JPS6340368Y2 - - Google Patents

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JPS6340368Y2
JPS6340368Y2 JP15016483U JP15016483U JPS6340368Y2 JP S6340368 Y2 JPS6340368 Y2 JP S6340368Y2 JP 15016483 U JP15016483 U JP 15016483U JP 15016483 U JP15016483 U JP 15016483U JP S6340368 Y2 JPS6340368 Y2 JP S6340368Y2
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JP
Japan
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pillar
reinforcement
outer panel
opening
pillar outer
Prior art date
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JP15016483U
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English (en)
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JPS6057472U (ja
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のピラー部の構造に関するも
のである。
(従来技術) 例えば、トラツクタイプの自動車において、後
側ピラーの上部内に、車室内の空気を外部に排出
するためのエキストラクタインナを設けたものが
知られている(実開昭49−114644号公報参照)。
かかるピラー構造では、車室内の空気は、ルー
フパネルとピラーインナパネルとの間に設けた開
口からピラー内部に流入したうえで、エキストラ
クタインナを通つてピラーアウタパネルに設けた
排出口から外部に排出される。
しかしながら、かかる換気構造では、外部の騒
音が空気の排出経路を通して車室の上部から侵入
して、乗員の耳元に直かに達するため、耳元が非
常に騒がしくなる問題がある。
(考案の目的) 本考案の目的は、したがつて、外部の騒音が乗
員の耳元に直かに達することがなく、車室内に達
する以前に十分に減衰させることができる換気構
造を備えた自動車のピラー部車体構造を提供する
ことにある。
(考案の構成) かかる目的を達成するため、本考案では、上端
がピラーアウタパネルとの間で袋状に形成され、
上下方向に延びるレインフオースメントをピラー
アウタパネルに接合して閉断面を形成し、レイン
フオースメント内には、一端がピラーアウタパネ
ルに設けた開口に接続され、他端が上記開口より
上方の位置で開口されたエキストラクタチヤンバ
を設置し、レインフオースメントには、上記エキ
ストラクタチヤンバの他端開口より下方の位置に
おいて車体ピラーの閉断面と連通する連通口を設
け、さらに、ピラーインナパネルの下部には車室
に開口する開口を設けて自動車のピラー部車体構
造を構成している。
本考案のピラー部車体構造においては、外部の
騒音は、ピラーアウタパネルの開口→エキストラ
クタチヤンバ→エキストラクタチヤンバの他端開
口→レインフオースメントの閉断面→レインフオ
ースメント下部側の連通口→ピラーインナパネル
の下部側開口の経路で車室内に達する構造となる
ため、その間に外部の騒音は十分に減衰,消音さ
れることとなる。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、外部騒音の侵入
経路を長くすることができ、十分な消音効果が得
られる。また、レインフオースメントの上端部は
袋状に形成されているため、外部騒音は車体ピラ
ー内を蛇行して下部に達したところではじめて車
室に達するため、乗員の耳元に外部騒音が直かに
達することもない。
(実施例) 第1図にトラツクの車室部の車体構造を示すよ
うに、ピラーインナパネル1とピラーアウタパネ
ル2とで閉断面に形成された後側ピラー3(以
下、単にピラー3という。)内には、断面ハツト
状のレインフオースメント4がピラー3の上端部
から下半部にかけて上下方向に配設されている。
第2図に示すように、レインフオースメント4
の長手方向(上下方向)の両側に設けたフランジ
部4fは、ピラーインナパネル1の内側にスポツ
ト溶接により接合され、ピラー3の閉断面5内
に、ピラーアウタパネル2とレインフオースメン
ト4とでいま一つの閉断面6を形成している。
レインフオースメント4の上端部は、ピラーア
ウタパネル2に接近し、上端フランジ4gがピラ
ーアウタパネル2を間にしてルーフパネル7に接
合されるルーフレール7aとともにスポツト溶接
により接合されて、断面袋状に形成されている。
このレインフオースメント4の上下方向の中間部
より若干下側に位置するピラーアウタパネル2の
部分には、エキストラクタチヤンバ8を接続する
ための開口9が設けられ、この開口9からは、エ
キストラクタチヤンバ8がピラーアウタパネル2
とレインフオースメント4とで形成する閉断面6
内に上向きに突出した状態に挿入固定されてい
る。また、エキストラクタチヤンバ8の上端開口
8aよりやや上方の位置のレインフオースメント
4の底壁部4bの内側には、安全ベルト10の取
付用のアンカナツト11を予め溶接等により固定
している。そして、レインフオースメント4の下
