JP2002170405A - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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- JP2002170405A JP2002170405A JP2000363651A JP2000363651A JP2002170405A JP 2002170405 A JP2002170405 A JP 2002170405A JP 2000363651 A JP2000363651 A JP 2000363651A JP 2000363651 A JP2000363651 A JP 2000363651A JP 2002170405 A JP2002170405 A JP 2002170405A
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- light source
- inner panel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 昼間の見栄えとクリアランスランプ点灯時の
視認性の向上を図る。 【解決手段】 灯具ハウジング１１とアウタレンズ１２
とで画成された灯室１３内の後側に、ヘッドランプ光源
１４とリフレクタ１５が設けられ、アウタレンズ１２の
内面側にフレーム形状のインナパネル１７が設けられた
車両用灯具において、インナパネル１７を導光体で構成
し、インナパネル１７の一部に導光体内に光を入射する
入光部１７ｅを設けると共に、インナパネル１７の前側
表面に導光体内に入射された光を外部に放つ放光部１７
ｆを設け、入光部１７ｅと放光部１７ｆを除く全ての導
光体表面に銀膜コーティングを施し、入光部１７ｅに対
向させてクリアランスランプ光源１６を配置した。
視認性の向上を図る。 【解決手段】 灯具ハウジング１１とアウタレンズ１２
とで画成された灯室１３内の後側に、ヘッドランプ光源
１４とリフレクタ１５が設けられ、アウタレンズ１２の
内面側にフレーム形状のインナパネル１７が設けられた
車両用灯具において、インナパネル１７を導光体で構成
し、インナパネル１７の一部に導光体内に光を入射する
入光部１７ｅを設けると共に、インナパネル１７の前側
表面に導光体内に入射された光を外部に放つ放光部１７
ｆを設け、入光部１７ｅと放光部１７ｆを除く全ての導
光体表面に銀膜コーティングを施し、入光部１７ｅに対
向させてクリアランスランプ光源１６を配置した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウタレンズの内
面側に、リフレクタの開口端と灯具ハウジングの隙間な
どを目隠しする、フレーム形状のインナパネルが設けら
れた車両用灯具に関する。
面側に、リフレクタの開口端と灯具ハウジングの隙間な
どを目隠しする、フレーム形状のインナパネルが設けら
れた車両用灯具に関する。
【０００２】
【従来の技術】特開平９−１６７５０６号公報に、同じ
灯室内にヘッドランプ光源とクリアランスランプ光源の
両方を備えた車両用前照灯の一例が開示されている。図
４は同車両用灯具の側断面図を示す。
灯室内にヘッドランプ光源とクリアランスランプ光源の
両方を備えた車両用前照灯の一例が開示されている。図
４は同車両用灯具の側断面図を示す。
【０００３】図４において、灯具ハウジング１とアウタ
レンズ２とで画成された灯室３内の後側に、ヘッドラン
プ光源４と該ヘッドランプ光源４の光を前方へ反射する
ヘッドランプ光源用リフレクタ５が設けられ、同灯室３
内の前側にクリアランスランプ光源６が設けられてい
る。また、アウタレンズ２の内面側に、ヘッドランプ光
源用リフレクタ５に対応した開口７ａを有すると共に、
ヘッドランプ光源用リフレクタ５の開口端と灯具ハウジ
ング１との隙間などを目隠しする概略フレーム形状のイ
ンナパネル７が設けられている。
レンズ２とで画成された灯室３内の後側に、ヘッドラン
プ光源４と該ヘッドランプ光源４の光を前方へ反射する
ヘッドランプ光源用リフレクタ５が設けられ、同灯室３
内の前側にクリアランスランプ光源６が設けられてい
る。また、アウタレンズ２の内面側に、ヘッドランプ光
源用リフレクタ５に対応した開口７ａを有すると共に、
ヘッドランプ光源用リフレクタ５の開口端と灯具ハウジ
ング１との隙間などを目隠しする概略フレーム形状のイ
