JPH0524082Y2 - - Google Patents

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JPH0524082Y2
JPH0524082Y2 JP439088U JP439088U JPH0524082Y2 JP H0524082 Y2 JPH0524082 Y2 JP H0524082Y2 JP 439088 U JP439088 U JP 439088U JP 439088 U JP439088 U JP 439088U JP H0524082 Y2 JPH0524082 Y2 JP H0524082Y2
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reflecting mirror
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light source
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車等に使用する車両用灯具に
関するものである。
従来の技術 自動車用ランプは、リフレクター(反射鏡)と
レンズとで構成され、外部光を受けて反射すると
共に内部に収納された光源からの光を照射する構
造になつている。通常のランプの形状としては丸
形及び角形があるが、特に角形のランプはその形
状から、第6図に示すようにリフレクター1が放
物面で形成される楕円体の一部とその周辺の部分
とから形成されたものとなつており、楕円体の一
部をなす底部には光源取付用孔2が設けられてい
る。
つまり、リフレクター1は、反射を有効に行な
う楕円体の一部を呈する放物面状反射鏡面である
有効反射鏡面1aと、その周辺部分である反射が
殆ど行われない平坦な無効反射鏡面1bと、有効
反射鏡面1a及び無効反射鏡面1bに連接され且
つ外部光のみを反射する外部対向面1cとで構成
されている。
リフレクター1の無効反射鏡面1bと外部対向
面1cは光源からの光を照射する働きに直接係わ
りがないものとなつていることから、この剰余部
分とも言える無効反射鏡面1bと外部対向面1c
とに蛍光塗料を塗布するか或いは蛍光粘着テープ
を貼用することで、点灯時は光源の明るさと周辺
の蛍光の明るさによつてレンズ面全体が均一な明
るさになるようにし、信号標識を兼ねたランプと
して利用しているものが知られている(実開昭57
−64002号公報参照)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のランプにおい
て、消灯時、外部光を直接反射する場合、或いは
自己発光や外部光の蛍光作用による燐光の場合
は、周辺部の外部対向面1cは着色されており外
部からは有色部分として色を感知できるが、ラン
プ表面の中央部については、有効反射鏡面1aは
無着色であり、また、無効反射鏡面1bは殆ど外
部からの視認可能面とはなり得ず僅かに間接反射
により有色部分として視認できるのみである。そ
の為、たとえ、着色されたレンズを通したとして
も、外部対向面1cと較べて無効反射鏡面1bは
中央部の無着色部分に影響されぼんやりと視認で
きるのみで、レンズ周辺部のようには明瞭にはな
らず、ランプ全体として、均一ではつきりとした
色を感知することはできなかつた。
つまり、外部光を直接反射する場合、或いは自
己発光や外部光の蛍光作用による燐光の場合、何
れにおいても、ランプ全体の視認状態としては不
鮮明なものとなるという問題点を有していた。
本考案は、上述した問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、点灯時は勿論、
消灯時においても、ランプのレンズ全体がムラな
く鮮明に発色して視認できる車両用灯具を提供し
ようとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するために、リフレ
クターに設けた放物面状反射鏡面の焦点位置に光
源を配置すると共に、反射鏡面に連接され且つ外
部光のみを反射する外部対向面をリフレクターに
設けた車両用灯具であつて、 光源を覆うように蛍光着色した半透光性のキヤ
ツプを放物面状反射鏡面内に設けると共に、外部
