JPH06239196A - 車両用エアバッグ装置の作動制御装置 - Google Patents

車両用エアバッグ装置の作動制御装置

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JPH06239196A
JPH06239196A JP5152750A JP15275093A JPH06239196A JP H06239196 A JPH06239196 A JP H06239196A JP 5152750 A JP5152750 A JP 5152750A JP 15275093 A JP15275093 A JP 15275093A JP H06239196 A JPH06239196 A JP H06239196A
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/015Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting the presence or position of passengers, passenger seats or child seats, and the related safety parameters therefor, e.g. speed or timing of airbag inflation in relation to occupant position or seat belt use
    • B60R21/01512Passenger detection systems
    • B60R21/01516Passenger detection systems using force or pressure sensing means
    • B60R21/0152Passenger detection systems using force or pressure sensing means using strain gauges

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアバッグの不要な展開を防止する。 【構成】 インフレータのスクイブSに通じる着火回路
の電源スイッチであるイグニッションスイッチIGをO
FFからONに切り替えた際に、タッチセンサ13が既
にON状態であることが検出されると、以後のエアバッ
グ作動を禁止する禁止回路Yを備えている。この禁止回
路YによりイグニッションスイッチIGがOFF状態の
駐車中に足蹴り等によって加えられた荷重によってタッ
チセンサ13がONとなっていた場合に、イグニッショ
ンスイッチIGのスイッチONと同時にエアバッグが展
開するのを防止することができる。また禁止回路Yを介
さずにスクイブSに接続される第2の衝突センサとして
加速度式衝突センサを設ければ、タッチセンサからの信
号による作動が禁止されていても、衝突時にエアバッグ
を展開させることができる。またエアバッグを作動可能
としておくべき状態が検出されたら禁止状態を解除させ
るようにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の衝突を検知し
たときに、エアバッグを展開させて乗員を保護するため
のエアバッグ装置で、エアバッグの不要な展開を防止す
るための手段を備えた車両用エアバッグ装置の作動制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の側面衝突用エアバッグを搭載した
車両においては、車両の側面衝突を検出するためにサイ
ドドア内にタッチセンサを配設する技術がある。例え
ば、特開平3−281459号公報には、側面衝突用エ
アバッグを搭載した車両のサイドドアが示されている。
これは図21に示すように、サイドドア1内にほぼ水平
に配設されたサイドインパクトビーム2の車体外側(図
22において左側)面に衝突センサ3を、サイドドア1
のアウタパネル4の内面に接近した位置に取付けて、側
面衝突を逸早く検出できるようにしている。そして、こ
の衝突センサ3は、車両の側面衝突時に車体内側へ向け
て変形するアウタパネル4とサイドインパクトビーム2
とに挟圧されることによって側面衝突を検出するよう構
成されており、衝突センサ3が側面衝突を検出すると、
インフレータ5に着火電流が流れ、着火したインフレー
タ5で発生する不活性ガスによって、例えばアームレス
ト6内に収容されているエアバッグ7が膨張し、車室内
のサイドドア1と乗員との間に展開して、二次衝突から
乗員を保護するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、側面
衝突用エアバッグ装置においては、側面衝突を逸早く検
出できるように衝突センサ3を、サイドドア1内のアウ
タパネル4の内面に接近させて設けていることが多い。
そのため、側面衝突時以外にもサイドドア1の外側にあ
る程度大きな力が加わると、アウタパネル4が変形して
衝突センサ3をONさせてしまう虞れがある。
【0004】特に、タッチスイッチ式の衝突センサは、
アウタパネル4が塑性変形することにより圧縮されて一
旦スイッチONすると、このON状態が保持されること
が多い。そのため、例えば、搭乗者のいない駐車中の車
両のサイドドア1に対して外力が加わり、そのアウタパ
ネル4が塑性変形して衝突センサ3がON状態となる
と、その時点ではイグニッションキー(車両電源スイッ
チ)がOFF状態であるためエアバッグは展開されない
が、その車両を使用するために運転者がイグニッション
キーをON状態にした際に、インフレータの着火回路が
通電され、エアバッグを展開させてしまうという不都合
があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、駐車中等のように電源スイッチがOFF状態とさ
れているときに、衝突センサ3がON状態となった場合
には、エアバッグの作動を禁止することのできる車両用
エアバッグ装置の作動制御装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、ガスを供給されて膨張する
ことにより車両乗員と車室内構成体との間に衝撃緩衝域
を形成するエアバッグと、車両衝突時の車体の変形を検
出する衝突センサと、通電され着火されることによりガ
スを発生して、そのガスを前記エアバッグに供給するイ
ンフレータと、前記インフレータに作動用電流を供給す
る電源スイッチと、前記電源スイッチの遮断時に前記衝
突センサが車体の変形を検出した場合に、前記インフレ
ータの作動を禁止する禁止手段とを備えていることを特
徴としている。
【0007】また、車両衝突時に車体に発生される加速
度を検出する加速度センサを備え、前記インフレータは
前記加速度センサが衝突による加速度を検出すると前記
禁止手段による禁止に拘らず作動するように構成されて
いることを特徴としている。
【0008】さらに、前記衝突センサと前記禁止手段と
が、各ドアごとに独立して設けられていることを特徴と
している。
【0009】またさらに、車両の電源スイッチを投入
