JPH0721725Y2 - コンクリート部材養生シート - Google Patents
コンクリート部材養生シートInfo
- Publication number
- JPH0721725Y2 JPH0721725Y2 JP3864992U JP3864992U JPH0721725Y2 JP H0721725 Y2 JPH0721725 Y2 JP H0721725Y2 JP 3864992 U JP3864992 U JP 3864992U JP 3864992 U JP3864992 U JP 3864992U JP H0721725 Y2 JPH0721725 Y2 JP H0721725Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- concrete member
- attached
- curing
- sheet material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、現場打ちコンクリート
部材を養生するためのシートに関するものであり、詳し
くは、建設現場において型枠内にコンクリートを打設し
て脱型した後のコンクリート部材を養生するために用い
るシートに関するものでる。
部材を養生するためのシートに関するものであり、詳し
くは、建設現場において型枠内にコンクリートを打設し
て脱型した後のコンクリート部材を養生するために用い
るシートに関するものでる。
【0002】
【従来の技術】高層集合住宅等の鉄筋コンクリート工法
において、柱等を現場打ちコンクリートとする工法が採
用されているが、この場合に打設したコンクリート部材
は温度差や乾燥に起因するひび割れを防ぐことや強度を
だすために、型枠をつけたまま3〜7日程養生すること
が望ましい。特に近時の高層建築においては構造物が大
型化したために、コンクリート部材の発熱が大となり外
気温との温度差が大きくなるなどの問題がある。
において、柱等を現場打ちコンクリートとする工法が採
用されているが、この場合に打設したコンクリート部材
は温度差や乾燥に起因するひび割れを防ぐことや強度を
だすために、型枠をつけたまま3〜7日程養生すること
が望ましい。特に近時の高層建築においては構造物が大
型化したために、コンクリート部材の発熱が大となり外
気温との温度差が大きくなるなどの問題がある。
【0003】しかしながら一方において、柱型の墨出し
をする必要からコンクリート打設の翌日にその型枠を脱
型する場合がある。型枠を外すとコンクリート部材に直
接風が当たるので、乾燥や温度差のためにひび割れを生
じることになる。従って、型枠の脱型後においても養生
が必要となる。その養生の手段として種々のビニールシ
ートやマット状のものを養生シートとして用い、これを
コンクリート部材に横巻してシートの端末をガムテープ
等で固定することが行われている。即ち、図2に示すも
のは従来から行われている1例である。図2(1)は、型
枠を脱型した後の柱型コンクリート部材1で、柱筋2を
有するものであり、この柱型コンクリート部材1に、図
2(2)に示す市販のビニールシート9を横巻して養生シ
ートとして用いるものである。
をする必要からコンクリート打設の翌日にその型枠を脱
型する場合がある。型枠を外すとコンクリート部材に直
接風が当たるので、乾燥や温度差のためにひび割れを生
じることになる。従って、型枠の脱型後においても養生
が必要となる。その養生の手段として種々のビニールシ
ートやマット状のものを養生シートとして用い、これを
コンクリート部材に横巻してシートの端末をガムテープ
等で固定することが行われている。即ち、図2に示すも
のは従来から行われている1例である。図2(1)は、型
枠を脱型した後の柱型コンクリート部材1で、柱筋2を
有するものであり、この柱型コンクリート部材1に、図
2(2)に示す市販のビニールシート9を横巻して養生シ
ートとして用いるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、市販の
ビニールシートやマット状のもを脱型後のコンクリート
部材に横巻して養生シートとして用いる場合は、後続作
業である柱型の墨出しの際に取り外す必要があること、
翌日のPC梁掛けの際に天端付近のビニールシートが邪
魔になること、柱型が大きいために二人の作業になり作
業性が悪いこと、使用したシートの転用がきかず多量の
ビニールシートがゴミとなるので不経済であることなど
の問題がある。
ビニールシートやマット状のもを脱型後のコンクリート
部材に横巻して養生シートとして用いる場合は、後続作
業である柱型の墨出しの際に取り外す必要があること、
翌日のPC梁掛けの際に天端付近のビニールシートが邪
魔になること、柱型が大きいために二人の作業になり作
業性が悪いこと、使用したシートの転用がきかず多量の
ビニールシートがゴミとなるので不経済であることなど
の問題がある。
【0005】本考案は、上記の従来技術の問題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、一人の作業で簡単に
取り付け取り外しができて、柱型の墨出しやPC梁掛け
の際にも取り外しが容易であり、かつ転用することがで
きるコンクリート部材養生シートを提供することであ
る。
なされたものであり、その目的は、一人の作業で簡単に
取り付け取り外しができて、柱型の墨出しやPC梁掛け
の際にも取り外しが容易であり、かつ転用することがで
きるコンクリート部材養生シートを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本考案者は、
上記の課題の解決について種々検討したところ、防水加