ンナパネル７が設けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の車両
用前照灯の中には、外形形状を構成するアウタレンズ２
を素通しとし、ヘッドランプ光源用リフレクタ５で配光
パターンを制御するものがあるが、同じ灯室３内にヘッ
ドランプ光源４とクリアランスランプ光源６とを備えた
前照灯の場合、素通しのアウタレンズ２を通して、外か
ら灯室３内の前部にあるクリアランスランプ光源６がよ
く見えてしまい、見栄えがよくないという問題がある。
また、従来のクリアランスランプ付き前照灯の場合、ク
リアランスランプ光源６の直接光が外から見えるため、
点光り状態に見えてしまい、視認性が悪いという問題が
あった。
用前照灯の中には、外形形状を構成するアウタレンズ２
を素通しとし、ヘッドランプ光源用リフレクタ５で配光
パターンを制御するものがあるが、同じ灯室３内にヘッ
ドランプ光源４とクリアランスランプ光源６とを備えた
前照灯の場合、素通しのアウタレンズ２を通して、外か
ら灯室３内の前部にあるクリアランスランプ光源６がよ
く見えてしまい、見栄えがよくないという問題がある。
また、従来のクリアランスランプ付き前照灯の場合、ク
リアランスランプ光源６の直接光が外から見えるため、
点光り状態に見えてしまい、視認性が悪いという問題が
あった。
【０００５】本発明は、上記事情を考慮し、見栄えを良
くすることができると共に、クリアランスランプ点灯時
の視認性の向上を図れるようにした車両用灯具を提供す
ることを目的とする。
くすることができると共に、クリアランスランプ点灯時
の視認性の向上を図れるようにした車両用灯具を提供す
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、灯具
ハウジングとアウタレンズで画成された灯室内に、ヘッ
ドランプ光源と該ヘッドランプ光源の光を前方へ反射す
るヘッドランプ光源用リフレクタが設けられ、アウタレ
ンズの内面側に、ヘッドランプ光源用リフレクタに対応
した開口を有するインナパネルが設けられた車両用灯具
であって、前記インナパネルを透明材料よりなる導光体
で構成し、該インナパネルの一部に導光体内に光を入射
する入光部を設けると共に、インナパネルの前側表面に
導光体内に入射された光を外部に放つ放光部を設け、前
記入光部と放光部を除く全ての導光体表面に銀膜コーテ
ィングを施し、前記入光部に対向させて導光体内に光を
入射させる光源を配置したことを特徴としている。
ハウジングとアウタレンズで画成された灯室内に、ヘッ
ドランプ光源と該ヘッドランプ光源の光を前方へ反射す
るヘッドランプ光源用リフレクタが設けられ、アウタレ
ンズの内面側に、ヘッドランプ光源用リフレクタに対応
した開口を有するインナパネルが設けられた車両用灯具
であって、前記インナパネルを透明材料よりなる導光体
で構成し、該インナパネルの一部に導光体内に光を入射
する入光部を設けると共に、インナパネルの前側表面に
導光体内に入射された光を外部に放つ放光部を設け、前
記入光部と放光部を除く全ての導光体表面に銀膜コーテ
ィングを施し、前記入光部に対向させて導光体内に光を
入射させる光源を配置したことを特徴としている。
【０００７】この車両用灯具では、例えば夜間、インナ
パネルの入光部に光源からの光を入射させると、その光
が、導光体の内部を通って、インナパネルの前側表面の
放光部から外に放出される。即ち、インナパネル自体が
光って見えることになる。従って、昼間の目隠し機能だ
けのために設けていたインナパネルが光って見えること
により、インナパネル自体がクリアランスランプとして
の機能を発揮し、それにより従来のクリアランスランプ
の点光りが解消されて、視認性が向上する。
パネルの入光部に光源からの光を入射させると、その光
が、導光体の内部を通って、インナパネルの前側表面の
放光部から外に放出される。即ち、インナパネル自体が
光って見えることになる。従って、昼間の目隠し機能だ
けのために設けていたインナパネルが光って見えること
により、インナパネル自体がクリアランスランプとして
の機能を発揮し、それにより従来のクリアランスランプ
の点光りが解消されて、視認性が向上する。
【０００８】また、光源は外から見えない位置に配置で
きるので、昼間の見栄えも損なわない。なお、インナパ
ネルは、放光部と入光部以外の全表面を銀膜コーティン
グした構成としているので、放光部は透明であるもの
の、昼間、そこから見えるのは背面の銀色だけとなる。
そのため、透明な放光部が目立つおそれはなく、意匠的
