JPH02271Y2 - - Google Patents

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JPH02271Y2
JPH02271Y2 JP1982186870U JP18687082U JPH02271Y2 JP H02271 Y2 JPH02271 Y2 JP H02271Y2 JP 1982186870 U JP1982186870 U JP 1982186870U JP 18687082 U JP18687082 U JP 18687082U JP H02271 Y2 JPH02271 Y2 JP H02271Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、複数の文字、数字等の刻印が順次
連続して打刻できるようにした自動刻印装置に関
する。
例えば、一般家庭等で使用されるLPガス用の
ガスボンベは使用済後に再使用に供するため、検
査所において安全規格に適合するや否やの検査が
行われる。そして、検査に合格したボンベは肩部
の鏡板等、所定の位置に検査合格の年月日や検査
上のマークなどが打刻され、搬出される。
ところが、このような打刻作業は、従来もつぱ
ら手作業で行われており、そのための手動式の刻
印機等も開発され実用に供されている。
しかしながら、この手動式の刻印機による場
合、刻印は単体で1個だけしか取付けることがで
きない構造であり、そのため複数の文字又は数字
を順次連続して打刻するような場合に、一打毎に
刻印を取替え装填し直さなければならず、極めて
煩雑で手間がかかり、作業がやつかいで効率の悪
いものであつた。しかも、作業はもつぱら手操作
で行わなければならず、かつ刻印機の重量もかな
り重いものであつてその保持もやつかいである。
したがつて、一打毎に刻印を取替え操作しなけれ
ばならないことと相埃つて作業効率が極めて悪い
ものとなつていた。
更に、手操作によりもつぱら目視によつて打刻
作業が行われるため、目視によるズレや操作ミス
等により打刻された文字や数字が不揃いになつた
り、片打ち等により不鮮明になつたり、あるいは
文字や数字を誤つて打刻するなどのことが生じ、
正確で確実な打刻が行えないという問題も生ず
る。
又、作業自体も極めて単純かつ単調なものであ
り、長時間続けた場合、作業者にとつて肉体的に
も精神的にもかなり疲労度の高い作業となり労衝
衛生上好ましくない。そこで、作業の改善合理化
が要望される。
この考案は以上の点に鑑みなされたもので、複
数の文字や数字などお刻印を多連に有し、該刻印
の打刻作業が順次連続して自動的に行え、刻印作
業の効率を大幅に向上させることができると共
に、所定の打刻位置に常時誤りなく確実にかつ正
確に打刻することのできる自動化された刻印装置
を提供することを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
第1図、第2図はこの考案に係る刻印装置の全
体構成を示している。
本装置は各機構部分を装架する架台10と、架
台10に上下昇降可能に装着された昇降台11
と、昇降台11を上下に駆動するエアシリンダ1
2と、プロパンガス用のボンベ等の容器Aの架台
10に設けた所定の装填位置Bに位置決めし保持
する位置決め機構20と、昇降台11の上部所定
位置に容器Aの中心軸と同軸周りに施回するよう
に設置された刻印機本体の旋回機構30と、該旋
回機構30を駆動するモータ40と、旋回機構3
0と一体で上記中心軸周りに同一方向に回動する
ように設けられた一対の回動アーム13,13
と、該アーム13,13の自由端側に長手方向に
沿つて移動可能かつ、垂直に対して所定角度で傾
斜するように支点を中心に回動可能に支持された
刻印機の支持機構50と、支持機構50に所定の
範囲で上下動可能に支持されると共に該機構50
に設けたエアシリンダ56によつて上下に駆動さ
れる所要数の刻印を多連に備えた刻印機60と、
支持機構50を介して刻印機60をアーム13,
13の長手方向に沿つて移動させ上記中心軸との
間の距離を調整する移動機構70と、支持機構5
