JP4640198B2 - 電子カメラ、多数ポイント同時合焦枠表示方法、及びプログラム - Google Patents

電子カメラ、多数ポイント同時合焦枠表示方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、例えばデジタルカメラなどの電子カメラに係り、特に、AF(Automatic Focusing)機能を備えた電子カメラにおいて、多数ポイントを同時に表示して選択可能とする多数ポイント同時合焦枠表示技術に関する。
デジタルカメラなどの電子カメラでは、被写体に自動的にピントを合わせるAF機能(オートフォーカス(自動合焦)機能)を備えるものがある。このようなAF機能として、(1)図10に示すように撮影時に構図の真ん中に焦点をあわせ、その際、画面中央にAF枠(スポットAFエリア)91を表示して、ピントを合わせた部分をユーザに知らせる方法(例えば、特許文献1参照)や、(2)図11に示すように複数の焦点検出ゾーン(マルチAFエリア)の中でコントラストが所定値よりも高いコントラストゾーン92のなかから最も近距離の焦点情報を選択して自動的に対象物に焦点を合わせる、いわゆるマルチフォーカス方式(例えば、特許文献2)がある。
特開2000−92354号 特開平10−153735号公報
しかしながら、上記(1)の方法では、通常、画面の中央部分に自動的に焦点が合うため目的とする対象物に合焦しにくく、マルチフォーカス方式の場合は多くのポイントから自動的に合焦するため目的の対象物に合焦しにくいので、ユーザ(特に銀塩カメラを使用していた新規ユーザ)にとって使いにくいという課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、多数ポイントを同時に表示して選択可能とした電子カメラ、多数ポイント同時合焦枠表示方法、及びプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、多数ポイント同時合焦枠表示モードを備えた電子カメラであって、多数ポイント同時合焦枠表示モード時に、撮像素子により順次得られる撮像画像のコントラスト値を比較し、コントラスト値の差が所定の閾値内にある画像領域ごとに区分し、それぞれの画像領域を合焦対象候補として取得する合焦対象候補取得手段と、各合焦対象候補の合焦レンズ位置を取得する合焦ポイント取得手段と、合焦ポイント取得手段によって取得された各合焦対象候補の合焦レンズ位置を比較して合焦対象候補の被写界深度を基に合焦ポイントが近似するか否かを判定する合焦ポイント近似判定手段と、合焦ポイント近似判定手段によって合焦レンズ位置が近似すると判定された合焦対象候補の画像領域ごとに、該画像領域の範囲を表す合焦枠を表示するともに、それぞれの合焦枠を略同一の色で表示する合焦枠表示制御手段と、を備えたことを特徴とする電子カメラを提供する。
また、請求項2に記載の発明では、合焦ポイント取得手段はフォーカスレンズを移動させながら各合焦対象候補の合焦レンズ位置を取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項3に記載の発明では、合焦ポイント取得手段は、撮影時にストロボ発光を制御する発光制御手段と、ストロボのプリ発光による反射光を基に各合焦対象候補との距離を取得する距離取得手段と、この距離取得手段によって取得された距離を基に各合焦対象候補の合焦レンズ位置を算出する合焦ポイント算出手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項4に記載の発明では、合焦対象候補取得手段によって取得された各合焦対象候補のうちから所望の合焦対象を選択する合焦対象候補選択手段と、合焦対象候補選択手段によって選択された合焦対象の画像の合焦枠の表示方法を選択前の合焦枠の表示方法とは異にして表示する第2の合焦枠表示制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項5に記載の発明では、合焦対象候補選択手段によって合焦対象が選択されると該合焦対象の合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させる合焦制御手段と、合焦制御手段によって合焦対象に合焦したとき、該合焦対象の画像の合焦枠の表示方法を合焦前の合焦枠の表示方法とは異にして表示する第3の合焦枠表示制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項6に記載の発明では、多数ポイント同時合焦枠表示モードを備えた電子カメラであって、多数ポイント同時合焦枠表示モード時に、撮像素子により順次得られる撮像画像のコントラスト値を比較し、コントラスト値の差が所定の閾値内にある画像領域ごとに区分し、それぞれの画像領域を合焦対象候補として取得する合焦対象候補取得手段と、各合焦対象候補の合焦レンズ位置を取得する合焦ポイント取得手段と、合焦ポイント取得手段によって取得された各合焦対象候補の合焦レンズ位置を比較して合焦対象候補の被写界深度を基に合焦ポイントが近似するか否かを判定する合焦ポイント近似判定手段と、合焦ポイント近似判定手段によって合焦レンズ位置が近似すると判定された合焦対象候補の画像領域ごとに、該画像領域の範囲を表す合焦枠を表示するともに、それぞれの合焦枠を同一の形式で表示する合焦枠表示制御手段と、を備えたことを特徴とする電子カメラを提供する。
