JP2006106201A - カメラ - Google Patents

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泰則 工藤
Saori Shimizu
さおり 清水
Yoshinao Shimada
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Abstract

【課題】測光センサの制御を迅速に行って、連続撮影時の撮影速度を上げることの可能なカメラを提供することである。
【解決手段】撮影に先立ち、フラッシュユニット13による予備発光を行い、上記被写体からの反射光から被写体の輝度を測光回路51内の測光センサにより測光し、撮影時の照明光量を決定する。一方、カメラから被写体までの距離をAFセンサユニット36で測定し、その測定結果に基づいてBμcom50にて上記被写体が移動したか否かを判定する。そして、カメラ操作スイッチ59内のレリーズスイッチを押して連写モードを設定した場合に、上記被写体までの距離のデータと直前の撮影での距離のデータとを比較して、上記被写体が移動したと判定した場合は、上記予備発光による調光は行わずに直前の撮影と同じ光量で調光する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続撮影可能な機能を有するデジタルカメラに関し、より詳細には、連続撮影の速度を改善したデジタルカメラに関するものである。
デジタルカメラに於いては、撮像素子から出力される映像信号に基づいて測光情報を得るように構成されている。しかしながら、撮像素子の蓄積時間が一因となって、高速の連続撮影(連写)を達成することは困難であった。
このため、撮影中乃至撮影後の一定期間、測光系及び測距系の動作を禁止するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、連続撮影時に於いて、初回のレリーズ前には開放測光を行い、その後は絞り込み測光に切り換える技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
更に、蓄積型測光センサに於いて、連写モードでは測光パラメータを変更する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開昭58−132735号公報 特開昭58−111022号公報 特開平10−170975号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、撮影中乃至撮影後の一定時間、測光系及び測距系の動作を禁止して連写速度を上げることは、連写中被写体の輝度が変化しても露出を変化させないことから、長い時間連写を続けるほど、適正露光から外れていくという課題を有している。
また、上記特許文献2に記載のものは、絞りの機構系の動作時間を減らして撮影間隔を短くするのが狙いであるが、絞り込み測光では、測光センサに届く光が少なくなり、低輝度側の測光が不利であり、測光可能範囲が減る方向である。
更に、上記特許文献3に記載の技術は、積分型センサのみの対応であり、非積分型センサでは用いることができないということと、むやみなゲイン増加はS/Nが悪くなるという課題を有している。
したがって本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、測光センサの制御を迅速に行って、連続撮影時の撮影速度を上げることの可能なカメラを提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、カメラの撮影動作を行うレリーズスイッチと、
上記レリーズスイッチが押されている間、連続して撮影を行う連続撮影モードを設定するモード設定手段と、被写体を照明する照明手段と、上記被写体の輝度を測光する測光手段と、撮影に先立ち、上記照明手段の発光を行い、上記被写体からの反射光により撮影時の照明光量を決定する調光手段と、カメラから被写体までの距離を測定する測距手段と、上記測距手段で測定された結果に基づいて上記被写体が移動したとみなすか否かを判定する判定手段と、を具備し、上記判定手段は、上記モード設定手段で上記連続撮影モードが設定された場合に、上記測距手段により測定された上記被写体までの距離のデータと、直前の撮影での距離のデータとを比較して、上記被写体が移動したとみなすか否かを判定し、上記調光手段は、上記判定手段で上記被写体が移動したとみなす判定がなされた場合は、撮影に先立つ小光量の発光による調光を行わないで直前の撮影に先立つ発光に於ける反射光量に基づいて調光することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、連写速度設定手段を更に具備し、上記調光手段は、上記設定された連写速度が所定速度より遅い場合は、撮影に先立つ照明の発光による調光を撮影毎に行い、上記設定された連写速度が上記所定速度より速い場合は、撮影に先立つ照明発光による調光は被写体との距離が変化しなければ行わないことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、被写体が動いたかどうかを判定する手段とは、直前の撮影時の測距データと、今回の測距データの演算から判定