JP3240705B2 - カメラの測光装置 - Google Patents
カメラの測光装置Info
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- JP3240705B2 JP3240705B2 JP27561892A JP27561892A JP3240705B2 JP 3240705 B2 JP3240705 B2 JP 3240705B2 JP 27561892 A JP27561892 A JP 27561892A JP 27561892 A JP27561892 A JP 27561892A JP 3240705 B2 JP3240705 B2 JP 3240705B2
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの測光装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の測光領域に分割してそれぞ
れ測光し、その測光により各領域の明るさに関する情報
を検出して露出値を演算するというカメラの測光装置が
多数知られており、例えば特開平1−217428号公
報などに記載されているものがある。この装置は、撮影
画面をマトリクス状に分割して夫々の領域を測光し、各
領域の明るさに関する情報すなわち夫々の領域の測光情
報(測光出力値)を検出して適正の露出値を求めるとい
うものである。
れ測光し、その測光により各領域の明るさに関する情報
を検出して露出値を演算するというカメラの測光装置が
多数知られており、例えば特開平1−217428号公
報などに記載されているものがある。この装置は、撮影
画面をマトリクス状に分割して夫々の領域を測光し、各
領域の明るさに関する情報すなわち夫々の領域の測光情
報(測光出力値)を検出して適正の露出値を求めるとい
うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
測光装置においては、次の様な問題点があった。複数の
測光領域から領域毎に得られる夫々の測光出力のうち少
なくとも一つの測光出力には、必ずノイズ成分が含まれ
ており、このノイズ成分の原因としては、受光素子の暗
電流や測光回路から発生するノイズ等が考えられるが、
ノイズの大きさは受光素子の温度や電源電圧等によって
決定され、被写体の明るさには無関係である。
測光装置においては、次の様な問題点があった。複数の
測光領域から領域毎に得られる夫々の測光出力のうち少
なくとも一つの測光出力には、必ずノイズ成分が含まれ
ており、このノイズ成分の原因としては、受光素子の暗
電流や測光回路から発生するノイズ等が考えられるが、
ノイズの大きさは受光素子の温度や電源電圧等によって
決定され、被写体の明るさには無関係である。
【0004】上記一つの測光出力に対して、ノイズ成分
が、無視できるほど小さければ問題はないが、ノイズ成
分の大きさが上述の如く被写体の明るさに無関係である
から、被写体が暗くなるなどして測光出力が小さくなる
と、相対的にノイズ成分が大きくなってしまい、結果と
して、複数の測光領域から測光の誤差が大きくなってし
まう。そのために、適正の露出値を得ることができなく
なるという問題点が生じる。
が、無視できるほど小さければ問題はないが、ノイズ成
分の大きさが上述の如く被写体の明るさに無関係である
から、被写体が暗くなるなどして測光出力が小さくなる
と、相対的にノイズ成分が大きくなってしまい、結果と
して、複数の測光領域から測光の誤差が大きくなってし
まう。そのために、適正の露出値を得ることができなく
なるという問題点が生じる。
【0005】従って、測光の出力中に、上述のノイズ成
分が大きい時は、測光の誤差が大きいとして、予めその
領域の測光出力を無効にするなどの措置をとらなければ
ならないが、このような措置をとると、画面内における
低輝度部分の測光値が得られなくなり、露出演算の段階
において適正の露出値が得られなくなったり、低輝度の
部分についてのみ再測光をしなければならないという問
題点があった。
分が大きい時は、測光の誤差が大きいとして、予めその
領域の測光出力を無効にするなどの措置をとらなければ
ならないが、このような措置をとると、画面内における
低輝度部分の測光値が得られなくなり、露出演算の段階
において適正の露出値が得られなくなったり、低輝度の
部分についてのみ再測光をしなければならないという問
題点があった。
【0006】また、受光素子に蓄積型の光電変換素子を
用いた場合においては、蓄積時間の設定が不適切である
と、上述と同様に一部の領域の測光出力が小さくなって
他部の領域との間に測光の誤差が大きくなり、そのため
に適正の露出値を得ることができないという問題点があ
った。そこで本発明は、前記問題点に鑑み、前記複数の
測光領域のうち少なくとも測光出力の小さい領域が生じ
ても、もう一度測光し直すことなく適正の露出値を算出
できるようにすることを目的とする。
用いた場合においては、蓄積時間の設定が不適切である
と、上述と同様に一部の領域の測光出力が小さくなって
他部の領域との間に測光の誤差が大きくなり、そのため
に適正の露出値を得ることができないという問題点があ
った。そこで本発明は、前記問題点に鑑み、前記複数の
測光領域のうち少なくとも測光出力の小さい領域が生じ
ても、もう一度測光し直すことなく適正の露出値を算出
できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、図1により、複数の測光領域に分割して
それぞれ測光し、各領域の明るさに関する情報を検出す
る測光手段(12)と、前記各領域の明るさに関する情
報に基づいて、前記複数の測光領域の測光手段からの測
光信号電圧レベルが所定値より小さいと判定された領域
のみを抽出してグループ化するグループ化手段(13)
と、該グループ化手段(13)によりグループ化された
測光領域に対して、各グループを構成する測光領域数が
所定数以上のグループのみに対してそのグループ内の全
領域の明るさに関する情報を検出するグループ情報検出
手段(14)と、カメラに装着されるレンズの光学特性
の情報を用いて、前記各領域に対してそれぞれ所定の補
正値を算出する補正値算出手段(26)と、前記各領域
のうち、前記グループ化手段(13)によりグループ化
されていない領域の明るさに関する情報をそれぞれ対応
する各領域の補正値を用いて補正した情報と、前記グル
ープ内の全領域の明るさに関する情報を前記グループ内
の測光領域のうち前記補正値の小さい領域に重みをつけ
て補正した情報とに基づいて、適正の露出値を算出する
露出演算手段(15)と、を備えた。
に、本発明は、図1により、複数の測光領域に分割して
それぞれ測光し、各領域の明るさに関する情報を検出す
る測光手段(12)と、前記各領域の明るさに関する情
報に基づいて、前記複数の測光領域の測光手段からの測
光信号電圧レベルが所定値より小さいと判定された領域
のみを抽出してグループ化するグループ化手段(13)
と、該グループ化手段(13)によりグループ化された
測光領域に対して、各グループを構成する測光領域数が
所定数以上のグループのみに対してそのグループ内の全
領域の明るさに関する情報を検出するグループ情報検出
手段(14)と、カメラに装着されるレンズの光学特性
の情報を用いて、前記各領域に対してそれぞれ所定の補
正値を算出する補正値算出手段(26)と、前記各領域
のうち、前記グループ化手段(13)によりグループ化
されていない領域の明るさに関する情報をそれぞれ対応
する各領域の補正値を用いて補正した情報と、前記グル
ープ内の全領域の明るさに関する情報を前記グループ内
の測光領域のうち前記補正値の小さい領域に重みをつけ
て補正した情報とに基づいて、適正の露出値を算出する
露出演算手段(15)と、を備えた。
【0008】
【作用】従来のように、被写体の低輝度側が測光不能で
あったシーンにおいても、または測光誤差が大きく被写
体全体の輝度値の算出が不能であったシーンにおいて
も、本発明においては、図1中の測光手段(12)によ
り検出された、前記各領域の明るさに関する情報に基づ
いて、グループ化手段(13)が、測光出力の小さい領
域を判別してそれらの領域同士をグループ化せしめ、グ
ループ情報検出手段(14)が、上述のグループに対し
てそのグループ内の全領域の明るさに関する情報を検出
し、上述の各領域の明るさに関する情報と、グループ内
の全領域の明るさに関する情報とに基づいて、露出演算
手段(15)が適正の露出値を算出するようにした。そ
のために、再度測光する必要はなく手間を省くことがで
きる。
あったシーンにおいても、または測光誤差が大きく被写
体全体の輝度値の算出が不能であったシーンにおいて
も、本発明においては、図1中の測光手段(12)によ
り検出された、前記各領域の明るさに関する情報に基づ
いて、グループ化手段(13)が、測光出力の小さい領
域を判別してそれらの領域同士をグループ化せしめ、グ
ループ情報検出手段(14)が、上述のグループに対し
てそのグループ内の全領域の明るさに関する情報を検出
し、上述の各領域の明るさに関する情報と、グループ内
の全領域の明るさに関する情報とに基づいて、露出演算
手段(15)が適正の露出値を算出するようにした。そ
のために、再度測光する必要はなく手間を省くことがで
きる。
【0009】
【実施例】図2は、一眼レフカメラの内部光学系を示す
ブロック図である。この図において、撮影レンズ1を通
過した光束は、クイックリターンミラー2、拡散スクリ
ーン3、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5および
接眼レンズ6を通って撮影者の肉眼に到達される。一
方、拡散スクリーン3によって拡散された光束の一部
は、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5、測光用プ
リズム7および測光用レンズ8を通して受光素子9に受
光される。
ブロック図である。この図において、撮影レンズ1を通
過した光束は、クイックリターンミラー2、拡散スクリ
ーン3、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5および
接眼レンズ6を通って撮影者の肉眼に到達される。一
方、拡散スクリーン3によって拡散された光束の一部
は、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5、測光用プ
リズム7および測光用レンズ8を通して受光素子9に受
光される。
【0010】受光素子9は、例えばCCDセンサのよう
な蓄積型の光電変換素子であり、図3中の左側に示すよ
うに、受光蓄積部91と、転送部92と、電圧変換部9
3と、蓄積ゲート部94と、タイミング回路95とによ
り、受光素子9が構成される。受光蓄積部91には、図
4に示すように横20個、縦12個のマトリクス状に分
割された複数の測光領域に、それぞれ受光セグメントが
配置されており、それぞれのセグメントに発生された電
荷を、受光蓄積部91が蓄積する。
な蓄積型の光電変換素子であり、図3中の左側に示すよ
うに、受光蓄積部91と、転送部92と、電圧変換部9
3と、蓄積ゲート部94と、タイミング回路95とによ
り、受光素子9が構成される。受光蓄積部91には、図
4に示すように横20個、縦12個のマトリクス状に分
割された複数の測光領域に、それぞれ受光セグメントが
配置されており、それぞれのセグメントに発生された電
荷を、受光蓄積部91が蓄積する。
【0011】図3において、タイミング回路95は、ク
ロック発生回路19からマスタークロックの供給を受け
て、電荷の転送に必要な種々のタイミングパルスを作成
するためのものであり、そのタイミングパルスに応じ
て、転送部92が、受光蓄積部91の蓄積電荷を1画素
毎に電圧変換部93に転送する。その電圧変換部93
は、転送部92より送られてきた電荷を1画素毎に電圧
信号に変換して、A/D変換回路20に出力する。
ロック発生回路19からマスタークロックの供給を受け
