JP2502613Y2 - 車輌用標識灯のレンズ - Google Patents

車輌用標識灯のレンズ

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JP2502613Y2
JP2502613Y2 JP1989080825U JP8082589U JP2502613Y2 JP 2502613 Y2 JP2502613 Y2 JP 2502613Y2 JP 1989080825 U JP1989080825 U JP 1989080825U JP 8082589 U JP8082589 U JP 8082589U JP 2502613 Y2 JP2502613 Y2 JP 2502613Y2
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lens
lamp
seal
reflex reflector
lamp body
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信介 小長谷
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車輌コーナ部に取り付けられる灯具に係
り、特に前面レンズにリフレックスリフレクターを一体
に形成した車輌用灯具に関する。
〔従来の技術〕
第4図において、従来例としてのリヤサイドマーカー
ランプの水平断面図を示す。このリヤサイドマーカーラ
ンプは、他のランプと一体的に設けられてリヤコンビネ
ーションランプを構成するものであり、リヤコンビネー
ションランプの端部に位置する。サイドマーカーランプ
のランプバルブ10が、ランプボディ12に開けられた孔か
ら車輌後方に向かって突設されており、このランプバル
ブ10を覆うようにしてレンズ14が取付られている。レン
ズ14の左右方向略中央部の右側寄りにはリフレックスリ
フレクター22が溶着によりレンズ14に一体化されてい
る。またレンズ14の裏面の右側縁部には、ランプボディ
12へ取付けるためのシール脚16が形成されている。この
シール脚16はレンズ14に対し直角に延びた後、さらに概
略直角に屈曲している。この屈曲部の先端はランプボデ
ィ12のシール溝18に係合し、係合部にはシール剤が装填
されて係合部のシールが行なわれている。
前記シール脚16を屈曲させる理由は、仮りに屈曲させ
ずにレンズ14に対し斜め方向に形成するとすれば、シー
ル脚16が存在する部分はランプバルブ10からの光を発光
する有効発光面Sとならず有効発光面積を小さくしてし
まうためである。またもう一つの理由は、シール脚16を
レンズ14に対し斜めに設けると、第5図(A)に示すよ
うにレンズ14の外部からシール脚が見える部分aが大き
くなってしまうためである。尚、シール脚を屈曲するこ
とにより同図(B)に示すように外部から見える部分b
は小さくできる。
また、シール脚16が形成される位置よりさらに端の部
分のレンズ14の裏面14aには、通常シルバー色からなる
塗装が施され、シール溝18やシール剤、或はレンズ14の
端部19とランプボディ12との間に溜ってしまう泥等を見
えないようにしている。
〔考案の解決しようとする課題〕
以上の従来技術においては、シール脚16がレンズ14に
対し直角に設けられているため、レンズを金型によって
成形する際、この直角部分にスライド金型を使う必要が
生じ、レンズの成形コストを高くしていた。また、シー
ル溝周辺領域を隠すための塗装が必要であり、この塗装
工程のためレンズのコストを高くするものであった。
この考案は以上の問題点を解決するためになされたも
ので、シール脚を直角に設け屈曲形状とする必要がな
く、シール溝周辺を隠すための塗装を不要にできるレン
ズを備えた車輌用灯具を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は以上の目的を達成するためになされたもの
で、車輌コーナ部に取り付けられる灯具であって、ラン
プボディの前面開口部に沿ってシール溝が形成され、一
側縁部が後方に回り込む形状でかつリフレックスリフレ
クターが一体に形成された前面レンズが、その裏面に周
設されたシール脚を前記シール溝に係合させることでラ
ンプボディに組付一体化された車輌用灯具において、前
