JPH06231602A - 灯 具 - Google Patents

灯 具

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JPH06231602A
JPH06231602A JP5015398A JP1539893A JPH06231602A JP H06231602 A JPH06231602 A JP H06231602A JP 5015398 A JP5015398 A JP 5015398A JP 1539893 A JP1539893 A JP 1539893A JP H06231602 A JPH06231602 A JP H06231602A
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lens
lamp
light
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color
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Koichi Nakamura
浩一 中村
Shigeyuki Soga
茂行 曽我
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パール顔料で得られる虹彩色効果を十分に発
揮することができる灯具の提供。 【構成】 ランプ10は、レンズ12と、レンズボディ14
と、光源バルブ16とを備えている。レンズボディ14は、
基部14a と、フランジ部14b と、凹溝14c とを有してい
る。レンズ12は、外周縁がシール材18を介在させて凹溝
14c 内に装着固定されている。レンズボディ14の内周面
には、リフレクター20が設けられている。レンズボディ
14の後頂部には、バルブ装着孔22を介して光源バルブ16
が装着固定されている。レンズ12の前面側に色変わり被
覆層24が設けられている。色変わり被覆層24は、パール
顔料26と、このパール顔料26を分散状態で含有する塗料
28とを有し、レンズ12の表面に塗装することによって、
レンズ12の全面に形成されている。また、レンズ12は、
レンズ材30中に黒色顔料32を混入することにより、光透
過率の低いスモーク調レンズとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用や照明用の
灯具に関し、特に、その非点灯時における見栄えを改良
する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂や塗料の着色手段として顔料が
知られており、この種の顔料の一種としてマイカ片に二
酸化チタンや酸化鉄などの薄膜を形成したパール顔料が
知られている。このパール顔料では、入射光が板状の顔
料粒子で規則的に多重反射するので、反射光が干渉を起
こし、真珠光沢状の虹彩色が得られ、薄膜の膜厚を調整
することにより、種々の色彩が得られる。
【0003】このようなパール顔料の利用分野として、
従来から、例えば、特開平1−104673号公報に開
示されているように、自動車車体の外板塗装に用いるこ
とが知られている。ところで、このようなパール顔料の
利用分野として、近時、自動車用のヘッドランプなどの
灯具に利用することが検討されており、このような灯具
にパール顔料を利用する場合には、例えば、ヘッドラン
プなどの灯具のレンズ面にパール顔料を含有した塗膜層
を形成し、灯具の非点灯時に、外部光により塗膜層を虹
彩色に着色させ、これにより灯具に特異な外観を与える
ことが考えられている。
【0004】しかしながら、パール顔料を灯具に利用す
る場合には、以下に説明するような技術的課題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、自動車用ヘ
ッドランプなどの灯具では、光源バルブからの発射光が
レンズを介して外方に放出されるという本来的な機能を
確保しなければならないので、レンズは、通常、光透過
性の良好なクリアなものが用いられているが、このよう
なクリアなレンズ面にパール顔料が含有された塗膜層を
形成すると、外部から光が入射した際に、この光の一部
がレンズ面を透過して、灯具内から反射し、再びレンズ
面を透過して外部に放出されることになる。
【0006】ところが、このような反射光が発生する
と、この反射光は、塗膜層も透過するので、パール顔料
から反射された光と混ざり合うことになり、パール顔料
から反射した光の干渉で得られる虹彩色が弱められ、パ
ール顔料の効果が十分に発揮されないという問題があっ
た。このような問題は、例えば、灯具に光源バルブから
発射された光を反射するリフレクターが設けられた構造
では、より一層顕著になる。
【0007】また、白色などの明るい色のレンズ表面に
