JP2012154694A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部機器を用いずに適切に測色する撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮像装置は、被写体像を観察するための観察光学系5〜8と、観察光学系5〜8を通過する光を受光するための受光手段11と、観察光学系5〜8の光路上に設けられ、該光路において光の通過状態と透過拡散状態とを切替える第1の開閉手段27と、第1の開閉手段27が透過拡散する状態において受光手段11で受光される信号を用いて測色処理を行う測色手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
カラー画像の色補正を行うために、外光の色情報を取得する(測色)技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−341175号公報
従来技術では、撮影レンズにフィルタを装着したり、フィルタターレットを回したり、外部機器が必要であり、測色のための作業が面倒であった。
本発明による撮像装置は、被写体像を観察するための観察光学系と、観察光学系を通過する光を受光するための受光手段と、観察光学系の光路上に設けられ、該光路において光の通過状態と環境光(外光)の透過拡散状態とを切替える第1の開閉手段と、第1の開閉手段が環境光(外光)を透過拡散する状態において受光手段で受光される信号を用いて測色処理を行う測色手段と、を備えることを特徴とする。
本発明による撮像装置では、外部機器を用いずに適切に測色でき、かつ、簡単に短時間で測色が行える。
本発明の一実施の形態による一眼レフ電子カメラシステムの構成を例示する図である。 一眼レフ電子カメラシステムの回路構成を例示するブロック図である。 白色透過式シャッターが閉鎖時を例示する図である。 MPUが実行するカメラ処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による一眼レフ電子カメラシステムの構成を例示する図である。図1において、カメラ本体1のマウント(不図示)に対し、着脱可能に構成される撮影レンズ2が装着されている。
被写体からの光Lは、撮影レンズ2の光学系LSおよび絞り3を介してカメラ本体1へ入射する。カメラ本体1に入射した被写体光Lの一部は、レリーズ操作前はクイックリターンミラー(以下メインミラーと呼ぶ)4によって上方のファインダ部へ導かれてフォーカシングスクリーン5に結像する。また、カメラ本体1に入射した被写体光Lの一部はサブミラー15で下方へ反射され、焦点検出用センサー16へ導かれる。焦点検出用センサー16による検出信号は、AF制御部110(図2)による焦点検出演算に用いられる。
レリーズ操作後はメインミラー4が上方へ回動し(ミラーアップ)、被写体光Lはシャッター18を介して撮像素子20へ導かれ、その撮像面上に被写体像を結像する。撮像素子20は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたイメージセンサなどによって構成される。撮像素子20は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を出力する。
レンズ駆動装置17は、モータ、連結ギヤおよびカップリングなどで構成され、焦点調節時に光学系LSに含まれるフォーカスレンズを合焦位置へ移動させるための駆動力を発生し、撮影レンズ2側へ伝達する。合焦位置へフォーカスレンズを移動させる場合の移動方向および移動量は、AF制御部110(図2)が行う焦点検出演算に基づいて決定される。
フォーカシングスクリーン5に結像した被写体光Lはさらに、PN液晶6を介してペンタプリズム7へ入射される。PN液晶6はポリマーネットワーク液晶によって構成され、通電されると光を透過し、非通電にされると光を拡散する。カメラ本体1は、上記焦点検出を行う領域(フォーカスポイントと呼ぶ)を示す表示をPN液晶6によって行う。PN液晶6による表示内容は、ファインダ部5〜8による光学的な観察像に重ねて、接眼窓26から接眼レンズ群8を通して観察される。
アイピースシャッター24は、接眼窓26から接眼レンズ群8側へ侵入する外光を遮断する。たとえば、三脚などを用いた撮影の場合に撮影者の顔が接眼窓26から離れると、外光が接眼窓26からカメラ本体1内へ侵入する。このカメラ本体1内に侵入した外光は、後述する測光・測色用センサー11へ回り込み、被写体輝度の算出の際の誤差要因となる。アイピースシャッター24は、このような外光の影響を抑えたい場合に閉じられる。アイピースシャッター24の閉鎖時は被写体光も遮光されるので、接眼窓26から観察像を観察することはできない。なお、アイピースシャッター24は、接眼窓26から観察像の観察ができるよう通常は開放(図1)されている。
