JPH0747216Y2 - 自動車のフィラーパイプ配管構造 - Google Patents
自動車のフィラーパイプ配管構造Info
- Publication number
- JPH0747216Y2 JPH0747216Y2 JP6968089U JP6968089U JPH0747216Y2 JP H0747216 Y2 JPH0747216 Y2 JP H0747216Y2 JP 6968089 U JP6968089 U JP 6968089U JP 6968089 U JP6968089 U JP 6968089U JP H0747216 Y2 JPH0747216 Y2 JP H0747216Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filler pipe
- filler
- piping structure
- vehicle
- quarter panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のフィラーパイプ配設構造に関し、詳
しくはリヤホイールより前方にフィラーパイプを配管す
るタイプの自動車のフィラーパイプ配管構造に関する。
しくはリヤホイールより前方にフィラーパイプを配管す
るタイプの自動車のフィラーパイプ配管構造に関する。
(従来の技術) 車体後部が短いタイプの車両においては一般にリヤシー
ト下部にリヤタンクが配設され、リヤホイールハウスよ
り前方にフィラーリッドが設けられリヤシート側方にフ
ィラーパイプが配設されることが多い。
ト下部にリヤタンクが配設され、リヤホイールハウスよ
り前方にフィラーリッドが設けられリヤシート側方にフ
ィラーパイプが配設されることが多い。
このような車両としては、例えば実開昭60−183627号公
報に示すような構造がある。このような自動車において
は第4図に示すように、車体のサイドパネル1の内側に
配設されたクォータパネル2の一部を取り除き孔部を設
け、ここにアウタ側カバー3aとインナ側カバー3bとが溶
接により接合されてなる筒状体3を配設し、この筒状体
3内に燃料タンク(図示せず)に連結せしめられたフィ
ラーパイプ5を挿通する構造のものがある。
報に示すような構造がある。このような自動車において
は第4図に示すように、車体のサイドパネル1の内側に
配設されたクォータパネル2の一部を取り除き孔部を設
け、ここにアウタ側カバー3aとインナ側カバー3bとが溶
接により接合されてなる筒状体3を配設し、この筒状体
3内に燃料タンク(図示せず)に連結せしめられたフィ
ラーパイプ5を挿通する構造のものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこのようなフィラーパイプの配設構造にお
いては、前述したような筒状体がクォータパネルと別体
で形成されており、製造行程上部品点数が多くなり好ま
しくない。また前述した構造においては、2つの部材が
接合されてなる筒状体を用いているため、製造工程がよ
り複雑化し好ましくない。
いては、前述したような筒状体がクォータパネルと別体
で形成されており、製造行程上部品点数が多くなり好ま
しくない。また前述した構造においては、2つの部材が
接合されてなる筒状体を用いているため、製造工程がよ
り複雑化し好ましくない。
また、クォータパネルに筒状体配設用の孔部が設けられ
ているため、クォータパネルの強度が低下しさらに騒音
の侵入等の原因となる。
ているため、クォータパネルの強度が低下しさらに騒音
の侵入等の原因となる。
さらに車室内のスペースという観点からもこのような筒
状体を車室内側に配設することは好ましくない。
状体を車室内側に配設することは好ましくない。
本考案は前述したような課題に鑑み、リヤホイールハウ
スより前方にフィラーパイプを配設する車体において、
合理的かつ精度よくフィラーパイプを配設することがで
きる自動車のフィラーパイプ配管構造の提供を目的とす
る。
スより前方にフィラーパイプを配設する車体において、
合理的かつ精度よくフィラーパイプを配設することがで
きる自動車のフィラーパイプ配管構造の提供を目的とす
る。
(課題を解決するための手段) リヤホイールハウスより前方にフィラーパイプを配管す
るフィラーパイプの配管構造において、クォータパネル
に形成された車室外側方向に膨張した膨出部と、該膨出
部上部とフロアパネルとに架け渡され、かつ前記膨出部
およびフロアパネルとで閉断面空間を形成するカバー部
材と、前記空間内に配管されたフィラーパイプとからな
ることを特徴とする。
るフィラーパイプの配管構造において、クォータパネル
に形成された車室外側方向に膨張した膨出部と、該膨出
部上部とフロアパネルとに架け渡され、かつ前記膨出部
およびフロアパネルとで閉断面空間を形成するカバー部
材と、前記空間内に配管されたフィラーパイプとからな
ることを特徴とする。
(作用) 本考案は前述したような構造ととるため、クォータパネ
ルの孔部およびフィラーパイプ挿通用の他部材を配設す