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記照明手段は、フラッシュで構成されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、撮影を実行するための動作を開始させる操作手段と、上記操作手段が操作されている間、連続して撮影を行う連続撮影モードを設定するモード設定手段と、被写体を照明する照明手段と、被写体の輝度を測光する測光手段と、撮影に先立って上記照明手段による照明の予備発光を行い、上記被写体からの反射光により、撮影時の照明光量を決定する調光手段と、上記被写体の像を撮像する撮像素子と、カメラから被写体までの距離を測定して上記被写体までの距離データを得る測距手段と、上記測距手段で得られた距離データと、直前の撮影での距離データとを比較する比較手段と、上記比較手段で比較された結果に基づいて上記被写体が移動しているか否かを判定する判定手段と、上記モード設定手段で連続撮影モードに設定されている場合に、上記判定手段で上記被写体が移動していないと判定された場合には、上記調光手段による予備発光を行わずに直前の撮影に先立つ発光に於ける反射光量に基づいて調光するように制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、上記連続撮影モードの連続撮影速度を設定する連写速度設定手段を更に具備し、上記制御手段は、上記連写速度設定手段で設定された連続撮影速度が、所定速度より遅い場合は撮影に先立つ照明の予備発光による調光を撮影毎に行い、所定速度より速い場合は上記被写体との距離が変化した場合にのみ撮影に先立つ照明の予備発光による調光を行うように制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、上記判定手段は、直前の撮影時の測距データと今回の測距データとの演算結果に従って上記被写体が移動したか否かを判定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、上記照明手段は、閃光発光を行うフラッシュで構成されることを特徴とする。
本発明によれば、測光センサの制御を迅速に行って、連続撮影時の撮影速度を上げることの可能なカメラを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの電気系のシステム構成を示すブロック図である。
図1に於いて、このカメラシステムは、ボディユニット10と、アクセサリ装置として、例えば交換可能なレンズユニット(すなわちレンズ鏡筒)11と、通信コネクタ16を介して撮影した画像データを記録しておく記録メディア12と、フラッシュ用通信コネクタ17を介して外付けのフラッシュユニット13とを有して構成されている。
上記レンズユニット11は、上記ボディユニット10の前面に設けられた、図示されないレンズマウントを介して着脱自在に装着可能である。そして、上記レンズユニット11は、撮影レンズ21a及び21bと、絞り22と、レンズ駆動機構23と、絞り駆動機構24と、レンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lμcomと略記する)25とから構成されている。
上記撮影レンズ21a及び21bは、レンズ駆動機構23内に存在する図示されないDCモータによって、光軸方向に駆動される。絞り22は、絞り駆動機構24内に存在する図示されないステッピングモータによって駆動される。また、Lμcom25は、上記レンズ駆動機構23や絞り駆動機構24等、レンズユニット11内の各部を駆動制御する。このLμcom25は、通信コネクタ15を介して、後述するボディ制御用マイクロコンピュータ50と電気的に接続がなされ、該ボディ制御用マイクロコンピュータ50の指令に従って制御される。
一方、ボディユニット10は、以下のように構成されている。
レンズユニット11内の撮影レンズ21a及び21b、絞り22を介して入射される図示されない被写体からの光束は、クイックリターンミラー30で反射されて、フォーカシングスクリーン31、ペンタプリズム32を介して接眼レンズ33に至る。
上記クイックリターンミラー30の中央部はハーフミラーになっており、該クイックリターンミラー30がダウン(図示の位置)した際に一部の光束が透過する。そして、この透過した光束は、クイックリターンミラー30に設置されたサブミラー35で反射され、自動測距を行うためのAFセンサユニット36に導かれる。尚、上記クイックリターンミラー30のアップ時には、サブミラー35は折り畳まれるようになっている。
上記クイックリターンミラー30の後方には、光軸上のフォーカルプレーン式のシャッタユニット41と、光学系を通過した被写体像を光電変換するための撮像素子(CCD)43を収容した撮像ユニット42とを備えた撮像モジュール40が設けられている。図示されないが、クイックリターンミラー30が光路より退避した場合、撮影レンズ21a及び21bを通った光束は、撮像モジュール40内の撮像素子43に結像される。
このボディユニット10は、また、上記撮像モジュール40内の撮像素子43に接続された撮像素子インターフェイス回路45と、記憶領域として設けられたSDRAM47と、液晶モニタ48及び上記通信コネクタ16を介して記録メディア12とが、画像処理を行うための画像処理コントローラ46に接続されている。これらは、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提供できるように構成されている。
