JP3274321B2 - 自動車用標識灯 - Google Patents

自動車用標識灯

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JP3274321B2 JP19944195A JP19944195A JP3274321B2 JP 3274321 B2 JP3274321 B2 JP 3274321B2 JP 19944195 A JP19944195 A JP 19944195A JP 19944195 A JP19944195 A JP 19944195A JP 3274321 B2 JP3274321 B2 JP 3274321B2
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達也 川口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の標識灯
に係わり、特に自動車の車体前端部下方位置に設けられ
るフロントターンシグナルランプやクリアランスランプ
等の標識灯に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の標識灯、例えば、フロントター
ンシグナルランプは、図18に示すように、容器状ラン
プボディ1の前面開口部に前面レンズ2が組付けられて
灯室S 1 が画成され、この灯室S1 内に、光源であるバ
ルブ3およびバルブ3の発光を前方に反射する放物面リ
フレクター4が設けられた構造となっている。バルブ3
の発光の大半はリフレクター4で反射された後、前面レ
ンズ2の裏面に形成された拡散ステップ2aによって拡
散配光L1 されるが、バルブ3の発光のうちの一部は、
前面レンズ2を直射し、前面レンズによって拡散配光L
2 され、さらに一部の光は、リフレクター以外の反射面
6,7で反射された後、前面レンズによって拡散配光L
3 される。なお符号5は、バルブ3を包囲するアンバー
色の着色グローブである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した標識灯である
ターンシグナルランプは、図19に示すように、一般に
自動車用ヘッドランプに接近した位置に設けられてい
る。このためヘッドランプとともにターンシグナルラン
プを点灯させたときには、ヘッドランプ照明領域Aの車
体近傍限界P1 の周辺の路面はターンシグナルランプに
よっても照明されるため、運転者にとっては、ヘッドラ
ンプで照明された路面の車体近傍領域A1 が相対的に暗
く感じられて、前方の視認性が低下するという問題があ
った。なお符号Bは、ターンシグナルランプの照明領域
を示す。
【0004】なお、ターンシグナルランプの取付位置を
もっと上方に移動させることで、前方の視認性を改善す
ることは可能であるが、標識灯の表示部中心はヘッドラ
ンプの表示部中心よりも上方に位置させてはならないと
いういう道路交通法上の制約があるため、標識灯を上方
に設けることで前方の視認性を良好とするには限界があ
った。
【0005】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、ヘッドランプ点灯時の前方の
視認性を低下させることのない自動車用標識灯を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係わる自動車用標識灯においては、容器
状灯具ボディの前面開口部に前面レンズが組付けられる
ことで画成された灯室内に、光源と、光源光を前方に反
射する放物面形状の有効反射面とが設けられた構造で、
車体の前端部下方に取り付けられる自動車用標識灯にお
いて、前記灯室内における光源の前方位置に、前記有効
反射面で反射されて前面レンズの表示部の下部領域に向
かう光を遮光する遮光部材を設けるようにしたものであ
る。有効反射面で反射されて前面レンズの表示部の下部
領域に向かう光が遮光部材によって遮光されることで、
前面レンズの表示部下部領域における発光量が減少す
る。従って、前面レンズの表示部中心が上方に移動し、
ヘッドランプ照明領域Aの車体近傍限界P1 より車体側
における路面の標識灯による照度が低下し、運転者をし
てヘッドランプで照明された路面の車体近傍領域A1
相対的に暗く見せることがない(図11参照)。請求項
2においては、請求項1記載の自動車用標識灯におい
て、遮光部材を、灯具ボディ下面壁内側に取着して、灯
室内に突出するようにしたもので、従来構造の標識灯に
簡単に取着できる。また遮光部材を取着するか否かによ
って、仕様の異なる標識灯にできる。請求項3において
は、請求項1記載の自動車用標識灯において、遮光部材