記前面レンズの表面には、レンズ回り込み側の側縁端部
から前記シール脚の基部を覆う位置にかけて凹所を形成
し、この凹所にリフレックスリフレクターを嵌め込むよ
うにしたものである。
〔作用〕
この考案によれば、レンズの側縁端部に設けられたリ
フレックスリフレクターが、レンズの後方回り込み側に
おけるシール脚とシール溝の係合部周辺領域を隠してし
まうので、これらが外部から目立たなくなる。従って従
来のようにシール脚が外部から見えてしまう心配がな
く、またリフレックスリフレクターをレンズ端部のぎり
ぎりまで寄せて配置できるので、シール脚を従来のよう
にレンズに対し直角に設け有効発光面積をかせぐ必要が
なくなる。シール脚を直角に設ける必要がないため、金
型によるレンズの成形の際にスライド金型構造を用いる
必要がなく、成形コストを低くできる。
さらにリフレックスリフレクターがシール脚とランプ
ボディの取付部を隠し、またランプ端部に溜る泥も隠す
ので、従来のようにこれらを隠すための塗装も不要とな
る。従って塗装工程が不要となる分、レンズのコストを
低くできる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図において説
明する。
第1図は本考案の一実施例であるリヤサイドマーカー
ランプの一体化されたリヤコンビネーションランプの正
面図、第2図はその水平断面図(第1図に示す線II-II
に沿う断面図)、第3図は第1図に示す線III-IIIに沿
う断面図である。このリヤサイドマーカーランプは、第
1図に示されるように、リヤコンビネーションランプの
一部としてコンビネーションランプの端部に設けられて
いる。なお、従来例を示す第4図と同一部分については
同一の符号を付す。
ランプボディ12に開けられたバルブ装着孔にはランプ
バルブ10が装着されている。ランプバルブ10を取り囲む
サイドマーカランプの灯室前面には、赤色のレンズ14が
取付けられている。このレンズ14の取付は、レンズ14の
裏面の縁部に沿ってシール脚16を形成し、このシール脚
16の先端がランプボディ12のシール溝18に係合し、この
係合部分にシール剤が装填されることによって行われ
る。さらに周設されているシール脚16の周方向所定部位
には、第3図符号17で示される肉厚のボス部が形成さ
れ、このボス部17がランプボディ12とねじ締結されてレ
ンズ14とランプボディ12とが機械的に締結一体化されて
いる。符号24は締結ねじである。
またシール脚16は、従来のようにレンズ14に直角に設
けられ屈曲形状をとるということがなく、単にレンズ14
から斜めに直線的に設けられている。そしてレンズ14の
端部からシール脚16が形成されている位置にかけて、レ
ンズ表面に凹所20が形成され、この凹所20に赤色のリヤ
サイドリフレックスリフレクター22が嵌め込まれてい
る。なお符号10aはターンシグナルランプのランプバル
ブ、符号14aはターンシグナルランプのレンズ、符号8
は車体、符号9はランプボディ端部と車体8間に介装さ
れたエンドラバーである。
従来に比べ、サイドリフレックスリフレクター22はレ
ンズ14の端部ぎりぎりのところまで寄せられて配置され
ている。このようにサイドリフレックスリフレクター22
がレンズ14端部ぎりぎりに位置することで、シール脚16
とランプボディ12との取付部分、即ちランプボディのシ
ール溝18やシール剤、或はレンズ14端部に溜った泥や埃
を、サイドリフレックスリフレクター22自身が隠し目立
たないようにすることができる。
またサイドリフレックスリフレクター22をレンズ14端
部ぎりぎりのところに位置させることで、ランプバルブ
10からの光によって発光するレンズ14の有効発光面積を
広くとることができる。また、シール脚16が目立たなく
なるため、従来のようにシール脚16をレンズに対し直角
に設け且つ屈曲形状をとる必要がないので、金型による
レンズの成形が容易になる。即ちシール脚16は単に直線
的な形状のものとすることができるので、従来のように
成形金型をスライド金型構造とする必要はなく、成形が
容易となり成形コストを低くすることができる。
なお、サイドリフレックスリフレクター22は凹所20に
嵌め込まれて溶着されており、表面はレンズ14の表面と
