JPH06255742A - 荷搬送設備の走行台車不良載荷検出方法 - Google Patents

荷搬送設備の走行台車不良載荷検出方法

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JPH06255742A
JPH06255742A JP4424493A JP4424493A JPH06255742A JP H06255742 A JPH06255742 A JP H06255742A JP 4424493 A JP4424493 A JP 4424493A JP 4424493 A JP4424493 A JP 4424493A JP H06255742 A JPH06255742 A JP H06255742A
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signal
photoelectric switch
load
traveling
photoelectric
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JP4424493A
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Yutaka Yoshida
豊 吉田
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確に荷の載置不良を検出し、荷の落下、破
損を防止できる荷搬送設備の走行台車不良載荷検出方法
を提供する。 【構成】 走行台車1の一定経路を挟んで対向し、その
光電路が一定経路で交差する2対の荷検出用光電スイッ
チ34,35を設け、ずれ量検出装置37’は、これら第1の
光電スイッチ34の信号aと第2の光電スイッチ35の信号
bに時間のずれがあり、第1の光電スイッチ34の信号a
と第2の光電スイッチ35の信号bの立上りと立下りのず
れが同じ場合に、走行台車1の荷2の積載位置不良と判
断する。 【効果】 荷2が走行方向に対して傾いて載置されてい
る場合、あるいは荷2の形状がL字形状など特殊な形状
な場合、第1の光電スイッチ34の信号aと第2の光電ス
イッチ35の信号bの立上りと立下りのずれが同じでなく
なり、よってずれ信号eは出力されなくなり、荷2の落
下、あるいは破損が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば一定経路上で
走行自在な台車に搭載されて搬送される被搬送物を、経
路中に予め設定されている複数の仕分け位置の内の任意
な仕分け位置で左右横方向に払い出すために利用される
荷搬送設備において、その走行台車の不良載荷検出方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の荷搬送設備の一例を図10〜図14に
基づいて説明する。1は一定経路上を互いに連結された
状態で走行自在な走行台車で、その上部には、走行方向
Aに対する左右横方向に荷(被搬送物)2を搬送する仕
分け用コンベヤ3を設けており、この仕分け用コンベヤ
3の駆動により荷2は、一定経路に沿って複数台設けら
れた仕分けシュート4に払い出される。
【0003】走行台車1を案内する走行レール5は長さ
方向における複数箇所がレールサポート6を介してモノ
レール式に支持され、走行レール5の一側面、すなわち
レールサポート6の連結面とは反対側の側面で複数箇所
に、リニアモータ7をレール長さ方向に取り付け、また
走行レール5の他側面に、3相の交流電源線および接地
線からなる4本の給電レール8を設けている。
【0004】また走行台車1は、走行レール5に案内さ
れる本体10と、この本体10の上部に設けた仕分け用コン
ベヤ3とからなり、本体10は走行方向から見てC型状の
フレーム11を走行方向に一対(複数)有している。ここ
で両フレーム11は、逆L形部材11a と、この逆L形部材
11a の下端に固定具を介して一体化した水平部材11bと
によりC型状に形成されている。
【0005】そして四角板状の二次導体12の前後縁部を
逆L形部材11a の縦杆部内面に固定具により固定すると
