JPH0627237Y2 - ソケットピンの曲げ加工装置 - Google Patents

ソケットピンの曲げ加工装置

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JPH0627237Y2
JPH0627237Y2 JP3252889U JP3252889U JPH0627237Y2 JP H0627237 Y2 JPH0627237 Y2 JP H0627237Y2 JP 3252889 U JP3252889 U JP 3252889U JP 3252889 U JP3252889 U JP 3252889U JP H0627237 Y2 JPH0627237 Y2 JP H0627237Y2
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JP
Japan
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holder
bending
rack
pinion
tooth
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JP3252889U
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JPH02123329U (ja
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秀雄 壁下
昇 坂井
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秀雄 壁下
昇 坂井
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプリント基板に取着されるところのソケットの
ピンを曲げ加工する装置に関するものである。
(従来技術) プリント基板に構成される電子回路の端子にはソケット
が取着され、該ソケットを介して他の電子部品、並びに
電子機器と接続されている。ところで、平坦な板状のプ
リント基板に対して垂直にソケットを取着する場合、該
プリント基板上面の空間が該ソケットによって奪われ、
無駄なスペースとなってしまう。そこで、ソケット本体
をプリント基板と平行を成して取着し、上記の無駄な空
間の形成を無くすために該ソケットのピンを垂直に折り
曲げたソケットを用いるケースが多い。第6図aはプリ
ント基板に対してソケットを垂直に取着した状態を、一
方bはプリント基板に対してソケットを平行に取着した
状態をそれぞれ示しているが、同図からも明らかなよう
に、ピンを折り曲げて取着することで、機器全体が非常
にコンパクト化され得る。ところで、従来のピン曲げ加
工の概略工程を表わしたのが第7図a〜cであって、ま
ず工程aではソケットを所定の位置に配置し、曲げ歯は
該ソケットより一定距離を隔てて停止している。工程b
は曲げ歯が降下してピンに挿入された状態を、さらに工
程cは挿入された状態にて曲げ歯が回転し、該ピンを折
り曲げる加工である。そして、これら工程bと工程cは
それぞれ別工程として分かれていて、例えばエヤシリン
ダーで曲げ歯を降下させ、別のアクチュエーターにより
回転運動を与えるといった方法が採用されている。した
がって、曲げ歯の降下と回転を与える駆動源は別々に設
けられているわけであり、構造は複雑化すると同時に、
工程bでの曲げ歯の降下位置をセンサーで検出しなけれ
ばならず、該センサーからの信号を受けてアクチュエー
ターを駆動させることが必要となり、必然的に曲げ歯の
降下と回転は完全に切り離された動きとして具現され、
加工時間も長くなってしまう。
(本考案の目的) このように、従来のソケットピン曲げ加工装置には上記
のごとき問題が存在する。本考案はこれら問題点の解決
を目的としたもので、いたって簡単な機構により、しか
も駆動源としてはエヤシリンダー1本でもって所定の曲
げ加工を行ない得る装置を提供する。
(本考案の構成) 本考案に係るソケットピン曲げ加工装置は、曲げ歯は所
定の位置まで降下すると同時に、該曲げ歯が自然に回転
するようにしたもので、該曲げ歯はピニオンと連結して
いて、該ピニオンはラックと噛み合っている。これら曲
げ歯、及びラック−ピニオンはホルダーに取着されてい
て、該ホルダーはエヤシリンダーの作動で上・下動可能
に取着され、該エヤシリンダーのピストンロッドは上記
ラックと連結している。ここで、ラックはホルダーに対
し摺動可能に取着されているため、エヤシリンダーのピ
ストンロッドが突出すれば、該ラックのみ降下しようと
するが、ラックのみの降下を阻止するためのスプリング
が付着していて、該スプリングの付勢力によってホルダ
ーとラックは一定距離分だけ降下するようになってい
る。すなわち、ホルダーの降下は曲げ歯をソケットピン
に挿入するための移動であって、ピンに挿入された後で
上記ラックのみ降下するように、ホルダーの降下を阻止