0を上記傾斜方向に回動させ刻印機60の姿勢を
垂直に対して角度調整する機構80とから概略構
成されている。
架台10は4本の支柱100,…を備える枠状
に形成され、支柱100…に沿つて昇降台11が
上下に所定の範囲で上昇又は下降するようになつ
ている。架台10の背部にエアシリンダ12が設
置されており、そのロツドが昇降台11に連結さ
れている。昇降台11はエアシリンダ12によつ
て上下に駆動される。容器Aは架台10の前面
(第1図、第2図の右方)から装填される。そし
て、容器Aが装填されたとき、位置決め機構20
によつてその中心軸が旋回機構30の中心軸Pと
同軸となるように正しく位置出しされる。
位置決め機構20は第3図に示すように、架台
10の背面側に設けたセンタライザ21と架台1
0の前面側に設けた容器押え機構22とから成つ
ている。センタライザ21は容器Aの周面に沿う
形状を有する位置決め部材23と、該部材23を
連結する軸24と、軸24を架台10の前後方向
に移動可能に螺嵌すると共に、架台10の背部略
中央に取付けるための取付具25とからなつてい
る。そして、軸24の端部に取付けた操作用のハ
ンル26を所定の方向に所定量だけ回動操作する
ことによつて位置決め部材23は容器Aのサイズ
に応じた位置に予め移動調整される。容器Aは位
置決め部材23は容器Aのサイズに応じた位置に
予め移動調整される。容器Aは位置決め部材23
によつて位置決め支持される。押え機構22は支
柱100,100の前面に突出して設けた支持板
101,101の一方に枢着された腕杆27と、
腕杆27の中央に架台10の前後方向に移動可能
に螺装された軸28と、軸28の一端に取付けら
れた容器周面に沿う湾曲形状を有する該容器Aの
押え板29と、軸28の他端に取付けられたハン
ドル220とにより構成されている。容器Aは腕
杆27を架台10の前面に開くことで装填位置に
装入され、位置決め部材23で位置決めされる。
次いで、腕杆27を閉じネジ止め等により支持板
101に固定した後、ハンドル220を操作して
押え板29を容器周面に押付けると、容器Aは位
置決め部材23と押え板29の間で押圧保持され
固定される。
昇降台11の上面にベースプレート14が横架
されており、旋回機構30はこのベースプレート
14上に設置されている。旋回機構30は第4
図、第5図に示すように構成されている。
図において、ベースプレート14の上面略中央
に中心軸31が立設されており、この中心軸31
に矩形ブロツク状の支持部材32が軸受を介して
回動可能に支持されている。支持部材32の中心
軸31に嵌装された部分の上部に軸部320が上
方に突出して一体に設けられている。軸部320
の外周にウオームホイール33が嵌合固定されて
いる。ベースプレート31の一方のアーム13の
側方位置にウオームホイール33と噛み合うウオ
ーム34が設けられている。すなわち、ベースプ
レート上に取付けられた軸受台35にウオーム軸
36が水平に軸支され、ウオーム34はこのウオ
ーム軸36に一体に設けられている。ウオーム軸
36の一端にスプロケツト37が取付けられてい
る。一方、ベースプレート31の他方のアーム1
3の側方にモータ台41が取付けられており、こ
のモータ台41上にモータ40が設置されてい
る。モータ40の軸端にスプロケツト42が取付
けられ、このスプロケツト42とウオーム軸に設
けたスプロケツト37との間にチエーン43が掛
け渡されている。モータ40は例えば正逆回転可
能かつ所定間隔で間欠駆動可能なブレーキモータ
であつて、その回転動力はチエーン43を介して
ウオーム34に伝えられ、これと噛み合うウオー
ムホイール33を所期の減速比でもつて所定の方
向に所定のピツチずつ順次間欠的に回転させる。
これによつてアーム13,13は支持部材32と
一体で中心軸31の周りに刻印機に装着した刻印
の一打毎に一文字分に相当する所定のピツチで順
次間欠的に旋回移動する。この旋回角度はベース
プレート14に設けた目盛板38と支持部材32
に取付けた指針39とによつて読み取られる。目
盛板38には刻印機60に装着した刻印の数に対