測光・測色用センサー11は、ファインダ部による観察像と略等しい範囲の被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を出力する。測光・測色用センサー11には不図示のカラーフィルタが設けられている。このカラーフィルタは、たとえば、測光・測色用センサー11の画素位置に配設されたR,G,B色のフィルタによって構成される。R色のフィルタを通して受光した画素からはR色成分の光に対応する光電変換信号が出力され、G色のフィルタを通して受光した画素からはG色成分の光に対応する光電変換信号が出力され、B色のフィルタを通して受光した画素からはB色成分の光に対応する光電変換信号が出力される。
白色透過式シャッター27は、アイピースシャッター24と略平行に設置される。白色透過式シャッター27は、閉鎖時(図3)に、接眼窓26から接眼レンズ群8側へ侵入する外光を透過し拡散させる。白色透過式シャッター27を透過した光は白色光となる。(以後、白色透過光。)透過した外光の白色透過光は、接眼レンズ群8側へ入射し、測光・測色用センサー11へ回り込む。本実施形態では、このような白色透過光を用いて測色を行う。測色は、被写体色のカラーバランスを調整するためのホワイトバランス調整値を決定するために、環境光(外光)のカラーバランス(具体的には、RGB成分比)を測ることをいう。したがって、白色透過式シャッター27は、測色時に閉じられる。なお、白色透過式シャッター27は、接眼窓26から観察像の観察ができるよう通常は開放(図1)されている。
不図示のアイピースシャッター駆動機構は、アイピースシャッター操作レバー28に連動してアイピースシャッター24、および白色透過式シャッター27をそれぞれ開閉駆動する。具体的には、アイピースシャッター操作レバー28の位置に応じて、アイピースシャッター24を開かつ白色透過式シャッター27を開、アイピースシャッター24を閉かつ白色透過式シャッター27を開、アイピースシャッターを開かつ白色透過式シャッター27を閉(白色透過)、の3態様を切替える。
アイピースシャッター操作レバー28の操作位置は、後述するマイクロスイッチ120(図2)によって検出される。たとえば、第1操作位置は、アイピースシャッター24が開状態かつ白色透過式シャッター27が開(通常時)状態に対応し、第2操作位置は、アイピースシャッター24が閉状態かつ白色透過式シャッター27が開(外光遮断時)状態に対応し、第3位置は、アイピースシャッターが開かつ白色透過式シャッター27が閉(測色時)状態に対応する。
ペンタプリズム7は、入射された被写体光Lを接眼レンズ群8へ導く一方、その一部をプリズム9へも導く。プリズム9へ入射された光は、結像レンズ10を介して測光・測色用センサー11へ入射される。
ファインダ内液晶13は、撮影に関する露出制御値などの情報を表示する。プリズム12がファインダ内液晶13の前(図1において左方)に配設されることにより、ファインダ内液晶13による表示内容が、接眼レンズ群8を通してファインダ部による光学像と別に観察される。ファインダ内バックライト14は、ファインダ内液晶13を照明する。
ディジタル基板22には、後述するMPU106、タイミング回路101、A/D変換回路102およびASIC103などの回路が実装される。液晶表示部23はカメラ本体1の背面側(図1において右側)に配設される。液晶表示部23は、撮影画像や操作メニュー画面などを表示する。スピーカー25は、MPU106からの指示に応じて電子音を発生する。MPU106は、たとえば、操作部材109が操作されたタイミングや、測色処理の終了を知らせるタイミングで電子音を発生させる。
図2は、上述した一眼レフ電子カメラシステムの回路構成を例示するブロック図である。カメラ本体1には、タイミング回路(TG)101と、A/D変換回路102と、撮像素子20と、ASIC103と、RAM104と、液晶表示部23と、MPU106と、シャッター駆動機構107と、ミラー駆動機構108と、操作部材109と、AF制御部110と、AE制御部111と、マイクロスイッチ120とが設けられ、着脱可能な記録媒体105が実装されている。
<カメラ本体>
タイミング回路(TG)101は所定のタイミング信号を発生し、A/D変換回路102、ASIC103および撮像素子20のそれぞれにタイミング信号を供給する。A/D変換回路102は、撮像素子20からの光電変換信号(アナログ画像信号)をディジタル信号に変換する。ASIC103は、ディジタル変換後の画像信号に所定の画像処理(ホワイトバランス調整を含む)を施し、さらに必要に応じて圧縮処理を施す。