また、請求項7に記載の発明では、合焦枠表示制御手段が表示する合焦枠の形式は線の種類であることを特徴とする請求項6に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項8に記載の発明では、合焦対象候補取得手段によって取得された各合焦対象候補のうちから所望の合焦対象を選択する合焦対象候補選択手段と、合焦対象候補選択手段によって選択された合焦対象の画像の合焦枠の色を選択前の合焦枠の色とは異にして表示する第2の合焦枠表示制御手段と、備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項9に記載の発明では、合焦対象候補選択手段によって合焦対象が選択されると該合焦対象の合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させる合焦制御手段と、合焦制御手段によって合焦対象に合焦したとき、該合焦対象の画像の合焦枠の色を合焦前の合焦枠の色とは異にして表示する第3の合焦枠表示制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項10に記載の発明では、撮像素子により順次得られる撮像画像のコントラスト値を比較し、コントラスト値の差が所定の閾値内にある画像領域ごとに区分し、それぞれの画像領域を合焦対象候補として取得するステップと、被写界深度を基に各合焦対象候補の合焦ポイントが近似するか否かを判定するステップと、合焦ポイントが近似すると判定された合焦対象候補の画像領域ごとに、該画像領域の範囲を表す合焦枠を表示するともに、それぞれの合焦枠を略同一の色で表示するステップと、各合焦対象候補から所望の合焦対象を選択するステップと、合焦対象が選択されるとその合焦対象の合焦枠の表示方法を選択前の合焦枠の表示方法とは異にして表示するステップと、合焦対象が選択されたとき該合焦対象への合焦動作を実行するステップと、合焦動作により合焦対象に合焦したとき、該合焦対象の合焦枠の表示方法を合焦前の合焦枠の表示方法とは異にして表示するステップと、を備えたことを特徴とする多数ポイント同時合焦枠表示方法を提供する。
また、請求項11に記載の発明では、合焦枠表示モードを備えた電子カメラのコンピュータに、撮像素子により順次得られる撮像画像のコントラスト値を比較し、コントラスト値の差が所定の閾値内にある画像領域ごとに区分し、それぞれの画像領域を合焦対象候補として取得する機能と、各合焦対象候補の合焦レンズ位置を取得する機能と、取得された各合焦対象候補の合焦レンズ位置を比較して合焦対象候補の被写界深度を基に合焦ポイントが近似するか否かを判定する機能と、判定によって合焦レンズ位置が近似するとされた合焦対象候補の画像領域ごとに、該画像領域の範囲を表す合焦枠を表示するともに、それぞれの合焦枠を略同一の色で表示する機能と、を実行させるプログラムを提供する。
本発明によれば、多数ポイント同時合焦枠表示モード時に、複数の合焦対象候補のなかから選択した合焦対象の合焦枠を他の合焦対象候補とは弁別可能に表示できるので、ユーザは撮影したい対象物を視覚的にリアルタイムに認識して簡単に撮影することができる。また、合焦ポイントが近似する合焦対象候補の画像については同じ種類の合焦枠を表示するようにしたことにより、撮影時に合焦する対象画像がわかり易いので構図決定時の使い勝手がよい。
図1は、本発明に係る電子カメラの一実施例としてのデジタルカメラの外観を示す図であり、ここでは主として正面(図1(a))及び背面(図1(b))の外観を示す。デジタルカメラ100は、図1(a)に示すように正面側にストロボ発光部1と撮像レンズ(レンズ群)2を有している。また、デジタルカメラ100の背面には図1(b)に示すように、モードダイアル3、液晶モニタ画面4、カーソルキー5、SETキー6、ズームボタン7(Wボタン7−1、Tボタン7−2)等が設けられている。また、上面にはシャッターキー8、電源ボタン9が設けられている。なお、側部には図示されていないが、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図2は、図1に示したデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。図2で、デジタルカメラ100は、基本モードである撮影モードにおいて、ズームレンズ12−1を移動させて光学ズーム動作を行わせるズーム駆動部11−1、フォーカスレンズ12−2を移動させて合焦動作を行わせるAF駆動部11−2、ズームレンズ12−1及びフォーカスレンズ12−2を含む撮像レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、保存メモリ28、ストロボ発光制御部29−1、および合焦対象候補抽出部29−2、およびキー入力部30を備えている。
撮影モードでのモニタリング状態においては、ズーム駆動部11−1は、光学ズーム指示があると制御部22からの制御信号に基づいて図示しないズームレンズ駆動モータを駆動してズームレンズ12−1を光軸に沿って前後に移動させることによりCCD13に結像させる画像の倍率そのものを変化させる。
また、AF駆動部11−2は図示しないフォーカスレンズ駆動モータを駆動してフォーカスレンズ12−2を移動させる。
そして、上記撮像レンズ2を構成する光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1フレーム分出力する。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータ(画素)に変換され、カラープロセス回路18で画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いてDRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
制御部22は、このデジタルカメラ100全体の制御動作を司るものであり、CPU若しくはMPU(以下、CPU)と、後述するような多数ポイント同時合焦枠表示プログラムを含む該CPUで実行される動作プログラムや被写界深度対応テーブル60(図6)を記憶したフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリ、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してDRAM21から読出し、VRAMコントローラ23を介してVRAM24に書込む。
