JP2004284452A - エアバッグシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】高信頼性を維持しつつ、小型化等を図れるエアバッグシステムを提供する。
【解決手段】本発明のエアバッグシステムSは、バッグ91と、インフレータ92と、スクイブ93と、高圧側スイッチ21と低圧側スイッチ22とこれらを切替えるスイッチ駆動手段とを有する点火回路2と、加速度センサ等を有する第1挙動検出回路71と、加速度センサ等を有する第2挙動検出回路72と、点火回路2のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第1衝突判定回路61と、点火回路2のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第2衝突判定回路62とを備えてなるエアバッグシステムにおいて、前記第1衝突判定回路61は、前記第1挙動検出回路61からの検出信号を基準値と比較するコンパレータからなることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】本発明のエアバッグシステムSは、バッグ91と、インフレータ92と、スクイブ93と、高圧側スイッチ21と低圧側スイッチ22とこれらを切替えるスイッチ駆動手段とを有する点火回路2と、加速度センサ等を有する第1挙動検出回路71と、加速度センサ等を有する第2挙動検出回路72と、点火回路2のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第1衝突判定回路61と、点火回路2のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第2衝突判定回路62とを備えてなるエアバッグシステムにおいて、前記第1衝突判定回路61は、前記第1挙動検出回路61からの検出信号を基準値と比較するコンパレータからなることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衝突判定回路の簡素化または低コスト化を図れるエアバッグシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグシステムは、緊急時にエアバッグが展開して乗員を保護するものであるが、不用意なエアバッグの展開は逆に乗員への危険を伴う。このような誤ったエアバッグの展開を防止するために、従来から、エアバッグの展開されるべき車両衝突時を複数系統(具体的には2系統)で判定していた。つまり、メイン系統と、その補償(フェールセイフ)であるサブ(セーフィング)系統の2系統で、衝突判定を行っていた。
【0003】
このセーフィング系統には、センシングから点火回路のスイッチイングまでを機械的に行うものもあったが、最近では、軽量小型化の要請からメイン系統と同様にセーフィング系統も電気的に処理するものが多い。このようなエアバッグシステムの回路構成の一例を図9および図10に示す。両方とも、メイン系統およびセーフィング系統が電気的に処理されるものであって、図9は両系統の衝突判定回路61、62が完全に独立しているものであり、図10はそれらを共通化した衝突判定回路61’としたものである。ここで、図9に示したエアバッグシステムSの回路構成について簡単に説明しておく。このエアバッグシステムSは、加速度センサ71、72から得られた検出信号を、衝突判定回路61、62のA/D変換器611、621でデジタル信号に変換し、これをマイコン612、622で処理して車両衝突の有無を判定する。車両衝突の場合は信号出力回路613、623から点火信号を出力して、点火回路2中の高圧側スイッチ21および低圧側スイッチ22をONして、スクイブ8に点火電流を流してインフレータを点火させてバッグ9を展開させる。図10についても図9と同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示したものの場合、衝突判定回路が両系統で独立であるため、信頼性は高いものの、その分、回路の占有面積が増えてエアバッグシステムの電子制御装置(ECU)が大型化し、また低コスト化も図り難くなっている。
図10に示したものの場合、両系統中の衝突判定回路を共通化しているため、その分、小型化や低コスト化を図り易いが、衝突判定回路を独立な2系統とした場合に比べて両系統が同時にフェールする可能性もあり、信頼性が低下する。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、信頼性が高く、小型化や低コスト化を従来以上に図り易い衝突判定回路を備えたエアバッグシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明はこの課題を解決すべく、衝突判定回路を2系統としつつも、その一方を簡素化することで、エアバッグシステムの信頼性を確保しつつ、その小型化や低コスト化を図ったものである。
(1)すなわち、本発明のエアバッグシステムは、ガスの充填により展開するバッグと、該ガスを発生させるインフレータと、該インフレータを点火させるスクイブと、該スクイブに点火電流を流すか否かを、該スクイブの高電圧側で切替える高圧側スイッチと該スクイブの低電圧側で切替える低圧側スイッチとを有すると共に該高圧側スイッチおよび該低圧側スイッチを個別にまたは一緒に切替えるスイッチ駆動手段を有する点火回路と、車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第1挙動センサを有する第1挙動検出回路と、車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第2挙動センサを有する第2挙動検出回路と、該第1挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第1衝突判定回路と、第1衝突判定回路とは別系統で設けられ、該第2挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第2衝突判定回路とを備えてなり、前記車両衝突時に前記バッグを展開させるエアバッグシステムにおいて、
