対して合焦した時、上記測光手段が測光を終了していたときには上記測光に影響を与えないと判定し、上記測光手段が測光を終了していないときには上記測光に影響を与えると判定すること、上記表示制御手段は、上記判定手段が測光に影響を与えないと判定したとき、上記ファインダー内表示手段による合焦したAFエリアに対応するAFエリア表示部の点灯表示を許可し、上記判定手段が測光に影響を与えると判定したとき、上記ファインダー内表示手段による合焦したAFエリアに対応するAFエリア表示部の点灯表示を禁止すること、及び上記焦点調節手段によりいずれかのAFエリアに対して合焦した時、上記測光手段による測光が終了していないときには上記表示制御手段が上記ファインダー内表示手段の点灯表示を禁止した状態で上記測光手段による測光を継続し、測光が終了したときに上記可動ミラーが撮影位置に移動し、上記測光手段による測光結果に基づいて上記撮影手段が撮影動作すること、を特徴とする。
上記ファインダー内表示手段は、上記ピント板に重複配置され、上記ピント板に結像された像が透過する、上記AFエリア表示部を有する透過型液晶パネルを有し、上記ピント板に結像された像が上記透過型液晶パネルを透過して該像と上記AFエリア表示部とが重ねて観察される。
上記ファインダー内表示手段は、上記透過型液晶パネルが表示したAFエリア表示部を点灯する照明手段を備え、上記表示制御手段が点灯表示を許可したときに上記照明手段を点灯し、上記表示制御手段が点灯表示を禁止したときに上記照明手段を点灯させないことができる。
上記照明手段は、上記透過型液晶パネルの周辺であって上記ピント板の像が射出される側に複数個配置された照明部材とすることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態では、上記焦点調節手段によりいずれかのAFエリアに対して合焦した時、上記測光手段による測光が終了しているときには上記可動ミラーが撮影位置に移動し、上記表示制御手段が上記ファインダー内表示手段の点灯表示を許可して上記ファインダー内表示手段が合焦したAFエリア表示部を表示及び上記照明手段を点灯し、上記測光手段による測光結果に基づいて上記撮影手段が撮影動作させる
本発明は、ファインダー内表示装置の点灯が測光に影響を与えるとき、測光動作が完了するまでファインダー内表示装置を点灯させないので、正確な測光と、測光動作時間の短縮を図ることができる。
本発明のファインダー内表示装置を備えたカメラを適用したデジタル一眼レフカメラの実施形態について、主要な光学的、機械的構成要素を示すブロック図である。 同デジタル一眼レフカメラの主要な電気的構成要素の実施形態をブロックで示す図である。 同デジタル一眼レフカメラの透過型液晶パネルの平面図である。 同デジタル一眼レフカメラの撮影動作をフローチャートで示す図である。
図1〜図4を参照して、本実施形態のデジタルカメラ(撮影装置)10について説明する。
図1は、本発明をデジタル一眼レフカメラに適用した実施形態であって、その主要な光学要素をブロック等で示した図である。このデジタル一眼レフカメラ10は、カメラボディ11と、このカメラボディ11に着脱自在に装着された撮影レンズ101を備えている。
カメラボディ11は、撮影レンズ101の撮影光学系を構成するズーム用レンズ群L1及びフォーカス用レンズ群L2を通って入射した被写体光束を、ファインダー光学系15に向けて反射する観察位置と、撮像素子31に入射させる撮影位置とに移動するメインミラー(可動ミラー)12、及びメインミラー12を観察位置と撮影位置とに駆動するミラーモータ13を有するクイックリターン式のミラー装置14を備えている。観察位置にあるメインミラー12によって反射された被写体光束は、ファインダー光学系15のピント板15a及び透過型液晶パネル40を透過してペンタプリズム(反射光学素子)16に入射し、ペンタプリズム16のダハ反射面16a、前方反射面16bの順に反射して射出し、さらにアイピース17を通って外部に射出する。