制御部22は、また、キー入力部30からの状態信号に対応してフラッシュメモリ等のプログラム格納用メモリに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御、例えば、本発明に基づく多数ポイント同時合焦枠表示動作や、光学ズーム時のズームレンズの動作制御や、電子ズームや、スルー表示、自動合焦、撮影、記録、及び記録した画像の再生・表示等の実行制御等や機能選択時の機能選択メニューの表示制御、設定画面の表示制御等を行う。
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24から定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成して上記表示部26に出力する。
表示部26は、上述したように撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに液晶モニタ画面4に表示することになる。
制御部22は合焦指示に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1フレーム分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この保存記録の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photograph cording Experts Group)回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピー符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。そして得た符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路27から読出し、保存メモリ28に記録保存する。また、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及び保存メモリ28への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22が保存メモリ28に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力させる。
上記JPEG回路27は複数の圧縮率に対応しており、圧縮率に対応させて記憶するモードには圧縮率の低い高解像度(一般に、高精細、ファイン、ノーマルなどと呼ばれる)に対応するモードと圧縮率の高い低解像度(一般にエコノミーなどと呼ばれる)モードがある。
また、高画素数から低画素数にも対応している。例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)等と呼ばれる記録画素サイズがある。
保存メモリ28は、内蔵メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク、あるいは着脱可能なメモリカード等の記録媒体からなり画像データや撮影情報等を保存記録する。
ストロボ発光制御部29−1は、ストロボ発光部1の充電制御を行うとともに制御部22の制御に基づいてストロボの発光制御を行う。
合焦対象候補抽出部29−2はカメラの視野内のコントラストの集まり(合焦対象候補)を抽出する。合焦対象候補抽出部29−2はレンズユニットにより結像された被写体画像の画像データ、つまり、カラープロセス回路18の出力からハイパスフィルターを用いて高周波成分を取り出し、コントラストの差が所定閾値内のコントラストの集まりをそれぞれ一つの合焦対象候補とする。なお、画像データ中でコントラストの集まりは1つとは限らず、図9に示すように複数ある。
キー入力部30は、上述したモードダイアル3、カーソルキー5、SETキー6、ズームボタン7(Wボタン7−1、Tボタン7−2)、シャッターキー8、および電源ボタン9と、キーが操作されると操作されたキーの操作信号を生成して制御部22に送出するキー処理部(図示せず)等から構成されている。
モードダイアル3は撮影モードや再生モードの選択を行うものである。ユーザはモードダイアル3を操作して、(静止画)通常撮影モード、マクロ撮影モード、連写モード、速写モード、・・、動画撮影モード、・・・等の撮影モードを選択することができる。
カーソルキー5はモード設定やメニュー選択等に際して液晶モニタ画面4に表示されるメニューやアイコン等をカーソルでポイント(指定)する際に操作するキーであり、カーソルキー5の操作によりカーソルを上下又は左右に移動させることができる。また、SETキー6はカーソルキー5によってカーソル表示されている項目を選択設定する際に裳押されるキーである。またSETキー6を確認キーとして用いることもできる。更に、シャッターキー8に代わる撮像指示キーとして用いることもできる。
ズームボタン7は、ズーム操作に用いられ、光学ズームの場合はズームボタン7(Wボタン7−1またはTボタン7−2)の操作に対応してズームレンズ(可変焦点距離レンズ)12−1がワイド側またテレ側に移動されズームボタン7の操作に対応してズーム値が決定され、ズーム値の変化に追従して画角が実際に変化し、液晶モニタ画面4にはワイド(広角)画像又はテレ(望遠)画像が表示される。
シャッターキー8は、撮影時にレリーズ操作を行うもので、2段階のストロークを有しており、1段目の操作(半押し状態)でオートフォーカス(AF)と自動露出(AE)を行わせるための合焦指示信号を発生し、2段目の操作(全押し状態)で撮影処理を行うための撮影指示信号を発生する。なお、「多数ポイント同時合焦表示モード」が選択された場合は1段目の操作(半押し状態)を行っても合焦指示信号は発生されない。
<実施形態1>
(多数ポイント同時合焦枠表示による合焦位置指定方法の概要)
本実施形態では大略下記(1)〜(6)のプロセスにより合焦位置指定を行う。
(1) 選択メニューで、「多数ポイント同時合焦枠表示モード」を選択する。
(2) カメラの視野内でコントラストが略等しい部分を合焦対象候補としてそれぞれ抽出する(図3)。