前記第1衝突判定回路は、前記第1挙動検出回路からの検出信号を基準値と比較するコンパレータからなることを特徴とする(請求項1)。
【0006】
本発明では、2系統ある衝突判定回路の一方を、従来のようなA/D変換器、マイコン等から構成せずに、コンパレータからなる簡素な回路とした。このコンパレータからなる第1衝突判定回路は、挙動検出回路からの検出信号を基準値と比較して、車両衝突の有無を判定するものである。
これにより、エアバッグシステム用の電子制御装置(ECU)の小型化や低コスト化を従来以上に進めることが可能となった。また、このような簡素な回路構成を採用しても、衝突判定回路として独立した2系統が設けられていることにかわりないため、信頼性が低下することもない。
なお、一方の衝突判定回路をコンパレータで構成した場合、その衝突判定回路におけるチューニング等の自由度は小さくなるが、車両毎に異なる高度な衝突判定等は一方の衝突判定回路で行えれば足る。
【0007】
これを具体的にいえば、前記第2衝突判定回路を、前記第2挙動検出回路以外から受信した前記車両の挙動に関する外部信号とこの第2挙動検出回路の検出信号とを併せて前記車両衝突の有無を判定するメイン衝突判定回路とし、前記第1衝突判定回路を、前記第1挙動検出回路以外からは外部信号を受信せずこのメイン衝突判定回路を補償するセーフィング衝突判定回路とすれば良い(請求項2)。
ところで、このようなコンパレータからなる第1衝突判定回路は、簡素な回路であることから、それ自体を独立して設けるまでもなく、例えば、前記点火回路や前記第1挙動検出回路に融合させることができる(請求項3)。
【0008】
これにより、エアバッグシステムの回路構成は一層簡素化でき、小型化や低コスト化を図り易い。さらに、コンパレータを点火回路等に融合させることで、配線が不要になっったり短くなったりするため、雑音等の外乱の混入が抑止される。従って、エアバッグシステムの信頼性がより向上する。なお、本明細書でいう「融合」とは、異なる機能を有する回路を組合わせたり一体的に形成したりすることであり、それらの回路を必ずしも同一IC化する必要はない。勿論、前記点火回路のスイッチ駆動手段が駆動ICから構成される場合、その第1衝突判定回路をこの駆動IC中に内蔵させると一層好ましいことは言うまでもない(請求項4)。
【0009】
(2)上記発明では、2系統ある一方の衝突判定回路をコンパレータから構成することで、エアバッグシステムの小型化や低コスト化を達成したが、次のようにしても良い。
すなわち、本発明は、ガスの充填により展開するバッグと、該ガスを発生させるインフレータと、該インフレータを点火させるスクイブと、該スクイブに点火電流を流すか否かを、該スクイブの高電圧側で切替える高圧側スイッチと該スクイブの低電圧側で切替える低圧側スイッチとを有すると共に該高圧側スイッチおよび該低圧側スイッチを個別にまたは一緒に切替えるスイッチ駆動手段を有する点火回路と、車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第1挙動センサを有する第1挙動検出回路と、車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第2挙動センサを有する第2挙動検出回路と、該第1挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第1衝突判定回路と、第1衝突判定回路とは別系統で設けられ、該第2挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第2衝突判定回路とを備えてなり、前記車両衝突時に前記バッグを展開させるエアバッグシステムにおいて、
前記第1衝突判定回路は、前記第1挙動検出回路から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、該A/D変換手段から得られたデジタル信号に基づき前記車両衝突の有無を判定する判定演算手段と、該車両衝突時に該判定演算手段から出力された衝突信号により前記点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する信号出力手段とからなり、該A/D変換手段、該判定演算手段および該信号出力手段は、前記点火回路に融合されていることを特徴とするエアバッグシステムとしても良い(請求項5)。
【0010】
本発明の場合、第1衝突判定回路を、第2衝突判定回路とは独立な系統としつつも、点火回路に融合させたので、エアバッグシステムの信頼性を確保しつつ、ECU等の小型化や低コスト化を図れる。また、第1衝突判定回路は、従来と同様のA/D変換手段、判定演算手段および信号出力手段を備えるので、この第1衝突判定回路においても、車両毎のチューニング等が可能となり、その分設計自由度も大きくなる。
特に、その第1衝突判定回路のA/D変換手段、判定演算手段および信号出力手段と前記点火回路のスイッチ駆動手段とは、同一の駆動IC中に組込まれてなると、一層、ECUの小型化、低コスト化を図れる(請求項6)。
【0011】
この場合、車両毎の調整等の設計自由度は小さくなるが、第1衝突判定回路を前述のセーフィング衝突判定回路とし、第2衝突判定回路を前述のメイン衝突判定回路として、車両毎の高度な調整等はそのメイン衝突判定回路で行えば問題はない。
【0012】
なお、特に限定しない限り、本明細書でいう「第1」または「第2」は、便宜上の区別を表しているに過ぎないことを断っておく。また、本明細書でいうスイッチには、通常のトランジタス(Tr)の他、電界効果トランジスタ(FET)等がある。挙動センサは、例えば、加速度センサであるが、これに限らず車両衝突時の慣性力等によって機械的に可動するスイッチからなっても良い。そして、例えばこのスイッチのONによって電気的な信号がコンパレータ等へ出力されるようになっていても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態であるエアバッグシステムSについて以下説明する。
エアバッグシステムSは、図1に示すように、車両衝突時等にガスが充填されて展開するバッグ91と、このバッグ91を展開させるためのガスを発生させるインフレータ92と、このインフレータ92に着火するスクイブ93と、スクイブ93へ点火電流を供給する点火回路2と、この点火回路2へ印加する高電圧を生成する昇圧回路4と、昇圧回路4の電源であるバッテリ1と、点火回路2および昇圧回路4を制御する制御回路6とからなる。