ともに、プレート13の前後縁部を逆L形部材11a の横杆
部上面に固定具により固定することで、両フレーム11は
走行方向Aに所定間隔を置いた状態で二次導体12とプレ
ート13とを介して一体化される。
【0006】各逆L形部材11a の横杆部の端部には、縦
ピン15を介して上部ブラケット16が回動自在に設けら
れ、これら上部ブラケット16には、走行レール5の上部
で両側面に対向自在な左右一対の上部横振れ防止ローラ
17が設けられ、各逆L形部材11a の横杆部に走行レール
5の上面に載置される走行用ローラ18が設けられる。ま
た水平部材11b の端部には、縦ピン19を介して下部ブラ
ケット20が回動自在に設けられ、これら下部ブラケット
20には、走行レール5の下部で両側面に対向自在な左右
一対の下部横振れ防止ローラ21が設けられ、水平部材11
b に走行レール5の下面に対向自在な浮き上がり防止ロ
ーラ22が設けられる。
【0007】また、仕分け用コンベヤ3は、前後一対の
フレーム23と、これらフレーム23間に配設したコンベヤ
装置24とから構成され、フレーム23を本体10に連結して
いる。コンベヤ装置24は、駆動プーリ25と、従動プーリ
26と、両プーリ25,26間に掛張された無端のベルト27
と、サーボモータ28と、このサーボモータ28の回転を駆
動プーリ25に伝える伝動装置29などから構成される。
【0008】上記のように構成された走行台車1は、先
行走行台車1の後端の縦ピン15と後続走行台車1の前端
の縦ピン15との間に設けられる、長さ調節自在な連結杆
31により互いに連結されて無端の列車状で一定経路上を
走行する。
【0009】また、特定の走行台車1には、その上部ブ
ラケット16に、給電レール8からサーボモータ28用など
の給電を受ける集電子32が設けられ、他の走行台車1
に、この特定の走行台車1の集電子32から配線ケーブル
(図示せず)により給電される。また、光伝送装置、サ
ーボモータ28用のサーボアンプ、コントローラ、制御電
源装置を備えた仕分け用コンベヤ3の制御装置33が両フ
レーム11の逆L形部材11a の縦杆部外面間に固定具によ
り固定される。
【0010】上記実施例において走行台車1は、リニア
モータ7と二次導体12とによる磁石の吸引力や反発力を
利用して一定経路上を所定速度で走行する。この走行
は、走行レール5に対して、走行用ローラ18により支持
案内され、上下の横振れ防止ローラ17,21により横振れ
が防止され、浮き上がり防止ローラ22により浮き上がり
が防止された状態で行われ、騒音、振動、故障などがほ
とんど生じることなく行える。
【0011】また、給電レール8より集電子32、あるい
は配線ケーブルを介してサーボモータ28用の給電を受け
ている状態で、制御装置33に送られてきた信号に応じ
て、制御装置33を介してサーボモータ28を正転あるいは
逆転させ、以てベルト27上の荷2を仕分けシュート4に
払い出せ得る。なお荷2の搬入は、搬入コンベヤ(図示
せず)から仕分け用コンベヤ3へと行われる。
【0012】また、図13にも示すように、走行台車1の
一定経路を挟んで対向し、その光電路が一定経路の中央
で交差する投光器と受光器からなる2対の荷2の検出用
光電スイッチ34,35が設けられ、一定経路の外方に、こ
れら第1の光電スイッチ34の検出信号(オン・オフ信
号)aと第2の光電スイッチ35の検出信号(オン・オフ
信号)bを入力して、荷2の載置された位置を検知し、
ずれ量を光伝送装置36を介して走行台車1の制御装置33
へ送信するずれ量検出装置37が設けられる。
【0013】ずれ量検出装置37には、たとえば図13に示
すように、荷2が走行方向Aに対して左側にずれている
場合、図14に示す光電スイッチ34,35の検出信号a,b
が入力される。すなわち、第1の光電スイッチ34の検出
信号aが立上がって時間t1後、第2の光電スイッチ35
の検出信号bが立上がり、第1の光電スイッチ34の検出
信号aが立下がって時間t2 後、第2の光電スイッチ35
の検出信号bが立下がる信号が入力され、ずれ量検出装
置37は、先に信号が立ち上がった光電スイッチが第1の
