JPH0619411A - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JPH0619411A
JPH0619411A JP4194824A JP19482492A JPH0619411A JP H0619411 A JPH0619411 A JP H0619411A JP 4194824 A JP4194824 A JP 4194824A JP 19482492 A JP19482492 A JP 19482492A JP H0619411 A JPH0619411 A JP H0619411A
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JP
Japan
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light
light source
color
emitting device
paint
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Taketomo Ideguchi
賢智 井手口
Koichi Nakamura
浩一 中村
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Koito Manufacturing Co Ltd
Kuboko Paint Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Kuboko Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】光源と、当該光源の消灯時には、外部光の反射
光の色が視認され、当該光源の点灯時には、そこから発
せられる光に伴う透過光の色が視認される特性を有する
呈色可変部材とを備えてなる。 【効果】光源の消灯時と点灯時とに、系統を全く別異に
する色が視認されるので、これを見る者に、十分な興味
や注意を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光装置に係わり、詳し
くは、光源の点灯時と消灯時とで異なる系統の色が視認
される発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
発光装置としては、広告、信号等の情報を昼夜を問わず
表示するための表示器がある。
【0003】この表示器は、光透過性を有する材料によ
り形成された表示板の内面側から光源の光を当てて外面
側へ透過させることによって、表示板に描かれた文字や
図形又は表示板自体に施された色が着色発光されるよう
にし、これを見る者に興味や注意を与えるようにしたも
のである。
【0004】発光装置には、上記した表示器として使用
されるものの他、目的物を照らしだすための照明器とし
て使用されるものもある。この場合は、上記表示板に代
えてレンズなどが使用されている。
【0005】その他の発光装置としては、光源として有
色光源(着色電球、放電管、発光ダイオードなど)を使
用し、その有色光源の配列や形状によって文字や図形な
どを表現し、有色光源を点灯することにより、これらの
文字や図形などが鮮明に発色されるようにした電飾器が
ある。この場合は、通常、無色透明の保護板(板ガラス
など)が上記した表示板やレンズに代えて使用されてい
る。
【0006】しかしながら、以上の従来の発光装置はい
ずれも、光源を点灯しても、消灯時に比べ、単に明るさ
や、表示の見やすさなどが増すだけであり、興味や注意
を喚起するための発光装置としては充分なものとは言い
がたかった。
【0007】そこで、鋭意検討した結果、本発明者ら
は、その理由が、光源の点灯時において視認される光の
色と、光源の消灯時に視認される光の色とが同系色であ
るため、消灯時に既に点灯時の光の色を容易に予測し得
ることにあることに想到した。
【0008】本発明は、かかる知見に基づきなされたも
のであって、その目的とするところは、消灯時と点灯時
とで観察し得る色が異種系統の色となり、これを見る者
に意外性を起こさせることにより、興味や注意を効果的
に喚起することができる発光装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る発光装置(以下、「本発明装置」と称す
る。)は、光源と、当該光源と視点との間に配され、当
該光源の点灯時にはそこから発せられた透過光の色が前
記視点において視認され、当該光源の消灯時には外部光
の反射光の色が前記視点において視認される特性を備え
た呈色可変部材とを有してなる。
【0010】本発明装置は、とくに自動車用の発光装置
などとして好適に使用される。
【0011】
【作用】本発明装置は、呈色可変部材を備えているた