て、電荷の転送に必要な種々のタイミングパルスを作成
するためのものであり、そのタイミングパルスに応じ
て、転送部92が、受光蓄積部91の蓄積電荷を1画素
毎に電圧変換部93に転送する。その電圧変換部93
は、転送部92より送られてきた電荷を1画素毎に電圧
信号に変換して、A/D変換回路20に出力する。
【0012】蓄積ゲート部94は、蓄積時間設定部18
からの信号に応じて、電荷蓄積の開始と終了を受光蓄積
部91に指令するためのゲートであり、この指令によ
り、受光蓄積部91が電荷蓄積の開始及び終了を実行す
る。蓄積時間設定部18は、輝度算出部21及び露出演
算部24からの情報を基に、次回の蓄積時における最適
の蓄積時間を演算して蓄積電荷量の調整を行う。
からの信号に応じて、電荷蓄積の開始と終了を受光蓄積
部91に指令するためのゲートであり、この指令によ
り、受光蓄積部91が電荷蓄積の開始及び終了を実行す
る。蓄積時間設定部18は、輝度算出部21及び露出演
算部24からの情報を基に、次回の蓄積時における最適
の蓄積時間を演算して蓄積電荷量の調整を行う。
【0013】A/D変換回路20は、受光素子9からの
電圧信号を、測光情報への変換としてコンピュータが認
識可能な数値信号に変換せしめ、この数値信号は、A/
D変換回路20により輝度算出部21に出力される。輝
度算出部21は、レンズ内ROM17からの情報を基に
補正データ算出部26によって求められた補正値と、蓄
積時間設定部18から入力した蓄積時間tと、A/D変
換回路20からの信号とを用いて、輝度値BV(h,
v)を、数1の式に従って算出する。
電圧信号を、測光情報への変換としてコンピュータが認
識可能な数値信号に変換せしめ、この数値信号は、A/
D変換回路20により輝度算出部21に出力される。輝
度算出部21は、レンズ内ROM17からの情報を基に
補正データ算出部26によって求められた補正値と、蓄
積時間設定部18から入力した蓄積時間tと、A/D変
換回路20からの信号とを用いて、輝度値BV(h,
v)を、数1の式に従って算出する。
【0014】
【数1】
【0015】V(h,v)は、A/D変換器20より出
力される数値信号であって、図4中の複数の測光領域の
うち左からh列目、下からv行目の領域の測光出力値を
示し、数1の式のうち右辺に対して2を底とする対数を
とっているのは、アペックス方式に基づく輝度値に変換
するためであり、輝度値BV(h,v)の単位は(E
V)もしくは(BV)である。
力される数値信号であって、図4中の複数の測光領域の
うち左からh列目、下からv行目の領域の測光出力値を
示し、数1の式のうち右辺に対して2を底とする対数を
とっているのは、アペックス方式に基づく輝度値に変換
するためであり、輝度値BV(h,v)の単位は(E
V)もしくは(BV)である。
【0016】また、数1の式のうちk(h,v)は、前
述の如くレンズ内ROM17からの情報を基に補正デー
タ算出部26によって求められた補正値で、レンズ内R
OM17から入力した開放絞り値、射出瞳位置、ビグネ
ッティング情報等から夫々の測光領域に求められる固有
の補正値であり、実験またはシミュレーションにより予
め夫々の測光領域に対応させて求められているものであ
る。
述の如くレンズ内ROM17からの情報を基に補正デー
タ算出部26によって求められた補正値で、レンズ内R
OM17から入力した開放絞り値、射出瞳位置、ビグネ
ッティング情報等から夫々の測光領域に求められる固有
の補正値であり、実験またはシミュレーションにより予
め夫々の測光領域に対応させて求められているものであ
る。
【0017】尚、前述のA/D変換回路20は、各部品
91〜95を含む受光素子9と共に、前記複数の測光領
域より領域毎に夫々の測光情報を出力するための測光部
を構成し、その測光部と上述の輝度算出部21とによ
り、図1中の測光手段12が構成される。図3中のグル
ープ作成部22は、図1中のグループ化手段13とし
て、前記各領域の明るさに関する情報すなわちA/D変
換回路20からの、各領域の測光出力値により画面内の
低輝度領域をグループ化させるためのものであり、その
グループ化の方法については後述する。グループ輝度算
出部23は、図1中のグループ情報検出手段として、グ
ループ内の全領域の明るさに関する情報を検出するため
のものであり、詳しくは、グループ作成部22からグル
ープに関する情報を入力して、蓄積時間設定部18及び
補正データ算出部26の情報を基に、グループ単位の輝
度値を算出する。
91〜95を含む受光素子9と共に、前記複数の測光領
域より領域毎に夫々の測光情報を出力するための測光部
を構成し、その測光部と上述の輝度算出部21とによ
り、図1中の測光手段12が構成される。図3中のグル
ープ作成部22は、図1中のグループ化手段13とし
て、前記各領域の明るさに関する情報すなわちA/D変
換回路20からの、各領域の測光出力値により画面内の
低輝度領域をグループ化させるためのものであり、その
グループ化の方法については後述する。グループ輝度算
出部23は、図1中のグループ情報検出手段として、グ
ループ内の全領域の明るさに関する情報を検出するため
のものであり、詳しくは、グループ作成部22からグル
ープに関する情報を入力して、蓄積時間設定部18及び
補正データ算出部26の情報を基に、グループ単位の輝
度値を算出する。
【0018】輝度算出部21の算出による前記夫々の輝
度値と、グループ輝度算出部23の算出によるグループ
単位の輝度値とに基づいて、露出演算部24が露出演算
を行い、適正の露出値を算出する。露出演算の方法につ
いても後述する。また、露出制御部25は、露出演算部
24からの信号に基づき適正露出に対する絞り値および
シャッタースピード値を算出し、不図示のレリーズボタ
ンが押されると、ミラー2がはね上げられて、絞り10
及びシャッター11が上記適正の露出値に応じて制御さ
れ、露出制御が行われる。
度値と、グループ輝度算出部23の算出によるグループ
単位の輝度値とに基づいて、露出演算部24が露出演算
を行い、適正の露出値を算出する。露出演算の方法につ
いても後述する。また、露出制御部25は、露出演算部
24からの信号に基づき適正露出に対する絞り値および
シャッタースピード値を算出し、不図示のレリーズボタ
ンが押されると、ミラー2がはね上げられて、絞り10
及びシャッター11が上記適正の露出値に応じて制御さ
れ、露出制御が行われる。
【0019】また、蓄積時間設定部18の図中上方に位
置する測光カウント部27は、測光をカウントするため
のものであり、メモリ部28は、蓄積時間設定部18の
設定時間や、A/D変換回路20の変換による測光出力
値や、輝度算出部21の算出による輝度値を記憶するた
めのものである。更に、メモリ部28と接続される信号
合成部29は、メモリ部28に記憶された上述の測光出
力値を合成するためのものであり、その合成についても
後述する。
置する測光カウント部27は、測光をカウントするため
のものであり、メモリ部28は、蓄積時間設定部18の
設定時間や、A/D変換回路20の変換による測光出力
値や、輝度算出部21の算出による輝度値を記憶するた
めのものである。更に、メモリ部28と接続される信号
合成部29は、メモリ部28に記憶された上述の測光出
力値を合成するためのものであり、その合成についても
後述する。
【0020】次に、蓄積時間設定部18により受光素子
9の蓄積時間を調整する必要性について説明する。一般
に、カメラの測光装置に要求される測光範囲は、EV0
〜EV20、すなわちダイナミックレンジにして20E
V程度である。ところが、現在のCCDでは、ダイナミ
ックレンジは高々10EV程度しかない。そこで、CC
Dの蓄積時間を調整して、要求される測光範囲を、主要
被写体を含む最適レベルに設定する必要が生じるのであ
る。
9の蓄積時間を調整する必要性について説明する。一般
に、カメラの測光装置に要求される測光範囲は、EV0
〜EV20、すなわちダイナミックレンジにして20E
V程度である。ところが、現在のCCDでは、ダイナミ
ックレンジは高々10EV程度しかない。そこで、CC
Dの蓄積時間を調整して、要求される測光範囲を、主要
被写体を含む最適レベルに設定する必要が生じるのであ
る。
【0021】具体的には、被写界での輝度値がEV0〜
EV20であると、図2中の光学系において標準的な撮
影レンズを装着したときの、受光素子面上の照度は、お
よそ0.01Lx〜10000Lxである。受光素子の
感度は、約20V/lx・Sであり、飽和出力は約2V
であるので、蓄積時間が10μSecであるときは、測光
範囲は約EV10〜EV20であり、蓄積時間が10m
Secであるときは、測光範囲はEV0〜EV10とな
る。
EV20であると、図2中の光学系において標準的な撮
影レンズを装着したときの、受光素子面上の照度は、お
よそ0.01Lx〜10000Lxである。受光素子の
感度は、約20V/lx・Sであり、飽和出力は約2V
であるので、蓄積時間が10μSecであるときは、測光
範囲は約EV10〜EV20であり、蓄積時間が10m
Secであるときは、測光範囲はEV0〜EV10とな
る。
【0022】すなわち、受光素子の蓄積時間を10μS
ec〜10mSecの範囲で操作することにより、初めてカ
メラの測光装置に要求される測光範囲であるEV0〜E
V20のダイナミックレンジが実現可能になるのであ
る。尚、上述の理由によりCCDを用いて測光を行う時
は、1回の測光での測光範囲は10EVの範囲に限定さ
れるが、銀塩フィルムのダイナミックレンジは10EV
よりも更に小さいので問題は生じない。
ec〜10mSecの範囲で操作することにより、初めてカ
メラの測光装置に要求される測光範囲であるEV0〜E
V20のダイナミックレンジが実現可能になるのであ
る。尚、上述の理由によりCCDを用いて測光を行う時
は、1回の測光での測光範囲は10EVの範囲に限定さ
れるが、銀塩フィルムのダイナミックレンジは10EV
よりも更に小さいので問題は生じない。
【0023】図5および図6は、図1中の測光手段12
から出力される測光出力値の様子を模擬的に示したもの
であり、クロックパルスに応じて測光出力値が領域毎に
出力されていることを示している。図5において、それ
ぞれの測光領域に同一輝度の被写体が存在するものと
し、測光出力には点線で示したようなノイズ成分が含ま
れているものとする。このノイズ成分は、測光回路など
から発生するものであり、ある程度の周期性をもってい
るかもしくは周期性をもっていなくてもその平均値は0
に近くなっている。図5に示すように被写体が明るい場
合には、測光出力に対するノイズ成分の割合が小さいの
で、輝度値を算出する上では全く問題にならない。
から出力される測光出力値の様子を模擬的に示したもの
であり、クロックパルスに応じて測光出力値が領域毎に
出力されていることを示している。図5において、それ
ぞれの測光領域に同一輝度の被写体が存在するものと
し、測光出力には点線で示したようなノイズ成分が含ま
れているものとする。このノイズ成分は、測光回路など
から発生するものであり、ある程度の周期性をもってい
るかもしくは周期性をもっていなくてもその平均値は0
に近くなっている。図5に示すように被写体が明るい場
合には、測光出力に対するノイズ成分の割合が小さいの
で、輝度値を算出する上では全く問題にならない。
【0024】更に、数1の式に示したように輝度値は2
を底とする対数をとっているので、例えば測光出力が1
024であった場合には、その輝度値から1EV暗い被
写体の測光出力は512となる。従って、測光出力が5
12から1024まで変化しても、輝度値としては1E
Vしか変化していないことになるので、図5に示した程
度のノイズによるゆらぎは、輝度値に変換した時点で問
題にならなくなっている。
を底とする対数をとっているので、例えば測光出力が1
024であった場合には、その輝度値から1EV暗い被
写体の測光出力は512となる。従って、測光出力が5
12から1024まで変化しても、輝度値としては1E
Vしか変化していないことになるので、図5に示した程
