JPH0620760U - コンクリート部材養生シート - Google Patents
コンクリート部材養生シートInfo
- Publication number
- JPH0620760U JPH0620760U JP3864992U JP3864992U JPH0620760U JP H0620760 U JPH0620760 U JP H0620760U JP 3864992 U JP3864992 U JP 3864992U JP 3864992 U JP3864992 U JP 3864992U JP H0620760 U JPH0620760 U JP H0620760U
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- JP
- Japan
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- sheet
- concrete member
- curing
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取り付け取り外しが簡単であり、柱型の墨出
しやPC梁掛けの際にも取り外しが容易であり、かつ転
用することができるコンクリート部材養生シートを提供
すること。 【構成】 建設現場において型枠内にコンクリートを打
設して脱型した後のコンクリート部材を養生するための
シートであって、シート材4の上端に複数本のゴム製の
帯状体5を介してフック6を取り付け、該シート材4の
側端部にシート材相互を結合する固着材7を取り付け、
かつ該シート材4の下端部にシート材相互の裾を結合す
る紐8を取り付けたコンクリート部材養生シート。
しやPC梁掛けの際にも取り外しが容易であり、かつ転
用することができるコンクリート部材養生シートを提供
すること。 【構成】 建設現場において型枠内にコンクリートを打
設して脱型した後のコンクリート部材を養生するための
シートであって、シート材4の上端に複数本のゴム製の
帯状体5を介してフック6を取り付け、該シート材4の
側端部にシート材相互を結合する固着材7を取り付け、
かつ該シート材4の下端部にシート材相互の裾を結合す
る紐8を取り付けたコンクリート部材養生シート。
Description
【0001】
本考案は、現場打ちコンクリート部材を養生するためのシートに関するもので あり、詳しくは、建設現場において型枠内にコンクリートを打設して脱型した後 のコンクリート部材を養生するために用いるシートに関するものでる。
【0002】
高層集合住宅等の鉄筋コンクリート工法において、柱等を現場打ちコンクリー トとする工法が採用されているが、この場合に打設したコンクリート部材は温度 差や乾燥に起因するひび割れを防ぐことや強度をだすために、型枠をつけたまま 3〜7日程養生することが望ましい。特に近時の高層建築においては構造物が大 型化したために、コンクリート部材の発熱が大となり外気温との温度差が大きく なるなどの問題がある。
【0003】 しかしながら一方において、柱型の墨出しをする必要からコンクリート打設の 翌日にその型枠を脱型する場合がある。型枠を外すとコンクリート部材に直接風 が当たるので、乾燥や温度差のためにひび割れを生じることになる。従って、型 枠の脱型後においても養生が必要となる。その養生の手段として種々のビニール シートやマット状のものを養生シートとして用い、これをコンクリート部材に横 巻してシートの端末をガムテープ等で固定することが行われている。 即ち、図2に示すものは従来から行われている1例である。図2(1)は、型枠 を脱型した後の柱型コンクリート部材1で、柱筋2を有するものであり、この柱 型コンクリート部材1に、図2(2)に示す市販のビニールシート9を横巻して養 生シートとして用いるものである。
【0004】
上記のように、市販のビニールシートやマット状のもを脱型後のコンクリート 部材に横巻して養生シートとして用いる場合は、後続作業である柱型の墨出しの 際に取り外す必要があること、翌日のPC梁掛けの際に天端付近のビニールシー トが邪魔になること、柱型が大きいために二人の作業になり作業性が悪いこと、 使用したシートの転用がきかず多量のビニールシートがゴミとなるので不経済で あることなどの問題がある。
【0005】 本考案は、上記の従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、 一人の作業で簡単に取り付け取り外しができて、柱型の墨出しやPC梁掛けの際 にも取り外しが容易であり、かつ転用することができるコンクリート部材養生シ ートを提供することである。
【0006】
本考案者は、上記の課題の解決について種々検討したところ、防水加工したテ ント用ビニールシート等を用いて、このシートをコンクリート部材の柱筋等に架 けることができる構造に着目した。
【0007】 即ち本考案は上記の着想に基づくものであり、その要旨は、建設現場において 型枠内にコンクリートを打設して脱型した後のコンクリート部材を養生するため のシートであって、シート材の上端部に複数本のゴム製の帯状体を介してフック を取り付け、該シート材の側端部にシート材相互を結合する固着材を取り付け、 かつ該シート材の下端部にシート材相互の裾を結合する紐を取り付けたことを特 徴とするコンクリート部材養生シートである。
【0008】 本考案に用いるシート材は、市販のビニールシート、防水加工したテント用ビ ニールシート等が用いられるが、保温性をより必要な場合にはマット状の断熱性 の大なものを用いることができる。 またゴム製の帯状体の一端にフックを取り付けるのは、そのフックを柱筋やフ ープ筋に掛けて取付固定するために用いるものである。さらに該シート材の側端 部に取り付ける固着材としては、マジックテープ等が好ましい。さらにシート材 の下端に紐を取り付けることにより、該シート材の下部においてシート材相互の 裾を結合することができる。 そして四つの面からなる柱型コンクリート部材の養生に用いる際に、4枚のシ ートを連結して使用しても、1枚のシートで2面をカバーするようにして使用し ても差し支えない。
【0009】 コンクリート部材養生シートを上記のような構造とすることにより、取り外し 取り付けを容易にすることができ、柱型の墨出しやPC梁掛けの際にも取り外し が容易である。また、転用する際にもシート上端部のフックの取り外し取り付け 、側端部の結合部の着脱、紐による結合部を解いたり結んだりすることにより簡 単に転用することができる。
【0010】
以下実施例に基いて本考案を説明する。 図1は本考案に係るコンクリート部材養生シート等の1例を示す図である。図 1において(1)は、建設現場において型枠内にコンクリートを打設して脱型し た後の柱型コンクリート部材1であり、2は柱筋である。そして図1(2)は、 図1(1)の柱型コンクリート部材1の平面図であり、本考案に係るコンクリー ト部材養生シート3を取り付けた状態を示すものである。そしてこのコンクリー ト部材養生シート3を4枚使用して、各々のシートの側端部に取り付けたマジッ クテープでそれぞれ図1(2)の3aにおいて固着した状態を示すものである。