め、光源の点灯時に視認される光の色と消灯時に視認さ
れる光の色とが異種系統の色となる。すなわち、光源の
消灯時には外部光の反射光の色(呈色可変部材の視点側
の表面色)が視認される一方、光源の点灯時には光源か
らの透過光の色、すなわち光源が発する光の色や、光源
と視点との間に設けられた着色手段によって着色された
光の色などが視認される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例により何ら限定され
るものではなく、その要旨を変更しない範囲において適
宜変更して実施することが可能なものである。
【0013】図1は、本発明装置の一例を示す側断面図
であり、図1(a)は光源の消灯時を示し、図1(b)
は光源の点灯時を示す。図示の発光装置H1は、白熱灯
からなる光源1、呈色可変部材M1、光遮蔽性を有する
ケーシング5などからなる。
【0014】光源1は、ケーシング5の側壁に設けられ
た開口部5aに装着されており、またケーシング5の光
源1に対向する側は開口端となっており、その開口端を
閉塞するように呈色可変部材M1が取り付けられてい
る。
【0015】呈色可変部材M1は、透明又は半透明の光
透過性を有する基板3の光源1に対向する面と反対側の
面、すなわち視点6側の面に、呈色可変塗膜2が塗布形
成されてなり、その呈色可変塗膜2の表面には透明又は
半透明の光透過性を有するクリアラッカー塗料などのト
ップコート層4が保護膜として形成されている。
【0016】呈色可変塗膜2は、光透過性を有するマイ
カなどのパール顔料を混合して得た塗料を塗布してなる
ものであり、その反射光は深みのある鈍い真珠光沢を帯
びた色相を呈する。パール顔料としてマイカを使用する
場合は、粒子径1〜1000μm、厚さ0.1〜100
μmの薄い板状又は鱗片状のものを使用することが好ま
しく、また粒子表面が平滑なものが好ましい。
【0017】マイカなどの粒子表面に通常50〜500
nmの厚みの二酸化チタン膜を形成することにより、そ
の膜厚に応じて、本来のパール光沢色とは異なった種々
の反射光の色を呈色可変塗膜2に発現させることが可能
である。例えば、二酸化チタン膜の厚みが210nm程
度の場合は黄色の反射光が発現され、同様に265nm
では橙黄色、295nmでは赤色〜赤紫色、330nm
では青色、395nmでは緑色の反射光がそれぞれ発現
される。
【0018】呈色可変塗料を調製する際の塗料は、基板
3の耐熱温度よりも低温域で硬化可能なものでなければ
ならない。例えば、基板3の耐熱性が110℃以下であ
る場合には、アクリルラッカー系塗料、アクリルウレタ
ン系2液型塗料、ポリエステルウレタン系2液型塗料、
フタル酸系塗料などが使用される。しかし、基板3の耐
熱性が高い場合には、アクリルメラミン塗料、ポリエス
テルメラミン塗料などの硬化温度の高い塗料も呈色可変
塗料として使用し得る。
【0019】呈色可変塗料中のパール顔料の混合割合
は、通常、0.1〜70重量%の範囲内であり、好まし
くは1〜30重量%の範囲内である。0.1重量%未満
の場合はパール顔料による着色効果が不充分となり、ま
た70重量%を超えた場合は硬化後の塗膜の強度低下
や、基板3との密着不良を招くので、ともに好ましくな
い。
【0020】呈色可変塗膜2が形成される基板3として
は、ガラス板などの無機材料の他、ポリメチルメタクリ
レート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリ
塩化ビニル(PVC)、アクリル樹脂−アクリルゴム−
スチレン共重合体(AAS)、アクリル樹脂−エチレン
プロピレン−ジエンモノマー−スチレン(AES)等の
非結晶性樹脂などからなるものが好適なものとして挙げ
られる。
【0021】以上の如き構成の発光装置H1において、
図1(a)に示すように、光源1を消灯しておき、呈色
可変部材M1の光源1と反対側の面を、視点6において
観察すると、外部から呈色可変部材M1に入射した光の
反射光の色が視認されることとなる。このときに視認さ
れる反射光の色は、呈色可変塗膜2に含まれるパール顔
料自体の色(二酸化チタン膜が形成されたものは、この
二酸化チタン膜により着色された色)である。
【0022】次いで、図1(b)に示すように、光源1
を点灯すると、上記した反射光の色が極度に消失して、
代わりに呈色可変部材M1を透過した光源1からの透過
光の色が視点6において視認されることとなる。このと
きに視認される透過光の色は、光源1からの光の色又は
これに近い色である。
【0023】次に、視点6において上記のような現象が
視認される理由を図に基づいて説明する。すなわち、光
源1の消灯時においては、図2(a)に示すように、外
部光Sは、呈色可変塗膜2に含まれるパール顔料7によ
り視点6側へ反射される光Srと、パール顔料7を透過
