JPH0623221B2 - グラフト共重合体及びこれを使用する熱可塑性樹脂の耐衝撃強性の改善方法 - Google Patents

グラフト共重合体及びこれを使用する熱可塑性樹脂の耐衝撃強性の改善方法

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JPH0623221B2
JPH0623221B2 JP17853184A JP17853184A JPH0623221B2 JP H0623221 B2 JPH0623221 B2 JP H0623221B2 JP 17853184 A JP17853184 A JP 17853184A JP 17853184 A JP17853184 A JP 17853184A JP H0623221 B2 JPH0623221 B2 JP H0623221B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グラフト共重合体型の耐衝撃性改良剤(im
pact additive)及びこれを使用して、熱
可塑性重合体、特に、塩化ビニルの単独重合体又は共重
合体の耐衝撃性を改善する方法に関する。
ある種の合成樹脂、特に塩化ビニルの単独重合体および
共重合体は、安価であること、良好な物理的および化学
的性質を有することから非常に広く使用されているが、
周囲温度において、低温においてあるいは老化後におい
て低い衝撃強度を有している。このような欠点を改善す
るために、これらの樹脂に、一定のゴム状弾性を有する
重合体である、耐衝撃性改良剤と称されているある種の
物質を包含させることが提案されている。これらの添加
剤の中で特に興味のあるものは、変性若しくは未変性ポ
リアクリレートおよびブタジエンをベースとするランダ
ム若しくはグラフト共重合体である。特に、米国特許第
3,264,373号明細書には、少なくとも80重量
%のポリ塩化ビニルを含有する重合体ベース樹脂用の耐
衝撃性改良剤が記載されている;この添加剤は、1〜2
0重量%のブタジエンと99〜80重量%のC〜C12
のアルキル基を有するアルキルアクリレートからなる重
合体から形成される主鎖にメチルメタクリレートをグラ
フトした共重合体からなる。このグラフト共重合体は、
主鎖共重合体に基づいて10〜185重量%、好ましくは2
0〜50重量%のグラフトされたメチルメタクリレート
を含有している。上記添加剤を塩化ビニル重合体樹脂中
に該樹脂100重量部に対して0.5〜50重量部の割合
で添加すると、樹脂の衝撃強度が実質的に向上し、しか
も特にその熱劣化温度の低下を生じない。
本発明者は、上記したごとき添加剤(耐衝撃性改良剤)
において、グラフトされたポリメタクリレート分子鎖
を、特定のモル比のアルキルメタクリレートとアルキル
アクリレートとのランダム共重合体のグラフトされた分
子鎖で置換した場合には、改良された有効性(効率)を
有する耐衝撃性改良剤が得られることを見い出した。ま
た、本発明者は、この有効性は、主鎖の共重合体を、少
量の多官能架橋剤により架橋させた同様な共重合体で置
換することにより更に改良できることを見い出した。
従って本発明による耐衝撃性改良剤の使用により、上記
米国特許明細書に記載された耐衝撃性改良剤を包含させ
た合成樹脂組成物の衝撃強度に比較して周囲温度、低温
または老化後において改良された衝撃強度を有する合成
樹脂組成物が得られる。
従って、本発明によれば、 i)0.5〜35重量%のブタジエンまたはイソプレン
と、アルキル基がC〜C12のアルキル基であるアルキ
ルアクリレートと、上記ジエンおよびアルキルアクリレ
ートと共重合可能で且つ少なくとも2個のCHC<基
を有している多官能架橋剤の10モル%までとからなる
ランダム共重合体からなる主鎖;と ii)上記主鎖にグラフトされた共重合体であって、主鎖
の10〜200重量%を占めているかつC〜Cのア
ルキルメタアクリレートと、5〜50モル%のC〜C
のアルキルアクリレートとのランダム共重合体である
共重合体;とからなるグラフト共重合体であって、ブラ
ベンダー・レオメーター中に保持した50gの上記グラ
フト共重合体を用いて、200℃で20分間40rpm
のローターの回転速度で求めたブラベンダー・レオメー
ターのトルクについて6〜40Nmの溶融粘度を有する
グラフト共重合体が提供される。
本発明によれば、更に、 i)0.5〜35重量%のブタジエンまたはイソプレンと、
アルキル基がC〜c12のアルキル基であるアルキル
アクリレートと、ジエンおよびアルキルアクリレートと
共重合可能な且つ少なくとも2個のCH=C<基を有
している多官能架橋剤の10モル%までとを含有するラ
ンダム共重合体からなる主鎖、および ii)上記主鎖にグラフトされた共重合体であって、主鎖
の10〜200重量%を占めているかつC〜Cのア
ルキルメタアクリレートと5〜50モル%のC〜C
のアルキルアクリレートとのランダム共重合体である共
重合体 からなるグラフト共重合体型耐衝撃性改良剤を、熱可塑
性樹脂中に0.5〜50重量%添加することを特徴とする
熱可塑性樹脂の耐衝撃性を改良する方法が提供される。
本発明を実施する好ましい一方法によれば、上記グラフ
ト共重合体耐衝撃性改良剤の主鎖は、共役ジエン、C
〜C12のアルキルアクリレートおよび上記のジエンおよ
びアルキルアクリレートと共重合可能な多官能架橋剤の
共重合体からなりそして上記の架橋剤はその分子中に少
なくとも2個のCH=C<基を有しており、また上記