応する数の目盛が所定の間隔で印されており、指
針39はアーム13,13が所定のピツチで旋回
することによつていずれかひとつの目盛と対応一
致するようになつている。
アーム13,13の自由端側に長手方向に沿う
長孔状のガイド溝130が夫々設けられており、
このガイド溝130,130に支持機構50が摺
動可能かつ垂直に対して所定角度で傾斜可能に支
持されている。
支持機構50は第6図、第7図に示すように、
ガイ溝130,130に摺動可能に嵌装された左
右の側枠510,511と該側枠間を連結する前
後の枠512,513とからなる上下に開口する
矩形箱状の支持枠体51と、この支持枠体51の
側枠510,511に軸52,53によつて上記
傾斜方向に回動可能に支持された外枠54と、外
枠54の内部に上下摺動可能に嵌装された内枠5
5とを備えている。内枠55はその両側が外枠5
4の内壁に上下に沿つて設けた各一対のガイド5
41,541および542,542によつて案内
されている。外枠54の上部にはエアシリンダ5
6が設置されており、そのロツド560は外枠5
4の内部に突出し、該突出端部がロツドエンド5
61を介して内枠55の上部に連結されている。
内枠55は後述するように刻印機60によつて打
刻作業を行う際、エアシリンダ56の駆動により
刻印の一打毎に所定のストロークで上昇下降動作
を順次一定のタイミングで繰り返す。これによつ
て刻印機60は一打毎に打刻面から所定高さで上
動し、次の打刻位置に移動した後、該打刻位置に
下降設置される。
刻印機60は内枠55の下端側に下方に突出し
た状態で装着される。すなわち、外枠54の前後
面に一対の取付具57,57が上下に所定間隔お
いて取付けられており、内枠55の両側壁間に嵌
装された刻印機の本体61が取付具57,58に
よつて位置決め固定されている。
支持機構50には刻印機の移動機構70が設け
られている。すなわち、アーム13,13の自由
端部の間に蓋71が設けられており、その中央部
に設けたネジ孔72にネジ軸73が前後動可能に
螺嵌されている。ネジ軸73の一端は支持枠体5
1の前枠512に設けた取付孔74に嵌挿され回
動可能に連結されている。又、その他端には操作
用のハンドル75が取付けられており、ハンドル
75の操作によつてネジ軸73を前後に移動させ
ることにより支持機構50がガイド溝130,1
30に案内されてアーム13,13の長手方向に
移動する。これによつて刻印機60の打刻中心が
容器Aの打刻位置に対して正しく位置調整され
る。この調整は容器Aの外径寸法等に応じて打刻
作業の開始に先立ち予め行われる。
更に、支持機構50には角度調整機構80が設
けられる。この角度調整機構80は支持機構50
を垂直に対して所定の角度で回動傾斜させること
によつて刻印機60の打刻中心が容器Aの打刻面
に常時垂直になるようにその角度を調整するため
のもので、次のように構成されている。
軸53のアーム13の側方に突出する端部にウ
オームホイール81が取付けられており、このウ
オームホイール81にウオーム軸82に設けたウ
オーム83が噛み合つている。ウオーム軸82は
支持枠体51の一方の側枠511に取付けた軸受
台84に水平に軸支されている。ウオーム軸82
の軸受台84から装置前方に突出する端部に操作
用のハンドル85が取付けられている。そして、
ハンドル85を操作することによつて支持機構5
0はウオームギヤ機構81,83を介して軸5
2,53を中心に装置の前後方向に回動し、外枠
54と内枠55およびエアシリンダ56が刻印機
60と共に垂直に対して所定の角度で傾斜し角度
の調整がなされる。この角度の調整は打刻すべき
容器の大きさ、形状等、その種類に応じて打刻作
業の開始に先立つて予め行われる。
次に、本案装置の要部をなす刻印機50は第8
〜第10図に示すように構成されている。
これらの図において、本刻印機60は上記内枠
55に取付けられる本体61と、本体61の前端
下部に設けられたブラケツト62と、本体61の
内部にあつて、一端がブラケツト62を挿通して
その下方に延びるピストンロツド63と、ピスト