工したテント用ビニールシート等を用いて、このシート
をコンクリート部材の柱筋等に架けることができる構造
に着目した。
上記の課題の解決について種々検討したところ、防水加
工したテント用ビニールシート等を用いて、このシート
をコンクリート部材の柱筋等に架けることができる構造
に着目した。
【0007】即ち本考案は上記の着想に基づくものであ
り、その要旨は、建設現場において型枠内にコンクリー
トを打設して脱型した後のコンクリート部材を養生する
ためのシートであって、シート材の上端部に複数本のゴ
ム製の帯状体を介してフックを取り付け、該シート材の
側端部にシート材相互を結合する固着材を取り付け、か
つ該シート材の下端部にシート材相互の裾を結合する紐
を取り付けたことを特徴とするコンクリート部材養生シ
ートである。
り、その要旨は、建設現場において型枠内にコンクリー
トを打設して脱型した後のコンクリート部材を養生する
ためのシートであって、シート材の上端部に複数本のゴ
ム製の帯状体を介してフックを取り付け、該シート材の
側端部にシート材相互を結合する固着材を取り付け、か
つ該シート材の下端部にシート材相互の裾を結合する紐
を取り付けたことを特徴とするコンクリート部材養生シ
ートである。
【0008】本考案に用いるシート材は、市販のビニー
ルシート、防水加工したテント用ビニールシート等が用
いられるが、保温性をより必要な場合にはマット状の断
熱性の大なものを用いることができる。またゴム製の帯
状体の一端にフックを取り付けるのは、そのフックを柱
筋やフープ筋に掛けて取付固定するために用いるもので
ある。さらに該シート材の側端部に取り付ける固着材と
しては、マジックテープ等が好ましい。さらにシート材
の下端に紐を取り付けることにより、該シート材の下部
においてシート材相互の裾を結合することができる。そ
して四つの面からなる柱型コンクリート部材の養生に用
いる際に、4枚のシートを連結して使用しても、1枚の
シートで2面をカバーするようにして使用しても差し支
えない。
ルシート、防水加工したテント用ビニールシート等が用
いられるが、保温性をより必要な場合にはマット状の断
熱性の大なものを用いることができる。またゴム製の帯
状体の一端にフックを取り付けるのは、そのフックを柱
筋やフープ筋に掛けて取付固定するために用いるもので
ある。さらに該シート材の側端部に取り付ける固着材と
しては、マジックテープ等が好ましい。さらにシート材
の下端に紐を取り付けることにより、該シート材の下部
においてシート材相互の裾を結合することができる。そ
して四つの面からなる柱型コンクリート部材の養生に用
いる際に、4枚のシートを連結して使用しても、1枚の
シートで2面をカバーするようにして使用しても差し支
えない。
【0009】コンクリート部材養生シートを上記のよう
な構造とすることにより、取り外し取り付けを容易にす
ることができ、柱型の墨出しやPC梁掛けの際にも取り
外しが容易である。また、転用する際にもシート上端部
のフックの取り外し取り付け、側端部の結合部の着脱、
紐による結合部を解いたり結んだりすることにより簡単
に転用することができる。
な構造とすることにより、取り外し取り付けを容易にす
ることができ、柱型の墨出しやPC梁掛けの際にも取り
外しが容易である。また、転用する際にもシート上端部
のフックの取り外し取り付け、側端部の結合部の着脱、
紐による結合部を解いたり結んだりすることにより簡単
に転用することができる。
【0010】
【実施例】以下実施例に基いて本考案を説明する。図1
は本考案に係るコンクリート部材養生シート等の1例を
示す図である。図1において(1)は、建設現場におい
て型枠内にコンクリートを打設して脱型した後の柱型コ
ンクリート部材1であり、2は柱筋である。そして図1
(2)は、図1(1)の柱型コンクリート部材1の平面
図であり、本考案に係るコンクリート部材養生シート3
を取り付けた状態を示すものである。そしてこのコンク
リート部材養生シート3を4枚使用して、各々のシート
の側端部に取り付けたマジックテープでそれぞれ図1
(2)の3aにおいて固着した状態を示すものである。
は本考案に係るコンクリート部材養生シート等の1例を
示す図である。図1において(1)は、建設現場におい
て型枠内にコンクリートを打設して脱型した後の柱型コ
ンクリート部材1であり、2は柱筋である。そして図1
(2)は、図1(1)の柱型コンクリート部材1の平面
図であり、本考案に係るコンクリート部材養生シート3
を取り付けた状態を示すものである。そしてこのコンク
リート部材養生シート3を4枚使用して、各々のシート
の側端部に取り付けたマジックテープでそれぞれ図1
(2)の3aにおいて固着した状態を示すものである。
【0011】つぎに図1(3)は、本考案に係るコンク
リート部材養生シートの斜視図である。このコンクリー
ト部材養生シート3は、防水加工したテント用ビニール
シートからなるシート材4の上端部に、複数本のゴム製
の帯状体5を介してフック6を取り付け、該シート材4
の側端部にシート材相互を固着するマジックテープ7を
取り付け、かつ該シート材4の下端部にシート材相互の
裾を結合する紐8を取り付けたものである。そしてこの
コンクリート部材養生シート3は、フック6を上記の柱
筋ないしはフープ筋(図示せず)に掛け、マジックテー
プ7で相互のシートを固着し、シート材4の下端部の紐
8によりシート材相互の裾を結合して使用する。
リート部材養生シートの斜視図である。このコンクリー
ト部材養生シート3は、防水加工したテント用ビニール
シートからなるシート材4の上端部に、複数本のゴム製
の帯状体5を介してフック6を取り付け、該シート材4
の側端部にシート材相互を固着するマジックテープ7を
取り付け、かつ該シート材4の下端部にシート材相互の