光電スイッチ34であることから、左側にずれていること
を検知し、時間t1 によりずれ量を検知して、ずれの方
向と量から成るずれ信号eを走行台車1の制御装置33へ
送信する。走行台車1の制御装置33は、このずれ信号e
を入力すると、サーボモータ28を正転あるいは逆転さ
せ、以てベルト27上の荷2をセンター位置に移動させ
る。
【0014】また、図12において、39は走行台車1間に
設けられたカバーである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ずれ量検
出装置37のずれ信号により荷2のセンタリングを行う
と、荷2が落下したり、壁にぶつかるなどの問題があっ
た。たとえば、図15に示すように、荷2が走行方向Aに
対して傾いて右側に載置されている場合、通常第2の光
電スイッチ35の検出信号bの立上がりが先になるとこ
ろ、図16に示すように第1の光電スイッチ34の検出信号
aが先に立上がり、よってこの信号に基づいてずれ信号
が出力されると、荷2は右側に移動されて落下、あるい
は壁にぶつかることになる。また、図17に示すように、
荷2の形状がL字形状で中央に載置されている場合、通
常第1,第2の光電スイッチ34,35の検出信号a,bが
同時に立上がるところ、図18に示すように第2の光電ス
イッチ35の検出信号bが先に立上がり、よってこの信号
に基づいてずれ信号が出力されると、荷2は左側に移動
されて落下、あるいは壁にぶつかることになる。
【0016】本発明は上記問題を解決するものであり、
正確に荷の載置位置を検出し、荷の落下、破損を防止で
きる荷搬送設備の走行台車不良載荷検出方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく第
1の発明の荷搬送設備の走行台車不良載荷検出方法は、
荷を積載して走行する走行台車の一定経路を挟んで対向
し、その光電路が前記一定経路で交差する2対の荷検出
用光電スイッチを設け、これら第1の光電スイッチの信
号の立上りと第2の光電スイッチの信号の立上りに時間
のずれがあり、第1の光電スイッチの信号の立下りと第
2の光電スイッチの信号の立下りに時間のずれがあり、
第1の光電スイッチの信号の立上りと第2の光電スイッ
チの信号の立上りの時間的なタイミングと、第1の光電
スイッチの信号の立下りと第2の光電スイッチの信号の
立下りの時間的なタイミングが同じ場合に、前記走行台
車の荷の積載位置不良と判断することを特徴とするもの
である。
【0018】そして第2の発明の荷搬送設備の走行台車
不良載荷検出方法は、荷を積載して走行する走行台車の
一定経路を挟んで対向する1対の荷検出用第1の光電ス
イッチを設け、前記走行台車に走行方向に沿って走行台
車と同じ長さの検出板を取付け、前記検出板を検出する
第2の光電スイッチを前記一定経路に沿って設け、前記
第2の光電スイッチのオン時間内に前記第1の光電スイ
ッチのオン時間が含まれない場合は、前記走行台車の荷
の積載位置不良と判断することを特徴とするものであ
る。
【0019】
【作用】上記第1の発明の構成によると、第1の光電ス
イッチの信号の立上りと第2の光電スイッチの立上りに
時間のずれがあり、第1の光電スイッチの信号の立下り
と第2の光電スイッチの立下りに時間のずれがあり、第
1の光電スイッチの信号の立上りと第2の光電スイッチ
の立上りの時間的なタイミングと、第1の光電スイッチ
の信号の立下りと第2の光電スイッチの立下りの時間的
なタイミングが同じ場合に、荷の走行台車での積載位置
不良と判断される。よって、上記2つの時間的タイミン
グが同じでなくなる、走行台車上の荷が傾いている場
合、荷の形状が四角でない場合は、ずれ無しと判断さ
れ、ずれ信号は出力されず、荷の落下、あるいは破損が
防止される。
【0020】また第2の発明の構成によると、第1の光
電スイッチの信号が、第2の光電スイッチの信号内に含
まれない場合、すなわち走行台車上の荷の位置が、走行
台車位置からはみ出している場合、荷が走行台車間上に
載置されている場合、荷の走行台車での積載位置不良と
判断される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、従来例の図10〜図13の構成と同一の構成