また、メインミラー12で反射し、ピント板15a及び透過型液晶パネル40から垂直方向とは異なる方向に射出した光束の一部は、アイピース17からオフセットした位置に配置された測光センサユニット33に入射し、測光(被写体輝度検出)に使用される。測光センサユニット33は、測光センサ33aと測光レンズ33bを有する。測光センサ33aは、測光レンズ33bによりピント板15a上の複数の異なる測光エリア内の被写体像が投影され、複数の異なる測光エリア内の被写体像の輝度を独立して検出できる分割測光センサである。
撮影レンズ101のレンズ群L1とL2を通ってカメラボディ11に入射した被写体光のうち、一部は観察位置にあるメインミラー12のハーフミラー部を透過し、サブミラー12aで反射して、瞳分割式の測距センサ(位相差AFユニット)18に入射する。測距センサ18は、複数のAFエリア毎に一対のラインセンサを備えている。測距センサ18に入射した被写体光は、複数のAFエリア毎に瞳分割され、瞳分割された一対の被写体光が対応する一対のラインセンサのそれぞれに入射し、一対の画像信号に変換されて、コントローラ50による位相差検出に使用される。コントローラ50は、これらの一対の画像信号の位相差から、対応する測距エリア内の被写体に対する焦点状態としてデフォーカス量や合焦状態を検出する。
コントローラ50は、検出したデフォーカス量に基づき、AF駆動回路24及びAFモータ21を介して、デフォーカス量が0となる合焦位置にフォーカス用レンズ群L2を移動して、AF動作を終了する。AF動作は、以上の位相差検出動作とデフォーカス量算出動作とフォーカス用レンズ群L2を合焦位置に移動するレンズ駆動動作を含む。
メインミラー12が撮影位置に駆動され、撮像素子31の前方に配置されたシャッター装置20が動作してシャッター幕19がシャッター開口(図示せず)を開放すると、被写体光はシャッター開口から撮像素子31に入射し、受光面に被写体像を形成(投影)する。撮像素子31に形成された被写体像は撮像(電気的な画像信号に変換)される。シャッター装置20は、シャッター開口を開閉するシャッター幕19として上下走行する先幕と後幕を有し、先幕の走行によりシャッター開口を開放し、後幕が走行によりシャッター開口を閉じる公知の構成である。
撮影レンズ101のズーム用レンズ群L1とフォーカス用レンズ群L2は、ズーム機能と焦点調節機能を担うレンズ群である。ズーム用レンズ群L1は、図示しないズーム操作機構により光軸Oに沿って光軸方向前後に駆動されてズーミング(変倍)する。フォーカス用レンズ群L2は、カメラボディ11のAFモータ21により、リンク機構21aを介して、撮影レンズ101の光軸Oに沿って光軸方向前後に駆動され、焦点調節を行う。撮影レンズ101は、透過光量調整用の可変の絞り(虹彩絞り)装置103を備えている。絞り装置103は、カメラボディ11の絞りモータ22により、絞りリンク機構22aを介して開閉方向に駆動され、絞り値を調整する。
図2は、カメラボディ11に内蔵された電気的な主要回路構成の実施形態をブロックで示す図である。コントローラ50は、ROM(EEPROM)51に記録されている制御プログラムに基づいて、カメラ全体の機械的、電気的な動作を統括的に制御して、AF動作、撮影動作などのカメラ機能、動作を制御する。
撮像素子31は、いわゆるCCD、CMOSなどのイメージセンサである。撮像素子駆動・信号処理回路32は、撮像素子31を撮像駆動して撮像した画像信号を取り込み、相関二重サンプリングし、ゲインコントロールし、ホワイトバランス調整し、A/D変換等したデジタル化した画像信号をコントローラ50に出力する。コントローラ50は、入力した画像信号を所定の画像フォーマットに変換して一旦SDRAM52に書き込んでからフラッシュメモリ53に書き込み、またディスプレイ23に表示する。ディスプレイ23は、カメラボディ11の背面に設けられており、撮影した画像の他に、撮影モードなど、カメラ機能に関する情報を表示する。