の共重合体は、0.5〜35重量%の重合したジエンを含
有しておりかつ0.02〜10%、好ましくは0.05〜7%の
範囲のモル濃度の重合した架橋剤を有している。
上記の多官能性架橋剤は、特に、ジビニルベンゼン、ト
リアリルシアヌレート、ジアリルフタレート、ジアリル
イタイコネート、トリアリルイソシアヌレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレートまたはトリメタクリ
レート、アリルアクリレートまたはメタクリレート、ア
ルキレン鎖中、炭素原子数が2〜10個であるアルキレ
ングリコールジアクリレートまたはジメタクリレート、
特に、エチレングリコールジアクリレートまたはメタク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレートまた
はジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアク
リレートまたはジメタクリレート、または式: (上記式中のXは水素原子またはメチル基であり、nは
2〜4の整数であり、そしてpは2〜20の整数であ
る)を有するポリオキシアルキレングリコールジアクリ
レートまたはジメタクリレート、特にポリオキシエチレ
ン基が約400(すなわち、上記式においてn=2、p
=9)の分子量を有するポリオキシエチレングリコール
ジアクリレートまたはジメタクリレートの如き、2個あ
るいはそれ以上のビニルまたはアリル二重結合を有する
誘導体から選択することができる。
上述の如く、ブタジエンまたはイソプレンおよび場合に
より多官能架橋剤と共重合して、グラフト共重合体型耐
衝撃性改良剤の主鎖を形成するアルキルアクリレート
は、好ましくはアクリルオキシ基に結合した炭素に分岐
鎖のない、C〜C12のアルキル基を有するアルキルア
クリレートである。主鎖共重合体の形成に適当なアクリ
レートの例としては、エチルアクリレート、n−プロピ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、アミルアク
リレート、2−メチルブチルアクリレート、3−メチル
ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−
オクチルアクリレート、n−ドデシルアクリレート、ま
たは2−エチルヘキシルアクリレートがあげられる。
グラフト共重合体型耐衝撃性改良剤の主鎖を形成してい
る、かつ架橋しているかあるいは架橋していない共重合
体中の重合したブタジエンまたはイソプレンの好ましい
濃度は、主鎖の重量の1〜25重量%である。
本発明の耐衝撃性改良剤においては、主鎖にグラフトし
た分子鎖は、C〜Cのアルキル基を有するアルキル
メタクリレートおよびC〜Cアルキルを有するアル
キルアクリレートとのランダム共重合体からなる。使用
し得るアルキルメタクリレートとしては、エチルメタク
リレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピル
メタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチ
ルメタクリレートおよび特にメチルメタクリレートが挙
げられる。C〜Cアルキル基を有するアルキルアク
リレートの例としては、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−メチルブ
チルアクリレート、3−メチルブチルアクリレート、n
−オクチルアクリレートおよび2−エチルヘキシルアク
リレートが挙げられ、アルキル基がC〜Cである上
記のアルキルアクリレートを使用するのが好ましい。
グラフト共重合体型耐衝撃性改良剤のグラフトした鎖を
構成している、C〜Cアルキル基を有するアルキル
メタクリレーとC〜C アルキル基を有するアルキ
ルアクリレートとのランダム共重合体中において、C
〜Cアルキル基を有するアルキルアクリレートのモル
比は好ましくは10〜30%である。
グラフトされた分子鎖がグラフト共重合体の主鎖の重量
の10〜60重量%であることが有利である。
耐衝撃性改良剤の分子量は、分子量に応じて変動する溶
融状態の粘度を測定することにより評価できる。この溶
融状態での粘度は、その値が耐衝撃性改良剤を含有する
樹脂組成物の加工中に耐衝撃性改良剤のマイグレーショ
ンを防止するのに十分である限り、かなり広範囲の値を
有し得る。溶融状態での粘度の代表的な値として、50
gの耐衝撃性改良剤を含有し、かつ200℃の温度で、
40rpmのローター回転速度で作動させるブラベンダ
ー・レオメーターの抵抗トルク(resisting
torque)の値を採用するのが好都合である。上記
トルクの測定は、200℃で20分経過後に行う。耐衝
撃性改良剤の溶融状態における粘度についての適当な上
述トルク値は、6〜40Nmである。熱可塑性重合体が
少なくとも80重量%のポリ塩化ビニルからなる重合体
である樹脂組成物の場合は、耐衝撃性改良剤の溶融状態
での粘度の好ましい値は、8〜30Nm、特に10〜2
5Nmの範囲の上述のトルクの値に相当している。
本発明の耐衝撃性改良剤は、上記した如き主鎖とグラフ
トした分子鎖とを有するグラフト共重合体の調製を可能
にするいずれの方法によっても調製することができる。
しかしながら、グラフト共重合体の主鎖の形成およびグ
ラフト化を乳化重合法を用いて行うのが好ましい。
次のごとき重合方法が使用できる。まず第1段階で、重
合すべき単量体1重量部あたり、1〜10部の水、0.00