度のノイズによるゆらぎは、輝度値に変換した時点で問
題にならなくなっている。
【0025】図6は、図5と同様にそれぞれの測光領域
に同一輝度の被写体が存在する場合であるが、被写体が
低輝度の場合を示したものである。被写体が暗くなって
も、ノイズ成分の大きさは測光回路によって決まってし
まうので、図5と同様に変わらない。この時の様子を図
6(a)に示す。このように、測光出力に占めるノイズ
成分の割合が大きいと、それぞれの測光出力の輝度成分
が等しくてもノイズ成分の影響により、測光出力がばら
ついて測光誤差の原因となる。
に同一輝度の被写体が存在する場合であるが、被写体が
低輝度の場合を示したものである。被写体が暗くなって
も、ノイズ成分の大きさは測光回路によって決まってし
まうので、図5と同様に変わらない。この時の様子を図
6(a)に示す。このように、測光出力に占めるノイズ
成分の割合が大きいと、それぞれの測光出力の輝度成分
が等しくてもノイズ成分の影響により、測光出力がばら
ついて測光誤差の原因となる。
【0026】その上、図5と同様に輝度値が対数をとっ
ているので、図6(a)に示すように測光出力が8の場
合と4の場合とでは、1EVの開きがある。図5の場合
にはデータが512増えて1EVであったものが、図6
の場合にはデータが4増えて1EVになってしまうの
で、ノイズ成分だけでも輝度値に変換すると、相当の誤
差を生じてしまい信頼性に乏しくなってしまう。
ているので、図6(a)に示すように測光出力が8の場
合と4の場合とでは、1EVの開きがある。図5の場合
にはデータが512増えて1EVであったものが、図6
の場合にはデータが4増えて1EVになってしまうの
で、ノイズ成分だけでも輝度値に変換すると、相当の誤
差を生じてしまい信頼性に乏しくなってしまう。
【0027】従来では、ある程度測光出力が小さくなり
ノイズ成分が無視できなくなるところで測光不能として
いたが、すでに説明したようにノイズ成分の平均値をと
ると、その値は相殺されてほとんど0になる。従って、
測光出力を平均すれば、図6(b)のようにノイズ成分
が相殺され、輝度値成分だけを取り出すことが可能とな
り、測光不能とされていた微少な測光出力からも輝度値
を算出することができ、測光を改めてやり直す必要がな
い。
ノイズ成分が無視できなくなるところで測光不能として
いたが、すでに説明したようにノイズ成分の平均値をと
ると、その値は相殺されてほとんど0になる。従って、
測光出力を平均すれば、図6(b)のようにノイズ成分
が相殺され、輝度値成分だけを取り出すことが可能とな
り、測光不能とされていた微少な測光出力からも輝度値
を算出することができ、測光を改めてやり直す必要がな
い。
【0028】この場合、測光値そのものも平均されてし
まうので、平均されたデータはそれらの測光領域の平均
輝度値となる。従って、測光出力が大きい場合には、測
光の領域毎に輝度値を算出し、測光出力が小さい場合に
はグループ化することによってグループ単位の輝度値を
算出するようにすれば、測光領域数を確保しつつ従来で
は測光不可能であった低輝度被写体においても、誤差の
少ない輝度値を得ることができる。
まうので、平均されたデータはそれらの測光領域の平均
輝度値となる。従って、測光出力が大きい場合には、測
光の領域毎に輝度値を算出し、測光出力が小さい場合に
はグループ化することによってグループ単位の輝度値を
算出するようにすれば、測光領域数を確保しつつ従来で
は測光不可能であった低輝度被写体においても、誤差の
少ない輝度値を得ることができる。
【0029】図7は、図3中の蓄積時間設定部18や各
部品20〜29を一つのマイコンで構成した時の、同マ
イコンの動作を示すフローチャートであり、そのフロー
チャートを用いて、動作を説明する。ステップ101に
示す「k」は、フローチャート中における測光回数を示
し、ここでは、図3中の測光カウント部27が「k」を
初期値「1」にセットする。k=1の場合は1回目の測
光を示し、k≠1の場合は2回目以上の測光を示す。
部品20〜29を一つのマイコンで構成した時の、同マ
イコンの動作を示すフローチャートであり、そのフロー
チャートを用いて、動作を説明する。ステップ101に
示す「k」は、フローチャート中における測光回数を示
し、ここでは、図3中の測光カウント部27が「k」を
初期値「1」にセットする。k=1の場合は1回目の測
光を示し、k≠1の場合は2回目以上の測光を示す。
【0030】ステップ102では、測光回数kが「1」
であるか否かを、測光カウント部27が判別し、1回目
であるときは、ステップ103の方に、または2回目以
上であるときは、ステップ109の方に進む。ステップ
103では、測光カウント部27が測光回数kに「0」
を代入し、次のステップ104に進んで、蓄積時間設定
部18が蓄積時間tを「t1」にセットする。この「t
1」は、予め決められた値として、t1=10μSecと
し、測光範囲はEV10〜EV20とする。
であるか否かを、測光カウント部27が判別し、1回目
であるときは、ステップ103の方に、または2回目以
上であるときは、ステップ109の方に進む。ステップ
103では、測光カウント部27が測光回数kに「0」
を代入し、次のステップ104に進んで、蓄積時間設定
部18が蓄積時間tを「t1」にセットする。この「t
1」は、予め決められた値として、t1=10μSecと
し、測光範囲はEV10〜EV20とする。
【0031】ステップ105に進んで、上述の設定部1
8のセットによる蓄積時間t1(=10μSec)の間
に、測光を行い、すなわち受光素子9の出力に応じて、
A/D変換回路20が1画素毎に数値信号(測光出力
値:V(h、v))に変換し、輝度算出部21も、前記
所定の補正値k(h、v)や上述の測光出力値V(h、
v)や蓄積時間t1により数1の式に従って、夫々の輝
度値BV(h,v)を算出する。メモリ部28が、A/
D変換回路20から240個の測光出力値を、さらに輝
度算出部21の算出による240個の輝度値を記憶す
る。
8のセットによる蓄積時間t1(=10μSec)の間
に、測光を行い、すなわち受光素子9の出力に応じて、
A/D変換回路20が1画素毎に数値信号(測光出力
値:V(h、v))に変換し、輝度算出部21も、前記
所定の補正値k(h、v)や上述の測光出力値V(h、
v)や蓄積時間t1により数1の式に従って、夫々の輝
度値BV(h,v)を算出する。メモリ部28が、A/
D変換回路20から240個の測光出力値を、さらに輝
度算出部21の算出による240個の輝度値を記憶す
る。
【0032】ステップ106に進んで、蓄積時間設定部
18が蓄積時間tを「t2」にセットする。この「t
2」は、予め決められた値としてt2=10mSecと
し、測光範囲はEV0〜EV10とする。ステップ10
7に進んで、上述の設定部18による蓄積時間t2の間
に、ステップ105と同様に測光を行い、その測光に並
行してメモリ部28も240個の測光出力値および輝度
値を記憶する。
18が蓄積時間tを「t2」にセットする。この「t
2」は、予め決められた値としてt2=10mSecと
し、測光範囲はEV0〜EV10とする。ステップ10
7に進んで、上述の設定部18による蓄積時間t2の間
に、ステップ105と同様に測光を行い、その測光に並
行してメモリ部28も240個の測光出力値および輝度
値を記憶する。
【0033】ステップ108に進んで、ステップ105
およびステップ107で夫々記憶された上述の測光出力
値を、信号合成部29が取り出して合成し、蓄積時間t
がt1の時の測光範囲はEV10〜EV20であり、ま
た蓄積時間tがt2の時の測光範囲はEV0〜EV10
であるから、これら2回の測光結果を基にして、測光範
囲がEV0からEV20までのダイナミックレンジに対
応して測光出力値を合成する。
およびステップ107で夫々記憶された上述の測光出力
値を、信号合成部29が取り出して合成し、蓄積時間t
がt1の時の測光範囲はEV10〜EV20であり、ま
た蓄積時間tがt2の時の測光範囲はEV0〜EV10
であるから、これら2回の測光結果を基にして、測光範
囲がEV0からEV20までのダイナミックレンジに対
応して測光出力値を合成する。
【0034】具体的に言うと、ステップ105で得られ
た240個の測光出力値を検索し、EV10以下である
領域に対しては、前述の蓄積時間t2における同領域の
測光出力値すなわちステップ107での同領域の測光出
力値を測光結果とし、そうでない領域に対しては、前述
の蓄積時間t1における同領域の測光出力値すなわちス
テップ105での同領域の測光出力値を測光結果とす
る。この時に、蓄積時間の違いによる出力の違いを補正
するために、t1の輝度値に対しては、log(t2/
t1)/log2を加算するものとする。
た240個の測光出力値を検索し、EV10以下である
領域に対しては、前述の蓄積時間t2における同領域の
測光出力値すなわちステップ107での同領域の測光出
力値を測光結果とし、そうでない領域に対しては、前述
の蓄積時間t1における同領域の測光出力値すなわちス
テップ105での同領域の測光出力値を測光結果とす
る。この時に、蓄積時間の違いによる出力の違いを補正
するために、t1の輝度値に対しては、log(t2/
t1)/log2を加算するものとする。
【0035】ステップ102において、測光回数が2回
以上であるときは、ステップ109に進んで、蓄積時間
設定部18が蓄積時間tをメモリ部28から読み出し、
その値を蓄積時間にセットする。ここで、メモリ部28
から読み出される蓄積時間tは、前回の測光値に基づい
て、ステップ114で求められるものであり、tの求め
方についても後述する。
以上であるときは、ステップ109に進んで、蓄積時間
設定部18が蓄積時間tをメモリ部28から読み出し、
その値を蓄積時間にセットする。ここで、メモリ部28
から読み出される蓄積時間tは、前回の測光値に基づい
て、ステップ114で求められるものであり、tの求め
方についても後述する。
【0036】ステップ110に進んで、上記セットの蓄
積時間の間に測光を行い、すなわち、前述と同様に、受
光素子9の出力に応じて、A/D変換回路20が1画素
毎に数値信号(測光出力値:V(h、v))に変換し、
輝度算出部21も、所定の補正値k(h、v)と上述の
測光出力値V(h、v)と蓄積時間t1とにより数1の
式に従って、夫々の輝度値BV(h,v)を算出する。
それと並行に、メモリ部28も240個の測光出力値や
輝度値を記憶する。
積時間の間に測光を行い、すなわち、前述と同様に、受
光素子9の出力に応じて、A/D変換回路20が1画素
毎に数値信号(測光出力値:V(h、v))に変換し、
輝度算出部21も、所定の補正値k(h、v)と上述の
測光出力値V(h、v)と蓄積時間t1とにより数1の
式に従って、夫々の輝度値BV(h,v)を算出する。
それと並行に、メモリ部28も240個の測光出力値や
輝度値を記憶する。
【0037】次のステップ111に進んで、グループ作
成部22が、A/D変換回路20の出力により、各領域
の測光出力値を検索し、低輝度であり且つ測光誤差の大
きいと思われる測光領域をピックアップして、その領域
をグループ化させるようにする。グループ作成の方法に
ついても後述する。ステップ112に進んで、上述のグ
ループ化されたグループの輝度値を、グループ輝度算出
部23が算出し、グループ輝度値の算出方法についても
後述する。
成部22が、A/D変換回路20の出力により、各領域
の測光出力値を検索し、低輝度であり且つ測光誤差の大
きいと思われる測光領域をピックアップして、その領域
をグループ化させるようにする。グループ作成の方法に
ついても後述する。ステップ112に進んで、上述のグ
ループ化されたグループの輝度値を、グループ輝度算出
部23が算出し、グループ輝度値の算出方法についても
後述する。
【0038】ステップ113では、算出された輝度値に
基づいて、露出演算部24が適正の露出値BVans を算
出し、BVans の求め方についても後述する。ステップ
114に進んで、蓄積時間設定部18が、次回の測光時
