JPH01267621A - カメラのスポット測光装置 - Google Patents
カメラのスポット測光装置Info
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- JPH01267621A JPH01267621A JP9777788A JP9777788A JPH01267621A JP H01267621 A JPH01267621 A JP H01267621A JP 9777788 A JP9777788 A JP 9777788A JP 9777788 A JP9777788 A JP 9777788A JP H01267621 A JPH01267621 A JP H01267621A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、カメラのスポット測光装置に関するものであ
り、逆光シーンの撮影時に主被写体の輝度を正確に測定
する用途に特に適するものである。
り、逆光シーンの撮影時に主被写体の輝度を正確に測定
する用途に特に適するものである。
し従来の技術]
従来、複数の測光エリアを有するカメラの測光装置にお
いて、各測光エリアで得られた測光値の加重平均を算出
することにより、適正な制御輝度値を算出する評価測光
方式が提案されている。各測光値に乗算される係数(重
み係数)はゼロな含み、したがって、制御輝度値は各測
光エリアで得られた測光値の最大値と最小値の間の値と
なる。
いて、各測光エリアで得られた測光値の加重平均を算出
することにより、適正な制御輝度値を算出する評価測光
方式が提案されている。各測光値に乗算される係数(重
み係数)はゼロな含み、したがって、制御輝度値は各測
光エリアで得られた測光値の最大値と最小値の間の値と
なる。
また、このような評価測光方式において、加重平均のた
めの演算式を予め複数通り用意し、使用する演算式を撮
影倍率に応じて切り替えることが提案されている(特開
昭61−279829号公報参照)、さらに、各測光エ
リアでの輝度分布を調べて、輝度分布のパターンに応じ
て使用する演算式を切り替えることが提案されている(
特開昭62−203141号〜同203142号公報参
照)。
めの演算式を予め複数通り用意し、使用する演算式を撮
影倍率に応じて切り替えることが提案されている(特開
昭61−279829号公報参照)、さらに、各測光エ
リアでの輝度分布を調べて、輝度分布のパターンに応じ
て使用する演算式を切り替えることが提案されている(
特開昭62−203141号〜同203142号公報参
照)。
[発明が解決しようとする課題]
写真撮影において、逆光シーンのように画面中央の主被
写体と画面周辺の背景との間に極端な輝度差が存在する
場合に、平均測光や中央重点的平均測光又はこれらを含
む任意の加重平均による評価測光により露出制御用の制
御輝度値を決定すると、制御輝度値は低輝度な主被写体
の測光値よりも必ず高くなるので、主被写体に対する露
出が不足気味となり、主被写体が影のように黒くなり、
主被写体に対する適正な露出が得られなかった。
写体と画面周辺の背景との間に極端な輝度差が存在する
場合に、平均測光や中央重点的平均測光又はこれらを含
む任意の加重平均による評価測光により露出制御用の制
御輝度値を決定すると、制御輝度値は低輝度な主被写体
の測光値よりも必ず高くなるので、主被写体に対する露
出が不足気味となり、主被写体が影のように黒くなり、
主被写体に対する適正な露出が得られなかった。
そこで、逆光シーンでは画面中央の狭いエリアのみをス
ポット測光することにより、低輝度な主被写体の輝度を
露出制御用の制御輝度値とすることが推奨されている。
ポット測光することにより、低輝度な主被写体の輝度を
露出制御用の制御輝度値とすることが推奨されている。
しかしながら、被写体距離や撮影レンズの焦点距離、撮
影倍率等を変えながら、輝度分布の異なる種々の撮影シ
ーンを想定して膨大な数の実写とシミュレーションを繰
り返した結果によれば、従来のスポット測光装置により
得られた主被写体の測光値は、必ずしも主被写体の真の
輝度を適正に測定したものとは限らないことが判明した
0例えば、逆光シーンにおいて、周辺の輝度が主被写体
の輝度より62゜0〜3.5EV明るい場合には、スポ
ット測光値は+0.5〜1.OEVも周辺の輝度に引か
れ、周辺部測光素子の出力はスポット測光素子の出力よ
りも1.5〜2.5EV程度しか高くなっていないこと
が分かった。同様に、撮影画面内の黒く見える部分をス
ポット測光して、その測光値を黒レベルとするシャドウ
基準露光による撮影時においても、スポット測光エリア
の近くに白く見える被写体が存在する場合には、スポッ
ト測光された結果は黒く見える部分の輝度を適正に測定
したものとは限らず、それよりも少し高輝度側に測光誤
差を含んでいる場合が多いことが分かった。そこで、本
発明者らはこれらの測光誤差が、種々の撮影条件下でど
のように変化するかを統計的な処理も含めて鋭意検討し
た結果、スポット測光値に対する測光誤差は、スポット
測光値の絶対値や周辺測光値の絶対値とは関係の無い所
定の条件に基づいて決まることを見出だした。
影倍率等を変えながら、輝度分布の異なる種々の撮影シ
ーンを想定して膨大な数の実写とシミュレーションを繰
り返した結果によれば、従来のスポット測光装置により
得られた主被写体の測光値は、必ずしも主被写体の真の
輝度を適正に測定したものとは限らないことが判明した
0例えば、逆光シーンにおいて、周辺の輝度が主被写体
の輝度より62゜0〜3.5EV明るい場合には、スポ
ット測光値は+0.5〜1.OEVも周辺の輝度に引か
れ、周辺部測光素子の出力はスポット測光素子の出力よ
りも1.5〜2.5EV程度しか高くなっていないこと
が分かった。同様に、撮影画面内の黒く見える部分をス
ポット測光して、その測光値を黒レベルとするシャドウ
基準露光による撮影時においても、スポット測光エリア
の近くに白く見える被写体が存在する場合には、スポッ
ト測光された結果は黒く見える部分の輝度を適正に測定
したものとは限らず、それよりも少し高輝度側に測光誤
差を含んでいる場合が多いことが分かった。そこで、本
