JPH0530539Y2 - - Google Patents

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JPH0530539Y2
JPH0530539Y2 JP16270987U JP16270987U JPH0530539Y2 JP H0530539 Y2 JPH0530539 Y2 JP H0530539Y2 JP 16270987 U JP16270987 U JP 16270987U JP 16270987 U JP16270987 U JP 16270987U JP H0530539 Y2 JPH0530539 Y2 JP H0530539Y2
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lamp housing
lamp
grill
lens
metal plating
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用のラジエータグリルの改良に
関する。
[従来の技術] 自動車のボデイには、ラジエータに風を通すラ
ジエータグリルが設けられている。第3図に示す
ように、このラジエータグリル100は、前面か
ら後面にかけて貫通する風取出口101を有する
枠部102をもつ。そしてラジエータグリル10
0の車幅方向の両側に位置して、ラジエータグリ
ル100と別体のランプハウジング103が自動
車のボデイに取付けられている。ランプハウジン
グ103はフオグランプ109等を保持する。
ところで、ランプハウジング103を自動車の
ボデイに取付ける際には、ラジエータグリル10
0の内端部103aおよび外端部103bに形成
されているボス部104、ボス部105に、螺子
106、螺子107をねじこみ、これによりレン
ズ108が装着された別体のランプハウジング1
03をラジエータグリル100と一体的に接合し
ていた。
上記したラジエータグリル100では、螺子1
06、螺子107をボス部104、ボス部105
にねじ込むことにしている。そのため、螺子10
6、螺子107をボス部104、ボス部105に
ねじ込むための取付用ベースを必要とし、従つ
て、例えばエンジンルーム内での部品の配置、意
匠の自由度の確保の面で不利であつた。又、ラジ
エータグリル100を成形する成形型の他に、ラ
ンプハウジング103を成形する成形型をも必要
としていた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記した従来の自動車用ラジエータグ
リルを更に一歩進めたものであり、その目的は、
ラジエータグリルとランプハウジングとを一体的
とするための螺子を挿通するための取付スペース
を必要とせず、さらに単一の成形型で成形するこ
とができ、価格の低減に有利な自動車用ラジエー
タグリルを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の自動車用ラジエータグリルは、前面か
ら後面にかけて貫通する風取出口を区画する枠部
をもつ樹脂製のグリル本体と、 グリル本体の車幅方向の両側に位置してグリル
本体の枠部と一体成形され、前面が開口する開口
部をもつ箱状をなし、開口部の周縁部に設けられ
たレンズ保持部とランプを保持するランプ保持部
とをもつ樹脂製のランプハウジングと、 グリル本体およびランプハウジングにレンズ保
持部を除いて被覆され、グリル本体とランプハウ
ジングとで同じ膜材質の金属メツキ膜と、 金属メツキ膜が被覆されていないレンズ保持部
に接着剤を介して接着されたレンズと、で構成さ
れていることを特徴とするものである。
本考案の自動車用ラジエータグリルは、グリル
本体とランプハウジングとを一体的に樹脂で形成
したものである。樹脂としてはABS樹脂、ポリ
カーボネイト樹脂などを採用できる。グリル本体
はおよびランプハウジングは、金属色をもたせる
ために、金属メツキ膜で被覆されている。ランプ
ハウジングのレンズ保持部にレンズを接着剤で接
着するには、金属メツキ膜は、レンズ保持部には
形成されていない方が望ましい。金属メツキ膜が
レンズ保持部に接着されていると、レンズをレン
ズ保持部に接着剤で接着したときに接着強度が低
下するからである。レンズ保持部のみ金属メツキ
膜を被覆しない手段としては、金属メツキ膜を形
成した後に、レンズ保持部に被覆されている金属
メツキ膜を剥離する手段、レンズ保持部にマスキ
ングして金属メツキ膜を被覆する手段等を採用で
きる。金属メツキ膜は、スパツタリング、無電解
メツキ等で形成した膜とすることができる。
ランプはフオグランプでもヘツドランプであつ
てもよい。
なお、クリル本体およびランプハウジングの少
なくとも一方には、自動車のボデイに取付ける孔
状、舌状などの取付部が形成されている。
[実施例] 本考案の自動車用ラジエータグリルの一実施例
について第1図および第2図を参照して説明す
る。
第1図は自動車用ラジエータグリルの断面図
(第2図における−線断面図)であり、第2
図は自動車用ラジエータグリルの要部の正面図で
ある。
第1図に示すように、本実施例の自動車用ラジ
エータグリルは、ABS樹脂製のグリル本体1と、
グリル本体1の車幅方向の両側に位置してグリル
本体1と一体成形されたABS樹脂製の前面が開
口する箱状の2個のランプハウジング2とで形成