1〜0.03部の乳化剤および主鎖共重合体中において望ま
れる割合に相当する割合の下記の成分、すなわち、重合
してグラフト共重合体耐衝撃性改良剤の主鎖を形成する
単量体、すなわちブタジエンまたはイソプレン、C
12のアルキル基を有するアルキルアクリレートおよび
必要に応じて多官能性架橋剤からなるエマルジョンを形
成する。次に、0.001〜0.05部のフリーラジカル発生触
媒を加え、かく形成された反応媒体を、撹拌しながら例
えば室温〜90℃の温度に、単量体が事実上完全に転化
するのに十分な長さの時間保持する。第2の段階におい
ては、C〜Cアルキル基を有するアルキルメタクリ
レートとC〜Cアルキル基を有するアルキルアクリ
レートとの混合物を、第1の段階で得られた主鎖共重合
体上にグラフトさせる。このグラフト化は、第1段階で
得られた反応媒体に、所望のモル比のグラフト分子鎖と
所望のモル数のアルキルアクリレートとを分子鎖中に有
するグラフト共重合体を得るのに適当な量の、アルキル
メタクリレートとアルキルアクリレートとの混合物並び
に所望ならば追加量の乳化剤および上記した量のラジカ
ル型触媒を添加して行う。かくして形成した混合物を撹
拌しながらグラフト用単量体が事実上完全に転化するま
で上述の範囲の温度に保持する。
乳化剤としては、アニオン性、ノニオン性あるいはカチ
オン性の公知の界面活性剤のいずれも使用することがで
きる。特に、乳化剤は、脂肪酸のナトリウム塩またはカ
リウム塩、特にラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナ
トリウム、パルミチン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリ
ウム、脂肪アルコールの硫酸エステルのナトリウム塩ま
たはカリウム塩、特にナトリウムラウリルサルフエー
ト、スルホコハク酸エステルのナトリウムまたはカリウ
ム塩、アルキルアリールスルホン酸のナトリウム塩また
はカリウム塩、特にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、ジドデシルナフタレンスルホネートン酸ナトリウ
ムおよび脂肪酸モノグリセライドモノスルホネートのナ
トリウム塩またはカリウム塩の如きアニオン性界面活性
剤から選択することができ、また、エチレンオキシドと
アルキルフエノールまたは脂肪族アルコールとの反応生
成物の如きノニオン性界面活性剤からも選択することが
できる。必要であれば、このような界面活性剤の混合物
も使用することができる。
上記の乳化重合の第1および第2の段階の両方で使用す
ることができる触媒は、重合に使用する温度条件下でフ
リーラジカルを生じる化合物である。これらの化合物と
しては、特に過酸化水素、アルカリ金属の過硫酸塩、特
に過硫酸ナトリウムまたはカリウム、過硫酸アンモニウ
ム、過炭酸塩、過酢酸塩、過硼素酸塩、ベンゾイルパー
オキシド、ラウロイルパーオキサイドの如きパーオキサ
イド、キユメンハイドロパーオキシド、パラメンタンハ
イドロパーオキシドまたはtert−ブチルハイドロパ
ーオキシドの如きハイドロパーオキシドが挙げられる。
しかしながら、過酸化化合物、例えば上記の過酸化化合
物または過硫酸塩の1種と還元剤、特にアルカリ金属の
亜硫酸塩、アルカリ金属の重亜硫酸塩、アルカリ金属の
スルホキシレート、アスコルビン酸、またはグルコース
とを組合せて形成したレドックスタイプの触媒系を使用
するのが好ましく、且つ特に好ましくは、水溶性のも
の、例えば過硫酸カリウム/次亜硫酸ナトリウムまたは
tert−ブチルハイドロパーオキシド/ピロ亜硫酸ナ
トリウムの如き上記の触媒系のものである 上記二段階のいずれかの段階あるいは両方の段階の重合
混合物に、化合物分子量調節剤(chainlimit
ing compound)特にtert−ドデシルメ
ルカプタン、イソブチルメルカプタンおよびn−ドデシ
ルメルカプタンの如きメルカプタンを、主鎖および/ま
たはグラフト共重合体の分子量を調節する目的で添加す
ることができる。また、重合媒体のイオン強度をコント
ロールするためにリン酸塩の如き化合物も添加できる。
ついで乳化重合の第2段階の最後に得られた、グラフト
共重合体の水性エマルジョンからなる反応媒体を処理し
て媒体からグラフト共重合体を分離する。この分離は、
例えばエマルジョンを濃硫酸ですでに酸性化されている
塩溶液と接触させて凝集処理し、次いで凝集により生じ
た固体の生成物を過によって分離することにより行う
ことができる。次にこの固体生成物を洗浄および乾燥し
て粉末のグラフト共重合体が得られる。エマルジョン中
に含まれているグラフト共重合体は、噴霧乾燥技術によ
っても回収することができる。
得られたグラフト共重合体は、その粒子径が数ミクロン
(例えば1〜5ミクロン)〜200〜300ミクロンの
範囲の粉末である;この粒子径は、グラフト共重合体を
乳化重合媒体から分離するのに使用した方法により変動
する。
本発明の樹脂組成物は、熱可塑性重合体、耐衝撃性改良
剤および場合により他の添化剤からなる均一な混合物を
生産し得るいずれの方法によっても調製することができ
る。例えば、樹脂組成物を構成する各成分を乾燥状態で
混合しついで得られた混合物を押出すことができる。熱
可塑性重合体をエマルジヨン重合により製造する場合
は、グラフト共重合体のエマルジヨンと熱可塑性重合体
のエマルジヨンとを混合しついで得られたエマルジヨン
を処理して、エマルジヨンが含有している固形分をエマ