に問題となることもない。
きるので、昼間の見栄えも損なわない。なお、インナパ
ネルは、放光部と入光部以外の全表面を銀膜コーティン
グした構成としているので、放光部は透明であるもの
の、昼間、そこから見えるのは背面の銀色だけとなる。
そのため、透明な放光部が目立つおそれはなく、意匠的
に問題となることもない。
【０００９】請求項２の発明は、請求項１記載の車両用
灯具であって、前記放光部の表面または放光部から見え
る背面に乱反射手段を設けたことを特徴としている。乱
反射手段としては、ホーニングや鋸歯状、点刻等の各種
手段が採用される。
灯具であって、前記放光部の表面または放光部から見え
る背面に乱反射手段を設けたことを特徴としている。乱
反射手段としては、ホーニングや鋸歯状、点刻等の各種
手段が採用される。
【００１０】この車両用灯具では、乱反射手段を設けた
ことにより、その部分を目立つように光らせることがで
きる。従って、いっそう視認性の向上が図れる。
ことにより、その部分を目立つように光らせることがで
きる。従って、いっそう視認性の向上が図れる。
【００１１】請求項３の発明は、請求項１または２記載
の車両用灯具であって、前記放光部は、銀膜コーティン
グを形成する際のマスクパターン変更により任意の形状
となし得ることを特徴としている。
の車両用灯具であって、前記放光部は、銀膜コーティン
グを形成する際のマスクパターン変更により任意の形状
となし得ることを特徴としている。
【００１２】この車両用灯具では、銀膜コーティングさ
れた部分以外のパネル部が光ることになり、クリアラン
スランプとしての視認性がいっそう向上する。例えば、
インナパネルの外周輪郭に沿って所定幅に放光部を形成
した場合は、インナパネル自体が灯具の外周輪郭に沿っ
てライン状に光ることになる。つまり、マスクパターン
の変更により、放光部による光る範囲を自由に設定する
ことができる。
れた部分以外のパネル部が光ることになり、クリアラン
スランプとしての視認性がいっそう向上する。例えば、
インナパネルの外周輪郭に沿って所定幅に放光部を形成
した場合は、インナパネル自体が灯具の外周輪郭に沿っ
てライン状に光ることになる。つまり、マスクパターン
の変更により、放光部による光る範囲を自由に設定する
ことができる。
【００１３】請求項４の発明は、請求項３記載の車両用
灯具であって、前記入光部及びそれに対向する光源が、
前記放光部の一定範囲に対して１組ずつ分散配置されて
いることを特徴としている。
灯具であって、前記入光部及びそれに対向する光源が、
前記放光部の一定範囲に対して１組ずつ分散配置されて
いることを特徴としている。
【００１４】この車両用灯具では、インナパネルの放光
部の全体を均等に明るく光らせることができる。また、
車両用灯具の隅に光源を置くことにより、その光源の熱
によってインナパネルや光源周囲の空気が暖められ、ア
ウターレンズ裏面の曇りやインナパネル表面の曇り（結
露）が抑えられる。
部の全体を均等に明るく光らせることができる。また、
車両用灯具の隅に光源を置くことにより、その光源の熱
によってインナパネルや光源周囲の空気が暖められ、ア
ウターレンズ裏面の曇りやインナパネル表面の曇り（結
露）が抑えられる。
【００１５】請求項５の発明は、請求項１〜請求項３記
載の車両用灯具であって、前記入光部及びそれに対向す
る光源を、導光体の交差部に設けたことを特徴とする。
載の車両用灯具であって、前記入光部及びそれに対向す
る光源を、導光体の交差部に設けたことを特徴とする。
【００１６】この車両用灯具では、導光体の交差部に光
源を設けると、導光体内に入った光が交差部にて分散す
るのを防げるので、放光部の光り方が均一になる。
源を設けると、導光体内に入った光が交差部にて分散す
るのを防げるので、放光部の光り方が均一になる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用灯具を
前照灯に適用した実施形態について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図１は車両用灯具の側断面図、図２
（ａ）は図１におけるＡ部の拡大断面図、（ｂ）は図１
におけるＢ部の拡大断面図、図３はインナパネルを模式
的に示す正面図である。
前照灯に適用した実施形態について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図１は車両用灯具の側断面図、図２
