JPH046395Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH046395Y2 JPH046395Y2 JP1985193027U JP19302785U JPH046395Y2 JP H046395 Y2 JPH046395 Y2 JP H046395Y2 JP 1985193027 U JP1985193027 U JP 1985193027U JP 19302785 U JP19302785 U JP 19302785U JP H046395 Y2 JPH046395 Y2 JP H046395Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- rear handle
- container member
- battery box
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、自動二輪車特にスクータ型自動二輪
車等の小型車両に関するものである。
車等の小型車両に関するものである。
従来技術
上記のような小型車両においては、通常、乗員
が着坐する座席の後方に荷台(リヤキヤリア)が
張り出して設置されており、かつ座席の両側部
に、車両後部を持ち上げる時のために後部把手
(リヤグリツプ)を設けることが多い。
が着坐する座席の後方に荷台(リヤキヤリア)が
張り出して設置されており、かつ座席の両側部
に、車両後部を持ち上げる時のために後部把手
(リヤグリツプ)を設けることが多い。
第1図はこのような従来のスタータ型自動二輪
車の側面図である。乗員は座席01に腰を掛け、
ハンドル02を握つて運転を行う。座席01の後
方に荷台03が設けられている。荷台03は鋼管
等により枠状に形成され、その前端部は、車体フ
レーム04にステー部材05を介して取付けられ
ている。座席01の下部にはバツテリを収納搭載
するための容器部材すなわちバツテリボツクス0
6が配置されており、このバツテリボツクス06
の両側に前述したような後部把手07が設けられ
ている。この後部把持07は、第2図に示すよう
に、バツテリボツクス06の両側部に沿わせて先
方へ延長させた荷台03の各パイプ部分にそれぞ
れ別体の把手カバー08を被覆固着して形成する
のが一般的である。また実開昭58−103968号公報
に示されているようなものもある。
車の側面図である。乗員は座席01に腰を掛け、
ハンドル02を握つて運転を行う。座席01の後
方に荷台03が設けられている。荷台03は鋼管
等により枠状に形成され、その前端部は、車体フ
レーム04にステー部材05を介して取付けられ
ている。座席01の下部にはバツテリを収納搭載
するための容器部材すなわちバツテリボツクス0
6が配置されており、このバツテリボツクス06
の両側に前述したような後部把手07が設けられ
ている。この後部把持07は、第2図に示すよう
に、バツテリボツクス06の両側部に沿わせて先
方へ延長させた荷台03の各パイプ部分にそれぞ
れ別体の把手カバー08を被覆固着して形成する
のが一般的である。また実開昭58−103968号公報
に示されているようなものもある。
考案が解決しようとする問題点
このように、従来の小型車両においては、座席
の左右両側の下部にそれぞれ別体の後部把手カバ
ーを取付けなければならないので、部品点数が多
くなり、従つて組立ても面倒であり、かつ外観的
にも問題があつた。
の左右両側の下部にそれぞれ別体の後部把手カバ
ーを取付けなければならないので、部品点数が多
くなり、従つて組立ても面倒であり、かつ外観的
にも問題があつた。
問題点を解決するための手段および作用
このため、本考案においては、小型車両の座席
の側部に設けられる後部把手を、前記座席の下方
に配設され上面の開口部を該座席により覆われる
容器部材の上縁部に該容器部材から車体巾方向外
側へ延長するフランジ部を一体に形成するととも
に、該フランジ部の外側縁にこれに沿つて下方へ
屈曲し前記容器部材の側壁面にほぼ平行に前後方
向へ延びる把手部分を一体に形成して構成する。
の側部に設けられる後部把手を、前記座席の下方
に配設され上面の開口部を該座席により覆われる
容器部材の上縁部に該容器部材から車体巾方向外
側へ延長するフランジ部を一体に形成するととも
に、該フランジ部の外側縁にこれに沿つて下方へ
屈曲し前記容器部材の側壁面にほぼ平行に前後方
向へ延びる把手部分を一体に形成して構成する。
本考案によれば、従来別体の部品であつた後部
把手少くとも後部把手カバーが容器部材と一体に
形成されるので、部品点数が減少し、組立ても容