発明者らはこれらの測光誤差が、種々の撮影条件下でど
のように変化するかを統計的な処理も含めて鋭意検討し
た結果、スポット測光値に対する測光誤差は、スポット
測光値の絶対値や周辺測光値の絶対値とは関係の無い所
定の条件に基づいて決まることを見出だした。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものであり
、その目的とするところは、逆光シーンの撮影時やシャ
ドウ基準露光の撮影時において、周辺の高輝度部の影響
を受けずに正確なスポット測光値を得られるようにした
カメラのスポット測光装置を提供することにある。
、その目的とするところは、逆光シーンの撮影時やシャ
ドウ基準露光の撮影時において、周辺の高輝度部の影響
を受けずに正確なスポット測光値を得られるようにした
カメラのスポット測光装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明に係るカメラのスポット測光装置にあっては、上
記の課題を解決するために、第1図に示すように、撮影
画面内の狭いエリアA1をスポット的に測光するスポッ
ト測光手段1と、スポット測光手段1によるスポット測
光エリアA1を囲む周辺エリアA2を測光する周辺測光
手段2と、周辺側光手段2による周辺測光値BVoがス
ボッ)測光1段1によるスポット測光値BVeよりも大
きいか否かを判定する測光値比較手段3と、各測光値B
Ve、BVoの絶対値とは無関係な所定の条件に基づい
て補正値αを決定する補正値決定手段・4と、測光値比
較手段3により周辺測光値BV。
記の課題を解決するために、第1図に示すように、撮影
画面内の狭いエリアA1をスポット的に測光するスポッ
ト測光手段1と、スポット測光手段1によるスポット測
光エリアA1を囲む周辺エリアA2を測光する周辺測光
手段2と、周辺側光手段2による周辺測光値BVoがス
ボッ)測光1段1によるスポット測光値BVeよりも大
きいか否かを判定する測光値比較手段3と、各測光値B
Ve、BVoの絶対値とは無関係な所定の条件に基づい
て補正値αを決定する補正値決定手段・4と、測光値比
較手段3により周辺測光値BV。
がスボ・:zhiltlf光値BVcよりも大きいと判
定されたときに、補正値決定手段4により決定された補
正値αによりスポット測光値BVeを低輝度側に補正す
る測光値補正手段5とを備えて成ることを特徴と−する
ものである。
定されたときに、補正値決定手段4により決定された補
正値αによりスポット測光値BVeを低輝度側に補正す
る測光値補正手段5とを備えて成ることを特徴と−する
ものである。
ここで、各測光値B Ve、 B Voの絶対値とは無
関係な所定の条件とは、例えば、被写体圧uDや撮影レ
ンズの焦点距離f、撮影倍率β(=f/D)、測光値の
差分ΔB Voe(= B Vo −B Vc)又はこ
れらの組み合わせよりなるものである。
関係な所定の条件とは、例えば、被写体圧uDや撮影レ
ンズの焦点距離f、撮影倍率β(=f/D)、測光値の
差分ΔB Voe(= B Vo −B Vc)又はこ
れらの組み合わせよりなるものである。
[作用]
以下、本発明の作用を第1図により説明する。
本発明にあっては、スポット測光手段1により得られた
スポット測光エリアA1の測光値BVcと、周辺測光手
段2により得られた周辺測光エリアA2の測光値BVo
とを、測光値比較手段3により比較している。逆光シー
ンのときには、スポット測光手段1により得られるスポ
ット測光値BVcは、周辺測光手段2により得られる周
辺測光値BVoよりも小さくなるが、その測光値BVc
は測光感度のボケのために画面中央にある主被写体の真
の輝度よりも高輝度側の測光誤差を含むことがある。そ
こで、本発明にあっては、B V c < B V o
のときには、測光値補正手段5によりスポット測光値B
Vcを低輝度側に補正している。スポット測光値BVc
に対する測光誤差の大きさは、スポット測光エリアA1
の大きさが一定である通常のカメラにおいては、例えば
被写体距離りや撮影レンズの焦点距離f、撮影倍率β(
−f/D’)、測光値の差分ΔB Voc(= B V
o −B Vc)又はこれらの組み合わせに応じて変化
する。そこで、補正値決定手段4により前記測光誤差を
相殺するような補正値αを種々の撮影条件に応じて予め
設定しておいて、測光値補正手段5によりスポット測光
手段1の測光値BVeから前記測光誤差を相殺するよう
に補正値α(〉0)を差し引くことにより、スポット測
光エリアA1における真の輝度B Vc’ (= B
Vc −α)を求めるものである。
スポット測光エリアA1の測光値BVcと、周辺測光手
段2により得られた周辺測光エリアA2の測光値BVo
とを、測光値比較手段3により比較している。逆光シー
ンのときには、スポット測光手段1により得られるスポ
ット測光値BVcは、周辺測光手段2により得られる周
辺測光値BVoよりも小さくなるが、その測光値BVc
は測光感度のボケのために画面中央にある主被写体の真
の輝度よりも高輝度側の測光誤差を含むことがある。そ
こで、本発明にあっては、B V c < B V o
のときには、測光値補正手段5によりスポット測光値B
Vcを低輝度側に補正している。スポット測光値BVc
に対する測光誤差の大きさは、スポット測光エリアA1
の大きさが一定である通常のカメラにおいては、例えば
被写体距離りや撮影レンズの焦点距離f、撮影倍率β(
−f/D’)、測光値の差分ΔB Voc(= B V
o −B Vc)又はこれらの組み合わせに応じて変化
する。そこで、補正値決定手段4により前記測光誤差を
相殺するような補正値αを種々の撮影条件に応じて予め
設定しておいて、測光値補正手段5によりスポット測光
手段1の測光値BVeから前記測光誤差を相殺するよう
に補正値α(〉0)を差し引くことにより、スポット測
光エリアA1における真の輝度B Vc’ (= B
Vc −α)を求めるものである。
[実施例]
第2図は本発明を適用される1眼レフカメラにおける測
光光学系の概略構成図である。被写体からの光は撮影レ
ンズTLを介してクイックリターン・ミラーMにて反射