【0014】
バッグ91、インフレータ92およびスクイブ93は、例えば、自動車のハンドル9に内蔵されてなる。また、点火回路2、昇圧回路4および制御回路6は、エアバッグシステムS用ECU内に組込まれている。昇圧回路4等は既に周知であるので、以下では本発明の特徴部分である点火回路2の一部とこの点火回路2の制御部分(制御回路6中の一部)とについて詳述する。
【0015】
点火回路2は、基本的に、図2に示すように、スクイブ93に流す点火電流の切替えを行うハイサイドスイッチ21(高圧側スイッチ)とローサイドスイッチ22(低圧側スイッチ)からなる。また、図示していないがそれらのスイッチを駆動させるためのスイッチ駆動回路(スイッチ駆動手段)をも備える。
制御回路6中で、点火回路2を駆動制御する部分は、セーフィング衝突判定回路61とメイン衝突判定回路62とである。
【0016】
セーフィング衝突判定回路61は、詳細を図示していないがコンパレータ、分圧抵抗、基準電圧等からなる。そして、加速度センサ(第1挙動センサ)からなる第1挙動検出回路71のアナログ信号と前記基準電圧とをコンパレータで比較して、Low/Highの電圧を出力する。この出力に応じて、点火回路2中のスイッチ駆動回路は、ハイサイドスイッチ21をONさせる。なお、このセーフィング衝突判定回路61は、次のメイン衝突判定回路62の補償(フェールセイフ)用である。
【0017】
メイン衝突判定回路62は、セーフィング衝突判定回路61とは独立した系統で設けられ、A/D変換器621、マイコン622および信号出力回路623とからなる。加速度センサからなる第2挙動検出回路72より出力されたアナログ信号(検出信号)は、A/D変換器621でデジタル信号に変換させ、マイコン622へ入力される。マイコン622は、このデジタル信号等に基づいて、バッグ91を展開させるべきか否かを判定する。そして、バッグ91を展開させるべき車両衝突と判定すると、信号出力回路623から点火回路2中のスイッチ駆動回路へ点火信号を送り、ローサイドスイッチ22がONさせる。
【0018】
なお、図示していないが、この判定に際して、マイコン622は、第2挙動検出回路72以外の(つまり、エアバッグシステムSのECU以外からの)外部信号をも考慮している。より高度で的確な判定を行うためである。また、このメイン衝突判定回路62は、マイコン622内のプログラムに沿って車両衝突判定を行うため、そのプログラムを変更することで、容易に車両毎の設定変更もできる。
【0019】
セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62によって、ハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22が共にONされると、点火回路2のスクイブ93に点火電流が流れて、インフレータ92が着火してバッグ91が展開する。
【0020】
(第2実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第2実施形態を図3に示す。第1実施形態では、セーフィング衝突判定回路61とメイン衝突判定回路62とをECU内にそれぞれ単独に設けた。第2実施形態では、このセーフィング衝突判定回路61を点火回路2内に組入れたものである。セーフィング衝突判定回路61は、コンパレータ等の簡素な回路からなるため、点火回路2中に組入れることは容易である。また、このようにすることで、セーフィング衝突判定回路61から点火回路2に至る通信路上で、雑音等の混入する機会が激減し、エアバッグシステムSの信頼性が一層高まる。さらに、点火回路2内のスイッチ駆動回路とセーフィング衝突判定回路61とを同一の駆動IC中に組込めば、ECUの小型化や低コスト化を一層図ることができる。
なお、図3中では、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0021】
(第3実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第3実施形態を図4に示す。この第3実施形態では、第2実施形態とは逆に、このセーフィング衝突判定回路61を第1挙動検出回路71と一体化したものである。この場合も、セーフィング衝突判定回路61は、コンパレータ等の簡素な回路からなるため、第1挙動検出回路71中に組入れることは容易である。また、このようにすることで、第1挙動検出回路71からセーフィング衝突判定回路61に至る通信路上で、雑音等の混入する機会が激減し、エアバッグシステムSの信頼性が一層高まる。
なお、図4中でも、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0022】
(第4実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第4実施形態を図5に示す。第4実施形態では、セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62と、ハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22との対応関係を逆にしたものである。
【0023】
点火回路2等が短絡(ショート)によってフェールする場合、天絡よりも地絡の方が生じる可能性が高い。一方、セーフィング衝突判定回路61とメイン衝突判定回路62とでは、一般的にセーフィング衝突判定回路61の方がメイン衝突判定回路62よりも低い衝撃にて判定条件が成立するように設計されている。そこで、図5のように、セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62とハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22との対応関係を交差させることで、地絡の場合において、バッグ91の不要な展開を抑止することができる。
なお、図5中でも、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0024】