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】図1は本発明の一実施例における荷搬送設
備の走行台車不良載荷検出方法を実行するずれ検出装置
37’を備えた荷搬送設備の模式図である。このずれ量検
出装置37’には、従来例と同様に第1の光電スイッチ34
の検出信号aと、第2の光電スイッチ35の検出信号bが
入力される。ずれ量検出装置37’を図2〜図4のブロッ
ク図に基づいて説明する。
【0023】図2において、”DIFU”は立上り微分
命令を示す記号、すなわち信号の立上り時に1スキャン
だけオン信号を出力する命令であり、また”DIFD”
は立下り微分命令を示す記号、すなわち信号の立下り時
に1スキャンだけオン信号を出力する命令であり、”D
ELAY TIMER”はオフディリイ命令を示す記
号、すなわち信号が立下ってもタイマー時間Tの間連続
してオン信号を出力する命令である。
【0024】DIFU41により第1の光電スイッチ34の
検出信号aが立上り時(オン時)にパルス信号が出力
され、DIFD42により第1の光電スイッチ34の検出信
号aが立下り時(オフ時)にパルス信号が出力され、
さらにDIFU43により第2の光電スイッチ35の検出信
号bが立上り時(オン時)にパルス信号が出力され、
DIFD44により第2の光電スイッチ35の検出信号bが
立下り時(オフ時)にパルス信号が出力される。ま
た、第1の光電スイッチ34の検出信号aと第2の光電ス
イッチ35の検出信号bの論理和(OR)45の信号が立下
り時(オフ時)にDIFD46により(実行)パルス信号
が出力され、論理和(OR)45の信号のDELAY
TIMER47の出力信号が立下り時(オフ時)にDI
FD48により(リセット)パルス信号が出力される。
このDELAY TIMER47とDIFD48の動作によ
り、第1の光電スイッチ34の検出信号aと第2の光電ス
イッチ35の検出信号bがともにオフとなって出力される
パルス信号からタイマー時間T後にリセットパルス信
号が出力される。
【0025】図3において、”CNT”はカウンタ命令
を示す記号であり、カウント(C)信号がオンのときに
カウントを行い、リセット(R)信号によりカウント値
をリセットする。また、”S−R”はRSフリップフロ
ップを示す記号である。
【0026】第1の光電スイッチ34の検出信号aの立上
りパルス信号と第2の光電スイッチ35の検出信号bの
反転信号(NOT49)の論理積(AND)50の信号によ
りS−R51の出力はセットされ、第2の光電スイッチ35
の検出信号bの立上りパルス信号によりリセットされ
る。このS−R51の出力信号がオンの間、CNT52はカ
ウントを行い、リセットパルス信号によりカウント値
をリセットする。これらS−R51とCNT52の動作によ
り、第1の光電スイッチ34の検出信号aの立上り時から
第2の光電スイッチ35の検出信号bの立上り時までの時
間t1 が計測される。
【0027】また、第1の光電スイッチ34の検出信号a
の立下りパルス信号と第2の光電スイッチ35の検出信
号bの論理積(AND)53の信号によりS−R54の出力
はセットされ、第2の光電スイッチ35の検出信号bの立
下りパルス信号によりリセットされる。このS−R54
の出力信号がオンの間、CNT55はカウントを行い、リ
セットパルス信号によりカウント値をリセットする。
これらS−R54とCNT55の動作により、第1の光電ス
イッチ34の検出信号aの立下り時から第2の光電スイッ
チ35の検出信号bの立下り時までの時間t2 が計測され
る。
【0028】また、第2の光電スイッチ35の検出信号b
の立上りパルス信号と第1の光電スイッチ34の検出信
号aの反転信号(NOT56)の論理積(AND)57の信
号によりS−R58の出力はセットされ、第1の光電スイ
ッチ34の検出信号aの立上りパルス信号によりリセッ
トされる。このS−R58の出力信号がオンの間、CNT
59はカウントを行い、リセットパルス信号によりカウ
ント値をリセットする。これらS−R58とCNT59の動