パール顔料が含有された塗膜層を形成すると、レンズに
より外部光が反射するため、パール顔料の色が見えにく
くなるという問題もあった。本発明は、以上のような問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、パール顔料で得られる虹彩色効果を十分に発揮す
ることができる灯具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明は、レンズと、前記レンズが装着されるレ
ンズボディと、前記レンズボディに装着され、点灯時に
前記レンズを介して外方に光を放出する光源バルブとを
備えた灯具において、前記レンズを光透過率の低いスモ
ーク調レンズとし、かつ、当該レンズ表面にパール顔料
が含有された色変わり被覆層を設けたことを特徴とす
る。
【0009】また、第2発明は、レンズと、前記レンズ
が装着されるレンズボディと、前記レンズボディに装着
され、点灯時に前記レンズを介して外方に光を放出する
光源バルブとを備えた灯具において、前記レンズ表面に
パール顔料が含有された色変わり被覆層を設けるととも
に、前記レンズの内側に光透過率の低いスモーク調イン
ナーレンズを設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成の第1発明の灯具によれば、レンズ表
面にパール顔料が含有された色変わり被覆層を設け、か
つ、このレンズが光透過率の低いスモーク調レンズとな
っているので、光源バルブの非点灯時に、外部光が入射
すると、色変わり被覆層を透過した光は、レンズを通過
した後に、レンズボディ側で反射して再びレンズを通過
して外部に放出されるが、このレンズの光透過率が低い
から、レンズを通過する際に吸収され、外部に放出され
る反射光が非常に少なくなる。
【0011】また、第2発明の灯具によれば、レンズ表
面にパール顔料が含有された色変わり被覆層を設け、か
つ、このレンズの内側に光透過率の低いスモーク調イン
ナーレンズを設けているので、光源バルブの非点灯時
に、外部光が入射すると、色変わり被覆層を透過した光
は、レンズおよびインナーレンズを通過した後に、レン
ズボディ側で反射して再びインナーレンズおよびレンズ
を通過して外部に放出されるが、このインナーレンズの
光透過率が低いから、インナーレンズを通過する際に吸
収され、外部に放出される反射光が非常に少なくなる。
【0012】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明にかかる灯
具の第1実施例を示している。同図に示す灯具は、本発
明を自動車用のヘッドランプ等の灯具に適用したもので
あって、灯具10は、レンズ12と、レンズボディ14
と、光源バルブ16とを備えている。
【0013】レンズボディ14は、放物面状に形成され
た基部14aと、基部14aの外周に形成されたフラン
ジ部14bと、フランジ部14bに形成された凹溝14
cとを有し、図示省略の車体側に固定されている。レン
ズ12は、断面が略凹形に形成され、その外周縁がシー
ル材18を介在させてレンズボディ14の凹溝14c内
に装着固定されている。レンズボディ14の内周面に
は、アルミ蒸着処理などにより形成されたリフレクター
20が設けられている。レンズボディ14の基部14a
後頂部には、バルブ装着孔22が一体に形成され、この
バルブ装着孔22内には、光源バルブ16が装着固定さ
れている。
【0014】以上の自動車用灯具10としての基本的な
構成は、従来のこの種のものと同じであるが、同図に示
す灯具10は、以下の点に顕著な特徴がある。すなわ
ち、同図に示す自動車用灯具10では、まず、レンズ1
2の前面側に色変わり被覆層24が設けられている。こ
の色変わり被覆層24は、板状のマイカ片に二酸化チタ
ンや酸化鉄などの薄膜を形成したパール顔料26と、こ
のパール顔料26を分散状態で含有する塗料28とを有
し、レンズ12の表面に塗装することによって、レンズ
12の全面に形成されている。
【0015】また、レンズ12は、そのレンズ材30中
に黒色顔料32を混入することにより、光透過率の低い
スモーク調レンズとしている。このように構成された自
動車用灯具10では、光源バルブ16を点灯した時に
は、光源バルブ16からの光が、リフレクター20の放
物面で反射された後、レンズ12を透過することにより
外方に放出される。
【0016】一方、光源バルブ16の非点灯時には、外
部光が入射すると、この光は、まず、色変わり被覆層2
4に入射し、色変わり被覆層24にパール顔料26が含
まれているので、このパール顔料26で反射した光の多
重干渉により、塗料28が虹彩色に着色されるととも
に、外部光の一部は、色変わり被覆層24を透過して、
レンズ12を通過した後に、リフレクター20で反射し
て再び外部に放出される。
