JPH04106801U - 車輌用灯具 - Google Patents
車輌用灯具Info
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- JPH04106801U JPH04106801U JP1645391U JP1645391U JPH04106801U JP H04106801 U JPH04106801 U JP H04106801U JP 1645391 U JP1645391 U JP 1645391U JP 1645391 U JP1645391 U JP 1645391U JP H04106801 U JPH04106801 U JP H04106801U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 点灯時に影にならず、車体側方および車体後
方に出射する光量を増大させることができ、車体側方お
よび車体後方からの視認性を向上させる。 【構成】 回り込みレンズを形成する前面レンズ5の側
面部30に山形の突起部31を一体に突設し、その内側
に補助リフレクタ15を配置する。補助リフレクタ15
はバルブ14から出た車体側方に向かう光L2 の一部を
透過させ、残りの光を車体後方に反射させる半透光性の
ミラーを構成している。
方に出射する光量を増大させることができ、車体側方お
よび車体後方からの視認性を向上させる。 【構成】 回り込みレンズを形成する前面レンズ5の側
面部30に山形の突起部31を一体に突設し、その内側
に補助リフレクタ15を配置する。補助リフレクタ15
はバルブ14から出た車体側方に向かう光L2 の一部を
透過させ、残りの光を車体後方に反射させる半透光性の
ミラーを構成している。
Description
【0001】
本考案は、一部レンズが車体側面部にまで回り込む所謂回り込みレンズを備え
た灯具、例えば、ターンシグナルランプ、コーナリングランプ、クリアランスラ
ンプ等に適用して好適な車輛用灯具に関するものである。
【0002】
従来から、車輌用灯具、特に交通安全性の面から車体前面(または後面)のコ
ーナー部に配置されるターンシグナルランプ等にあっては、実開昭62−254
03号公報等に見られるように、車体側方からも確認できるように、灯具ボディ
および前面レンズを車体コーナー部に沿って略L字状もしくは車体後方に向かっ
て傾斜させ、光源からの光の一部を車体側方に出射させるようにしている。
【0003】
しかしながら、上記した従来の車輌用灯具にあっては、車体前方および車体側
方からの確認はできても、車体後方からは確認できないという問題があった。
そこで、このような問題点を解決する方法として、前面レンズの側面部に三角
柱体からなる突起を一体に突設し、この突起により光源からの光を車体側方およ
び後方に出射させるようにしたものが知られている。しかし、このようなものに
おいても、車体後方を照射する光量が不十分で、十分に機能を発揮し得ず、リフ
レクタを設けて車体後方への光量を増加させようとすると、車体側方への光量が
減少するばかりか、点灯時にリフレクタによる影が生じ、外観上体裁が悪いとい
う問題があった。
【0004】
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、点灯時に影とならず、また車体側方および車体後方へ
の光量配分を自由に設定でき、車体側方および車体後方の照射機能を共に満足さ
せることができるようにした車輌用灯具を提供することにある。
【0005】
本考案は上記目的を達成するため、車体コーナー部に設けられ前面レンズの一
部が車体側面にまで回り込む車輌用灯具において、前記前面レンズの側面部に山
形の突起部を一体に突設し、この突起部の内側に光源から出た車体側方に向かう
光の一部を透過させ、残りを車体後方に反射させる補助リフレクタを設けたもの
である。
【0006】
本考案において、補助リフレクタは、光源から出た車体側方に向かう光の一部
をそのまま透過させ、残りを車体後方に反射させる。また、補助リフレクタは半
透光性のため、点灯時に完全な影にはならない。
【0007】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は図2のI−I線断面図、図2は本考案に係る車輌用灯具をフロントター
ンシグナルランプに適用した場合の一実施例を示す正面図、図3は同ランプの側
面図、図4は補助リフレクタの要部正面図である。
【0008】
本実施例は車体の左側コーナー部に取り付けられるフロントターンシグナルラ
ンプに適用した場合の例を示すものである。1は車体、2は前照灯、3は前照灯
2の外側に位置して車体1の左コーナー部に配設されたフロントターンシグナル
ランプで、このランプ3は、前記車体1に複数個の取付ボルト(図示せず)等に
よって強固に固定される灯具ボディ4と、灯具ボディ4の前面開口部および側面
開口部を気密に閉鎖する前面レンズ5を備えている。
【0009】
前記灯具ボディ4は、ABS樹脂等の射出成形によって一体成形されて前面お
よび車体左側面側が開放しており、内部がシェード6によって車体前方に開放す
る第1の灯室7と、車体前方および車体側方に開放する第2の灯室8とに仕切ら
れている。第1の灯室7はパーキングアンドクリアランスランプ10の灯室を形
成し、パーキングアンドクリアランスランプ用バルブ11とリフレクタ12を収
