JPH0620823B2 - フユ−エルベントチユ−ブの配管構造 - Google Patents
フユ−エルベントチユ−ブの配管構造Info
- Publication number
- JPH0620823B2 JPH0620823B2 JP60208319A JP20831985A JPH0620823B2 JP H0620823 B2 JPH0620823 B2 JP H0620823B2 JP 60208319 A JP60208319 A JP 60208319A JP 20831985 A JP20831985 A JP 20831985A JP H0620823 B2 JPH0620823 B2 JP H0620823B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor panel
- rear floor
- vent tube
- fuel
- tire house
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/04—Tank inlets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/035—Fuel tanks characterised by venting means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 −産業上の利用分野− 本発明は自動車の車体構造に関し、特に、自動車用燃料
タンクに付設されるフューエルベントチューブに関す
る。
タンクに付設されるフューエルベントチューブに関す
る。
−従来技術− 周知のように、小型自動車の車体においては、トランク
ルーム内空間の確保や火災に対する安全性等を考慮し
て、第３図に示すように、リヤシート（図示せず）直下
のリヤフロアパネル２１の下部に燃料タンク２２を搭載
する場合が多い。
ルーム内空間の確保や火災に対する安全性等を考慮し
て、第３図に示すように、リヤシート（図示せず）直下
のリヤフロアパネル２１の下部に燃料タンク２２を搭載
する場合が多い。
ところで、リヤフロアパネル２１下のこの部位は剛性部
材であるリヤサイドメンバ２３で囲まれた空間であるの
で、車体の側面衝突等によつて危害が与えられることが
少なく、比較的安全を確保し易いけれども、燃料タンク
２２に付設されるフューエルベントチューブ２４の配管
の点からいえば難点がある。即ち、第３図の符号２５は
燃料タンク２２に設けるフューエルフィラーネックであ
り、このフューエルフィラーネック２５はリヤサイドメ
ンバ２３の後部かけ上り部の下方を迂回してタイヤハウ
ス２６内部へ配管し、タイヤハウス・アウタパネル等の
車体パネルに先端部25a を結合されるが、前記燃料タン
ク２２の上部に基部24a を結合するフューエルベントチ
ューブ２４の先端部24b は、給油時のタンク内空気を排
気するため、フューエルフィラーネック２５の先端部25
a 寄りの部分に接続される。そして、このフューエルベ
ントチューブ２４の中間部24c を“Ｕ”字状にたわませ
ると、同部に溜つた燃料等により通気性が阻害されるお
それがあるので、フューエルフィラーネック２５と同様
に、リヤサイドメンバ２３の後部かけ上り部の下方にフ
ューエルベントチューブ２４の中間部を迂回させること
は無理であるから、従来では、第３図示のように、リヤ
サイドメンバ２３のフランジ23a に折曲孔２７を形成す
ることによりタイヤハウス２６の内部に配管している
（類似の構造に関しては実開昭５７−１６３４１８号参
照）。
材であるリヤサイドメンバ２３で囲まれた空間であるの
で、車体の側面衝突等によつて危害が与えられることが
少なく、比較的安全を確保し易いけれども、燃料タンク
２２に付設されるフューエルベントチューブ２４の配管
の点からいえば難点がある。即ち、第３図の符号２５は
燃料タンク２２に設けるフューエルフィラーネックであ
り、このフューエルフィラーネック２５はリヤサイドメ
ンバ２３の後部かけ上り部の下方を迂回してタイヤハウ
ス２６内部へ配管し、タイヤハウス・アウタパネル等の
車体パネルに先端部25a を結合されるが、前記燃料タン
ク２２の上部に基部24a を結合するフューエルベントチ
ューブ２４の先端部24b は、給油時のタンク内空気を排
気するため、フューエルフィラーネック２５の先端部25
a 寄りの部分に接続される。そして、このフューエルベ
ントチューブ２４の中間部24c を“Ｕ”字状にたわませ