【0017】この時、本実施例の自動車用灯具10で
は、レンズ12は、黒色顔料32を混入して、レンズ自
体を光透過率の低いスモーク調レンズとしているので、
外部光が入射すると、色変わり被覆層24を透過した光
は、レンズ12を通過した後に、リフレクター20で反
射して再びレンズ12を通過して外部に放出されるが、
このレンズ12を通過する際に黒色顔料32で吸収さ
れ、外部に放出される反射光が非常に少なくなる。
【0018】このため、色変わり被覆層24のパール顔
料26得られる虹彩色が弱められることが非常に少なく
なり、パール顔料26による彩色効果を十分に発揮させ
ることができ、例えば、パール顔料26で得られる色調
を車体側の色調と合わせることにより、自動車用灯具1
0の部分を昼間において全く目立たなくさせるとか、あ
るいは、パール顔料26で得られる色調を車体側の色調
と補色関係にすることにより、自動車用灯具10の部分
を強調するといった特殊なデザインにすることができ
る。
【0019】なお、上記第1実施例において、レンズ1
2を光透過率の低いスモーク調レンズとする手段は、黒
色顔料32をレンズ材30に混入する以外に、例えば、
色変わり被覆層24の背面側のレンズ12の前面ないし
は、レンズ12の背面側にスモーク塗装層を形成する手
段や、シールまたはホットスタンプ箔自体にスモーク塗
装を施してレンズ12これを貼付する手段などが採用さ
れ、後者の手段の場合には、スモーク塗装上に色変わり
被覆層24を施し、これをレンズ12の前面に貼付して
も上記実施例と同様な作用効果が得られる。
【0020】図2は、本発明にかかる灯具の第2実施例
を示している。同図に示す灯具は、上記実施例と同様に
本発明を自動車用灯具10aに適用した場合であって、
上記実施例と同一若しくは相当する部分に同符号を付し
て、その説明を省略し、以下にその特徴部分についての
み説明する。図2に示した自動車用灯具10aは、上記
実施例と同様に、黒色顔料が混入され、光透過率が低い
スモーク調のレンズ12の前面側にパール顔料が含有さ
れた色変わり被覆層24が設けられている。
【0021】そして、レンズ12の内面外周部に環状の
遮光塗装層34が設けられている。このように構成され
た自動車用灯具10aにおいても、上記第1実施例と同
様な作用効果が得られるとともに、この実施例では、以
下の作用効果も得られる。すなわち、自動車用灯具10
aの非点灯時には、前述したように外部光がリフレクタ
ー20で反射して再び外部に放出されるので、色変わり
被覆層24の虹彩色が弱められるが、この場合特に、レ
ンズ12の外周部分から入射する外部光は、リフレクタ
ー20で反射したときに、ほぼ平行光線となり、このよ
うな平行光線は、看者に対して強い刺激を与え、色変わ
り被覆層24の虹彩色をより一層弱めることになる。
【0022】ところが、本実施例のように、レンズ12
の内面外周部に遮光塗装層34を設けておくと、リフレ
クター20で反射したときに、ほぼ平行光線となる外部
光が遮断されるので、色変わり被覆層24で得られる虹
彩色をより一層際だだせることが可能になる。なお、こ
のように外部光を遮断する手段は、上記レンズ12の内
面外周部に遮光塗装層34を形成するだけでなく、例え
ば、遮光塗装層34をレンズ12の外面外周部に形成し
てもよいし、また、レンズ12を2色成形として、レン
ズ12の外周部分を黒色にして遮光層とする構造や、車
体側にレンズ12の外面外周部を覆う壁を設けて遮光部
分とする構造が採用できる。
【0023】図3は、本発明にかかる灯具の第3実施例
を示している。同図に示す灯具は、上記実施例と同様に
本発明を自動車用灯具10bに適用した場合であって、
上記実施例と同一若しくは相当する部分に同符号を付し
て、その説明を省略し、以下にその特徴部分についての
み説明する。図3に示した自動車用灯具10bは、上記
実施例と同様に、レンズ12aの前面側にパール顔料が
含有された色変わり被覆層24が設けられている。
【0024】そして、レンズ12aは、クリアレンズと
され、このレンズ12aの内側に所定の間隔をおいてイ
ンナーレンズ36が設けられている。このインナーレン
ズ36は、例えば、黒色顔料をレンズ材料中に混入する
ことにより、光透過率の低いスモーク調レンズとしてい
る。このように構成された自動車用灯具10bによって
も上記第1実施例と同等の作用効果が得られる。
【0025】図4,5は、本発明にかかる灯具の第4実
施例を示している。同図に示す灯具は、本発明を自動車
用リヤコンビネーションランプに適用した場合であり、
同図に示すリヤコンビネーションランプは、ストップラ
ンプ部38とターンシグナルランプ部39とが一体化さ
れたものである。図中、符号40で示したものが容器状
のレンズボディであり、レンズボディ40は、縦方向に
延びるシェード42により、ストップランプ部38側の