され、焦点板FSの焦点面FPに結像する。焦点面FP
に結像した被写体像は、ペンタプリズムPを介して正立
像となり、接眼レンズEPから観察される。接眼レンズ
EPの近傍に配された測光レンズLは、焦点面FPと測
光素子SPDの受光面とが共役になるように構成されて
おり、測光素子SPDには焦点面FPに結像した撮影画
面が縮小して投影される。測光素子SPDは、複数の測
光素子5PDi(i=1.2.・・・)に分割されてお
り、撮影両面を複数の測光エリアに分割して、各測光エ
リアについて個別に測光値が得られるようになっている
。
光光学系の概略構成図である。被写体からの光は撮影レ
ンズTLを介してクイックリターン・ミラーMにて反射
され、焦点板FSの焦点面FPに結像する。焦点面FP
に結像した被写体像は、ペンタプリズムPを介して正立
像となり、接眼レンズEPから観察される。接眼レンズ
EPの近傍に配された測光レンズLは、焦点面FPと測
光素子SPDの受光面とが共役になるように構成されて
おり、測光素子SPDには焦点面FPに結像した撮影画
面が縮小して投影される。測光素子SPDは、複数の測
光素子5PDi(i=1.2.・・・)に分割されてお
り、撮影両面を複数の測光エリアに分割して、各測光エ
リアについて個別に測光値が得られるようになっている
。
第3図(a)は撮影画面S内の測光エリアを中心部の測
光エリアA1と周辺部の測光エリアA2とに2分割した
例であり、第2図に示す測光素子SPDの受光面は測光
エリアAI、A2に対応する部分に分割されている0分
割された各々を測光素子5PDI、5PD2とする。ま
た、各測光素子5PDI、5PD2にて得られた測光値
をアペックス系に変換したBV値をそれぞれBVc、B
V。
光エリアA1と周辺部の測光エリアA2とに2分割した
例であり、第2図に示す測光素子SPDの受光面は測光
エリアAI、A2に対応する部分に分割されている0分
割された各々を測光素子5PDI、5PD2とする。ま
た、各測光素子5PDI、5PD2にて得られた測光値
をアペックス系に変換したBV値をそれぞれBVc、B
V。
とする。
第3図(b)は同図(a)に示す撮影画面におけるA−
A’縁線上の測光素子5PDIの測光感度分布を示す、
測光感度分布は破線で示したようになることが理想的で
あるが、現実的には測光光学系の収差、フレア、測光素
子5PDI自体のリーク電流等で若干のボケが生じ、実
線で示したような測光感度分布となる。今、測光素子5
PDIの測光感度のうち、測光エリアA1内にある感度
の積分値(第3図(b)の交差する斜線を施した部分)
が感度全体の積分値の80%であるとする。このとき、
撮影画面の周辺部の測光エリアA2が中心部の測光エリ
アA1に比べて+4EV明るいとすると、測光素子5P
D2により得られる測光値BVoは測光エリアA2の真
の輝度にほぼ等°しいが、測光素子5PD1により得ら
れる測光値BVcは測光エリアA2の明るさに影響され
て、測光エリアA1の真の輝度よりも+2EVも明るく
なってしまう(第3図(c)参照)。
A’縁線上の測光素子5PDIの測光感度分布を示す、
測光感度分布は破線で示したようになることが理想的で
あるが、現実的には測光光学系の収差、フレア、測光素
子5PDI自体のリーク電流等で若干のボケが生じ、実
線で示したような測光感度分布となる。今、測光素子5
PDIの測光感度のうち、測光エリアA1内にある感度
の積分値(第3図(b)の交差する斜線を施した部分)
が感度全体の積分値の80%であるとする。このとき、
撮影画面の周辺部の測光エリアA2が中心部の測光エリ
アA1に比べて+4EV明るいとすると、測光素子5P
D2により得られる測光値BVoは測光エリアA2の真
の輝度にほぼ等°しいが、測光素子5PD1により得ら
れる測光値BVcは測光エリアA2の明るさに影響され
て、測光エリアA1の真の輝度よりも+2EVも明るく
なってしまう(第3図(c)参照)。
なお、周辺部の測光エリアA2が中心部の測光エリアA
1よりも暗いとき、周辺輝度の測光値BVoについても
同様のことが起こるはずであるが、実際には周辺部の測
光素子5PD2は中心部の測光素子5PDIに比べて面
精が広いため、測光エリアA1の明るさの影響は受けに
くい。
1よりも暗いとき、周辺輝度の測光値BVoについても
同様のことが起こるはずであるが、実際には周辺部の測
光素子5PD2は中心部の測光素子5PDIに比べて面
精が広いため、測光エリアA1の明るさの影響は受けに
くい。
そこで、以下、中心輝度の測光値BVcに対する周辺輝
度の影響についてのみ検討する。
度の影響についてのみ検討する。
(i)撮影倍率βを変化させた場合
第4図(a)〜(e)は、撮影倍率βがそれぞれ1/1
5.1150.1/80の場合における人物像を、第3
図(a)に重ねて示したものである。上記各国に示すよ
うに、主被写体の撮影倍率βが1/100よりも大きい
ときには、主被写体が人物程度の大きさである確率が高
く、またフォーカシング時には主被写体が画面の中央付
近に来ることが一般的である。逆光シーンの場合、つま
り人物等の主被写体の輝度が周辺輝度に比べて低い場合
において、第4図(a)に示すように撮影倍率βが高く
、主被写体が測光エリアAIに比べて大きいときには中
心輝度の測光値BVcに対する周辺輝度の影響量は少な
い、したがって、撮影倍率βが高い場合には、#II御
輝度値に対する補正値は小さくて良い、ところが、第4
図(e)に示すように、主被写体が測光エリアA1を辛
うじて含む程度の小さい撮影倍率では、上述の測光感度
のボケの効果により、中心輝度の測光値BVcは明るい
周辺輝度に影響されて、主被写体の真の輝度よりも高く
なる。したがって、撮影倍率βが低い場合には、制御輝
度値に対する補正値は大きくする必要がある。また、第
4図(b)に示すように、上記の中間的な撮影倍率の場
合には、制御輝度値に対する補正値も中間的な値に設定
する必要がある。
5.1150.1/80の場合における人物像を、第3
図(a)に重ねて示したものである。上記各国に示すよ
うに、主被写体の撮影倍率βが1/100よりも大きい
ときには、主被写体が人物程度の大きさである確率が高
く、またフォーカシング時には主被写体が画面の中央付