易になり、かつ外観も向上する。また、容器部材
の上縁部に一体に形成されたフランジ部は容器部
材の剛性を向上させるとともに、座席の支持部材
となり、かつこのフランジ部は容器部材から外側
へ延長しているので、これによつて容器部材の開
口部が狭められることがなく、容器の容積を十分
に活用することができる。
把手少くとも後部把手カバーが容器部材と一体に
形成されるので、部品点数が減少し、組立ても容
易になり、かつ外観も向上する。また、容器部材
の上縁部に一体に形成されたフランジ部は容器部
材の剛性を向上させるとともに、座席の支持部材
となり、かつこのフランジ部は容器部材から外側
へ延長しているので、これによつて容器部材の開
口部が狭められることがなく、容器の容積を十分
に活用することができる。
さらに、容器部材の側壁外面に沿つて下方から
上昇して来た雨水等は把手部分によつて遮られる
ので、このような雨水等がフランジ部の上面へま
わつて容器内に浸入することがない。
上昇して来た雨水等は把手部分によつて遮られる
ので、このような雨水等がフランジ部の上面へま
わつて容器内に浸入することがない。
実施例
以下本考案を、第3図以下にに示す実施例につ
いて説明する。第3図および第4図は本考案の一
実施例を示す。1は座席2の下方に配設されたバ
ツテリボツクスすなわち容器部材で、内部にバツ
テリ(図示してない)が収納され、上方を座席2
で覆われて搭載される。3はパイプ部材を枠状に
組立てて形成された荷台(リヤキヤリ)で、前記
第1図および第2図と同様に車体フレームに固定
され、かつパイプ部分4,4が前記バツテリボツ
クス1の両側部に沿い前方に向つて延出してい
る。バツテリボツクス1の上部の開口縁部は外側
へ向つてフランジ状に屈曲され、このフランジ部
に座席2が支持されてバツテリボツクス1の開口
部を覆つている。そして該フランジ部の周縁部が
下向きに屈曲されて、バツテリボツクス1の側壁
上部を取り巻く包囲部5が形成されている。そし
てこの包囲部5の左右両側部6,6が後部把手カ
バーとなつている。すなわち、前記パイプ部分4
は包囲部5の後部垂直部分5aを貫いて前記後部
把手カバー6内に延び、第4図に示すように、バ
ツテリボツクス1の側壁部分1aと、後部把手カ
バー6の垂直壁部分6aと、後部把手カバー6の
水平壁部分フランジ部6bとによつて挟着され、
該パイプ部分4と後部把手カバー6とによつて後
部把手がバツテリボツクスと一体に構成されてい
る。バツテリボツクス1は合成樹脂等を前記包囲
部5とともに一体形成して作られ、従つて後部把
手カバー6はカバー部材として最適の性質を備
え、パイプ部分4と後部把手カバー6とから成る
後部把手を手で支え車体後部を持ち上げる時に、
手を痛めたりすることがない。しかして荷台3の
パイプ部分4はバツテリボツクス1の車体に対す
る取付部材としても機能し、かつ後部把手カバー
6はバツテリボツクス1と一体に成形されている
ので、部品点数が削減されるとともに、バツテリ
ボツクス1の装着と同時に後部把手カバー6がパ
イプ部分4を覆つて後部把手が形成され、組立て
作業が迅速かつ容易になる。また良好な外観が得
られる。
いて説明する。第3図および第4図は本考案の一
実施例を示す。1は座席2の下方に配設されたバ
ツテリボツクスすなわち容器部材で、内部にバツ
テリ(図示してない)が収納され、上方を座席2
で覆われて搭載される。3はパイプ部材を枠状に
組立てて形成された荷台(リヤキヤリ)で、前記
第1図および第2図と同様に車体フレームに固定
され、かつパイプ部分4,4が前記バツテリボツ
クス1の両側部に沿い前方に向つて延出してい
る。バツテリボツクス1の上部の開口縁部は外側
へ向つてフランジ状に屈曲され、このフランジ部
に座席2が支持されてバツテリボツクス1の開口
部を覆つている。そして該フランジ部の周縁部が
下向きに屈曲されて、バツテリボツクス1の側壁
上部を取り巻く包囲部5が形成されている。そし
てこの包囲部5の左右両側部6,6が後部把手カ
バーとなつている。すなわち、前記パイプ部分4
は包囲部5の後部垂直部分5aを貫いて前記後部
把手カバー6内に延び、第4図に示すように、バ
ツテリボツクス1の側壁部分1aと、後部把手カ
バー6の垂直壁部分6aと、後部把手カバー6の
水平壁部分フランジ部6bとによつて挟着され、
該パイプ部分4と後部把手カバー6とによつて後
部把手がバツテリボツクスと一体に構成されてい
る。バツテリボツクス1は合成樹脂等を前記包囲
部5とともに一体形成して作られ、従つて後部把
手カバー6はカバー部材として最適の性質を備
え、パイプ部分4と後部把手カバー6とから成る