(第5実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第5実施形態を図6に示す。第1実施形態では、セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62と、ハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22とを、それぞれ1対1で対応関係付けていた。これに対し、第5実施形態では、点火回路2のスイッチ駆動回路中にAND回路23、24を介在させて、その直接的な対応関係を解消したものである。この場合、図6からも明らかなように、セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62が同時にHigh出力でないと、ハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22はいずれもONされず、バッグ91は展開されない。
【0025】
この第5実施形態を第1実施形態と比較すると、各回路が正常状態である限り、エアバッグシステムSとしての動作に変りはない。しかし、仮に、ローサイドスイッチ22がフェールして地絡している状態を考えれば、第1実施形態の場合では、第2挙動検出回路72やメイン衝突判定回路62の出力には関係なく、バッグ91の展開が第1挙動検出回路71およびセーフィング衝突判定回路61の出力によって決定されてしまう。これに対し、第5実施形態の場合、このようなときであっても、バッグ91の展開に直結するハイサイドスイッチ21のON/OFFに、第1挙動検出回路71、セーフィング衝突判定回路61、第2挙動検出回路72およびメイン衝突判定回路62の出力が反映される。従って、エアバッグシステムSの信頼性がより向上する。
なお、図6中でも、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0026】
(第6実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第6実施形態を図7に示す。
第6実施形態は、セーフィング衝突判定回路61をメイン衝突判定回路62と同様に、A/D変換器611(A/D変換手段)、マイコン612(判定演算手段)および信号出力回路613(信号出力手段)とで構成した。本実施形態でも、セーフィング衝突判定回路61とメイン衝突判定回路62とは別系統となっているが、さらに、本実施形態では、セーフィング衝突判定回路61を点火回路2に一体化した。これにより、セーフィング衝突判定回路61におけるチューニング自由度をメイン衝突判定回路62の自由度と同等にすることが可能となる。
【0027】
さらに、点火回路2のスイッチ駆動回路と、上記A/D変換器611、マイコン612および信号出力回路613とを同一の駆動IC中に内蔵させることで、通信経路途中における雑音等の混入が抑止され、エアバッグシステムSの信頼性がさらに向上する。
なお、図7中でも、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0028】
(第7実施形態)
上記の各実施形態では、加速度センサを使用した挙動検出回路71、72を示した。この場合、車両の挙動(加速度)に応じて、電気信号(電圧)が随時コンパレータ等へ出力される。
【0029】
しかし、挙動検出回路は、本来、バッグ91を展開すべき衝突が生じたか否かを検出できれば十分である。このため、挙動検出回路は、そのようなときのみにコンパレータ等へ信号が出力されるものとすることもできる。このような挙動検出回路73の概略を図8に示した。この挙動検出回路73は、車両の加速度が設定値を超えるとONする機械的スイッチ73aと、この機械的スイッチ73aの一端側に直列に接続された抵抗73bと、この機械的スイッチ73aの他端側に接続された電源73cとからなる。そして、抵抗73bの上端側が、例えば、セーフィング衝突判定回路61に接続されている。そして、機械的スイッチ73aがONすると、抵抗73bの端子電圧がセーフィング衝突判定回路61に出力される。
【0030】
前述した挙動検出回路71、72の全部または一部をこの挙動検出回路73で置換しても良い。例えば、セーフィング衝突判定回路61の方を挙動検出回路73とし、メイン衝突判定回路62の方を挙動検出回路72としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエアバッグシステムの概略構成図である。
【図2】第1実施形態の主要部の回路図である。
【図3】第2実施形態の主要部の回路図である。
【図4】第3実施形態の主要部の回路図である。
【図5】第4実施形態の主要部の回路図である。
【図6】第5実施形態の主要部の回路図である。
【図7】第6実施形態の主要部の回路図である。
【図8】第7実施形態の主要部の回路図である。
【図9】従来のエアバッグシステムの部分回路図である。
【図10】従来のエアバッグシステムの部分回路図である。
【符号の説明】
1 バッテリ
2 点火回路
21 ハイサイドスイッチ(高圧側スイッチ)
22 ローサイドスイッチ(低圧側スイッチ)
4 昇圧回路
6 制御回路
61 セーフィング衝突判定回路
62 メイン衝突判定回路
71 第1挙動検出回路
72 第2挙動検出回路
S エアバッグシステム
【発明の属する技術分野】
本発明は、衝突判定回路の簡素化または低コスト化を図れるエアバッグシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグシステムは、緊急時にエアバッグが展開して乗員を保護するものであるが、不用意なエアバッグの展開は逆に乗員への危険を伴う。このような誤ったエアバッグの展開を防止するために、従来から、エアバッグの展開されるべき車両衝突時を複数系統(具体的には2系統)で判定していた。つまり、メイン系統と、その補償(フェールセイフ)であるサブ(セーフィング)系統の2系統で、衝突判定を行っていた。
【0003】
