JPH06183315A - 車両用エアバッグ装置の誤作動防止システム - Google Patents

車両用エアバッグ装置の誤作動防止システム

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Publication number
JPH06183315A
JPH06183315A JP4356371A JP35637192A JPH06183315A JP H06183315 A JPH06183315 A JP H06183315A JP 4356371 A JP4356371 A JP 4356371A JP 35637192 A JP35637192 A JP 35637192A JP H06183315 A JPH06183315 A JP H06183315A
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JP
Japan
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squib
sensor
collision
acceleration
touch sensor
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Pending
Application number
JP4356371A
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English (en)
Inventor
Noribumi Iyoda
紀文 伊豫田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアバッグの誤作動を防止する。 【構成】 インフレータ12bの着火回路に、タッチセ
ンサ13と加速度センサ15とを、スクイブ12cと直
列に設けることにより、タッチセンサ13と加速度セン
サ15とが同時にONした場合だけ、スクイブ12cに
着火電流が流れるようにする。したがって、非衝突時に
外力が加わってタッチセンサ13がONしても、加速度
センサ15がONしない場合にはスクイブ12cに電流
が流れず、エアバッグ12aの不要な展開を防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の非衝突時等
に、エアバッグの不要な展開を防止する車両用エアバッ
グ装置の誤作動防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】側面衝突時に乗員を保護するエアバッグ
を装備した車両においては、車両の側面衝突を検出する
ためにサイドドア内にタッチセンサを配設する技術があ
る。例えば図9は、特開平3−281459号公報に記
載されている側面衝突用エアバッグ装置を示すもので、
この装置においては、車両のサイドドア1内にほぼ水平
に配設されたサイドインパクトビーム2の車体外側(図
9において左側)に衝突センサ3を、ドアアウタパネル
4の内面に接近した位置に取付けて、側面衝突を逸早く
検出できるようにしている。そして、この衝突センサ3
は、車両の側面衝突時に車体内側へ向けて変形するドア
アウタパネル4とサイドインパクトビーム2とに挟圧さ
れることにより接点が導通して側面衝突を検出するよう
構成されている。衝突センサ3が側面衝突を検出する
と、インフレータ5のスクイブ(電気雷管)に着火電流
が送られ、着火したインフレータ5で発生する不活性ガ
スによって、例えばアームレスト6内に収容されている
エアバッグ7が膨張し、車室内のサイドドア1と乗員と
の間に展開して、二次衝突から乗員を保護するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、側面
衝突用エアバッグ装置においては、側面衝突を逸早く検
出できるように衝突センサ3を、サイドドア1内のアウ
タパネル4の内面に接近させて設けていることが多い。
そのため、側面衝突時以外にもサイドドア1の外側にあ
る程度大きな力が加わると、アウタパネル4が変形して
衝突センサ3を圧縮してONさせてしまう虞れがある。
【0004】特に、タッチスイッチ式の衝突センサは、
アウタパネル4が塑性変形することによって圧縮され一
旦スイッチONすると、このON状態が保持されること
が多い。そのため、例えば、搭乗者のいない駐車中の車
両のサイドドア1に対して外力が加わり、そのアウタパ
ネル4が塑性変形して衝突センサ3がON状態となる
と、その時点ではイグニッションキー(車両電源スイッ
チ)がOFF状態であるためエアバッグは展開されない
が、その車両を使用するために運転者がイグニッション
キーをON状態にした際に、インフレータの着火回路が
通電され、エアバッグを展開させてしまうという不都合
があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、タッチスイッチ式の衝突センサがONしても、加
速度センサがONしない非衝突時等におけるエアバッグ
の不要な展開を防止できる車両用エアバッグ装置の誤作
動防止システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、車両衝突時に着火回路のス
クイブに通電してインフレータを着火させ、このインフ
レータから発生するガスによってエアバッグを車室内に
展開させることにより、二次衝突から乗員を保護する車
両用エアバッグ装置の誤作動防止システムにおいて、前