ると、同部に溜つた燃料等により通気性が阻害されるお
それがあるので、フューエルフィラーネック２５と同様
に、リヤサイドメンバ２３の後部かけ上り部の下方にフ
ューエルベントチューブ２４の中間部を迂回させること
は無理であるから、従来では、第３図示のように、リヤ
サイドメンバ２３のフランジ23a に折曲孔２７を形成す
ることによりタイヤハウス２６の内部に配管している
（類似の構造に関しては実開昭５７−１６３４１８号参
照）。
しかしながら、このような従来のフューエルベントチュ
ーブ配管構造では、剛性部材であるリヤサイドメンバ２
３に折曲孔２７を形成するので、車体剛性を確保するた
めに補強部材を追加する必要があり、構造が複雑なもの
となっていた。また、同折曲孔２７のシールが不完全で
あると剛性部材であるリヤサイドメンバ２３の内部が発
錆するため、同部のシールには充分な配慮が必要となり
生産性にも問題があった。更に、前述した車体構造で
は、フューエルベントチューブ２４の配管構造が特定さ
れるので、リヤフロアパネル２１の一部を上方へへこま
せて燃料タンク２２の地上高を高くすることはできない
から、燃料タンク２２の地上高Ｈを確保するためには、
フロアパネル全体を高くせざるを得ず、造型の自由度あ
るいは車室内空間の確保に制約を与えていた。
ーブ配管構造では、剛性部材であるリヤサイドメンバ２
３に折曲孔２７を形成するので、車体剛性を確保するた
めに補強部材を追加する必要があり、構造が複雑なもの
となっていた。また、同折曲孔２７のシールが不完全で
あると剛性部材であるリヤサイドメンバ２３の内部が発
錆するため、同部のシールには充分な配慮が必要となり
生産性にも問題があった。更に、前述した車体構造で
は、フューエルベントチューブ２４の配管構造が特定さ
れるので、リヤフロアパネル２１の一部を上方へへこま
せて燃料タンク２２の地上高を高くすることはできない
から、燃料タンク２２の地上高Ｈを確保するためには、
フロアパネル全体を高くせざるを得ず、造型の自由度あ
るいは車室内空間の確保に制約を与えていた。
−発明の目的− 本発明の目的は、以上に述べたような従来のリヤフロア
パネル下燃料タンクのフューエルベントチューブ配管構
造の実状を考慮して、剛性部材であるリヤサイドメンバ
に特殊な加工を施すことなく、燃料タンクの地上高を高
くできるフューエルベントチューブの配管構造を得るに
ある。
パネル下燃料タンクのフューエルベントチューブ配管構
造の実状を考慮して、剛性部材であるリヤサイドメンバ
に特殊な加工を施すことなく、燃料タンクの地上高を高
くできるフューエルベントチューブの配管構造を得るに
ある。
−発明の構成− この目的を達成するため、本発明は、リヤフロアパネル
の下部に燃料タンクを搭載する車体構造において、リヤ
サイドメンバの車外側端をリヤフロアパネルの車外側端
部及びタイヤハウス・インナパネルに接合し、前記リヤ
サイドメンバよりも内側のリヤフロアパネルの一部を上
方へ膨出させたへこみ部の下部に燃料タンクを配置する
と共に、同へこみ部の車外側壁と前記タイヤハウス・イ
ンナパネルとの間に前記リヤサイドメンバの上方に位置
した樋状空間を形成し、前記リヤフロアパネル及びタイ
ヤハウス・インナパネルに取入孔及び取出孔をそれぞれ
形成して、これらの取入孔及び取出孔に燃料タンクのフ
ューエルベントチューブを通し、これらの取入孔及び取
出孔を含む密閉した空間をリヤフロアパネル上に形成す
る容器状プロテクタをリヤフロアパネルから前記樋状空
間及び前記タイヤハウス・インナパネルに亙って取付
け、前記取入孔に寄った前記プロテクタ内に仕切板を配
置したフューエルベントチューブの配管構造を提案する
ものである。
の下部に燃料タンクを搭載する車体構造において、リヤ
サイドメンバの車外側端をリヤフロアパネルの車外側端
部及びタイヤハウス・インナパネルに接合し、前記リヤ
サイドメンバよりも内側のリヤフロアパネルの一部を上
方へ膨出させたへこみ部の下部に燃料タンクを配置する
と共に、同へこみ部の車外側壁と前記タイヤハウス・イ
ンナパネルとの間に前記リヤサイドメンバの上方に位置
した樋状空間を形成し、前記リヤフロアパネル及びタイ
ヤハウス・インナパネルに取入孔及び取出孔をそれぞれ
形成して、これらの取入孔及び取出孔に燃料タンクのフ
ューエルベントチューブを通し、これらの取入孔及び取
出孔を含む密閉した空間をリヤフロアパネル上に形成す
る容器状プロテクタをリヤフロアパネルから前記樋状空
間及び前記タイヤハウス・インナパネルに亙って取付