(3) フォーカスレンズ駆動モータを駆動してフォーカスレンズ12−2を移動させ、合焦ポイントを探す。
(4) 上記(2)で抽出した合焦対象候補のうち合焦ポイントが近似する合焦対象候補の画像毎に略同一色(つまり、全く同じ色に限定されるものではなく、人間が見て同じ色に感じる程度の色)の合焦枠を表示する(図3)。
(5) ユーザのキー操作による合焦対象の画像上に表示する合焦枠の表示方法の切替え(図4)。
(6) 撮影指示(シャッターボタン8若しくは確認キー(SETボタン6))の押し下げによる撮影。
なお、上記(2)を、抽出した合焦対象候補のうち合焦ポイントが近似する合焦対象候補の画像毎に同一形式の合焦枠(例えば線の種類が同じ合焦枠)を表示するようにしてもよい。
図3乃至図5は本発明に基づく多数ポイント同時合焦枠表示による合焦位置指定方法の説明図であり、図3は複数の多数ポイント(合焦対象候補)抽出の説明図、図4は多数ポイント同時合焦枠表示の一実施例、図5は合焦対象選択・指定方法の一実施例を示す図である。
(図3の説明)
ユーザが「多数ポイント同時合焦枠表示モード」を選択すると、デジタルカメラ100はカメラの視野内での合焦対象候補(図3の破線内31〜36)を抽出する。図示の例では、ピンク色のケーキスポンジ31、オレンジ32−1〜32−3、ブルーベリー33、チェリー34、白色のカップ35、緑色の観葉植物36が合焦対象候補として抽出されている。なお、この抽出処理はデジタルカメラ100の内部処理であり、液晶モニタ画面4にスルー画像が表示される場合にも、図示のようなコントラストグループを示す枠が表示されるわけではない。
(図4の説明)
上記合焦対象候補の抽出後、デジタルカメラ100はフォーカスレンズ12−2を移動させると共に通常のAF動作を行なう場合と同様に評価値を取得して合焦ポイントを探し、液晶モニタ画面4に表示されている合焦対象候補の画像のうち、上記抽出した合焦対象候補のうちで合焦ポイントが近似している合焦対象候補の画像毎に略同一色の合焦枠を表示する。図示の例では、オレンジ32−1、32−2、32−3は合焦ポイントが近似しているので略同一色(図示の例では例えば赤色)の破線合焦枠42でそれぞれ囲まれている。また、ブルーベリー33とチェリー34合焦ポイントが近似しているので略同一色(図示の例では例えば青色)の破線合焦枠44でそれぞれ囲まれている。また、ケーキスポンジ31、カップ35、観葉植物36は略同一色の合焦対象候補の画像がないので、それぞれ他の合焦枠の色とは異なる色の破線合焦枠41、45、46が表示されている。なお、合焦ポイントの近似判定は被写界深度が同じ範囲内であるか否か(被写界深度の深さが略同じであるか否か)で判定することができる(図6参照)。
つまり、あるレンズアドレスにおいて被写界深度内に複数の被写体が含まれている時にそれらを図4に示したように略同一色の合焦枠で表示する。また、別のアドレスにおいて被写界深度内に複数の合焦対象候補が含まれていると別の色の合焦枠で表示する動作を繰り返すので同一画面上には合焦枠に囲まれた複数の合焦対象候補の画像が背景画像と共に表示される。
なお、背景と合焦枠の色が略同じは枠が見えないので合焦枠の色を背景の色とは異なるようにしてもよい。背景によって色を変える方法として公知の方法、例えば、設計上、予め設定されている合焦枠の色と背景との色の近似度を求めて、近い場合は色を変えるようにする方法を用いることができる。色はデータの色成分で決まるので、色の識別は可能であり、例えば枠線の周囲の画素の色の平均値と枠線の色を比較し、所定値より近かったら第2の色に変更することができる。
(図5の説明)
図5では、カーソルで合焦枠で囲まれた合焦対象候補が選択・指定されるとその合焦対象候補の画像上に表示する合焦枠が破線表示から実線表示に切り替わり、フォーカスレンズが追従してその合焦枠の被写界深度に対応するズームアドレスに移動し、フォーカスレンズの移動が完了すると実線表示された合焦枠が太い枠に切り替わって、指定した合焦対象候補に合焦していることを示す。合焦後、確認キーまたはシャッターキー8を押すと撮影が行なわれる。なお、合焦後であってもカーソル操作により合焦対象を切替えることができる。
図5(a)はユーザがカーソル操作により選択した一番手前のケーキスポンジ31に合焦した例を示し、合焦枠41が略同じ色の太線の合焦枠51となる。また、図5(b)はカーソル操作でケーキ上のブルーベリー33または苺34を選択した例を示し、選択した時点では同じ被写界深度のブルーベリー33および苺34を囲む同じ色(例えば青色)の実線の合焦枠44‘がそれぞれ表示される。図5(c)は、合焦により、図5(b)で選択したブルーベリー33および苺34を囲む同じ色の実線の合焦枠44’が同じ色の太線の合焦枠54となった様子を示す。
上記図5に示した例で、合焦対象を選択すると合焦枠が破線表示から実線表示に変わる例を示したが、合焦対象が選択されたことを示す表示方法はこれに限定されない。例えば、合焦枠を点滅させるようにしてもよいし、合焦枠の表示方法を変えるようにしてもよい。
また、上記図5の説明では合焦対象選択後に自動的にフォーカスレンズ12−2が移動して合焦するとしたが、合焦対象選択後、シャッターキー8が半押し操作されるとフォーカスレンズ12−2が移動して合焦するようにしてもよい。
図6はレンズアドレスと被写界深度を対応付けた被写界深度対応テーブルの一実施例を示す図である。被写界深度は被写体にピントを合わせたとき、ピントの合ったところだけでなくその前後にシャープに写る範囲であり、レンズの焦点距離、絞り、撮影距離によって変化する。また、本実施例では被写界深度対応テーブル60をROM等のプログラム格納メモリに予め格納しておくようにしたが、多数ポイント同時合焦枠表示プログラムの定数として多数ポイント同時合焦枠表示プログラムに含めておくようにしてもよい。