（ａ）は図１におけるＡ部の拡大断面図、（ｂ）は図１
におけるＢ部の拡大断面図、図３はインナパネルを模式
的に示す正面図である。
【００１８】この前照灯では、図１に示すように、灯具
ハウジング１１とアウタレンズ１２により、下部灯室１
３Ａと上部灯室１３Ｂが下と上に２段に画成されると共
に、側面にフロントターン用の灯室１３Ｃも形成されて
いる。下部灯室１３Ａ内の後側には、すれ違い用ヘッド
ランプ光源１４と、該ヘッドランプ光源１４の光を前方
へ反射するヘッドランプ光源用リフレクタ１５とが設け
られ、下部灯室１３Ａ内の前側底部には、ＬＥＤ、小型
白熱電球等のクリアランスランプ光源１６が隠れるよう
に前向きに設けられている。また、上部灯室１３Ｂ内の
後側には、走行ビーム用ヘッドランプ光源３４と、該走
行用ビームヘッドランプ光源３４の光を前方へ反射する
ヘッドランプ光源用リフレクタ３５とが設けられてい
る。
ハウジング１１とアウタレンズ１２により、下部灯室１
３Ａと上部灯室１３Ｂが下と上に２段に画成されると共
に、側面にフロントターン用の灯室１３Ｃも形成されて
いる。下部灯室１３Ａ内の後側には、すれ違い用ヘッド
ランプ光源１４と、該ヘッドランプ光源１４の光を前方
へ反射するヘッドランプ光源用リフレクタ１５とが設け
られ、下部灯室１３Ａ内の前側底部には、ＬＥＤ、小型
白熱電球等のクリアランスランプ光源１６が隠れるよう
に前向きに設けられている。また、上部灯室１３Ｂ内の
後側には、走行ビーム用ヘッドランプ光源３４と、該走
行用ビームヘッドランプ光源３４の光を前方へ反射する
ヘッドランプ光源用リフレクタ３５とが設けられてい
る。
【００１９】また、アウタレンズ１２の内面側には、図
１〜図３に示すように、ヘッドランプ光源用リフレクタ
１５、３５に対応した開口１７ａを有するフレーム形状
のインナパネル１７が設けられている。インナパネル１
７は、美観を損なうおそれのある箇所、例えば、ヘッド
ランプ光源用リフレクタ１５、３５の開口縁と灯具ハウ
ジング１１との隙間などを目隠しするために設けられて
いる。また、クリアランスランプ光源１６も、このイン
ナパネル１７によって外から見えないように隠されてい
る。
１〜図３に示すように、ヘッドランプ光源用リフレクタ
１５、３５に対応した開口１７ａを有するフレーム形状
のインナパネル１７が設けられている。インナパネル１
７は、美観を損なうおそれのある箇所、例えば、ヘッド
ランプ光源用リフレクタ１５、３５の開口縁と灯具ハウ
ジング１１との隙間などを目隠しするために設けられて
いる。また、クリアランスランプ光源１６も、このイン
ナパネル１７によって外から見えないように隠されてい
る。
【００２０】インナパネル１７は、ポリカーボネート、
芳香族ポリカーボネートといった透明樹脂材料の導光体
で構成されており、図２に示すように、該インナパネル
１７の一部には導光体内に光を入射する入光部１７ｅが
設けられ、インナパネル１７の前側表面には、導光体内
に入射された光を外部に放つ放光部１７ｆが設けられて
いる。そして、入光部１７ｅと放光部１７ｆを透明部分
として残しながら、それ以外の全ての導光体表面が銀膜
コーティング（アルミニウムなどの金属の真空蒸着膜や
塗膜等）で覆われている。
芳香族ポリカーボネートといった透明樹脂材料の導光体
で構成されており、図２に示すように、該インナパネル
１７の一部には導光体内に光を入射する入光部１７ｅが
設けられ、インナパネル１７の前側表面には、導光体内
に入射された光を外部に放つ放光部１７ｆが設けられて
いる。そして、入光部１７ｅと放光部１７ｆを透明部分
として残しながら、それ以外の全ての導光体表面が銀膜
コーティング（アルミニウムなどの金属の真空蒸着膜や
塗膜等）で覆われている。
【００２１】放光部１７ｆは、図３にハッチングを施し
て示すように、灯具の外周輪郭に沿ってライン状に設け
られており、この放光部１７ｆの表面または放光部１７
ｆから見える背面には乱反射手段としてのシボ加工が施
されている。
て示すように、灯具の外周輪郭に沿ってライン状に設け
られており、この放光部１７ｆの表面または放光部１７
ｆから見える背面には乱反射手段としてのシボ加工が施
されている。
【００２２】そして、図１に示すように、入光部１７ｅ
と対向するようにクリアランスランプ光源１６が配置さ
れており、インナパネル１７を構成する導光体の内部に
光を入射するようになっている。なお、クリアランスラ
ンプ光源１６は、図３に示すように、放光部１７ｆの一