後、前記禁止手段によるインフレータ作動禁止状態を一
定時間保持させた後、この禁止状態を解除させるタイマ
ーと、予め定めた車両状態が検出された場合に前記禁止
手段によるインフレータの禁止状態を解除させる禁止解
除信号を出力する禁止解除信号出力手段とが設けられて
いることを特徴としている。
【0010】また、前記禁止解除信号出力手段が、車両
の走行状態が予め定められた状態になったことにより禁
止解除信号を出力する装置であることを特徴としてい
る。
【0011】また、前記禁止解除信号出力手段が、エン
ジンの駆動状態が予め定められた状態になったことによ
り禁止解除信号を出力する装置であることを特徴として
いる。
【0012】さらにまた、前記禁止解除信号出力手段
は、前記車両に搭載された自動変速機のシフトレバーの
ポジションがパーキングレンジ以外に位置していること
により禁止解除信号を出力する装置であることを特徴と
している。
【0013】また、前記禁止解除信号出力手段が、車両
の走行状態とエンジンの駆動状態とが、それぞれ予め定
められた状態になったことにより禁止解除信号を出力す
る装置であることを特徴としている。
【0014】
【作用】上記のように構成されるこの発明の車両用エア
バッグ装置の作動制御装置は、電源スイッチMSの遮断
時に衝突センサCSによって車体の変形が検出される
と、禁止手段IMはインフレータIFの作動を禁止す
る。そのため、駐車中等に何らかの原因で車体が変形さ
れて衝突センサCSが、その変形を検出しているときに
電源スイッチMSを投入してもエアバッグABが作動す
ることはない(図1-A参照)。
【0015】また、加速度センサGSを加えれば、禁止
手段IMによりインフレータIFの作動が禁止されてい
る状態でも衝突が発生して加速度センサGSによってそ
れが検出されれば、インフレータIFを作動させること
が可能となる(図1-B参照)。
【0016】また、前記衝突センサCSと禁止手段IM
とが、各ドア毎に独立して設けられているため、一つの
ドアの接触式の衝突センサCSが衝突を検出した場合
に、衝突を検出しなかった他のドアのエアバッグの無用
の展開が防止される。
【0017】さらに、禁止手段IMによるインフレータ
IFの作動禁止は、車両の電源スイッチが投入されるの
と同時にスタートするタイマーによって一定時間経過す
ると解除される。また、車両の状態が予め定められた状
態になると、禁止状態を解除させる禁止解除信号を出力
する禁止解除信号出力手段CMからの信号により禁止状
態が解除されようになっている。そして、制御装置の電
源スイッチ投入直後の電圧不安定期の一定時間のエアバ
ッグ作動を禁止するとともに、衝突センサCSがONし
ていなければ、このタイマーがタイムアップする前であ
っても禁止状態が解除されて、エアバッグ作動が可能と
なる(図1-C参照)。
【0018】
【実施例】以下、この発明の作動制御装置を、サイドエ
アバッグ装置の作動制御装置に適用した実施例を図2な
いし図11に基づいて説明する。
【0019】図2ないし図4はこの発明のエアバッグ作
動制御装置の第1実施例を示すもので、車両のサイドド
ア11の車室内側(図3において左側)には、折畳まれ
たエアバッグ12aと、このエアバッグ12aを膨張さ
せるインフレータ12bとを一体に収容したエアバッグ
モジュール12が、インナパネル(図示せず)に支持し
て設けられている。そして、サイドドア11のアウタパ
ネル11aの内面近傍には、側面衝突を機械的に検出す
る衝突センサであるタッチセンサ13が、構造材に支持
して配設されており、このタッチセンサ13は、車体の
中央寄りに配置されたエアバッグ作動制御装置(EC
U)14にリード線15で接続され、またエアバッグ作
動制御装置14からはエアバッグモジュール12のイン
フレータ12bのスクイブ(電気雷管)Sにリード線1
6で接続されている。
【0020】そしてエアバッグ作動制御装置14は、タ
ッチセンサ13のON信号の出力の有無を検出するタッ
チセンサON/OFF検出用のコンパレータZと、着火
回路に通電するスイッチとなるイグニッションスイッチ
IGをOFF状態からON状態にしたときに、前記コン
パレータによりタッチセンサ13からのON信号出力が
検出された場合にエアバッグ作動を禁止するエアバッグ
作動禁止回路Yとを備えている。
【0021】またこのエアバッグ作動禁止回路Yは、イ
グニッションスイッチIGをOFF状態からON状態に
切り替えた時に、コンパレータZによってタッチセンサ
13からのON信号出力が検出されない場合に、サイド
エアバッグ装置の通常の作動を許容する、すなわち、イ
グニッションスイッチIGがON状態となった後に側面
衝突が検出されると、エアバッグモジュール12のイン
フレータ12bのスクイブSへ着火信号である電流を流
してエアバッグ12aを展開させる。
【0022】また、エアバッグ作動制御装置14内に
は、図2に示すようにマイクロコンピュータ(CPU)
17と、イグニッションスイッチIGをOFFからON
にした直後における前記マイクロコンピータ17の立上
げ時の作動不安定期に一定時間(数msec.)だけエアバ
ッグ作動を禁止する禁止保持回路Xと、イグニッション
スイッチIGをOFFからONしたときに、タッチセン
サ13からON信号が出力されていると、このON信号
を検出してエアバッグ作動を禁止するとともに、計器盤
上のウォーニングランプ(図示せず)を点灯させる禁止
回路Yと、タッチセンサ13がON・OFFのいずれの
状態にあるかを検出するコンパレータZとを備えてい
る。
【0023】そして、前記禁止回路Yは、サイドドア1
1内のエアバッグモジュール12のインフレータ12b
に設けられたスクイブSと電源Pとを接続する配線に直
列に介設されるとともに、この禁止回路Yとマイクロコ
ンピュータ17との間に前記禁止保持回路Xが接続され
ている。また前記コンパレータZは、マイクロコンピュ
ータ17とサイドドア11内に設けられたタッチセンサ
13とを接続する配線に直列に介設され、前記スクイブ
Sのマイナス端子がタッチセンサ13のプラス端子に接
続され、またタッチセンサ13のマイナス端子は、車体
にボデーアースされている。なお、図2中の符号18は
ダイアグノーシス用抵抗である。
【0024】次にコンパレータZの作動を説明すると、
先ずタッチセンサ13には、通常時はダイアグノーシス
抵抗18の作用により図3に示すように電流が矢印a,
bの両方向へ流れ、コンパレータZの+側にはハイレベ
ルの信号が入力されるとともに、このコンパレータZか
らはハイレベルの信号が出力されてマイクロコンピュー
タ17に入力される。
【0025】そして、タッチセンサ13がON状態とな
ると、コンパレータZの+側にローレベルの信号が入力
され、このコンパレータZからは、ローレベルの信号が
出力されてマイクロコンピュータ17に入力され、この
ように作動することによって、コンパレータZからの出
力信号のレベルから、マイクロコンピュータ17におい
てタッチセンサ13のON/OFF状態が検出される。
【0026】また禁止回路Yの作動を説明すると、マイ
クロコンピュータ17あるいは禁止保持回路Xからロー
レベルの信号が出力されているときは、トランジスタT