作により、第2の光電スイッチ35の検出信号bの立上り
時から第1の光電スイッチ34の検出信号aの立上り時ま
での時間t3 が計測される。
【0029】また、第2の光電スイッチ35の検出信号b
の立下りパルス信号と第1の光電スイッチ34の検出信
号aの論理積(AND)60の信号によりS−R61の出力
はセットされ、第1の光電スイッチ34の検出信号aの立
下りパルス信号によりリセットされる。このS−R61
の出力信号がオンの間、CNT62はカウントを行い、リ
セットパルス信号によりカウント値をリセットする。
これらS−R61とCNT62の動作により、第2の光電ス
イッチ35の検出信号bの立下り時から第1の光電スイッ
チ34の検出信号aの立下り時までの時間t4 が計測され
る。
【0030】図4において、”CMP”は比較命令を示
す記号であり、入力信号が設定値(D)以上のときに出
力信号をオンとする。また、”INC”は加算命令を示
す記号、”DIV”は除算を示す記号、”OUT”は出
力命令を示す記号であり、”DIV”では設定値(D)
により除算される。図4のブロックは、(実行)パルス
信号がオンのときに実行される。
【0031】第1の光電スイッチ34の検出信号aの立上
り時から第2の光電スイッチ35の検出信号bの立上り時
までの時間t1 は、CMP63により”1”以上か、すな
わちt1 >0かが検知され、第1の光電スイッチ34の検
出信号aの立下り時から第2の光電スイッチ35の検出信
号bの立下り時までの時間t2 は、CMP64により”
1”以上か、すなわちt2 >0かが検知され、またIN
C65により時間t1 と時間t2 は加算され、その出力は
DIV66により”2”で除算される。また、CMP63の
出力とCMP64の出力の論理積(AND)67の信号によ
り、DIV66の演算値T1 はOUT68により出力され
る。すなわち、時間t1 と時間t2 がともに正の場合に
時間t1 と時間t2 の平均値T1 がOUT67により出力
される。
【0032】また、第2の光電スイッチ35の検出信号b
の立上り時から第1の光電スイッチ34の検出信号aの立
上り時までの時間t3 は、CMP69により”1”以上
か、すなわちt3 >0かが検知され、第2の光電スイッ
チ35の検出信号bの立下り時から第1の光電スイッチ34
の検出信号aの立下り時までの時間t4 は、CMP70に
より”1”以上か、すなわちt4 >0かが検知され、ま
たINC71により時間t 3 と時間t4 は加算され、その
出力はDIV72により”2”で除算される。また、CM
P69の出力とCMP70の出力の論理積(AND)73の信
号により、DIV72の演算値T2 はOUT74により出力
される。すなわち、時間t3 と時間t4 がともに正の場
合に時間t3 と時間t4 の平均値T2 がOUT74により
出力される。なお、(実行)パルス信号がオフのとき
には、平均値T1 ,T2 の値として”0”が出力され
る。
【0033】上記構成により、第1の光電スイッチ34の
信号の立上りと第2の光電スイッチ35の立上りの時間的
なタイミングと、第1の光電スイッチの信号34の立下り
と第2の光電スイッチ35の立下りの時間的なタイミング
が同じ場合、すなわち第1の光電スイッチ34の検出信号
aの立上り時から第2の光電スイッチ35の検出信号bの
立上り時までの時間t1 と第1の光電スイッチ34の検出
信号aの立下り時から第2の光電スイッチ35の検出信号
bの立下り時までの時間t2 がともに正の場合、あるい
は第2の光電スイッチ35の検出信号bの立上り時から第
1の光電スイッチ34の検出信号aの立上り時までの時間
3 と第2の光電スイッチ35の検出信号bの立下り時か
ら第1の光電スイッチ34の検出信号aの立下り時までの
時間t4がともに正の場合、荷2の走行台車1での積載
位置不良と判断し、第1の光電スイッチ34の信号の立上
りと第2の光電スイッチ35の立上りの時間のずれと、第
1の光電スイッチ34の信号の立下りと第2の光電スイッ
チ35の立下りの時間のずれの平均値、すなわち時間t1
と時間t2 の平均値T1 、あるいは時間t3 と時間t4
の平均値T2 がずれ量信号eとして出力される。