このセーフィング系統には、センシングから点火回路のスイッチイングまでを機械的に行うものもあったが、最近では、軽量小型化の要請からメイン系統と同様にセーフィング系統も電気的に処理するものが多い。このようなエアバッグシステムの回路構成の一例を図9および図10に示す。両方とも、メイン系統およびセーフィング系統が電気的に処理されるものであって、図9は両系統の衝突判定回路61、62が完全に独立しているものであり、図10はそれらを共通化した衝突判定回路61’としたものである。ここで、図9に示したエアバッグシステムSの回路構成について簡単に説明しておく。このエアバッグシステムSは、加速度センサ71、72から得られた検出信号を、衝突判定回路61、62のA/D変換器611、621でデジタル信号に変換し、これをマイコン612、622で処理して車両衝突の有無を判定する。車両衝突の場合は信号出力回路613、623から点火信号を出力して、点火回路2中の高圧側スイッチ21および低圧側スイッチ22をONして、スクイブ8に点火電流を流してインフレータを点火させてバッグ9を展開させる。図10についても図9と同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示したものの場合、衝突判定回路が両系統で独立であるため、信頼性は高いものの、その分、回路の占有面積が増えてエアバッグシステムの電子制御装置(ECU)が大型化し、また低コスト化も図り難くなっている。
図10に示したものの場合、両系統中の衝突判定回路を共通化しているため、その分、小型化や低コスト化を図り易いが、衝突判定回路を独立な2系統とした場合に比べて両系統が同時にフェールする可能性もあり、信頼性が低下する。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、信頼性が高く、小型化や低コスト化を従来以上に図り易い衝突判定回路を備えたエアバッグシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明はこの課題を解決すべく、衝突判定回路を2系統としつつも、その一方を簡素化することで、エアバッグシステムの信頼性を確保しつつ、その小型化や低コスト化を図ったものである。
(1)すなわち、本発明のエアバッグシステムは、ガスの充填により展開するバッグと、該ガスを発生させるインフレータと、該インフレータを点火させるスクイブと、該スクイブに点火電流を流すか否かを、該スクイブの高電圧側で切替える高圧側スイッチと該スクイブの低電圧側で切替える低圧側スイッチとを有すると共に該高圧側スイッチおよび該低圧側スイッチを個別にまたは一緒に切替えるスイッチ駆動手段を有する点火回路と、車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第1挙動センサを有する第1挙動検出回路と、車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第2挙動センサを有する第2挙動検出回路と、該第1挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第1衝突判定回路と、第1衝突判定回路とは別系統で設けられ、該第2挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第2衝突判定回路とを備えてなり、前記車両衝突時に前記バッグを展開させるエアバッグシステムにおいて、
前記第1衝突判定回路は、前記第1挙動検出回路からの検出信号を基準値と比較するコンパレータからなることを特徴とする(請求項1)。
【0006】
本発明では、2系統ある衝突判定回路の一方を、従来のようなA/D変換器、マイコン等から構成せずに、コンパレータからなる簡素な回路とした。このコンパレータからなる第1衝突判定回路は、挙動検出回路からの検出信号を基準値と比較して、車両衝突の有無を判定するものである。
これにより、エアバッグシステム用の電子制御装置(ECU)の小型化や低コスト化を従来以上に進めることが可能となった。また、このような簡素な回路構成を採用しても、衝突判定回路として独立した2系統が設けられていることにかわりないため、信頼性が低下することもない。
なお、一方の衝突判定回路をコンパレータで構成した場合、その衝突判定回路におけるチューニング等の自由度は小さくなるが、車両毎に異なる高度な衝突判定等は一方の衝突判定回路で行えれば足る。
【0007】
これを具体的にいえば、前記第2衝突判定回路を、前記第2挙動検出回路以外から受信した前記車両の挙動に関する外部信号とこの第2挙動検出回路の検出信号とを併せて前記車両衝突の有無を判定するメイン衝突判定回路とし、前記第1衝突判定回路を、前記第1挙動検出回路以外からは外部信号を受信せずこのメイン衝突判定回路を補償するセーフィング衝突判定回路とすれば良い(請求項2)。
ところで、このようなコンパレータからなる第1衝突判定回路は、簡素な回路であることから、それ自体を独立して設けるまでもなく、例えば、前記点火回路や前記第1挙動検出回路に融合させることができる(請求項3)。
【0008】
これにより、エアバッグシステムの回路構成は一層簡素化でき、小型化や低コスト化を図り易い。さらに、コンパレータを点火回路等に融合させることで、配線が不要になっったり短くなったりするため、雑音等の外乱の混入が抑止される。従って、エアバッグシステムの信頼性がより向上する。なお、本明細書でいう「融合」とは、異なる機能を有する回路を組合わせたり一体的に形成したりすることであり、それらの回路を必ずしも同一IC化する必要はない。勿論、前記点火回路のスイッチ駆動手段が駆動ICから構成される場合、その第1衝突判定回路をこの駆動IC中に内蔵させると一層好ましいことは言うまでもない(請求項4)。
【0009】
(2)上記発明では、2系統ある一方の衝突判定回路をコンパレータから構成することで、エアバッグシステムの小型化や低コスト化を達成したが、次のようにしても良い。