測光センサ33aは、ペンタプリズム16から射出された被写体光を受光する位置に配置されており(図1)、ピント板15aのマット面に形成された被写体像(撮像素子31に投影される被写体像と同様の被写体像)が投影される。測光センサ33aは、複数の測光領域の輝度を検出する測光に特化した、いわゆるCCD、CMOSなどのRGBカラーイメージセンサである。測光センサ33aには、測光レンズ33bにより、撮像素子31に投影される被写体像と同様の被写体像が投影される。測光センサ33aは、撮像素子31と同様の基本構成であり、撮影範囲は撮像素子31の撮影範囲と同等乃至狭く、総画素数は撮像素子31より少ない。
測光センサ駆動・信号処理回路34は、測光センサ33aを撮像駆動して画像信号を取り込み、相関二重サンプリングし、ゲインコントロールし、A/D変換するなど所定の信号処理を施してデジタル化した画像信号を出力する。コントローラ50は、測光センサ33aが撮像した画像信号を測光センサ駆動・信号処理回路34を介して取り込み、各測光領域の画像信号を使用して測光値の検出、被写体輝度の算出を行う。CCD、CMOSなどの積分型センサはダイナミックレンジが狭いため、露光時間やゲインが適切でないと画像信号が小さくてノイズに埋もれてしまったり、逆に飽和してしまったりする。その場合、出力がダイナミックレンジ内に収まるように再度露光時間やゲインを変更し、撮像駆動する。これを出力がダイナミックレンジ内に収まるまで行い、ダイナミックレンジ内に収まったところで測光が完了する。
コントローラ50には、AFモータ21を駆動するAF駆動回路24、絞りモータ22を駆動制御する絞り駆動回路25、シャッター装置20を駆動制御するシャッター駆動回路26、ミラーモータ13を駆動制御するミラー駆動回路27が接続されている。コントローラ50は、これらAF駆動回路24、絞り駆動回路25、シャッター駆動回路26及びミラー駆動回路27を介してAFモータ21、絞りモータ22、シャッター装置20及びミラーモータ13を駆動制御する。
コントローラ50には、スイッチ手段として、AF・測光スイッチ35、レリーズスイッチ36、モード選択スイッチ37、メインスイッチ38が接続されている。AF・測光スイッチ35は、自動焦点調節及び測光の開始を指示するスイッチであり、レリーズスイッチ36は、露出、撮影及び撮影した画像信号をフラッシュメモリ53に記録する(書き込む)撮影動作の開始を指示するスイッチであり、モード選択スイッチ37は、撮影モードの変更、選択を操作する操作スイッチであり、メインスイッチ38は、電源のオン/オフを指示する電源スイッチである。コントローラ50は、これらのスイッチのオン/オフに応じて動作する。
コントローラ50は、AF・測光スイッチ35のONを受けて、測距センサ18から複数のAFエリア毎に一対の画像信号を入力して、一対の画像信号の位相差からデフォーカス量を演算し、算出したデフォーカス量に基づいてAF駆動回路24を介してAFモータ21を駆動し、フォーカス用レンズ群L2を、デフォーカス量が0になる合焦位置に移動する。
コントローラ50はさらに、測光センサ駆動・信号処理回路34を駆動して測光センサ33aから測光エリア毎に測光信号(被写体輝度信号)を入力し、測光、露出モードに応じた露出値、シャッター速度及び絞り値を算出する。
コントローラ50は、レリーズスイッチ36のONを受けて、算出したシャッター速度及び絞り値に基づいて、絞り駆動回路25を介して絞りモータ22を駆動し、シャッター駆動回路26を介してシャッター装置20を駆動するとともに、撮像素子駆動・信号処理回路32を介して撮影用撮像素子31を駆動して撮像し、被写体の画像信号を入力する。コントローラ50は、入力した画像信号に所定の信号処理を施し、所定のフォーマットに変換した画像データをフラッシュメモリ53に記録し、画像をディスプレイ23に表示する。