における蓄積時間tを演算し、その時間tをメモリ部2
8が記憶する。蓄積時間tの演算方法についても後述す
る。
基づいて、露出演算部24が適正の露出値BVans を算
出し、BVans の求め方についても後述する。ステップ
114に進んで、蓄積時間設定部18が、次回の測光時
における蓄積時間tを演算し、その時間tをメモリ部2
8が記憶する。蓄積時間tの演算方法についても後述す
る。
【0039】ステップ115に進んで、不図示のレリー
ズボタンが全押しされたか否かを判定し、未だであると
きは、ステップ102に戻って、前述と同様に測光を行
い、または全押しにすると、次のステップ116に進ん
で、ステップ113で求められた適正の露出値BVans
に基づき、露出制御部25が絞り部材10やシャッター
11を駆動して露出制御を行う。
ズボタンが全押しされたか否かを判定し、未だであると
きは、ステップ102に戻って、前述と同様に測光を行
い、または全押しにすると、次のステップ116に進ん
で、ステップ113で求められた適正の露出値BVans
に基づき、露出制御部25が絞り部材10やシャッター
11を駆動して露出制御を行う。
【0040】図8は、図7中のステップ111に基づい
て、グループ作成部22がグループ化処理を行うための
サブルーチンフローチャートであり、このフローチャー
トを用いて、グループ化処理を説明する。ステップ20
1中の「G(h,v)」は、図4中の左側からh列目お
よび下側からv行目における(h,v)番地の測光領域
を示し、ここでは、全ての測光領域に「0」を代入して
初期化する。「0」は、(h,v)番地の測光領域がグ
ループに属しないことを示す。
て、グループ作成部22がグループ化処理を行うための
サブルーチンフローチャートであり、このフローチャー
トを用いて、グループ化処理を説明する。ステップ20
1中の「G(h,v)」は、図4中の左側からh列目お
よび下側からv行目における(h,v)番地の測光領域
を示し、ここでは、全ての測光領域に「0」を代入して
初期化する。「0」は、(h,v)番地の測光領域がグ
ループに属しないことを示す。
【0041】ステップ202中の「GN(h,v)」
は、(h,v)番地の測光領域がどれかのグループに属
していることを示す整数型の変数であり、ここでは、全
ての測光領域に、「0」を代入して初期化する。「0」
は、どのグルーフにも属しないことを示す。ステップ2
03中の「FLG(i)」は、グループ番号iなるグル
ープが、他のグループに合体したかどうかを示す論理型
の変数であり、その変数に「0」を代入して初期化す
る。「0」は、グループ番号iのグループが他のグルー
プと合体したことを意味し、グループの合体についても
後述する。また、他のグループより独立して存在すると
きは、「1」を代入する。尚、iはグループのカウント
数を表す整数型の変数であり、FLG(i)は、最大で
i=h×v/2個の要素をもつ行列型の変数である。
は、(h,v)番地の測光領域がどれかのグループに属
していることを示す整数型の変数であり、ここでは、全
ての測光領域に、「0」を代入して初期化する。「0」
は、どのグルーフにも属しないことを示す。ステップ2
03中の「FLG(i)」は、グループ番号iなるグル
ープが、他のグループに合体したかどうかを示す論理型
の変数であり、その変数に「0」を代入して初期化す
る。「0」は、グループ番号iのグループが他のグルー
プと合体したことを意味し、グループの合体についても
後述する。また、他のグループより独立して存在すると
きは、「1」を代入する。尚、iはグループのカウント
数を表す整数型の変数であり、FLG(i)は、最大で
i=h×v/2個の要素をもつ行列型の変数である。
【0042】ステップ204に進んで、図4中の左側か
ら1列目および下側から1行目の測光領域を指定して、
「h」に「1」を、更に「v」に「1」をそれぞれ代入
し、その測光領域(1、1)番地のグループ番号iに
「0」を代入して、初期化する。ステップ205では、
A/D変換回路20の出力(測光出力値)により、測光
領域(h,v)番地の測光出力値V(h,v)が所定値
「3」よりも小さいか否かを判別する。所定値「3」よ
りも小さいときは、ノイズのために測光誤差が大きいと
見なして、上記(h,v)番地の測光領域をグループ化
せしめ、次のステップ206に進んで、同領域の変数
「G(h,v)」に「1」を代入する。この「1」は、
上記(h,v)番地の測光領域がグループ化されたこと
を示す。
ら1列目および下側から1行目の測光領域を指定して、
「h」に「1」を、更に「v」に「1」をそれぞれ代入
し、その測光領域(1、1)番地のグループ番号iに
「0」を代入して、初期化する。ステップ205では、
A/D変換回路20の出力(測光出力値)により、測光
領域(h,v)番地の測光出力値V(h,v)が所定値
「3」よりも小さいか否かを判別する。所定値「3」よ
りも小さいときは、ノイズのために測光誤差が大きいと
見なして、上記(h,v)番地の測光領域をグループ化
せしめ、次のステップ206に進んで、同領域の変数
「G(h,v)」に「1」を代入する。この「1」は、
上記(h,v)番地の測光領域がグループ化されたこと
を示す。
【0043】また、同領域の測光出力値V(h,v)が
所定値「3」を越えたときは、その測光領域がグループ
化されず、グループの属性「G(h,v)=0」を保っ
て、ステップ205よりステップ214の方に進む。上
述のステップ206において「1」を代入したら、次の
ステップ207に進んで、上記(h、v)番地の測光領
域が、図4中の下側から1行目であるか否かを判別す
る。そうであるときは、ステップ208に進み、そうで
ないときは、ステップ211に進む。
所定値「3」を越えたときは、その測光領域がグループ
化されず、グループの属性「G(h,v)=0」を保っ
て、ステップ205よりステップ214の方に進む。上
述のステップ206において「1」を代入したら、次の
ステップ207に進んで、上記(h、v)番地の測光領
域が、図4中の下側から1行目であるか否かを判別す
る。そうであるときは、ステップ208に進み、そうで
ないときは、ステップ211に進む。
【0044】ステップ208では、同領域が、図4中の
左側から1列目であるか否かを判別し、そうであるとき
は、ステップ209に進み、そうでないときは、ステッ
プ210に進む。ステップ209では、(1、1)番地
の測光領域におけるグループが最初のグループであるの
で、後述のグループ更新処理を実行し、その後は、ステ
ップ214に進む。
左側から1列目であるか否かを判別し、そうであるとき
は、ステップ209に進み、そうでないときは、ステッ
プ210に進む。ステップ209では、(1、1)番地
の測光領域におけるグループが最初のグループであるの
で、後述のグループ更新処理を実行し、その後は、ステ
ップ214に進む。
【0045】ステップ210では、図4中の下側から1
行目であるが、左側から1列目でない(h>1、1)番
地の測光領域に対して、後述のグループ判別1を実行す
る。その判別1が済んだら、ステップ214に進む。ス
テップ211では、前記(h,v)番地の測光領域が、
図4中の左側から1列目であるか否かを判別し、そうで
あるときは、ステップ212に進み、そうでないとき
は、ステップ213に進む。
行目であるが、左側から1列目でない(h>1、1)番
地の測光領域に対して、後述のグループ判別1を実行す
る。その判別1が済んだら、ステップ214に進む。ス
テップ211では、前記(h,v)番地の測光領域が、
図4中の左側から1列目であるか否かを判別し、そうで
あるときは、ステップ212に進み、そうでないとき
は、ステップ213に進む。
【0046】ステップ212では、図4中の左側から1
列目であるが、下側から1行目でない(1、v>1)番
地の測光領域に対して、後述のグループ判別2を実行す
る。その判別2が済んだら、ステップ214に進む。ス
テップ213では、図4中の左側から2列目以降で且つ
下側から2行目以降である(h>1、v>1)番地の測
光領域に対して、後述のグループ判別3を実行する。そ
の判別3の後も、ステップ214に進む。
列目であるが、下側から1行目でない(1、v>1)番
地の測光領域に対して、後述のグループ判別2を実行す
る。その判別2が済んだら、ステップ214に進む。ス
テップ213では、図4中の左側から2列目以降で且つ
下側から2行目以降である(h>1、v>1)番地の測
光領域に対して、後述のグループ判別3を実行する。そ
の判別3の後も、ステップ214に進む。
【0047】ステップ214では、前記(h,v)番地
の測光領域が、左側から20列目であるか否かを判定
し、そうであるときは、ステップ215に進み、そうで
ないときはステップ216に進む。ステップ215で
は、上述のh列目に、「1」を加算して、ステップ20
5に戻り、その後は、1つ右隣の測光領域に対して、前
述と同様にグループ化要否の処理を実行する。
の測光領域が、左側から20列目であるか否かを判定
し、そうであるときは、ステップ215に進み、そうで
ないときはステップ216に進む。ステップ215で
は、上述のh列目に、「1」を加算して、ステップ20
5に戻り、その後は、1つ右隣の測光領域に対して、前
述と同様にグループ化要否の処理を実行する。
【0048】上述のステップ214において、例えば、
測光領域が下側からv行目および左側から10列目であ
るときは、ステップ215により、左側から11列目の
領域に移行して、ステップ205に戻り、下側からV行
目および左側から11列目の領域に対して、前述のステ
ップ205以降と同様に、グループ化の要否処理を実行
する。
測光領域が下側からv行目および左側から10列目であ
るときは、ステップ215により、左側から11列目の
領域に移行して、ステップ205に戻り、下側からV行
目および左側から11列目の領域に対して、前述のステ
ップ205以降と同様に、グループ化の要否処理を実行
する。
【0049】ステップ216では、前記(h,v)番地
の測光領域が、下側から12行目であるか否かを判定
し、そうでないときは、ステップ217に進んで、上述
のV行目(v<12)に、「1」を加算し、その後は、
左側から1列目および下側から上述の加算されたv+1
行目の領域に対して、前述のステップ205以降と同様
に、グループ化の要否処理を実行する。
の測光領域が、下側から12行目であるか否かを判定
し、そうでないときは、ステップ217に進んで、上述
のV行目(v<12)に、「1」を加算し、その後は、
左側から1列目および下側から上述の加算されたv+1
行目の領域に対して、前述のステップ205以降と同様
に、グループ化の要否処理を実行する。
【0050】また、ステップ216において、対象の領
域が下側から12行目であるときは、図4中の全ての測
光領域に対して、グループ化の要否チェックが完了した
ことを示し、この時は、図7のフロチャートにリターン
して、同図中のステップ112に進む。図9は、図8中
のステップ209に基づいて、図3中のグループ作成部
22がグループ更新の処理を行うためのサブルーチンフ
ローチャートであり、このフローチャートを用いて更新
の処理を説明する。
域が下側から12行目であるときは、図4中の全ての測
光領域に対して、グループ化の要否チェックが完了した
ことを示し、この時は、図7のフロチャートにリターン
して、同図中のステップ112に進む。図9は、図8中
のステップ209に基づいて、図3中のグループ作成部
22がグループ更新の処理を行うためのサブルーチンフ
ローチャートであり、このフローチャートを用いて更新
の処理を説明する。
【0051】ステップ301では、グループのカウント
数を示す整数型の変数「i」に1を加え、次のステップ
302に進んで、グループ合体の成否を示す変数「FL
G(i)」に「1」をセットする。さらにステップ30
3に進んで、現在の測光領域のグループ名を示す変数
「GN(h,v)」に、グループ番号「1」を代入す
る。その後は、図8中のステップ214にリターンし
て、前述と同様に作動する。
数を示す整数型の変数「i」に1を加え、次のステップ