【0034】走行台車1の制御装置33は、ずれ量検出装
置37’より、ずれ量信号eとしてずれ量T1 を入力する
と、荷2が走行方向Aに対して左側にずれていると判断
し、次にこのずれ量T1 が所定のずれ量より大きいかを
判断し、大きい場合、ずれ量T1 に対応する時間サーボ
モータ28を正転させベルト27を右側に移動し、以てベル
ト27上の荷2をセンター位置に移動させる。また、ずれ
量検出装置37’より、ずれ量信号eとしてずれ量T2
入力すると、荷2が走行方向Aに対して右側にずれてい
ると判断し、次にこのずれ量T2 が所定のずれ量より大
きいかを判断し、大きい場合、ずれ量T2 に対応する時
間サーボモータ28を逆転させベルト27を左側に移動し、
以てベルト27上の荷2をセンター位置に移動させる。制
御装置33は、ずれ量T1 ,T2 が所定のずれ量より少な
い場合は、センタリングは不必要と判断して、センタリ
ング動作を実行しないようにしている。
【0035】上記動作により、図15、図17に示すよう
な、荷2が走行方向Aに対して傾いて載置されている場
合、あるいは荷2の形状がL字形状など特殊な形状な場
合、すなわち図16、図18に示すように、上記時間t1
時間t2 がともに正、あるいは上記時間t3 と時間t4
がともに正でない場合、ずれ量信号eは出力されなくな
り、よって荷2が移動されて落下、あるいは壁にぶつか
ることが防止される。また、ずれ時間の平均値がずれ量
とされるため、光電スイッチ34,35の検知誤差をカバー
することができる。
【0036】本発明の他の実施例を図面に基づいて説明
する。図7に示すように、走行台車1から荷2がはみ出
して積載されたり、走行台車1間のカバー39上に荷2が
積載されてしまうことがある。このような載置不良を検
出する。
【0037】図5〜図7に示すように、走行台車1の一
定経路を挟んで対向する1対の第1の光電スイッチ81を
設け、走行台車1に走行方向Aに沿って走行台車1と同
じ長さの検出板82を取付け、第1の光電スイッチ81と同
じ位置に前記検出板82を検出する第2の光電スイッチ83
を一定経路に沿って設けている。
【0038】図8に示す、これら第1,第2の光電スイ
ッチ81,83の検出信号(オン・オフ信号)c,dは、図
7に示すずれ検出装置84に入力される。ずれ検出装置84
は荷2のずれを検出すると表示灯85を点灯する。このず
れ検出装置84を図9のブロック図に基づいて説明する。
【0039】DIFU91により第1の光電スイッチ81の
検出信号cが立上り時(オン時)にパルス信号が出力
され、DIFD92により第1の光電スイッチ81の検出信
号cが立下り時(オフ時)にパルス信号’が出力さ
れ、さらに第1の光電スイッチ81の検出信号cのDEL
AY TIMER93の出力信号が立下り時(オフ時)
にDIFD94により(リセット)パルス信号’が出力
される。このDELAYTIMER93とDIFD94の動
作により、第1の光電スイッチ81の検出信号cがオフと
なって出力されるパルス信号’からタイマー時間T後
に(リセット)パルス信号’が出力される。
【0040】第1の光電スイッチ81の検出信号cと第2
の光電スイッチ83の検出信号dの論理積(AND)95の
信号がオンの間、CNT96はカウントを行い、(リセッ
ト)パルス信号’によりカウント値をリセットする。
これら論理積(AND)95とCNT96の動作により、第
1の光電スイッチ81の検出信号cと第2の光電スイッチ
83の検出信号dがともにオンとなっている時間t5 が計
測される。
【0041】また、第1の光電スイッチ81の検出信号c
の信号がオンの間、CNT97はカウントを行い、(リセ
ット)パルス信号’によりカウント値をリセットす
る。このCNT97の動作により、第1の光電スイッチ81
の検出信号cがオンとなっている時間t6 が計測され
る。
【0042】第1の光電スイッチ81の検出信号cと第2
の光電スイッチ83の検出信号dがともにオンとなってい
る時間t5 は、CMP98により”1”以上か、すなわち
5>0かが検知され、第1の光電スイッチ81の検出信
号cがオンとなっている時間t6 と上記時間t5 がCM