rがOFF状態となっており、インフレータ12bのス
クイブSに通電されない。そして、マイクロコンピュー
タ17および禁止保持回路Xの両方から共にハイレベル
の信号が出力されているときにトランジスタTrがON
状態となり、この状態のときにタッチセンサ13がON
となると、インフレータ12bのスクイブSに電流が流
れて着火し、発生するガスによってエアバッグ12aが
展開する。
【0027】また禁止保持回路Xの作動を説明すると、
イグニッションスイッチIGがOFF状態からON状態
となったとき、すなわち立上げ時には、電圧が不安定と
なるためマイクロコンピュータ17の作動が安定せず、
タッチセンサ13がONになっているにもかかわらず、
マイクロコンピュータ17がローレベルの信号を出力せ
ずに、ハイレベルの信号を出力する虞れがある。そのた
め、このようなマイクロコンピュータ17の誤作動を防
止するために、コンデンサCが蓄電を完了するまでの一
定時間は、コンパレータの+側がローレベルとなって、
禁止保持回路Xのコンパレータからはローレベルの信号
が出力されるようにして、禁止回路YのトランジスタT
rがOFF状態となるようにする。したがって、コンデ
ンサCへの蓄電が完了するために要する一定時間は、ト
ランジスタTrはONすることがなく、したがって、こ
のイグニッションスイッチIGをONした直後の一定時
間(コンデンサCの蓄電が完了するまでの時間)は、タ
ッチセンサ13のON/OFF状態に関係なく、エアバ
ッグ作動が禁止されるようになっている。なお、エアバ
ッグ作動の禁止状態が保持される時間は、コンデンサC
の容量の大小と直列抵抗の値によって決定される。
【0028】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明すると、例えば、駐車していたこの車両を
使用するために運転者がイグニッションスイッチIGを
OFFからONに切り替えると、先ず、禁止保持回路X
のパワーオンタイマ(コンデンサCへの蓄電)がスター
トして、マイクロコンピュータ17の作動が安定するま
での一定時間、禁止回路Yによるエアバッグ作動の禁止
状態が保持される。
【0029】したがって、駐車中すなわちイグニッショ
ンスイッチIGがOFFの状態のときに、タッチセンサ
13がONするような入力がなかった場合は勿論、駐車
中に足蹴りやいたずらされてタッチセンサ13がONし
ていた場合や、パワーオンタイマが作動中に外力が加わ
ってタッチセンサ13がONした場合に、このON信号
をコンパレータZが検出しても、禁止状態が保持されて
いるためエアバッグは作動せず、パワーオンタイマがタ
イムアップするまでインフレータ12bのスクイブSへ
の電流が遮断される。
【0030】また、パワーオンタイマがタイムアップす
ると、イグニッションスイッチIGがOFFの状態のと
きに、タッチセンサ13がONするような入力がなかっ
た場合には、コンパレータZが、ON信号を検出せず、
異常がないため禁止回路Yによる禁止状態が解除され、
この解除状態がホールドされる。したがって、エアバッ
グ装置は正常に機能し、車両走行中等のイグニッション
スイッチIGがON状態のときに、車両側面への衝突等
による外力によってタッチセンサ13がONした場合に
は、サイドドア11内に配設されたタッチセンサ13が
加圧されて接点が導通し、禁止回路YのトランジスタT
rを介してエアバッグモジュール12のインフレータ1
2bのスクイブSに電流が流れて着火し、車室内周壁部
に収納されているエアバッグ12aが、インフレータ1
2bで発生する窒素ガスによって膨張して、二次衝突か
ら乗員が保護される。
【0031】そして、イグニッションスイッチIGがO
FFの状態のときにタッチセンサ13がONしていた場
合、あるいはイグニッションスイッチIGをONした直
後のパワーオンタイマがまだ作動中にタッチセンサ13
がONした場合には、禁止保持回路Xのパワーオンタイ
マがタイムアップしても、禁止回路Yによる禁止状態が
ホールドされる。このようにエアバッグ作動の禁止状態
がホールドされると、計器盤上のウォーニングランプを
点灯させるか、あるいはブザーや音声等によって運転者
に異常の発生を知らせるようになっている。
【0032】また、ウォーニングランプやブザー等で、
エアバッグ装置の異常が知らされたときには、この車両
を使用する前に修理工場等でアウタパネルの修理を行な
うのが好ましい。なお修理する場合は、エアバッグは展
開していないためエアバッグモジュール12の交換は不
要である。
【0033】なお、この実施例においては、エアバッグ
作動制御装置14に禁止保持回路Xを設けて、イグニッ
ションスイッチIGをOFFからONに切り替えた直後
のマイクロコンピュータ17の立上り時の作動不安定期
における誤作動を防止したが、電源が投入された直後に
行われる点火回路のチェックに要する時間が、スクイブ
Sの点火に必要な時間( 約3msec.)より充分に短い場
合には、この禁止保持回路Xを省略することも可能であ
る。
【0034】また、この実施例においては、電源スイッ
チの一例としてイグニッションスイッチIGの場合につ
いて説明したが、それ以外にも乗員が着座している座席
の側方にだけエアバッグ12aを展開させて、だれも座
っていない座席の側方にはエアバッグ12aを展開させ
ないようにするため、座席にシートセンサを設けて、乗
員が着座している間だけ着火回路に通電されるようにし
てもよい。
【0035】なお、この実施例において使用した禁止保
持回路X,禁止回路YおよびコンパレータZ等の各回路
は、それぞれ一例を示したもので、これらに限定される
ものではない。
【0036】また、図4(A) に回路構成の概略図を示す
ように、この実施例においては、電源PとスクイブSと
の間に禁止回路Yを、スクイブSとアースEとの間にタ
ッチセンサ13をそれぞれ設けて、禁止回路Y、スクイ
ブS、タッチセンサ13の順に直列に接続したが、これ
ら禁止回路Y、スクイブSおよびタッチセンサ13の他
の接続方法としては、図4(B) に示すように、電源Pと
スクイブSとの間にタッチセンサ13を、スクイブSと
アースEとの間に禁止回路Yをそれぞれ設けて、タッチ
センサ13、スクイブS、禁止回路Yの順に直列に接続
してもよい。また、図4(C) に示すように、電源Pとス
クイブSとの間に禁止回路Yおよびタッチセンサ13を
設けて、禁止回路Y、タッチセンサ13、スクイブSの
順に直列に接続してもよく、また禁止回路Yとタッチセ
ンサ13の順を逆にしてタッチセンサ13、禁止回路
Y、スクイブSの順に直列に接続してもよい。さらに、
図4(D) に示すように、スクイブSとアースEとの間に
禁止回路Yおよびタッチセンサ13を設けて、スクイブ
S、禁止回路Y、タッチセンサ13の順に直列に接続し
てもよく、また禁止回路Yとタッチセンサ13との位置
を入れ替えてスクイブS、タッチセンサ13、禁止回路
Yの順に直列に接続してもよい。
【0037】また図5は、この発明の作動制御装置の第
2実施例を示すもので、車両の左ドアLDには、この左
ドアLD内に収容されたエアバッグのインフレータを着
火させるスクイブSと、衝突荷重で圧縮されると接点が