図6で、被写界深度対応テーブル60はレンズアドレス61に前側被写界深度62と後側被写界深度62を対応付けてなり、レンズアドレス61はフォーカスレンズ12−2の位置を表す指標であり、前側被写界深度62と後側被写界深度62は図示の例ではメートル単位で表されている。図示の例で、フォーカスレンズ12−2のアドレスが「5」のときは「1.5m」〜「2.00m」の間でピントが合うことを意味し、「6」のときは「1.00m」〜「1.5m」の間でピントが合うことを意味し、・・・、フォーカスレンズ12−2のアドレスが「10」のときは「0.05m」〜「0.15m」の間でピントが合うことを意味する。
<同時合焦枠表示制御>
図7は実施形態1に係わるデジタルカメラ100の撮影時の動作例を示すフローチャートであり、このフローチャートはデジタルカメラ100に本発明の多数ポイント同時合焦枠表示機能(ステップS7〜S21に相当)を実現させるためのプログラム(多数ポイント同時合焦枠表示プログラム)を説明するためのものである。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図7、および図9に基いて説明する。
デジタルカメラ1の電源がオンすると、制御部10は、まず、例えばRAM、DRAM21、VRAM27のクリアや、内蔵レジスタの設定等、必要な初期設定処理を実行する(ステップS1)。
ユーザによるモードダイアル3の操作により撮影モードが選択されると、制御部22は「多数ポイント同時合焦枠表示モード」選択メニューを含む選択メニューデータをプログラム格納メモリから取り出して表示部26に送って液晶モニタ画面4に選択メニューを表示し、ユーザの選択を促す(ステップS2)。
次に、制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、ユーザが「多数ポイント同時合焦枠表示モード」を選択するとステップS4に進み、その他のメニューが選択された場合は選択された処理に遷移する(ステップS3)。
制御部22は、その時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、光学系12からの被写体像を基にCCCD13〜カラープロセス回路18を経て画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上で、DMAコントローラ19及びDRAMインターフェイス(I/F)20を介してDRAM21にDMA転送し、DRAM21に取り込んだ画像データから画素数を間引いたビデオスルー画像データでVRAM27を書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4にスルー表示する(ステップS4)。
制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、ズームボタン7によるズーム操作が行なわれたか否かを調べ、ズーム操作が行なわれた場合はステップS6に進み、行なわれていない場合はステップS7に進む(ステップS5)。
ステップS5でズーム操作が行なわれた場合はズーム操作に応じたズーム値を取得し、このズーム値に基づきズーム駆動部11−1を駆動してズームレンズを移動させることにより光学ズーム倍率を変更すると共にRAMにズーム値を保持(上書き記憶)し、ステップS7に進む(ステップS6)。
次に、制御部22は合焦対象候補抽出部29−2を制御してDRAM21に記憶されている1フレーム分の画像データ(スルー表示されている画像の元画像データ)からコントラストが所定値以上の部分を抽出し(図9(a)参照)、更に、抽出した部分のうちでコントラストの差が所定閾値内のコントラストの集まり(図9(b)および図3参照)を合焦対象候補として抽出する(ステップS7)。
次に、制御部22は上記ステップS7で抽出した合焦対象候補ごとに合焦枠データを取得し、RAMに保持(一時記憶)する(ステップS8)。
更に、制御部22はAF駆動部12−2に制御信号を送ってAFモータを駆動してフォーカスレンズ12−2を移動させ、各合焦対象候補の合焦ポイントを探す(ステップS9)。
ここで、合焦枠データは液晶モニタ画面4に表示される各合焦対象候補の画像上に表示する(破線)合焦枠の表示座標データであり、合焦枠の表示座標は例えば矩形の合焦枠を表示する場合は四隅の表示座標であり、楕円形の合焦枠を表示する場合は楕円の2つの焦点座標、長径、および短径である。
制御部22は、レンズアドレス(フォーカスレンズの位置)と被写界深度を取得して上記ステップS9で生成した合焦枠データに対応付けてRAMに保持する(ステップS10)。
制御部22は全てのレンズアドレスにサーチ済みフラグ(フラグ=オン)が対応付けられているか否かを調べ、対応付けられている場合はステップS15に進む(ステップS11)。
次に、制御部22は取得した各レンズアドレスのうち、サーチ済みフラグ(フラグ=オン)が対応付けられていないレンズアドレスについて被写界深度対応テーブル60(図6)をサーチし、同ステップS10で取得した被写界深度が前側被写界深度61と後側被写界深度62の値の範囲内に収まるか否かを調べ、範囲内に収まる他のレンズアドレスがある場合はその合焦対象候補の合焦ポイントが近似していると判定してステップS13に進み、範囲内に収まる他のレンズアドレスがない場合はステップS14に進む(ステップS12)。
制御部22は合焦ポイントが近似している合焦対象候補の画像の合焦枠を略同一色にする。つまり、上記ステップS10で合焦枠データに対応付けたレンズアドレスのうち前側被写界深度61と後側被写界深度62の値の範囲内に収まるレンズアドレスに略同一色(但し、すでに対応付けられている色とは異なる色)の色属性とサーチ済みフラグをオンにして対応付けてRAMに保持し、ステップS11に戻る(ステップS13)。
制御部22はそのレンズアドレスにすでに対応付けられている色とは異なる色の色属性とサーチ済みフラグオンにして対応付けてRAMに保持し、ステップS11に戻る(ステップS14)。
色をレンズアドレスに対応付けるには、複数個の色属性テーブルを予め用意し、所定の順序で色属性を対応付けてもよく、合焦対象候補に対しコントラストの高い順に色属性テーブルに格納されている色属性を対応付けるようにしてもよい。また、サーチするレンズアドレスに対応する合焦対象候補に占める面積が一番大きい色を抽出し、抽出した色を対応付けるようにしてもよい。