上記記録メディア12は、各種のメモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体であり、通信コネクタ16を介してカメラのボディユニット10と通信可能、且つ交換可能に装着される。
上記画像処理コントローラ46は、通信コネクタ15と、測光回路51と、ミラー駆動機構52と、AFセンサ駆動回路53と、シャッタ駆動制御回路54と、不揮発性メモリ(EEPROM)57等と共に、このボディユニット10内の各部を制御するためのボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bμcomと略記する)50に接続されている。このBμcom50は、連写時の撮影間隔を計測する図示されないタイマを有しているもので、カメラの全体の動作を制御する制御手段の他、計数手段、モード設定手段、検出手段、判定手段、演算手段等の機能を有している。
上記Bμcom50には、当該カメラの動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するための動作表示用LCD58と、カメラ操作スイッチ(SW)59と、電源回路60を介して電池61とが接続されている。
尚、上記Bμcom50とLμcom25とは、レンズユニット11の装着時に於いて、通信コネクタ15を介して通信可能に電気的接続がなされる。そして、デジタルカメラとしてLμcom25がBμcom50に従属的に協働しながら稼動するようになっている。
上記測光回路51は、上記ペンタプリズム32からの光束に基づいて測光処理する回路である。この測光回路51内に、被写界を複数に分割して被写体輝度を測定する多分割測光センサを有している。上記ミラー駆動機構52はクイックリターンミラー30を駆動制御する機構であり、AFセンサ駆動回路53は上記AFセンサユニット36を駆動制御するための回路である。また、シャッタ駆動制御回路54は、上記シャッタユニット41の図示されない先幕と後幕の動きを制御すると共に、Bμcom50との間でシャッタの開閉動作を制御する信号とフラッシュと同調する信号の授受を行う。
不揮発性メモリ57は、その他の記憶領域として、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する記憶手段であり、Bμcom50からアクセス可能に設けられている。
動作表示用LCD58は、当該カメラの動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するためのものである。上記カメラ操作スイッチ59は、例えば撮影動作の実行を指示するレリーズスイッチ、撮影モードを連写モード、通常撮影モード等に切り替えるモード変更スイッチ及びパワースイッチ等、当該カメラを操作するために必要な操作釦(撮影操作手段)を含むスイッチ群で構成される。
更に、電源回路60は、電源としての電池61の電圧VE を、当該カメラシステムの各回路ユニットが必要とする電圧VC に変換して供給するために設けられている。
フラッシュユニット13は、フラッシュ制御用マイクロコンピュータ65と、閃光発光部66と、発光制御回路67及び電池68とから成っている。そして、このフラッシュユニット13は、フラッシュ用通信コネクタ17を介して、ボディユニット10と通信可能に装着可能である。これらの発光信号は、発光モードに応じて出力される。
このように構成されたデジタルカメラの各部は、次のように稼動する。
先ず、画像処理コントローラ46により、Bμcom50の指令に従って撮像素子インターフェイス回路45が制御されて、撮像モジュール40から画像データが取り込まれる。この画像データは、一時保管用メモリであるSDRAM47に取り込まれる。このSDRAM47は、画像データが変換される際のワークエリア等に使用される。また、この画像データは、JPEGデータに変換された後には、記録メディア12に保管されるように設定されている。
ミラー駆動機構52は、上述したように、クイックリターンミラー30をアップ(UP)位置とダウン(DOWN)位置へ駆動するための機構である。ミラー駆動機構52によってクイックリターンミラー30がダウン位置にある時、撮影レンズ21a及び21bからの光束は、AFセンサユニット36側とペンタプリズム32側へと分割されて導かれる。
AFセンサユニット36内のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路53を介してBμcom50へ送信されて、周知の測距処理が行われる。
一方、ペンタプリズム32に隣接する接眼レンズ33からは、撮影者が被写体を目視できる。また、上記ペンタプリズム32を通過した光束の一部は、測光回路51内のホトセンサ(図示せず)へ導かれ、ここで検知された光量に基づいて周知の測光処理が行われる。
シャッタ駆動制御回路54では、Bμcom50からシャッタを駆動制御するための信号が受取られると、その信号に基づいてシャッタユニット41が制御される。シャッタ駆動制御回路54では、Bμcom50からシャッタを駆動制御するための信号が受取られると、その信号に基づいてシャッタユニット41が制御される。それと共に、所定のタイミングでフラッシュ用通信コネクタ17を介してフラッシュ制御用マイクロコンピュータ65及び発光制御回路67に、フラッシュを発光させるための発光信号が出力される。Bμcom50からは、上記発光信号に基づいて、通信により発光モードに応じた発光指令信号が出力される。