ルジヨンから分離するのが好都合である。この技術は、
グラフト共重合体の分離について上述した通りである。
本発明の樹脂組成物の構成成分の1種である熱可塑性重
合体は、重縮合型重合体、特にポリブチレンテレフタレ
ートの如きポリエステル、ポリカボネートあるいはポリ
アミドの1種または2種以上からなることができ、また
例えばポリメタクリレート、特にポリメチルメタクリレ
ートの如き付加重合型重合体の1種または2種以上から
なり得る。熱可塑性重合体は、場合により過塩素化され
ている塩化ビニルの単独重合体、および塩化ビニルと1
種またはそれ以上のエチレン性不飽和共単量体との共重
合により得られた、かつ少なくとも80重量%の重合し
た塩化ビニルを含有する共重合体からなる群から選ばれ
た1種または2種以上の付加重合体であることが好まし
い。上記の共重合体を調製するための共単量体は、特に
塩化ビニリデンまたはフッ化ビニリデンの如きハロゲン
化ビニリデン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニ
ルブチレートの如きビニルカルボキシレート;アクリル
酸およびメタクリル酸;並びにこれらから誘導されたニ
トリル、アミドおよびアルキルエステル、特にアクリロ
ニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチル
メタクリレート、メチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、エチルアクリレートおよび2−エチルヘキシルア
クリレート;スチレンまたはビニルナフタレンの如きビ
ニル芳香族誘導体;およびビシクロ〔2.2.1〕へプ
ト−2−エン、ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプタ−2,
5−ジエン;エチレン、プロペンおよび1−ブテンの如
きオレフイン類が挙げられる。
本発明の樹脂組成物中に添加し得る耐衝撃性改良剤以外
の添加剤としては、顔料、着色剤、可塑剤、酸化防止
剤、熱安定剤、加工助剤および潤滑剤の如き添加剤が挙
げられる。
上述の樹脂組成物中の耐衝撃性改良剤の好ましい濃度
は、熱可塑性重合体の重量に基づいて1〜30重量%で
ある。重合体が、塩化ビニルの重合体および塩化ビニル
と前述の如き共単量体との共重合体からなる群から選択
された場合には、熱可塑性重合体の2〜10重量%の耐
衝撃性改良剤の濃度が特に好適である。後者のケースで
得られる樹脂組成物は、ビニル壁板(siding)の
如き外装製品の製造に適している。
本発明を以下の実施によって更に説明する。
実施例1 (a)本発明のグラフト共重合体型耐衝撃性改良剤の合成 この方法は、撹拌装置を備えた且つ反応器の温度を保持
するための加熱流体を含有する二重ジヤケツトを備えた
反応器内で行った。
(1)架橋を行つていない主鎖の調製 窒素で脱気後1,180gの脱イオン水と3.43gの
リン酸ニナトリウムとを反応器に入れ、該反応器を撹拌
しながら周囲温度に保持した。
この媒体に乳化剤として28.7gのナトリウムラウリルサ
ルフエートを溶解した。次に反応器の内容物の温度を5
7℃にし、且つこの温度を保持しながら628gのブチ
ルアクリレートと64.8gのブタジエンを内容物に同時に
加えた。反応器の温度を57℃に保持しながら、8mlの
水で稀釈した0.85gのtert−ドデシルメルカプタン
を分子量調節剤として反応混合物に加え、更に同時に1
9mlの水中の0.58gのピロ亜硫酸ナトリウムと32mlの
水中の0.91gの過硫酸カリウムとを触媒系として加え
た。次に反応器の内容物を57℃に3時間保持し次いで
80℃で1時間保持し、その後反応器を57℃に冷却し
た。ラテックス状のかつ9.3重量%の重合ブタジエンを
含有するブタジエン/ブチルアクリレート共重合体を9
9%の転化率で得た。
(2)主鎖共重合体へのメタクリレート/アクリレート混
合物のグラフト 233.1gのメチルメタクリレートと58.3gのエチルアク
リレートを、主鎖共重合体の調製の最後の57℃に冷却
した反応器の内容物に撹拌しながら加え、次いで0.65g
のtert−ドデシルメルクブタンを加えた。
次に以上の如くして形成した反応媒体中へ、13.5mlの水
中の0.13gのピロ亜硫酸カリウムと13.5gの水中の0.32
gの過硫酸カリウムを溶解した。反応器の内容物を57
℃に1.5時間保持した後、温度を80℃に高め、次いで1
3.5mlの水中の0.53gのtert−ブチルハイドロパー
オキサイドと0.13gのピロ亜硫酸ナトリウムとを内容物
に添加した。次に反応混合物を80℃で1時間保持し
た。この時間の最後に、反応器の内容物を室温に冷却し
そして平均粒子直径が0.15ミクロンの生成したグラフト
共重合体のラテックスを、濃硫酸で酸性化した塩溶液中
で凝集させた。次に凝集した生成物を過し、洗浄し且
つ乾燥してグラフト共重合体耐衝撃性改良剤の粉末を得
た。
グラフト化の際のメチルメタクリレートとエチルアクリ
レートの混合物の転化率は約98.5%であった。このグラ
フト共重合体は、主鎖共重合体の42重量%のメチルメ
タクリレート/エチルアクリレート共重合体からなるグ
ラフト分子鎖部分を有し、且つ前述の条件下で操作する
ブラベンダー・レオメーターでの13.6Nmのトルクに等
しい値に相当する溶融状態における粘度を有していた。
グラフト分子鎖中の重合したエチルアクリレートのモル
比は20%であつた。