後部把手を手で支え車体後部を持ち上げる時に、
手を痛めたりすることがない。しかして荷台3の
パイプ部分4はバツテリボツクス1の車体に対す
る取付部材としても機能し、かつ後部把手カバー
6はバツテリボツクス1と一体に成形されている
ので、部品点数が削減されるとともに、バツテリ
ボツクス1の装着と同時に後部把手カバー6がパ
イプ部分4を覆つて後部把手が形成され、組立て
作業が迅速かつ容易になる。また良好な外観が得
られる。
上記実施例においては、包囲部5従つて後部把
手カバー6は下方へ向つて開口した溝状に形成さ
れ、荷台3のパイプ部分4にその上方から嵌着す
るようになつているが、後部把手カバー6を、第
5図に示すように、上方へ向つて開口した溝状に
形成し、パイプ部分4にその下方から嵌着するよ
うにしてもよい。本実施例においては、後部把手
の操作時に手が接触する下面が後部把手カバー6
の底壁部分6cによつて全面的に覆われているの
で、手に一層良好な感触を与えることができる。
手カバー6は下方へ向つて開口した溝状に形成さ
れ、荷台3のパイプ部分4にその上方から嵌着す
るようになつているが、後部把手カバー6を、第
5図に示すように、上方へ向つて開口した溝状に
形成し、パイプ部分4にその下方から嵌着するよ
うにしてもよい。本実施例においては、後部把手
の操作時に手が接触する下面が後部把手カバー6
の底壁部分6cによつて全面的に覆われているの
で、手に一層良好な感触を与えることができる。
第6図は本考案のさらに他の実施例を示す。本
実施例においてはバツテリボツクスと荷台とが一
体の成形品として構成されており、この一体成形
品を車体フレームに固定する。バツテリボツクス
1の左右両側の上縁部には、前記第3図および第
4図の後部把手カバー6と同様な後部把手7が一
体に形成されており、この後部把手7はそれ自体
で把手としての充分な強度を備えている。そして
この後部把手7に連接して荷台部分8が一体に後
方へ延出している。本実施例はこのようにバツテ
リボツクス1、後部把手7および荷台部分8が一
体化しているので、前記各実施例に比し部品点数
がさらに減少し、かつ極めて良好な外観が得られ
る。
実施例においてはバツテリボツクスと荷台とが一
体の成形品として構成されており、この一体成形
品を車体フレームに固定する。バツテリボツクス
1の左右両側の上縁部には、前記第3図および第
4図の後部把手カバー6と同様な後部把手7が一
体に形成されており、この後部把手7はそれ自体
で把手としての充分な強度を備えている。そして
この後部把手7に連接して荷台部分8が一体に後
方へ延出している。本実施例はこのようにバツテ
リボツクス1、後部把手7および荷台部分8が一
体化しているので、前記各実施例に比し部品点数
がさらに減少し、かつ極めて良好な外観が得られ
る。
以上、座席下部にバツテリボツクスを備えたス
クータ型の自動二輪車について本考案を説明した
が、スクータ型自動二輪車以外の小型車両もしく
は座席下部にバツテリボツクス以外の容器部材を
備えた小型車両についても、本考案を適用できる
ことは言うまでもない。
クータ型の自動二輪車について本考案を説明した
が、スクータ型自動二輪車以外の小型車両もしく
は座席下部にバツテリボツクス以外の容器部材を
備えた小型車両についても、本考案を適用できる
ことは言うまでもない。
考案の効果
以上の通り、本考案においては、小型車両の座
席に設けられる後部把手を前記座席の下方に配設
された容器部材の上縁部を側方に延長させること
により該容器部材と一体に構成したので、部品点
数が減少し、組立ても容易になり、かつ外観も向
上する。また、後部把手によつて容器部材の剛性
が向上するとともに、座席を容器部材上に確実に
支持することができ、かつ下方から容器部材内へ
の水の浸入を有効に防止することができる。
席に設けられる後部把手を前記座席の下方に配設
された容器部材の上縁部を側方に延長させること
により該容器部材と一体に構成したので、部品点
数が減少し、組立ても容易になり、かつ外観も向
上する。また、後部把手によつて容器部材の剛性
が向上するとともに、座席を容器部材上に確実に
支持することができ、かつ下方から容器部材内へ
の水の浸入を有効に防止することができる。
第1図は従来のスクータ型自動二輪車の全体側
面図、第2図は同自動車の後部把手部分を示す斜
視図、第3図は本考案の一実施例を示す第2図と
同様な斜視図、第4図は第3図の−線に沿う
断面図、第5図は本考案の他の実施例を示す第4
図と同様な断面図、第6図は本考案のさらに他の
実施例を示す斜視図である。 1……バツテリボツクス、2……座席、3……