対向面にキヤツプと同一蛍光着色の表面処理を施
したことを特徴としたものである。
実施例 以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1
図〜第3図は、本考案の第1実施例を示したもの
である。
第1図において、車両用灯具としての角形ラン
プLSは、ハウジング3とレンズ4とで形成され
た箱の中に光源5とリフレクター1とを収めた構
造を呈している。
光源5には電球が用いられており、リフレクタ
ー1の焦点位置に配置されている。リフレクター
1は金属、ガラス、樹脂等からなり、光源5から
の光を投射するために放物面状に形成され、滑ら
かな反射率の高い材料を表面に付着させている。
付着させる材料としては、例えば、純度の高いア
ルミニウム、銀、クロム等が使用され、付着方法
としては、真空蒸着法等が使用される。リフレク
ター1の中心部である焦点位置部分には、光源5
を覆うように蛍光着色した半透光性を有するキヤ
ツプ6が設けられている。レンズ4はハウジング
3に密封嵌合して固定され、光源5はバルブカバ
ー7により同じくハウジング3に固定される。
リフレクター1は、第2図に単体として示さ
れ、反射鏡面1a,1bと外部対向面1cとで構
成される。反射鏡面1a,1bは、角形ランプ
LSの形状上の制約から、放物面で形成される楕
円体の一部で形成され、光源5の取付用孔2を設
けた有効反射鏡面1aと無効反射鏡面1bとから
なる。また、外部対向面1cは、輪郭が横長の長
方形状で全周に渡つて外部対向面1cに垂直に立
てられたフランジを有し、中央部は開口となつて
いる。つまり、リフレクター1は、放物面状に形
成された有効反射鏡面1aと、有効反射鏡面1a
の両側に位置する平坦な無効反射鏡面1bと、反
射鏡面1a,1bに連接した平坦な外部対向面1
cを有するものとなつている。この無効反射鏡面
1b或いは外部対向面1cは、光源5からの光を
外部へ照射するための有効的な反射面としては働
かない。そこで、この外部対向面1cにキヤツプ
6と同一着色の表面処理をする。着色の方法とし
ては、直接着色するものとして塗装や蒸着等があ
り、その他、予め着色された粘着テープ等を貼用
する方法が考えられる。また、着色材料には蛍光
性を有するものが用いられる。
この結果、光源5の消灯時においても、第3図
に示すように外部からの光は、キヤツプ6を透過
したもの、或いはキヤツプ6に反射したもの、何
れの場合も反射鏡面1a,1bに反射することに
なり、リフレクター1の中央部分は有効反射鏡面
1aにより(僅かではあるが無効反射鏡面1bに
よるものも存在する)キヤツプ6の色に視認でき
る。同時に、周辺部分は外部対向面1cの表面に
施されたキヤツプ6と同色の蛍光着色処理により
中央部分と同色に視認される。つまり、有効反射
鏡面1aと無効反射鏡面1bからなる中央部分と
外部対向面1cからなる周辺部分とが同様に有色
部分として、且つ均一一体として視認できる状態
となる。これは、自発光、外部光による蛍光性を
利用した燐光による場合も同様である。
このことからランプLSは、着色を例えば淡黄
色として前方に取り付け、駐・停車時(消灯時)
にパーキングランプ、クリアランスランプ等とし
て信号標識機能を発揮するが、同時に走行時(点
灯時)はフオグランプ等として照明機能を有する
ものとすることができる。また、ターンシグナル
ランプとすることもできる。
特に駐・停車時には、消灯した状態でも対外的
に自分の車を確認させる信号標識としての機能を
有することができ、安全性を考えた場合大きな意
義を持つ。その上、バツテリーからの電力供給を
行なわずに外部光により視認でき、更に自発光、
外部光による蛍光性も利用できるという経済性を
有するものとなつている。
尚、車両用灯火としては、角形に限らず丸形或
いは他の形状のランプも考えられ、この場合にお
いても、外部対向面1cとキヤツプ6とを設ける
ことにより同様の効果を得ることができる。
次に、第2実施例を第4図に示す。
これは方向指示器の例で、車体前方側部或い
は、前後部のコーナー部に取り付けられるもので
あり、その目的から、外部対向面1cは車体の側
方からの視認が可能なように大きく有効反射面1
a,1bの後方へ向かつて曲げて設けられてい