するためのストッパーが配置されている。ホルダーの降
下を阻止した状態にて、該ラックが降下すれば、ラック
と噛み合っているピニオン及び曲げ歯が回転し、ソケッ
トピンを折り曲げる。しかし、単にピニオンが回転し、
曲げ歯も同じく回転するだけでは正確に曲げ加工が出来
ない訳で、いったん降下したホルダー及び該ホルダーに
取着された状態にある曲げ歯が上方に戻ることなく、す
なわち定位置にて曲げ歯が回転するように係止片を具備
している。該係止片はホルダーが降下し、曲げ歯がソケ
ットピンに挿入された段階で係止ツメと係合し、該ホル
ダー及び曲げ歯の逆戻りを阻止する様に構成されてい
る。一方、ピンの曲げ加工は曲げ歯単独で行なうことは
出来ず、本体側には受け歯が配置されていて、受け歯に
沿って曲げ歯が回転する。以下本考案に係る実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。
(実施例) 第1図〜第3図は本考案に係るソケットピンの曲げ加工
装置を示す実施例であり、ベース1上に垂直に起立した
本体2にはホルダー3が上・下動可能な状態で取着さ
れ、該ホルダー3にはラック4及びピニオン5が設けら
れ、これらラック4とピニオン5は互いに噛み合ってい
る。本体2の上端には取着板6が固定されていて、該取
着板6にはエヤシリンダー7が取着され、該エヤシリン
ダー7のピストンロッド8は上記ホルダー3に取着され
上端から突出しているラック4と連結している。すなわ
ち、該ホルダー3はラック4により吊り下げられた状態
にあり、該ラック4の下端には受け9を付着し、ホルダ
ー3を与え、しかも該ラック4がホルダー3から常時突
出した状態にあるように、すなわちホルダー3の下端を
受け9と当接させるために、ピストンロッド8の下端に
付着した受け10とホルダー3間にはスプリング11を
介在させている。
したがって、エヤシリンダー7のピストンロッド8を伸
ばすならば、ラック4が押圧されることになるが、上記
スプリング11とホルダー3自体の自重によって、該ホ
ルダー3は本体2のガイドに沿って降下する。本体2に
はストッパー12が設けられていて、ホルダー3の下端
はストッパー12と当接し、上記ピストンロッド8をこ
れ以上伸ばしても該ホルダー3の降下は阻止されてしま
う。ホルダー3がストッパー12と当接する位置(降下
距離)は曲げ歯13がソケットピンに挿入された状態で
あり、それ以降は上記スプリング11を圧縮してラック
4のみが降下することになり、該ラック4が降下すれば
ピニオン5は回転する。ピニオン5はホルダー3に軸支
されていて、該ピニオン5の支軸14の端には曲げ歯受
け15が取着され、曲げ歯受け15には上記曲げ歯13
が止着されており、しかも該曲げ歯13の先端16はピ
ニオン5の支軸中心(O−O)と一致している。
一方、該ホルダー3の下端部には係止片17が揺動自在
に軸支されていて、ホルダー3とともに係止片17が降
下し、ホルダー3がストッパー12と当接して、ラック
4のみ降下し始めると、上記係止片17は本体2に配置
された係止ツメ18と係合する。第4図は係止片17が
係止ツメ18と係合した状態であって、両者がこのよう
に係合すればホルダー3及びピニオン5、該ピニオン5
と同一位置にある曲げ歯13は上方へ逆戻りすることな
く、停止される。すなわち、下方はストッパー12によ
って、上方は係止ツメ18によってそれぞれ動きが阻止
され、固定された状態となり、ピニオン5は定位置にて
回転し、曲げ歯13にてソケットピンを曲げ加工する。
所定の角度に曲げられたソケットピンは該ソケットを保
持している治具の動きで曲げ歯13から離脱し、曲げ歯
13は再び元の位置に逆回転するが、曲げ歯13の逆転
はエヤシリンダー7のピストンロッド8を縮め、ラック
4を引き上げることでなされ、ラック4が引かれれば該
ラック4下端の受け9が係止片17の突片19に当っ
て、該係止片17を揺動させて、係止ツメ18との係合
を解除する。係止片17の突片19とホルダー3間には
小さなコイルスプリング20が介在するため、受け9が
ホルダー3の下端から離れて降下すれば、該コイルスプ
リング20のバネ力によって該係止片17は時計方向に
回転して係止ツメ18と係合する。該実施例にはソケッ
トを曲げ歯13の降下位置まで運び、保持するところの
治具21並びに供給部22をも示しているが、本考案は
これら装置に関しては何ら限定されない。又、該曲げ歯
13と対を成して曲げ加工する受け歯23は本体2に所
定の傾斜角をもって固定されている。
第5図a〜eは加工工程を表わしているもので、aは治
具21にソケット24が止着され、bは治具21が供給
部22の移動によって曲げ歯13の下方に動かされ、こ
の状態にて該曲げ歯13はエヤシリンダー7の作動で降
下し、ピン25に挿入される。cはソケット24のピン
25が曲げ歯13に挿入され、受け歯23と接している
段階で、曲げ加工される前段階を示している。そしてこ