P9 により比較され、CMP98の出力とCMP99の出力
の論理積(AND)100 が実行される。ベルト27から荷
2の一部がずれてしまうと、図8からわかるように、t
6 >t5 >0となることから、論理積(AND)100 の
出力信号がオンのとき、荷2のはみ出しが検出される。
【0043】また、第1の光電スイッチ81の検出信号c
が立上り時(オン時)にパルス信号と第1の光電スイ
ッチ81の検出信号cが立下り時(オフ時)にパルス信号
’の論理和(OR)101 の信号はCNT102 によりそ
のパルス数がカウントされ、第2の光電スイッチ83の検
出信号dでリセットされる。このCNT102 のカウント
値はCMP103 により”2”以上かが比較される。CN
T102 において、第2の光電スイッチ83の検出信号dが
オフのときに、第1の光電スイッチ81の検出信号cが立
上り信号と立下り信号がともにカウントされることによ
り、荷2がカバー39上に載荷されていることがわかるこ
とから、CMP103 の出力信号がオンとなることでカバ
ー39上載荷が検出される。
【0044】このように、荷2のベルト27よりのはみ出
し、またはカバー39上載荷が検出されると、たとえば走
行台車1が一定経路を一周する間、表示灯85が点灯され
る。この他の実施例によれば、図8に示すように、第2
の光電スイッチ83のオン時間内に第1の光電スイッチ81
のオン時間が含まれない場合、すなわち荷2がベルト27
よりはみ出している場合とカバー39上に載荷されている
場合を検出でき、警報を発することで、作業員に荷の載
荷不良を知らせることができ、搬送中での荷2の落下を
防止することができる。
【0045】
【発明の効果】上記第1の発明によれば、第1の光電ス
イッチの信号の立上りと第2の光電スイッチの立上りの
時間的なタイミングと、第1の光電スイッチの信号の立
下りと第2の光電スイッチの立下りの時間的なタイミン
グが同じ場合、荷の走行台車での積載位置不良と判断す
ることで、上記2つの時間的タイミングが同じでなくな
る、走行台車上の荷が傾いている場合、荷の形状が四角
でない場合は、ずれ信号は出力されなくなり、よって荷
の落下、あるいは破損を防止できる。
【0046】また上記第2の発明によれば、第1の光電
スイッチの信号が、第2の光電スイッチの信号内に含ま
れない場合を検出することにより、走行台車上の荷の位
置が走行台車位置からはみ出している場合、カバー上に
載荷されている場合を検出でき、荷の走行台車での積載
位置不良を出力して作業員に知らせることができ、搬送
中での荷の落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における荷搬送設備の走行台
車不良載荷検出方法を実行するずれ検出装置を備えた荷
搬送設備の模式図である。
【図2】同ずれ量検出装置のブロック図である。
【図3】同ずれ量検出装置のブロック図である。
【図4】同ずれ量検出装置のブロック図である。
【図5】本発明の他の実施例における荷搬送設備の走行
台車不良載荷検出方法を実行するずれ検出装置を備えた
荷搬送設備の一部切欠き正面図である。
【図6】同ずれ検出装置を備えた荷搬送設備の側面図で
ある。
【図7】同ずれ検出装置を備えた荷搬送設備の走行台車
不良載荷検出方法を説明する模式図である。
【図8】同ずれ検出装置に入力する光電スイッチの特性
図である。
【図9】同ずれ検出装置のブロック図である。
【図10】従来の荷搬送設備の一部斜視図である。
【図11】従来の荷搬送設備の一部切欠き正面図である。
【図12】従来の荷搬送設備の側面図である。
【図13】従来のずれ検出装置を備えた荷搬送設備の走行
台車不良載荷検出方法を説明する模式図である。
【図14】従来のずれ検出装置に入力する光電スイッチの
特性図である。
【図15】従来のずれ検出装置の問題点を説明する模式図
である。
【図16】図15におけるずれ検出装置に入力する光電スイ
ッチの特性図である。
【図17】従来のずれ検出装置の問題点を説明する模式図
である。
【図18】図17におけるずれ検出装置に入力する光電スイ
ッチの特性図である。
【符号の説明】