(b)対照としてのグラフト共重合体型耐衝撃性改良剤の
合成 この実施例の(a)に記載したと同様な条件下で、ブタジ
エンとブチルアクリレートからなる主鎖共重合体とこれ
にグラフトしたポリメチルメタクリレート分子鎖とから
なる対照のグラフト共重合体を合成した。
この共重合体の調製は、上記のグラフト方法に従って、
メチルメタクリレートとエチルアクリレートとの混合物
の代わりに291gのメチルメタクリレートを使用し、
他の操作条件を同一にして行なつた。
主鎖共重合体の42%に相当するグラフトしたポリメチ
ルメタクリレートを含有し、主鎖が9.2重量%の重合し
たポリブタジエンを含有しているグラフト共重合体が得
られた。メチルメタクリレートの転化率は99%であっ
た。このグラフト共重合体は、ブラベンダー・レオメー
ターでの15.6Nmのトルクの値に相当する溶融状態での
粘度を有していた。
(c)樹脂組成物の調製と特性 次に、外装用壁板製品の製造に適しているPVCベース
樹脂組成物の調製と、この樹脂組成物から作成した試験
片の衝撃強度特性とを以下で説明する。
パーペンマイヤー(Papenmeir)型混合機中
に、この実施例の(a)(添加剤1.a)または(b)(対照
添加剤1.b)に記載の如くして調製した耐衝撃性改良
剤5重量部、67のK値を有するPVC100重量部、
アクリル重合体からなる加工助剤〔パラロイド(Par
aloid)K175、ローム&ハーフ製〕0.3重量
部、2部のステアリン酸カルシウム、m.p.74℃のポリ
エチレンワツクス1部、錫チオグリコレートをベースと
する熱安定化剤1.5部および12部のTiOを装入し
た。
上記の配合の組成物を使用し、衝撃強度特性を測定する
ための次の試験用の試験片を作成した。…衝撃引張り試
験(ASTM標準試験法D1822−68): 試験片中に引張応力を生ずる衝撃により、標準試験片を
破断するのに要するエネルギーを測定した。
…アイゾツド衝撃曲げ強度テスト(ASTM標準試験法
D−256−73) ノツチ付試験片の1端を緊締しそして試験片に曲げを生
ずる衝撃を与えたときに、試験片の破断により吸収され
るエネルギーを測定した。
…低温衝撃強度試験: この試験では、ASTM標準試験法D3029−72に
規定されている方法を変更した方法を使用した。板状試
験片を水平に設置し且つ低温に保持しそしてこの試験片
に直径12.7mのかつ一方の端部が円形のシリンダー中
で、重量5.1Kgのエンデイング(ending)を70c
mの高さから自由に落下させることにより衝撃を加えた
場合に、上記試験片が破断するときに吸収されるエネル
ギーを測定した。
衝撃引張り試験およびアイゾツト衝撃試験用の試験片を
作製するために、前記成分の混合物から得られた樹脂組
成物をシュバベンタン(Schwabenthan)型
カレンダー装置上で165℃で7分間カレンダー加工
し、次いでデラゴン(Llerragon)プレス上で
200バールの圧力下、190℃の温度で5分間加圧し
て板状に成形した。この板を加圧下で冷却した。試験片
は、衝撃引張り試験の場合パンチヤーを用いて作製し、
アイゾツド衝撃試験の場合Kは丸のことノツチヤーとを
用いて作製した。前記ASTM標準試験法で規定された
形状を有する試験片の厚さは、衝撃引張り試験では1mm
であり、アイゾット衝撃試験用では3mmである。
低温衝撃強さ試験用試験片の作製は、前記の樹脂組成物
を、クラウス−マフエイ(Krauss−Maffe
i)KDM25型の2軸スクリユー押出機中で混練し、
次いで200バールの圧力下、190℃で作動している
プレス中で60mmの長さと輻および約1mmの厚さを有す
る板状に成形した。
衝撃引張り試験に使用する試験片の1バッチは、クリマ
トロン(Climatron)型の加速老化装置中のキ
セノンランプから発射される放射線下で予め850時間
の老化処理した。老化の影響を考慮するために、「損失
%」という語を使用して、これを式(E−E)/
(E)×100(EおよびEはそれぞれクリマトロン
中で850時間老化させる前後の破断時のエネルギーを
表わす)により、破断時のエネルギーにおける相対的変
化に相当する大きさ(magnitude)を求めた。
第1表に示した結果は、グラフト共重合体耐衝撃性改良
剤中のポリメチルメタクリレートのグラフト分子鎖を、
メチルメタクリレートと20モル%のエチルアクリレー
トからなる共重合体のグラフト分子鎖で置換することに
より、他の条件が同一の場合、耐衝撃性改良剤を含有す
る樹脂組成物の衝撃強度が改善されることおよびこの改
良の程度は低温において特に著しいことを示している。
実施例2 (a)本発明の架橋したグラフト共重合体型耐衝撃性改良
剤の合成 撹拌機を備えた且つ反応器温度を保持するための加熱流
体を含有する二重ジヤケツトを有する反応器を使用し
て、架橋剤がアリルメタクリレート(テストA)、エチ
レングリコールジメタクリレート(テストB)または、
分子量約400のポリオキシエチレン分子鎖を有するポ
リエチレングリコールジメタクリレート(テストC)で
ある本発明の架橋グラフト共重合体を用いて3種の合成
試験を行なった。
(1)架橋した主鎖の調製 窒素で脱気後、1,180gの脱イオンと3.43gのリン酸二
ナトリウムとを撹拌しながら室温で反応器中に導入し
た。この混合物中に、乳化剤として28.7gのナトリ
ウムラウリルサルフエートを溶解した。反応器内容物の
温度を57℃に高め、且つこの温度を保持しながら、6
28g(4.85モル)のブチルアクリレート、64.8g(1.