定範囲に対して１組ずつ分散配置され、特にインナパネ
ル１７のコーナー部分に配置されている。
と対向するようにクリアランスランプ光源１６が配置さ
れており、インナパネル１７を構成する導光体の内部に
光を入射するようになっている。なお、クリアランスラ
ンプ光源１６は、図３に示すように、放光部１７ｆの一
定範囲に対して１組ずつ分散配置され、特にインナパネ
ル１７のコーナー部分に配置されている。
【００２３】次に作用を説明する。
【００２４】この前照灯では、クリアランスランプ光源
１６を外から見えないように隠しているので、アウタレ
ンズ１２が素通しレンズであっても、昼間の外からの見
栄えをよくすることができる。
１６を外から見えないように隠しているので、アウタレ
ンズ１２が素通しレンズであっても、昼間の外からの見
栄えをよくすることができる。
【００２５】また、例えば夜間に、クリアランスランプ
光源１６を点灯すると、その光が、インナパネル１７の
入光部１７ｅからインナパネル１７の内部を通って、イ
ンナパネル１７の前側表面の放光部１７ｆから外に放出
されるので、インナパネル１７自体が、灯具の外周輪郭
に沿ってライン状に光ることになる。特に、放光部１７
ｆの表面または裏面には乱反射手段としてのシボ加工が
施されているので、その部分が明るく光って目立つ。ま
た、クリアランスランプ光源１６は、放光部１７ｆの一
定範囲に対して１個ずつ分散配置されているので、放光
部１７ｆの全体が均等に明るく光る。従って、昼間の目
隠し機能だけのために設けていたインナパネル１７が明
るく光って見えることで、インナパネル１７自体がクリ
アランスランプとしての機能を発揮し、それにより、従
来のクリアランスランプの点光りが解消されて、視認性
が向上する。
光源１６を点灯すると、その光が、インナパネル１７の
入光部１７ｅからインナパネル１７の内部を通って、イ
ンナパネル１７の前側表面の放光部１７ｆから外に放出
されるので、インナパネル１７自体が、灯具の外周輪郭
に沿ってライン状に光ることになる。特に、放光部１７
ｆの表面または裏面には乱反射手段としてのシボ加工が
施されているので、その部分が明るく光って目立つ。ま
た、クリアランスランプ光源１６は、放光部１７ｆの一
定範囲に対して１個ずつ分散配置されているので、放光
部１７ｆの全体が均等に明るく光る。従って、昼間の目
隠し機能だけのために設けていたインナパネル１７が明
るく光って見えることで、インナパネル１７自体がクリ
アランスランプとしての機能を発揮し、それにより、従
来のクリアランスランプの点光りが解消されて、視認性
が向上する。
【００２６】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明は上述の実施形態に制限さ
れることなく種々の変更が可能である。
について説明したが、本発明は上述の実施形態に制限さ
れることなく種々の変更が可能である。
【００２７】例えば、放光部１７ｆは、銀膜コーティン
グを蒸着形成する際のマスクパターンを変更することに
より、任意の形状とすることができる。マスクパターン
を任意形状とすることで、放光部７ｆによる光る範囲を
自由に設定することができ、クリアランスランプとして
の視認性と意匠性をよりいっそう高めることができる。
グを蒸着形成する際のマスクパターンを変更することに
より、任意の形状とすることができる。マスクパターン
を任意形状とすることで、放光部７ｆによる光る範囲を
自由に設定することができ、クリアランスランプとして
の視認性と意匠性をよりいっそう高めることができる。
【００２８】また、インナパネル１７の透明樹脂に青
色、黄色といった着色材を混ぜたり、光源の色も白以外
を使うことにより、演色性を奏することもできる。
色、黄色といった着色材を混ぜたり、光源の色も白以外
を使うことにより、演色性を奏することもできる。
【００２９】また、図３に示すように、ヘッドランプ光
源１４とは別の光源１８を、導光体の交差部に設けるよ
うにしてもよい。このようにすれば、導光体内に入った
光が交差部にて分散するのを防げるので、放光部１７ｆ
の光り方が均一なものとなり、よりいっそう視覚効果が
高まる。
源１４とは別の光源１８を、導光体の交差部に設けるよ
うにしてもよい。このようにすれば、導光体内に入った
光が交差部にて分散するのを防げるので、放光部１７ｆ
の光り方が均一なものとなり、よりいっそう視覚効果が
高まる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、インナパネル自体を光らせることにより、イン