1 走行台車 2 荷 3 仕分け用コンベヤ 4 仕分けシュート 5 走行レール 6 レールサポート 7 リニアモータ 8 給電レール 10 本体 12 二次導体 17 上部横振れ防止ローラ 18 走行用ローラ 21 下部横振れ防止ローラ 22 浮き上がり防止ローラ 24 コンベヤ装置 31 連結杆 32 集電子 33 制御装置 34,35,81,83 光電スイッチ 37’ ずれ量検出装置 39 カバー 82 検出板 84 ずれ検出装置 85 表示灯 a,b,c,d 光電スイッチの検出信号 e ずれ量信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を積載して走行する走行台車の一定経
    路を挟んで対向し、その光電路が前記一定経路で交差す
    る2対の荷検出用光電スイッチを設け、これら第1の光
    電スイッチの信号の立上りと第2の光電スイッチの信号
    の立上りに時間のずれがあり、第1の光電スイッチの信
    号の立下りと第2の光電スイッチの信号の立下りに時間
    のずれがあり、第1の光電スイッチの信号の立上りと第
    2の光電スイッチの信号の立上りの時間的なタイミング
    と、第1の光電スイッチの信号の立下りと第2の光電ス
    イッチの信号の立下りの時間的なタイミングが同じ場合
    に、前記走行台車の荷の積載位置不良と判断することを
    特徴とする荷搬送設備の走行台車不良載荷検出方法。
  2. 【請求項2】 荷を積載して走行する走行台車の一定経
    路を挟んで対向する1対の荷検出用第1の光電スイッチ
    を設け、前記走行台車に走行方向に沿って走行台車と同
    じ長さの検出板を取付け、前記検出板を検出する第2の
    光電スイッチを前記一定経路に沿って設け、前記第2の
    光電スイッチのオン時間内に前記第1の光電スイッチの
    オン時間が含まれない場合は、前記走行台車の荷の積載
    位置不良と判断することを特徴とする荷搬送設備の走行
    台車不良載荷検出方法。
JP4424493A 1993-03-05 1993-03-05 荷搬送設備の走行台車不良載荷検出方法 Pending JPH06255742A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9452893B1 (en) 2015-05-11 2016-09-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Article sorting apparatus
EP3828107A1 (fr) * 2019-11-28 2021-06-02 Solystic Installation de tri d'articles tels que colis ou paquets avec un système de contrôle de position des articles par détection de contour

Cited By (4)

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FR3103800A1 (fr) * 2019-11-28 2021-06-04 Solystic Installation de tri d’articles tels que colis ou paquets avec un système de contrôle de position des articles par détection de contour
US11311913B2 (en) 2019-11-28 2022-04-26 Solystic Installation for sorting articles such as parcels or packets with a system for monitoring the positioning of the articles by outline detection

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