を、灯具ボディ下面壁と一体的に形成して、灯室内に突
出するようにしたもので、灯具構成部品点数が増えるこ
とがなく、構造も簡潔である。請求項4においては、請
求項1記載の自動車用標識灯において、遮光部材を、前
面レンズの表示部の下部領域内側に形成した遮光膜によ
って構成するようにしたもので、構造が非常に簡潔で、
従来の標識灯にも簡単に適用できる。請求項5において
は、請求項1記載の自動車用標識灯において、前記有効
反射面を、光源の後方に位置し、前面レンズの表示部の
上部領域に対応する第1の反射面と、光源の前方に位置
し、前面レンズの表示部の下部領域に対応する第2の反
射面とから構成し、第2の反射面の上縁位置に、光源か
ら第2の反射面に向かう直射光を遮光する遮光部材を前
方に延出形成するようにしたもので、第2の反射面が前
面レンズから離間するため、非点灯時に灯室内全体が均
一の奥行きをもって見える。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて説明する。図1〜図11は、本発明の第
1の実施例を示すもので、図1は本発明の第1の実施例
であるターンシグナルランプとクリアランスランプの一
体化されたフロントコンビネーションランプの正面図、
図2は同ランプの水平断面図(図1に示す線II−IIに沿
う断面図)、図3は同ランプの縦断面図(図1に示す線
III −IIIに沿う断面図)、図4はランプボディに取着
するシェードの正面図、図5は同シェードの平面図、図
6は同シェードの底面図、図7は同シェードの縦断面図
(図4に示す線VII−VIIに沿う断面図)、図8は同シ
ェードの縦断面図(図4に示す線VIII −VIII に沿う
断面図)、図9は同シェードとランプボディ間の係合部
を拡大して示す斜視図、図10はシェードとスライド溝
間係合部の拡大断面図、図11はヘッドランプと本実施
例に示すランプの路面上の照明領域を示す図。
【0008】これらの図において、符号10は、クリア
ランスランプ20とターンシグナルランプ30とが一体
化されているフロントコンビネーションランプで、自動
車の車体前端部の下方位置に左右方向に延在するフロン
トバンパー16に一体化されて、フロントバンパー16
の上方に配置されたヘッドランプ18の近傍に配置され
ている。符号17は、フロントバンパー16に形成され
た凹部で、この凹部17内にランプ10が収容されてい
る。
【0009】符号21は、クリアランスランプ20の容
器状のランプボディ、符号31は、同じくターンシグナ
ルランプ30の容器状のランプボディで、左右に隣接す
る両ランプボディ21,31は、コンビネーションラン
プ10のランプボディ11として一体的に形成されてい
る。ランプボディ21の内周面には、表面アルミ蒸着処
理の施された金属製リフレクター22がねじ21aによ
って固定一体化され、ランプボディ31の内周面には、
アルミ蒸着処理の施された放物面リフレクター32が一
体に形成され、ランプボディ11(21,31)の前面
開口部には、1枚のクリアな前面レンズ12が組付けら
れて、両ランプ20,30の灯室空間S2 ,S3 が画成
され、ランプボディ21,31の後頂部に設けられたバ
ルブ挿着孔23,33には、光源であるバルブ24,3
4が挿着されている。符号12a,12bは、クリアラ
ンスランプ20,ターンシグナルランプ30のリフレク
ター24,34に対応するレンズ領域(以下、これを表
示部という)で、符号O2 ,O3 は、後述するシェード
40を設けない場合の各ランプ20,30の表示部12
a,12bの中心(以下、表示部中心という)を示す。
符号36は、バルブ34を包囲するカップ型のアンバー
色の着色グローブで、着色グローブ36の開口端がバル
ブ挿着孔33の周縁部にねじ固定されている。
【0010】符号40は、ヘッドランプ18によって照
明される車体近傍寄りの路面における視認性を向上させ
るために、ターンシグナルランプ30の車体近傍寄りの
路面照度を低下させるべく、ターンシグナルランプ30
のランプボディ31内に取着一体化されたシェードであ
る。シェード40は、図4〜10に示すように、板金が
折曲されて、縦断面が略L字型でランプボディ31内の
下面壁31aおよび左右の側壁に密着する所定の長さに
形成されるとともに、シェード底面壁41には、左右一
対の切り欠き42,42で挟まれた舌片状の係合片43
が左右方向に2箇所設けられている。また舌片状係合片
43の先端部寄りには、下方に膨出する下方突起44が
形成されるとともに、シェード底面壁41の舌片状係合
片43非形成領域には、左右方向複数箇所に上方に膨出
する上方突起45が形成されている。