導通してONするタッチセンサ23aとが、禁止回路Y
を介して直列に接続され、また右ドアRDにも同様に、
この右ドアRD内に収容されたエアバッグのインフレー
タを着火させるスクイブSと、衝突荷重で圧縮されると
ONするタッチセンサ23bとが、禁止回路Yを介して
直列に接続されている。
【0038】このように、この実施例においては左右の
ドアLD,RDに設けられたタッチセンサ23aとタッ
チセンサ23bとに、それぞれ別々に禁止回路Yを直列
に設けたので、例えば、左ドアに設けられたタッチセン
サ23aが、イグニッションスイッチがOFF状態のと
きに加えられた外力によってON状態となっていた場合
に、イグニッションキーをON操作した際に、禁止回路
Yによってタッチセンサ23aがON状態となっている
左ドアLDに収容されたエアバッグだけ、その作動を禁
止する。そして、衝突センサがONしていない右ドアR
Dに収容されているエアバッグの正常な作動を確保する
ことができる。すなわち、他の車両が右ドアRDに衝突
した場合には、右ドアRD内に収容されたタッチセンサ
23bが衝突を検出してONすると、スクイブSに通電
して、インフレータを着火させてエアバッグを展開する
ように正常に作動させることができる。
【0039】また図6ないし図9は、この発明の作動制
御装置の第3実施例を示すもので、車両の左ドアLDと
右ドアRDとのそれぞれには、エアバッグのインフレー
タを着火させるスクイブSと、衝突荷重で圧縮されると
接点が導通してONするタッチセンサ33a,33bと
が、それぞれ禁止回路Yを介して直列に接続されて設け
られている。さらに、各スクイブSと電源Pとの間に
は、セーフィングセンサ34a,34bが介設されてい
る。このセーフィングセンサ34a,34bは、一定以
上の加速度が加わるとONするもので、例えば車両停止
時に、ドア外板に外力が加えられてタッチセンサ33a
(33b)がONした場合等の非衝突時のエアバッグの
無駄な展開を防ぐ働きをする。そして、このセーフィン
グセンサ34a,34bとしては、例えば図8に示す水
銀式のセーフィングセンサ42や、図9に示すローラマ
イト式のセーフィングセンサ46が適している。
【0040】前者のセーフィングセンサ42は、試験管
状の容器43内に導体である水銀45を所定量入れ、そ
の容器43の上部に正負の両電極44,44を離間させ
て配置した状態で密封したもので、衝突荷重が加わる方
向(車体の左または右方向)に傾斜させた状態で取付け
られている。そして、常態において容器43の底に溜ま
った水銀45が、側面衝突時に一定以上の荷重が加わる
と、傾斜内面を上昇して電極44の位置まで移動し、両
電極44,44を導通させる。また、非衝突時や加わる
荷重が小さい場合には、容器43内の水銀45が電極4
4の位置まで移動せず、したがって、セーフィングセン
サ42が導通しないためタッチセンサ13がONしても
スクイブSは点火せず、エアバッグの不要な展開が防止
される。
【0041】また後者のセーフィングセンサ46は、外
側にプレートスプリンク47の一端側が巻き付けられた
ローラ48と、このローラ48の表面に形成された回転
接点49と、前記プレートスプリング47の巻かれてい
ない他端側に形成された開口部から突出した固定接点5
0とを備えている。そして、非作動時には、プレートス
プリング47の所期セット荷重により、ローラ48はス
トッパ51に当たっており、固定接点50と回転接点4
9とが離れている。衝突荷重が加わると、ローラ48が
回転し、ローラ48に設けられた回転接点49が移動し
て固定接点50に接触してON信号を出力するようにな
っている。
【0042】そして、左ドアLDに設けられたスクイブ
Sには、トランジスタTrLによるスイッチング回路
が、また右ドアRDに設けられたトランジスタTrRに
よるスイッチング回路がそれぞれ直接に接続されてい
る。このトランジスタTrLおよびトランジスタTrR
は、それぞれマイクロコンピュータ等の判定回路Jに接
続され、また、この判定回路Jには第2の衝突センサと
して加速度式衝突センサGが接続されている。この加速
度式衝突センサGは、例えば車体のフレーム等の剛体部
分に設置され、車両の側面衝突時の加速度の大きさおよ
び方向を検出するもので、検出された加速度は、判定回
路Jに入力されるとともに、この判定回路Jにおいて、
加速度の入力方向と、予め設定されている加速度の基準
値より大きいか否かの判定が行われる。そして、タッチ
センサ33a(33b)が禁止回路Yによって作動規制
されている場合でも、基準値より大きな加速度が車体の
左ドアLDに加わったと判定されると、左ドアLDのト
ランジスタTrLに信号が送られ、このトランジスタT
rLによるスイッチング回路がスイッチONされる。こ
のときセーフィングセンサ34aがONしていれば、ス
クイブSに電流が流れてインフレータを着火させる。
【0043】また同様に、右ドアRDへの側面衝突時に
は、加速度式衝突センサGから判定回路Jに入力された
加速度が、基準値より大きいと判定されると、判定回路
Jから右ドアRDのトランジスタTrRに信号が送ら
れ、この信号によってトランジスタTrRによるスイッ
チング回路がスイッチONされる。このときセーフィン
グセンサ34bがONしていれば、スクイブSに電流が
流れてインフレータを着火させる。
【0044】なお、前記加速度式衝突センサGとして
は、例えば図7に示した半導体Gセンサ41がある。こ
れは金属製で板状のカンチレバー部41aと、このカン
チレバー部41aの付根に形成されたゲージ部41b
と、カンチレバー部41aの先端が錘となって揺動した
際のゲージ部41bの変形に伴う抵抗変化を信号として
取り出す集積回路部41cとから構成されている。この
半導体Gセンサ41は、カンチレバー部41aが車体の
前後方向へ揺動可能に取付ければ前突用Gセンサとして
使用でき、車体前方を正(+),後方を負(−)の値で
表し、またカンチレバー部41aが車体の左右方向に揺
動可能に取付ければ側突用センサとして使用でき、前進
時の車体右方向を正(+)、左方向を負(−)の値で表
すことができる。
【0045】したがって、この実施例の作動制御装置に
よれば、側面衝突時に、加速度式衝突センサGからドア
LDまたはドアRDの各エアバッグに設けられたスクイ
ブSに着火電流を流すように衝突検出信号が、禁止回路
Y等を介さずに直接に送られるため、各ドアLD,RD
に配設されているタッチセンサ33a,33bからの衝
突検出信号が禁止回路Y等の働きでスクイブSに着火電
流を流さなくても、加速度式衝突センサGによって衝突
を検出してエアバッグ装置を作動させ、エアハッグを展
開させて乗員を二次衝突から保護することができる。
【0046】また、この実施例においては、前記第1実
施例と同様に、禁止回路Yを左右のドアLD,RDに設
けられたタッチセンサ33a,33bごとに別々に設け
たので、例えば、イグニッションキーをON操作した際
にON状態となっているタッチセンサ33a(33b)
だけに禁止回路Yが働いてそのエアバッグ作動を禁止
し、不要なエアバッグの展開を防止するとともに、異常
のない他のタッチセンサの正常な作動を確保することが
できる。