け、前記取入孔に寄った前記プロテクタ内に仕切板を配
置したフューエルベントチューブの配管構造を提案する
ものである。
−実施例− 以下、第１図及び第２図について本発明の実施例の詳細
を説明する。
を説明する。
第２図は本発明を施した車体下部の第３図相当断面図で
あり、第３図との比較から理解されるように、図示実施
例においては、燃料タンク２の地上高Ｈが著しく増大さ
れる。即ち、リヤフロアパネル１の一部には、同リヤフ
ロアパネル１の下部に搭載される燃料タンク２に対応し
た面積のへこみ部１ａが上方に膨出した状態で形成さ
れ、このへこみ部１ａに燃料タンク２の上半分が受入れ
てある。また、図示構造においては、前記リヤサイドメ
ンバ３の車外側端３ｂは、リヤフロアパネル１の車外側
端部１ｂ及びタイヤハウス・インナパネル１０にスポッ
ト溶接されから、車体下部外側の剛性が強化される。
あり、第３図との比較から理解されるように、図示実施
例においては、燃料タンク２の地上高Ｈが著しく増大さ
れる。即ち、リヤフロアパネル１の一部には、同リヤフ
ロアパネル１の下部に搭載される燃料タンク２に対応し
た面積のへこみ部１ａが上方に膨出した状態で形成さ
れ、このへこみ部１ａに燃料タンク２の上半分が受入れ
てある。また、図示構造においては、前記リヤサイドメ
ンバ３の車外側端３ｂは、リヤフロアパネル１の車外側
端部１ｂ及びタイヤハウス・インナパネル１０にスポッ
ト溶接されから、車体下部外側の剛性が強化される。
したがって、以上のような構造により、前記へこみ部１
ａの車外側壁１ｃと前記タイヤハウス・インナパネル１
０との間には、前記リヤサイドメンバ３の上方に位置し
た樋状空間Ｒが形成されることになる。前記燃料タンク
２の車幅方向外側に設けるフューエルフィラーネック５
は、第１図に仮想線で示すリヤサイドメンバ３のかけ上
り部３ａの下方を迂回した状態でタイヤハウス６の内部
へ配管され、同フューエルフィラーネック５の先端部５
ａはリヤフェンダパネル７等のフィラーベース８に結合
している。
ａの車外側壁１ｃと前記タイヤハウス・インナパネル１
０との間には、前記リヤサイドメンバ３の上方に位置し
た樋状空間Ｒが形成されることになる。前記燃料タンク
２の車幅方向外側に設けるフューエルフィラーネック５
は、第１図に仮想線で示すリヤサイドメンバ３のかけ上
り部３ａの下方を迂回した状態でタイヤハウス６の内部
へ配管され、同フューエルフィラーネック５の先端部５
ａはリヤフェンダパネル７等のフィラーベース８に結合
している。
前記燃料タンク２の上部に付設されるフューエルベント
チューブ４の基部４ａに対応する前記へこみ部１ａの上
部には、同基部４ａを差通すことができる取入孔９が形
成され、同取入孔９を通つてリヤフロアパネル１上へ導
びかれるフューエルベントチューブ４の中間部４ｂはタ
イヤハウス・インナパネル１０の側壁に形成する取出孔
１１を通つてタイヤハウス６の内部へ配管され、その先
端部４ｃを前記フューエルフィラーネック５の先端部５
ａ寄りの部分に結合されている。なお、前記取出孔１１
には防水グロメット１２が固定され、この防水グロメッ
ト１２によりタイヤハウス６内外の水密処理を図つてあ
る。
チューブ４の基部４ａに対応する前記へこみ部１ａの上
部には、同基部４ａを差通すことができる取入孔９が形
成され、同取入孔９を通つてリヤフロアパネル１上へ導
びかれるフューエルベントチューブ４の中間部４ｂはタ
イヤハウス・インナパネル１０の側壁に形成する取出孔
１１を通つてタイヤハウス６の内部へ配管され、その先
端部４ｃを前記フューエルフィラーネック５の先端部５
ａ寄りの部分に結合されている。なお、前記取出孔１１
には防水グロメット１２が固定され、この防水グロメッ
ト１２によりタイヤハウス６内外の水密処理を図つてあ
る。
一方、前記フューエルベントチューブ４の中間部４ｂを
含むリヤフロアパネル１上の空間は、第１図に示す下方
及びタイヤハウス・インナパネル１０対面側を開放した
容器状プロテクタ１３により密閉してある。即ち、この
プロテクタ１３は、両端開放部で前記取入孔９及び取出
孔１１を包囲する構造に金属板でプレス加工するもの
で、その外周部にシールフランジ13a を有しており、こ
のシールフランジ13a は複数の取付ねじ１４によりリヤ
フロアパネル１の上面及びタイヤハウス・インナパネル
１０の側面に固定される。詳しくいうと、プロテクタ１
３は、シールされない前記取入孔９を取囲むカップ状部
13b 、並びに、同カップ状部13b に連続しかつへこみ部