近に来ることが一般的である。逆光シーンの場合、つま
り人物等の主被写体の輝度が周辺輝度に比べて低い場合
において、第4図(a)に示すように撮影倍率βが高く
、主被写体が測光エリアAIに比べて大きいときには中
心輝度の測光値BVcに対する周辺輝度の影響量は少な
い、したがって、撮影倍率βが高い場合には、#II御
輝度値に対する補正値は小さくて良い、ところが、第4
図(e)に示すように、主被写体が測光エリアA1を辛
うじて含む程度の小さい撮影倍率では、上述の測光感度
のボケの効果により、中心輝度の測光値BVcは明るい
周辺輝度に影響されて、主被写体の真の輝度よりも高く
なる。したがって、撮影倍率βが低い場合には、制御輝
度値に対する補正値は大きくする必要がある。また、第
4図(b)に示すように、上記の中間的な撮影倍率の場
合には、制御輝度値に対する補正値も中間的な値に設定
する必要がある。
(ii)測光値の差分ΔBVocを変化させた場合中心
輝度の測光値BVeに対する周辺輝度の影響量は、中心
輝度の測光値BVeと周辺輝度の測光値BVoとの差分
ΔB Voc(= B Vo −B Vc)によっても
異なる。前述の第3図(b)に示したような測光感度分
布を有する測光素子5PD1においては、ΔBVoc=
1.5〜2.5程度のときに、中心輝度の測光値BVc
は最も周辺輝度の影響を受けている。したがって、ΔB
Vocがこの範囲のときには、制御輝度値に対する補正
値を大きく設定する必要がある。また、ΔBVoe>2
.5のときは、主被写体が人物に比べて大きく測光エリ
アA1の全体を含んでいると考えられるので、中心輝度
の測光値BVcは主被写体の輝度をほぼ適確にとらえて
いる状態であると言える。したがって、ΔBVoeが2
.5よりも大きいときには、制御輝度値に対する補正値
を小さく設定する必要がある。
輝度の測光値BVeに対する周辺輝度の影響量は、中心
輝度の測光値BVeと周辺輝度の測光値BVoとの差分
ΔB Voc(= B Vo −B Vc)によっても
異なる。前述の第3図(b)に示したような測光感度分
布を有する測光素子5PD1においては、ΔBVoc=
1.5〜2.5程度のときに、中心輝度の測光値BVc
は最も周辺輝度の影響を受けている。したがって、ΔB
Vocがこの範囲のときには、制御輝度値に対する補正
値を大きく設定する必要がある。また、ΔBVoe>2
.5のときは、主被写体が人物に比べて大きく測光エリ
アA1の全体を含んでいると考えられるので、中心輝度
の測光値BVcは主被写体の輝度をほぼ適確にとらえて
いる状態であると言える。したがって、ΔBVoeが2
.5よりも大きいときには、制御輝度値に対する補正値
を小さく設定する必要がある。
ΔBVoc<1のときは殆ど逆光状態ではないと考えら
れるので、制御輝度値を補正する必要は無いと考えられ
る。また、八BVocが1〜1.5の範囲であるときに
は、ΔBVoeが1.5〜2.5の範囲であるときに比
べると、制御輝度値に対する補正値を小さく設定する必
要があると言える6以上の(i)、(ii>に例示した
ような条件にしたがって、制御輝度値に対する補正値を
設定すれば、最適の露出が得られる可能性が増大すると
考えられる0次に、このような露出制御を行うのに適し
た具体的なハードウェア及びソフトウェアの構成例につ
いて説明する。
れるので、制御輝度値を補正する必要は無いと考えられ
る。また、八BVocが1〜1.5の範囲であるときに
は、ΔBVoeが1.5〜2.5の範囲であるときに比
べると、制御輝度値に対する補正値を小さく設定する必
要があると言える6以上の(i)、(ii>に例示した
ような条件にしたがって、制御輝度値に対する補正値を
設定すれば、最適の露出が得られる可能性が増大すると
考えられる0次に、このような露出制御を行うのに適し
た具体的なハードウェア及びソフトウェアの構成例につ
いて説明する。
第5図は本発明を適用されるカメラのブロック回路図で
ある1図中、Slは測光スイッチ、S2はレリーズスイ
ッチであり、前者はシャッター鉗(図示せず)の第1ス
トロークでONされ、後者はシャッター釦の第2ストロ
ークでONされる。各スイッチS + 、 S 2の一
端はアースレベルに接続され、他端はマイクロコンピュ
ータ10の入力ボート■P1、IF5に夫々接続されて
いる。11は対数圧縮回路であり、カメラの測光素子5
PDI、5PD2により得られた測光値を対数圧縮して
アペックス系のBV値に対応する測光値BVc、BVo
をそれぞれ出t7する。対数圧縮回路11の出力はアナ
ログ信号であるが5.八、′Dコンバータ12によりデ
ジタル信号に変換されて、マイークロコ〉ピユータ10
に入力される9 13は撮影レンズに内蔵されたレンズ
ROMであり、レンズの焦点圧路f等の情報を記憶して
おり、このレンズデータをマイクロコンピュータ10に
入力可能としている。
ある1図中、Slは測光スイッチ、S2はレリーズスイ
ッチであり、前者はシャッター鉗(図示せず)の第1ス
トロークでONされ、後者はシャッター釦の第2ストロ
ークでONされる。各スイッチS + 、 S 2の一
端はアースレベルに接続され、他端はマイクロコンピュ
ータ10の入力ボート■P1、IF5に夫々接続されて
いる。11は対数圧縮回路であり、カメラの測光素子5
PDI、5PD2により得られた測光値を対数圧縮して
アペックス系のBV値に対応する測光値BVc、BVo
をそれぞれ出t7する。対数圧縮回路11の出力はアナ
ログ信号であるが5.八、′Dコンバータ12によりデ
ジタル信号に変換されて、マイークロコ〉ピユータ10
に入力される9 13は撮影レンズに内蔵されたレンズ
ROMであり、レンズの焦点圧路f等の情報を記憶して
おり、このレンズデータをマイクロコンピュータ10に
入力可能としている。
14は測距回路であり、被写体距離りに関する情報を測
定し、マイクロコンビ21−夕10に入力し°Cいる。
定し、マイクロコンビ21−夕10に入力し°Cいる。
15は絞り制御tatiiであり、マイクロコンピュー
タ10から出力される絞り値AVのデータに基づいて、
撮影レンズの絞りを制御する。16はシャ・ツタ−制御