制御部22はRAMに保持した合焦枠データ(表示座標)および色属性を基にそれぞれ破線枠からなる合焦枠(破線合焦枠)を生成し(ステップS15)、VRAM27に送ってスルー画像データに合成して表示部26に送り、図4に示すように液晶モニタ画面4に重畳表示して合焦対象の選択を促す(ステップS16)。
上記ステップS15、S16により、図4に示すようにコントラストが近似する合焦対象のスルー画像には略同一色の破線合焦枠(図4の例では、破線合焦枠42、44)が表示される。
ユーザはカーソルキー5の操作により、液晶モニタ画面4に同時表示されている複数の破線合焦枠のうちの一つを指定して合焦対象を選択するので、制御部22はキー入力部30からの信号を調べ(ステップS17)、カーソルが位置している破線合焦枠を略同一色の実線に変えて表示すると共に(ステップS18)、AF駆動部11−2に制御信号を送ってフォーカスレンズ12−2を選択された合焦枠の合焦対象に対応するレンズアドレスが示す位置(合焦ポイント)に移動させる(ステップS18)。
なお、上記説明で、ユーザがカーソルキー5を右方向(>)操作するたびにカーソルが焦点距離の順に合焦枠を移動するようにし、左方向(<)操作するたびにカーソルが逆順に合焦枠を移動するようにしてもよい。
制御部22はフォーカスレンズ12−2が選択された合焦枠の合焦対象に対応するレンズアドレスが示す位置に移動したか否かを調べ、対応するレンズアドレスに移動した場合はステップS21に進み、移動中の場合はフォーカスレンズ12−2が対応するレンズアドレスが示す位置に移動するまで待つ(ステップS20)。
フォーカスレンズが選択された合焦枠の合焦対象に対応するレンズアドレスが示す位置に移動した場合は合焦する。制御部22は実線表示されている合焦枠を略同一色の太線の合焦枠に変えて表示し合焦位置をロックしてステップS22に進む(ステップS2)。
上記ステップS20で合焦枠を太線表示したことにより、ユーザはその合焦枠内の像にピントが合っていることを視覚的に認識することができ、撮影するかどうかを決定できる。なお、合焦報知方法は合焦枠の太線表示に限定されず、例えば、合焦枠を点滅させたり、色の濃度を変えたり、所定の色に変えて表示してもよい。
また、図示していないが、上記ステップS7〜S21の多数ポイント合焦枠表示動作および合焦動作中もスルー画像は表示されるものとする。
制御部22はキー入力部30からの信号を調べてシャッターキー8が全押し操作されたか否かを判定し、シャッターキー8が全押しされた場合はステップS23に進み、そうでない場合はステップS17に戻る(ステップS22)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、その時点で直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止してスルー画像取得時とは異なる本撮影時のCCD駆動方式への切替を実行して画像データを取り込み、JPEG回路26で画像圧縮処理を施し、この圧縮データからなる画像ファイルを保存メモリ24に記録し、1フレーム分の撮影処理を終了する(ステップS23)。
上記図7に示したフローチャートに基づく制御動作により、「多数ポイント同時合焦枠表示モード」を選択するだけで合焦対象候補を抽出して合焦ポイントの近似した合焦対象候補毎(被写界深度に収まるフォーカスレンズアドレスの近いもの毎)に粗同一色の合焦枠を表示するようにしたことにより、選択した合焦対象の合焦枠を他の合焦対象候補の色とは弁別可能に表示できるので、ユーザは撮影したい対象物を視覚的にリアルタイムに認識して簡単に撮影することができる。
なお、ステップS13で、合焦ポイントの近似した合焦対象候補毎に同一形式の合焦枠(たとえば、線の種類(破線、2点鎖線、実線、細線、太線、・・)が同じ合焦枠、形(矩形、円形、楕円形、・・・)が同じ合焦枠)を表示し、ステップS14で合焦ポイントの近似した合焦対象候補については他の合焦対象候補とは異なる形式の合焦枠を表示するようにしてもよい。この場合も撮影時に合焦する対象画像がわかり易いので構図決定時の使い勝手がよい。また、ステップS17で選択された合焦対象の合焦枠の色を選択前の合焦枠の色とは異なるようにしてもよい。更に、ステップS19、S207で合焦した合焦対象の合焦枠の色を合焦前の合焦枠の色とは異なるようにしてもよい。
また、上記図7のフローチャートのステップS17でユーザが合焦対象を選択すると(若しくはカーソルが他の合焦対象候補に移動すると)、ステップS18に自動的に進んでフォーカスレンズ12−2を選択された合焦枠に対応するレンズアドレスが示す位置に移動させるようにしたことから、ユーザがシャッターキー8の半押し操作を行わなくても合焦対象に自動的に合焦するのでユーザ(特に銀塩カメラを使用していた新規ユーザ)にとって使い勝手がよい。
また、上記ステップS21のシャッターキー8の全押しに変えて、ステップS22で確認キー(SETキー6)が押されると撮影処理を行う(ステップS22に進む)ようにしてもよい。このようにすると、カーソルキー5の操作により合焦対象を選択した後、シャッターキー8を押すための指を変えなくて済むので撮像指示操作が容易で使い勝手がよく、ブレも生じない。
<実施形態2>
上記実施形態1ではフォーカスレンズ12−2を駆動して合焦ポイントを求め、フォーカスレンズアドレスに対応する被写界深度を基に合焦ポイントが近似する合焦対象候補の有無を判定したが、本実施形態ではフォーカスレンズを駆動するのではなくストロボをプリ発光してその反射光をCCD13で検出してか各合焦対象候補とカメラとの距離を取得して、合焦ポイントが近似する合焦対象候補の有無を判定する。
図8は実施形態1に係わるデジタルカメラ100の撮影時の動作例を示すフローチャートであり、このフローチャートはデジタルカメラ100に本発明の同時合焦枠表示機能(ステップS7〜S21に相当)を実現させるためのプログラムを説明するためのものであり、ステップS1〜S7とステップS15以降の動作は図7に示したフローチャートと同様である。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図8、および図9に基いて説明する。