RAM104は、ASIC103による処理時に画像データを一時保存する作業用メモリである。記録媒体105は、ASIC103による処理後の画像データを画像ファイルとして保存する不揮発性メモリなどで構成される。液晶表示部23は、ASIC103による処理後の画像データによる再生画像を表示する。
MPU106はマイクロプロセッサであり、各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。MPU106およびASIC103は、シリアル通信にてお互いの制御信号を送受する。
シャッター駆動機構107は、MPU106から送出される指示に応じてフォーカルプレーンシャッター18(図1)のチャージおよび駆動制御を行う。ミラー駆動機構108は、MPU106から送出される指示に応じて、メインミラー4のミラーアップ駆動、およびミラーダウン駆動を制御する。マイクロスイッチ120は、上述したようにアイピースシャッター操作レバー28の操作位置を検出し、位置検出信号をMPU106へ送出する。
操作部材109は、各種設定および選択操作に応じた設定・切換え信号をMPU106へ出力する。操作部材109には、半押しスイッチおよび全押しスイッチなどが含まれる。半押しスイッチおよび全押しスイッチは、レリーズボタン(不図示)の押下操作に連動して、それぞれがオン信号をMPU106へ出力する。半押しスイッチからの半押しオン信号は、レリーズボタンが通常ストロークの半分程度まで押し下げ操作されると出力され、半ストロークの押し下げ操作解除で出力が解除される。全押しスイッチからの全押しオン信号は、レリーズボタンが通常ストロークまで押し下げ操作されると出力され、通常ストロークの押し下げ操作が解除されると出力が解除される。
AF制御部110は焦点検出用センサー16(図1)を含む。AF制御部110は、焦点検出用センサー16による検出信号を用いて公知の位相差方式の焦点検出演算を行う。この演算によって撮影レンズ2による焦点調節状態(デフォーカス量)を求め、デフォーカス量に応じて光学系LSを構成するフォーカスレンズ(不図示)の移動量を算出する。フォーカスレンズの移動量を示す信号は、MPU106を介して撮影レンズ2側へ送信される。
AE制御部111は上記測光・測色用センサー11(図1)を含む。AE制御部111は、測光・測色用センサー11による光電変換信号を用いて被写体輝度を算出する。AE制御部111はさらに、設定されている撮像感度、MPU106で取得されるレンズ情報、および算出した被写体輝度を用いて、所定の露出演算モードによる演算を行い、絞り値AVおよびシャッター速度TVを決定する。MPU106は、測色時には測光・測色用センサー11による光電変換信号を用いて、上述した環境光(外光)のRGB成分比を算出する。
MPU106は、カメラ本体1に装着されている撮影レンズ2側のレンズCPU501との間で通信を行う。カメラ本体1および撮影レンズ2間の通信により、絞り値やレンズデータなどのレンズ情報が撮影レンズ2からカメラ本体1へ送信される一方、上記フォーカスレンズの移動量や駆動指示などのレンズ制御情報がカメラ本体1から撮影レンズ2側へ送信される。
<撮影レンズ>
撮影レンズ2には、レンズCPU501と、フォーカス駆動機構502と、絞り駆動機構503とが設けられている。レンズCPU501は、カメラ本体1側のMPU106との間で通信を行う。レンズCPU501は、絞り値やレンズデータなどのレンズ情報をカメラ本体1側へ送信する一方、上記フォーカスレンズの移動量や駆動指示などのレンズ制御情報をカメラ本体1から取得する。
フォーカス駆動機構502は、レンズCPU501から送出される指示に応じて、カメラ本体1側から伝達された駆動力でフォーカスレンズを所定方向へ所定量移動させる。絞り駆動機構503は、レンズCPU501から送出される指示に応じた絞り値にするように絞り3(図1)を所定段数駆動する。
本実施形態は、上述した一眼レフ電子カメラシステムのアイピースシャッター操作レバー28の操作位置によって異なる処理を行うので、以降はこの点を中心に説明する。図4は、MPU106が実行するカメラ処理の流れを説明するフローチャートである。MPU106は、メインスイッチオン時に図4による処理を繰り返し実行する。
図4のステップS10において、MPU106は、アイピースシャッター操作レバー28の操作位置を検出する。MPU106は、マイクロスイッチ120からの信号に基づいて第1操作位置または第2操作位置を検出した場合はステップS20へ進む。なお、第1操作位置は、アイピースシャッター24が開かつ白色透過式シャッター27が開である。第2操作位置は、アイピースシャッター24が閉かつ白色透過式シャッター27が開である。MPU106は、マイクロスイッチ120からの信号に基づいて第3操作位置を検出した場合はステップS100へ進む。第3操作位置は、アイピースシャッター24が開かつ白色透過式シャッター27が閉(測色時)である。