機構であり、マイクロコンピユー・夕10から出力され
る露出時間TVのデータに基づいて、シャッター速度を
制御する。
タ10から出力される絞り値AVのデータに基づいて、
撮影レンズの絞りを制御する。16はシャ・ツタ−制御
機構であり、マイクロコンピユー・夕10から出力され
る露出時間TVのデータに基づいて、シャッター速度を
制御する。
第6図は上記マイクロコンピュータ10が実行するプロ
グラムの内容を示すフローチャートである。ただし、露
出演算に直接関係しない部分は省略しである。マイクロ
コンピュータ10は、測光スイッチS、がオンされると
、#100からの処理を実行する。
グラムの内容を示すフローチャートである。ただし、露
出演算に直接関係しない部分は省略しである。マイクロ
コンピュータ10は、測光スイッチS、がオンされると
、#100からの処理を実行する。
まず、主な処理の流れに沿って概説すると、#100で
は、中心輝度の測光値BVeと周辺輝度の測光値BVo
をそれぞれ入力する。#200では、中心輝度の測光値
BVeに対する補正を行い、真の中心輝度BVc’を得
る。#300では、周辺輝度の測光値BVoに対する補
正を行い、真の周辺輝度BVo’を得る。#400では
、真の中心輝度BVc’と真の周辺輝度BVo’とに基
づいて制御輝度値BVTを求める。#500では、制御
輝度値BV、に基づいて、絞り値AVと露出時間TVを
決定する。
は、中心輝度の測光値BVeと周辺輝度の測光値BVo
をそれぞれ入力する。#200では、中心輝度の測光値
BVeに対する補正を行い、真の中心輝度BVc’を得
る。#300では、周辺輝度の測光値BVoに対する補
正を行い、真の周辺輝度BVo’を得る。#400では
、真の中心輝度BVc’と真の周辺輝度BVo’とに基
づいて制御輝度値BVTを求める。#500では、制御
輝度値BV、に基づいて、絞り値AVと露出時間TVを
決定する。
次に、各処理の内容について詳しく説明する。
#100では、中心輝度の測光値BVcと周辺輝度の測
光値BVoをそれぞれ入力する。そのために、#1】0
では中心部の測光エリアA1に対応する測光素子5PD
1の出力と、周辺部の測光エリアA2に対応する測光素
子5PD2の出力を、それぞれ対数圧縮回路】1により
アペックス系のBV値に変換したアナログ値を、A/D
変換回路12によりデジタル信号に変換して、マイクロ
コンピュータ10に入力するものである。
光値BVoをそれぞれ入力する。そのために、#1】0
では中心部の測光エリアA1に対応する測光素子5PD
1の出力と、周辺部の測光エリアA2に対応する測光素
子5PD2の出力を、それぞれ対数圧縮回路】1により
アペックス系のBV値に変換したアナログ値を、A/D
変換回路12によりデジタル信号に変換して、マイクロ
コンピュータ10に入力するものである。
#200では、中心輝度の測光値BVcに対する補正を
行い、真の中心輝度BVc’を得る。そのために、#2
10では中心輝度の測光値BVeと周辺輝度の測光値B
Voとの差分ΔB Voc= B V。
行い、真の中心輝度BVc’を得る。そのために、#2
10では中心輝度の測光値BVeと周辺輝度の測光値B
Voとの差分ΔB Voc= B V。
−BVcを求める。ΔB■OCが+IEVよりも大きけ
れば、逆光状態であると言える。この場合、中心輝度の
測光値BVcは周辺輝度の影響を受けており、真の中心
輝度BVcとは異なる。そこで、#220で周辺輝度の
影響を相殺するような補正値αを決定する。具体的には
、まず、レンズROM13から撮影レンズの焦点圧Nf
に関する情報?、測距回路14からは被写体距HDに関
する情報をそれぞれマイクロコンピュータ10に入力し
、β−f/Dの演算を行うことにより、撮影倍率βを求
める。この撮影倍率βと+il述の測光値の差分ΔBV
ocを用いて、第1表に示すような2次元マトリクス状
のテーブルをアクセスし、補正値αを求める0例えば、
β=1150.ΔB Voc= 2.0EVであれば、
α=0.75となる。この補正値αは、前述の(i)、
(ii)の条件に応じて周辺輝度の影響を相殺するよう
に決められている。#230では、中心輝度の測光値B
Vcから補正値αを差し引くことにより、周辺輝度の影
響を相殺し、真の中心輝度BVc’を求める。
れば、逆光状態であると言える。この場合、中心輝度の
測光値BVcは周辺輝度の影響を受けており、真の中心
輝度BVcとは異なる。そこで、#220で周辺輝度の
影響を相殺するような補正値αを決定する。具体的には
、まず、レンズROM13から撮影レンズの焦点圧Nf
に関する情報?、測距回路14からは被写体距HDに関
する情報をそれぞれマイクロコンピュータ10に入力し
、β−f/Dの演算を行うことにより、撮影倍率βを求
める。この撮影倍率βと+il述の測光値の差分ΔBV
ocを用いて、第1表に示すような2次元マトリクス状
のテーブルをアクセスし、補正値αを求める0例えば、
β=1150.ΔB Voc= 2.0EVであれば、
α=0.75となる。この補正値αは、前述の(i)、
(ii)の条件に応じて周辺輝度の影響を相殺するよう
に決められている。#230では、中心輝度の測光値B
Vcから補正値αを差し引くことにより、周辺輝度の影
響を相殺し、真の中心輝度BVc’を求める。
第1表
第1表において、撮影倍率βが1/100よりも小さい
ときには、α=Oとしている。これは、β<1/100
のときには風景写真等である場合が多いので、主被写体
が中心部の測光エリアA1に比べて大きく、中心輝度の
測光値BVcの補正を行うと誤測光となる危険があるか
らである。
ときには、α=Oとしている。これは、β<1/100
のときには風景写真等である場合が多いので、主被写体
が中心部の測光エリアA1に比べて大きく、中心輝度の
測光値BVcの補正を行うと誤測光となる危険があるか
らである。
なお、測距回路14がTTL位相差検出方式のように、
焦点ずれ量に応じてレンズ繰り出し量を求める焦点検出
回路である場合には、被写体に合焦したときのレンズ繰
り出し量に応じた撮影距離にと撮影レンズの焦点距離f
からβ=x/fの演算により撮影倍率βを求めても良い
、また、単焦点レンズやズーム比が比較的小さいズーム