また、撮影者によって上述したカメラ操作スイッチ59の中のモード変更スイッチが操作されて、撮影モードから画像表示モードへ切り換えられると、記録メディア12に保管された画像データが読み出されて、液晶モニタ48に表示可能である。記録メディア12から読み出された画像データは、画像処理コントローラ46に於いてビデオ信号に変換され、液晶モニタ48にて出力表示される。
ここで、フラッシュユニット13による調光について説明する。
一般的な調光としては、プリ発光調光制御がある。このプリ発光調光制御は、撮影に先立ってフラッシュを発光するプリ発光が行われ、このプリ発光による被写体から、撮影レンズを通過して測光センサに届く反射光の光量により、本撮影時の発光量が演算されて決定されるものである。このようなプリ発光調光制御では、被写体の状況に関わらず、毎回調光している。
このように、一般的なプリ発光による調光では、撮影前にフラッシュ光を発光させるので、発光エネルギーを本撮影前に消費してしまう。そのため、連続してフラッシュ撮影を行う場合、撮影前の発光、すなわちプリ発光で発光エネルギーが減ってしまうことになる。
次に、距離情報による調光について説明する。
絞り値F、発光光量を示す数値としてGNo、被写体距離をL1とすると、撮像素子の感度がISO100の場合に於いて、距離によるGNo制御は、
GNo=F×L1 …(1)
で求められる発光光量を得る。ここでは、プリ発光は必要ないので、発光エネルギーを効率よく撮影に用いることができる。これは、フラッシュユニット13を被写体に向けず、天井等の壁に向けて、その反射光で被写体を照明するバウンス撮影では、調光することはできない。
また、撮影レンズにNDフィルタ等、レンズが通過する光量を低下させるフィルタを装着した場合、カメラがフィルタによる光量減少を見積もることができず調光に悪影響が出る。
図2は、本発明による調光制御について説明する図である。
本発明に於いては、連続撮影(連写)時の1回目の撮影にはプリ発光(例えば2回)が行われて、被写体の反射光から撮影時の本発光量が演算される。それと同時に、AFセンサユニット36により被写体からカメラまでの被写体距離L1が取得される。そして、フラッシュユニット13による本発光が行われる。
続く2回目以降の撮影時(図2に於いて、2回目及び3回目)には、上記被写体距離L1がBμcom50等により確認され、その値が変化していなければプリ発光は行われずに本発光による撮影のみが行われる。これは、上記(1)式からわかるように、被写体距離L1が変化せず、また絞り値Fが変化しなければ発光量は同じになるからである。したがって、連写時は被写体距離L1が変化しなければ、2回目以降はプリ発光は行われない。
そして、図2於いて、4回目の撮影時に被写体が移動してその被写体距離がL2に変化したとする。すると、1回目の撮影時と同様に、プリ発光が2回行われて被写体の反射光から撮影時の本発光量が演算される。それと同時に、変化した後の被写体距離L2が取得される。その後、本発光による撮影が行われる。
このように、被写体距離が変化しなければプリ発光を省略するようにしたので、連写時の撮影速度(連写速度)を上げることができる。
次に、図3のフローチャートを参照して、本実施形態に於いて連写モードをユーザが設定可能なカメラの撮影動作について説明する。
撮影シーケンスが開始されると、先ずステップS1に於いて、カメラ操作スイッチ59内の撮影操作手段であるレリーズスイッチの状態が判定される。ここでは、レリーズスイッチがオンされるまで待機する。そして、レリーズスイッチが押された場合に、ステップS2へ移行してカメラから被写体までの距離、すなわち被写体距離が測定される。次いで、ステップS3にて、レンズ駆動機構23が駆動されてレンズ駆動がなされると共に、オートフォーカスセンサユニット36によりピント合わせが行われる。
ステップS4では、Bμcom50にて前回の被写体距離と今回の被写体距離が比較されて演算される。そして、ステップS5にて、現在の被写体距離がSDRAM47に記憶される。
次いで、ステップS6では、フラッシュ発光がなされない定常光下での測光が測光回路51により行われる。ステップS7では、撮影時の絞り値及びシャッタ秒時がBμcom50にて演算される。
ステップS8に於いては、被写体距離が変化したか否かがBμcom50にて判定される。ここで、被写体距離が変化した、すなわち被写体が移動したと判定された場合はステップS9へ移行し、被写体距離が変化しなければ後述するステップS12へ移行する。
ここで、上記ステップS8にて判定される被写体移動判定方法について説明する。
絞り値をF、撮像素子43の感度をIso、被写体距離をL、被写体を適正にする発光量GNoとすると、これらの関係は以下のようになる。
AV=2log2 (F)
SV=log2 (Iso/100)
DV=2・log2
GV=2・log2 (GNo)
とおくと、
GV=AV+DV−SV …(2)
が、被写体が暗黒中という条件では成立する。