20モル)のブタジエンおよび0.062モルに相当する量の
架橋剤を同時に加えた。反応器の温度を57℃に保持し
ながら、8mlの水中の0.85gのtert−ドデシルメル
カプタンを連鎖制限剤として加え、同時に19mlの水中
の0.58gのピロ亜硫酸ナトリウムと32mlの水中の0.91
gの過硫酸カリウムとを触媒系として加えた。次に反応
器の内容物を57℃に3時間保持し、次いで80℃で1
時間保持した。その後反応器を55℃に冷却した。
単量体の転化率は99%であり、ブタジエン/ブチルア
クリレート/架橋剤ターポリマーがラテックスとして得
られた。これらのターポリマーは、テストAのものは9.
2重量%に相当する重合したブタジエンを含有し、テス
トBのものは9.2重量%に相当する重合したブタジエン
を、そしてテストCのものは8.9重量%での量の重合し
たブタジエンを含有していた。上記の各々の共重合体中
の重合した架橋剤のモル濃度は1%であった。
(2)主鎖共重合体へのメタクリレート/アクリレート混
合物のグラフト グラフト処理の操作条件は、実施例1の(a.2)に記
載の条件と同一である。
メチルメタクリレートとエチルアクリレート混合物の転
化率は、各々の合成試験において約99%であった。
3種の合成試験で得られたグラフト共重合体は、それぞ
れ主鎖共重合体の重量に基づいて、テストAでは41.6
%、テストBでは41.3%そしてテストCでは40.1%の、
メチルメタクリレート/エチルメタクリレートランダム
共重合体のグラフトされた分子鎖部分を含有していた。
また各々のグラフト共重合体は、前記で定義したごとき
ブラベンダー・トルク・レオメーターの読みで、テスト
Aについては13.2Nm、テストBについては14.6Nmそして
テストCについては12.6Nmに相当する溶融状態における
粘度を有していた。各々のグラフト共重合体のグラフト
分子鎖中の重合したエチルアクリレートのモル比は20
%であった。
(b)樹脂組成物の調製および特性 上記のテストA,BおよびBで合成したグラフト共重合
体の中から選択したグラフト共重合体および実施例1に
記載の如く合成した対照用のグラフト重合体を、耐衝撃
性改良剤として使用し、実施例1の(C)に記載の如くし
て4種のPVCベース樹脂組成物を調製した。
試験片を上記の組成物から形成し、この試験片の衝撃強
度特性を実施例1で述べたごとき方法で測定した。
得られた結果を第2表に要約して示した。
これらの結果は、前述のメチルメタクリレートとエチル
メタクリレートとの共重合体のグラフト分子鎖により、
グラフト共重合体耐衝撃性改良剤中のポリメチルメタク
リレートのグラフト分子鎖を置換することの他に、ブタ
ジエンとブチルアクリレートとの架橋共重合体を使用し
て、グラフト共重合体の主鎖を形成させた場合には、樹
脂組成物の低温衝撃強さが改善されるのみならず、老化
後の衝撃強さも改善されることを示している。
実施例3 種々の組成物に実施例1の耐衝撃性改良剤を包含させた
樹脂組成物の調製と特性 実施例1の(C)に記載の方法に従って、実施例1で調製
した耐衝撃性改良剤を包含させて、1連のPVCベース
樹脂組成物を調製した。耐衝撃性改良剤の量とTiO
の量は各組成物ごとに変え、一方、他の成分は実施例1
に記載の通りとした。
このようにして得られた組成物を使用して試験片を作成
し、それらの衝撃強さ特性を実施例1で述べた方法に従
って測定した。
得られた試験結果を第3表に示した。
これらの結果は、本発明の耐衝撃性改良剤(添加剤1
a)を含有するPVC組成物は、対照の耐衝撃性改良剤
(添加剤1b)を含有する組成物と比較して、耐衝撃性
改良剤とTiOの種々の濃度において改良された衝撃
強さを有することを示している。
実施例4 (a)本発明の架橋グラフト共重合体型耐衝撃性改良剤の
合成 撹拌機および、反応器温度を保持する加熱流体を含有し
ている二重ジヤケツトを備えた反応器を使用して、ブタ
ジエン/ブチルアクリレート/架橋剤の共重合体からな
る主鎖にメチルメタクリレートとエチルメタクリレート
の混合物をグラフトすることにより、一連の本発明の架
橋グラフト共重合体を調製した。上記架橋剤は実施例2
のテストCの合成で使用した、ポリオキシエチレン分子
鎖が約400の分子量を有しているポリオキシエチレン
グリコールジメタクリレート(前記定義の式で、X=C
、n=2、p=9)である。
主鎖共重合体の調製とグラフト化の実施は、実施例2の
(a)に記載した操作条件下で行なったが、但し主鎖共重
合体の調製中に種々の量の架橋剤を使用し、且つ0.325
gのtert−ドデシルメルカプタンをそのグラフト化
に使用した。
グラフト共重合体の調製の各々の段階における単量体の
転化率は約90%であった。
(b)樹脂組成物の調製と特性 本実施例の(a)に記載の方法で合成したグラフト共重合
体の中から選択した共重合体と、実施例1の(b)に記載
の方法で合成した対照のグラフト共重合体を耐衝撃性改
良剤として使用し、実施例1の(C)に記載の方法に従っ
てPVC−ベースの樹脂組成物を調製した。
これらの組成物を使用して、衝撃引張り試験用の試験片