レンズが、交換不可能な撮影レンズとしてカメラに固定
されている場合には、焦点距離fが固定されているので
、撮影倍率βの代わりに被写体圧ID又は被写体に合焦
したときのレンズ繰り出し量Xのみを用いて補正値αを
求めても良いことは言うまでもない。
焦点ずれ量に応じてレンズ繰り出し量を求める焦点検出
回路である場合には、被写体に合焦したときのレンズ繰
り出し量に応じた撮影距離にと撮影レンズの焦点距離f
からβ=x/fの演算により撮影倍率βを求めても良い
、また、単焦点レンズやズーム比が比較的小さいズーム
レンズが、交換不可能な撮影レンズとしてカメラに固定
されている場合には、焦点距離fが固定されているので
、撮影倍率βの代わりに被写体圧ID又は被写体に合焦
したときのレンズ繰り出し量Xのみを用いて補正値αを
求めても良いことは言うまでもない。
#300では、周辺輝度の測光値BVoに対する補正を
行い、真の周辺輝度BVo’を得る。つまり、周辺輝度
の測光値BVoについても、BVo<BVcのときには
、中心輝度の影響を受けているはずであるから、その影
響を相殺するような補正を行う、もっとも、第3図(a
)に示すような測光エリアAt、A2を有する本実施例
にあっては、周辺部の測光エリアA2の面積が中心部の
測光エリアA1に比べてかなり広いので、中心輝度の影
響は無視できるほどに少ない、したがって、#310で
は、周辺輝度の測光値BVoを真の周辺輝度BVo’と
している。
行い、真の周辺輝度BVo’を得る。つまり、周辺輝度
の測光値BVoについても、BVo<BVcのときには
、中心輝度の影響を受けているはずであるから、その影
響を相殺するような補正を行う、もっとも、第3図(a
)に示すような測光エリアAt、A2を有する本実施例
にあっては、周辺部の測光エリアA2の面積が中心部の
測光エリアA1に比べてかなり広いので、中心輝度の影
響は無視できるほどに少ない、したがって、#310で
は、周辺輝度の測光値BVoを真の周辺輝度BVo’と
している。
#400では、真の中心輝度BVc’と真の周辺輝度B
Vo’とに基づいて制御輝度値BV、を求める。そのた
めに、#410では補正された後の真の中心輝度BVc
’と真の周辺輝度BVo’との差分ΔB Voe’ =
B Vo’ −B Vc’を求める。#420では差
分ΔBVoc’が2EV以下であるか否かを判定する。
Vo’とに基づいて制御輝度値BV、を求める。そのた
めに、#410では補正された後の真の中心輝度BVc
’と真の周辺輝度BVo’との差分ΔB Voe’ =
B Vo’ −B Vc’を求める。#420では差
分ΔBVoc’が2EV以下であるか否かを判定する。
ΔB V oc’ > 2であれば、真の周辺輝度BV
o’が真の中心輝度BVe’に比べて+2EVも明るい
ということであるから、逆光状態であると判断され、#
430で真の中心輝度BVc’を制御輝度値BVTとす
る。これにより、主被写体について最適露出を与えるこ
とができる。ΔBVoc’≦2であれば、逆光状態では
ないと判断され、#440で中心輝度BVc’と周辺輝
度BVo’との相加平均を制御輝度値BVTとする。こ
れは、主被写体の揺れ等によって中心輝度BVc”がば
らつくことがあるので、中心輝度BVc’のみを採用せ
ず、周辺輝度BVo’との平均を取ることにより広い範
囲で測光できるようにしたものである。ただし、中心部
の測光エリアA1は周辺部の測光エリアA2に比べてか
なり狭いので、中央重点的な平均測光がなされることに
なる。
o’が真の中心輝度BVe’に比べて+2EVも明るい
ということであるから、逆光状態であると判断され、#
430で真の中心輝度BVc’を制御輝度値BVTとす
る。これにより、主被写体について最適露出を与えるこ
とができる。ΔBVoc’≦2であれば、逆光状態では
ないと判断され、#440で中心輝度BVc’と周辺輝
度BVo’との相加平均を制御輝度値BVTとする。こ
れは、主被写体の揺れ等によって中心輝度BVc”がば
らつくことがあるので、中心輝度BVc’のみを採用せ
ず、周辺輝度BVo’との平均を取ることにより広い範
囲で測光できるようにしたものである。ただし、中心部
の測光エリアA1は周辺部の測光エリアA2に比べてか
なり狭いので、中央重点的な平均測光がなされることに
なる。
#500では、制御輝度値BVTに基づいて、絞り値A
Vと露出時間TVを決定する。具体的には、本実施例で
は第2図に示すようなTTLP放測光方式の測光光学系
を用いているので、レンズROM13から読み込んだ開
放絞り値AVoを制御輝度値BVTから減算し、フィル
ム感度S■を加算して、制m露出値E V (−B V
7 A Vo+ S■)を求め、AV+TV=EVと
なるように、絞り値AVと露出時間TVを決定するもの
である。
Vと露出時間TVを決定する。具体的には、本実施例で
は第2図に示すようなTTLP放測光方式の測光光学系
を用いているので、レンズROM13から読み込んだ開
放絞り値AVoを制御輝度値BVTから減算し、フィル
ム感度S■を加算して、制m露出値E V (−B V
7 A Vo+ S■)を求め、AV+TV=EVと
なるように、絞り値AVと露出時間TVを決定するもの
である。
第7図は本発明の他の実施例の動作を示すフローチャー
トである0本実施例において、第6図の実施例と対応す
る部分には同一のステップ番号を付して、重複する説明
は省略する1本実施例にあっては、撮影レンズの焦点距
離fが35mm以下のときに補正値αを0とする範囲を
広くした点、並びに制御輝度値BVTの算出時にフラッ
シュ撮影を考慮に入れた点が、第6図の実施例と相違し
ている。以下、これらの相違点についてのみ説明する。
トである0本実施例において、第6図の実施例と対応す
る部分には同一のステップ番号を付して、重複する説明
は省略する1本実施例にあっては、撮影レンズの焦点距
離fが35mm以下のときに補正値αを0とする範囲を
広くした点、並びに制御輝度値BVTの算出時にフラッ
シュ撮影を考慮に入れた点が、第6図の実施例と相違し
ている。以下、これらの相違点についてのみ説明する。
本実施例では、#220で補正値αを決定した後、#2