記着火回路に、外部から入力される荷重により圧縮され
ると接点が導通してスイッチONするタッチセンサと、
一定以上の加速度を検出するとスイッチONする加速度
センサとが、前記スクイブと直列となるように接続され
ていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記のように、この発明の車両用エアバッグ装
置の誤作動防止システムは、外部から入力される荷重に
より圧縮されると接点が導通してスイッチONするタッ
チセンサと、一定以上の加速度を検出するとスイッチO
Nする加速度センサとがスクイブと直列に接続されてい
るため、タッチセンサと加速度センサとが同時にONし
た場合に、スクイブに通電してインフレータを着火さ
せ、このインフレータから発生するガスによりエアバッ
グを展開させて二次衝突から乗員を保護する。したがっ
て、駐・停車中に車体に外力が加えられてタッチセンサ
がONした場合等でも、加速度センサがONしなければ
スクイブに通電されず、非衝突時等におけるエアバッグ
装置の誤作動が防止される。
【0008】
【実施例】以下、この発明を、サイドエアバッグ装置の
誤作動防止システムに適用した一実施例を図1ないし図
8に基づいて説明する。
【0009】図1に示すように、車両のサイドドア11
内の車室内側(図1の断面図において左側)には、エア
バッグ12aとインフレータ12bとを一体に組付けた
エアバッグモジュール12が、ドアインナパネル(図示
せず)に固定されて設けられている。また、サイドドア
11内の車体外側には、タッチセンサ13が、車体前後
方向にほぼ水平に設けられているサイドインパクトビー
ム14に支持されるとともに、ドアアウタパネル11a
の内面に接近した位置に配設されている。
【0010】また、サイドドア11内の前記エアバッグ
モジュール12の下方には、側方からの一定以上の加速
度を検出するとスイッチONする加速度センサ15が設
けられている。また、前記インフレータ12b内には、
着火すると瞬時に大量のガスを発生するガス発生剤(図
示せず)と、このガス発生剤を着火させるスクイブ(電
気雷管)12cとが備えられている。そして、タッチセ
ンサ13とスクイブ12cと加速度センサ15とは、電
源16とボデーアース17とを繋ぐリード線18によっ
て配線接続されて着火回路を形成している。
【0011】この着火回路は、図2に示す配線図から解
るように、スクイブ12cを挟んでタッチセンサ13と
加速度センサ15とが直列に接続されており、したがっ
て、タッチセンサ13と加速度センサ15とが同時にO
Nするとスクイブ12cに電流が流れて、インフレータ
12b内のガス発生剤が着火され、大量のガスが発生し
てエアバッグ12aを展開させるようになっている。し
たがって、駐車中等の非衝突時に、例えばドアアウタパ
ネル11aに外力が加わり、このドアアウタパネル11
aが変形した場合には、ドアアウタパネル11aとサイ
ドインパクトビーム14との間で挾圧されてタッチセン
サ13がONしても、加速度センサ15がONせず、し
たがってスクイブ12cに電流が流れないためインフレ
ータ12bは着火しないようになっている。
【0012】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明する。
【0013】走行中に、他の車両がサイドドア11に側
面衝突した場合には、衝突されたサイドドア11内に配
設されているタッチセンサ13が、サイドインパクトビ
ーム14との間に圧縮されて接点が導通してスイッチO
Nするとともに、衝突車両によってサイドドア11に加
えられる所定以上に大きな側方からの加速度を加速度セ
ンサ15が検出してスイッチONする。したがって、イ
ンフレータ12bの着火回路にスクイブ12cと直列に
接続されたタッチセンサ13と加速度センサ15とが同
時にONすることによって、電源16からスクイブ12
cに電流が流れて、インフレータ12b内のガス発生剤
を着火させる。その結果、インフレータ12bで発生す
るガスによってエアバッグ12aが膨張し、車室内側に
展開することによって(図2の状態)、車室内周壁との
二次衝突から乗員を保護することができる。
【0014】また例えば駐車中に、サイドドア11に足
蹴り等によって外力が加えられて、ドアアウタパネル1
1aが塑性変形すると、その内側に配設されたタッチセ
ンサ13が圧縮されてスイッチONする。従来において
はイグニッションスキーをON操作した瞬間にスクイブ
12cに電流が流れて、エアバッグ12aを展開させて
しまう虞があったが、この実施例においては、イグニッ
ションスイッチがONされても、着火回路に介設された
加速度センサ15がOFF状態のままのためスクイブ1
2cに電流は流れず、エアバッグ12aの無駄な展開を
防止することができる。
【0015】なお、図2に示した配線図においては、電
源16とスクイブ12cとの間に加速度センサ15を、
またスクイブ12cとボデーアース17との間にタッチ
センサ13をそれぞれ設けたが、前記加速度センサ15
とタッチセンサ13とスクイブ12cとが直列に接続さ
れていれば、その接続する順番は自由であり、例えば図
3に示すように、電源16とスクイブ12cとの間にタ
ッチセンサ13を、またスクイブ12cとボデーアース
17との間に加速度センサ15をそれぞれ設けても、同
様の効果が得られる。また、図4に示すように、タッチ
センサ13と加速度センサ15との両方を、電源16と
スクイブ12cとの間に設けてもよく、また図5に示す