302に進んで、グループ合体の成否を示す変数「FL
G(i)」に「1」をセットする。さらにステップ30
3に進んで、現在の測光領域のグループ名を示す変数
「GN(h,v)」に、グループ番号「1」を代入す
る。その後は、図8中のステップ214にリターンし
て、前述と同様に作動する。
【0052】図10は、図8中のステップ210に基づ
いて、前述のグループ作成部22がグループ判別1の処
理を行うためのサブルーチンフローチャートであり、前
述したように、下側から1行目であり且つ左側から2列
目以降の測光領域(h>1、1)に対して、グループ判
別1を行うための処理を実行する。そのフローチャート
に基づいて、グループ判別1の処理を説明する。
いて、前述のグループ作成部22がグループ判別1の処
理を行うためのサブルーチンフローチャートであり、前
述したように、下側から1行目であり且つ左側から2列
目以降の測光領域(h>1、1)に対して、グループ判
別1を行うための処理を実行する。そのフローチャート
に基づいて、グループ判別1の処理を説明する。
【0053】ステップ401では、当該測光領域の1つ
左隣の測光領域がグループに属しているかどうか、すな
わちG(h−1,v)=1であるか否かを検知する。前
回のグループ化要否のチェックで、図8中のステップ2
06により、(h−1,v)番地の測光領域がグループ
化されていたときは、ステップ403に進み、またはグ
ループ化されていないときは、ステップ402に進む。
左隣の測光領域がグループに属しているかどうか、すな
わちG(h−1,v)=1であるか否かを検知する。前
回のグループ化要否のチェックで、図8中のステップ2
06により、(h−1,v)番地の測光領域がグループ
化されていたときは、ステップ403に進み、またはグ
ループ化されていないときは、ステップ402に進む。
【0054】ステップ402では、(h,v)番地の測
光領域すなわち上述の当該測光領域に対して、図9のフ
ローチャートと同様にグループ更新の処理を実行し、ス
テップ403では、上述のグループ化された(h−1,
v)番地の測光領域と、その右隣の(h,v)番地の測
光領域とが隣接同士であるから、その隣接同士の領域に
対して、数2の式により、夫々のグループ番号を等しく
させるようにする。その後は、図8中のステップ214
に進んで、前述と同様に作動する。
光領域すなわち上述の当該測光領域に対して、図9のフ
ローチャートと同様にグループ更新の処理を実行し、ス
テップ403では、上述のグループ化された(h−1,
v)番地の測光領域と、その右隣の(h,v)番地の測
光領域とが隣接同士であるから、その隣接同士の領域に
対して、数2の式により、夫々のグループ番号を等しく
させるようにする。その後は、図8中のステップ214
に進んで、前述と同様に作動する。
【0055】
【数2】
【0056】図11は、図8中のステップ212に基づ
いて、前述のグループ作成部22がグループ判別2の処
理を行うためのサブルーチンフローチャートであり、前
述したように、下側から2行目以降であり且つ左側から
1列目の測光領域(1、v>1)に対して、グループ判
別2を行うための処理を実行する。そのフローチャート
に基づいて、グループ判別2の処理を説明する。
いて、前述のグループ作成部22がグループ判別2の処
理を行うためのサブルーチンフローチャートであり、前
述したように、下側から2行目以降であり且つ左側から
1列目の測光領域(1、v>1)に対して、グループ判
別2を行うための処理を実行する。そのフローチャート
に基づいて、グループ判別2の処理を説明する。
【0057】ステップ501では、当該測光領域の1つ
下の測光領域がグループに属しているかどうか、すなわ
ちG(h,v−1)=1であるか否かを検知する。前回
のグループ化要否のチェックで、図8中のステップ20
6により、(h,v−1)番地の測光領域がグループ化
されていたときは、ステップ503に進み、またはグル
ープ化されていないときは、ステップ502に進む。
下の測光領域がグループに属しているかどうか、すなわ
ちG(h,v−1)=1であるか否かを検知する。前回
のグループ化要否のチェックで、図8中のステップ20
6により、(h,v−1)番地の測光領域がグループ化
されていたときは、ステップ503に進み、またはグル
ープ化されていないときは、ステップ502に進む。
【0058】ステップ502では、(h,v)番地の測
光領域すなわち上述の当該測光領域に対して、図9のフ
ローチャートと同様にグループ更新の処理を実行し、ス
テップ503では、上述のグループ化された(h,v−
1)番地の測光領域と、その一つ上の(h,v)番地の
測光領域とが隣接同士であるから、その隣接同士の領域
に対して、数3の式により、夫々のグループ番号を等し
くさせるようにする。その後は、図8中のステップ21
4に進んで、前述と同様に作動する。
光領域すなわち上述の当該測光領域に対して、図9のフ
ローチャートと同様にグループ更新の処理を実行し、ス
テップ503では、上述のグループ化された(h,v−
1)番地の測光領域と、その一つ上の(h,v)番地の
測光領域とが隣接同士であるから、その隣接同士の領域
に対して、数3の式により、夫々のグループ番号を等し
くさせるようにする。その後は、図8中のステップ21
4に進んで、前述と同様に作動する。
【0059】
【数3】
【0060】図12は、図8中のステップ213に基づ
いて、前述のグループ作成部22がグループ判別3の処
理を行うためのサブルーチンフローチャートであり、前
述したように、下側から2行目以降であり且つ左側から
2列目以降の測光領域(h>1、v>1)に対して、グ
ループ判別3を行うための処理を実行する。そのフロー
チャートに基づいて、グループ判別3の処理を説明す
る。
いて、前述のグループ作成部22がグループ判別3の処
理を行うためのサブルーチンフローチャートであり、前
述したように、下側から2行目以降であり且つ左側から
2列目以降の測光領域(h>1、v>1)に対して、グ
ループ判別3を行うための処理を実行する。そのフロー
チャートに基づいて、グループ判別3の処理を説明す
る。
【0061】ステップ601では、当該測光領域の左隣
の測光領域がグループに属しているかどうか、すなわち
G(h−1,v)=1であるかどうかを判定し、属しな
いときは、ステップ602へ進み、属するときはステッ
プ605へ進む。ステップ602では、1つ下の測光領
域がグループに属しているかどうか、すなわちG(h,
v−1)=1であるかどうかを判定し、属しないとき
は、ステップ603へ進み、属するときはステップ60
4へ進む。
の測光領域がグループに属しているかどうか、すなわち
G(h−1,v)=1であるかどうかを判定し、属しな
いときは、ステップ602へ進み、属するときはステッ
プ605へ進む。ステップ602では、1つ下の測光領
域がグループに属しているかどうか、すなわちG(h,
v−1)=1であるかどうかを判定し、属しないとき
は、ステップ603へ進み、属するときはステップ60
4へ進む。
【0062】ステップ603では、上述のステップ60
1およびステップ602の条件が否定されたことによ
り、左隣および一つ下の測光領域がグループに属しない
ことを示し、このときは、前述の当該測光領域に対し
て、図9のフローチャートと同様にグループ更新の処理
を実行する。その後は、図8中のステップ214に進ん
で、前述と同様に作動する。
1およびステップ602の条件が否定されたことによ
り、左隣および一つ下の測光領域がグループに属しない
ことを示し、このときは、前述の当該測光領域に対し
て、図9のフローチャートと同様にグループ更新の処理
を実行する。その後は、図8中のステップ214に進ん
で、前述と同様に作動する。
【0063】ステップ604では、ステップ601が否
定され且つステップ602が肯定されたことにより、1
つ左隣の測光領域はグループに属していないが、1つ下
の測光領域がグループに属していることを示し、このと
きは、(h,v)番地の測光領域と、一つ下の(h,v
−1)番地の測光領域とが隣接同士であるから、その隣
接同士に対して、数3の式により夫々のグループ番号を
等しくさせるようにする。その後は、図8中のステップ
214に進んで、前述と同様に作動する。
定され且つステップ602が肯定されたことにより、1
つ左隣の測光領域はグループに属していないが、1つ下
の測光領域がグループに属していることを示し、このと
きは、(h,v)番地の測光領域と、一つ下の(h,v
−1)番地の測光領域とが隣接同士であるから、その隣
接同士に対して、数3の式により夫々のグループ番号を
等しくさせるようにする。その後は、図8中のステップ
214に進んで、前述と同様に作動する。
【0064】ステップ605では、ステップ602と同
様に、1つ下の測光領域がグループに属しているかどう
か、つまりG(h,v−1)=1であるかどうかを判定
し、属しないときはステップ606に進み、属するとき
はステップ607に進む。ステップ606では、ステッ
プ601が肯定され且つステップ605が否定されたこ
とにより、1つ下の測光領域はグループに属していない
が、左隣の測光領域がグループに属していることを示
し、このときは、(h,v)番地の測光領域と、左隣の
(h−1,1)番地の測光領域とが隣接同士であるか
ら、その隣接同士の領域に対して、数2の式により夫々
のグループ番号を等しくさせるようにする。その後は図
8中のステップ214に進んで、前述と同様に作動す
る。
様に、1つ下の測光領域がグループに属しているかどう
か、つまりG(h,v−1)=1であるかどうかを判定
し、属しないときはステップ606に進み、属するとき
はステップ607に進む。ステップ606では、ステッ
プ601が肯定され且つステップ605が否定されたこ
とにより、1つ下の測光領域はグループに属していない
が、左隣の測光領域がグループに属していることを示
し、このときは、(h,v)番地の測光領域と、左隣の
(h−1,1)番地の測光領域とが隣接同士であるか
ら、その隣接同士の領域に対して、数2の式により夫々
のグループ番号を等しくさせるようにする。その後は図
8中のステップ214に進んで、前述と同様に作動す
る。
【0065】上述のステップ605が肯定されると、ス
テップ601の肯定とにより、左隣および一つ下の測光
領域がグループに属していることを示し、このときは、
ステップ607に進んで、左隣の測光領域の属するグル
ープ番号を、数2の式により(h、v)番地の測光領域
のグループ番号と等しくさせるようにする。次のステッ
プ608に進んで、左隣の測光領域と、一つ下の測光領
域との夫々のグループ番号が等しいかどうか、すなわち
数4の式が成立しているかどうかを判定する。
テップ601の肯定とにより、左隣および一つ下の測光
領域がグループに属していることを示し、このときは、
ステップ607に進んで、左隣の測光領域の属するグル
ープ番号を、数2の式により(h、v)番地の測光領域
のグループ番号と等しくさせるようにする。次のステッ
プ608に進んで、左隣の測光領域と、一つ下の測光領
域との夫々のグループ番号が等しいかどうか、すなわち
数4の式が成立しているかどうかを判定する。
【0066】
【数4】
【0067】この判定処理を行う理由について、図14
を用いて具体的に説明する。今、例えば被写界中に略コ
字状の被写体が存在し、図14に示すように斜線部分の
測光領域がグループに属していた場合を考える。本実施
例では、h=1,v=1の領域から右に向かってスキャ
ンしていくので、h=5,v=4の領域に達したとき
に、まずグループに属するものと判断されて新しいグル
ープ番号が付与され、次にh=9,v=4の領域に達し
たときに、別のグループに属するものと判断されて別の
グループ番号が付与される。
を用いて具体的に説明する。今、例えば被写界中に略コ
字状の被写体が存在し、図14に示すように斜線部分の
測光領域がグループに属していた場合を考える。本実施
例では、h=1,v=1の領域から右に向かってスキャ
ンしていくので、h=5,v=4の領域に達したとき