【0047】また図10および図11は、この発明の第
4実施例を示すもので、前記第1実施例におけるエアバ
ッグ作動制御装置14のコンパレータZの働きも含め
て、マイクロコンピュータ17によって行わせるように
したもので、車両のサイドドア11の車室内側に、エア
バッグとインフレータとを一体に収容したエアバッグモ
ジュールが設けられ、このエアバッグモジュールの前記
インフレータには、エアバッグ作動制御装置(ECU)
14が接続されている。なお、この第4実施例において
も第1実施例の場合と同様に、禁止保持回路Xをエアバ
ッグ作動制御装置14内に備えているが、図10ではそ
の図示を省略した。
【0048】そして、エアバッグ作動制御装置14のマ
イクロコンピュータ17は、電源スイッチをOFFから
ONに切り替えたときのタッチセンサ13のON信号の
出力の有無を検出する機能を備えている。そして、マイ
クロコンピュータ17とスクイブSとの間には、エアバ
ッグ作動を禁止する禁止回路Yが設けられており、イグ
ニッションスイッチ(電源スイッチ)をOFF状態から
ON状態にしたときに、タッチセンサ13からのON信
号が出力されていると、スクイブSへの電流を遮断し
て、インフレータの着火を禁止し、また、イグニッショ
ンスイッチをON状態に切り替えた時に、タッチセンサ
13のON信号出力が検出されない場合に、サイドエア
バッグ装置の通常の作動を許容する、すなわち、イグニ
ッションスイッチがON状態となった後に側面衝突が検
出されると、エアバッグモジュールのインフレータのス
クイブSへ電流を流してエアバッグを展開させる。
【0049】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を図11のフローチャートを参照して説明する。
【0050】車両を使用するために運転者が電源スイッ
チであるイグニッションスイッチをOFFからONに切
り替えると、電源ONと同時にエアバッグ作動制御装置
14の制御ルーチンがスタートする。
【0051】先ずステップ1 でイニシャライズ処理が行
われる。この処理では、後述のフラッグFをリセットす
ることも行われる。その後、ステップ2 において、後述
のフラッグFがセット状態にあるか否かがチェックされ
る。
【0052】次に、ステップ3 に進んで、タッチセンサ
13からのON信号の検出が行われる。このとき、タッ
チセンサ13がOFF状態でON信号が検出されないと
ステップ4 に進み、禁止回路YのトランジスタTrをO
N状態とする信号を出力して禁止状態が解除される。
【0053】したがって、これ以降においてエアバッグ
装置は正常に作動し、走行中等の電源スイッチであるイ
グニッションスイッチがON状態のときに、車両の側面
に他の車両が衝突した場合等に、サイドドア11内に配
設されたタッチセンサ13が加圧されて接点が導通し、
禁止回路YのトランジスタTrを介してインフレータの
スクイブSに電流が流れて着火し、サイドドア11の車
室内側に収納されているエアバッグが、インフレータで
発生する窒素ガスによって膨張して、二次衝突から乗員
が保護される。
【0054】また、例えば駐車中のように、イグニッシ
ョンスイッチ(電源スイッチ)がOFF状態のときに、
サイドドア11に対して、例えば足蹴りによって比較的
大きな外力が加えられると、サイドドア11のアウタパ
ネル11aが変形して、その内側に配設されたタッチセ
ンサ13の接点が接触してON状態になることがある。
しかし、この時点ではイグニッションスイッチがOFF
状態であるためエアバッグは展開しない。
【0055】そして、この車両を使用するために運転者
がイグニッションスイッチをOFFからONに切り替え
ると、上述の制御ルーチンがスタートし、ステップ1 、
ステップ2 、ステップ3 と進み、タッチセンサのON状
態を検出してステップ5 に進む。ステップ5 においてト
ランジスタTrがOFFとなる信号が出力され、禁止回
路Yが禁止状態にホールドされる。このようにエアバッ
グ作動の禁止状態がホールドされると、計器盤上のウォ
ーニングランプを点灯させるか、あるいはブザーや音声
等によって運転者に異常の発生を知らせるようになって
いる。
【0056】また、ウォーニングランプやブザー等で、
エアバッグ装置の異常が知らされたときには、この車両
を使用する前に修理工場等でアウタパネルの修理を行な
う必要がある。このとき、エアバッグは展開していない
ためエアバッグモジュールの交換は不要である。上述の
ように、ステップ4 , 5 の処理が終了すると、ステップ
6 においてイグニッションスイッチがOFFからONに
切り替えられたときのタッチセンサのON状態チェック
処理が終了したことを記憶するフラグFをセットする。
【0057】また、上述した第1実施例から第4実施例
では、エアバッグ装置の作動を禁じる禁止回路Yの解除
制御は、禁止保持回路Xを設けて、この禁止保持回路X
のコンデンサ式のパワーオンタイマによって、イグニッ
ションキーIGをONした直後のコンピュータ立上げ時
等の作動が不安定な一定時間は禁止状態が保持されるよ
うにし、一定時間が経過してコンデンサが所定容量充電
されると、その時点でタッチセンサ13がONしていな
ければ前記禁止状態が解除されるように構成したが、さ
らにエアバッグ作動制御装置14のマイクロコンピュー
タ17にも、やはりイグニッションキーIGをスイッチ
オンするとスタートするパワーオンタイマとしてのプロ
グラムカウンタを組込み、禁止保持回路Xによる保持時
間経過後も、このマイクロコンピュータ内のプログラム
カウンタによって、禁止状態が一定時間保持されるよう
にする場合がある。
【0058】このプログラムカウンタは、イグニッショ
ンキーIGのスイッチオンでカウントを開始し、タッチ
センサ13がONしていない場合には、設定した数だけ
カウントすると、すなわち設定した時間が経過すると禁
止状態を解除する。しかし、このプログラムカウンタに
よるパワーオンタイマの時間設定は、設定時間が長過ぎ
ると、禁止状態が長くなり過ぎて、エアバッグ装置の作
動が必要な時、例えば車両が既に走行を開始している場
合等に作動不可能であったり、また設定時間が短過ぎる
と、例えばタッチセンサのON/OFF状態を確実に検
出することができなくなり、このように的確な時間設定
が難しいという問題点があった。
【0059】そこで、このパワーオンタイマ(プログラ
ムカウンタ)によって禁止状態が一定時間保持されるよ
うに時間設定するとともに、例えば、エアバッグを作動
可能にしておくべき車両状態である、車両が一定速度以
上で走行している状態や、エンジンが設定以上の回転数
で回転している状態等の予め定めた車両状態が検出され
ると、インフレータ作動の禁止状態を解除させる禁止解
除信号を出力する禁止解除信号出力手段を設けて、この
禁止解除信号が出力されたときには、パワーオンタイマ
による設定時間が経過途中であっても、禁止状態を解除
させて、エアバッグを作動可能な状態とするように構成
した。
【0060】図12は、この禁止解除信号出力手段を設
けた場合の制御装置における制御ルーチンの一例を示す