このことを考慮して、前回被写体距離をL1、前回絞り値をF1、前回発光量をGNo1とし、今回被写体距離をL2、今回絞り値をF2、今回発光量をGNo2とする。
すると、DV1=2・log2 (L1)及びDV2=2・log2 (L2)という値を用いて、
ΔDV=DV1−DV2 …(3)
となる。その結果、−0.1<ΔDV<0.1が成立する場合は、被写体が移動していないと判定される。ここで、±0.1のGV値ずれは、経験的に撮像の絵としてわかり難い。したがって、わかり難いレベルのずれである場合は、被写体は移動していないものと判定される。
このような判定により被写体が移動したと判定された場合は、ステップS9にてフラッシュのプリ発光が行われる。次いで、ステップS10にて、上記ステップS9でプリ発光された際の被写体からの反射光が測定される。ステップS11では、この反射光の光量を基に発光量が演算される。
その後、ステップS12にてクイックリターンミラー30が図示されないアップ位置へ退避されると、続くステップS13にて絞り22により絞り制御が行われる。そして、ステップS14に於いて、フラッシュユニット13による本発光が行われると共にシャッタユニット41のシャッタが開かれる。次いで、ステップS15にて撮像素子43による露光が所定時間行われる。
露光が行われた後、ステップS16にてシャッタが閉じられると、ステップS17にてクイックリターンミラー30がダウン位置へ移動される。こうして本発光による撮影が終了すると、ステップS18にて、再びレリーズスイッチの状態が判定される。ここで、レリーズスイッチが押されていると判定された場合は、連写モードが継続されているとして、上記ステップS2へ移行し、以降の処理動作が繰り返される。一方、上記ステップS18にて、レリーズスイッチが押されていなければ、連写モードが終了したとして本シーケンスが終了する。
こうして、連写モードを設定可能なカメラの撮影シーケンスが行われる。
尚、連写モードで設定された連写速度を所定速度と比較して、この所定速度より連写速度が遅い場合はプリ発光を撮影毎に行い、上記連写速度が上記所定速度より速い場合は、被写体との距離が変化しなければプリ発光は行わないようにしてもよい。
(変形例1)
本発明は、上述した実施形態以外にも、撮影距離は変わらなくても絞りを変更することも可能である。
上述した実施形態では、撮影距離が変わらず、絞りも変わらない場合は発光量が一定であるとしていた。この変形例1では、撮影距離が変わらず撮影毎に絞りを変更するカメラで連写を行うことも可能である。
ここで、図4のフローチャートを参照して、連写モード時にユーザが絞り変更可能なカメラの撮影動作について説明する。
尚、以下に述べる図4のフローチャートの説明に於いて、ステップS21〜S31及びステップS34〜40の処理動作は、上述した図3のフローチャートに於けるステップS1〜S11及びステップS12〜S18と同じであるので説明は省略する。
ステップS28にて被写体が移動していないと判定された場合、及びステップS31にて発光量演算がなされた後に、ステップS32に於いて、絞り変更の有無が判定される。ここでは、絞りが変更される場合はステップS33へ移行し、変更されない場合はステップS33をスキップしてステップS34へ移行する。但し、上記ステップS28にて被写体が移動したと判定された場合は、絞りは変更されないのでステップS34へ移行する。
ステップS33では、発光量が演算される。この場合、前回発光量GNoに前回絞り値F1と今回絞り値F2との比を積算して求められる。
GNo2=GNo1・(F2/F1) …(4)
このようにして求められた発光量で、撮影が行われる。この場合、上記ステップS28にて被写体は移動していないと判定されているので、プリ発光は行われない。
(変形例2)
更に、変形例2として、感度が変化した場合についても、上述した変形例1と同様にして発光量を求めることができる。
例えば、感度が4倍になった場合は、GNoは1/2にすればよい。すなわち、前回の撮像素子感度をIso1、今回の撮像素子感度をIso2とすると、下記(5)式で求められる発光量で撮影が行われるようにすることも可能である。
Figure 2006106201
このようにすることで、プリ発光を行う回数を減少させてエネルギー消費を抑えることができる。
尚、上述した変形例、変形例2のように、絞りや感度を変更する場合は、予めカメラに設定されるプログラムの切り替えによって設定されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態に於いては、デジタル一眼レフカメラを例として説明したが、これに限られるものではなく、銀塩フィルムを使用するカメラにも適用可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
本発明の一実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの電気系のシステム構成を示すブロック図である。 本発明による調光制御について説明する図である。 本発明の一実施形態に於いて連写モードをユーザが設定可能なカメラの撮影動作について説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態の変形例1に於いて連写モード時にユーザが絞り変更可能なカメラの撮影動作について説明するフローチャートである。