AF・測光スイッチ35及びレリーズスイッチ36は、通常、カメラボディに備えられたレリーズボタンに連動しており、レリーズボタンの半押し(一段目)でAF・測光スイッチ35がONし、同全押し(二段目)でAF・測光スイッチ35がONした状態でレリーズスイッチ36がONする。
また、このデジタル一眼レフカメラ10は、複数のAFエリアなどの撮影に関する情報を、透過型液晶パネル40に表示する。図3は、透過型液晶パネル40をペンタプリズム16側から見た図である。透過型液晶パネル40は、複数のAFエリアのうち、合焦したAFエリアをAFエリア表示部40aとして表示(可視化)し、LED42の照明光により光らせる(識別、強調表示する)ことができる。透過型液晶パネル40とLED42は、ファインダー内表示装置を形成している。
透過型液晶パネル40の前方(ピント板15aからの被写体像光線が射出する側)であって、各短辺の外方に所定間隔で一対のLED(情報照明部材)42が配置されている。透過型液晶パネル40は自ら発光しないが、LED(情報表示部材)42により照明することにより、透過型液晶パネル40の表示部分が光って、識別または強調表示される。図には、測距センサ18によって焦点検出可能な被写体の複数の異なるAFエリア(図示せず)に対応するAFエリア表示部40aを示してある。LED42は、例えば赤色LEDを使用できるが、発光色は赤色以外の任意の色でもよく、単発光色のものでも複数の異なる色を発光できるものでもよく、異なる色を発光するLEDを使用して条件に応じた色のLEDを選択発光させてもよい。
透過型液晶パネル40に表示されたAFエリア表示部40aなどの情報は、ピント板15aのマット面に形成された被写体像と重複した状態で観察できるので、撮影者は、ピント板15aに結像した像を、透過型液晶パネル40、プリズム16、アイピース17を通して目で見ている。一方、測光センサ33aは、ピント板15aに結像した像を、透過型液晶パネル40、プリズム16及び測光レンズ33bを通して斜め方向から見ている。測光センサユニット33(測光センサ33a)も透過型液晶パネル40を通してピント板15a上の被写体像を見ているので、LED42が点灯すると、LED42の照明光が測光に影響を与えるおそれがある。それを回避するため、AF・測光スイッチ35のONを受けて測光センサ駆動・信号処理回路34が開始した時から、測光が完了するまでLED42の点灯を禁止する。透過型液晶パネル40の表示自体は測光に与える影響が小さいので表示してもよく、LED42の点灯/消灯と同期させてもよい。
このデジタル一眼レフカメラ10は、測距センサ18、AF駆動回路24及びコントローラ50(焦点検出手段)によりいずれかのAFエリアに対して合焦した時、次のA)、B)のいずれかの動作が実行される。
A)測光センサ33(測光手段)による測光が終了していないときには、LED42の点灯が禁止されているので、コントローラ50(表示制御手段)が透過型液晶パネル40(ファインダー内表示手段)で合焦したAFエリア表示部40aを表示し、LED42を点灯せずに測光センサ33による測光を継続する。測光が終了したときに可動ミラー12(可動ミラー)が撮影位置に移動し、測光センサ33による測光結果に基づいて撮影用撮像素子31(撮影手段、像取得手段)が撮影動作する。
B)測光センサ33(測光手段)による測光が終了しているときには可動ミラー12(可動ミラー)が撮影位置に移動し、コントローラ50(表示制御手段)が透過型液晶パネル40及びLED42(ファインダー内表示手段)の点灯表示を許可して透過型液晶パネル40及びLED42が合焦したAFエリア表示部42aを表示及びLED42を点灯し、測光センサ33による測光結果に基づいて撮影用撮像素子31が撮影動作する。