フローチャートで、この場合の禁止解除の制御をこのフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0061】運転者がイグニッションスイッチをOFF
からONに切替えると、電源ONと同時にエアバッグ作
動制御装置14の制御ルーチンがスタートする。
【0062】先ずステップ1 でイニシャライズ処理が行
われた後、ステップ2 に進んで禁止回路が作動してエア
バッグの作動が禁止される。
【0063】次に、ステップ3 に進んで、タッチセンサ
からのON信号の検出が行われる。このとき、タッチセ
ンサのON状態が検出されるとステップ4 に進み、禁止
回路がホールドされ、必要に応じてウォーニングランプ
の点灯等によってタッチセンサの異常を運転者に知らせ
る。
【0064】またステップ3 において、タッチセンサか
らのON信号が検出されない場合にはステップ5 に進
む。そして、禁止解除信号出力手段から禁止解除信号が
入力されると、この禁止解除信号の処理が行われた後、
ステップ6 に進み、信号処理の結果が禁止解除OKであ
れば、さらにステップ7 に進んで禁止状態が解除され
て、通常のエアバッグ作動が確保される。また信号処理
の結果がOKでなければ、ステップ2 に戻って禁止状態
を継続するように制御される。
【0065】このように、禁止解除信号出力手段からの
信号によって禁止状態の解除を行うことにより、パワー
オンタイマが設定時間の経過途中であっても、エアバッ
グ作動が必要とされる状況下において禁止が解除されて
通常のエアバッグ作動が確保される。
【0066】次ぎに、禁止解除信号を出力する際のパラ
メータの具体例を示して説明する。
【0067】図13ないし図15はこの発明の第5実施
例を示すもので、禁止解除信号を出力する際のパラメー
タとして車両の走行状態を示す車速を採用したもので、
以下、図面を参照して説明する。
【0068】エアバッグ作動制御装置(ECU)14
は、禁止回路Yと、禁止状態の保持およびパワーオンタ
イマの働きを行うマイクロコンピュータ17とを備えて
おり、禁止解除信号出力手段となるスピードメータ60
が、メータ内のスピードセンサが発生する車速信号を取
出し可能な端子Aと接続されている。そして、取出され
た車速信号は、信号処理して車速が求められた後、求め
た速度と予め設定されているしきい値とを比較して、車
速がしきい値より大きい場合にだけ禁止状態が解除され
るようになっている。
【0069】次ぎに、この実施例の作用を図14のフロ
ーチャートおよび図15のブロック図に基づいて説明す
る。
【0070】運転者がイグニッションスイッチをOFF
からONに切替えると、電源ONと同時にエアバッグ作
動制御装置14の制御ルーチンがスタートする。
【0071】先ずステップ1 でイニシャライズ処理が行
われた後、ステップ2 に進んで禁止回路が作動してエア
バッグの作動が禁止される。
【0072】次に、ステップ3 に進んで、タッチセンサ
からのON信号の検出が行われる。このとき、タッチセ
ンサのON状態が検出されるとステップ4 に進み、禁止
回路がホールドされ、必要に応じてウォーニングランプ
の点灯等によってタッチセンサの異常を運転者に知らせ
る。
【0073】またステップ3 において、タッチセンサか
らのON信号が検出されない場合にはステップ5 に進
む。このとき、スピードメータ60から車速信号が入力
されると、このステップ5 において入力信号の処理が行
われる。
【0074】この信号処理は、図15に示すように、ス
テップ5-1 において先ず、一定時間Tでの車速パルス数
Pを計数し、次ぎにステップ5-2 では次式によって車速
が求められる。 車速v=A×P/T(A:定数)そし
て、求めた車速vを、ステップ6 において予め設定され
ているしきい値との比較を行い、車速vがしきい値より
大きい場合には、ステップ7 に進み、禁止回路Yのトラ
ンジスタTrをON状態とする信号が出力されて禁止状
態が解除される。また、ステップ6 における比較の結
果、車速vがしきい値より小さい場合には、ステップ2
に戻って、禁止状態を継続するように制御される。
【0075】また、図16および図17はこの発明の第
6実施例を示すもので、禁止解除信号を出力する際のパ
ラメータとして、エンジンの駆動状態を間接的に示して
いるオルタネータの信号を採用したもので、以下、図面
を参照して説明する。
【0076】エアバッグ作動制御装置(ECU)14
は、禁止回路Yと、禁止状態の保持およびパワーオンタ
イマの働きを行うマイクロコンピュータ17とを備えた
エアバッグ作動制御装置(ECU)14には、禁止解除
信号出力手段となるオルタネータ62のエンジン停止ま
たは充電系の異常を示すウォーニングランプWLの端子
Lが接続されている。そして、取出されたエンジン信号
は、信号処理されて、エンジン信号がハイレベルの場合
にだけ禁止状態が解除されるようになっている。
【0077】次ぎに、この実施例の作用を図17のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0078】運転者がイグニッションスイッチIGをO
FFからONに切替えると、電源ONと同時にエアバッ
グ作動制御装置14の制御ルーチンがスタートする。
【0079】先ずステップ1 でイニシャライズ処理が行
われた後、ステップ2 に進んで禁止回路が作動してエア
バッグの作動が禁止される。
【0080】次に、ステップ3 に進んで、タッチセンサ
からのON信号の検出が行われる。このとき、タッチセ
ンサのON状態が検出されるとステップ4 に進み、禁止
回路がホールドされ、必要に応じてウォーニングランプ
の点灯等によってタッチセンサの異常を運転者に知らせ
る。
【0081】またステップ3 において、タッチセンサか
らのON信号が検出されない場合にはステップ5 に進
む。このとき、オルタネータ62からエンジン信号が入
力されると、このステップ5 においてエンジン信号の処
理が行われる。そして、処理されたエンジン信号のチェ
ックが行われ、信号がハイレベルの場合には、ステップ
7 に進み、禁止回路YのトランジスタTrをON状態と
する信号が出力されて禁止状態が解除される。また、ス
テップ6 においてエンジン信号がローレベルの場合に
は、ステップ2 に戻って、禁止状態を継続するように制
御される。
【0082】なお、この実施例においては、エンジンの
駆動状態を、オルタネータ62のウォーニングランプW
Lの端子Lから取出した信号を用いたが、例えばタコメ
ータの端子から信号を用いることもできる。
【0083】さらに、図18および図19はこの発明の
第7実施例を示すもので、禁止解除信号を出力する際の
パラメータとして、オートマチック車のシフトレバーが
Pレンジ以外に位置していることを示す、シフトロック
コントロールスイッチの信号を採用したもので、以下、
図面を参照して説明する。
【0084】エアバッグ作動制御装置(ECU)14
は、禁止回路Yと、禁止状態の保持およびパワーオンタ
イマの働きを行うマイクロコンピュータ17とを備えた
エアバッグ作動制御装置(ECU)14には、禁止解除
信号出力手段となるシフトロックコントロールスイッチ
64が接続されている。またこのシフトロックコントロ