ナパネルにクリアランスランプとしての機能を発揮させ
ることができる。そのため、従来のクリアランスランプ
の点光りを解消することができて、視認性の向上が図れ
る。また、インナパネルに光を入射する光源は、外から
見えない位置に配置できることから、昼間の見栄えも損
なわないようにすることができる。
よれば、インナパネル自体を光らせることにより、イン
ナパネルにクリアランスランプとしての機能を発揮させ
ることができる。そのため、従来のクリアランスランプ
の点光りを解消することができて、視認性の向上が図れ
る。また、インナパネルに光を入射する光源は、外から
見えない位置に配置できることから、昼間の見栄えも損
なわないようにすることができる。
【００３１】請求項２の発明によれば、乱反射手段を設
けたことにより、その部分を目立つように光らせること
ができるので、クリアランスランプとしての視認性がい
っそう向上する。
けたことにより、その部分を目立つように光らせること
ができるので、クリアランスランプとしての視認性がい
っそう向上する。
【００３２】請求項３の発明によれば、銀膜コーティン
グされた部分以外のパネル部が光ることになり、クリア
ランスランプとしての視認性がよりいっそう向上する。
例えば、銀膜コーティングを形成するためのマスクパタ
ーンの変更により、放光部による光る範囲を自由に設定
することができる。
グされた部分以外のパネル部が光ることになり、クリア
ランスランプとしての視認性がよりいっそう向上する。
例えば、銀膜コーティングを形成するためのマスクパタ
ーンの変更により、放光部による光る範囲を自由に設定
することができる。
【００３３】請求項４の発明によれば、インナパネルの
放光部の全体を均等に明るく光らせることができるの
で、クリアランスランプとしての視認性がさらに向上す
る。また、車両用灯具の隅に光源を置くことにより、そ
の光源の熱によってインナパネルや光源周囲の空気が暖
められ、アウターレンズ裏面の曇りやインナパネル表面
の曇り（結露）を抑えることができる。
放光部の全体を均等に明るく光らせることができるの
で、クリアランスランプとしての視認性がさらに向上す
る。また、車両用灯具の隅に光源を置くことにより、そ
の光源の熱によってインナパネルや光源周囲の空気が暖
められ、アウターレンズ裏面の曇りやインナパネル表面
の曇り（結露）を抑えることができる。
【００３４】請求項５の発明によれば、導光体の交差部
に光源を設けると、導光体内に入った光が交差部にて分
散するのを防げるので、放光部の光り方が均一になる。
に光源を設けると、導光体内に入った光が交差部にて分
散するのを防げるので、放光部の光り方が均一になる。
【図１】本実施形態の車両用灯具の側断面図である。
【図２】（ａ）は図１におけるＡ部の拡大断面図、
（ｂ）は図１におけるＢ部の拡大断面図である。
（ｂ）は図１におけるＢ部の拡大断面図である。
【図３】インナパネルを模式的に示す正面図である。
【図４】従来の車両用灯具の一例を示す側断面図であ
る。
る。
１１ 灯具ハウジング １２ アウタレンズ １３ 灯室 １４ すれ違いビーム用ヘッドランプ光源 １５ ヘッドランプ光源用リフレクタ １６ クリアランスランプ光源 １７ インナパネル １７ａ 開口 １７ｅ 入光部 １７ｆ 放光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２１Ｙ 101:02
Claims (5)
- 【請求項１】 灯具ハウジングとアウタレンズにより画
成された灯室内に、ヘッドランプ光源と該ヘッドランプ
光源の光を前方へ反射するヘッドランプ光源用リフレク
タが設けられ、前記アウタレンズの内面側に、前記ヘッ
ドランプ光源用リフレクタに対応した開口を有するイン
ナパネルが設けられた車両用灯具であって、 前記インナパネルを透明材料よりなる導光体で構成し、
該インナパネルの一部に導光体内に光を入射する入光部
を設けると共に、インナパネルの前側表面に導光体内に
入射された光を外部に放つ放光部を設け、前記入光部と
放光部を除く全ての導光体表面に銀膜コーティングを施
し、前記入光部に対向させて導光体内に光を入射させる
光源を配置したことを特徴とする車両用灯具。 - 【請求項２】 請求項１記載の車両用灯具であって、 前記放光部の表面または放光部から見える背面に乱反射