を作成し、実施例1に記載の如く衝撃引張り応力下での
破断エネルギーEを測定した。
使用した架橋剤の量、製造したグラフト共重合体の組成
および衝撃引張り試験の結果を第IV表に示した。
衝撃引張り試験の結果から、本発明の耐衝撃性改良剤を
含有しているPVC樹脂組成物は、同一濃度の対照の耐
衝撃性改良剤を含有している対照の樹脂組成物に比較し
て、改良された衝撃強度を有していることが判る。この
衝撃強度の改良は、グラフト共重合体耐衝撃性改良剤の
主鎖中の重合した架橋剤の量に応じて向上する。
実施例5 (a)本発明の架橋グラフト共重合体型耐衝撃性改良剤の
合成 撹拌機および反応器の温度を保持する流体を含有してい
る二重ジヤケツトを備えた反応器を用いて、ブタジエン
/ブチルアクリレート/架橋剤共重合体にメチルメタク
リレートとエチルアクリレートの混合物をグラフトする
ことにより、本発明のグラフト共重合体を用いて、三種
の合成試験を行なった。上記の架橋剤は、以下の化合物
の中から選択した。
…ポリオキシエチレン分子鎖が約200の分子量を有す
るポリエチレングリコールジメタクリレート(上記定義
の式で、X=CH、n=2、p=5);この化合物
は、略称でPEG200DMAと称す。
…ポリオキシエチレン分子鎖が約400の分子量を有す
るポリエチレングリコールジメタクリレート(上記定義
の式で、X=CH、n=2、p=9);この化合物
は、略称でPEG400DMAと称す。
…ポリオキシエチレン鎖は、約600の分子量を有する
ポリエチレングリコールメタクリレート(上記定義の式
で、X=CH、n=2、p=14);この化合物は、
略称でPEG600DMAと称す。
架橋主鎖共重合体は、実施例2の(a)に記載の操作条件
下で調製し且つグラフトを行なったが、架橋剤は、主鎖
中の重合架橋剤が0.15モル%となる量で使用し、且つグ
ラフトを行う際に0.325gのtert−ドデシルメルカ
プタンを使用した。
グラフト共重合体の調製時の各工程での単量体の転化率
はほぼ98%であった。
(b)樹脂組成物の調製と特性 本実施例の(a)に記載の方法で合成したグラフト共重合
体と実施例1の(b)に記載の方法で合成した対照のグラ
フト共重合体の中から選んだグラフト共重合体を耐衝撃
性改良剤として使用して、実施例1の(C)に記載の方法
に従ってPVCベースの樹脂組成物を調製した。
衝撃引張り試験用の試験片をこれらの組成物から作成
し、実施例1の記載の方法に従ってこれらの試験片につ
いて衝撃引張り条件下での破断時のエネルギーを測定し
た。
使用した架橋剤の量、製造したグラフト共重合体の組成
および衝撃引張り試験の結果を第5表に示した。
衝撃引張り試験の結果から本発明の耐衝撃性改良剤を含
有するPVC樹脂組成物が、同量の対照の耐衝撃性改良
剤を含有する対照の樹脂組成物に比較して、改良された
衝撃強さを示すことが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−140593(JP,A) 特公 昭57−26615(JP,B2)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】i)0.5〜35重量%のブタジエンまたはイソ
    プレンと、アルキル基がC〜C12のアルキル基である
    アルキルアクリレートと、上記ジエンおよびアルキルア
    クリレートと共重合可能で且つ少なくとも2個のCH
    =C<基を有している多官能架橋剤の10モル%までとか
    らなるランダム共重合体からなる主鎖;と ii)上記主鎖にグラフトされた共重合体であって、主鎖
    の10〜200重量%を占めているかつC〜Cのアルキ
    ルメタアクリレートと5〜50モル%のC〜Cのアル
    キルアクリレートとのランダム共重合体である共重合
    体;とからなるグラフト共重合体であって、ブラベンダ
    ー・レオメーター中に保持した50gの上記グラフト共重
    合体を用いて、200℃で20分間40rpmのローターの回
    転速度で求めたブラベンダー・レオメーターのトルクに
    ついて6〜40Nmの溶融粘度を有するグラフト共重合
    体。
  2. 【請求項2】主鎖が、アリルアクリレートまたはメタク
    リレート、アルキレン鎖中の炭素原子数が2〜10個であ
    るアルキレングリコールジアクリレートまたはジメタク
    リレート、トリメチロールプロパントリアクリレートま
    たはトリメタクリレート、トリアリルシアヌレート、ト
    リアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、ジア
    リルイタコネートまたはジビニルベンゼンから選択した
    0.02〜10モル%の架橋剤を含有する特許請求の範囲第1
    項に記載のグラフト共重合体。
  3. 【請求項3】主鎖が、式 (上記式中のXは水素原子又はメチル基であり、nは2
    〜4の整数であり、そしてpは2〜20の整数である)の
    ポリオキシアルキレングリコールジアクリレートまたは
    ジメタクリレートから選ばれた0.02〜10モル%の架橋剤