以上のデジタル一眼レフカメラ10の撮影動作について、さらに図4のフローチャートを参照して詳細に説明する。この撮影動作は、デジタル一眼レフカメラ10が電源オンをONして撮影待機状態になり、測光していない状態で、レリーズボタンが一気に押されたとき、つまりAF・測光スイッチ35及びレリーズスイッチ36が連続的にオンしたときのAF・測光・露出動作である。透過型液晶パネル40は、撮影待機状態において撮影情報の表示が可能である。この撮影動作は、コントローラ50のマイクロコンピュータに所定のプログラムを実行させることにより実現される。コントローラ50は、メインスイッチ38のON操作を受けて電源をONにした状態において、この撮影動作を開始する。なお、この実施形態の撮影動作は、AF合焦した後に露出動作を行ういわゆるAF優先モードで動作するものとする。
コントローラ50は、測光動作を終了(停止)する(S11)。ここでは、測光センサ33aの初期化など、測光動作に関連する素子、回路を初期化する。そうしてコントローラ50は、スイッチチェック(各スイッチのオン/オフ状態を検知)する(S13)。具体的には、AF・測光スイッチ35及びレリーズスイッチ36のオン/オフ状態をチェックして、AF・測光スイッチ35及びレリーズスイッチ36がオンするのを待つ。
コントローラ50は、AF・測光スイッチ35及びレリーズスイッチ36がオンすると、測光動作を開始し(S15)、AF駆動(AF動作)を開始し(S17)、AF合焦させる(S19)。
コントローラ50は、いずれかのAFエリア表示部40a内の被写体に対して合焦すると、測光センサ33aによる測光が完了しているか否かチェックし(S21)、測光が完了していたとき(S21:YES)、ミラーアップ許可し(S23)、測光に影響を与えないと判定して合焦点表示(情報表示)の照明を許可し(S25)、レリーズ処理(S27)する。
コントローラ50は、ステップS23においてミラーアップを許可すると、別スレッドで並行して、ミラー駆動回路27を介してミラーモータ13を駆動し、メインミラー12を撮影位置までアップ移動する。コントローラ50は、ステップS27のレリーズ動作を、メインミラー12が撮影位置にアップ移動してから実行する。さらにコントローラ50は、ステップS25において合焦表示の照明(LED42の点灯)を許可すると、メインミラー12のアップ動作と並行して、別スレッドで、透過型液晶パネル40により合焦したAFエリア表示部40aを表示し、LED42を点灯させて、合焦したAFエリア表示部40aを点灯表示(照明して光らせまたは明るくして視覚化させる)。このAFエリア表示部40aの表示及びLED42の点灯動作により、撮影者は合焦したAFエリア表示部40aを観察(視認)することができる。
そうしてコントローラ50は、合焦したAFエリア表示部40aを表示し、かつLED42を点灯した合焦点表示状態で、レリーズ動作(露出、撮影動作)する(S27)。
以上のステップS11乃至S27の撮影動作により、レリーズスイッチ36がONし、合焦してから露出開始するまでに余分な遅延時間(レリーズタイムラグ)が発生しない。なお、ステップS23のミラーアップ許可動作とステップS25の合焦点表示及び照明動作(点灯表示動作)の順番は逆でもよい。
一方、コントローラ50は、ステップS21における測光完了チェック時に測光が完了していないと判断したとき(S21:NO)、測光に影響を与えると判定して合焦点表示の照明を禁止し(S29)、測光動作を継続して測光動作を完了させてから(S31)、ミラーアップを許可し(S33)、レリーズ動作を実行する(S27)。