21で撮影レンズの焦点距離fが35mm以下で且つ撮
影倍率βが1/60よりも小さいか否かを判定している
。#221でf≦35mm及びβ<1/60の条件が満
たされていれば、#222で補正値αを強制的に0とす
る。これは焦点路Mrが35+lll11以下では、撮
影倍率βが割合大きくても風景写真等である確率が高い
ため、第1表に示すβ<1/100の範囲のみならず、
1/100≦β<1/60の範囲でも補正値αを0にし
ているものである。
21で撮影レンズの焦点距離fが35mm以下で且つ撮
影倍率βが1/60よりも小さいか否かを判定している
。#221でf≦35mm及びβ<1/60の条件が満
たされていれば、#222で補正値αを強制的に0とす
る。これは焦点路Mrが35+lll11以下では、撮
影倍率βが割合大きくても風景写真等である確率が高い
ため、第1表に示すβ<1/100の範囲のみならず、
1/100≦β<1/60の範囲でも補正値αを0にし
ているものである。
また、制御輝度値BV、を求める′#400以降の処理
では、#411でフラッシュスイッチ5WFL(図示せ
ず)がONされているか否かを判定する。
では、#411でフラッシュスイッチ5WFL(図示せ
ず)がONされているか否かを判定する。
フラッシュスイッチswFLがOFFされているときは
、第6図の実施例と同様に#420〜#440の処理を
行い、#600で自然光露出制御ルーチンに移行する。
、第6図の実施例と同様に#420〜#440の処理を
行い、#600で自然光露出制御ルーチンに移行する。
フラッシュスイッチ5WFLがONされているときには
、低輝度時又は逆光時にフラッシュの自動発光撮影を行
う、そのために、#412では中心輝度BVc’が6E
V未満であるか否かを判定する。BVc’<6である場
合には、主被写体が低輝度であると判定され、#414
で制御輝度値をB VT= B Vc’ + 1とし、
#700でフラッシュ露出制御ルーチンに移行する。こ
れは自然光だけでは主被写体がIEVの露出不足となる
ように絞り値AVとシャッター速度TVを制御すること
を意味する。そして、主被写体に対する光量不足分はフ
ラッシュにより補う。
、低輝度時又は逆光時にフラッシュの自動発光撮影を行
う、そのために、#412では中心輝度BVc’が6E
V未満であるか否かを判定する。BVc’<6である場
合には、主被写体が低輝度であると判定され、#414
で制御輝度値をB VT= B Vc’ + 1とし、
#700でフラッシュ露出制御ルーチンに移行する。こ
れは自然光だけでは主被写体がIEVの露出不足となる
ように絞り値AVとシャッター速度TVを制御すること
を意味する。そして、主被写体に対する光量不足分はフ
ラッシュにより補う。
BVc’≧6である場合には、主被写体は低輝度ではな
いと判定される。この場合には、逆光状態であるか否か
を判定するべく、中心輝度BVc’と周辺輝度BVo’
の差分ΔB Voc’ (= B Vo’ −B Vc
’ )が2.5よりも大きいか否かを#413で判定す
る。ΔBVoc’≦2.5である場合には、主被写体は
逆光状態ではないと判定され、第6図の実施例と同様に
#420〜#440の処理を行い、#600で自然光露
出制御ルーチンに移行する。ΔBVoc’>2.5であ
る場合には、主被写体は逆光状態であると判定され、#
415で制御輝度値をBV7=BVo’ 1とし、#
700でフラッシュ露出制御ルーチンに移行する。これ
は背景をIEVの露出過剰とし、主被写体は(ΔB V
oc’ −1)EVの露出不足とすることを意味する。
いと判定される。この場合には、逆光状態であるか否か
を判定するべく、中心輝度BVc’と周辺輝度BVo’
の差分ΔB Voc’ (= B Vo’ −B Vc
’ )が2.5よりも大きいか否かを#413で判定す
る。ΔBVoc’≦2.5である場合には、主被写体は
逆光状態ではないと判定され、第6図の実施例と同様に
#420〜#440の処理を行い、#600で自然光露
出制御ルーチンに移行する。ΔBVoc’>2.5であ
る場合には、主被写体は逆光状態であると判定され、#
415で制御輝度値をBV7=BVo’ 1とし、#
700でフラッシュ露出制御ルーチンに移行する。これ
は背景をIEVの露出過剰とし、主被写体は(ΔB V
oc’ −1)EVの露出不足とすることを意味する。
主被写体に対する光量不足分はフラッシュにより補われ
るので、主被写体及び背景を共にフィルムのラチチュー
ド内に入れることができ、且つ主被写体はフラッシュに
より適正露出となり、背景はIEVの露出過剰となり、
逆光状態らしい写真に仕上がるものである。
るので、主被写体及び背景を共にフィルムのラチチュー
ド内に入れることができ、且つ主被写体はフラッシュに
より適正露出となり、背景はIEVの露出過剰となり、
逆光状態らしい写真に仕上がるものである。
第8図は本発明を多点測距及び多点測光方式のカメラに
適用した場合における撮影画面Sの分割例を示す、3つ
のスポット的な測光エリアA3゜A4.A5に対応する
測光素子の測光値をアペックス系に変換したBV値をB
Vx、B Vy、 B Vzとする。また、これらの
測光エリアA3.A4.A5の周辺の広い範囲を測光す
る測光エリアA6に対応する測光素子の測光値をアペッ
クス系に変換したBV値を周辺輝度の測光値BVoとす
る。測距回路14は測光エリアA3.A4.A5のそれ
ぞれの位置を別々に測距する多点測距方式とし、自動選
択アルゴリズム又は手動操作により、測光エリアA3.
A4.A5のうち1つが合焦判定用のエリアとして選択
されるものとする。測光値BVx。
適用した場合における撮影画面Sの分割例を示す、3つ
のスポット的な測光エリアA3゜A4.A5に対応する
測光素子の測光値をアペックス系に変換したBV値をB
Vx、B Vy、 B Vzとする。また、これらの
測光エリアA3.A4.A5の周辺の広い範囲を測光す
る測光エリアA6に対応する測光素子の測光値をアペッ
クス系に変換したBV値を周辺輝度の測光値BVoとす
る。測距回路14は測光エリアA3.A4.A5のそれ
ぞれの位置を別々に測距する多点測距方式とし、自動選
択アルゴリズム又は手動操作により、測光エリアA3.