ステップS7(図7参照)で合焦対象候補が抽出されると、制御部22は各合焦対象候補の輝度をRAMに保持(一時記憶)すると共にストロボ発光制御部29−1(図2)に制御信号を送ってストロボ発光部1をプリ発光させ(ステップS8)、その反射光をCCD13を介して取り込み、上記ステップS8で保持した各合焦対象候補の輝度と比較し、各合焦対象候補とカメラとの距離をそれぞれ算出し、算出した距離に対応するフォーカスレンズのレンズアドレスを取得する(ステップS9)。
レンズアドレスは合焦対象候補とカメラとの距離を基に算出することができる。また、予めレンズアドレスと被写体との距離を対応付けたテーブルをプログラム格納メモリに格納しておき上記ステップS9で参照するようにいてもよいし、このようなテーブル値をプログラム定数として多数ポイント同時合焦枠表示プログラムに規定しておくようにしてもよい。
次に、制御部22は上記ステップS8で抽出した合焦対象候補ごとに合焦枠データを取得し、上記ステップS9で取得したレンズアドレスと対応付けてRAMに保持(一時記憶)する(ステップS10)。
ここで、合焦枠データは図7のステップS9の場合と同様、液晶モニタ画面4に表示される各合焦対象候補の画像上に表示する(破線)合焦枠の表示座標データである。
制御部22は全てのレンズアドレスにサーチ済みフラグ(フラグ=オン)が対応付けられているか否かを調べ、対応付けられている場合はステップS15に進む(ステップS15以下の動作については図7のステップS15およびその説明参照)(ステップS11)
次に、制御部22はステップS9で保持したレンズアドレスのうち、サーチ済みフラグ(フラグ=オン)が対応付けられていないレンズアドレスについてRAMに保持している他のレンズアドレス(ただし、サーチ済みフラグが対応付けられていないもの)をサーチしてレンズドレスが一致するか否かを調べ、一致する場合はその合焦対象候補の合焦ポイントが近似していると判定してステップS13に進み、そうでない場合はステップS14に進む(ステップS12)。
制御部22は合焦ポイントが近似する合焦対象候補の合焦枠データ(つまり、上記ステップS10で合焦枠データに対応付けたレンズアドレスが一致する合焦対象候補の合焦枠データ)に略同一色(但し、すでに対応付けられている色とは異なる色)の色属性とサーチ済みフラグをオンにして対応付けてRAMに保持し、ステップS11に戻る(ステップS13)。
制御部22はその合焦対象候補の合焦枠データにすでに対応付けられている色とは異なる色の色属性とサーチ済みフラグをオンにして対応付けてRAMに保持し、ステップS11に戻る(ステップS14)。
上記図8のフローチャートに示した動作により、フォーカスレンズを移動して合焦対象候補の合焦ポイントを検出する場合より合焦ポイントを早く検出できる。
図9は合焦対象候補抽出部29−2によって合焦対象候補として抽出されるコントラストの集まりの説明図であり、ユーザが「多数ポイント同時合焦枠表示モード」を選択すると合焦対象候補抽出部29−2はレンズユニットにより結像された被写体画像の画像データから、図9(a)に示すようにコントラストが所定値以上の部分71、72を抽出し、更に、図9(b)に示すように抽出した部分71、72のうちでコントラストの差が所定閾値内のコントラストの集まり81、82−1、82−2、82−3、83、84、85、86を抽出し、それぞれ合焦対象候補とする。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。例えば、電子カメラという語はデジタルカメラばかりでなく、光学系および撮像素子を介して取り込んだ画像データを記録する機能を備えた装置、例えば、カメラ付携帯電話や撮像機能を備えた携帯用電子式にも適用できる。
本発明に係る電子カメラの一実施例としてのデジタルカメラの外観を示す図である。 デジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。 多数ポイント(複数の合焦対象候補)抽出の説明図である。 多数ポイント同時合焦枠表示の一実施例を示す図である。 合焦対象選択・指定方法の一実施例を示す図である。 被写界深度対応テーブルの一実施例を示す図である 実施形態1に係わるデジタルカメラの撮影時の動作例を示すフローチャートである。 実施形態2に係わるデジタルカメラの撮影時の動作例を示すフローチャートである。 合焦対象候補抽出部によって合焦対象候補として抽出されるコントラストの集まりの説明図である。 スポットAFエリアの説明図である。 マルチAFエリアの説明図である。
符号の説明
5 カーソルキー(合焦対象選択手段)
11−2 AF制御部(合焦制御手段)
22 制御部(距離取得手段、合焦ポイント算出手段、合焦ポイント近似判定手段、第1〜第3の合焦枠表示制御手段、合焦対象選択手段、合焦制御手段)
29−1 ストロボ発光制御部(発光制御手段)
29−2 合焦対象候補抽出部(合焦対象候補取得手段)
60 被写界深度対応テーブル(合焦ポイント近似判定手段)
100 デジタルカメラ(電子カメラ)

Claims (11)

  1. 多数ポイント同時合焦枠表示モードを備えた電子カメラであって、
    多数ポイント同時合焦枠表示モード時に、
    撮像素子により順次得られる撮像画像のコントラスト値を比較し、コントラスト値の差が所定の閾値内にある画像領域ごとに区分し、それぞれの画像領域を合焦対象候補として取得する合焦対象候補取得手段と、
    前記各合焦対象候補の合焦レンズ位置を取得する合焦ポイント取得手段と、
    前記合焦ポイント取得手段によって取得された各合焦対象候補の合焦レンズ位置を比較して前記合焦対象候補の被写界深度を基に合焦ポイントが近似するか否かを判定する合焦ポイント近似判定手段と、
