JP2892008B2 - カメラの露出制御装置 - Google Patents

カメラの露出制御装置

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JP2892008B2
JP2892008B2 JP63120092A JP12009288A JP2892008B2 JP 2892008 B2 JP2892008 B2 JP 2892008B2 JP 63120092 A JP63120092 A JP 63120092A JP 12009288 A JP12009288 A JP 12009288A JP 2892008 B2 JP2892008 B2 JP 2892008B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、カメラの露出制御装置に関する。
B.従来の技術 従来から、この種の露出制御装置の測光用受光素子と
して、第4図に示すような5分割受光素子50が知られて
いる。これは、被写界を中央部の1領域と周辺部の4領
域の5つの領域に分割し、各領域に対応して中央部受光
素子51、周辺部受光素子52〜55を配設して成るものであ
る。
一方、第7図は、上述した5分割受光素子50を用いた
TTLカメラの測光光学系を示し、撮影レンズを通してカ
メラ本体に入射する被写体光は、クイックリターンミラ
ー61で反射して焦点板62に結像し、更に焦点板62からペ
ンタプリズム63により集光レンズ64を通して5分割受光
素子50に入射する。なお、65は接眼レンズ、66はフィル
ムである。
この第7図に示す測光光学系を有する従来の露出制御
装置として、分割測光を選択すると受光素子51〜55のす
べての出力を所定のアルゴリズムで処理して露出値を演
算するとともに、中央部測光を選択すると中央部受光素
子51の出力だけを用いた中央部分測光方式や、全受光素
子51〜55の出力を用いるが中央部の測光値に重みをつけ
る中央重点測光方式により露出値を演算するものが知ら
れている。
C.発明が解決しようとする問題点 第7図の実線l1、および破線l2は、それぞれ装着され
た撮影レンズの地側軸外光束を示し、l1が開放絞り径の
大きい撮影レンズ、l2が開放絞り径の小さい撮影レンズ
のものである。光束l1は受光素子50に入射するので、受
光素子50上の感度分布は第5図に示すように地側も天側
も均一となる。しかしながら、光束l2は受光素子50に入
射しないので、受光素子50上の感度分布は、第6図に示
すように地側の下方領域が測光されていない状態を示
し、地側を正確に測光できず、上述した分割測光では適
正な露出値が得られない。
すなわち、上述したように例えば撮影者の要求により
分割測光と中央部分測光または中央重点測光を選択する
カメラでは、開放絞り径の小さい撮影レンズが装着され
ているときに分割測光を選択すると、適正な露出が得ら
れない場合が生じる。特に近年のように、指向性の高い
明るい焦点板を用いる場合にこの傾向が強い。なお、本
明細書においては、中央部分測光と中央重点測光とを含
めて中央部測光と呼ぶ。
本発明の目的は、撮影レンズの開放絞り径に対応して
分割測光または中央部測光を適切に選択して正確な測光
を行なうようにしたカメラの露出制御装置を提供するこ
とにある。
D.問題点を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、本発
明は、撮影レンズを通して被写体光を受光し被写界画面
の中央領域と該中央領域の周辺に位置する周辺領域とを
それぞれ測光する分割測光手段101と、撮影レンズを通
して被写体光を受光し被写界画面の中央部を測光する中
央部測光手段102と、撮影レンズの開放絞り径に関連し
たレンズ情報を得るレンズ情報手段103と、そのレンズ
情報から、開放絞り径が予め設定された限界開放絞り径
よりも小さいことを判別したときは中央部測光手段102
からの測光値に基づいて、また開放絞り径が限界開放絞
り径よりも大きいことを判別したときは分割測光手段10
1の測光値に基づいて露出値を決定する露出値決定手段1
04とを具備することにより、上述の問題点を解決する。
開放絞り径に関する情報として、開放絞り径そのも
の、射出瞳位置情報が用いられる。
E.作用 露出値決定手段104は、開放絞り径が予め設定された
限界開放絞り径よりも小さいときは中央部測光手段102
からの測光値に基づいて、また開放絞り径が限界開放絞
り径よりも大きいときは分割測光手段101の測光値を用
いて露出値を決定する。この結果、例えば、撮影者の意