ように、スクイブ12cとボデーアース17との間に、
タッチセンサ13と加速度センサ15との両方を設けて
も、同様の効果が得られる。
【0016】また、タッチセンサ13と直列に設ける加
速度センサ15としては、例えば図6に示す半導体Gセ
ンサ21や、図7に示す水銀式のセーフィングセンサ2
2や、あるいは図8に示すローラマイト式のセーフィン
グセンサ23等が適している。
【0017】前記加速度センサ15として使用される半
導体Gセンサ21は、金属製で板状のカンチレバー部2
1aと、このカンチレバー部21aの付根に形成された
ゲージ部21bと、カンチレバー部21aの先端側が錘
となって揺動した際のゲージ部21bの変形に伴う抵抗
変化を信号として取り出す集積回路部21cとから構成
されている。この半導体Gセンサ21は、カンチレバー
部21aが車体の前後方向へ揺動可能に取付ければ前突
用加速度センサとして使用でき、またカンチレバー部2
1aが車体の左右方向に揺動可能に取付ければ側突用加
速度センサとして使用できる。
【0018】また、水銀式のセーフィングセンサ22
は、試験管状の容器22a内に所定量の水銀22bを入
れ、その容器22aの上部に正負の両電極22c,22
cを離間させて配設した状態で密封したもので、衝突荷
重が加わる方向(車体の前後方向あるいは左右方向)に
傾斜させた状態に取付けられる。そして、常態において
容器22aの底に溜った水銀22bが、衝突時に一定以
上の荷重が加わると、傾斜内面を上昇して電極22cの
位置まで移動し、両電極22c,22cを導通させる。
また、非衝突時や加わる荷重が小さい場合には、容器2
2a内の水銀22bが電極22cの位置まで移動せず、
したがって、セーフィングセンサ22が導通しないため
スクイブ12cは点火せず、エアバッグの不要な展開が
防止される。
【0019】また前記セーフィングセンサ23は、外側
にプレートスプリング23aの一端側が巻き付けられた
ローラ23bと、このローラ23bの表面に形成された
回転接点23cと、前記プレートスプリング23aの巻
かれていない他端側に形成された開口部から突出した固
定接点23dとを備えている。そして、非作動時には、
プレートスプリング23aの所期セット荷重により、ロ
ーラ23bはストッパ23eに当接しており、固定接点
23dと回転接点23cとが離れている。そして、衝突
時に一定以上の加速度が検出されると、ローラ23bが
回転し、このローラ23bに設けられた回転接点23c
が移動して固定接点23dに接触してON信号を出力す
るようになっている。
【0020】またこの実施例においては、この発明をサ
イドエアバッグ装置の誤作動防止システムに適用した場
合について説明したが、前面衝突用エアバッグ装置の誤
作動防止システムにも同様に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の車両用エ
アバッグ装置の誤作動防止システムは、インフレータの
前記着火回路に、外部から入力される荷重により圧縮さ
れると接点が導通してスイッチONするタッチセンサ
と、一定以上の加速度を検出するとスイッチONする加
速度センサとを、スクイブと直列となるように接続した
ので、非衝突時等におけるエアバッグ装置の誤作動を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の誤作動防止システムの構
成を示す概略図である。
【図2】この実施例の着火回路を示す配線図である。
【図3】この実施例の着火回路におけるタッチセンサと
加速度センサの接続位置を変えた例を示す配線図であ
る。
【図4】この実施例の着火回路におけるタッチセンサと
加速度センサの接続位置を変えた別の例を示す配線図で
ある。
【図5】この実施例の着火回路におけるタッチセンサと
加速度センサの接続位置を変えたさらに別の例を示す配
線図である。
【図6】加速度センサの一例の半導体Gセンサを示す斜
視図である。
【図7】加速度センサの一例の水銀式のセーフィングセ
ンサを示す斜視図である。
【図8】加速度センサの一例のローラマイト式のセーフ
ィングセンサを示す斜視図である。
【図9】従来の側面衝突用エアバッグ装置の一例を示す
車体の断面図である。
【符号の説明】
11 サイドドア 12 エアバッグモジュール 12a エアバッグ 12b インフレータ 12c スクイブ 13 タッチセンサ 15 加速度センサ 16 電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両衝突時に着火回路のスクイブに通電
    してインフレータを着火させ、このインフレータから発
    生するガスによってエアバッグを車室内に展開させるこ
    とにより、二次衝突から乗員を保護する車両用エアバッ
    グ装置の誤作動防止システムにおいて、 前記着火回路に、外部から入力される荷重により圧縮さ
    れると接点が導通してスイッチONするタッチセンサ
    と、一定以上の加速度を検出するとスイッチONする加
    速度センサとが、前記スクイブと直列となるように接続
    されていることを特徴とする車両用エアバッグ装置の誤
    作動防止システム。
JP4356371A 1992-12-21 1992-12-21 車両用エアバッグ装置の誤作動防止システム Pending JPH06183315A (ja)

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