されている。
グリル本体1は、前面から後面にかけて貫通す
る風取出口3を区画する枠部4をもつ。ランプハ
ウジング2には外方にのびる外枠部5が一体的に
形成されている。ランプハウジング2の開口部の
周縁部には、レンズ保持部6が形成されている。
レンズ保持部6は、レンズ7を接着して保持する
部位である。ランプハウジング2の底壁部8に
は、孔9をもつ筒状のランプ保持部10が形成さ
れている。ランプ保持部10はランプ11を保持
する部位である。グリル本体1およびランプハウ
ジング2は、金属色をもたせるために、クロムで
形成した金属メツキ膜で被覆されている。レンズ
保持部6には、金属メツキ膜は被覆されていな
い。
ランプ保持部10にはフオグランプとして機能
するランプ11のバルブ13が取付けられてい
る。ランプ11のリード線12はランプ保持部1
0の孔9に挿通されている。なおランプ1の交換
はランプハウジング2の裏側から行うことができ
る。レンズ保持部6には無機ガラス製のレンズ7
が接着剤を介して接着されている。本実施例で
は、レンズ保持部6には金属メツキ膜が被覆され
てないので、レンズ7をレンズ保持部6に接着す
る接着強度を確保できる。
本実施例の自動車用ラジエータグリルには、図
示はしないが、5個の取付部が形成されている。
この取付部にクリツプ、スクリユータツピングを
通すことにより、本実施例の自動車用ラジエータ
グリルは、自動車の前部側のボデイに取付けられ
る。
本実施例の自動車用ラジエータグリルでは、グ
リル本体1とランプハウジング2とは一体的に成
形されているので、従来使用されていたそれぞれ
別体のラジエータグリル100とランプハウジン
グ103とを螺子106,107で一体的に接続
せずともよい。そのため螺子106,107を挿
通するために必要とされていた取付スペースを必
要としない。また、従来とは異なり、成形型も単
一の型で足り、価格の低減に有利である。
また、本実施例では、グリル本体1の外側にグ
リル本体1と一体的な箱状をなすランプハウジン
グ2が配置されているので、グリル本体1の補強
増加に有利である。
[考案の効果] 本考案の自動車用ラジエータグリルでは、ラジ
エータグリルとランプハウジングとを一体的とす
るために螺子を挿通するための取付スペースを必
要としない。また、ランプハウジングとグリル本
体とが一体成形されているため、第3図に示す従
来とは異なり、その両者を螺子106で接合する
必要がなく、従つて螺子と金属メツキ膜との電位
差による腐食も回避できる。更に、レンズ保持部
には金属メツキ膜が被覆されていないので、長期
にわたるレンズの接着強度の確保、ランプハウジ
ングの剛性確保、ランプハウジングに被覆された
金属メツキ膜の長期にわたる耐久性の維持、ひい
てはランプハウジングの金属メツキ膜による光反
射性の維持に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図本実施例の自動車用ラジエータグリルの
断面図であり、第2図は自動車用ラジエータグリ
ルの要部の正面図である。第3図は従来の自動車
用ラジエータグリルとランプハウジングとの接合
部分を示す断面図である。 図中、1はグリル本体、2はランプハウジン
グ、3は風取出口、4は枠部、6はレンズ保持
部、7はレンズ、10はランプ保持部、11はラ
ンプをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前面から後面にかけて貫通する風取出口を区画
    する枠部をもつ樹脂製のグリル本体と、 該グリル本体の車幅方向の両側に位置して該グ
    リル本体の該枠部と一体成形され、前面が開口す
    る開口部をもつ箱状をなし、該開口部の周縁部に
    設けられたレンズ保持部とランプを保持するラン
    プ保持部とをもつ樹脂製のランプハウジングと、 該グリル本体および該ランプハウジングに該レ
    ンズ保持部を除いて被覆され、該グリル本体と該
    ランプハウジングとで同じ膜材質の金属メツキ膜
    と、 該金属メツキ膜が被覆されていない該レンズ保
    持部に接着剤を介して接着されたレンズと、で構
    成されていることを特徴とする自動車用ラジエー
    タグリル。
JP16270987U 1987-10-23 1987-10-23 Expired - Lifetime JPH0530539Y2 (ja)

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DE102012109951A1 (de) * 2012-10-18 2014-04-24 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Halteteil für Karosserieanbauteile im Kraftfahrzeugbereich sowie eine Halteanordnung mit einem derartigen Halteteil

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JPH0168266U (ja) 1989-05-02

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