１ａの斜面から取出孔１１を含むタイヤハウス・インナ
パネル１０の側面にかけての部分を包囲する（即ち、前
記樋状空間Ｒ内に位置した）“く”の字状本体部13c と
からなり、この本体部13c とカップ状部13b の境界部に
は、プロテクタ１３の内部を小さな取入孔側空間と、こ
れよりも低い位置にあるタイヤハウス側空間とに区画す
る仕切板１５が収容される。図示実施例の場合、この仕
切板１５と、プロテクタ１３の内面との間に“Ｕ”字状
シール材１６を介装し、仕切板１５とリヤフロアパネル
１の上面と間を別の塗布シールでシールする。更に、貫
通されるフューエルベントチューブ４と仕切板１５の貫
通孔１７の間は簡単なゴムシール１８で容易に水封でき
る。
含むリヤフロアパネル１上の空間は、第１図に示す下方
及びタイヤハウス・インナパネル１０対面側を開放した
容器状プロテクタ１３により密閉してある。即ち、この
プロテクタ１３は、両端開放部で前記取入孔９及び取出
孔１１を包囲する構造に金属板でプレス加工するもの
で、その外周部にシールフランジ13a を有しており、こ
のシールフランジ13a は複数の取付ねじ１４によりリヤ
フロアパネル１の上面及びタイヤハウス・インナパネル
１０の側面に固定される。詳しくいうと、プロテクタ１
３は、シールされない前記取入孔９を取囲むカップ状部
13b 、並びに、同カップ状部13b に連続しかつへこみ部
１ａの斜面から取出孔１１を含むタイヤハウス・インナ
パネル１０の側面にかけての部分を包囲する（即ち、前
記樋状空間Ｒ内に位置した）“く”の字状本体部13c と
からなり、この本体部13c とカップ状部13b の境界部に
は、プロテクタ１３の内部を小さな取入孔側空間と、こ
れよりも低い位置にあるタイヤハウス側空間とに区画す
る仕切板１５が収容される。図示実施例の場合、この仕
切板１５と、プロテクタ１３の内面との間に“Ｕ”字状
シール材１６を介装し、仕切板１５とリヤフロアパネル
１の上面と間を別の塗布シールでシールする。更に、貫
通されるフューエルベントチューブ４と仕切板１５の貫
通孔１７の間は簡単なゴムシール１８で容易に水封でき
る。
また、プロテクタ１３の前述したシールフランジ13a
は、本体部13c に対応する形状の帯状シール材１９（第
１図示）及びカップ状部13b のシールフランジ13a に対
応する形状の円弧状シール材２０（第１図示）により所
定車体パネルの表面にシールされることになる。
は、本体部13c に対応する形状の帯状シール材１９（第
１図示）及びカップ状部13b のシールフランジ13a に対
応する形状の円弧状シール材２０（第１図示）により所
定車体パネルの表面にシールされることになる。
図示実施例は、以上のような構造であるから、フューエ
ルベントチューブ４の中間部が配管されるリヤフロアパ
ネル１の上部空間はプロテクタ１３により車室内空間と
完全に隔絶されることになり、車外の雨水等が車室内へ
侵入するのが防止される。詳しくいえば、プロテクタ１
３の内部の小容量の取入孔側空間には、取入孔からスプ
ラッシュ等が侵入するが、同空間は仕切板１５により反
対側の本体部側空間と完全に仕切られているので、本体
部側空間にスプラッシュ等が侵入することはない。ま
た、前記実施例におけるリヤサイドメンバ３はリヤフロ
アパネル１及びタイヤハウス・インナパネル１０に完全
に固定されているから、剛性部材としての機能を充分に
発揮でき、車体剛性も、従来の第３図示のものよりも強
固になる。さらに、第２図と第３図との比較から容易に
理解されるように、本発明においては、フューエルベン
トチューブ４の中間部をリヤフロアパネル１の上方へ配
管するので、燃料タンク２を受入れるへこみ部１ａをリ
ヤフロアパネル１に形成して燃料タンク２の地上高を高
くできるので、、燃料タンク２の安全性を、より確実な
ものとすることができる。
ルベントチューブ４の中間部が配管されるリヤフロアパ
ネル１の上部空間はプロテクタ１３により車室内空間と
完全に隔絶されることになり、車外の雨水等が車室内へ
侵入するのが防止される。詳しくいえば、プロテクタ１
３の内部の小容量の取入孔側空間には、取入孔からスプ
ラッシュ等が侵入するが、同空間は仕切板１５により反
対側の本体部側空間と完全に仕切られているので、本体
部側空間にスプラッシュ等が侵入することはない。ま
た、前記実施例におけるリヤサイドメンバ３はリヤフロ
アパネル１及びタイヤハウス・インナパネル１０に完全
に固定されているから、剛性部材としての機能を充分に