荷台、4……パイプ部分、5……包囲部、6……
後部把手カバー、7……後部把手、8……荷台部
分。
面図、第2図は同自動車の後部把手部分を示す斜
視図、第3図は本考案の一実施例を示す第2図と
同様な斜視図、第4図は第3図の−線に沿う
断面図、第5図は本考案の他の実施例を示す第4
図と同様な断面図、第6図は本考案のさらに他の
実施例を示す斜視図である。 1……バツテリボツクス、2……座席、3……
荷台、4……パイプ部分、5……包囲部、6……
後部把手カバー、7……後部把手、8……荷台部
分。
Claims (1)
- 小型車両の座席の側部に設けられる後部把手に
おいて、前記座席の下方に配設され上面の開口部
を該座席により覆われる容器部材の上縁部に該容
器部材から車体巾方向外側へ延長するフランジ部
を一体に形成するとともに、該フランジ部の外側
縁にこれに沿つて下方へ屈曲し前記容器部材の側
壁面にほぼ平行に前後方向へ延びる把手部分を一
体に形成して構成したことを特徴とする小型車両
の後部把手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985193027U JPH046395Y2 (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985193027U JPH046395Y2 (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62100287U JPS62100287U (ja) | 1987-06-26 |
JPH046395Y2 true JPH046395Y2 (ja) | 1992-02-21 |
Family
ID=31148664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985193027U Expired JPH046395Y2 (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH046395Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7375662B2 (ja) * | 2020-04-16 | 2023-11-08 | スズキ株式会社 | 鞍乗型車両の収納構造 |
-
1985
- 1985-12-17 JP JP1985193027U patent/JPH046395Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62100287U (ja) | 1987-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6644693B2 (en) | Scooter type vehicle | |
US6341792B1 (en) | Tank cover attachment structure for motorcycle | |
KR100385260B1 (ko) | 스쿠터형 차량의 연료 탱크 부착구조 | |
JP2002211468A (ja) | スクータ型自動二輪車のフレーム構造 | |
JPH0445993Y2 (ja) | ||
JPH046395Y2 (ja) | ||
JP3548173B2 (ja) | 自動二輪車におけるフレーム構造 | |
JPS633915Y2 (ja) | ||
JP4515290B2 (ja) | 自動二輪車の車体構造 | |
JP3549085B2 (ja) | 自動二輪車のリヤキャリア装置 | |
JP3367760B2 (ja) | 車両の車体構造 | |
JPH09301247A (ja) | スクータ型車両におけるリヤカバー取付構造 | |
JPH0323428Y2 (ja) | ||
JPS6223674Y2 (ja) | ||
JPS639505Y2 (ja) | ||
JPS621809Y2 (ja) | ||
JP3311400B2 (ja) | 自動二輪車のキャリア装置 | |
JPS6210228Y2 (ja) | ||
JP2534475B2 (ja) | 自動二輪車の部品支持装置 | |
JP2002114185A (ja) | 小型車両の収納ボックス | |
JPS636397B2 (ja) | ||
JPS6330627Y2 (ja) | ||
JPH0529991Y2 (ja) | ||
JPH0336472Y2 (ja) | ||
JP2533756Y2 (ja) | 小型車両の後部車体カバー取付け構造 |