に、まずグループに属するものと判断されて新しいグル
ープ番号が付与され、次にh=9,v=4の領域に達し
たときに、別のグループに属するものと判断されて別の
グループ番号が付与される。
【0068】すなわち、h=5,v=4の被写体とh=
9,v=4の被写体とは上部でつながっており実は同一
の被写体(同一のグループとされるもの)であるが、h
=9,v=9の領域へ達して始めて判明することであ
り、それまでは異なるグループとしてカウントされてい
る。従って、h=9,v=9に達して、そのことが判明
した(数4の式が否定される)時点でグループを合体さ
せ、グループ番号を補正する必要が生じる。
9,v=4の被写体とは上部でつながっており実は同一
の被写体(同一のグループとされるもの)であるが、h
=9,v=9の領域へ達して始めて判明することであ
り、それまでは異なるグループとしてカウントされてい
る。従って、h=9,v=9に達して、そのことが判明
した(数4の式が否定される)時点でグループを合体さ
せ、グループ番号を補正する必要が生じる。
【0069】数4の式が成立していたときは、グループ
番号を補正する必要がないので、ステップ608より、
グループ判別の処理を終了して図8中のステップ214
へ進み、または、数4の式が成立していないときは、ス
テップ608よりステップ609に進んで、グループ合
体の処理を行い、その処理によりグループの数が減少さ
れて、消滅する領域のグループ番号を、数5の式に従っ
て、変数DELに代入する。
番号を補正する必要がないので、ステップ608より、
グループ判別の処理を終了して図8中のステップ214
へ進み、または、数4の式が成立していないときは、ス
テップ608よりステップ609に進んで、グループ合
体の処理を行い、その処理によりグループの数が減少さ
れて、消滅する領域のグループ番号を、数5の式に従っ
て、変数DELに代入する。
【0070】
【数5】
【0071】ステップ610に進んで、グループ番号補
正の処理を行い、すなわち、領域(h,v−1)のグル
ープ番号GN(h,n−1)と同一のグループ番号をも
つ領域(x,y)のグループ番号GN(x,y)とを、
いままでスキャンしてきた領域を遡って全てGN(h,
v)と同一のグループ番号に書き換えるようにする。こ
の書換えの処理の後は、ステップ611に進んで、グル
ープ番号DELのグループが消滅したことを示す変数F
LG(DEL)に、「0」を代入し、この時の式を数6
に示す。
正の処理を行い、すなわち、領域(h,v−1)のグル
ープ番号GN(h,n−1)と同一のグループ番号をも
つ領域(x,y)のグループ番号GN(x,y)とを、
いままでスキャンしてきた領域を遡って全てGN(h,
v)と同一のグループ番号に書き換えるようにする。こ
の書換えの処理の後は、ステップ611に進んで、グル
ープ番号DELのグループが消滅したことを示す変数F
LG(DEL)に、「0」を代入し、この時の式を数6
に示す。
【0072】
【数6】
【0073】ステップ611の後は、図8中のステップ
214に進んで、前述と同様に作動する。図13は、図
7中のステップ112に基づいて、図3中のグループ輝
度算出部23がグループ単位の輝度値を算出するための
処理を示すフローチャートであり、そのフローチャート
に基づいて説明する。
214に進んで、前述と同様に作動する。図13は、図
7中のステップ112に基づいて、図3中のグループ輝
度算出部23がグループ単位の輝度値を算出するための
処理を示すフローチャートであり、そのフローチャート
に基づいて説明する。
【0074】ステップ701では、有効グループ数を表
す変数grに「0」をセットし、次のステップ702に
進んで、グループのカウント数iが0より大であるか否
かを判定する。i=0の場合は、グループが存在しない
ために、そのまま処理を終了して、図7中のステップ1
13に進み、または、グループが存在しているときは、
ステップ702よりステップ703に進んで、「j」に
「1」をセットする。
す変数grに「0」をセットし、次のステップ702に
進んで、グループのカウント数iが0より大であるか否
かを判定する。i=0の場合は、グループが存在しない
ために、そのまま処理を終了して、図7中のステップ1
13に進み、または、グループが存在しているときは、
ステップ702よりステップ703に進んで、「j」に
「1」をセットする。
【0075】ステップ704では、グループ有効フラグ
FLG(j)が「1」であるか否かを判定し、そうであ
るときは、ステップ705に進み、またそうでないとき
は、ステップ709の方に飛ばして、上述のフラグFL
G(j)がグループカウント数iと等しいか否かを判定
する。ステップ705では、グループjに属している領
域数GNOをカウントし、これは、各領域(x,y)に
ついてGN(x,y)=jである領域数をカウントすれ
ば良い。次のステップ706に進んで、上述の領域数G
NOが「2」よりも多いか否かを判定する。GNOが2
以下の場合には、グループ内の領域数が少ないので平均
化による効果が少なく、かつ被写体としても小さいので
あまり被写体としては重要でないと考えられるために、
グループ化を無効とせしめ、その後は、ステップ709
に飛ばして作動する。
FLG(j)が「1」であるか否かを判定し、そうであ
るときは、ステップ705に進み、またそうでないとき
は、ステップ709の方に飛ばして、上述のフラグFL
G(j)がグループカウント数iと等しいか否かを判定
する。ステップ705では、グループjに属している領
域数GNOをカウントし、これは、各領域(x,y)に
ついてGN(x,y)=jである領域数をカウントすれ
ば良い。次のステップ706に進んで、上述の領域数G
NOが「2」よりも多いか否かを判定する。GNOが2
以下の場合には、グループ内の領域数が少ないので平均
化による効果が少なく、かつ被写体としても小さいので
あまり被写体としては重要でないと考えられるために、
グループ化を無効とせしめ、その後は、ステップ709
に飛ばして作動する。
【0076】また、上述の領域数GNOが「2」よりも
多いときは、ステップ706より次のステップ707に
進んで、有効グループ数「gr」に1を加え、さらにス
テップ708に進んで、グループjの平均輝度値BVG
(j)を算出する。算出の方法は、そのグループに属し
ている測光領域の測光出力値V(h,v)の平均値Vav
e 及び補正値k(x,y)の平均値kave を、数1の式
のV(h,v)及びk(h,v)の夫々に代入すれば良
い。この時、Vave 及びkave の求め方として、数7の
式、数8の式のように単に平均をとっても良いが、数9
の式のように補正値k(x,y)の値が小さい領域に重
みをつけて平均すると、補正値の小さい領域の方が、測
光値としての信頼性が高い分だけ正確な輝度値が得られ
る。
多いときは、ステップ706より次のステップ707に
進んで、有効グループ数「gr」に1を加え、さらにス
テップ708に進んで、グループjの平均輝度値BVG
(j)を算出する。算出の方法は、そのグループに属し
ている測光領域の測光出力値V(h,v)の平均値Vav
e 及び補正値k(x,y)の平均値kave を、数1の式
のV(h,v)及びk(h,v)の夫々に代入すれば良
い。この時、Vave 及びkave の求め方として、数7の
式、数8の式のように単に平均をとっても良いが、数9
の式のように補正値k(x,y)の値が小さい領域に重
みをつけて平均すると、補正値の小さい領域の方が、測
光値としての信頼性が高い分だけ正確な輝度値が得られ
る。
【0077】
【数7】
【0078】
【数8】
【0079】
【数9】
【0080】平均測光値として数9の式を適用する場合
には、補正値kもVave の重み付けに応じて数10の式
のように重み付け平均する。
には、補正値kもVave の重み付けに応じて数10の式
のように重み付け平均する。
【0081】
【数10】
【0082】ここで、記号Σは、そのグループに属する
要素を全て加算することを示しており、Gnum はそのグ
ループに属している領域数を示している。また、kmax
は、そのグループに属する領域中の補正値k(x,y)
の最大値を示している。その補正値kとして、グループ
化された領域全体についての最適値を新たに計算する
と、より一層正確な輝度値が得られる。また、マイコン
のメモリや計算能力に余裕がない場合には、いくつかの
グループ化のパターンをあらかじめ定めてそのグループ
に対する補正値kの最適値を記憶しておき、それらのグ
ループの中から最も近そうなグループの値を参照するよ
うにしても良い。
要素を全て加算することを示しており、Gnum はそのグ
ループに属している領域数を示している。また、kmax
は、そのグループに属する領域中の補正値k(x,y)
の最大値を示している。その補正値kとして、グループ
化された領域全体についての最適値を新たに計算する
と、より一層正確な輝度値が得られる。また、マイコン
のメモリや計算能力に余裕がない場合には、いくつかの
グループ化のパターンをあらかじめ定めてそのグループ
に対する補正値kの最適値を記憶しておき、それらのグ
ループの中から最も近そうなグループの値を参照するよ
うにしても良い。
【0083】ステップ708に示すグループjの平均輝
度値BVG(j)を算出したら、次のステップ709に
進んで、「j=i」であるか否かを判定する。そうでな
いときは、ステップ710へ進んで、「j」に「1」を
加えて、ステップ704の処理に戻り、または「j=
i」であるときは、図13のフローチャートによる輝度
値の算出を終えて、図7中のステップ113へ進む。
度値BVG(j)を算出したら、次のステップ709に
進んで、「j=i」であるか否かを判定する。そうでな
いときは、ステップ710へ進んで、「j」に「1」を
加えて、ステップ704の処理に戻り、または「j=
i」であるときは、図13のフローチャートによる輝度
値の算出を終えて、図7中のステップ113へ進む。
【0084】図15は、図7中のステップ113に基づ
いて、図3中の露出演算部23が露出演算を行うための
処理を示すサブルーチンフローチャートであり、そのフ
ローチャートを用いて演算処理を説明する。ステップ8
01では、輝度算出部21の出力を受けて240個の輝
度値のうち、輝度値が16.3EVを超えるものに対し
て、そのデータを16.3EVに置換するようにし、こ
れは、被写体の中に太陽などの16.3EVを超える超
高輝度の物体が含まれていた時に、それらの影響を強く
受けてしまうので、影響を最小限に抑えるためである。
いて、図3中の露出演算部23が露出演算を行うための
処理を示すサブルーチンフローチャートであり、そのフ
ローチャートを用いて演算処理を説明する。ステップ8
01では、輝度算出部21の出力を受けて240個の輝
度値のうち、輝度値が16.3EVを超えるものに対し
て、そのデータを16.3EVに置換するようにし、こ
れは、被写体の中に太陽などの16.3EVを超える超
高輝度の物体が含まれていた時に、それらの影響を強く
受けてしまうので、影響を最小限に抑えるためである。
【0085】ステップ802に進んで、240個の夫々
の輝度値が16.3EV以上であったか否かを判定し、
そうであるときは、ステップ803の方に進んで、適正
の露出値として、数11の式に示すように、「16.
3」の値を検出する。
の輝度値が16.3EV以上であったか否かを判定し、
そうであるときは、ステップ803の方に進んで、適正
の露出値として、数11の式に示すように、「16.
3」の値を検出する。
【0086】
【数11】
【0087】また、上述のステップ802で、否定され
たときは、前記夫々の少なくとも一つの輝度値が16.
3EVよりも小さいことを示し、ステップ804の方に
進んで、輝度算出部21およびグループ算出部23の出
力により、BVmax 、BVmin 、BVh 、BVl 、BV
m 、BVcwのそれぞれを算出する。これら変数の求め方
は以下の通りである。
たときは、前記夫々の少なくとも一つの輝度値が16.