【0011】 つぎに図1(3)は、本考案に係るコンクリート部材養生シートの斜視図であ る。このコンクリート部材養生シート3は、防水加工したテント用ビニールシー トからなるシート材4の上端部に、複数本のゴム製の帯状体5を介してフック6 を取り付け、該シート材4の側端部にシート材相互を固着するマジックテープ7 を取り付け、かつ該シート材4の下端部にシート材相互の裾を結合する紐8を取 り付けたものである。そしてこのコンクリート部材養生シート3は、フック6を 上記の柱筋ないしはフープ筋(図示せず)に掛け、マジックテープ7で相互のシ ートを固着し、シート材4の下端部の紐8によりシート材相互の裾を結合して使 用する。
【0012】
本考案によれば、シート材の上端にゴム製の帯状体を介してフックを取り付け 、該シート材の側端部にシート材相互を結合する固着材を取り付け、かつ該シー ト材の下端部にシート材相互の裾を結合する紐を取り付けた構造としたことによ り、一人の作業で簡単に取り付け取り外しができて、柱型の墨出しやPC梁掛け の際にも取り外しが容易であり、かつ転用することができるのでビニールシート 等のゴミが発生することがなく、経済的な効果も大なるものがある。
【図1】図1(1)は、柱型コンクリート部材の側面
図、図1(2)は、図1(1)の柱型コンクリート部材
の平面図であり、本考案に係るコンクリート部材養生シ
ートを取り付けた状態を示すものである。そして図1
(3)は、本考案に係るコンクリート部材養生シートの
斜視図であ
図、図1(2)は、図1(1)の柱型コンクリート部材
の平面図であり、本考案に係るコンクリート部材養生シ
ートを取り付けた状態を示すものである。そして図1
(3)は、本考案に係るコンクリート部材養生シートの
斜視図であ
【図2】図2(1)は柱型コンクリート部材、図2(2)はビ
ニールシートのそれぞれ従来例を説明する斜視図であ
る。
ニールシートのそれぞれ従来例を説明する斜視図であ
る。
1 柱型コンクリート部材 2 柱筋 3 コンクリート部材養生シート 4 ビニールシート 5 ゴム製帯状体 6 フック 7 マジックテープ 8 紐 9 ビニールシート
Claims (1)
- 【請求項1】 建設現場において型枠内にコンクリート
を打設して脱型した後のコンクリート部材を養生するた
めのシートであって、シート材の上端部に複数本のゴム
製の帯状体を介してフックを取り付け、該シート材の側
端部にシート材相互を結合する固着材を取り付け、かつ
該シート材の下端部にシート材相互の裾を結合する紐を
取り付けたことを特徴とするコンクリート部材養生シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3864992U JPH0721725Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | コンクリート部材養生シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3864992U JPH0721725Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | コンクリート部材養生シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620760U true JPH0620760U (ja) | 1994-03-18 |
JPH0721725Y2 JPH0721725Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=12531107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3864992U Expired - Lifetime JPH0721725Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | コンクリート部材養生シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721725Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001162609A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-19 | Maeda Corp | プレキャストコンクリート部材の製造方法 |
JP2007231563A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 養生装置および養生方法 |
KR101983954B1 (ko) * | 2018-12-20 | 2019-09-03 | 에스오씨기술지주 주식회사 | 지오텍스타일거푸집을 이용한 교량기둥 |
CN116290854A (zh) * | 2023-03-30 | 2023-06-23 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种便携式异形柱养护覆膜一体机及使用方法 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP3864992U patent/JPH0721725Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001162609A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-19 | Maeda Corp | プレキャストコンクリート部材の製造方法 |
JP2007231563A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 養生装置および養生方法 |
KR101983954B1 (ko) * | 2018-12-20 | 2019-09-03 | 에스오씨기술지주 주식회사 | 지오텍스타일거푸집을 이용한 교량기둥 |
CN116290854A (zh) * | 2023-03-30 | 2023-06-23 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种便携式异形柱养护覆膜一体机及使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0721725Y2 (ja) | 1995-05-17 |
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