すなわち、本発明は、ガスの充填により展開するバッグと、該ガスを発生させるインフレータと、該インフレータを点火させるスクイブと、該スクイブに点火電流を流すか否かを、該スクイブの高電圧側で切替える高圧側スイッチと該スクイブの低電圧側で切替える低圧側スイッチとを有すると共に該高圧側スイッチおよび該低圧側スイッチを個別にまたは一緒に切替えるスイッチ駆動手段を有する点火回路と、車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第1挙動センサを有する第1挙動検出回路と、車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第2挙動センサを有する第2挙動検出回路と、該第1挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第1衝突判定回路と、第1衝突判定回路とは別系統で設けられ、該第2挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第2衝突判定回路とを備えてなり、前記車両衝突時に前記バッグを展開させるエアバッグシステムにおいて、
前記第1衝突判定回路は、前記第1挙動検出回路から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、該A/D変換手段から得られたデジタル信号に基づき前記車両衝突の有無を判定する判定演算手段と、該車両衝突時に該判定演算手段から出力された衝突信号により前記点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する信号出力手段とからなり、該A/D変換手段、該判定演算手段および該信号出力手段は、前記点火回路に融合されていることを特徴とするエアバッグシステムとしても良い(請求項5)。
【0010】
本発明の場合、第1衝突判定回路を、第2衝突判定回路とは独立な系統としつつも、点火回路に融合させたので、エアバッグシステムの信頼性を確保しつつ、ECU等の小型化や低コスト化を図れる。また、第1衝突判定回路は、従来と同様のA/D変換手段、判定演算手段および信号出力手段を備えるので、この第1衝突判定回路においても、車両毎のチューニング等が可能となり、その分設計自由度も大きくなる。
特に、その第1衝突判定回路のA/D変換手段、判定演算手段および信号出力手段と前記点火回路のスイッチ駆動手段とは、同一の駆動IC中に組込まれてなると、一層、ECUの小型化、低コスト化を図れる(請求項6)。
【0011】
この場合、車両毎の調整等の設計自由度は小さくなるが、第1衝突判定回路を前述のセーフィング衝突判定回路とし、第2衝突判定回路を前述のメイン衝突判定回路として、車両毎の高度な調整等はそのメイン衝突判定回路で行えば問題はない。
【0012】
なお、特に限定しない限り、本明細書でいう「第1」または「第2」は、便宜上の区別を表しているに過ぎないことを断っておく。また、本明細書でいうスイッチには、通常のトランジタス(Tr)の他、電界効果トランジスタ(FET)等がある。挙動センサは、例えば、加速度センサであるが、これに限らず車両衝突時の慣性力等によって機械的に可動するスイッチからなっても良い。そして、例えばこのスイッチのONによって電気的な信号がコンパレータ等へ出力されるようになっていても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態であるエアバッグシステムSについて以下説明する。
エアバッグシステムSは、図1に示すように、車両衝突時等にガスが充填されて展開するバッグ91と、このバッグ91を展開させるためのガスを発生させるインフレータ92と、このインフレータ92に着火するスクイブ93と、スクイブ93へ点火電流を供給する点火回路2と、この点火回路2へ印加する高電圧を生成する昇圧回路4と、昇圧回路4の電源であるバッテリ1と、点火回路2および昇圧回路4を制御する制御回路6とからなる。
【0014】
バッグ91、インフレータ92およびスクイブ93は、例えば、自動車のハンドル9に内蔵されてなる。また、点火回路2、昇圧回路4および制御回路6は、エアバッグシステムS用ECU内に組込まれている。昇圧回路4等は既に周知であるので、以下では本発明の特徴部分である点火回路2の一部とこの点火回路2の制御部分(制御回路6中の一部)とについて詳述する。
【0015】
点火回路2は、基本的に、図2に示すように、スクイブ93に流す点火電流の切替えを行うハイサイドスイッチ21(高圧側スイッチ)とローサイドスイッチ22(低圧側スイッチ)からなる。また、図示していないがそれらのスイッチを駆動させるためのスイッチ駆動回路(スイッチ駆動手段)をも備える。
制御回路6中で、点火回路2を駆動制御する部分は、セーフィング衝突判定回路61とメイン衝突判定回路62とである。
【0016】
セーフィング衝突判定回路61は、詳細を図示していないがコンパレータ、分圧抵抗、基準電圧等からなる。そして、加速度センサ(第1挙動センサ)からなる第1挙動検出回路71のアナログ信号と前記基準電圧とをコンパレータで比較して、Low/Highの電圧を出力する。この出力に応じて、点火回路2中のスイッチ駆動回路は、ハイサイドスイッチ21をONさせる。なお、このセーフィング衝突判定回路61は、次のメイン衝突判定回路62の補償(フェールセイフ)用である。
【0017】
メイン衝突判定回路62は、セーフィング衝突判定回路61とは独立した系統で設けられ、A/D変換器621、マイコン622および信号出力回路623とからなる。加速度センサからなる第2挙動検出回路72より出力されたアナログ信号(検出信号)は、A/D変換器621でデジタル信号に変換させ、マイコン622へ入力される。マイコン622は、このデジタル信号等に基づいて、バッグ91を展開させるべきか否かを判定する。そして、バッグ91を展開させるべき車両衝突と判定すると、信号出力回路623から点火回路2中のスイッチ駆動回路へ点火信号を送り、ローサイドスイッチ22がONさせる。
【0018】
なお、図示していないが、この判定に際して、マイコン622は、第2挙動検出回路72以外の(つまり、エアバッグシステムSのECU以外からの)外部信号をも考慮している。より高度で的確な判定を行うためである。また、このメイン衝突判定回路62は、マイコン622内のプログラムに沿って車両衝突判定を行うため、そのプログラムを変更することで、容易に車両毎の設定変更もできる。
【0019】
セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62によって、ハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22が共にONされると、点火回路2のスクイブ93に点火電流が流れて、インフレータ92が着火してバッグ91が展開する。