ンロツド63の先端部に該ロツドの駆動によりブ
ラケツト下方から刻印の打刻中心線Qに沿つて所
定ストロークで突出可能に設けられたピストンハ
ンマ64と、ブラケツト62の両側から下方に向
け所定間隔おいて突設された一対の支柱65,6
5と、支柱65,65の突出端部に取付けられた
ブロツク状の支持体66と、支持体66の下部に
回転可能に支持された刻印ホルダー67と、支持
体66に装着された刻印の送り機構68と、ホル
ダー67に取付けられた刻印を打刻面に垂直とな
るように位置合せするための刻印機の垂直保持機
構69と、該印機60を駆動する本体下部のブラ
ケツト62の後方に設けられた打刻スイツチ機構
600とから概略構成されている。
支柱65,65はピストンハンマ64の突出方
向に沿うように、その両側に打刻中心線Qと平行
に突設されている。
支持体66にはその前端寄りの支柱65,65
に囲われる部分中央に矩形状をなすガイド孔66
0が上下に貫通して設けられている。ガイド孔6
60はその中心が打刻中心線Qと一致するように
形成されており、ピストンハンマ64がガイド孔
660を通して刻印の位置に突出しこれを打刻す
るようになつている。支持体66の後方寄り中央
に送り機構68の軸701が上下に突出して回転
可能に支承されており、その下方突出部に刻印ホ
ルダー67が同軸かつ一体に取付けられている。
該印ホルダー67は円板状に形成され、その周方
向に回転方向でガイド孔660と対応合致する所
要数(図示の例では8個)の刻印支持孔671…
が上下に貫通して設けられている。各支持孔67
1には夫々異なる文字、数字を有する刻印91〜
97が所定の配列順序で取付けられる。刻印91
〜97はガイド孔660を通して各支持孔671
に嵌装され、かつガイド孔から取出される。支持
孔671…は周方向に所定のピツチ、例えば45度
の間隔で設けられている。
送り機構68は、支持体66の一方の支柱65
の側部に取付けられたエアシリンダ681と、一
端にピストン682を有しエアシリンダ681に
所定ストロークで軸方向に摺動突出可能に設けら
れたピストンロツド683と、エアシリンダ68
1の前部開口端に設けたヘツド684と、ピスト
ンロツド683のヘツド684から前方に突出す
る端部に取付けられたロツドエンド685とを備
えている。一方、支持体66の後方寄り中央に上
記軸701が設けられ、この軸701の外周にス
テツプギヤ702が一体に嵌合固定されている。
ステツプギヤ702の周面には上記各支持孔67
1…と対応する複数(実旋例では8個)のカム溝
703…が周方向に所定のピツチ(45度の間隔)
で設けられている。ステツプギヤ702の側部近
傍の支持体66上に先端にローラ704を回動可
能に有するローラアーム705が枢着されてい
る。ローラアーム705はコイルバネ706によ
つてローラ704がステツプギヤ702のカム溝
703と噛み合う方向に付勢されている。バネ7
06の一端は支持体66に立設したピン707に
係止されており、これによつて上記付勢方向への
バネ力を得るようになつている。
ステップギヤ702の上部には外周に鋸歯状の
歯を有するラチエツト車708が同軸かつ一体に
設けられている。更に、ラチエツト車708の上
部の軸701の外周には一端にラチエツト車70
8の歯と噛み合う爪709を備えた連結杆710
が回動可能に支承されている。連結杆710の他
端はロツドエンド685の一側部に延び、該一側
部にピンおよび長孔を介して相対摺動可能に枢着
されている。ステツプギヤ702はラチエツト車
708と同軸一体構造であつて、軸701と一体
でカム溝703…のピツチに相当する角度45度
で所定の方向に回転し、刻印ホルダー67を同方
向に同一ピツチで回転させる。すなわち、エアシ
リンダ681は打刻開始と共に図示しない制御回
路の制御により所定のタイミングで間欠駆動さ
れ、ピストンロツド683が所定のストロークで
突出および没入復帰動作を所定回数繰返して行
う。それに伴い連結杆710が軸701を中心に
該ストロークに見合う角度で往復回動し、爪70
9によつてラチエツト車708を付勢し、これを
