JP2529716Y2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2529716Y2
JP2529716Y2 JP8327391U JP8327391U JP2529716Y2 JP 2529716 Y2 JP2529716 Y2 JP 2529716Y2 JP 8327391 U JP8327391 U JP 8327391U JP 8327391 U JP8327391 U JP 8327391U JP 2529716 Y2 JP2529716 Y2 JP 2529716Y2
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lamp
lamp body
outer lens
lens
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学 前田
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はアウターレンズとインナ
ーレンズを備える車両用灯具に関し、特に外観の見栄え
を改善した車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具の一例を図4
に示す。同図のように灯具ボディ1内には光源としての
電球を配設し、かつ灯具ボディの内面には表面処理を施
して反射面として構成する。又、灯具ボディ1内にはイ
ンナーレンズ4を取着するとともに、灯具ボディ1の正
面開口にはアウターレンズ6を固着している。尚、この
例ではアウターレンズ6の前側には周縁部にスモーク
(曇り)塗装を施した透明板からなるフード8を設けて
いる。更に、灯具ボディ1の上側には、灯具ボディの上
縁部を覆うカバー12を配設し、ネジ14により灯具ボ
ディ1に固定している。カバー12には、このネジ14
を締結するための穴12bが開設されている。このよう
な車両用灯具では、インナーレンズ4とアウターレンズ
6に設けた夫々のステップにより電球3からの光を拡散
させながら出射し、所要の配光特性を得ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような灯具では、
灯具ボディ1内に取着されるインナーレンズ4の寸法
は、通常アウターレンズ6の寸法よりも小さくされるの
が普通であるため、アウターレンズ6の周縁部にはイン
ナーレンズ4が対向位置されない領域が存在することに
なる。このため、灯具の点灯時においてはアウターレン
ズ6の周縁部ではインナーレンズ4からの光が通過され
難くなり、この部分が暗くなる。又、周縁部では灯具ボ
ディ1が直角に近い角度に形成されることが多いために
光が前面方向に反射されることが少なく、このことから
もアウターレンズ6の周縁部が暗くなる。
【0004】又、非点灯時においても、外部からの侵入
光が灯具ボディ1の内面やインナーレンズ4で反射され
てアウターレンズ6を逆方向に透過されるが、アウター
レンズ6の周縁部においてはインナーレンズ4での反射
光が透過される量が少なくなり、この部分が暗く見える
ことになる。このため、特に非点灯時におけるアウター
レンズ6の明るさのムラが顕著になる。これに対処する
ために従来ではフード8の周縁部をスモーク塗装する等
して、アウターレンズ6の周縁部が暗くなることが外部
から見えないようにする工夫がなされている。
【0005】しかしながら、灯具を若干上方から見下す
ようにして見たような場合には、アウターレンズ周縁部
がスモーク塗装部以外のフードを通して見えてしまうた
め、灯具の外観低下を完全に防止することは困難であ
る。本考案の目的は、アウターレンズ周縁部が暗くなる
という外観の見栄えの低下を防止した車両用灯具を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用灯具は、
灯具ボディの周縁部を緩やかな曲率の曲面部として形成
するとともに、この曲面部に対向するアウターレンズの
周縁部には灯具ボディの内側に向けて凹設した湾曲部を
設けている。
【0007】
【作用】本考案によれば、曲面部によって灯具ボディの
周縁部での光の反射効率を高め、かつアウターレンズの
湾曲部の形状との相互作用によって、アウターレンズ周
縁部が暗くなることを防止する。
【0008】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1乃至図3は本考案の一実施例を示しており、本
考案を自動車のリアコンビネーションランプに適用した
例である。図2はその正面図、図1はそのA−A線に沿
う拡大縦断面図、図3はそのB−B線に沿う横断面図で
ある。これらの図において、1は灯具ボディであり、樹
脂等を所要の形状に成形し、その内面には金属を蒸着或
いは塗装して反射面として構成し、かつその内部にはシ
ェード1aを設けて複数個の灯室を画成している。各灯
室内には電球ソケット2を用いて複数の電球3を支持
し、これらでテール&ストップシグナルランプ100、
バックアップランプ200、ターンシグナルランプ30
0を一体構成したリアコンビネーションランプを構成す
る。そして、灯具ボディ1のテール&ストップシグナル
ランプ100の灯室内には所要のステップを形成した透
明樹脂板からなるインナーレンズ4を配設する。ここ
で、インナーレンズ4を取着した灯具ボディ1の周縁
部、即ちこの実施例ではテール&ストップシグナルラン
プ100の灯室の周縁部は、その断面形状が緩やかな曲
率の曲面とされた曲面部5として形成している。