【0020】
(第2実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第2実施形態を図3に示す。第1実施形態では、セーフィング衝突判定回路61とメイン衝突判定回路62とをECU内にそれぞれ単独に設けた。第2実施形態では、このセーフィング衝突判定回路61を点火回路2内に組入れたものである。セーフィング衝突判定回路61は、コンパレータ等の簡素な回路からなるため、点火回路2中に組入れることは容易である。また、このようにすることで、セーフィング衝突判定回路61から点火回路2に至る通信路上で、雑音等の混入する機会が激減し、エアバッグシステムSの信頼性が一層高まる。さらに、点火回路2内のスイッチ駆動回路とセーフィング衝突判定回路61とを同一の駆動IC中に組込めば、ECUの小型化や低コスト化を一層図ることができる。
なお、図3中では、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0021】
(第3実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第3実施形態を図4に示す。この第3実施形態では、第2実施形態とは逆に、このセーフィング衝突判定回路61を第1挙動検出回路71と一体化したものである。この場合も、セーフィング衝突判定回路61は、コンパレータ等の簡素な回路からなるため、第1挙動検出回路71中に組入れることは容易である。また、このようにすることで、第1挙動検出回路71からセーフィング衝突判定回路61に至る通信路上で、雑音等の混入する機会が激減し、エアバッグシステムSの信頼性が一層高まる。
なお、図4中でも、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0022】
(第4実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第4実施形態を図5に示す。第4実施形態では、セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62と、ハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22との対応関係を逆にしたものである。
【0023】
点火回路2等が短絡(ショート)によってフェールする場合、天絡よりも地絡の方が生じる可能性が高い。一方、セーフィング衝突判定回路61とメイン衝突判定回路62とでは、一般的にセーフィング衝突判定回路61の方がメイン衝突判定回路62よりも低い衝撃にて判定条件が成立するように設計されている。そこで、図5のように、セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62とハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22との対応関係を交差させることで、地絡の場合において、バッグ91の不要な展開を抑止することができる。
なお、図5中でも、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0024】
(第5実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第5実施形態を図6に示す。第1実施形態では、セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62と、ハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22とを、それぞれ1対1で対応関係付けていた。これに対し、第5実施形態では、点火回路2のスイッチ駆動回路中にAND回路23、24を介在させて、その直接的な対応関係を解消したものである。この場合、図6からも明らかなように、セーフィング衝突判定回路61およびメイン衝突判定回路62が同時にHigh出力でないと、ハイサイドスイッチ21およびローサイドスイッチ22はいずれもONされず、バッグ91は展開されない。
【0025】
この第5実施形態を第1実施形態と比較すると、各回路が正常状態である限り、エアバッグシステムSとしての動作に変りはない。しかし、仮に、ローサイドスイッチ22がフェールして地絡している状態を考えれば、第1実施形態の場合では、第2挙動検出回路72やメイン衝突判定回路62の出力には関係なく、バッグ91の展開が第1挙動検出回路71およびセーフィング衝突判定回路61の出力によって決定されてしまう。これに対し、第5実施形態の場合、このようなときであっても、バッグ91の展開に直結するハイサイドスイッチ21のON/OFFに、第1挙動検出回路71、セーフィング衝突判定回路61、第2挙動検出回路72およびメイン衝突判定回路62の出力が反映される。従って、エアバッグシステムSの信頼性がより向上する。
なお、図6中でも、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0026】
(第6実施形態)
上記第1実施形態の一部を変更した第6実施形態を図7に示す。
第6実施形態は、セーフィング衝突判定回路61をメイン衝突判定回路62と同様に、A/D変換器611(A/D変換手段)、マイコン612(判定演算手段)および信号出力回路613(信号出力手段)とで構成した。本実施形態でも、セーフィング衝突判定回路61とメイン衝突判定回路62とは別系統となっているが、さらに、本実施形態では、セーフィング衝突判定回路61を点火回路2に一体化した。これにより、セーフィング衝突判定回路61におけるチューニング自由度をメイン衝突判定回路62の自由度と同等にすることが可能となる。
【0027】
さらに、点火回路2のスイッチ駆動回路と、上記A/D変換器611、マイコン612および信号出力回路613とを同一の駆動IC中に内蔵させることで、通信経路途中における雑音等の混入が抑止され、エアバッグシステムSの信頼性がさらに向上する。
なお、図7中でも、第1実施形態と同様の回路構成については同じ符号を付して示した。
【0028】
(第7実施形態)
上記の各実施形態では、加速度センサを使用した挙動検出回路71、72を示した。この場合、車両の挙動(加速度)に応じて、電気信号(電圧)が随時コンパレータ等へ出力される。