志により分割測光方式で露出演算を行なおうとすると
き、開放絞り径が限界開放絞り径よりも小さい撮影レン
ズが装着されている場合には自動的に中央部測光方式に
より露出演算が行なわれ、正確な露出制御が可能とな
る。
F.実施例 第2図および第3図により一実施例を説明する。
第2図は、露出制御装置の全体構成を示し、測光回路
1は、第4図に示した5分割受光素子50の測光出力に対
して対数圧縮などの周知の信号処理を施し、各領域の輝
度情報を出力する。レンズ情報出力回路2は、装着され
た撮影レンズ(不図示)から入力される開放絞り径に対
応したレンズ情報を出力する。測光方式選択スイッチ3
は、上述した分割測光または中央部測光を選択する操作
部材に連動して、それらを識別する測光方式情報を出力
する。フィルム感度読込回路4は、例えばフィルムパト
ローネのISO感度情報を読み込み、フィルム感度情報を
出力する。制御回路5は、CPU,ROM,RAMなどを含み、上
述した各回路1〜4から各種情報を読み込み、後述の処
理手順により、選択された測光方式に対応した輝度情報
とフィルム感度情報とを露出値演算回路6に入力する。
露出値演算回路6は、入力される輝度情報とフィルム感
度情報とに基づいて周知のアルゴリズムにより露出値Bv
を演算し、制御回路5に入力する。制御回路5は、露出
値Bvに基づいて、シャッタ秒時と絞り値とを演算し、そ
れぞれの制御値がシャッタ制御装置7と絞り制御装置8
とに入力され、シャッタや絞りが制御される。
また、スイッチSW1はレリーズ釦の半押しでオンする
半押しスイッチ、スイッチSW2はレリーズ釦の全押しで
オンする全押しスイッチである。
第3図のフローチャートにしたがって本実施例におけ
る露出制御の動作手順について説明する。
半押しスイッチSW1がオンするとこの手順が実行さ
れ、ステップS1において測光処理を行ない、測光回路1
から各測光領域51〜55の輝度情報を読み込む。次いでス
テップS2において、選択スイッチ3からの測光方式を示
す信号により、分割測光か中央部測光か判定し、分割測
光ならばステップS3に進む。ステップS3においては、レ
ンズ情報出力回路2からのレンズ情報にしたがって、装
着された撮影レンズが分割測光可能な撮影レンズである
か否かを判定する。上述したように、開放絞り径が小さ
くなり被写界周辺部に被写体光の軸外光が入射しないと
正確な露出制御ができないから、被写界周辺部に上記軸
外光が入射可能な限界開放絞り径を予め定め、その限界
開放絞り径以上の絞り径を持つ撮影レンズ装着時にはこ
のステップS3を肯定してステップS4に進む。一方、限界
開放絞り径未満の絞り径を持つ撮影レンズ装着時にはス
テップS3を否定してステップS8に進む。
ステップS4においては、受光素子51〜55の全輝度情報
とフィルム感度とにより、露出値演算回路6が分割測光
方式によるアルゴリズムで露出値演算を行なって、露出
値Bvを演算する。次いで、ステップS5で全押しスイッチ
SW2がオンしているか否かを判定し、肯定されるとステ
ップS6において、シャッタ制御装置7および絞り制御装
置8を介して、露出値Bvにより定まるシャッタ秒時と絞
り値とにシャッタおよび絞りを制御して撮影が行なわれ
る。ステップS5が否定されるとステップS7で半押しスイ
ッチSW1がオンか否かを判定し、否定されると他の手順
にリターンし、肯定されるとステップS5に戻る。
一方、ステップS2が否定される場合は選択スイッチ3
により中央部測光方式が選択されているから、ステップ
S8において、中央部受光素子51からの測光値で求められ
た輝度情報とフィルム感度とから、露出値演算回路6が
露出値Bvを演算する。分割測光方式が選択されていて
も、撮影レンズの開放絞り径が限界開放絞り径未満のと
きにも、ステップS3からステップS8に進み露出値Bvが演
算される。ステップS8からステップS9に進むと全押しス
イッチSW2がオンか否かを判定し、肯定されるとステッ
プS6で、上述したと同様にして撮影が行なわれる。ステ
ップS9が否定されるとステップS10で半押しスイッチSW1
がオンか否かを判定し、否定されると他の手順にリター
ンし、肯定されるとステップS9に戻る。
以上の手順によりこの実施例では、選択スイッチ3で
分割測光方式が選択されても、撮影レンズの開放絞り径
が予め定めた限界開放絞り径よりも小さい場合には中央
部測光方式により露出演算が行なわれる。
なお、レンズ情報として開放絞り径そのものを用いた
が、開放絞り径に相関する値を取る射出瞳の位置、およ
び射出瞳の位置の逆数などをレンズ情報として用いても