ステツプギヤ702と共に軸701と一体で1/8
回転(45度の角度)だけ順次ステツプ状に回転さ
せる。これによつて、刻印ホルダー67が1/8回
転つまり45度のピツチで順次回転駆動され、各支
持孔671に装着された刻印91〜97が打刻位
置であるガイド孔650の位置に順次一定のタイ
ミングで送られ打刻される。その際、ステツプギ
ヤ702が1ステツプ回転する毎にそのカム溝7
03にローラアーム705のローラ704が係合
する。したがつて、刻印ホルダー67の1ステツ
プ毎の回転つまりガイド孔660の位置に送られ
た刻印91〜97が打刻中心線Qに沿う正しい打
刻位置に正確に位置決めされる。又、そのように
カム溝703のピツチやローラ704との係合位
置および各支持孔671との対応関係が設定され
る。
垂直保持機構69は、支持体66の下部前端に
下方に垂直に立設された一対の支持脚691,6
91と、支持体66のガイド孔660の後方に上
下に貫通して設けた挿通孔661に上下動可能に
嵌挿された位置決め用の脚692と、該脚692
の上端に取付けられた指針693と、脚692の
外周に介挿され脚692を介して指針693を上
方に付勢するバネ694と、支柱65の後面に取
付けられた指針693を上方に位置決め係止する
ストツパ695と、支柱65の内壁面に取付けら
れた目盛板696とから成つている。この垂直保
持機構69は刻印機60と打刻面との垂直度、す
なわち刻印ホルダー67に保持された刻印と打刻
面との垂直度を読み取り調整するためのもので、
先ず支持脚691,691を容器の打刻面に押当
てる。次いで、指斜693を脚692と共に押下
げ、脚692の先端を打刻面に接触させ、この状
態で指針693が指示する目盛板696の目盛を
読み取る。指針693が予め設定した目盛板69
6の目盛イを指示した場合、刻印機60の打刻中
心Qが打刻面と垂直であり、刻印機60が打刻面
に対して正しく垂直な姿勢に調整されていること
を示す。この場合は刻印機60の姿勢を垂直に調
整する作業は不要である。他方、指針693が目
盛イに対して上方又は下方にズレた位置にある目
盛を指示した場合、刻印機60は垂直に対して傾
いた姿勢で支持されている。この場合は上記角度
調整機構80を操作して指針693が指示する目
盛のズレ量に見合う量だけ支持機構50を所定方
向に回動傾斜させる。これにより打刻中心線Qが
打刻面と垂直となる方向に移動し、指針693が
目盛イを指示したとき、刻印機60の打刻中心Q
が垂直に調整される。その結果、刻印機60が容
器の打刻面に対して垂直な姿勢に正しく調整され
る。この調整は打刻作業の開始に先立つて容器の
外径、形状等に応じて予め行われる。
打刻スイツチ機構600は本体下部のブラケツ
ト62の後方に取付けられたエアシリンダ601
と、その上端開口に設けたシリンダヘツド602
と、一端にピストン603を有し他端がシリンダ
ヘツド602を通して上方に突出し本体61の内
部に延びるピストンロツド604とから成つてい
る。そして、上記制御回路の制御によりエアシリ
ンダ601が駆動され、ピストンロツド604が
上昇端まで突出したとき本体61に圧縮空気が圧
送されピストンハンマ64が駆動されて刻印に対
する打刻が行われる。
なお、支持体66には刻印ホルダー67に装着
された刻印の脱落等を防止するために押え板90
0が設けられる。
そして、上記各部の動作は、打刻開始から完了
に至る間、例えば非接触式のセンサー等の検出信
号に基づいて制御回路の制御により予め設定した
シーケンスにしたがつて一定のタイミングで順次
自動的に行われる。又、刻印機60の動作は制御
回路に内蔵したマイクロコンピユータの制御によ
つて行われる。しがつて、打刻数の読み誤りなど
の誤動作などなく、正確な打刻が行える。
次に以上の構成による本案刻印装置の動作につ
いて説明する。
先ず、上述した手順にしたがつて架台10の前
面から容器Aを装填位置Bを装入し、位置決め機
構20によつて位置決め固定する。このとき、昇
降台11はエアシリンダ12のロツドの伸長によ
り上昇端に上動しており、かつ刻印機60は支持
機構50のエアシリンダ56のロツドの短縮に伴