納し、第2の灯室8はフロントターンシグナルランプ3の灯室を形成してターン
シグナルランプ用バルブ14と補助リフレクタ15を収納している。パーキング
アンドクリアランスランプ用バルブ11とターンシグナルランプ用バルブ14は
、バルブソケット18、19に保持されて灯具ボディ4の背面に開設されたバル
ブ挿通孔16、17より灯具ボディ4内にそれぞれ挿入配置されている。そして
、灯具ボディ4の内面は、シルバー塗装等によって反射面を形成している。
【0010】
前記灯具ボディ4に取り付けられる前記前面レンズ5は、前記第1の灯室7を
気密に覆う第1レンズ21と、第2の灯室8を気密に覆う第2レンズ22とから
なり、裏面周縁部に一体に突設された枠状のシール脚23が、灯具ボディ4の外
周面前端部に形成された前方に開放するU字状のシール溝24に挿入され、かつ
接着剤25によって固着されると共に、不図示のランス結合、止めねじ等によっ
て灯具ボディ4に機械的に結合固定されている。第1レンズ21は白色、第2レ
ンズ22はアンバー色をそれぞれ呈している。このような構成からなる前面レン
ズ5は、第1、第2レンズ21、22の色が異なって形成されているため、1つ
の金型によって同時成形することができず、周知の多色成形法によって製作され
る。すなわち、この多色成形法は、予め一方、例えば第1レンズ21を第1レン
ズ成形用金型によって射出成形し、しかる後この第1レンズ21を第2レンズ成
形用金型内に装填し、そのキャビティ内に溶融樹脂を射出充填して第2レンズ2
2を第1レンズ21に一体的に接合し、1つの前面レンズ5を製作するものであ
る。
なお、このようにして製作された前面レンズ5の裏面にはレンズ同士の接合強
度を増大させるため、接合突部27が一体に突設されている。また、前面レンズ
5の内面には前記バルブ11、14からの光を所定の方向に拡散させるレンズス
テップ(図示せず)が形成されている。
【0011】
前記第2レンズ22は、車体1の前面側コーナー部の曲面と略一致するよう平
面視略L字状に湾曲形成されることにより、車体側面に一部が回り込む回り込み
レンズを形成している。また、第2レンズ22の車体側面に回り込む回り込み部
、すなわち側面部30には上下方向に延在し、車体側方に凸となる平面視山形の
突起部31が一体に突設されている。この突起部31は、ターンシグナルランプ
用バルブ14の光を斜め前方および斜め後方に出射させることにより、斜線変更
時、左折時等における他車ドライバの視認を容易にするもので、略垂直で車体の
幅方向中心線に対して交叉し斜め前方を指向する第1斜面32aと、同じく略垂
直で車体の幅方向中心線に対して交叉し斜め後方を指向する第2斜面32bとを
備えている。
【0012】
前記補助リフレクタ15は、図4に示すように透明樹脂板35の一表面にアル
ミニウムの蒸着等により多数の反射部36をメッシュ状(又はストライブ状)に
設けて形成され、前記突起部31の内側に第1傾斜面32aと背中合わせになる
ように配設されている。ターンシグナルランプ用バルブ14から出た光のうち、
前方に向かう直射光L1 は、第2レンズ22を透過し車体1の前方を照射する。
また、側方に向かう光L2 は、第2レンズ22の側面部30を照射し透過する。
このとき、補助リフレクタ15を照射する光L2 の一部は、透明樹脂板35を透
過して第1傾斜面32aを透過し、車体1の斜め前方を照射する一方、残りは反
射部36に当たって後方に反射し、第2傾斜面32bを透過して車体1の斜め後
方を照射する。反射部36の大きさおよび数は自由に変更でき、これによって、
透明樹脂板35を透過する透過光の光量と、反射部36によって反射される反射
光の光量を決定することができる。
【0013】
かくしてこのような構成からなるランプ1においては、補助リフレクタ15に
よってバルブ14からの光の一部を車体後方に反射させているので、車体後方に
向かう光量を増大させることができ、また補助リフレクタ15は半透光性のミラ
ーを形成しているので、バルブ点灯時に完全な影とはならず、単に全反射鏡を配
置した場合と比較して車体側方に向かう光量を増大させることができる。従って
、車体側方および後方からの視認性が向上し、ランプとしての機能を満足させる
。さらに、補助リフレクタ15は反射部36の大きさ、数を変えることにより透
過光量と反射光量の割合を自由に変更し得る。
【0014】
図5は補助リフレクタ15の他の実施例を示す断面図である。この実施例は補
助リフレクタ15を透明樹脂板35にハーフ蒸着(半透過性の蒸着)を施したハ
ーフミラーで構成したものである。補助リフレクタ15の透過光量と反射光量は
蒸着膜の膜厚を変えることにより自由に変更し得る。
このような構成においても上記実施例と同様な効果が得られることは明らかで
ある。
【0015】
以上説明したように本考案に係る車輛用灯具によれば、前面レンズの回り込み
部分に突設した突起部の内側に補助リフレクタを配置し、この補助リフレクタに
よってバルブからの光の一部を透過させ、残りを後方に反射させるように構成し
たので、車体側方および車体後方を照射する光量を増大させることができ、灯具
としての視認性を向上させる。また、補助リフレクタは半透光性のミラーを形成
しているので、バルブ点灯時に完全な影とはならず、点灯時の灯具の見栄えを向
上させるなど、その実用的効果は大である。
【図1】図2のI−I線断面図である。
【図2】本考案に係る車輌用灯具をフロントターンシグ