3EVよりも小さいことを示し、ステップ804の方に
進んで、輝度算出部21およびグループ算出部23の出
力により、BVmax 、BVmin 、BVh 、BVl 、BV
m 、BVcwのそれぞれを算出する。これら変数の求め方
は以下の通りである。
【0088】BVmax は、240個の輝度値のうち、最
高輝度を与えるものであり、16.3を超えることはな
い。BVmin は、240個の輝度値のうち、最低輝度を
与えるものであり、BVh は、高輝度側から24領域の
輝度値の平均値である。BVl は、低輝度側から24領
域の輝度値の平均値であるが、gr≠0、すなわちグル
ープが作成されたときは、グループを構成する領域も含
めて領域数が24を超えたところでの輝度値の平均値と
する。
高輝度を与えるものであり、16.3を超えることはな
い。BVmin は、240個の輝度値のうち、最低輝度を
与えるものであり、BVh は、高輝度側から24領域の
輝度値の平均値である。BVl は、低輝度側から24領
域の輝度値の平均値であるが、gr≠0、すなわちグル
ープが作成されたときは、グループを構成する領域も含
めて領域数が24を超えたところでの輝度値の平均値と
する。
【0089】さらに、BVm は、240個の輝度値の全
ての平均値であり、BVcwは、測光領域BV(m,n)
中の、8≦m≦13かつ4≦n≦9の36領域の輝度値
の平均値である。上述の如くBVh 及びBVl を求める
際に、24領域の平均値をとったが、24領域に限った
ものではなく、これよりも多くても少なくてもかまわな
い。また、BVcwに付いても同様に36領域の平均値に
限ったものではなく、被写界の中央付近の出力であれば
良い。
ての平均値であり、BVcwは、測光領域BV(m,n)
中の、8≦m≦13かつ4≦n≦9の36領域の輝度値
の平均値である。上述の如くBVh 及びBVl を求める
際に、24領域の平均値をとったが、24領域に限った
ものではなく、これよりも多くても少なくてもかまわな
い。また、BVcwに付いても同様に36領域の平均値に
限ったものではなく、被写界の中央付近の出力であれば
良い。
【0090】ステップ804における全ての計算が完了
したら、ステップ805に進んで、「BVmax −BVmi
n <2」が成立しているかどうかを判定する。成立して
いるときは、最大輝度値と最小輝度値との差が小さいた
めに、極めてフラットなシーンであると見なし、どの領
域の測光値を選択してもほとんど変わらないので、ステ
ップ806に進んで、数12の式により、適正の露出値
BVans として信頼性の高い中央領域の測光値を算出す
る。その後は、図7中のフローチャートにリターンして
ステップ114に進む。
したら、ステップ805に進んで、「BVmax −BVmi
n <2」が成立しているかどうかを判定する。成立して
いるときは、最大輝度値と最小輝度値との差が小さいた
めに、極めてフラットなシーンであると見なし、どの領
域の測光値を選択してもほとんど変わらないので、ステ
ップ806に進んで、数12の式により、適正の露出値
BVans として信頼性の高い中央領域の測光値を算出す
る。その後は、図7中のフローチャートにリターンして
ステップ114に進む。
【0091】
【数12】
【0092】また、上述の「BVmax −BVmin <2」
が成立していないときは、ステップ807に進んで、
「BVh −BVl <2」が成立しているかどうかを判定
する。成立しているときは、高輝度領域と低輝度領域と
の差が小さいために、ほぼフラットなシーンであると見
なし、ステップ808に進んで、数13の式により、適
正の露出値を算出する。その後は、図7中のフローチャ
ートにリターンしてステップ114に進む。
が成立していないときは、ステップ807に進んで、
「BVh −BVl <2」が成立しているかどうかを判定
する。成立しているときは、高輝度領域と低輝度領域と
の差が小さいために、ほぼフラットなシーンであると見
なし、ステップ808に進んで、数13の式により、適
正の露出値を算出する。その後は、図7中のフローチャ
ートにリターンしてステップ114に進む。
【0093】
【数13】
【0094】上述の「BVh −BVl <2」が成立して
いないときは、ステップ809に進んで、「BVm −B
Vcw>2」が成立しているかどうかを判別する。成立し
ているときは、平均輝度値に比べて中央の輝度値が小さ
く、中央部が周辺よりも暗いために、逆光であると見な
すことができる。この時は、ステップ810に進んで、
数式14により、適正の露出値を算出する。その後は、
図7中のフローチャートにリターンしてステップ114
に進む。
いないときは、ステップ809に進んで、「BVm −B
Vcw>2」が成立しているかどうかを判別する。成立し
ているときは、平均輝度値に比べて中央の輝度値が小さ
く、中央部が周辺よりも暗いために、逆光であると見な
すことができる。この時は、ステップ810に進んで、
数式14により、適正の露出値を算出する。その後は、
図7中のフローチャートにリターンしてステップ114
に進む。
【0095】
【数14】
【0096】上述の「BVm −BVcw>2」が成立して
いないときは、ステップ811に進んで、「BVcw−B
Vm >2」が成立しているかどうかを判別する。成立し
ているときは、平均輝度値に対して中央部の輝度値が大
きく、中央部が周辺よりも明るいために、スポットライ
トを浴びているようなシーンであると見なすことができ
る。この時は、ステップ812に進んで、数15の式に
より、適正の露出値を算出する。そのあとは、図7中の
フローチャートにリターンしてステップ114に進む。
いないときは、ステップ811に進んで、「BVcw−B
Vm >2」が成立しているかどうかを判別する。成立し
ているときは、平均輝度値に対して中央部の輝度値が大
きく、中央部が周辺よりも明るいために、スポットライ
トを浴びているようなシーンであると見なすことができ
る。この時は、ステップ812に進んで、数15の式に
より、適正の露出値を算出する。そのあとは、図7中の
フローチャートにリターンしてステップ114に進む。
【0097】
【数15】
【0098】前述の「BVcw−BVm >2」が成立して
いないときは、ステップ813に進んで、「BVh −B
Vm <0.5」が成立しているかどうかを判別する。成
立しているときは、高輝度領域と平均輝度値との差が小
さいために、画面内に小さな暗い被写体が存在するシー
ンであると見なすことができ、このときは、ステップ8
14に進んで、数16の式により、適正の露出値を算出
する。その後は、図7中のフローチャートにリターンし
てステップ114に進む。
いないときは、ステップ813に進んで、「BVh −B
Vm <0.5」が成立しているかどうかを判別する。成
立しているときは、高輝度領域と平均輝度値との差が小
さいために、画面内に小さな暗い被写体が存在するシー
ンであると見なすことができ、このときは、ステップ8
14に進んで、数16の式により、適正の露出値を算出
する。その後は、図7中のフローチャートにリターンし
てステップ114に進む。
【0099】
【数16】
【0100】上述の「BVh −BVm <0.5」が成立
していないときは、ステップ815に進んで、「BVm
−BVl <0.5」が成立しているかどうかを判別す
る。成立しているときは、低輝度領域と平均輝度値との
差が小さいために、画面内に小さな明るい被写体が存在
するシーンであると見なし、このときは、ステップ81
6に進んで、数17の式により、適正の露出値を算出す
る。その後は、図7中のフローチャートにリターンして
ステップ114に進む。
していないときは、ステップ815に進んで、「BVm
−BVl <0.5」が成立しているかどうかを判別す
る。成立しているときは、低輝度領域と平均輝度値との
差が小さいために、画面内に小さな明るい被写体が存在
するシーンであると見なし、このときは、ステップ81
6に進んで、数17の式により、適正の露出値を算出す
る。その後は、図7中のフローチャートにリターンして
ステップ114に進む。
【0101】
【数17】
【0102】上述の「BVm −BVl <0.5」が成立
していないときは、ステップ805、807、809、
811、813および815の条件を果たせず、上記の
どのシーンにも当てはまらないものであるために、いわ
ゆる一般的なシーンであると見なし、このときは、ステ
ップ817に進んで、数18の式により、適正の露出値
を算出する。その後も、図7中のフローチャートにリタ
ーンしてステップ114に進む。
していないときは、ステップ805、807、809、
811、813および815の条件を果たせず、上記の
どのシーンにも当てはまらないものであるために、いわ
ゆる一般的なシーンであると見なし、このときは、ステ
ップ817に進んで、数18の式により、適正の露出値
を算出する。その後も、図7中のフローチャートにリタ
ーンしてステップ114に進む。
【0103】
【数18】
【0104】図16は、図7中のステップ114に基づ
いて、図3中の蓄積時間設定部18が次回の最適蓄積時
間tを演算するための処理を示すサブルーチンフローチ
ャートであり、このフローチャートについて、蓄積時間
tの演算を説明する。ステップ901では、「BVmax
−BVmin <10」が成立しているかどうかを判別す
る。成立しているときは、240個の測光出力値の全て
が1回の測光ダイナミックレンジに収まっていると見な
し、ステップ902に進んで、数19の式により、次回
の測光基準レベルBVtを算出する。
いて、図3中の蓄積時間設定部18が次回の最適蓄積時
間tを演算するための処理を示すサブルーチンフローチ
ャートであり、このフローチャートについて、蓄積時間
tの演算を説明する。ステップ901では、「BVmax
−BVmin <10」が成立しているかどうかを判別す
る。成立しているときは、240個の測光出力値の全て
が1回の測光ダイナミックレンジに収まっていると見な
し、ステップ902に進んで、数19の式により、次回
の測光基準レベルBVtを算出する。
【0105】
【数19】
【0106】BVt は、ある蓄積時間で測光を行った場
合において、測光出力の飽和レベルのちょうど1/2に
あたる測光値を与える輝度値であり、例えば測光範囲が
EV10〜EV20の場合には、BVt =15である。
前述のステップ901で、「BVmax −BVmin <1
0」が成立していないときは、前回の測光において、測
光上限値以上または測光下限値以下のデータが存在した
ことを意味し、ステップ903に進んで、前回の測光に
おける高輝度測光限界データの数Nmax をカウントす
る。
合において、測光出力の飽和レベルのちょうど1/2に
あたる測光値を与える輝度値であり、例えば測光範囲が
EV10〜EV20の場合には、BVt =15である。
前述のステップ901で、「BVmax −BVmin <1
0」が成立していないときは、前回の測光において、測
光上限値以上または測光下限値以下のデータが存在した
ことを意味し、ステップ903に進んで、前回の測光に
おける高輝度測光限界データの数Nmax をカウントす
る。
【0107】そのカウントの後、次のステップ904に
進んで、前回の測光における低輝度測光限界データの数
Nmin をカウントし、更にステップ905に進んで、前
回の測光における測光基準レベルBVt を、数20の式
に従って算出する。ここで、tは、前回の測光における
蓄積時間を示す。
進んで、前回の測光における低輝度測光限界データの数
Nmin をカウントし、更にステップ905に進んで、前
回の測光における測光基準レベルBVt を、数20の式
に従って算出する。ここで、tは、前回の測光における
蓄積時間を示す。
【0108】
【数20】
【0109】例えば、t=0.01秒の場合、BVt =
5となる。上述の基準レベルBVt を算出した後、ステ
ップ906に進んで、次回の測光基準レベルBVt を、
前回の測光基準レベルを用いて数21の式に従って算出
する。
5となる。上述の基準レベルBVt を算出した後、ステ
ップ906に進んで、次回の測光基準レベルBVt を、
前回の測光基準レベルを用いて数21の式に従って算出
する。
【0110】
【数21】
【0111】この式において、Nmax がNmin よりも多
いときは、高輝度測光限界データが多いために、次回の
測光基準レベルを前回よりも上げる方向に働き、逆にN
minの方がNmax よりも多いときは、低輝度測光限界デ
ータが多いために、次回の測光基準レベルを前回よりも
下げる方向に働く。ここで、Nmax −Nmin を1/10
にすることによってレベルシフト量の最適化を計ってい
るが、1/10に限らずそれぞれ最適化した値を使用し
ても良い。
いときは、高輝度測光限界データが多いために、次回の
測光基準レベルを前回よりも上げる方向に働き、逆にN
minの方がNmax よりも多いときは、低輝度測光限界デ
ータが多いために、次回の測光基準レベルを前回よりも
下げる方向に働く。ここで、Nmax −Nmin を1/10
にすることによってレベルシフト量の最適化を計ってい
るが、1/10に限らずそれぞれ最適化した値を使用し
ても良い。
【0112】次のステップ907に進んで、数22の式
に示すように、次回の測光基準レベルBVt が15より
も多いか否かを判定する。
に示すように、次回の測光基準レベルBVt が15より
も多いか否かを判定する。
【0113】
【数22】
【0114】そうであるときは、測光基準レベルが測光
上限を超えてしまっているために、ステップ908に進
んで、次回の測光基準レベルBVt を、測光上限の「1
5」にせしめ、このときの測光範囲はEV10〜EV2
0となる。ステップ908の後は、ステップ911に進
む。また、ステップ907において、次回の測光基準レ
ベルBVt が15よりも少ないときは、ステップ909
に進んで、数23の式に示すように、次回の測光基準レ
ベルBVt が5よりも少ないか否かを判定する。
上限を超えてしまっているために、ステップ908に進
んで、次回の測光基準レベルBVt を、測光上限の「1
