JPH10205131A - 基礎のコンクリート養生装置及び養生方法 - Google Patents

基礎のコンクリート養生装置及び養生方法

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JPH10205131A
JPH10205131A JP1040097A JP1040097A JPH10205131A JP H10205131 A JPH10205131 A JP H10205131A JP 1040097 A JP1040097 A JP 1040097A JP 1040097 A JP1040097 A JP 1040097A JP H10205131 A JPH10205131 A JP H10205131A
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JP
Japan
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concrete
foundation
support member
curing
sheet
Prior art date
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Application number
JP1040097A
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English (en)
Inventor
Atsushi Abe
淳 阿部
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HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
Original Assignee
HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成によりコンクリート打設部をシー
トにて確実に覆い、基礎のコンクリートを養生するこ
と。 【解決手段】 コンクリート養生装置20において、型
枠16に支持されて型枠16内のコンクリート打設部1
2Aを上方から囲む支持部材21と、支持部材21に支
持されてコンクリート打設部12Aを覆う養生シート2
2とを有してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートを打
設して構築される、基礎のコンクリート養生装置及び養
生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の基礎としては、現場でコンクリー
トを打設して基礎を形成する現場打ちコンクリート基
礎、或いは工場で予め打設された基礎を現場に移送して
据付けるプレキャスト鉄筋コンクリート基礎(特開平2-
38626 号公報)がある。プレキャスト鉄筋コンクリート
基礎にあっても、予め工場生産した立上がり部を現場の
地盤上に据付け、現場で打設されるベース部を上記立上
がり部に一体化する。
【0003】然るに、冬期の基礎施工では、現場で打設
されるコンクリートを養生するために、建物外郭の基礎
まわりに単一の大型養生テントを組み上げ、この養生テ
ントにより基礎の全体を一括して覆うこととしている。
冬期におけるコンクリート養生の必要は、(a) コンクリ
ートの凍結による品質劣化防止、(b) 基礎まわりの地盤
の埋め戻しに際し除雪、基礎の上に建物構造体を載せる
際の除雪を不要とすること、にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 大型の養生テントにより基礎の全体を一括して覆うも
のにあっては、養生資材が大量となり運搬性が悪い。ま
た、テント張り作業に長時間の困難を伴う。
【0005】養生テントを用いずに、基礎の上部に単
にシートを被せるものにあっては、シートが基礎まわり
に固定されていないので、強風によりシートが吹き飛ば
されてしまうことがある。
【0006】本発明の課題は、簡易な構成によりコンク
リート打設部をシートにて確実に覆い、基礎のコンクリ
ートを養生することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、地盤上に型枠を設置し、壁枠内にコンクリートを打
設して構築される基礎のコンクリート養生装置におい
て、型枠に支持されて型枠内のコンクリート打設部を上
方から囲む支持部材と、支持部材に支持されてコンクリ
ート打設部を覆う養生シートとを有してなるようにした
ものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記支持部材が型枠に設けた
取着部に着脱できるようにしたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記養生シートが支持
部材まわりに固定具で固定されるようにしたものであ
る。
【0010】請求項4に記載の本発明は、前記基礎の一
部がプレキャストコンクリートからなり、このプレキャ
ストコンクリートを型枠内のコンクリート打設部と一体