してケーシング5内へ入る光Ssと、パール顔料7相互
の間隙を通過してケーシング5内へ入る光とに分かれ
る。これらの光のうち、視点6において観察者の目に入
る光は、反射光Srである。
【0024】一方、光源1の点灯時においては、図2
(b)に示すように、光源1から発せられた光Lは、パ
ール顔料7により反射される光と、パール顔料7を透過
する光Lsと、パール顔料7相互の間隙を透過する光L
tとに分かれる。これらの光のうち、視点6において観
察者の目に入る光は、透過光Ls,Ltである。
【0025】而して、光源1の点灯時においても外部光
の反射光Srは目に入ることになるが、透過光Ls,L
tの光強度を外部光の光強度よりある程度以上に強くす
ることにより、光源1の点灯時には透過光Ls,Ltの
みが視認され、その消灯時には反射光Srのみが視認さ
れることとなる。
【0026】なお、光源1としては、白熱灯の他、水銀
灯(蛍光灯)、ハロゲンランプ、発光ダイオード、放電
管、着色電球などが使用でき、また呈色可変塗膜2の保
護膜としてトップコート層4を設ける代わりに、板ガラ
ス、透明樹脂板などを保護部材として使用するようにし
てもよい。
【0027】(実施例1)光源1として、12V/27
Wの白熱電球を使用し、基板3として、ポリカーボネー
ト製の無色透明の板を使用し、呈色可変塗料として、無
色透明のアクリルウレタン系2液型塗料(久保孝ペイン
ト社製、商品名「プラベストST−400」)にパール
顔料(金色)(日本光研社製、商品名「SMY−90−
55」)を7重量%混合したものを使用し、またトップ
コート塗料として、アクリルウレタン系2液型塗料
(「プラベストST−400」)を使用して、先の図1
に示した発光装置H1を作製した。
【0028】呈色可変部材M1は、基板3に、乾燥膜厚
が約15μmとなるように呈色可変塗料を塗布した後、
70℃で30分間強制乾燥して作製した。
【0029】また、トップコート層4は、乾燥硬化した
呈色可変塗膜2上に、乾燥膜厚が約15μmとなるよう
にトップコート塗料を塗布し、70℃で30分間強制乾
燥して形成した。
【0030】(実施例2)光源1として、12V/27
Wの白熱電球を使用し、基板3として、ポリメチルメタ
クリレート製の無色透明板を使用し、また呈色可変塗料
として、無色透明のアクリルラッカー系塗料(久保孝ペ
イント社製、商品名「プラベストST−10」)にパー
ル顔料(金色)(日本光研社製、商品名「SMY−90
−55」)を7重量%混合したものを使用して、図3に
示す発光装置H2を作製した。
【0031】発光装置H2では、呈色可変塗膜2を基板
3の光源1に対向する面に設けた。トップコート層は設
けなかった。
【0032】呈色可変部材M2は、基板3に、乾燥膜厚
が約20μmとなるように呈色可変塗料を塗布した後、
60℃で30分間強制乾燥して作製した。
【0033】(実施例3)光源1として、12V/27
Wの白熱電球を使用し、基板3として、ポリメチルメタ
クリレート製の赤色に着色された透明板を使用し、また
呈色可変塗料として、無色透明のアクリルウレタン系2
液型塗料(久保孝ペイント社製、商品名「プラベストS
T−400」)にパール顔料(緑色)(マールコーポレ
ーション社製、商品名「エクステリアグリーン」)を5
重量%混合したものを使用して、図4に示す発光装置H
3を作製した。
【0034】発光装置H3では、呈色可変塗膜2を基板
3の光源1と反対側の面に設けた。トップコート層は設
けなかった。
【0035】呈色可変部材M3は、基板3に、乾燥膜厚
が約20μmとなるように呈色可変塗料を塗布した後、
70℃で30分間強制乾燥して作製した。
【0036】(実施例4)光源1として、100V/6
0Wの白熱電球を使用し、基板3として、ポリメチルメ
タクリレート製の無色透明板を使用し、また呈色可変塗
料として、無色透明のアクリルウレタン系2液型塗料
(久保孝ペイント社製、商品名「プラベストST−40
0」)にパール顔料(紫色)(メルクジャパン社製、商
品名「イリオジン219W2」)を4重量%混合したも
のを使用して、図5に示す発光装置H4を作製した。
【0037】発光装置H4では、呈色可変塗膜2を基板
3の光源1と反対側の面に設けた。
【0038】また、基板3の光源1に対向する面に、光
源1からの光を緑色に着色する着色部材としての塗膜F
を形成した。
【0039】呈色可変部材M4は、基板3に、乾燥膜厚
が約20μmとなるように呈色可変塗料を塗布した後、
60℃で30分間強制乾燥して作製した。
【0040】塗膜Fは、アクリルラッカー系塗料(久保
孝ペイント株式会社製、商品名「プラベストST−10
グリーン」)を、乾燥膜厚が約10μmとなるように基
板3上に塗布し、60℃で30分間強制乾燥して形成し
た。
【0041】(実施例5)光源1として、12V/27