裾を結合する紐8を取り付けたものである。そしてこの
コンクリート部材養生シート3は、フック6を上記の柱
筋ないしはフープ筋(図示せず)に掛け、マジックテー
プ7で相互のシートを固着し、シート材4の下端部の紐
8によりシート材相互の裾を結合して使用する。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、シート材の上端にゴム
製の帯状体を介してフックを取り付け、該シート材の側
端部にシート材相互を結合する固着材を取り付け、かつ
該シート材の下端部にシート材相互の裾を結合する紐を
取り付けた構造としたことにより、一人の作業で簡単に
取り付け取り外しができて、柱型の墨出しやPC梁掛け
の際にも取り外しが容易であり、かつ転用することがで
きるのでビニールシート等のゴミが発生することがな
く、経済的な効果も大なるものがある。
製の帯状体を介してフックを取り付け、該シート材の側
端部にシート材相互を結合する固着材を取り付け、かつ
該シート材の下端部にシート材相互の裾を結合する紐を
取り付けた構造としたことにより、一人の作業で簡単に
取り付け取り外しができて、柱型の墨出しやPC梁掛け
の際にも取り外しが容易であり、かつ転用することがで
きるのでビニールシート等のゴミが発生することがな
く、経済的な効果も大なるものがある。
【図1】図1(1)は、柱型コンクリート部材の側面
図、図1(2)は、図1(1)の柱型コンクリート部材
の平面図であり、本考案に係るコンクリート部材養生シ
ートを取り付けた状態を示すものである。そして図1
(3)は、本考案に係るコンクリート部材養生シートの
斜視図であ
図、図1(2)は、図1(1)の柱型コンクリート部材
の平面図であり、本考案に係るコンクリート部材養生シ
ートを取り付けた状態を示すものである。そして図1
(3)は、本考案に係るコンクリート部材養生シートの
斜視図であ
【図2】図2(1)は柱型コンクリート部材、図2(2)はビ
ニールシートのそれぞれ従来例を説明する斜視図であ
る。
ニールシートのそれぞれ従来例を説明する斜視図であ
る。
1 柱型コンクリート部材 2 柱筋 3 コンクリート部材養生シート 4 ビニールシート 5 ゴム製帯状体 6 フック 7 マジックテープ 8 紐 9 ビニールシート
Claims (1)
- 【請求項1】 建設現場において型枠内にコンクリート
を打設して脱型した後のコンクリート部材を養生するた
めのシートであって、シート材の上端部に複数本のゴム
製の帯状体を介してフックを取り付け、該シート材の側
端部にシート材相互を結合する固着材を取り付け、かつ
該シート材の下端部にシート材相互の裾を結合する紐を
取り付けたことを特徴とするコンクリート部材養生シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3864992U JPH0721725Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | コンクリート部材養生シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3864992U JPH0721725Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | コンクリート部材養生シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620760U JPH0620760U (ja) | 1994-03-18 |
JPH0721725Y2 true JPH0721725Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=12531107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3864992U Expired - Lifetime JPH0721725Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | コンクリート部材養生シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721725Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4526625B2 (ja) * | 1999-12-06 | 2010-08-18 | 前田建設工業株式会社 | プレキャストコンクリート部材の製造方法 |
JP4799212B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2011-10-26 | 西松建設株式会社 | 養生装置および養生方法 |
KR101983954B1 (ko) * | 2018-12-20 | 2019-09-03 | 에스오씨기술지주 주식회사 | 지오텍스타일거푸집을 이용한 교량기둥 |
CN116290854B (zh) * | 2023-03-30 | 2024-07-02 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种便携式异形柱养护覆膜一体机及使用方法 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP3864992U patent/JPH0721725Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620760U (ja) | 1994-03-18 |
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