レンズボディ部40aと、ターンシグナルランプ部39
側のレンズボディ部40bとに画成され、各レンズボデ
ィ部40a,40bの後頂部に形成されたバルブ挿入孔
44,46内には、光源バルブ48,50がそれぞれ挿
入固定されている。
【0026】各レンズボディ部40a,40bの内面側
には、それぞれバルブ48,50から発射された光を前
方に導くリフレクター52,54が形成されている。ま
た、レンズボディ40の前面外周に形成された凹溝56
内には、断面が凹形のレンス58がシール材60を介し
て装着されている。レンズ58は、この実施例では、ス
トップランプ部38で赤色の機能色が得られるように、
赤色顔料62がレンズ材64中に混入され、ターンシグ
ナルランプ部39でアンバー色の機能色が得られるよう
に、アンバー色顔料66がレンズ材64中に混入されて
いる。
【0027】さらに、レンズ58には、上記顔料62,
66とともに、レンズ58の光透過率を低くし、スモー
ク調レンズとするための黒色顔料68が混入されてい
る。そして、レンズ58の前面側には、パール顔料26
を含有する色変わり被覆層70が設けられている。この
色変わり被覆層70は、図5に斜線で示すように、スト
ップランプ部38で円形の非形成部72を設けるように
して形成され、ターンシグナルランプ部39で三角形の
非形成部74を設けるようにして形成される。
【0028】なお、このような色変わり被覆層70を形
成しない部分は、図5に示した記号だけでなく、例え
ば、4WDといった文字状にすることも可能である。以
上のように構成されたコンビネーションランプでは、光
源バルブ48,50を点灯した時には、光源バルブ4
8,50からの光が、リフレクター52,54の放物面
で反射された後、レンズ58を透過する際に、顔料6
2,66により着色され、ストップランプ部38は赤色
なるとともに、ターンシグナルランプ部39はアンバー
色になる。
【0029】一方、光源バルブ48,50の非点灯時に
は、外部光が入射すると、色変わり被覆層70が設けら
れている部分に入射した光は、色変わり被覆層70にパ
ール顔料26が含まれているので、このパール顔料26
で反射した光の多重干渉により、被覆層70がある部分
が虹彩色に着色されるとともに、外部光の一部は、色変
わり被覆層70および非形成部72,74を透過して、
リフレクター52,54で反射して再び外部に放出され
る。
【0030】この時、本実施例のコンビネーションラン
プでは、レンズ58は、黒色顔料68を混入して、レン
ズ自体を光透過率の低いスモーク調レンズとしているの
で、反射光がこのレンズ58を通過する際に黒色顔料6
8で吸収され、被覆層70を通過して外部に放出される
反射光が非常に少なくなるとともに、被覆層70の非形
成部72,74では、入,反射外部光によりこの部分が
赤ないしはアンバー色に着色される。
【0031】このため、色変わり被覆層70の虹彩色が
十分に発揮されるとともに、色変わり被覆層70が形成
されていない部分との色彩の相違が非常に明確になる。
なお、上記実施例で示したストップランプ部38やター
ンシグナルランプ部39を所定の機能色に着色する手段
は、レンズ58に顔料を混入する構成以外に、図4に仮
想線で示すように、光源バルブ48,50の外周に赤な
いしはアンバー色のキャップを設ける手段であってもよ
い。また、記号や文字を光源バルブ48,50の非点灯
時に表示しない場合には、レンズ58の全面に色変わり
被覆層70を設けてもよい。
【0032】図6は、本発明にかかる灯具の第5実施例
を示している。同図に示す灯具は、本発明を自動車用フ
ロントコンビネーションランプに適用した場合であり、
同図に示すフロントコンビネーションランプは、ヘッド
ランプ部76とターンシグナルランプ部78とが一体化
されたものである。図中、符号80で示したものが容器
状のレンズボディであり、レンズボディ80は、縦方向
に延びるシェード82により、ヘッドランプ部76側の
レンズボディ部80aと、ターンシグナルランプ部78
側のレンズボディ部80bとに画成され、各レンズボデ
ィ部80a,80bの後頂部に形成されたバルブ挿入孔
84,86内には、光源バルブ88,90がそれぞれ挿
入固定されている。
【0033】各レンズボディ部80a,80bの内面側
には、それぞれバルブ88,90から発射された光を前
方に導くリフレクター92,94が形成されている。ま
た、レンズボディ80の前面外周に形成された凹溝96
内には、断面が凹形のレンズ98がシール材100 を介し
て装着されている。レンズ98は、この実施例では、ク
リアレンズとされ、ヘッドランプ部76側には、レンズ
98から所定の間隔をおいてインナーレンズ102 がその
内側に設けられていて、このインナーレンズ102 は、光
透過率が低いスモーク調レンズとなっている。
【0034】そして、レンズ98のヘッドランプ部76