ステップS100へ進むのは、測色を行う場合である。MPU106は、ステップS100において、レリーズボタン(不図示)が全押し操作されたか否かを判定する。MPU106は、全押しスイッチ(操作部材109)からの全押しオン信号が入力された場合にステップS100を肯定判定してステップS110へ進む。MPU106は、全押しスイッチ(操作部材109)からの全押しオン信号が入力されない場合には、ステップS100を否定判定してステップS10へ戻る。
ステップS110において、MPU106はミラー駆動機構108へ指示を送り、レンズ2を通過してくる光が測光・測色センサー11に入射しないようメインミラー4のアップ駆動をさせてステップS120へ進む。ステップS120において、MPU106は所定の測色処理を行ってステップS130へ進む。図3は、測色時における一眼レフ電子カメラシステムの構成を例示する図である。レンズ2の光学系LSおよび絞り3を介してカメラ本体1内へ入射する光が測光・測色センサー11に侵入しないようメインミラー4をアップ駆動させる。そうすることで、接眼窓26からカメラ本体1内へ侵入する環境光(外光)を測光・測色センサー11に導くことができる。さらに、接眼窓26からカメラ本体1内へ侵入する環境光(外光)のうち、白色透過式シャッター27を透過した白色透過光のみが接眼レンズ群8を介して測光・測色用センサー11に入射する。MPU106は、測光・測色用センサー11に入射した環境光(外光)から、R,G,B色の光電変換信号比率に基づいて環境光(外光)のRGB成分比を測る。MPU106は、撮影処理において行うホワイトバランス調整に用いるホワイトバランス調整値を、該測色結果に基づいて決定する。MPU106は、測色結果およびホワイトバランス調整値をMPU106内の不揮発性メモリに保存する。
ステップS130において、MPU106は、測色が終了したことをユーザに報知するためスピーカー25を駆動して電子音を発生させてステップS140へ進む。ステップS140において、MPU106はミラー駆動機構108へ指示を送り、メインミラー4のダウン駆動をさせてステップS10へ戻る。
ステップS20へ進むのは、通常撮影を行う場合である。MPU106は、アイピースシャッター操作レバー28が第1操作位置の場合、第2操作位置の場合に同様の処理を行う。ステップS20において、MPU106は、レリーズボタン(不図示)が半押し操作されたか否かを判定する。MPU106は、半押しスイッチ(操作部材109)からの半押しオン信号が入力された場合にステップS20を肯定判定してステップS30へ進む。MPU106は、半押しスイッチ(操作部材109)からの半押しオン信号が入力されない場合には、ステップS20を否定判定してステップS10へ戻る。
ステップS30において、MPU106はAE制御部111へ指示を送り、測光・測色用センサー11による検出信号を用いて測光を行わせる。AE制御部111は、上記検出信号に基づいて算出した被写体輝度、およびMPU106で取得されるレンズ情報を用いて所定の演算を行ってステップS40へ進む。ステップS40において、MPU106はAE制御部111へ被写体輝度情報、および該被写体輝度情報を用いて露出演算する指示を送り、絞り値AVおよびシャッター速度TVを決定させてステップS40へ進む。
ステップS50において、MPU106は、レリーズボタン(不図示)が全押し操作されたか否かを判定する。MPU106は、全押しスイッチ(操作部材109)からの全押しオン信号が入力された場合にステップS50を肯定判定してステップS60へ進む。MPU106は、全押しスイッチ(操作部材109)からの全押しオン信号が入力されない場合には、ステップS50を否定判定してステップS20へ戻る。
ステップS60において、MPU106はミラー駆動機構108へ指示を送り、メインミラー4のアップ駆動をさせてステップS70へ進む。ステップS70において、MPU106は、所定の撮影処理を行ってステップS80へ進む。ステップS80において、MPU106はミラー駆動機構108へ指示を送り、メインミラー4のダウン駆動をさせてステップS90へ進む。
ステップS90において、MPU106は、終了操作が行われたか否かを判定する。MPU106は、たとえば操作部材109から機能設定モードなど他のモードへの切替え操作信号が入力された場合に、ステップS90を肯定判定し、図4による処理を終了して他のモード処理を行う。MPU106は、操作部材109から他のモードへの切替え操作信号が入力されない場合は、ステップS90を否定判定してステップS10へ戻る。