発揮でき、車体剛性も、従来の第３図示のものよりも強
固になる。さらに、第２図と第３図との比較から容易に
理解されるように、本発明においては、フューエルベン
トチューブ４の中間部をリヤフロアパネル１の上方へ配
管するので、燃料タンク２を受入れるへこみ部１ａをリ
ヤフロアパネル１に形成して燃料タンク２の地上高を高
くできるので、、燃料タンク２の安全性を、より確実な
ものとすることができる。
−発明の効果− 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、燃料
タンクに付設されるフューエルベントチューブはリヤフ
ロアパネルの上部を通るので、従来のようにリヤサイド
メンバの一部を加工する必要がなくなるばかりでなく、
リヤサイドメンバの車外側端がリヤフロアパネルの車外
側端部及びタイヤハウス・インナパネルに接合されるの
で、車体下部外側の車体剛性が強化される。また、本発
明においては、リヤフロアパネルのへこみ部とタイヤハ
ウス・インナパネルとの間に形成する樋状空間内に位置
するプロテクタの本体部で、前述した車体下部外側の車
体剛性が更に増大され、仕切板により同プロテクタが補
強されると共に、へこみ部中に位置した燃料タンクの地
上高を高くできるため、燃料タンクの安全性を充分に確
保できる効果がある。
タンクに付設されるフューエルベントチューブはリヤフ
ロアパネルの上部を通るので、従来のようにリヤサイド
メンバの一部を加工する必要がなくなるばかりでなく、
リヤサイドメンバの車外側端がリヤフロアパネルの車外
側端部及びタイヤハウス・インナパネルに接合されるの
で、車体下部外側の車体剛性が強化される。また、本発
明においては、リヤフロアパネルのへこみ部とタイヤハ
ウス・インナパネルとの間に形成する樋状空間内に位置
するプロテクタの本体部で、前述した車体下部外側の車
体剛性が更に増大され、仕切板により同プロテクタが補
強されると共に、へこみ部中に位置した燃料タンクの地
上高を高くできるため、燃料タンクの安全性を充分に確
保できる効果がある。
第１図は本発明を施した車体後部を車体後方より見た分
解斜視図、第２図は同車体後部の車幅方向断面図、第３
図は従来の車体後部の車幅方向断面図である。 １……リヤフロアパネル、 ２……燃料タンク、 ３……リヤサイドメンバ、 ４……フューエルベントチューブ、 ５……フューエルフィラーネック、 ９……取入孔、 １０……タイヤハウス・インナパネル、 １１……取出孔、 １３……プロテクタ、 １４……仕切板。
解斜視図、第２図は同車体後部の車幅方向断面図、第３
図は従来の車体後部の車幅方向断面図である。 １……リヤフロアパネル、 ２……燃料タンク、 ３……リヤサイドメンバ、 ４……フューエルベントチューブ、 ５……フューエルフィラーネック、 ９……取入孔、 １０……タイヤハウス・インナパネル、 １１……取出孔、 １３……プロテクタ、 １４……仕切板。
Claims (1)
- 【請求項１】リヤフロアパネルの下部に燃料タンクを搭
載する車体構造において、リヤサイドメンバの車外側端
をリヤフロアパネルの車外側端部及びタイヤハウス・イ
ンナパネルに接合し、前記リヤサイドメンバよりも内側
のリヤフロアパネルの一部を上方へ膨出させたへこみ部
の下部に燃料タンクを配置すると共に、同へこみ部の車
外側壁と前記タイヤハウス・インナパネルとの間に前記
リヤサイドメンバの上方に位置した樋状空間を形成し、
前記リヤフロアパネル及びタイヤハウス・インナパネル
に取入孔及び取出孔をそれぞれ形成して、これらの取入
孔及び取出孔に燃料タンクのフューエルベントチューブ
を通し、これらの取入孔及び取出孔を含む密閉した空間
をリヤフロアパネル上に形成する容器状プロテクタをリ
ヤフロアパネルから前記樋状空間及び前記タイヤハウス
・インナパネルに亙って取付け、前記取入孔に寄った前
記プロテクタ内に仕切板を配置したことを特徴とするフ
ューエルベントチューブの配管構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60208319A JPH0620823B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | フユ−エルベントチユ−ブの配管構造 |