Wの白熱電球を使用し、基板3として、ポリメチルメタ
クリレート製の無色透明板を使用し、また呈色可変塗料
として、無色透明のアクリルウレタン系2液型塗料(久
保孝ペイント社製、商品名「プラベストST−40
0」)にパール顔料(赤色)(マールコーポレーション
社製、商品名「エクステリアファインレッド」)を5重
量%混合したものを使用して、図6に示す発光装置H5
を作製した。
【0042】発光装置H5では、呈色可変塗膜2を基板
3の光源1と反対側の面に設けた。また、ケーシング5
内にボス具8を設け、そのボス具8に、光源1からの光
を黄色に着色する着色部材としての着色フイルタ9を装
着した。
【0043】着色フイルタ9としては、ポリメチルメタ
クリレート製の黄色に着色された板を使用した。
【0044】呈色可変部材M5は、基板3に、乾燥膜厚
が約20μmとなるように呈色可変塗料を塗布した後、
60℃で30分間強制乾燥して作製した。
【0045】(実施例6)光源1として、12Vの赤色
発光ダイオードを使用し、基板3として、ポリメチルメ
タクリレート製の無色透明板を使用し、また呈色可変塗
料として、無色透明のアクリルラッカー系塗料(久保孝
ペイント社製、商品名「プラベストST−10」)にパ
ール顔料(青色)(マールコーポレーション社製、商品
名「エクステリアハイライトブルー」)を5重量%混合
したものを使用して、図7に示す発光装置H6を作製し
た。
【0046】発光装置H6では、呈色可変塗膜2を基板
3の光源1と反対側の面に設けた。
【0047】呈色可変部材M6は、基板3に、乾燥膜厚
が約20μmとなるように呈色可変塗料を塗布した後、
60℃で30分間強制乾燥して作製した。
【0048】(比較例1)実施例1において、呈色可変
塗料に代えて、金色のメタリック塗料(久保孝ペイント
社製、商品名「プラベストST−400メタリックゴー
ルド」)を使用したこと以外は、実施例1と同様にし
て、発光装置を作製した。
【0049】(比較例2)実施例2において、呈色可変
塗料に代えて、金色のメタリック塗料(久保孝ペイント
社製、商品名「プラベストST−400メタリックゴー
ルド」)を使用したこと以外は、実施例2と同様にし
て、発光装置を作製した。
【0050】(比較例3)実施例3において、呈色可変
塗料に代えて、緑色塗料(久保孝ペイント社製、商品名
「プラベストST−400グリーン」)を使用したこと
以外は、実施例3と同様にして、発光装置を作製した。
【0051】(比較例4)実施例4において、呈色可変
塗料に代えて、紫色塗料(久保孝ペイント社製、商品名
「プラベストST−400パープル」)を使用したこと
以外は、実施例4と同様にして、発光装置を作製した。
【0052】(比較例5)実施例5において、呈色可変
塗料に代えて、赤色塗料(久保孝ペイント社製、商品名
「プラベストST−400クリヤーレッド」)を使用し
たこと以外は、実施例5と同様にして、発光装置を作製
した。
【0053】(比較例6)実施例6において、呈色可変
塗料に代えて、青色塗料(久保孝ペイント社製、商品名
「プラベストST−400ブルー」)を使用したこと以
外は、実施例6と同様にして、発光装置を作製した。
【0054】表1に、実施例1〜6及び比較例1〜6で
作製した各発光装置について、光源1の消灯時及び点灯
時の色をまとめて示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1に示すように、実施例1〜6では、い
ずれも、光源1の消灯時と点灯時とに視認される色が、
全く異なる系統色に属するものであって、点灯時の色を
消灯時の色から予測することができないものであった。
【0057】これに対して、比較例1,2,4,6で
は、光源1の点灯時でも、透過光が殆ど認められない状
況にあり、従って、点灯前後において視認される色に変
化は起こらなかった。
【0058】また、比較例3及び5では、光源1の点灯
時において透過光を認めることはできたものの、その光
の色が光源1の消灯時と同系色であったため、意外性を
受けなかった。
【0059】その他、本発明装置では、図8に示すよう
に、光源1を被覆する防護ガラス10を基板3として使
用し、その基板3の内面及び外面の少なくとも一方の面
に呈色可変塗料を塗布形成するようにしてもよく、この
場合において光源1からの光を着色するときは、防護ガ
ラス10に着色ガラスを使用したり、塗料を防護ガラス
10の内面に塗布して着色したりすればよい。この発光
装置H7は複数個を適宜配列することにより、ネオンサ
インなどとして使用することが可能である。
【0060】また、本発明装置は、図9に示すように、
自動車11のストップランプ12やターンシグナルラン
プ(方向指示灯)13として用いることも可能である。
この場合、呈色可変部材Mの表面色を、自動車11のボ