ールスイッチ64は、P,P1 ,P2 の3つの端子を有
しており(図18参照)、P端子はシフトロックコンピ
ュータ66内でアースされており、P2 端子はシフトレ
バーがPレンジ以外のときP端子と接続される。すなわ
ち、P2 端子はPレンジ以外の位置で信号がローレベル
となる。そして、シフトロックコントロールスイッチ6
4はシフトロックコンピュータ66に接続されており、
シフトレバーのポジションが、Pレンジ以外の例えばロ
ーレンジ(Lレンジ)、セカンドレンジ(2レンジ)ド
ライブレンジ(Dレンジ)、ニュートラルレンジ(Nレ
ンジ)およびリバースレンジ(Rレンジ)の時、および
パーキングレンジにおいてシフトレバーノブボタンが押
された状態(シフトチェンジしようとする運転者の意思
が現れた状態)のシフト位置信号が検出されると、これ
を信号処理して、シフト位置信号がローレベルの場合に
だけ禁止状態が解除されるようになっている。
【0085】次ぎに、この実施例の作用を図19のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0086】運転者がイグニッションスイッチIGをO
FFからONに切替えると、電源ONと同時にエアバッ
グ作動制御装置14の制御ルーチンがスタートする。
【0087】先ずステップ1 でイニシャライズ処理が行
われた後、ステップ2 に進んで禁止回路が作動してエア
バッグの作動が禁止される。
【0088】次に、ステップ3 に進んで、タッチセンサ
からのON信号の検出が行われる。このとき、タッチセ
ンサのON状態が検出されるとステップ4 に進み、禁止
回路がホールドされ、必要に応じてウォーニングランプ
の点灯等によってタッチセンサの異常を運転者に知らせ
る。
【0089】またステップ3 において、タッチセンサか
らのON信号が検出されない場合にはステップ5 に進
む。このとき、シフトロックコントロールスイッチ64
からシフト位置信号が入力されると、このステップ5 に
おいてシフト位置信号の処理が行われる。そして、処理
されたシフト位置信号がローレベルの場合には、ステッ
プ7 に進み、禁止回路YのトランジスタTrをON状態
とする信号が出力されて禁止状態が解除される。また、
ステップ6 においてシフト位置信号がハイレベルの場合
には、ステップ2 に戻って、禁止状態を継続するように
制御される。
【0090】なお、この実施例においてはシフトロック
コントロールスイッチ64からシフト位置信号を取出す
ようにしたが、シフトポジションインジケータから信号
を取出すようにしてもよい。
【0091】またさらに、図20および図21はこの発
明の第8実施例を示すもので、禁止解除信号を出力する
際のパラメータとして、前記第5実施例で採用した車速
信号と、第6実施例で採用したエンジン信号との両方を
用いることにより、禁止解除の制御をより確実に行おう
とするもので、図20に示すように、エアバッグ作動制
御装置(ECU)14は、禁止状態の保持およびプログ
ラムカウンタによるパワーオンタイマが組まれたマイク
ロコンピュータ17とを備えており、このマイクロコン
ピュータ17には、禁止解除信号出力手段となるスピー
ドメータ60が、メータ内のスピードセンサが発生する
車速信号を取出し可能な端子Aが、禁止回路Yを介して
接続されるとともに、もう一つ別の禁止解除信号出力手
段であるオルタネータ62のエンジン停止または充電系
の異常を示すウォーニングランプWLの端子Lが、同様
に禁止回路Yを介して接続されている。
【0092】そして、前記スピードメータ60から取出
された車速信号を処理して求めた車速がしきい値より大
きく、かつオルタネータ62のエンジン停止または充電
系の異常を示すウォーニングランプWLの端子Lから取
出されたエンジン信号がハイレベルであるとの二つの条
件が満たされると、禁止状態が解除されるようになって
いる。
【0093】次ぎにこの実施例の作用を図21のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0094】運転者がイグニッションスイッチIGをO
FFからONに切替えると、電源ONと同時にエアバッ
グ作動制御装置14の制御ルーチンがスタートする。
【0095】先ずステップ1 でイニシャライズ処理が行
われた後、ステップ2 に進んで禁止回路が作動してエア
バッグの作動が禁止される。
【0096】次に、ステップ3 に進んで、タッチセンサ
からのON信号の検出が行われる。このとき、タッチセ
ンサのON状態が検出されるとステップ4 に進み、禁止
回路がホールドされ、必要に応じてウォーニングランプ
の点灯等によってタッチセンサの異常を運転者に知らせ
る。
【0097】またステップ3 において、タッチセンサか
らのON信号が検出されない場合にはステップ5 に進
む。このとき、スピードメータ60から車速信号が入力
されると、このステップ5 において信号の処理が行わ
れ、車速vが、求められる。
【0098】そして、求めた車速vを、ステップ6 にお
いて予め設定されているしきい値との比較を行い、車速
vがしきい値より大きい場合には、ステップ7 に進む。
また、ステップ6 における比較の結果、車速vがしきい
値より小さい場合には、ステップ2 に戻って、禁止状態
が継続される。
【0099】また、ステップ7 においては、オルタネー
タから入力されたエンジン信号を処理される。そしてス
テップ8 に進んで、処理されたエンジン信号がハイレベ
ルか否かのチェックを行い、エンジン信号がハイレベル
の場合には、ステップ9 に進み、禁止回路Yのトランジ
スタTrをON状態とする信号が出力されて禁止状態が
解除される。また、ステップ8 においてエンジン信号が
ローレベルの場合には、ステップ2 に戻って、禁止状態
を継続するように制御される。
【0100】このように、エンジン信号と車速信号との
両方を用いることによって、禁止解除の制御を、より確
実に行うことができる。
【0101】なお、上記各実施例においては、この発明
をサイドエアバッグ装置の作動制御装置に適用した場合
について説明したが、前面衝突用エアバッグ装置の作動
制御装置にも同様に適用することができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の作動制御
装置によれば、駐車中のいたずら等により車体が変形さ
れ、衝突センサがその変形を検出しているときに電源ス
イッチを投入すると、従来ならばエアバッグが作動して
しまうが、本発明では、このとき禁止手段によりインフ
レータの作動が禁止されて、エアバッグは作動しないの
で、衝突以外でエアバッグが作動する不具合をなくすこ
とができる。また、このようにインフレータの作動が禁
止されているときでも、加速度センサによって衝突の加
速度が検出されたときに、インフレータが作動可能とさ
れていれば、衝突センサによるエアバッグの作動ができ
ない状態とされていても、車両衝突時にエアバッグを作
動させることができる。
【0103】また、衝突センサと禁止手段とを各ドアご
とに独立させて設ければ、衝突側のエアバッグのみを作
動させて、エアバッグの無駄な展開を防止し、また残し