| US06/909,260 US4676517A (en) | 1985-09-20 | 1986-09-19 | Fuel tank vent pipe arrangement in vehicle body construction |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60208319A JPH0620823B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | フユ−エルベントチユ−ブの配管構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6268132A JPS6268132A (ja) | 1987-03-28 |
| JPH0620823B2 true JPH0620823B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=16554289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60208319A Expired - Fee Related JPH0620823B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | フユ−エルベントチユ−ブの配管構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4676517A (ja) |
| JP (1) | JPH0620823B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT8520964V0 (it) * | 1985-03-01 | 1985-03-01 | Alfa Romeo Spa | Contenitore per il liquido lavavetri di un autoveicolo. |
| EP0435197B1 (en) * | 1989-12-25 | 1994-11-23 | Mazda Motor Corporation | Rear body structure of automotive vehicle |
| JP3334782B2 (ja) * | 1996-05-09 | 2002-10-15 | 本田技研工業株式会社 | 自動車の加圧燃料タンクの設置構造 |
| US7000950B2 (en) * | 2004-03-12 | 2006-02-21 | International Truck Intellectual Property Company, Llc | Filler neck for motor vehicle fuel tank |
| JP4319239B2 (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-26 | 本田技研工業株式会社 | ハイブリッド車両 |
| DE102010053994A1 (de) * | 2010-07-19 | 2012-01-19 | Kautex Textron Gmbh & Co. Kg | Kraftsoffbehälter für ein Kfz |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57163418A (en) * | 1981-03-31 | 1982-10-07 | Kiyomichi Yamane | Nursing device |
| JPS57163418U (ja) * | 1981-04-10 | 1982-10-15 | ||
| US4394925A (en) * | 1981-05-29 | 1983-07-26 | Ford Motor Company | Fuel tank-filler pipe particularly for motor vehicles |
| JPS6139628Y2 (ja) * | 1981-06-12 | 1986-11-13 | ||
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1986
- 1986-09-19 US US06/909,260 patent/US4676517A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| US4676517A (en) | 1987-06-30 |
| JPS6268132A (ja) | 1987-03-28 |
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