    前記合焦ポイント近似判定手段によって合焦レンズ位置が近似すると判定された合焦対象候補の画像領域ごとに、該画像領域の範囲を表す合焦枠を表示するともに、それぞれの合焦枠を略同一の色で表示する合焦枠表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記合焦ポイント取得手段はフォーカスレンズを移動させながら前記各合焦対象候補の合焦レンズ位置を取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 前記合焦ポイント取得手段は、
    撮影時にストロボ発光を制御する発光制御手段と、前記ストロボのプリ発光による反射光を基に前記各合焦対象候補との距離を取得する距離取得手段と、この距離取得手段によって取得された距離を基に各合焦対象候補の合焦レンズ位置を算出する合焦ポイント算出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  4. 前記合焦対象候補取得手段によって取得された各合焦対象候補のうちから所望の合焦対象を選択する合焦対象候補選択手段と、
    前記合焦対象候補選択手段によって選択された合焦対象の画像の合焦枠の表示方法を選択前の合焦枠の表示方法とは異にして表示する第2の合焦枠表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  5. 前記合焦対象候補選択手段によって合焦対象が選択されると該合焦対象の合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させる合焦制御手段と、
    前記合焦制御手段によって前記合焦対象に合焦したとき、該合焦対象の画像の合焦枠の表示方法を合焦前の合焦枠の表示方法とは異にして表示する第3の合焦枠表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  6. 多数ポイント同時合焦枠表示モードを備えた電子カメラであって、
    多数ポイント同時合焦枠表示モード時に、
    撮像素子により順次得られる撮像画像のコントラスト値を比較し、コントラスト値の差が所定の閾値内にある画像領域ごとに区分し、それぞれの画像領域を合焦対象候補として取得する合焦対象候補取得手段と、
    前記各合焦対象候補の合焦レンズ位置を取得する合焦ポイント取得手段と、
    前記合焦ポイント取得手段によって取得された各合焦対象候補の合焦レンズ位置を比較して前記合焦対象候補の被写界深度を基に合焦ポイントが近似するか否かを判定する合焦ポイント近似判定手段と、
    前記合焦ポイント近似判定手段によって合焦レンズ位置が近似すると判定された合焦対象候補の画像領域ごとに、該画像領域の範囲を表す合焦枠を表示するともに、それぞれの合焦枠を同一の形式で表示する合焦枠表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  7. 前記合焦枠表示制御手段が表示する合焦枠の形式は線の種類であることを特徴とする請求項6に記載の電子カメラ。
  8. 前記合焦対象候補取得手段によって取得された各合焦対象候補のうちから所望の合焦対象を選択する合焦対象候補選択手段と、
    前記合焦対象候補選択手段によって選択された合焦対象の画像の合焦枠の色を選択前の合焦枠の色とは異にして表示する第2の合焦枠表示制御手段と、
    備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子カメラ。
  9. 前記合焦対象候補選択手段によって合焦対象が選択されると該合焦対象の合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させる合焦制御手段と、
    前記合焦制御手段によって前記合焦対象に合焦したとき、該合焦対象の画像の合焦枠の色を合焦前の合焦枠の色とは異にして表示する第3の合焦枠表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子カメラ。
  10. 撮像素子により順次得られる撮像画像のコントラスト値を比較し、コントラスト値の差が所定の閾値内にある画像領域ごとに区分し、それぞれの画像領域を合焦対象候補として取得するステップと、
    被写界深度を基に前記各合焦対象候補の合焦ポイントが近似するか否かを判定するステップと、
    前記合焦ポイントが近似すると判定された合焦対象候補の画像領域ごとに、該画像領域の範囲を表す合焦枠を表示するともに、それぞれの合焦枠を略同一の色で表示するステップと、
    前記各合焦対象候補から所望の合焦対象を選択するステップと、
    前記合焦対象が選択されるとその合焦対象の画像の合焦枠の表示方法を選択前の合焦枠の表示方法とは異にして表示するステップと、
    前記合焦対象が選択されたとき該合焦対象への合焦動作を実行するステップと、
    前記合焦動作により合焦対象に合焦したとき、該合焦対象の画像の合焦枠の表示方法を合焦前の合焦枠の表示方法とは異にして表示するステップと、
    を備えたことを特徴とする多数ポイント同時合焦枠表示方法。
  11. 合焦枠表示モードを備えた電子カメラのコンピュータに、
    撮像素子により順次得られる撮像画像のコントラスト値を比較し、コントラスト値の差が所定の閾値内にある画像領域ごとに区分し、それぞれの画像領域を合焦対象候補として取得する機能と、
    前記各合焦対象候補の合焦レンズ位置を取得する機能と、
    前記取得された各合焦対象候補の合焦レンズ位置を比較して前記合焦対象候補の被写界深度を基に合焦ポイントが近似するか否かを判定する機能と、
    前記判定によって合焦レンズ位置が近似するとされた合焦対象候補の画像領域ごとに、該画像領域の範囲を表す合焦枠を表示するともに、それぞれの合焦枠を略同一の色で表示する機能と、
    を実行させるプログラム。
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