う内枠55の上動によつてその上昇端に位置して
いる。又、旋回機構30はスタート位置に回動復
帰している。更に、刻印ホルダー67は初期位置
に戻され、各支持孔671…に装着された刻印9
1〜97の中で打刻順序の最先に位置する刻印9
1がガイド孔660の位置つまり打刻位置に送ら
れ打刻開始に備えている。
次いで、図示しないスタートスイツチを投入し
てエアシリンダ12をロツドの短縮方向に駆動す
ると、昇降台11が下降する。その下降位置で下
部所定位置に設けたストツパー901が容器Aの
上部に当接すると、エアシリンダ12が停止する
と同時に、昇降台11が容器Aの上方に位置決め
停止される。又、刻印機60は容器Aの肩部に設
定した打刻位置の上方に所定間隔で正対した位置
に降下する。次に、支持機構50のエアシリンダ
56が駆動され刻印機60が内枠55を介して下
降し、その支持脚691,691が打刻位置周辺
と当接し刻印機60の容器Aに対する位置決めが
なされる(第11図参照)。その後、打刻スイツ
チ機構600が作動し、ピストンロツド604が
上昇端まで突出する。すると、刻印機の本体61
に圧縮空気が圧送され、第11図の矢印110で
示すようにピストンロツド63が伸長突出すると
同時に、ピストンハンマ64が打刻中心線Qに沿
つて突出しガイド孔660に位置した刻印91を
打刻する。これによつて該刻印91の文字又は数
字が容器の打刻面に刻捺される。次いで、エアシ
リンダ56の駆動によつて刻印機60がわずかに
上動し、打刻位置からにがされる。その後、刻印
の送り機構68が作動し、エアシリンダ681の
駆動によつて連結杆710が軸701を中心に第
10図の矢印111で示す方向に所定角度で回動
する。すると、ラチエツト車708が爪709で
付勢されて矢印111方向に1/8に回転送られる。
これに伴いステツプギヤ702がラチエツト車7
08と共に軸701と一体で同方向に回動し、刻
印ホルダー67を該矢印111方向に1/8回転だ
け回転させる。これによつて、次段に位置した第
2の刻印92がガイド孔660の位置に送り込ま
れる。このとき、ローラアーム705のローラ7
04がバネ706の付勢によつて刻印92と対応
するステツプギヤ702のカム溝703と係合
し、該刻印92をガイド孔660内の打刻位置に
正しく位置決め係止する。一方、刻印機60が打
刻位置から上動すると、旋回機構30が作動し、
モータ40の駆動によつてアーム13,13が第
2図の矢印112で示す如く所定角度で旋回移動
する。これによつて支持機構50は旋回機構30
の中心軸Pの周りに所定角度つまり打刻すべき一
文字分のピツチに相当する角度で旋回移動する。
その結果、刻印機60は容器Aの次の打刻位置に
一文字分の打刻ピツチに相当するピツチで自動的
に送られる。その後、上述と同様の手順により刻
印機60が下降し、打刻位置に位置決め設置され
た後、打刻スイツチ機構600の作動によりピス
トンハンマ64によつて刻印92が打刻され、打
刻位置への刻捺がなされる。
以下、上記と同様の手順により刻印ホルダー6
7に装着された全ての刻印について順次複数回打
刻がなされると、一個の容器Aに対する打刻工程
が終了する。
その後、刻印機60が上動復帰すると共に、昇
降台11がエアシリンダ12のロツドの伸長によ
り上昇端に上動復帰する。かつ、同時に送り機構
68の作動により刻印ホルダー67がリセツトさ
れ、打刻順序の最先に位置する刻印91がガイド
孔660の位置に送られる。更に、旋回機構30
がリセツトされ、刻印機60が支持機構50を介
して打刻開始位置に復帰する。このようにして装
置が初期位置に戻されリセツトされると、一連の
打刻工程が完了し、打刻済の容器が装置から取出
され、次の打刻に備える。すなわち、新たな容器
が装置の架台10の前面から装填され上記と同様
の手順により打刻作業が自動的に行われる。
以上のようにこの考案によれば、刻印機の打刻
中心線の垂直に対する傾斜角度を容器の外形寸法
等、打刻面に応じて自由に調整することが可能で
あるため、プロパンガス用のボンベの鏡板のよう
な曲面であつても片打ち等がなく鮮明に打刻する