A4.A5のうち1つが合焦判定用のエリアとして選択
されるものとする。測光値BVx。
B Vy、B Vzのうち上記測距回路14により選択
された測光エリアのBV値を中心輝度の測光値BVcと
すると、前述の実施例と同様に、測光値の差分ΔBVo
cと撮影倍率βにより補正値αが決定され、測光値BV
cから補正値αを減算することにより真の中心輝度BV
c’を求めることができる。
された測光エリアのBV値を中心輝度の測光値BVcと
すると、前述の実施例と同様に、測光値の差分ΔBVo
cと撮影倍率βにより補正値αが決定され、測光値BV
cから補正値αを減算することにより真の中心輝度BV
c’を求めることができる。
[発明の効果]
本発明は上述のように、カメラのスポット測光装置にお
いて、スポット測光エリアで得られたスポット測光値を
そのまま採用するのではなく、スポット測光エリアを囲
む周辺測光エリアで得られた周辺測光値をも考慮に入れ
て、周辺測光値がスポット測光値よりも大きいときには
、各測光値の絶対値とは無関係な所定の条件に基づいて
決まる補正値によりスポット測光値を低輝度側に補正す
るようにしたから、スポット測光エリアが低輝度で、ス
ポット測光エリアを囲む周辺測光エリアが高輝度である
ときに、スポット測光値が周辺測光エリアの明るさに影
響されて高輝度側の測光誤差を含んでいても、この測光
誤差を補正値により相殺して正確なスポット測光値を得
ることができるという効果がある。
いて、スポット測光エリアで得られたスポット測光値を
そのまま採用するのではなく、スポット測光エリアを囲
む周辺測光エリアで得られた周辺測光値をも考慮に入れ
て、周辺測光値がスポット測光値よりも大きいときには
、各測光値の絶対値とは無関係な所定の条件に基づいて
決まる補正値によりスポット測光値を低輝度側に補正す
るようにしたから、スポット測光エリアが低輝度で、ス
ポット測光エリアを囲む周辺測光エリアが高輝度である
ときに、スポット測光値が周辺測光エリアの明るさに影
響されて高輝度側の測光誤差を含んでいても、この測光
誤差を補正値により相殺して正確なスポット測光値を得
ることができるという効果がある。
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
本発明の一実施例としてのカメラの測光光学系の概略構
成図、第3図(a)は同上のカメラの撮影画面の分割例
を示す図、同図(b)は同上のカメラに用いる測光素子
の測光感度°分布を示す図、同図(e)は同上のカメラ
における測光誤差を説明するための説明図、第4図(a
)乃至(c)は同上のカメラにおける異なる撮影倍率で
の主被写体と測光エリアの関係を示す図、第5図は同上
のカメラの概略回路構成を示すブロック回路図、第6図
は同上のカメラの動作説明のためのフローチャート、第
7図は本発明の他の実施例の動作説明のためのフローチ
ャート、第8図は本発明のさらに他の実施例における撮
影画面の分割例を示す図である。 1はスポット測光手段、2は周辺測光手段、3は測光値
比較手段、4は補正値決定手段、5は測光値補正手段で
ある。
本発明の一実施例としてのカメラの測光光学系の概略構
成図、第3図(a)は同上のカメラの撮影画面の分割例
を示す図、同図(b)は同上のカメラに用いる測光素子
の測光感度°分布を示す図、同図(e)は同上のカメラ
における測光誤差を説明するための説明図、第4図(a
)乃至(c)は同上のカメラにおける異なる撮影倍率で
の主被写体と測光エリアの関係を示す図、第5図は同上
のカメラの概略回路構成を示すブロック回路図、第6図
は同上のカメラの動作説明のためのフローチャート、第
7図は本発明の他の実施例の動作説明のためのフローチ
ャート、第8図は本発明のさらに他の実施例における撮
影画面の分割例を示す図である。 1はスポット測光手段、2は周辺測光手段、3は測光値
比較手段、4は補正値決定手段、5は測光値補正手段で
ある。
Claims (9)
- (1)撮影画面内の狭いエリアをスポット的に測光する
スポット測光手段と、スポット測光手段によるスポット
測光エリアを囲む周辺エリアを測光する周辺測光手段と
、周辺測光手段による周辺測光値がスポット測光手段に
よるスポット測光値よりも大きいか否かを判定する測光
値比較手段と、各測光値の絶対値とは無関係な所定の条
件に基づいて補正値を決定する補正値決定手段と、測光
値比較手段により周辺測光値がスポット測光値よりも大
きいと判定されたときに、補正値決定手段により決定さ
れた補正値によりスポット測光値を低輝度側に補正する
測光値補正手段とを備えて成ることを特徴とするカメラ
のスポット測光装置。 - (2)所定の条件は、被写体距離であることを特徴とす
る請求項1記載のカメラのスポット測光装置。 - (3)所定の条件は、撮影レンズの焦点距離であること
を特徴とする請求項1記載のカメラのスポット測光装置
。 - (4)所定の条件は、撮影倍率であることを特徴とする
請求項1記載のカメラのスポット測光装置。 - (5)所定の条件は、第1及び第2の測光手段による測
光値の差分であることを特徴とする請求項1記載のカメ
ラのスポット測光装置。 - (6)補正値決定手段は、一定範囲の撮影倍率について
、撮影倍率が小さくなると補正値を連続的又は段階的に
大きく設定する手段であることを特徴とする請求項4記
載のカメラのスポット測光装置。 - (7)補正値決定手段は、一定値又は一定範囲の測光値
の差分について、最大の補正値を設定する手段であるこ
とを特徴とする請求項5記載のカメラのスポット測光装
置。 - (8)所定の禁止条件下では測光値補正手段による補正
を禁止する補正禁止手段を備えて成ることを特徴とする
請求項1記載のカメラのスポット測光装置。 - (9)所定の禁止条件は、撮影レンズの焦点距離が所定
値以下で且つ撮影倍率が所定値以下のときであることを
特徴とする請求項8記載のカメラのスポット測光装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9777788A JPH01267621A (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | カメラのスポット測光装置 |
US07/340,459 US5023649A (en) | 1988-04-20 | 1989-04-19 | Exposure controlling apparatus of a camera having a plurality of areas for measuring brightness |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9777788A JPH01267621A (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | カメラのスポット測光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01267621A true JPH01267621A (ja) | 1989-10-25 |
Family
ID=14201262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9777788A Pending JPH01267621A (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | カメラのスポット測光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01267621A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2634032A1 (fr) * | 1988-07-08 | 1990-01-12 | Asahi Optical Co Ltd | Appareil de mesure de luminosite a zones multiples |
JPH03154039A (ja) * | 1989-11-13 | 1991-07-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | カメラ |
EP2136234A2 (en) | 2008-06-16 | 2009-12-23 | Olympus Corporation | Microscope imaging system, storage medium and exposure adjustment method |
-
1988
- 1988-04-20 JP JP9777788A patent/JPH01267621A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2634032A1 (fr) * | 1988-07-08 | 1990-01-12 | Asahi Optical Co Ltd | Appareil de mesure de luminosite a zones multiples |
JPH03154039A (ja) * | 1989-11-13 | 1991-07-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | カメラ |
EP2136234A2 (en) | 2008-06-16 | 2009-12-23 | Olympus Corporation | Microscope imaging system, storage medium and exposure adjustment method |
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