【0011】一方、図9に示すように、ランプボディ3
1の下面壁31aには、前面側が一段低い段差部31b
が形成されるとともに、ランプボディ下面壁31aのこ
の一段低い領域に、段差部31b位置から前方に延びて
左右に対向する断面逆L字枠37aが突設されて、シェ
ード40の舌片状係合片43がスライド係合できるスラ
イド溝37が形成されるとともに、シェード40側の下
方突起44(上方突起45)と対応する位置には、下方
突起44(上方突起45)と整合する凹部38(凸部3
9)が形成されている。
【0012】そしてランプボディ31の前面開口部側か
ら、シェード40の舌片状係合片43をL字枠37aに
係合させてスライド溝37に沿って押し込めば、舌片状
係合片43の先端がランプボディ下面壁31a側の段差
31bに当接し、同時にシェード40の左右両側部がラ
ンプボディ31の左右の側壁に当接し、かつシェード4
0の下方突起44(上方突起45)がランプボディ31
側の凹部38(凸部39)と係合して、シェード40が
前後左右方向に位置決めかつ抜け止めされるとともに、
シェード40の舌片状係合片43の先端部43aがスラ
イド溝37内においてガタつかないように弾支される。
このように本実施例では、シェード40をランプボディ
の下面壁31aに簡単に取着一体化することができる。
【0013】なおシェード40の上縁には、シェード底
面壁41と平行に延びる折曲部40bが形成されてい
る。この折曲部40bは、シェード40をランプボディ
下面壁31aに組み付ける際に、作業者がシェード40
を把み易くするための部位である。またシェード40の
底面壁41の先端部41a,43aは、折曲されて斜め
上方に傾斜して延出しており、舌片状係合片43をスラ
イド溝37に挿着する際に、ランプボディ下面壁31a
を傷つけないように工夫されている。
【0014】バルブ34の前方において左右に延在する
シェード40の上縁部は、図3に示されるように、光軸
L上に位置し、バルブ34のフィラメントから出射しリ
フレクター32で反射されて、シェード40を設けない
場合の表示部中心O3 の下方領域12b2 に向かう光お
よびバルブ34のフィラメントからの下方領域12b 2
への直射光を遮光する。このため、レンズの下方領域1
2b2 における発光量が低下し、これによって、図11
に示されるように、ヘッドランプ18による照明領域A
の車体近傍限界P1 より車体側の路面Cにおけるターン
シグナルランプ30による照度が低下し、ヘッドランプ
によって照明された路面の車体近傍領域A1 を運転者に
相対的に暗く感じさせることがない。
【0015】即ち、図3に示すように、ターンシグナル
ランプ30の表示部中心が、シェード40を設けること
で、シェード40を設けない状態でのO3 位置から
3 ’位置となる。このため図11に示されるように、
ターンシグナルランプ30の照明領域Bは、ヘッドラン
プ18による照明領域Aと一部重複するが、ヘッドラン
プ18による照明領域の車体寄り限界P1 の車体近傍側
Cでは、クリアランスランプ20により照明されるもの
のターンシグナルランプ30によっては照明されず、こ
の領域Cにおける照度が低下し、ヘッドランプ18によ
って照明された車体近傍寄り領域A1 を相対的に明るく
見せるようにして、視認性を高めている。
【0016】またシェード40の表面には、リフレクタ
ー32と同様のアルミ蒸着処理が施されており、前面レ
ンズ12を透して見ると灯室S3 全体が金属色に見える
ことから、シェード40が取着されて灯室S3 内が実際
には狭くなっているものの、シェード40が無い場合と
略同様の奥行き感が得られる。なお前記実施例では、コ
ンビネーションランプ10のターンシグナルランプ30
にシェード40を設けて、ターンシグナルランプ30に
よる路面照度だけを調整するようになっているが、クリ
アランスランプ20だけにシェードを設けて前面レンズ
12aの表示部中心O2 より下方領域における発光量を
低減させたり、あるいは両ランプ20,30の双方にシ
ェードを設けて、ヘッドランプ照明領域の視認性を高め
るべく、路面照度を調整するようにしてもよい。
【0017】図12および図13は本発明の第2の実施
例であるターンシグナルランプの要部を示す図で、図1
2は要部であるシェードとランプボディ間の係合部を拡
大して示す斜視図、図13はランプボディ側係合部の断
面図(図12に示す線XIII−XIIIに沿う断面図)であ
る。この第2の実施例では、シェード40Aの形状につ
いては前記第1の実施例とほとんど同じであるが、シェ
ード40Aとランプボディ31間の係合部の構造が、前
記第1の実施例におけるシェードとランプボディ間の係