面一である。従来ではサイドリフレックスリフレクター
をレンズ14の内側に設けるものも存在したが、この従来
例に比べても本実施例はサイドリフレックスリフレクタ
ー22とレンズ14の表面を同一面とすることができるので
外観的に遜色はない。また、前記したようにレンズ14の
有効発光面積を大きくとれるのでリヤサイドリフレック
スリフレクター22の寸法を小さくでき、レンズ14ひいて
はリヤコンビネーションランプ全体の寸法を小さくする
ことができる。
以上説明したように、本実施例のサイドマーカーラン
プによれば、レンズ14の端部からシール脚16が形成され
ている位置にかけてを、レンズ表面のサイドリフレック
スリフレクター22が隠すことになる。よって、レンズ14
の外部から見てもシール脚16やランプボディのシール溝
18との係合部分を目立たないようにすることができる。
またシール脚16が目立たなくなること、及びサイドリ
フレックスリフレクター22をレンズ端部に設けること
で、レンズ14に十分な発光面積を得ることができ、これ
によって従来のようにシール脚を直角に設け屈曲形状と
する必要がなくなる。従ってレンズを形成する際の金型
構造が簡単(スライドが不要)となり、レンズの成形コ
ストを低くできる。
また、前記したようにサイドリフレックスリフレクタ
ー22が、シール脚16や、シール脚16とランプボディ側シ
ール溝18との係合部や、ランプ端部に溜りやすい泥等を
隠すことができるので、従来のようにこれらを隠すため
の塗装を必要とせず、塗装工程が不要となる分、ランプ
コストを低くすることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、レンズ回り込
み側の側縁端部からシール脚の基部を覆う位置にかけて
設けられたリフレックスリフレクターが前面レンズの裏
側や前面レンズとランプボディ間係合部を確実に隠すこ
とになるので、レンズの外部から見てシール脚付根部や
シール脚とシール溝との係合部を目立たないようにする
ことができる。またシール脚が目立たなくなること、及
びリフレックスリフレクターをレンズ端部に設けること
で、十分なレンズ発光面積を得ることができる。
また本考案では、従来技術のようにシール脚を直角に
設け屈曲形状とする必要がなく、従ってレンズを成形す
る際の金型構造としてスライド金型が不要となり、レン
ズの成形コストを低くできる。
また、前記したようにリフレックスリフレクターが、
ランプボディのシール溝やランプ端部に溜りやすい泥等
を隠すことができるので、従来のようにこれらを隠すた
めの塗装を必要とせず、塗装工程が不要となる分、ラン
プコストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したリヤコンビネーションランプ
の正面図、第2図は第1図に示す線II-IIに沿う断面
図、第3図は第1図に示す線III-IIIに沿う断面図、第
4図は従来例を示す水平断面図、第5図(A),(B)
は第4図の形状が用いられている理由を説明するための
図である。 10……ランプバルブ、12……ランプボディ、14……レン
ズ、16……シール脚、18……シール溝、20……凹所、22
……リヤサイドリフレックスリフレクター。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌コーナ部に取り付けられる灯具であっ
    て、ランプボディの前面開口部に沿ってシール溝が形成
    され、一側縁部が後方に回り込む形状でかつリフレック
    スリフレクターが一体に形成された前面レンズが、その
    裏面に周設されたシール脚を前記シール溝に係合させる
    ことでランプボディに組付一体化された車輌用灯具にお
    いて、前記前面レンズの表面には、レンズ回り込み側の
    側縁端部から前記シール脚の基部を覆う位置にかけて凹
    所が形成され、この凹所にリフレックスリフレクターが
    嵌め込まれたことを特徴とする車輌用灯具。
JP1989080825U 1989-07-11 1989-07-11 車輌用標識灯のレンズ Expired - Lifetime JP2502613Y2 (ja)

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