の段階ではホルダー3はストッパー12と当接し、該ホ
ルダー3自体はこれ以上の降下が出来ない状態にあり、
さらにピストンロッド8を伸ばすならばラック4のみ降
下し、ピニオン5が回転する。該ラック4の降下ととも
に受け9がホルダー3下端面から離れて、係止片17は
係止ツメ18と係合し、曲げ歯13の位置を停止した状
態で、該曲げ歯13は回転し、dのごとく受け歯23と
接触するまで回動する。dの状態ではピン25を90°
以上曲げ加工しているが、あくまでスプリングバック量
を考慮してのことで、該ピン25の材質によって異なる
ため、受け歯23の固定傾斜角はその都度調整しなけれ
ばならない。曲げ加工されたソケット24は治具21と
ともに元の位置に戻され、一連の加工工程が終了する。
以上述べた実施例は本考案の単なる一例にすぎず、該実
施例に限定するものではない。又曲げ歯13の回転運動
前の動きを降下運動として説明したが、ソケットの供給
状態によって水平移動させる曲げ歯13でもよく、この
ように構成することは上記エヤシリンダー及び本体、ホ
ルダー等、配置方向を変更することで容易に実施可能で
あり、これら実施例の新たな説明は省略する。
(効果) ところで、本考案の装置によって、次のような効果を得
ることが出来る。
(1)本考案のソケットピン曲げ加工装置はラック−ピニ
オン機構によって曲げ歯の降下と回転を単一エヤシリン
ダーによって具現しており、いたってコンパクト化され
た装置となる。しかも、曲げ歯の降下と回転が連続した
動きの中で行なわれ、加工時間の短縮を図ることも出来
る。
(2)又曲げ歯を取着しているホルダーには係止片が具備
されていて、曲げ加工段階では該係止片が係止ツメと自
動的に係合し、該曲げ歯は位置ズレすることなく、定位
置にて回転し、正確な曲げ加工を行ない得る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例であって、第1図は正
面図、第2図は側面図、第3図は背面図を示し、第4図
は係止片が係止ツメと係合した状態を、第5図a〜eは
ソケットピンの曲げ加工工程を、第6図はプリント基板
に取着されるソケットの取着状態を、第7図a〜cは従
来のソケットピンの曲げ加工工程をそれぞれ示してい
る。 1…ベース、2…本体、 3…ホルダー、4…ラック、 5…ピニオン、6…取着板、 7…エヤシリンダー、8…ピストンロッド、 9,10…受け、11…スプリング、 12…ストッパー、13…曲げ歯、 14…支軸、15…曲げ歯受け、 16…先端、17…係止片、 18…係止ツメ、19…突片、 20…コイルスプリング、21…治具、 22…供給部、23…受け歯、 24…ソケット、25…ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体のガイドに沿ってホルダーを摺動可能
    に取着し、該ホルダーにはピニオンを軸支して該ピニオ
    ンに噛み合うラックを設け、該ラックの一端には受けを
    形成して他端をホルダーから伸ばして本体に取着された
    エヤシリンダーのピストンロッドと連結し、上記ラック
    の受けがホルダーと接しているようにバネ力を付勢し、
    該ホルダーの摺動距離を規制するためのストッパーを設
    け、該ストッパーによってホルダーの摺動が阻止される
    と同時に、逆方向への戻りを阻止するために本体側に形
    成した係止ツメと係合する係止片を軸支し、さらに上記
    ピニオンの支軸中心に先端が一致するように曲げ歯を該
    支軸に取着された曲げ歯受けに固定し、該曲げ歯と対を
    成す受け歯を所定の傾斜角をもって本体に取着したこと
    を特徴とするソケットピンの曲げ加工装置。
JP3252889U 1989-03-22 1989-03-22 ソケットピンの曲げ加工装置 Expired - Lifetime JPH0627237Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3252889U JPH0627237Y2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 ソケットピンの曲げ加工装置

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Publication Number Publication Date
JPH02123329U JPH02123329U (ja) 1990-10-11
JPH0627237Y2 true JPH0627237Y2 (ja) 1994-07-27

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JPH02123329U (ja) 1990-10-11

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