よい。また、単焦点撮影レンズに限らずズームレンズで
もよく、ズームレンズの場合には、交換できない方式の
カメラにも本発明を適用できる。さらにまた、受光素子
の分割方式も実施例に限定されず、2分割以上ならば分
割数、分割の形態は問わない。また以上では、分割測光
方式の場合も中央部測光方式の場合も第4図の分割測光
用受光素子を用いたが、その分割測光用受光素子とは別
に配置された中央部測光用受光素子を用い、中央部測光
方式が選択された場合にはその中央部測光用受光素子か
らの測光値に基づいて露出演算を行なってもよい。さら
に以上では、中央部測光方式を、中央部受光素子51から
の測光値に基づいて露出演算を行なう中央部分測光方式
として説明したが、中央重点測光方式により露出演算を
行なってもよい。
G.発明の効果 本発明によれば、開放絞り径が予め設定された限界開
放絞り径よりも小さいときは中央部測光手段からの測光
値に基づいて、また開放絞り径が限界開放絞り径よりも
大きいときは分割測光手段の測光値を用いて露出値を決
定するようにしたので、分割測光方式で露出演算を行な
おうとしても、被写界周辺領域に被写体光の軸外光が入
射されないような開放絞り径の小さな撮影レンズでは、
自動的に中央部測光方式で露出演算が行なわれて正確な
露出制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図および第3図は本発明の一実施例を説明するもの
で、第2図が全体構成を示すブロック図、第3図が露出
値演算の処理手順例を示すフローチャートである。 第4図は5分割測光用受光素子の正面図、第5図および
第6図はその受光素子の感度分布を説明する図、第7図
は測光系の光路図である。 1:測光回路 2:レンズ情報出力回路 3:測光方式選択スイッチ 4:フィルム感度読み込み回路 5:制御回路、6:露出値演算回路 7:シャッタ制御装置、8:絞り制御装置 101:分割測光手段 102:中央部測光手段 103:レンズ情報出力回路 104:露出値決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 圭司 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−26937(JP,A) 特開 昭60−144621(JP,A) 特開 昭62−237436(JP,A) 実開 昭62−89622(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズを通して被写体光を受光し被写
    界画面の中央領域と該中央領域の周辺に位置する周辺領
    域とをそれぞれ測光する分割測光手段と、 撮影レンズを通して被写体光を受光し被写界画面の中央
    部を測光する中央部測光手段と、 前記分割測光手段からの測光に基づいて露出値を決定す
    るか、あるいは前記中央部測光手段からの測光に基づい
    て露出値を決定するかを選択する選択手段と、 前記撮影レンズの開放絞り径に関連したレンズ情報を得
    るレンズ情報手段と、 そのレンズ情報から、開放絞り径が予め設定された限界
    絞り径よりも小さいことを判別したときには、前記選択
    手段により前記分割測光手段からの測光に基づく露出値
    の決定が選択されていても前記中央部測光手段からの測
    光値に基づいて露出値を決定する露出値決定手段とを具
    備することを特徴とするカメラの露出制御装置。
  2. 【請求項2】前記分割測光手段は被写界画面の中央領域
    と該中央領域の周辺に位置する周辺領域とをそれぞれ測
    光する手段で構成されており、前記中央部測光手段は前
    記分割測光手段の中央領域を測光する手段により構成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のカメラの露出制御装置。
  3. 【請求項3】前記レンズ情報はカメラに装着された撮影
    レンズの開放絞り径であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載のカメラの露出制御装置。
  4. 【請求項4】前記撮影レンズは前記カメラに着脱可能で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項の
    いずれかに記載のカメラの露出制御装置。
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