合部の構造と多少相違している。即ち、シェード40A
の底面壁41には、前記第1の実施例と同様に、下方突
起44と上方突起45とが形成されているが、舌片状係
合片43は形成されていない。またランプボディ下面壁
31aには、舌片状係合片43に対応する断面逆L字枠
により構成されたスライド溝37の代わりに、上方突起
45の係合できる押さえ部材60がランプボディ下面壁
31aの段差部31b位置から前方に延出形成されて、
押さえ部材60とランプボディ下面壁31aとの間にシ
ェード40Aの底面壁41の挿入スペースが形成されて
いる。
【0018】その他は前記第1の実施例と同一であり、
同一の符号を付すことによりその説明は省略する。図1
4は本発明の第3の実施例であるターンシグナルランプ
の縦断面図を示している。前記第1,第2の実施例で
は、シェード40,40Aがランプボディの下面壁31
aの内側に取着された構造となっていたが、本実施例で
は、シェード40Bがランプボディ31に一体成形され
た構造となっている。即ち、一体成形によりランプボデ
ィの下面壁31aに一体的に形成された左右に延びる縦
断面逆V字型の膨出部によってシェード40Bが構成さ
れており、それだけ灯具を構成する部品点数が少なくて
すむ。なおシェード40Bの表面には、リフレクター3
2と同様のアルミ蒸着処理が施されている。
【0019】また、前記第1の実施例における着色グロ
ーブ36に代えて、バルブ34Aのガラス球がアンバー
色を帯びた構造となっている。その他は前記第1の実施
例と同一であり、同一の符号を付すことにより、その説
明を省略する。図15は本発明の第4の実施例であるタ
ーンシグナルランプの縦断面図を示している。
【0020】この第4の実施例では、放物面形状のリフ
レクター32bが、バルブ34Aの後方に位置し、前面
レンズの表示部12bの上部領域12b1 に対応する第
1のリフレクター32b1 と、バルブ34Aの前下方に
位置し、表示部12bの下部領域12b2 に対応する第
2のリフレクター32b2 とから構成されて、灯室S 3
全体に奥行感をもたせている。
【0021】また第2のリフレクター32b2 の上縁位
置には、前方に延出するシェード40Cが形成されて、
バルブ34Aの発光のうち、第2のリフレクター32b
2 に向かう光がこのシェード40Cによって遮光される
ようになっている。このため表示部12bの下部領域1
2b2 には、リフレクター32b2 での反射光が導かれ
ず、さらにはバルブ34から下部領域12b2 に向かう
直射光の一部もこのシェード40Cによって遮光され
て、表示部12bの下部領域12b2 における発光量が
低下するようになっている。
【0022】即ち、前面レンズの表示部12bの下部領
域12b2 には、バルブ34からの直射光や非有効反射
面である天井面32b3 での反射光が導かれるが、これ
らの光は第2のリフレクター32b2 での反射光に比べ
て光量が弱いため、第2のリフレクター32b2 での反
射光が導かれる場合に比べて、表示部12bの下部領域
12b2 での発光量が低くなって、ターンシグナルラン
プの発光がヘッドランプ照明領域の車体近傍寄りにおけ
る視認性を損なわないようになっている。
【0023】その他は前記第3の実施例と同一であり、
同一の符号を付すことにより、その説明を省略する。図
16は本発明の第5の実施例であるターンシグナルラン
プの縦断面図を示している。この実施例では、前面レン
ズ12の表示部12bの下部領域12b2 の内側に、シ
ェード40Dである銀色の遮光塗装が設けられて、表示
部下部領域12b2における発光量がほとんどない構造
となっている。
【0024】その他は前記第1の実施例と同一であり、
同一の符号を付すことにより、その説明を省略する。図
17は本発明の第6の実施例のターンシグナルランプの
縦断面図を示している。この実施例では、ランプボディ
31の背面壁における前面レンズ12の表示部12bの
下部領域12b2 に対応する領域を、前面レンズ12に
接近する位置まで前方に膨出させて、この前方膨出部3
1bが表示部下部領域12b2 に向かう光を遮光するシ
ェード40Eを構成した構造となっている。このためラ
ンプボディ31の上下高さが小さくなり、それだけ車体
側の灯具収容スペースも小さくて済む。
【0025】その他は前記第4の実施例と同一であり、
同一の符号を付すことにより、その説明を省略する。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用標識灯によれば、シェードにより前面レ
ンズの表示部下部領域に向かう光が遮光されるため、標
識灯による車体近傍の路面照度が低下し、これによって