部は、連通穴12として、ピラー3の下部の閉断
面5と連通させている。
さらに、ピラーインナパネル1の下部には、上
記レインフオースメント4の連通穴12より下方
において室内側開口13を開設し、この室内側開
口13によつて車室14とピラー3の内部とを車
室14の下部側において連通させている。また、
レインフオースメント4の底壁部4bの下端側に
は、ピラーインナパネル1に予め開設した車室内
機器、例えばスピーカ15の取付用穴16に合致
する取付用穴17を設け、これら取付用穴16,
17を利用してレインフオースメント4の下部を
ピラーインナパネル1にスポツト溶接により接合
している。
上記の構造では、断面ハツト状のレインフオー
スメント4は、そのフランジ部4f,4gがピラ
ーアウタパネル2に接合され、また底壁部4b
は、前記アンカナツト11に車室14側から螺合
固定される安全ベルト10の取付ボルト18およ
び取付用穴17周囲の溶接とによりピラーインナ
パネル1に固着され、ピラー3を補強する。
なお、第3図にも示すように、ピラーアウタパ
ネル2のレインフオースメント4のフランジ部4
fとのスポツト痕を外部からカバーするため、ガ
ーニツシユ19をピラーアウタパネル2のボルト
等により外側から固定し、これによつてエキスト
ラクタチヤンバ8の外側開口8b(第2図)をも
カバーする。このガーニツシユ19はピラーアウ
タパネル2に取付けられた状態で、ピラーアウタ
パネル2との間に適当な空気排出間隙20を有し
ており、この間隙20を通して、車室14内の空
気は最終的に外部に排出される。
上記の構造とすれば、外部の騒音は、エキスト
ラクタチヤンバ8内で一旦消音され、その上で、
エキストラクタチヤンバ8の上端開口8aから出
た音は、上端部が袋状となつたピラーアウタパネ
ル2とレインフオースメント4とで形成された閉
断面6によつてさらに消音され、その閉断面6を
下降し、連通穴12から室内側開口13を通して
やつと車室14内に達することとなる。したがつ
て、外部の騒音は、車室14に達する段階では、
侵入経路が長いために十分に減衰されることとな
る。この様子を第2図に矢印a1,…,a5で示す。
なお、車室14内の空気は、外部騒音の侵入経
路とは逆に矢印a5,…,a1の経路で外部に排出さ
れることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラツク車室部の要部斜視図、第2図
は第1図の−線方向拡大断面図、第3図は第
2図の−線方向断面図である。 1……ピラーインナパネル、2……ピラーアウ
タパネル、3……ピラー、4……レインフオース
メント、8……エキストラクタチヤンバ、9……
開口、12……連通穴、13……室内側開口、1
4……車室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピラーインナパネルとピラーアウタパネルとで
    閉断面状に形成された車体ピラーと、ピラーアウ
    タパネルに接合され、上下方向に延びる閉断面を
    形成するレインフオースメントと、ピラーアウタ
    パネルとレインフオースメントとによつて形成さ
    れた閉断面内に配置されたエキストラクタチヤン
    バとによつて構成され、レインフオースメントの
    上端部はピラーアウタパネルに接合されて袋状と
    なつており、エキストラクタチヤンバの一端はピ
    ラーアウタパネルに形成された開口に接続され、
    他端側は該開口よりも上方に延びて開口されてお
    り、レインフオースメントには、エキストラクタ
    チヤンバの他端側開口よりも下方の位置において
    車体ピラーの閉断面に連通する連通口が形成さ
    れ、ピラーインナパネルの下部には室内側開口が
    形成されていることを特徴とする自動車のピラー
    部車体構造。
JP15016483U 1983-09-27 1983-09-27 自動車のピラ−部車体構造 Granted JPS6057472U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15016483U JPS6057472U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 自動車のピラ−部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15016483U JPS6057472U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 自動車のピラ−部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6057472U JPS6057472U (ja) 1985-04-22
JPS6340368Y2 true JPS6340368Y2 (ja) 1988-10-21

Family

ID=30333130

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JP15016483U Granted JPS6057472U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 自動車のピラ−部車体構造

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JPS6057472U (ja) 1985-04-22

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