    を含有する特許請求の範囲第1項に記載のグラフト共重
    合体。
  4. 【請求項4】主鎖が、1〜25重量%ブタジエンまたはイ
    ソプレンを含有している特許請求の範囲第1項に記載の
    グラフト共重合体。
  5. 【請求項5】主鎖が、ブタジエンまたはイソプレンとC
    〜Cのアルキルアクリレートとの共重合体からなる
    特許請求の範囲第4項に記載のグラフト共重合体。
  6. 【請求項6】グラフトされた共重合体が、メチルメタク
    リレートとC〜Cのアルキルアクリレートとの共重
    合体である特許請求の範囲第1項に記載のグラフト共重
    合体。
  7. 【請求項7】グラフトされた共重合体が、10〜30モル%
    のC〜Cアルキルアクリレートを含有する特許請求
    の範囲第6項に記載のグラフト共重合体。
  8. 【請求項8】アルキルアクリレートが、エチルアクリレ
    ートである特許請求の範囲第7項に記載のグラフト共重
    合体。
  9. 【請求項9】i)0.5〜35重量%のブタジエンまたはイソ
    プレンと、アルキル基がC〜C12のアルキル基である
    アルキルアクリレートと、ジエンおよびアルキルアクリ
    レートと共重合可能な且つ少なくとも2個のCH=C
    <基を有している多官能架橋剤の10モル%までとを含有
    するランダム共重合体からなる主鎖、および ii)上記主鎖にグラフトされた共重合体であって、主鎖
    の10〜200重量%を占めているかつC〜Cのアルキ
    ルメタアクリレートと5〜50モル%のC〜Cのアル
    キルアクリレートとのランダム共重合体である共重合体 からなるグラフト共重合体型耐衝撃性改良剤を、熱可塑
    性樹脂中に0.5〜50重量%添加することを特徴とする熱
    可塑性樹脂の耐衝撃性を改良する方法。
  10. 【請求項10】主鎖が、アリルアクリレートまたはメタ
    クリレート、アルキレン鎖中に2〜10個の炭素原子を有
    するアルキレングリコールジアクリレートまたはジメタ
    クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
    またはトリメタクリレート、トリアリルシアヌレート、
    トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、ジ
    アリルイタコネートまたはジビニルベンゼンから選択し
    た0.02〜10モル%の架橋剤を含有する特許請求の範囲第
    9項に記載の方法。
  11. 【請求項11】主鎖が、式 (上記式中のXは水素原子又はメチル基であり、nは2
    〜4の整数であり、そしてpは2〜20の整数である)の
    ポリオキシアルキレングリコールジアクリレートまたは
    ジメタクリレートから選択した0.02〜10モル%の架橋剤
    を含有する特許請求の範囲第9項に記載の方法。
  12. 【請求項12】主鎖が、1〜25重量%ブタジエンまたは
    イソプレンを含有している特許請求の範囲第9項に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】主鎖が、ブタジエンまたはイソプレンと
    〜Cのアルキルアクリレートとの共重合体からな
    る特許請求の範囲第12項に記載の方法。
  14. 【請求項14】グラフトされた共重合体が、メチルメタ
    クリレートとC〜Cのアルキルアクリレートとの共
    重合体である特許請求の範囲第9項に記載の方法。
  15. 【請求項15】グラフトされた共重合体が、10〜30モル
    %のC〜Cアルキルアクリレートを含有する特許請
    求の範囲第14項に記載の方法。
  16. 【請求項16】アルキルアクリレートが、エチルアクリ
    レートである特許請求の範囲第15項に記載の方法。
  17. 【請求項17】熱可塑性樹脂が、塩化ビニルの単独重合
    体または共重合体からなる特許請求の範囲第9項に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】グラフト共重合体型耐衝撃性改良剤を、
    樹脂の1〜30重量%の量で存在させる特許請求の範囲第
    17項に記載の方法。
  19. 【請求項19】塩化ビニルの単独重合体または共重合体
    中に約2〜約10重量%のグラフト共重合体型耐衝撃性改
    良剤を包含させる特許請求の範囲第9項に記載の方法。
  20. 【請求項20】グラフト共重合体型耐衝撃性改良剤が、
    ブラベンダー・レオメーター中に保持した50gの耐衝撃
    性改良剤を用いて、200℃で20分間40rpmのローター
    の回転速度で求めたブラベンダー・レオメーターのトル
    クについて6〜40Nmの溶融粘度を有する特許請求の範
    囲第9項に記載の方法。
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