JP2665937B2 - 浮きドック上のケーソン養生用シェルターの設置方法 - Google Patents

浮きドック上のケーソン養生用シェルターの設置方法

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JP2665937B2
JP2665937B2 JP63145423A JP14542388A JP2665937B2 JP 2665937 B2 JP2665937 B2 JP 2665937B2 JP 63145423 A JP63145423 A JP 63145423A JP 14542388 A JP14542388 A JP 14542388A JP 2665937 B2 JP2665937 B2 JP 2665937B2
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哲三 岩月
勇人 源川
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Taiyo Kogyo Co Ltd
Toa Corp
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Taiyo Kogyo Co Ltd
Toa Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ケーソンバージ等の浮きドック上で、防波
堤等のケーソンをコンクリートの打設により製造する際
のコンクリートの養生のために使用する浮きドック上の
ケーソン養生用シェルターの設置方法及びそのケーソン
養生用のシェルターに関するものである。
〔従来技術〕
上記のごとく、浮きドック上でケーソンをコンクリー
トの打設により製作し、でき上ったケーソンを水中に沈
設する場合、打設されたケーソンのコンクリートが完全
に固化するまで打設されたコンクリートを海上の風雨や
気温など厳しい気象条件から守るために養生を行なう必
要がある。
そこで、従来その浮きドック上にケーソンを覆う枠組
を設け、その上にビニールシートをかけて、ケーソン養
生用シェルターとしていたが、狭い浮きドック上での枠
組の構築及びその撤去作業に多くの手間を要すると共
に、完全なシェルターの構築するのが難しく、信頼性に
欠けるという問題があった。
そこで、本発明者等は近年盛んに使用されている構造
が簡単で、かつ構築も容易なエアーマットだけで自立す
る二重膜空気構造物であるエアーマットシェルターに着
目し、種々検討を加えた結果、本発明を案出するに至っ
た。
〔発明の目的〕
本発明は、前記従来の問題展を解消するためになされ
たものであり、設置及び収納が容易に行なわれ、かつコ
ンパクトに収納可能で信頼性の高いコンクリート養生用
シェルターの設置方法を提供することを目的としたもの
である。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するための本発明の浮きドック上の
ケーソン養生用シェルターの設置方法は、浮きドック上
の両端部に設置された移動可能な収納台車に収納されて
いる空気の充填及び排出可能な壁エアーマット及びそれ
に連結した屋根エアーマットをエアーアップにより展張
し、両側の屋根エアーマット間の頂部をシートでカバー
する方法からなり、さらに、浮きドック上に打設された
ケーソンの両側に空気の充填及び排出可能な壁エアーマ
ットをエアーアップし、壁エアーマットに連結した空気
の充填及び排出可能な屋根エアーマットを空気を充填せ
ずに、クレーン等の吊り上げ装置により所定の高さまで
吊り上げ、吊り上げた状態で該屋根エアーマット内に空
気を充填してエアーアップ、その後に該屋根エアーマッ
トの先端をクレーン等の吊り上げ装置により所定位置へ
移動することからなる浮きドック上のケーソン養生用シ
ェルターの展張設置方法からなる。そしてまた、浮きド
ック上に打設されたケーソンの両側に空気の充填及び排
出可能な壁エアーマット及び壁エアーマットに連結した
屋根エアーマットが、エアーアップされた状態から、ク
レーン等の吊り上げ装置により該屋根エアーマットの先
端を吊り上げ所定位置へ移動し、吊り上げた状態で該屋
根エアーマット内の空気を排出してエアーダウンし、そ
の後に該屋根エアーマットを床上に降ろすことからなる
浮きドック上のクレーン養生用シェルターの撤去方法か
らもなる。
〔実 施 例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を説明するが、第
1図は本発明の一実施例におけるケーソン養生用シェル
ターの側断面図、第2図は第1図の正面図、第3図は第
1図の平面図、第4図は第1図の要部斜視図である。
まず、このシェルターは、第1図の浮きドック1上に
打設されたコンクリート製のケーソン2の養生用に設置
されたものであり、非使用時には、この浮きドック1の
デッキ上を移動可能に設けられた収納台車3内に収納さ
れている。
また、ケーソン2の養生時には、ケーソン2の両側に
設置された収納台車3か取出し及び収納可能で、かつ第
3図及び第4図に示す送風機ユニット4により空気の充
填及び排出が可能な壁エアーマット5並びにこの壁エア
ーマット5に連結した屋根エアーマット6をそれぞれエ
アーアップにより、両側からリフトアップし、これら両
側の屋根エアーマット6間の頂部をフライシート7でカ
バーするようになっている。
次に、上記のシェルターの設置手順について説明する
と、第5図に示すごとく、浮きドック1の甲板上に打設
される予定のケーソン2の両側の適宜位置に、このシェ
ルターを収納した収納台車3及び送風機ユニット4を第
2図のクレーン8を使用して運搬し、甲板上にセットす
る。
次に、第6図のごとく収納台車3の蓋を開けて、壁エ
アーマット5並びに屋根エアーマット6を甲板上に展張
し、連結された壁エアーマット5及び屋根エアーマット
6からなる各エアーマット同志をその縦方向にそれぞれ
ファスナー10を使用して連結する。
次に、第7図のごとく送風機ユニット4を使用して壁
エアーマット5をエアーアップし、第8図のごとく壁エ
アーマット5のトラロープ11を張った後、送風機ユニッ
ト4を使用して屋根エアーマット6をエアーアップす
る。