たエアバッグを有効に働かせることができる。
【0104】さらに、禁止状態の解除を、タイマーと禁
止解除信号出力手段とによって行えば、タイマーによっ
て禁止状態が保持されていても、エアバッグを作動可能
とすべき車両状態として予め定めた状態が検出された時
に禁止状態を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の制御装置による制御を示すブロック
図である。
【図2】この発明の第1実施例のエアバッグ作動制御装
置の構成を示す回路図である。
【図3】第1実施例のエアバッグ装置の構成を示す説明
図である。
【図4】図2に示した回路構成の変形例をそれぞれ示す
回路図である。
【図5】この発明の第2実施例のエアバッグ作動制御装
置の回路構成を概略的に示す説明図である。
【図6】この発明の第3実施例のエアバッグ作動制御装
置の回路構成を概略的に示す説明図である。
【図7】この第3実施例で用いる半導体Gセンサの斜視
図である。
【図8】この第3実施例で用いるセーフィングセンサの
一例の斜視図である。
【図9】セーフィングセンサの他の例を示す斜視図であ
る。
【図10】この発明の第4実施例のエアバッグ作動制御
装置の構成を示す回路図である。
【図11】第4実施例のエアバッグ作動制御装置におけ
る制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図12】禁止保持回路を設けた場合のエアバッグ作動
制御装置における制御ルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。
【図13】この発明の第5実施例のエアバッグ作動制御
装置の要部の構成を示す回路図である。
【図14】第5実施例のエアバッグ作動制御装置におけ
る制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図15】車速信号処理を行うサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図16】この発明の第6実施例のエアバッグ作動制御
装置の要部の構成を示す回路図である。
【図17】第6実施例のエアバッグ作動制御装置におけ
る制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図18】この発明の第7実施例のエアバッグ作動制御
装置の要部の構成を示す回路図である。
【図19】第7実施例のエアバッグ作動制御装置におけ
る制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図20】この発明の第8実施例のエアバッグ作動制御
装置の要部の構成を示す回路図である。
【図21】第8実施例のエアバッグ作動制御装置におけ
る制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図22】従来の側面衝突用エアバッグ装置の一例を示
す車体の断面図である。
【符号の説明】
11 サイドドア 12 エアバッグモジュール 12a エアバッグ 12b インフレータ 13 タッチセンサ 14 エアバッグ作動制御装置(ECU) 17 マイクロコンピュータ(CPU) 23a,33a 左ドアのタッチセンサ 23b,33b 右ドアのタッチセンサ 60 スピードメータ 62 オルタネータ 64 シフトロックコントロールスイッチ 66 シフトロックコンヒュータ G 加速度式衝突センサ J 判定回路 S スクイブ X 禁止保持回路 Y 禁止回路 Z タッチセンサON/OFF検出用のコンパレータ LD 左ドア RD 右ドア

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを供給されて膨張することにより車
    両乗員と車室内構成体との間に衝撃緩衝域を形成するエ
    アバッグと、車両衝突時の車体の変形を検出する衝突セ
    ンサと、通電され着火されることによりガスを発生し
    て、そのガスを前記エアバッグに供給するインフレータ
    と、前記インフレータに作動用電流を供給する電源スイ
    ッチと、前記電源スイッチの遮断時に前記衝突センサが
    車体の変形を検出した場合に、前記インフレータの作動
    を禁止する禁止手段とを備えていることを特徴とする車
    両用エアバッグ装置の作動制御装置。
  2. 【請求項2】 車両衝突時に車体に発生される加速度を
    検出する加速度センサを備え、前記インフレータは前記
    加速度センサが衝突による加速度を検出した場合に前記
    禁止手段による禁止に拘らず作動するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアバッ
    グ装置の作動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記衝突センサと前記禁止手段とが、各
    ドアごとに独立して設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の車両用エアバッグ装置の作動制御装置。
  4. 【請求項4】 車両の電源スイッチを投入後、前記禁止
    手段によるインフレータ作動禁止状態を一定時間保持さ
    せた後、この禁止状態を解除させるタイマーと、予め定
    めた車両状態が検出された場合に前記禁止手段によるイ
    ンフレータの禁止状態を解除させる禁止解除信号を出力
    する禁止解除信号出力手段とが設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の車両用エアバッグ装置の作動
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記禁止解除信号出力手段が、車両の走
    行状態が予め定められた状態になったことにより禁止解
    除信号を出力する装置であることを特徴とする請求項4
    に記載の車両用エアバッグ装置の作動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記禁止解除信号出力手段が、エンジン
    の駆動状態が予め定められた状態になったことにより禁
    止解除信号を出力する装置であることを特徴とする請求
    項4に記載の車両用エアバッグ装置の作動制御装置。
  7. 【請求項7】 前記禁止解除信号出力手段は、前記車両
    に搭載された自動変速機のシフトレバーのポジションが
    パーキングレンジ以外に位置していることにより禁止解
    除信号を出力する装置であることを特徴とする請求項4
    に記載の車両用エアバッグ装置の作動制御装置。
  8. 【請求項8】 前記禁止解除信号出力手段が、車両の走
    行状態とエンジンの駆動状態とが、それぞれ予め定めら
    れた状態になったことにより禁止解除信号を出力する装
    置であることを特徴とする請求項4に記載の車両用エア
    バッグ装置の作動制御装置。
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