ることなく合理的にフィラーパイプを配管することが可
能となる。
ルの孔部およびフィラーパイプ挿通用の他部材を配設す
ることなく合理的にフィラーパイプを配管することが可
能となる。
(実施例) 以下、図面を用いて本考案の自動車フィラーパイプ配管
構造の一実施例を説明する。
構造の一実施例を説明する。
例えば3ドアタイプの自動車はレイアウト上リヤホイー
ル11より車体前方側にフィラーリッド12が形成され、後
部シート(図示せず)側方に前記フィラーリッド12の内
側に一端が開口されたフィラーパイプが配設される。
ル11より車体前方側にフィラーリッド12が形成され、後
部シート(図示せず)側方に前記フィラーリッド12の内
側に一端が開口されたフィラーパイプが配設される。
第3図をI−I線に沿って切断した第1図および第1図
に示す実施例をII−II線に沿って切断した方向より見た
第2図に示すように、車体を構成するリヤフェンダー14
の一部に、フィラーボックス13を開閉自在に覆う蓋状の
フィラーリッド12が設けられ、このフィラーリッド12内
側のフィラーボックス13内のフィラーパイプ17の一端17
aが開口され、このフィラーパイプ17の他端17bがシート
(図示せず)下方のフロアパネル19下部に配設されたフ
ィラータンク16aに連結されている。このフィラーパイ
プ17の一端17aには開口部を覆う取りはずし可能なキャ
ップ16が配設され、またタンク16a内の気化燃料の合理
的処理を行うブリーザー17cがパイプ17の一部とタンク1
6aを連結して配設されている。
に示す実施例をII−II線に沿って切断した方向より見た
第2図に示すように、車体を構成するリヤフェンダー14
の一部に、フィラーボックス13を開閉自在に覆う蓋状の
フィラーリッド12が設けられ、このフィラーリッド12内
側のフィラーボックス13内のフィラーパイプ17の一端17
aが開口され、このフィラーパイプ17の他端17bがシート
(図示せず)下方のフロアパネル19下部に配設されたフ
ィラータンク16aに連結されている。このフィラーパイ
プ17の一端17aには開口部を覆う取りはずし可能なキャ
ップ16が配設され、またタンク16a内の気化燃料の合理
的処理を行うブリーザー17cがパイプ17の一部とタンク1
6aを連結して配設されている。
前記リヤフェンダー14の車室内側(I)にはクォータパ
ネル15が前記リヤフェンダー14に沿って配設されフロア
パネル19に連結されている。このクォータパネル15の上
端は前記リヤフェンダー14に接合され、さらにその上部
にはシールラバー20aを介してウィンドガラス20が配設
されており、車体前方側にはドア22が配設されている。
ネル15が前記リヤフェンダー14に沿って配設されフロア
パネル19に連結されている。このクォータパネル15の上
端は前記リヤフェンダー14に接合され、さらにその上部
にはシールラバー20aを介してウィンドガラス20が配設
されており、車体前方側にはドア22が配設されている。
前記クォータパネル15の上下方向中央部は車室外側
(O)へ膨出した状態に湾曲せしめられ、膨張部15が形
成されている。この膨出部15a部分の車室側凹部内に前
記フィラーボックス13内からタンク16aへ延長されて配
設されたフィラーパイプ17が挿通されている。このフィ
ラーパイプ17配管部分の車室内側(I)には前記車室側
凹部を車室内側からカバーするカバー部材18が配設され
ている。このカバー部材18はクォータパネル15の膨出部
15a上部からフロアパネル19に亘って架け渡され、クォ
ータパネル15とカバー部材18とフロアパネル19とにより
閉断面空間15bが形成されており、この閉断面空間15b内
にフィラーパイプ17が配設されている。なおこの閉断面
空間15b内にはチャンバ21が配設されており、フィラー
ボックス13下部のクォータパネル15とリヤフェンダー1
4,およびタンク16a近傍のフロアパネルにはフィラーパ
イプ17挿通用の孔部が設けられ、フィラーパイプ17の一
端17aおよび他端17bがこの孔部に嵌入されている。
(O)へ膨出した状態に湾曲せしめられ、膨張部15が形
成されている。この膨出部15a部分の車室側凹部内に前
記フィラーボックス13内からタンク16aへ延長されて配
設されたフィラーパイプ17が挿通されている。このフィ
ラーパイプ17配管部分の車室内側(I)には前記車室側
凹部を車室内側からカバーするカバー部材18が配設され
ている。このカバー部材18はクォータパネル15の膨出部
15a上部からフロアパネル19に亘って架け渡され、クォ
ータパネル15とカバー部材18とフロアパネル19とにより
閉断面空間15bが形成されており、この閉断面空間15b内
にフィラーパイプ17が配設されている。なおこの閉断面
空間15b内にはチャンバ21が配設されており、フィラー
ボックス13下部のクォータパネル15とリヤフェンダー1
4,およびタンク16a近傍のフロアパネルにはフィラーパ
イプ17挿通用の孔部が設けられ、フィラーパイプ17の一