【0029】
しかし、挙動検出回路は、本来、バッグ91を展開すべき衝突が生じたか否かを検出できれば十分である。このため、挙動検出回路は、そのようなときのみにコンパレータ等へ信号が出力されるものとすることもできる。このような挙動検出回路73の概略を図8に示した。この挙動検出回路73は、車両の加速度が設定値を超えるとONする機械的スイッチ73aと、この機械的スイッチ73aの一端側に直列に接続された抵抗73bと、この機械的スイッチ73aの他端側に接続された電源73cとからなる。そして、抵抗73bの上端側が、例えば、セーフィング衝突判定回路61に接続されている。そして、機械的スイッチ73aがONすると、抵抗73bの端子電圧がセーフィング衝突判定回路61に出力される。
【0030】
前述した挙動検出回路71、72の全部または一部をこの挙動検出回路73で置換しても良い。例えば、セーフィング衝突判定回路61の方を挙動検出回路73とし、メイン衝突判定回路62の方を挙動検出回路72としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエアバッグシステムの概略構成図である。
【図2】第1実施形態の主要部の回路図である。
【図3】第2実施形態の主要部の回路図である。
【図4】第3実施形態の主要部の回路図である。
【図5】第4実施形態の主要部の回路図である。
【図6】第5実施形態の主要部の回路図である。
【図7】第6実施形態の主要部の回路図である。
【図8】第7実施形態の主要部の回路図である。
【図9】従来のエアバッグシステムの部分回路図である。
【図10】従来のエアバッグシステムの部分回路図である。
【符号の説明】
1 バッテリ
2 点火回路
21 ハイサイドスイッチ(高圧側スイッチ)
22 ローサイドスイッチ(低圧側スイッチ)
4 昇圧回路
6 制御回路
61 セーフィング衝突判定回路
62 メイン衝突判定回路
71 第1挙動検出回路
72 第2挙動検出回路
S エアバッグシステム
Claims (6)
- ガスの充填により展開するバッグと、
該ガスを発生させるインフレータと、
該インフレータを点火させるスクイブと、
該スクイブに点火電流を流すか否かを、該スクイブの高電圧側で切替える高圧側スイッチと該スクイブの低電圧側で切替える低圧側スイッチとを有すると共に該高圧側スイッチおよび該低圧側スイッチを個別にまたは一緒に切替えるスイッチ駆動手段を有する点火回路と、
車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第1挙動センサを有する第1挙動検出回路と、
車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第2挙動センサを有する第2挙動検出回路と、
該第1挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第1衝突判定回路と、
第1衝突判定回路とは別系統で設けられ、該第2挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第2衝突判定回路とを備えてなり、
前記車両衝突時に前記バッグを展開させるエアバッグシステムにおいて、
前記第1衝突判定回路は、前記第1挙動検出回路からの検出信号を基準値と比較するコンパレータからなることを特徴とするエアバッグシステム。 - 前記第2衝突判定回路は、前記第2挙動検出回路以外から受信した前記車両の挙動に関する外部信号と該第2挙動検出回路の検出信号とを併せて前記車両衝突の有無を判定するメイン衝突判定回路であり、
前記第1衝突判定回路は、前記第1挙動検出回路以外からは外部信号を受信せず該メイン衝突判定回路を補償するセーフィング衝突判定回路である請求項1に記載のエアバッグシステム。 - 前記第1衝突判定回路は、前記点火回路または前記第1挙動検出回路に融合している請求項1または2に記載のエアバッグシステム。
- 前記点火回路のスイッチ駆動手段は、駆動ICから構成され、
前記第1衝突判定回路は、該駆動IC中に内蔵されている請求項3に記載のエアバッグシステム。 - ガスの充填により展開するバッグと、
該ガスを発生させるインフレータと、
該インフレータを点火させるスクイブと、
該スクイブに点火電流を流すか否かを、該スクイブの高電圧側で切替える高圧側スイッチと該スクイブの低電圧側で切替える低圧側スイッチとを有すると共に該高圧側スイッチおよび該低圧側スイッチを個別にまたは一緒に切替えるスイッチ駆動手段を有する点火回路と、
車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第1挙動センサを有する第1挙動検出回路と、
車両の挙動に応じた電気的な検出信号を出力する第2挙動センサを有する第2挙動検出回路と、
該第1挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第1衝突判定回路と、
第1衝突判定回路とは別系統で設けられ、該第2挙動検出回路からの検出信号に基づいて車両衝突の有無を判定し該車両衝突時に該点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する第2衝突判定回路とを備えてなり、
前記車両衝突時に前記バッグを展開させるエアバッグシステムにおいて、
前記第1衝突判定回路は、前記第1挙動検出回路から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、該A/D変換手段から得られたデジタル信号に基づき前記車両衝突の有無を判定する判定演算手段と、該車両衝突時に該判定演算手段から出力された衝突信号により前記点火回路のスイッチ駆動手段に点火信号を出力する信号出力手段とからなり、
該A/D変換手段、該判定演算手段および該信号出力手段は、前記点火回路に融合されていることを特徴とするエアバッグシステム。 - 前記第1衝突判定回路のA/D変換手段、判定演算手段および信号出力手段と前記点火回路のスイッチ駆動手段とは、同一の駆動IC中に組込まれてなる請求項5に記載のエアバッグシステム。
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