以上説明した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)一眼レフ電子カメラシステムは、被写体像を観察するためのファインダ部5〜8と、ファインダ部5〜8を通過する光を受光するための測光・測色用センサー11と、ファインダ部5〜8の光路上に設けられ、該光路において光の通過状態と透過拡散状態とを切替える白色透過式シャッター27と、白色透過式シャッター27が拡散された環境光(外光)を透光する状態において測光・測色用センサー11で受光される信号を用いて測色処理を行うMPU106とを備える。これにより、レンズキャップなどの外部機器を用いることなく適切な測色を行うことができる。
(2)上記(1)の一眼レフ電子カメラシステムにおいて、ファインダ部5〜8の光路中に設けられ、該光路において光の通過状態と遮光状態とを切替えるアイピースシャッター24と、アイピースシャッター24に対して切替えをさせるためのアイピースシャッター操作レバー28とをさらに備え、該アイピースシャッター操作レバー28は、白色透過式シャッター27に対しても切替えさせるので、アイピースシャッター24および白色透過式シャッター27に対してそれぞれ操作レバーを設ける場合に比べて、省スペース化に貢献できる。
(3)上記(2)の一眼レフ電子カメラシステムにおいて、アイピースシャッター操作レバー28は、アイピースシャッター24による光の通過状態かつアイピースシャッター24による光の通過状態と、アイピースシャッター24による光の通過状態かつアイピースシャッター24による拡散された環境光(外光)の透光状態と、少なくともアイピースシャッター24による光の遮光状態と、を切替えさせるので、通常撮影に適した状態、三脚等を用いた撮影に適した状態、および測色時に必要な状態を1つの操作部材によって切替えることができる。これにより、レンズキャップや外部機器を用いるよりも簡単に短時間で測色を行うことができる。
(4)上記(1)〜(3)の一眼レフ電子カメラシステムにおいて、被写体像を撮像する撮像素子20を有し、画像データを出力するASIC103と、撮像素子20上に被写体像を結像させる光学系LSと、光学系LSを通過した被写体光をファインダ部5〜8へ導く第1光路および被写体光を撮像素子20へ導く第2光路を切替えるメインミラー4と、をさらに備え、MPU106は、白色透過式シャッターによる拡散された環境光(外光)の透光状態、かつアイピースシャッター24による光の通過状態、かつメインミラー4が第2光路へ切替えた状態、において測光・測色用センサー11で受光される信号を用いて測色処理を行うようにした。これにより、レンズキャップなどの外部機器を用いることなく適切な測色を行うことができる。
(5)上記(4)の一眼レフ電子カメラシステムにおいて、MPU106が測色処理を終了したことを知らせるスピーカー25をさらに備えるようにしたので、ユーザーは、たとえば、電子音が聞こえたらアイピースシャッター操作レバー28を第1操作位置または第2操作位置へ戻す。このように、測色処理の終了をユーザーに知らせ、アイピースシャッター操作レバー28の操作を促すことができる。
(変形例1)
以上の説明では、アイピースシャッター操作レバー28が第3操作位置にある状態で、全押しスイッチ(操作部材109)からの全押しオン信号が入力された場合に測色を行う例を説明した。この代わりに、アイピースシャッター操作レバー28が第1操作位置または第2捜査位置から第3操作位置へ操作されたことを検出した場合に、自動的に測色を行うように構成してもよい。
(変形例2)
上述した測色処理(ステップS120)において、たとえば、接眼窓26から外光が入射していないなどの理由で測色できなかった場合には、ステップS130においてスピーカー25に発生させる電子音を、正常な測色終了時の電子音と異ならせるようにしてもよい。MPU106は、異なる電子音をスピーカー25から発生させることにより、ユーザーに測色できなかったことを知らせる。なお、正常終了しなかった場合の測色結果およびホワイトバランス調整値をMPU106内の不揮発性メモリに保存しないのはいうまでもない。
(変形例3)
上述した説明では、撮影時の被写体色のカラーバランスを調整するために測色を行う例を説明した。これに加えて、撮影済みの画像データによる再生画像を液晶表示部23に表示させる場合に測色結果を反映させるようにしてよい。たとえば、赤みがかった室内照明光の下で液晶表示部23に再生表示させた画像を鑑賞する場合、照明光の赤みによって実際の撮影画像と異なる色合いに感じることがある。変形例3では、このような場合に再生表示時のRGB成分比を測色結果に基づいて調節する。MPU106は、環境光(室内照明光)のカラーバランスに起因する液晶表示部23に対する色かぶりを加味した上で、この色かぶりを抑えるように液晶表示部23へ送る表示信号のRGB成分比を調節する。この結果、ユーザーは、実際の撮影画像に近い色合いで鑑賞できる。
(変形例4)