ことができる。更に、刻印機は刻印の一打毎に打
刻位置に対して容器の中心軸周りに一文字分に相
当するピツチで正確に旋回移動し、かつ刻印機の
刻印ホルダーに保持された刻印がホルダーの中心
軸周りへの回動によつて刻印の一打毎に刻印機の
旋回移動と連係して1個ずつ順序よく打刻位置に
送られるため、刻印の位置ズレなどなく常時整然
とした打刻が行える。したがつて、従来の目視に
頼り手操作で行うものと異なり、目視による刻印
のズレや刻印の見誤りなどなく、常時正確で誤ま
りなく確実に、しかも、自動的に連続して打刻す
ることができる。
又、打刻作業の完全自動化を図ることができる
ため、打刻作業の省力化が可能となる。したがつ
て、作業者の負担も大幅に軽減され、作業環境の
大幅な改善合理化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動刻印装置の全体構
成を示す一部破断側面図、第2図は同じく平面
図、第3図は本案装置で用いられる容器の位置決
め機構の要部平面図、第4図は本案装置に適用さ
れる刻印機の旋回機構の斜視図、第5図はその
−線に沿う断面図、第6図は本案装置における
刻印機の支持機構およびその周辺機構の分解斜視
図、第7図はその縦断断面図、第8図は本案装置
における刻印機の斜視図、第9図はその要部断面
図、第10図は同じく要部平面図、第11図は本
案装置の動作を説明する部分断面図である。 10……架台、11……昇降台、12……エア
シリンダ、B……装填位置、A……容器、20…
…位置決め機構、P……容器の中心軸、13,1
3……アーム(連結杆)、50………支持機構、
30……旋回機構、{70……移動機構、80…
…角度調整機構}位置調整機構、91〜97……
刻印、67……刻印ホルダー、68……送り機
構、Q……打刻中心、{63……ピストンロツド、
64……ピストンハンマ、600……打刻スイツ
チ機構}打刻機構、66……支持体、660……
ガイド孔、69……垂直保持機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架台と、この架台に上下昇降可能に装着された
    昇降台と、該昇降台を上下に駆動するエアシリン
    ダと、前記架台に設けた装填位置にプロパンガス
    用ボンベ等の容器を位置決め保持する位置決め機
    構と、一端が前記昇降台に前記容器の中心軸周り
    に回動可能に取付けられた一対の連結杆と、該連
    結杆の自由端側ににその長手方向に沿つて摺動可
    能かつ垂直に対して回動傾斜可能に支持された刻
    印機の支持機構と、刻印の一打毎に前記支持機構
    を前記連結杆を介して前記中心軸を中心に所定の
    方向に所定のピツチで旋回移動させる前記昇降台
    に装着された旋回機構と、前記支持機構を前記摺
    動方向に移動調整しかつ前記傾斜方向に角度調整
    する位置調整機構と、前記支持機構に打刻位置に
    対して上下動可能に支持されかつ、複数の刻印を
    保持する刻印ホルダーを被打刻面に垂直な軸周り
    に回転可能に有するとともに、該ホルダーを前記
    支持機構の旋回移動と連係して前記刻印が一打毎
    に打刻位置に送り込まれるように所定の角度で前
    記軸周りに回転させる送り機構を備え、前記送り
    込まれた刻印を打刻中心に沿つて順次打刻する機
    構が設けられた刻印機とを備えて成る自動刻印装
    置。
JP18687082U 1982-12-10 1982-12-10 自動刻印装置 Granted JPS5990440U (ja)

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JP2008222127A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Railway Technical Res Inst 高低可変車両用吊り手

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