端17aおよび他端17bがこの孔部に嵌入されている。
なお、このカバー部材18は、金属により形成することが
好ましい。
好ましい。
(考案の効果) 本考案の自動車のフィラーパイプ配管構造は、クォータ
パネルを車室外側方向に膨出させこの膨張部の車室内側
の凹部を車室内側からカバー部材で覆い、フロアパネル
とクォータパネルとカバー部材とで閉断面形状を形成
し、この空間内にフィラーパイプを挿通してなるため、
フィラーパイプを挿通するためにクォータパネルの一部
を切り欠いて他部材を配設する必要がない。したがって
クォータパネルの強度および騒音の侵入等を防止するこ
とができる。またフィラーパイプ配設スペースの合理化
をはかることも可能で車室内空間を狭めることなくフィ
ラーパイプを配設することができる。
パネルを車室外側方向に膨出させこの膨張部の車室内側
の凹部を車室内側からカバー部材で覆い、フロアパネル
とクォータパネルとカバー部材とで閉断面形状を形成
し、この空間内にフィラーパイプを挿通してなるため、
フィラーパイプを挿通するためにクォータパネルの一部
を切り欠いて他部材を配設する必要がない。したがって
クォータパネルの強度および騒音の侵入等を防止するこ
とができる。またフィラーパイプ配設スペースの合理化
をはかることも可能で車室内空間を狭めることなくフィ
ラーパイプを配設することができる。
さらにフィラーパイプ配設用の筒状別部材を配設するこ
となく、安全性を確保した状態で車室内側にフィラーパ
イプを配設することができる点でも効果的であり、さら
に部品点数を消滅しつつ製造工程も簡略化できる点で合
理的である。
となく、安全性を確保した状態で車室内側にフィラーパ
イプを配設することができる点でも効果的であり、さら
に部品点数を消滅しつつ製造工程も簡略化できる点で合
理的である。
第1図は本考案の一実施例の車体上下方向断面図、 第2図は第1図に示す実施例をII−II線に沿って切断し
た方向より見た断面図、 第3図は前記実施例の配設された車体の一部を示す側断
面図、 第4図は従来例の断面図である。 11……リヤホイールハウス 15……クォータパネル 15a……膨出部、15b……閉断面空間 17……フィラーパイプ、18……カバー部材 19……フロアパネル
た方向より見た断面図、 第3図は前記実施例の配設された車体の一部を示す側断
面図、 第4図は従来例の断面図である。 11……リヤホイールハウス 15……クォータパネル 15a……膨出部、15b……閉断面空間 17……フィラーパイプ、18……カバー部材 19……フロアパネル
Claims (1)
- 【請求項1】リヤホイールハウスより前方にフィラーパ
イプを配管するフィラーパイプの配管構造において、 クォータパネルに形成された車室外側方向に膨張した膨
出部と、該膨出部上部とフロアパネルとに架け渡され、
かつ前記膨出部およびフロアパネルとで閉断面空間を形
成するカバー部材と、 前記空間内に配管されたフィラーパイプとからなること
を特徴とする自動車のフィラーパイプ配管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6968089U JPH0747216Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 自動車のフィラーパイプ配管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6968089U JPH0747216Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 自動車のフィラーパイプ配管構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038924U JPH038924U (ja) | 1991-01-28 |
JPH0747216Y2 true JPH0747216Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31605196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6968089U Expired - Lifetime JPH0747216Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 自動車のフィラーパイプ配管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747216Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP6968089U patent/JPH0747216Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH038924U (ja) | 1991-01-28 |
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