符号の説明
10…ボディユニット、11…レンズユニット、12…記録メディア、13…フラッシュユニット、21a、21b…撮影レンズ、22…絞り、…レンズ駆動機構、24…絞り駆動機構、25…レンズ制御用マイクロコンピュータ(Lμcom)、30…クイックリターンミラー、31…フォーカシングスクリーン、32…ペンタプリズム、33…接眼レンズ、35…サブミラー、40…撮像モジュール、41…シャッタユニット、42…撮像ユニット、43…撮像素子(CCD)、45…撮像素子インターフェイス回路、46…画像処理コントローラ、47…SDRAM、48…液晶モニタ、50…ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bμcom)、51…測光回路、52…ミラー駆動機構、53…AFセンサ駆動回路、54…シャッタ駆動制御回路、57…不揮発性メモリ(EEPROM)、58…動作表示用LCD、59…カメラ操作スイッチ(SW)、60…電源回路、61…電池。

Claims (8)

  1. カメラの撮影動作を行うレリーズスイッチと、
    上記レリーズスイッチが押されている間、連続して撮影を行う連続撮影モードを設定するモード設定手段と、
    被写体を照明する照明手段と、
    上記被写体の輝度を測光する測光手段と、
    撮影に先立ち、上記照明手段の発光を行い、上記被写体からの反射光により撮影時の照明光量を決定する調光手段と、
    カメラから被写体までの距離を測定する測距手段と、
    上記測距手段で測定された結果に基づいて上記被写体が移動したとみなすか否かを判定する判定手段と、
    を具備し、
    上記判定手段は、上記モード設定手段で上記連続撮影モードが設定された場合に、上記測距手段により測定された上記被写体までの距離のデータと、直前の撮影での距離のデータとを比較して、上記被写体が移動したとみなすか否かを判定し、
    上記調光手段は、上記判定手段で上記被写体が移動したとみなす判定がなされた場合は、撮影に先立つ小光量の発光による調光を行わないで直前の撮影に先立つ発光に於ける反射光量に基づいて調光することを特徴とするカメラ。
  2. 連写速度設定手段を更に具備し、
    上記調光手段は、上記設定された連写速度が所定速度より遅い場合は、撮影に先立つ照明の発光による調光を撮影毎に行い、上記設定された連写速度が上記所定速度より速い場合は、撮影に先立つ照明発光による調光は被写体との距離が変化しなければ行わないことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 被写体が動いたかどうかを判定する手段とは、直前の撮影時の測距データと、今回の測距データの演算から判定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 上記照明手段は、フラッシュで構成されることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  5. 撮影を実行するための動作を開始させる操作手段と、
    上記操作手段が操作されている間、連続して撮影を行う連続撮影モードを設定するモード設定手段と、
    被写体を照明する照明手段と、
    被写体の輝度を測光する測光手段と、
    撮影に先立って上記照明手段による照明の予備発光を行い、上記被写体からの反射光により、撮影時の照明光量を決定する調光手段と、
    上記被写体の像を撮像する撮像素子と、
    カメラから被写体までの距離を測定して上記被写体までの距離データを得る測距手段と、
    上記測距手段で得られた距離データと、直前の撮影での距離データとを比較する比較手段と、
    上記比較手段で比較された結果に基づいて上記被写体が移動しているか否かを判定する判定手段と、
    上記モード設定手段で連続撮影モードに設定されている場合に、上記判定手段で上記被写体が移動していないと判定された場合には、上記調光手段による予備発光を行わずに直前の撮影に先立つ発光に於ける反射光量に基づいて調光するように制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
  6. 上記連続撮影モードの連続撮影速度を設定する連写速度設定手段を更に具備し、
    上記制御手段は、上記連写速度設定手段で設定された連続撮影速度が、所定速度より遅い場合は撮影に先立つ照明の予備発光による調光を撮影毎に行い、所定速度より速い場合は上記被写体との距離が変化した場合にのみ撮影に先立つ照明の予備発光による調光を行うように制御することを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  7. 上記判定手段は、直前の撮影時の測距データと今回の測距データとの演算結果に従って上記被写体が移動したか否かを判定することを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  8. 上記照明手段は、閃光発光を行うフラッシュで構成されることを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
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