ナルランプに適用した場合の一実施例を示す正面図であ
る。
ナルランプに適用した場合の一実施例を示す正面図であ
る。
【図3】同ランプの側面図である。
【図4】補助リフレクタの要部正面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す断面図である。
1 車体
3 ターンシグナルランプ
4 灯具ボディ
5 前面レンズ
14 ターンシグナルランプ用バルブ
15 補助リフレクタ
31 突起部
35 透明樹脂板
36 反射部
Claims (1)
- 【請求項1】 車体コーナー部に設けられ前面レンズの
一部が車体側面にまで回り込む車輌用灯具において、前
記前面レンズの側面部に山形の突起部を一体に突設し、
この突起部の内側に光源から出た車体側方に向かう光の
一部を透過させ、残りを車体後方に反射させる補助リフ
レクタを設けたことを特徴とする車輌用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1645391U JP2539053Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車輌用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1645391U JP2539053Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車輌用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106801U true JPH04106801U (ja) | 1992-09-16 |
JP2539053Y2 JP2539053Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=31903464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1645391U Expired - Lifetime JP2539053Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車輌用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539053Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179838A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用灯具 |
JP2009107601A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Sakae Riken Kogyo Co Ltd | ドアミラーのサイドターンランプ装置 |
JP2009113644A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Sakae Riken Kogyo Co Ltd | ドアミラーのサイドターンランプ装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113366743A (zh) * | 2019-01-31 | 2021-09-07 | 日本电产三协株式会社 | 转子、电动机及转子的制造方法 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1645391U patent/JP2539053Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179838A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用灯具 |
JP4666371B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2011-04-06 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具 |
JP2009107601A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Sakae Riken Kogyo Co Ltd | ドアミラーのサイドターンランプ装置 |
JP4486668B2 (ja) * | 2007-11-01 | 2010-06-23 | サカエ理研工業株式会社 | ドアミラーのサイドターンランプ装置 |
JP2009113644A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Sakae Riken Kogyo Co Ltd | ドアミラーのサイドターンランプ装置 |
JP4486669B2 (ja) * | 2007-11-07 | 2010-06-23 | サカエ理研工業株式会社 | ドアミラーのサイドターンランプ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2539053Y2 (ja) | 1997-06-18 |
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