以上のステップS21乃至S27、及びS21、S29乃至S33、S27の撮影動作により、合焦した時に測光が終了していない場合は合焦表示の照明をせずに測光を継続するので、合焦情報の表示点灯からその消灯までの間、測光を停止する時間が不要であり、測光動作をやり直さずに済むので、正確で精度の高い測光を可能にしつつ、レリーズタイムラグの短縮が可能になる。
以上の通り、本実施形態のデジタル一眼レフカメラ10は、レリーズボタンが一気に全押しされたとしても、AF合焦した時に測光が終了していない場合は合焦点の表示よりも測光を優先して測光を継続するので、正確な測光とレリーズタイムラグの短縮が可能になる。
なお、ステップS21において測光が完了していないと判断したとき、一旦測光を停止して合焦表示し、一定時間合焦表示をした後に測光を再開する比較例では、「合焦点の表示時間」+「その後の測光開始〜測光完了までの時間」だけレリーズタイムラグが余計に発生する。
本発明は、特に測光センサとして積分型のCCDなど、ダイナミックレンジが狭くて何度か露光時間とゲインを変えないと出力がダイナミックレンジ内に収まらずに測光完了まで時間がかかる場合だと、レリーズタイムラグの短縮効果が大きいが、一般的なフォトトランジスタ、フォトダイオードなどの測光センサを使用しているカメラにおいてもレリーズタイムラグを短縮できる。
本実施形態は、測光OFFからレリーズボタンが一気押しされたときの動作であるが、測光OFFからレリーズボタン半押しで測光を開始した後、AF合焦前にシャッターボタンが全押しされた場合や、単写の繰り返しで、コマ間に毎回測光をし直している場合なども、本実施形態と同様のレリーズタイムラグの短縮ができる。
本実施形態では、コントローラ50(判定手段)が測光に影響を与えると判定したとき、透過型液晶パネル40の合焦したAFエリア表示部40aの表示は禁止しない(表示させる)が、LED42は点灯しない構成とした。しかし本発明は、コントローラ50が測光に影響を与えると判定したとき、透過型液晶パネル40の表示(合焦エリア表示部40aの表示)も禁止(非表示)にしてもよい。より精度が高く正確な測光が可能になる。
本実施形態は、自動焦点調節動作のより合焦したときに測光が終了していないときLED42の点灯を禁止したが、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、カメラを振られた時など、被写体の明るさが一気に変わり、出力が測光センサのダイナミックレンジに収まらなかったときなども、測光完了状態から未完了状態に変更し、LED42の点灯を禁止してもよい。
10 デジタル一眼レフカメラ(カメラ、撮影装置)
11 カメラボディ
12 メインミラー(可動ミラー)
15 ファインダー光学系(ファインダー装置)
15a 焦点板
16 ペンタプリズム)
18 測距センサ
20 シャッター装置
21 AFモータ
22 絞りモータ
24 AF駆動回路
25 絞り駆動回路
26 シャッター駆動回路
31 撮像素子
32 撮影素子駆動・信号処理回路
33 測光センサ
34 測光センサ駆動・信号処理回路
40 透過型液晶パネル(ファインダー内表示手段、ファインダー内表示装置)
40a AFエリア表示部
41 LED駆動回路(情報照明手段)
42 LED(情報照明手段)
50 コントローラ(判定手段、表示制御手段)
51 ROM(EEPROM)
53 フラッシュメモリ
101 撮影レンズ(撮影光学系)
103 絞り装置

Claims (5)

  1. 撮影光学系により被写体の像を視野内のピント板に結像させ、ピント板の像を観察するファインダー装置と、
    該ファインダー装置の視野内に撮影に関する情報を点灯表示するファインダー内表示手段と、
    上記撮影光学系を通った被写体光により形成された被写体像を撮影する撮影手段と、
    上記撮影光学系と撮影手段との間に配置された、上記撮影光学系を通った被写体光を上記ピント板に向かって反射する観察位置と、上記撮影手段に向かって通過させる撮影位置とに移動可能な可動ミラーと、