の前面側にのみ、パール顔料を含有する第1色変わり被
覆層104 が設けられている。一方、ターンシグナルラン
プ部78側は、光源バルブ90の外周にアンバー色が施
されたキャップ106 が設けられ、このキャップ106 の外
周に第2色変わり被覆層108 が形成されている。以上の
ように構成されたコンビネーションランプでは、光源バ
ルブ88を点灯した時には、光源バルブ88からの光
が、リフレクター92の放物面で反射された後、レンズ
98,102を通過して外部に放出されるとともに、光源バ
ルブ90が点灯されると、このバルブ90からの光はキ
ャップ106 を通過する際にアンバー色に着色されて、レ
ンズ80を介して外部に放出される。
【0035】一方、光源バルブ88,90の非点灯時に
は、外部光が入射すると、ヘッドランプ部76側では、
第1色変わり被覆層104 が設けられいて、色変わり被覆
層104 にパール顔料が含まれているので、このパール顔
料で反射した光の多重干渉により、虹彩色に着色され
る。この時、本実施例のコンビネーションランプでは、
レンズ98の内側に光透過率の低いインナーレンズ102
が設けられているので、第1被覆層104 を透過し、リフ
レクター92で反射する光は、このレンズ102 を通過す
る度に吸収され、被覆層104 を通過して外部に放出され
る反射光が非常に少なくなる。
【0036】また、ターンシグナルランプ部78側に入
射した外部光は、キャップ106 の表面に設けられている
第2色変わり被覆層108 で反射し、その後リフレクター
94で再び反射してレンズ98を介して外部に放出さ
れ、これによりターンシグナルランプ78側もパール顔
料により虹彩色になる。従って、この実施例の場合に
は、ヘッドランプ部76とターンシグナルランプ部78
とに一体感を持たせる場合に好適なものとなる。
【0037】なお、上記実施例では、本発明を自動車用
のヘッドランプやコンビネーションランプなどの灯具に
適用した場合を例示したが、本発明の実施はこれに限定
されることはなく、例えば、照明用の灯具などにも適用
できる。また、上記実施例では、ヘッドランプなどの灯
具にリフレクターが設けられたものを例示したが、本発
明では、リフレクターがない直射型の灯具でも適用する
ことができる。
【0038】また、上記実施例では、レンズなどの表面
にパール顔料を含有する色変わり被覆層を設けたものを
例示したが、パール顔料をレンズ材料内に混入し、レン
ズ内面にスモーク層を設ける構成や、スモーク層をスモ
ーク樹脂材の2色成形やスクーク塗料の塗布などによっ
て形成することもできる。
【0039】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる灯具によれば、パール顔料が含有された
色変わり被覆層の彩色を十分に発揮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる灯具の第1実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明にかかる灯具の第2実施例を示す断面図
である。
【図3】本発明にかかる灯具の第3実施例を示す断面図
である。
【図4】本発明にかかる灯具の第4実施例を示す断面図
である。
【図5】図4に示した灯具の前面説明図である。
【図6】本発明にかかる灯具の第4実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 自動車用灯具 12 レンズ 14 レンズボディ 16 光源ランプ 24 色変わり被覆層 26 パール顔料 32 黒色顔料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズと、前記レンズが装着されるレン
    ズボディと、前記レンズボディに装着され、点灯時に前
    記レンズを介して外方に光を放出する光源バルブとを備
    えた灯具において、 前記レンズを光透過率の低いスモーク調レンズとし、か
    つ、当該レンズ表面にパール顔料が含有された色変わり
    被覆層を設けたことを特徴とする灯具。
  2. 【請求項2】 レンズと、前記レンズが装着されるレン
    ズボディと、前記レンズボディに装着され、点灯時に前
    記レンズを介して外方に光を放出する光源バルブとを備
    えた灯具において、 前記レンズ表面にパール顔料が含有された色変わり被覆
    層を設けるとともに、前記レンズの内側に光透過率の低
    いスモーク調インナーレンズを設けたことを特徴とする
    灯具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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