ディカラーと同色にしておけば、光源1の消灯時にはス
トップランプ12やターンシグナルランプ13などの存
在自体を隠すことができるため、光源1の点灯時におい
て周辺の者に注意を喚起させるに十分な意外性が得ら
れ、しかも光源1の消灯時において自動車11のボディ
ラインを滑らかで審美的に見せることができる。
【0061】本発明装置は、上記ストップランプなどの
他、バックランプ、ヘッドランプ、フォグランプ、スモ
ールランプ、その他自動車内に配される各種ランプ類に
適用することが可能である。
【0062】さらに、このように光源の存在自体を隠す
ことにより消灯時は意匠性に富んだ化粧ランプであって
点灯時に種々の発光色を呈する意外性効果を期待した応
用例としては、次のようなものが挙げられる。喫茶店な
どの雰囲気を重視する場所へインテリア用照明(スポッ
ト照明など)を設置するにあたり、その消灯時には店内
の雰囲気を損なわないようにするために、このインテリ
ア用照明を、店内側から呈色可変部材によって隠蔽する
ように配置する場合などである。この場合は、インテリ
ア用照明が、光源となる。この場合、表面色が異なる呈
色可変部材を複数個巧みに組み合わせ、その全体がデザ
イン性を有するようにすれば、これを見る者に、尚一層
の意外性を起こさせることができるようになる。
【0063】このように、本発明装置は、発想を多種多
様にめぐらすことで、その実施の態様を多方面にわたっ
て広げてゆくことが可能である。
【0064】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る発光装置によれば、光源の消灯時と点灯時とに、系
統の全く異なる色が視認されるので、表示の見やすさ及
び審美感が得られることはもとより、これを見る者に、
充分な興味や注意を喚起させるなど、本発明は特有の優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で作製した本発明装置の側断面図であ
り、(a)は光源の消灯時の様子を示す側断面図であ
り、(b)は点灯時の様子を示す側断面図である。
【図2】(a)は図1(a)のA部拡大図であり、
(b)は図1(b)のB部拡大図である。
【図3】実施例2で作製した本発明装置の側断面図であ
る。
【図4】実施例3で作製した本発明装置の側断面図であ
る。
【図5】実施例4で作製した本発明装置の側断面図であ
る。
【図6】実施例5で作製した本発明装置の側断面図であ
る。
【図7】実施例6で作製した本発明装置の側断面図であ
る。
【図8】本発明装置の変形実施例を示す側断面図であ
る。
【図9】本発明装置を自動車のストップランプ又はター
ンシグナルランプに適用した場合の様子を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 光源 2 呈色可変塗膜 3 基板 5 ケーシング 6 視点 7 パール顔料

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、当該光源と視点との間に配され、
    当該光源の点灯時にはそこから発せられた透過光の色が
    前記視点において視認され、当該光源の消灯時には外部
    光の反射光の色が前記視点において視認される特性を備
    えた呈色可変部材とを有してなることを特徴とする発光
    装置。
  2. 【請求項2】光源と、当該光源と視点との間に配され、
    当該光源の点灯時にはそこから発せられた光に対する光
    透過性が優先的に起こり、当該光源の消灯時には外部光
    に対する光反射性が優先的に起こる特性を備えた呈色可
    変部材とを有してなることを特徴とする発光装置。
  3. 【請求項3】前記光源が有色光源である請求項1又は2
    記載の発光装置。
  4. 【請求項4】前記光源と前記呈色可変部材との間に前記
    光源から発せられた光を着色するための着色部材が設け
    られている請求項1又は2記載の発光装置。
  5. 【請求項5】前記呈色可変部材が、透明又は半透明の光
    透過性の基板の少なくとも一方の面に、パール顔料を含
    有せる呈色可変塗料を塗布形成してなるものである請求
    項1〜4のいずれかに記載の発光装置。
  6. 【請求項6】前記光源が設けられた側を外部光から遮蔽
    するべくケーシングが設けられ、当該ケーシングの開口
    部に前記呈色可変部材が装着されてなる請求項1〜5の
    いずれかに記載の発光装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の発光装置
    を使用した自動車用の発光装置。
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