化してなる基礎の上記コンクリート打設部を養生するに
際し、請求項1〜3のいずれかに記載の基礎のコンクリ
ート養生装置を使用するようにしたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記、の
作用がある。 養生シートは、コンクリート打設部の型枠に支持され
る支持部材まわりに支持されて、コンクリート打設部ま
わりを覆う。従って、養生シートは、基礎のコンクリー
ト打設部に沿って、該コンクリート打設部まわりだけを
覆う。養生シートによる被覆領域は必要最小限となり、
養生資材は軽量で運搬性も良い。また、シート張り作業
は短時間で容易である。
【0012】養生シートは、支持部材に支持されるか
ら、強風によっても吹き飛ばされることがない。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 支持部材は型枠に設けた取着部に着脱される。従っ
て、型枠内へのコンクリート打設時には、支持部材を未
取付けとしておくことにより、コンクリート打設作業の
作業性を向上できる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 養生シートは支持部材まわりに固定具で強固に固定で
きる。また、不使用時の養生シートは支持部材と分離で
き、養生シートと支持部材の保管取扱い性を向上でき
る。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 プレキャスト鉄筋コンクリート基礎では、プレキャス
ト鉄筋コンクリート製の立上がり部をクレーン等で吊込
み据付けするものとなるが、基礎の全体を一括して覆う
養生テントではクレーン作業を不可能とする。これに対
し、養生シートはプレキャスト鉄筋コンクリート製の立
上がり部の吊込み作業や型枠内へのコンクリート打設後
に、簡易に取付けでき、プレキャスト鉄筋コンクリート
基礎の施工を損なうところがなく、好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はコンクリート養生装置の使
用状態を示す断面図、図2は図1の要部を分解して示す
模式図である。
【0017】基礎10は、図1に示す如く、プレキャス
ト鉄筋コンクリート製立上がり部11と、現場打ちコン
クリート製ベース部12との一体化により構築されるも
のである。即ち、採石にて整えられた地盤13の上に立
上がり部11を吊込み据付けた後、立上がり部11から
突き出ている鉄筋14とベース筋15との結束を行な
い、ベース部12の打設領域の両側に型枠16、16を
設け、型枠16、16内にコンクリートを打設してベー
ス部12を形成する。
【0018】然るに、ベース部12のコンクリートを冬
期に養生するため、図1、図2のコンクリート養生装置
20が用いられる。コンクリート養生装置20は、支持
部材21と養生シート22とを有して構成される。
【0019】支持部材21は、型枠16の外面の基礎長
手方向に一定の間隔で固定されているパイプ状取着部2
3に着脱自在に支持され、型枠16により区画されるベ
ース部12のためのコンクリート打設部12Aを上方か
ら囲むようになっている。このとき、支持部材21は、
例えば塩ビパイプをアーチ状に塑性加工し、その両端部
を両側の型枠16、16の取着部23に挿着可能とされ
る。
【0020】養生シート22は、防水性シートからな
り、支持部材21まわりに支持されてベース部12のた
めのコンクリート打設部12Aを覆う。このとき、養生
シート22は支持部材21の外面に被着され、弾発性の
C字リング状の固定具24で支持部材21まわりに挟持
可能とされる。
【0021】然るに、基礎10の施工手順は以下の如く
なされる。 (1) 地盤13を整える。
【0022】(2) プレキャスト鉄筋コンクリート製立上
がり部11を地盤13上にクレーンで吊込み据付ける。
【0023】(3) 立上がり部11の鉄筋14とベース筋
15とを結束する。
【0024】(4) ベース部12の打設領域の両側に型枠
16、16を設ける。
【0025】(5) 型枠16、16内にコンクリートを打
設してベース部12を形成し、立上がり部11とベース
部12とを一体化する。
【0026】続いて、基礎10の養生を以下の如く行な
う。 (1) 支持部材21の両端部を相対する型枠16、16の
取着部23に挿着する。
【0027】(2) 支持部材21の外面に養生シート22
を被着し、この養生シート22を固定具24で支持部材
21まわりに挟持する。
【0028】尚、基礎10の上記養生作業後、支持部材
21、養生シート22の撤去、型枠16、16の撤去、
基礎10まわりの埋め戻し、整地を行ない、完了とす
る。
【0029】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 養生シート22は、コンクリート打設部の型枠16に
支持される支持部材21まわりに支持されて、コンクリ
ート打設部まわりを覆う。従って、養生シート22は、
基礎10のコンクリート打設部に沿って、該コンクリー
ト打設部まわりだけを覆う。養生シート22による被服
領域は必要最小限となり、養生資材は軽量で運搬性も良