    上記ピント板に結像した像を測光する測光手段と、
    被写体の異なる複数のAFエリアについて合焦状態を検出する焦点検出手段と、
    上記焦点検出手段によるいずれかのAFエリアの検出結果に基づいて、上記撮影光学系の焦点調節レンズ群を合焦位置まで駆動する焦点調節手段と、を有するカメラであって、
    上記ファインダー内表示手段による上記撮影情報の点灯表示が上記測光に影響を与えるか否か判定する判定手段と、
    上記判定手段が測光に影響を与えると判定したとき、上記測光手段による測光が完了するまで上記ファインダー内表示手段の点灯表示を禁止し、上記判定手段が測光に影響を与えないと判定したとき、上記ファインダー内表示手段の点灯表示を許可する表示制御手段と、を備え、
    上記ファインダー内表示手段は、上記撮影情報として上記各AFエリアに対応するAFエリア表示部を有し、上記焦点調節手段により合焦したAFエリアに対応するAFエリア表示部を点灯表示すること、
    上記判定手段は、上記焦点調節手段によりいずれかのAFエリアに対して合焦した時、上記測光手段が測光を終了していたときには上記測光に影響を与えないと判定し、上記測光手段が測光を終了していないときには上記測光に影響を与えると判定すること、
    上記表示制御手段は、上記判定手段が測光に影響を与えないと判定したとき、上記ファインダー内表示手段による合焦したAFエリアに対応するAFエリア表示部の点灯表示を許可し、上記判定手段が測光に影響を与えると判定したとき、上記ファインダー内表示手段による合焦したAFエリアに対応するAFエリア表示部の点灯表示を禁止すること、及び
    上記焦点調節手段によりいずれかのAFエリアに対して合焦した時、上記測光手段による測光が終了していないときには上記表示制御手段が上記ファインダー内表示手段の点灯表示を禁止した状態で上記測光手段による測光を継続し、測光が終了したときに上記可動ミラーが撮影位置に移動し、上記測光手段による測光結果に基づいて上記撮影手段が撮影動作すること、
    を特徴とするファインダー内表示装置を備えたカメラ。
  2. 請求項記載のファインダー内表示装置を備えたカメラにおいて、上記ファインダー内表示手段は、上記ピント板に重複配置され、上記ピント板に結像された像が透過する、上記AFエリア表示部を有する透過型液晶パネルを有し、上記ピント板に結像された像が上記透過型液晶パネルを透過して該像と上記AFエリア表示部とが重ねて観察されるファインダー内表示装置を備えたカメラ。
  3. 請求項記載のファインダー内表示装置を備えたカメラにおいて、上記ファインダー内表示手段は、上記透過型液晶パネルが表示したAFエリア表示部を点灯する照明手段を備え、上記表示制御手段が点灯表示を許可したときに上記照明手段を点灯し、上記表示制御手段が点灯表示を禁止したときに上記照明手段を点灯させないファインダー内表示装置を備えたカメラ。
  4. 請求項記載のファインダー内表示装置を備えたカメラにおいて、上記照明手段は、上記透過型液晶パネルの周辺であって上記ピント板の像が射出される側に複数個配置された照明部材であるファインダー内表示装置を備えたカメラ。
  5. 請求項3または4記載のファインダー内表示装置を備えたカメラにおいて、上記焦点調節手段によりいずれかのAFエリアに対して合焦したとき、上記測光手段による測光が終了しているときには上記可動ミラーが撮影位置に移動し、該移動動作と並行して上記表示制御手段が上記ファインダー内表示手段の点灯表示を許可して上記ファインダー内表示手段が合焦したAFエリア表示部を表示及び上記照明手段を点灯し、上記測光手段による測光結果に基づいて上記撮影手段が撮影動作するファインダー内表示装置を備えたカメラ
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