ヘッドランプにより照明された車体近傍の路面が相対的
に明るく見え、運転者の視認性が向上する。請求項3で
は、ランプボディにシェードが一体的に形成されている
ため、灯具構成部品点数が増えず、灯具構造を複雑にす
ることもない。請求項4では、シェードが遮光塗装によ
って構成されているので、灯具構成部品点数および重量
が増えず、灯具構造を複雑にすることもない。請求項5
では、灯室内が上下方向に小さくなる分、標識灯および
車体側の灯具取付スペースも小さくて済み、それだけ標
識灯配設位置の選択の自由度も増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるコンビネーション
ランプの正面図
【図2】同ランプの水平断面図(図1に示す線II−IIに
沿う断面図)
【図3】同ランプの縦断面図(図1に示す線III −III
に沿う断面図)
【図4】ランプボディに取着するシェードの正面図
【図5】同シェードの平面図
【図6】同シェードの底面図
【図7】同シェードの縦断面図(図4に示す線VII−V
IIに沿う断面図)
【図8】同シェードの縦断面図(図4に示す線VIII −
VIII に沿う断面図)
【図9】同シェードとランプボディ間の係合部を拡大し
て示す斜視図
【図10】シェードとスライド溝間係合部の拡大断面図
【図11】ヘッドランプと第1の実施例に示すランプの
路面上の照明領域を示す図
【図12】本発明の第2の実施例であるターンシグナル
ランプの要部であるシェードとランプボディ間の係合部
を拡大して示す斜視図
【図13】ランプボディ側係合部の断面図(図12に示
す線XIII−XIIIに沿う断面図)
【図14】本発明の第3の実施例であるターンシグナル
ランプの縦断面図
【図15】本発明の第4の実施例であるターンシグナル
ランプの縦断面図
【図16】本発明の第5の実施例であるターンシグナル
ランプの縦断面図
【図17】本発明の第6の実施例であるターンシグナル
ランプの縦断面図
【図18】従来のターンシグナルランプの縦断面図
【図19】従来のターンシグナルランプがヘッドランプ
による照明を暗く感じさせる様子を説明する説明図
【符号の説明】
10 コンビネーションランプ 11 ランプボディ 12 前面レンズ 12b 表示部 12b2 表示部の下部領域 31 ランプボディ 34,34A 光源であるバルブ 32b1 第1の反射面(リフレクター) 32b2 第2の反射面(リフレクター) 40,40A,40B,40C,40D,40E シェ
ード O3 シェードを設けない場合の表示部中心 O3 ’ シェードを設けた場合の表示部中心 S3 灯室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 - 8/12 B60Q 1/00 - 1/56

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器状灯具ボディの前面開口部に前面レ
    ンズが組付けられることで画成された灯室内に、光源
    と、光源光を前方に反射する放物面形状の有効反射面と
    が設けられた構造で、車体の前端部下方に取り付けられ
    る自動車用標識灯において、前記灯室内における光源の
    前方位置には、前記有効反射面で反射されて前面レンズ
    の表示部の下部領域に向かう光を遮光する遮光部材が設
    けられたことを特徴とする自動車用標識灯。
  2. 【請求項2】 前記遮光部材は、灯具ボディ下面壁内側
    に取着されて、灯室内に突出することを特徴とする請求
    項1記載の自動車用標識灯。
  3. 【請求項3】 前記遮光部材は、灯具ボディ下面壁と一
    体的に形成されて、灯室内に突出することを特徴とする
    請求項1記載の自動車用標識灯。
  4. 【請求項4】 前記遮光部材は、前面レンズの表示部の
    下部領域内側に形成された遮光膜によって構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用標識灯。
  5. 【請求項5】 前記有効反射面は、光源の後方に位置
    し、前面レンズの表示部の上部領域に対応する第1の反
    射面と、光源の前下方に位置し、前面レンズの表示部の
    下部領域に対応する第2の反射面とから構成され、前記
    遮光部材は、前記第2の反射面の上縁位置に前方に延出
    形成されて、光源から第2の反射面に向かう直射光が遮
    光されることを特徴とする請求項1記載の自動車用標識
    灯。
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