る。この場合、ハウジング3とリフレクター1は
別体に設けられているが一体とすることも容易に
可能である。その他の構成や、点灯時、消灯時或
いは、視認状態については、第1実施例と同様で
ある。
続いて、第3実施例を第5図に示す。
第3実施例は、第1実施例におけるリフレクタ
ー1の両側に設けられた外部対向面1cを平面と
せずに曲面としたものである。
リフレクター1の反射鏡面1a,1bに連接し
た右側の外部対向面8は、第5図のリフレクター
1の右側部分に示すように放物面状に形成され
る。加えて外部対向面8の、放物線面の焦点位置
には着色した突状9が紙面の垂直方向に設けられ
ている。この突状9は、リフレクター1の反射鏡
面1a,1b内の焦点位置に光源5を覆うように
設けられたキヤツプ6と同一蛍光着色の表面処理
を施される。つまり、蛍光着色された突状9の外
部対向面8に反射し、リフレクター1の中央部に
設けた反射鏡面1a,1bとの見映えの差を解消
することになる。
なお、楕円体面を構成する場合には突起であつ
てもよい。
第5図のリフレクター1の左側部分は外部対向
面8′と斜壁9′とから形成されている。外部対向
面8′は、放物線面である外部対向面8を突状9
の部分で半分に切断した形状とされており、斜壁
9′の部分が内側に位置するように配設している。
つまり、斜壁9′は外部対向面8′の焦点位置に設
置されている。
外部対向面8,8′は左右どちら側に設けても、
また、同一のものを両側に設けても良い。
以上、第3実施例は、外部対向面8,8′にも
放物面を持たせ、より強く、しかも着色も濃くで
きるようにしている。
効 果 以上説明してきたように、本考案に係る車両用
灯具によれば、中央部に位置する反射鏡面に連接
され、且つ外部光のみを反射する外部対向面を設
けたリフレクターの反射鏡面内に、光源を覆う蛍
光着色した半透光性のキヤツプを設けると共に、
周辺部の外部対向面に前記キヤツプと同一蛍光着
色の表面処理を施すものとしている。この結果、
消灯時においても外部光或いは燐光により、蛍光
着色面が光輝し位置表示が可能となる信号標識と
しての機能を持つ車両用灯具とすることができ
る。しかも、全面が一体としてムラなく光輝する
のを可能にしたことで、視認性の向上が図られて
安全性の向上に寄与するものとなり、同時に省エ
ネルギーの効果が、駐車時においても電力供給を
必要としている近年の車に対しバツテリー容量の
負担を軽減するものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図までは、本願考案に係る車両用
灯具の一実施例を示しており、第1図は本願考案
に係る第1実施例をの車両用灯具の断面図、第2
図は第1図に示したリフレクターの斜視図、第3
図は光の経路を示す説明図、第4図は本願考案に
係る第2実施例の車両用灯具の断面図、第5図は
本願考案に係る第3実施例の車両用灯具の断面
図、第6図は従来のリフレクターを示した斜視図
である。 1……リフレクター、1a……有効反射鏡面、
1c,8,8′……外部対向面、5……光源、6
……キヤツプ、9……突状、9′……斜壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リフレクターに設けた放物面状反射鏡面の焦点
    位置に光源を配置すると共に、前記反射鏡面に連
    接され且つ外部光のみを反射する外部対向面を前
    記リフレクターに設けた車両用灯具であつて、 前記光源を覆うように蛍光着色した半透光性の
    キヤツプを前記放物面状反射鏡面内に設けると共
    に、前記外部対向面に前記キヤツプと同一蛍光着
    色の表面処理を施したことを特徴とする車両用灯
    具。
JP439088U 1988-01-18 1988-01-18 Expired - Lifetime JPH0524082Y2 (ja)

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JP2536948Y2 (ja) * 1990-03-30 1997-05-28 市光工業株式会社 インナパネルを有する車両用灯具

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