い。また、シート張り作業は短時間で容易である。
【0030】養生シート22は、支持部材21に支持
されるから、強風によっても吹き飛ばされることがな
い。
【0031】支持部材21は型枠16に設けた取着部
23に着脱される。従って、型枠16内へのコンクリー
ト打設時には、支持部材21を未取付けとしておくこと
により、コンクリート打設作業の作業性を向上できる。
【0032】養生シート22は支持部材21まわりに
固定具24で強固に固定できる。また、不使用時の養生
シート22は支持部材21と分離でき、養生シート22
と支持部材21の保管取扱い性を向上できる。
【0033】プレキャスト鉄筋コンクリート基礎10
では、プレキャスト鉄筋コンクリート製の立上がり部1
1をクレーン等で吊込み、据付けするものとなるが、基
礎10の全体を一括して覆う養生テントではクレーン作
業を不可能とする。これに対し、養生シート22はプレ
キャスト鉄筋コンクリート製の立上がり部11の吊込み
作業や型枠16内へのコンクリート打設後に、簡易に取
付けでき、プレキャスト鉄筋コンクリート基礎10の施
工を損なうところがなく、好適である。
【0034】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明のコンクリート養生装置は以下の如く変形できる。
【0035】(1) 支持部材は型枠に支持されるものであ
れば、着脱できず、常時固定化されるものであっても良
い。このとき、支持部材は、コンクリート打設作業やプ
レキャスト鉄筋コンクリートの吊込み作業を損なわない
ように、折畳み式等とすることもできる。
【0036】(2) 支持部材は、アーチ状をなすものに限
らず、角型状、L型状等であっても良い。
【0037】(3) 支持部材は、コンクリート打設部の両
側の型枠に設けた取着部に挿着されてコンクリート打設
部をまたぐものに限らず、一方側の型枠にのみ支持され
るものであっても良い。
【0038】(4) 養生シートは、C字リング状の固定具
で支持部材まわりに固定されるものに限らず、シート下
端等に設けたフック、紐を支持部材もしくは型枠側に設
けた係止部に係止させるもの、或いはシートを支持部材
もしくは型枠側に設けたファスナーに係着させるもので
あっても良い。
【0039】尚、本発明はプレキャスト鉄筋コンクリー
ト基礎に限らず、広く一般の現場打ちコンクリート基礎
に適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡易な構
成によりコンクリート打設部をシートにて確実に覆い、
基礎のコンクリートを養生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はコンクリート養生装置の使用状態を示す
断面図である。
【図2】図2は図1の要部を分解して示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10 基礎 11 プレキャスト鉄筋コンクリート製立上がり部 12 ベース部 12A コンクリート打設部 13 地盤 16 型枠 20 コンクリート養生装置 21 支持部材 22 養生シート 23 取着部 24 固定具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤上に型枠を設置し、壁枠内にコンク
    リートを打設して構築される基礎のコンクリート養生装
    置において、 型枠に支持されて型枠内のコンクリート打設部を上方か
    ら囲む支持部材と、 支持部材に支持されてコンクリート打設部を覆う養生シ
    ートとを有してなることを特徴とする基礎のコンクリー
    ト養生装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材が型枠に設けた取着部に着
    脱できる請求項1記載の基礎のコンクリート養生装置。
  3. 【請求項3】 前記養生シートが支持部材まわりに固定
    具で固定される請求項1又は2記載の基礎のコンクリー
    ト養生装置。
  4. 【請求項4】 前記基礎の一部がプレキャストコンクリ
    ートからなり、このプレキャストコンクリートを型枠内
    のコンクリート打設部と一体化してなる基礎の上記コン
    クリート打設部を養生するに際し、請求項1〜3のいず
    れかに記載の基礎のコンクリート養生装置を使用するこ
    とを特徴とする基礎のコンクリート養生方法。
JP1040097A 1997-01-23 1997-01-23 基礎のコンクリート養生装置及び養生方法 Pending JPH10205131A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100605280B1 (ko) 2006-04-04 2006-07-28 주식회사 우진 콘크리트 포장도로 양생막구조
CN110528701A (zh) * 2019-08-23 2019-12-03 中建科技(福州)有限公司 一种预制装配式混凝土构件的钢筋锚固连接结构及连接方法

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