そこで、第9図のごとく屋根エアーマット6のリフト
アップを高さ調整ケーブル12を使用して行なうが、この
際、吹上げ押えケーブル13及び下部押えケーブル14を張
設し、屋根エアーマット6のリフトアップが完了する。
このような壁エアーマット5及び屋根エアーマット6
のリフトアップが両側から行なわれた後、第10図に示す
ごとく、両側からそれぞれリフトアップした屋根エアー
マット6間の頂部を手動ウインチ15等を使用してフライ
シート7でカバーすることにより、ケーソン養生用シェ
ルターが完成する。
上記第5図から第10図に示すごとく、本発明のケーソ
ン養生用シェルターは設置されるが、一般にケーソン2
は、その下部から順次コンクリート打設と、その養生と
を交互に繰り返して所定の高さまで打継ぎにより最終的
に仕上げられるが、そのコンクリート打継ぎの度にその
シェルターの設置と撤去とを繰り返さねばならない。
そこで、ケーソン2を養生するため、第11図において
Dで示す屋根エアーマット6をエアーアップした設置状
態から、屋根エアーマット6の先端を、クレーン8のク
レーンライン8A下端のフックを介して破線Cの状態まで
引き上げ、その状態でエアーダウンにより第11図のBの
状態のごとく屋根エアーマッ7ト6をしぼめ、更にAの
状態のごとく、屋根エアーマット6をクレーン8で浮き
ドック1の床上に降した後、必要によっては壁エアーマ
ット5もエアーダウンさせて、これらのシェルターを撤
去し、収納台車3内に収納する。
以上によりこのシェルターを撤去して、養生ずみのケ
ーソン2の上部に次のコンクリートを打継ぎの後、今度
は前記とは逆に第11図のAからDに示すごとき手順でケ
ーソン2上にこのシェルターを設置し、打継いだコンク
リートの養生を行なうが、最終的にケーソン2が完成す
るまで、上記のシェルターの展張設置と撤去格納とを繰
り返すことになる。
なお、すべての養生作業終了後、このシェルターを撤
去する際には、第11図で説明した手順によりフライシー
ト7を除去し、屋根エアーマット6及び壁エアーマット
5をエアーダウンし、これらを収納台車3内に収納する
ことにより、この養生用シェルターを格納するものであ
る。
〔発明の効果〕
本発明は、浮きドック上のケーソン養生用シェルター
の設置方法に関するものであり、浮きドック上にケーソ
ンを形成してこれを養生し、さらにその上にコンクリー
トを打継ぎ、それを養生し、またその上にコンクリート
を打継いでケーソンを完了させるため、コンクリートの
打継ぎごとにシェルターの撤去や展張を頻繁に行う都合
上、シェルターの格納や展張を容易に行うことのできる
ものが要求される。
そのために、本発明は浮きドック上に移動可能なシェ
ルターの収納台車を用意し、シェルターの展張に際して
は壁エアーマットおよび屋根エアーマットをエアーアッ
プしさえすればシェルターを形成でき、またシェルター
の撤去には浮きドック上に用意した移動可能な収納台車
に、それらのエアーマットをエアーダウンして収納でき
るのでシェルターの撤去や収納を容易に行うことができ
る。しかもかゝるシェルターの収納台車を浮きドック上
に設けているためにシェルターの収納、撤去が簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるケーソン養生用シェ
ルターの側断面図、第2図は第1図の正面図、第3図は
第1図の平面図、第4図は第1図の要部斜視図、第5
図、第6図、第7図、第8図、第9図及び第10図は第1
のケーソン養生用シェルター設置の手順を示す一連の説
明図、第11図はケーソン打設時における第1図のシェル
ターの設置と撤去を繰り返す際の説明図である。 1……浮きドック、2……ケーソン、3……収納台車、
4……送風機ユニット、5……壁エアーマット、6……
屋根エアーマット、7……フライシート、8……クレー
ン。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浮きドック上の両端部に設置された移動可
    能な収納台車に収納されている空気の充填及び排出可能
    な壁エアーマット及びそれに連結した屋根エアーマット
    をエアーアップにより展張し、両側の屋根エアーマット
    間の頂部をシートでカバーする浮きドック上のケーソン
    養生用シェルターの設置方法。
  2. 【請求項2】浮きドック上に打設されたケーソンの両側
    に空気の充填及び排出可能な壁エアーマットをエアーア
    ップし、壁エアーマットに連結した空気の充填及び排出
    可能な屋根エアーマットを空気を充填せずに、クレーン
    等の吊り上げ装置により所定の高さまで吊り上げ、吊り
    上げた状態で該屋根エアーマット内に空気を充填してエ
    アーアップし、その後に該屋根エアーマットの先端をク
    レーン等の吊り上げ装置により所定位置へ移動すること
    からなる浮きドック上のケーソン養生用シェルターの展
    張設置方法。
  3. 【請求項3】浮きドック上に打設されたケーソンの両側
    に空気の充填及び排出可能な壁エアーマット及び壁エア
    ーマットに連結した屋根エアーマットが、エアーアップ
    された状態から、クレーン等の吊り上げ装置により該屋
    根エアーマットの先端を吊り上げ所定位置へ移動し、吊
    り上げた状態で該屋根エアーマット内の空気を排出して
    エアーダウンし、その後に該屋根エアーマットを床上に
    降ろすことからなる浮きドック上のクレーン養生用シェ
    ルターの撤去方法。
JP63145423A 1988-06-13 1988-06-13 浮きドック上のケーソン養生用シェルターの設置方法 Expired - Lifetime JP2665937B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61158580A (ja) * 1984-12-28 1986-07-18 株式会社竹中工務店 水上作業部覆い用膜構造体
JPS61204478A (ja) * 1985-03-06 1986-09-10 日立プラント建設株式会社 雨覆い構造

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