5」にせしめ、このときの測光範囲はEV10〜EV2
0となる。ステップ908の後は、ステップ911に進
む。また、ステップ907において、次回の測光基準レ
ベルBVt が15よりも少ないときは、ステップ909
に進んで、数23の式に示すように、次回の測光基準レ
ベルBVt が5よりも少ないか否かを判定する。
【0115】
【数23】
【0116】そうであるときは、測光基準レベルが測光
下限を超えてしまっているために、ステップ910に進
んで、次回の測光基準レベルBVt を、測光下限の
「5」にせしめ、このときの測光範囲はEV0〜EV1
0となる。ステップ910の後は、ステップ911に進
む。また、ステップ909において、次回の測光基準レ
ベルBVt が5よりも多いときは、ステップ911に進
む。
下限を超えてしまっているために、ステップ910に進
んで、次回の測光基準レベルBVt を、測光下限の
「5」にせしめ、このときの測光範囲はEV0〜EV1
0となる。ステップ910の後は、ステップ911に進
む。また、ステップ909において、次回の測光基準レ
ベルBVt が5よりも多いときは、ステップ911に進
む。
【0117】ステップ911では、ステップ906、ス
テップ908またはステップ910で求められた基準レ
ベルBVt から、次回の蓄積時間tを、数24の式によ
って検出し、その時間tをメモリの所定番地に格納す
る。
テップ908またはステップ910で求められた基準レ
ベルBVt から、次回の蓄積時間tを、数24の式によ
って検出し、その時間tをメモリの所定番地に格納す
る。
【0118】
【数24】
【0119】ここで、^マークは、べき乗を表すものと
する。上述の時間tを格納した後は、図7のフローチャ
ートにリターンして、ステップ115に進み、それ以降
は、前述と同様に作動する。以上の実施例によれば、図
3中の各部品91〜95を含む受光素子9とA/D変換
回路20とからなる測光部と、輝度算出部21とにより
図1中の測光手段12が構成されると述べたが、その測
光手段12は、本発明としては、測光部そのものだけで
もよく、例えばレンズシャッターカメラのように、測光
部の測光出力により適正の露出値を算出するというカメ
ラにおいても、次のように作動することも可能である。
する。上述の時間tを格納した後は、図7のフローチャ
ートにリターンして、ステップ115に進み、それ以降
は、前述と同様に作動する。以上の実施例によれば、図
3中の各部品91〜95を含む受光素子9とA/D変換
回路20とからなる測光部と、輝度算出部21とにより
図1中の測光手段12が構成されると述べたが、その測
光手段12は、本発明としては、測光部そのものだけで
もよく、例えばレンズシャッターカメラのように、測光
部の測光出力により適正の露出値を算出するというカメ
ラにおいても、次のように作動することも可能である。
【0120】測光部による各領域の測光出力により、前
述のグループ化手段13が測光出力の小さい領域をピッ
クアップしてグループ化せしめ、そのグループ内の全領
域よりグループ情報検出手段14がグループ単位の測光
出力値を検出して、そのグループ単位の出力値と、各領
域の測光出力値とにより、露出演算手段15が適正の露
出値を算出するようにしても良い。
述のグループ化手段13が測光出力の小さい領域をピッ
クアップしてグループ化せしめ、そのグループ内の全領
域よりグループ情報検出手段14がグループ単位の測光
出力値を検出して、そのグループ単位の出力値と、各領
域の測光出力値とにより、露出演算手段15が適正の露
出値を算出するようにしても良い。
【0121】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、測光出力
が小さい為に測光不能または非常に困難な測光領域を判
別してそれらの領域同士をグループ化し、そのグループ
内の全領域の明るさに関する情報を検出するように構成
したので、被写界内の測光差が大きく従来では1回の測
光で被写体全体を測光不可能であったシーンにおいて
も、再度測光し直す必要がなくシーン全体の測光値を得
ることが可能となる。
が小さい為に測光不能または非常に困難な測光領域を判
別してそれらの領域同士をグループ化し、そのグループ
内の全領域の明るさに関する情報を検出するように構成
したので、被写界内の測光差が大きく従来では1回の測
光で被写体全体を測光不可能であったシーンにおいて
も、再度測光し直す必要がなくシーン全体の測光値を得
ることが可能となる。
【図1】は、本発明のクレーム対応図である。
【図2】は、一眼レフカメラの内部光学系を示した図で
ある。
ある。
【図3】は、本発明の実施例に係り、一眼レフカメラに
備えた測光装置の構成を示すブロック図である。
備えた測光装置の構成を示すブロック図である。
【図4】は、本発明の実施例に係る測光領域の平面図で
ある。
ある。
【図5】は、被写体が明るいときに、図1中の測光手段
12により出力された測光出力値の様子を示した図であ
る。
12により出力された測光出力値の様子を示した図であ
る。
【図6】は、被写体が暗いときに、図1中の測光手段1
2により出力された測光出力値の様子を示した図であ
る。
2により出力された測光出力値の様子を示した図であ
る。
【図7】は、図3中の蓄積時間設定部18や各部品20
〜29を一つのマイコンで構成した時の、同マイコンの
動作を示すフローチャートである。
〜29を一つのマイコンで構成した時の、同マイコンの
動作を示すフローチャートである。
【図8】は、図7中のステップ111に基づき、グルー
プ作成部22が前述の測光領域をグループ化させるとき
のサブルーチンフローチャートである。
プ作成部22が前述の測光領域をグループ化させるとき
のサブルーチンフローチャートである。
【図9】は、図8中のステップ209に基づき、グルー
プ作成部22がグループ更新の処理を行うときのサブル
ーチンフローチャートである。
プ作成部22がグループ更新の処理を行うときのサブル
ーチンフローチャートである。
【図10】は、図8中のステップ210に基づき、グル
ープ作成部22がグループ判別1の処理を行う時のサブ
ルーチンフローチャートである。
ープ作成部22がグループ判別1の処理を行う時のサブ
ルーチンフローチャートである。
【図11】は、図8中のステップ212に基づき、グル
ープ作成部22がグループ判別2の処理を行う時のサブ
ルーチンフローチャートである。
ープ作成部22がグループ判別2の処理を行う時のサブ
ルーチンフローチャートである。
【図12】は、図8中のステップ213に基づき、グル
ープ作成部22がグループ判別3の処理を行う時のサブ
ルーチンフローチャートである。
ープ作成部22がグループ判別3の処理を行う時のサブ
ルーチンフローチャートである。
【図13】は、図7中のステップ112に基づき、グル
ープ輝度算出部23がグループ単位の輝度値を算出する
時のサブルーチンフローチャートである。
ープ輝度算出部23がグループ単位の輝度値を算出する
時のサブルーチンフローチャートである。
【図14】は、斜線部の測光領域をグループ化させたと
きの状態を示す図である。
きの状態を示す図である。
【図15】は、図7中のステップ113に基づき、露出
演算部24が適正の露出値を演算するためのサブルーチ
ンフローチャートである。
演算部24が適正の露出値を演算するためのサブルーチ
ンフローチャートである。
【図16】は、図7中のステップ114に基づき、蓄積
時間設定部18が次回の蓄積時間tを演算するためのサ
ブルーチンフローチャートである。
時間設定部18が次回の蓄積時間tを演算するためのサ
ブルーチンフローチャートである。
1 撮影レンズ、 2 クイックリターンミラー、 3
拡散スクリーン 4 コンデンサレンズ、 5 ペンタプリズム、 6
接眼レンズ 7 測光用プリズム、 8 測光用レンズ、 9 受光
素子、 10 絞り 11 シャッター、 12 測光手段、 13 グルー
プ化手段 14 グループ情報検出手段、 15 露出演算手段 17 レンズ内ROM、 18 蓄積時間設定部 19 クロック発生回路、 20 A/D変換部、 2
1 輝度算出部 22 グループ作成部、 23 グループ輝度算出部、
24 露出演算部 25 露出制御部、 26 補正データ算出部、 27
測光カウント部 28 メモリ部、 29 信号合成部、 91 受光蓄
積部 92 転送部、 93 電圧変換部、 94 蓄積ゲー
ト 95 タイミング回路
拡散スクリーン 4 コンデンサレンズ、 5 ペンタプリズム、 6
接眼レンズ 7 測光用プリズム、 8 測光用レンズ、 9 受光
素子、 10 絞り 11 シャッター、 12 測光手段、 13 グルー
プ化手段 14 グループ情報検出手段、 15 露出演算手段 17 レンズ内ROM、 18 蓄積時間設定部 19 クロック発生回路、 20 A/D変換部、 2
1 輝度算出部 22 グループ作成部、 23 グループ輝度算出部、
24 露出演算部 25 露出制御部、 26 補正データ算出部、 27
測光カウント部 28 メモリ部、 29 信号合成部、 91 受光蓄
積部 92 転送部、 93 電圧変換部、 94 蓄積ゲー
ト 95 タイミング回路
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の測光領域に分割してそれぞれ測光
し、各領域の明るさに関する情報を検出する測光手段
と、 前記各領域の明るさに関する情報に基づいて、前記複数
の測光領域の測光手段からの測光信号電圧レベルが所定
値より小さいと判定された領域のみを抽出してグループ
化するグループ化手段と、 該グループ化手段によりグループ化された測光領域に対
して、各グループを構成する測光領域数が所定数以上の
グループのみに対してそのグループ内の全領域の明るさ
に関する情報を検出するグループ情報検出手段と、カメラに装着されるレンズの光学特性の情報を用いて、
前記各領域に対してそれぞれ所定の補正値を算出する補
正値算出手段と、 前記各領域のうち、前記グループ化手段によりグループ
化されていない領域の明るさに関する情報をそれぞれ対
応する各領域の補正値を用いて補正した情報と、前記グ
ループ内の全領域の明るさに関する情報を前記グループ
内の測光領域のうち前記補正値の小さい領域に重みをつ
けて補正した情報とに基づいて、適正の露出値を算出す
る露出演算手段と、 を備えたことを特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項2】 前記測光手段は、前記複数の測光領域よ
り領域毎に夫々の測光情報を出力する測光部と、前記夫
々の測光情報に応じて、夫々の輝度値を算出する輝度算
出部とからなり、前記各領域の明るさに関する情報は前記夫々の輝度値で
あり、前記グループ内の全領域の明るさに関する情報
は、前記グループ内のグループ単位での輝度値である こ
とを特徴とする請求項1記載のカメラの測光装置。 - 【請求項3】 前記グループ化手段は、測光領域が互い
に隣接している隣接同士の測光領域をグループ化するこ
とを特徴とする請求項2記載のカメラの測光装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27561892A JP3240705B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | カメラの測光装置 |
US08/122,291 US5450163A (en) | 1992-09-25 | 1993-09-17 | Photometric device for camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27561892A JP3240705B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | カメラの測光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129906A JPH06129906A (ja) | 1994-05-13 |
JP3240705B2 true JP3240705B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=17557966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27561892A Expired - Lifetime JP3240705B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-10-14 | カメラの測光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240705B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3019010B2 (ja) * | 1996-11-13 | 2000-03-13 | 日本電気株式会社 | 撮像装置 |
JP4539276B2 (ja) * | 2004-10-08 | 2010-09-08 | 株式会社ニコン | カメラの測光装置およびカメラ |
JP5228318B2 (ja) * | 2006-12-07 | 2013-07-03 | 株式会社ニコン | カメラおよび発光量演算プログラム |
KR101635071B1 (ko) * | 2009-08-14 | 2016-06-30 | 엘지이노텍 주식회사 | 카메라 모듈 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP27561892A patent/JP3240705B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06129906A (ja) | 1994-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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