手段を設けたことを特徴とする車両用灯具。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の車両用灯具であ
って、 前記放光部は、銀膜コーティングを形成する際のマスク
パターン変更により任意の形状となし得ることを特徴と
する車両用灯具。 - 【請求項４】 請求項３記載の車両用灯具であって、 前記入光部及びそれに対向する光源が、前記放光部の一
定範囲に対して１組ずつ分散配置されていることを特徴
とする車両用灯具。 - 【請求項５】 請求項１〜請求項３記載の車両用灯具で
あって、 前記入光部及びそれに対向する光源を、導光体の交差部
に設けたことを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000363651A JP2002170405A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000363651A JP2002170405A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 車両用灯具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002170405A true JP2002170405A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18834728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000363651A Abandoned JP2002170405A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002170405A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009051404A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両のポジションランプ |
| JP2011076958A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Honda Motor Co Ltd | ポジションライトを備えた車両 |
| JP2011255820A (ja) * | 2010-06-10 | 2011-12-22 | Honda Motor Co Ltd | 灯火器及び自動二輪車 |
| KR101807120B1 (ko) * | 2016-03-23 | 2017-12-11 | 에스엘 주식회사 | 차량용 헤드 램프 |
| JP2018170175A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社今仙電機製作所 | 車両用灯具 |
-
2000
- 2000-11-29 JP JP2000363651A patent/JP2002170405A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009051404A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両のポジションランプ |
| JP2011076958A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Honda Motor Co Ltd | ポジションライトを備えた車両 |
| JP2011255820A (ja) * | 2010-06-10 | 2011-12-22 | Honda Motor Co Ltd | 灯火器及び自動二輪車 |
| KR101807120B1 (ko) * | 2016-03-23 | 2017-12-11 | 에스엘 주식회사 | 차량용 헤드 램프 |
| JP2018170175A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社今仙電機製作所 | 車両用灯具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050311 |
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| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20070719 |