白色透過式シャッター27をアイピースシャッター24と略平行でなく、たとえば、ペンタプリズム7とプリズム9との間に設置してもよい。この場合の一眼レフ電子カメラシステムは、アイピースシャッター24が閉かつ白色透過式シャッター27が閉(測色時)である状態を第3操作位置として扱う。変形例4では、アイピースシャッター操作レバー28が第3操作位置の場合に、接眼窓26からカメラ本体1内へ侵入する光はアイピースシャッター24で遮断される。代わりに、メインミラー4をダウン状態にしておき、撮影レンズ2の光学系LSおよび絞り3を介してカメラ本体1内へ入射する環境光(外光)のうち、ペンタプリズム7から射出されて白色透過式シャッター27を透過し拡散された環境光(外光)を、プリズム9を介して測光・測色用センサー11へ入射させる。MPU106は、この場合のR,G,B色の光電変換信号比率に基づいて環境光(外光)のRGB成分比を測る。
なお、上記の実施形態では一眼レフ電子カメラシステムを用いて本発明を説明したが、これに限るものではない。メインミラー4のないミラーレスの一眼電子カメラシステムや、コンパクトカメラに本発明を用いてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…カメラ本体
2…撮影レンズ
8…接眼レンズ群
11…測光・測色用センサー
20…撮像素子
23…液晶表示部
26…接眼窓
27…白色透過式シャッター
28…アイピースシャッター操作レバー
106…MPU
108…ミラー駆動機構
109…操作部材
111…AE制御部
120…マイクロスイッチ

Claims (6)

  1. 被写体像を観察するための観察光学系と、
    前記観察光学系を通過する光を受光する受光手段と、
    前記観察光学系の光路上に設けられ、該光路において光の通過状態と透過拡散状態とを切替える第1の開閉手段と、
    前記第1の開閉手段が前記光を透過拡散する状態において前記受光手段で受光される信号を用いて測色処理を行う測色手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記観察光学系の光路中に設けられ、該光路において光の通過状態と遮光状態とを切替える第2の開閉手段と、
    前記第2の開閉手段に対して切替えをさせるための切替操作部材とをさらに備え、
    前記切替え操作部材は、前記第1の開閉手段に対しても切替えをさせることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記切替え操作部材は、
    前記第2の開閉手段による前記光の通過状態かつ前記第1の開閉手段による前記光の通過状態と、
    前記第2の開閉手段による前記光の通過状態かつ前記第1の開閉手段による前記光の透過拡散状態と、
    少なくとも前記第2の開閉手段による前記光の遮光状態と、を切替えさせることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    被写体像を撮像する撮像素子を有し、画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像素子上に被写体像を結像させる撮像光学系と、
    前記撮像光学系を通過した被写体光を前記観察光学系へ導く第1光路および前記被写体光を前記撮像素子へ導く第2光路を切替える光路切替手段と、をさらに備え、
    前記測色手段は、前記第1の開閉手段による前記光の透過拡散状態、かつ前記第2の開閉手段による前記光の通過状態、かつ前記光路切替手段が前記第2光路へ切替えた状態、において前記受光手段で受光される信号を用いて前記測色処理を行うことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    被写体像を撮像する撮像素子を有し、画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像素子上に被写体像を結像させる撮像光学系と、
    前記撮像光学系を通過した被写体光を前記観察光学系へ導く第1光路および前記被写体光を前記撮像素子へ導く第2光路を切替える光路切替手段と、をさらに備え、
    前記測色手段は、前記第1の開閉手段による前記光の透過拡散状態、かつ前記第2の開閉手段による前記光の遮光状態、かつ前記光路切替手段が前記第1光路へ切替えた状態、において前記受光手段で受光される信号を用いて前記測色処理を行うことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項4または5に記載の撮像装置において、
    前記測色手段が測色処理を終了したことを知らせる報知手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
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