【0009】更に、前記テール&ストップシグナルラン
プ100の灯具ボディ正面開口には赤色の透明樹脂から
なるアウターレンズ6を取着する。又、ターンシグナル
ランプ300の灯具ボディ正面開口にはアンバー色のレ
ンズ(アウターレンズ)7を取着する。そして、この実
施例では、これらアウターレンズ6,7の前側に更に透
明樹脂からなるフード8を取着し、その周縁部にはスモ
ーク塗装を施している。このフード8はその一部に白色
の透明樹脂からなるレンズを設け、これをバックアップ
ランプのレンズ(アウターレンズ)9として構成してい
る。尚、前記フード8はその周縁部に設けたシール脚部
8aを灯具ボディ1の周縁部やシェード部に設けた溝部
1bに嵌入してシール剤10で封止する構成とされてい
る。
【0010】そして、テール&ストップシグナルランプ
100に取着したアウターレンズ6の周縁部には灯具ボ
ディ1の内側に向けて凹状に形成した湾曲部11を設け
ており、しかもこの湾曲部11の曲率を灯具ボディ1の
周縁部に形成した前記曲面部5の曲率と可及的に近くな
るように、換言すれば湾曲部11が曲面部5に沿うよう
に形成している。尚、この実施例では、灯具ボディの下
側縁部にのみ前記曲面部5を形成しているが、アウター
レンズ6は外観のデザイン上の目的から、上下の各縁部
と、正面から見て右側の縁部に夫々湾曲部11を形成し
ている。
【0011】更に、図1に示すように、この実施例で
は、灯具ボディ1の上縁を覆うストラップ状のカバー1
2を取着するために、灯具ボディ1の上縁部1cに小孔
を開け、この小孔にクリップ13を嵌入させている。そ
して、このクリップ13の上端をフック13aとして形
成し、このフック13aにカバー12の内面に設けた係
合縁12aを係合させることで、カバー12を灯具ボデ
ィ1の上縁部に支持させている。このようにしてカバー
12を取着すれば、従来のようにネジにより固定する構
造に比較して取着作業が容易になるとともに、カバーに
ネジを締結するための穴を開設する必要がなく、外観上
の見栄えを損なうことはない。
【0012】この構成によれば、テール&ストップシグ
ナルランプ100においては、電球3で発生された光は
灯具ボディ1の反射面で反射され、或いは直接インナー
レンズ4を通り、更にアウターレンズ6及びフード8を
通して外部に照射される。このとき、アウターレンズ6
の周縁部では、インナーレンズ4からの光はインナーレ
ンズ4に設けたステップにより拡散された少量の光が透
過されるのに過ぎないが、ここでは灯具ボディ1の周縁
に曲面部5を設けており、かつアウターレンズ6の周縁
部に設けた湾曲部11をこの曲面部5に沿う形状となる
ように形成しているため、灯具ボディ1の周縁部(曲面
部5)において反射された光もアウターレンズ6の周縁
部を透過されることになる。これにより、アウターレン
ズ6の周縁部が他の部分よりも暗くなることが防止で
き、均一な照明が実現できる。
【0013】又、非点灯時においても、灯具ボディ1の
周縁の曲面部5において外部光が反射されるため、この
部分からもインナーレンズ4部分で反射される光と同程
度の反射光量を得ることができ、この反射光によってア
ウターレンズ6の周縁部が暗くなることが回避でき、見
栄えの低下が防止される。尚、この車両用灯具では、フ
ードの周縁部にスモーク塗装部を設けなくとも見栄えの
低下を防止することは可能であるが、スモーク塗装部に
よって灯具のデザイン性を更に向上することが可能とな
る。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、灯具ボデ
ィの周縁部を緩やかな曲率の曲面部として形成し、かつ
この曲面部に対向するアウターレンズの周縁部には灯具
ボディの内側に向けて凹設した湾曲部を設けることによ
り、アウターレンズの周縁部が暗く見えることを回避
し、灯具の外観上の見栄えの低下を防止することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用灯具の一実施例を示し、図2の
A−A線拡大縦断面図である。
【図2】本考案の車両用灯具の一実施例の正面図であ
る。
【図3】図2のB−B線横断面図である。
【図4】従来の車両用灯具の一例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 灯具ボディ 3 電球 4 インナーレンズ 5 曲面部 6,7 アウターレンズ 8 フード 11 湾曲部 12 カバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボディと、その正面開口に装着した
    アウターレンズと、このアウターレンズの内側に配設し
    たインナーレンズとで構成される車両用灯具において、
    前記灯具ボディの周縁部を緩やかな曲率の曲面部として
    形成するとともに、この曲面部に対向するアウターレン
    ズの周縁部には灯具ボディの内側に向けて凹設した湾曲
    部を設けたことを特徴とする車両用灯具。
JP8327391U 1991-09-18 1991-09-18 車両用灯具 Expired - Lifetime JP2529716Y2 (ja)

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JPH0527904U JPH0527904U (ja) 1993-04-09
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