JPH06193391A - 沈埋函の製作進水方法 - Google Patents
沈埋函の製作進水方法Info
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- JPH06193391A JPH06193391A JP4359023A JP35902392A JPH06193391A JP H06193391 A JPH06193391 A JP H06193391A JP 4359023 A JP4359023 A JP 4359023A JP 35902392 A JP35902392 A JP 35902392A JP H06193391 A JPH06193391 A JP H06193391A
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Abstract
られない場合でも良質で大型沈埋函の製作、進水を容易
に行えるようにする。 【構造】 沈埋函を複数の輪切状にした形状の沈埋函ユ
ニット1を陸上にて端面開口を上向きに製作し、これを
進水機能を有する作業台船11上で継ぎ合わせPC鋼材
19の緊張によりプレストレスを付与して一体化させて
沈埋函Aとなし、これを進水させて浮上させ、進水位置
に曳船し進水する。
Description
に使用する沈埋函の製作進水方法に関する。
函は、数十メートルから百数十メートルもの長さのもの
を造船用ドックやドライドック等にて全体を一体成形
し、これを進水させて洋上を曳船し、所定の進水位置に
て沈めるようにしている。
あり、これは外周の鋼板とコンクリートとを一体化した
強度部材として考慮する構造となっているものであり、
外周面に鋼板を張り、厚み部分をコンクリート構造とし
ている。そして、その製作は沈埋函の開口部を水平方向
に向け、外面の鋼板と内型枠との間にコンクリートを打
設して一体化する方法が採られている。
埋函の製作進水方法では、特に大型の沈埋函の場合に
は、広い製作ヤードが必要であり、造船用ドックやドラ
イドックを陸上に設けなくてはならず、これらの設備を
再利用できない地域での工事は著しく高コストとなると
いう問題があった。
た海上での沈埋函製作も考えられるが、この場合には作
業船の使用期間が著しく長いものとなり、高コストとな
る。しかも作業床面積の広さにも限りがあるため、作業
能率が悪いものとなるという問題があった。
の製作に際しては、底床スラブと両側壁は鋼板とコンク
リートとが複合した合成構造として設計できるが、上床
スラブは、上面鋼板下にコンクリートのレイタンスやブ
リージング水が溜るため、コンクリートと鋼板との一体
化が図れず、このため、合成構造ではなく、鉄筋を配し
たRC構造として設計しなければならないという問題が
あった。
ことを目的としてなされたものである。
るための本発明の要旨とするところは、製作しようとす
る所望長さの沈埋函を輪切状に複数分割した形状の複数
のユニットを陸上の製作ヤードにて開口部を上下に向け
て製作し、前記各ユニットを進水機能を有する作業台船
上に載せて順次接続させ、全体をPC鋼材により緊張締
結して沈埋函を完成させ、然る後、前記作業台船上から
前記進水機能により水面に浮上させて進水することを特
徴としてなる沈埋函の製作進水方法に存する。
したユニットを開口を上下に向けて製作するものである
ため、縦向きの鋼板とこれと平行する内型枠との間にコ
ンクリートを打設することとなり、コンクリートのレイ
タンスやブリージングはユニットの開口端面に溜ること
となり、このため、沈埋函の上下床スラブ及び側壁のい
ずれの部分も外面の鋼板とコンクリートとの一体化が完
全なものとなり、全周が鋼板・コンクリート合成構造と
して設計できる。
作するため、クレーンによるハンドリングが可能にな
り、全体を一体成形する場合のような大型の進水設備を
併設する必要がなく、製作ヤードが分散していても製造
が可能になる。
に使用するため、沈埋函の全体を始めから製作する場合
に比べて台船使用時間は著しく短いものとなる。
ンキングバージ或いは自動昇降式作業船(SEP)等が
使用できる。
る。
函ユニットを示している。このユニット1は製作しよう
とする沈埋函を3〜10m程度の幅に分割した形状をな
しており、外周面には鋼板2が一体に張設され、その内
側にRC壁3が一体に成形されている。RC壁3には両
端面に連通開口させてPC鋼材挿通孔4,4……が設け
られている。また上・底スラブ及び両側壁の端面には、
互いに嵌り合う形状のせん断キー用凹凸5,6が設けら
れている。
に、端面開口を上向きにし、底型板7上に外面鋼板用の
鋼板2を筒状に成形し、外型枠として立てるとともに、
その内側に内型枠8を組み、両者の間に必要な配筋及び
PC鋼材挿通孔4用のシースを組み込んだ後コンクリー
ト9を打設する。所定の強度発現を待って内型枠8を外
し、図5に示すように底型板7とともにジャッキ付台車
10により持ち上げて移動させ、回転装置11を使用し
て開口部が横向きになるように90゜回転させ、更に仮
置ヤード12に移動させてストックする。なお脱型後の
回転、移動はクレーンを使用して行なってもよい。
ておき、これを進水機能を具備した作業台船、例えばリ
フトバージ13上にて組み立てる。この組立に際して
は、図に示すように、各ユニット1,1……を滑りシュ
ーもしくはローラー付の可動台14,14……上に1個
づつ載せ、各ユニット1,1……間に10〜30程度の
目地間隔をあけて並べる。そして図8に示すように目地
間隔の上面を除く外面側を外殻用の継目鋼板15をもっ
て覆い、内面側に型板16を当てがうとともにPC鋼材
挿通孔4を連結させるための連結シース17を対向する
両孔4,4間にまたがらせて設置した後、その目地間隔
にコンクリート18を打設する。なお上面の継目鋼板1
5はPC鋼材19の緊張後に固着させる。
…を連結した後、各PC鋼材挿通孔4,4……にPC鋼
材19を挿通する。PC鋼材19にはPC鋼棒もしくは
PC鋼より線を使用する。そして各PC鋼材19の端部
を両端のユニット1,1……に支持させて緊張し、全体
に圧縮応力を付与してユニット間の一体化を強化し、1
個の沈埋函Aとなす。
を所望の深さにまで沈め、沈埋函Aを進水させて水面上
に浮上させ、所望の進水位置に曳船し、従来と同様にし
て沈め、沈埋トンネルを構築する。
製作進水方法は次の如き各種の効果を有する。 (1)沈埋函を分割して繰返し製作することにより、必
要な製作ヤードが小さくなる。又現場の状況により大規
模なヤードが得られない場合でも、ユニットの製作ヤー
ドが小規模ないくつかのヤードに分散して製作すること
ができるため、工期の短縮が図れる。 (2)ユニットの組み立てを海上のリフトバージ等の作
業船上で行えるため、ドライドックや船舶用造船ドック
は不用となる。また、これら作業船舶は函体の組み立て
から進水までの期間のみ必要であり、拘束期間が短く、
工費的な利点がある。この拘束期間は作業船上で函体全
てを製作する場合と較べて約1/3の期間となる。 (3)ユニットを横向きの状態で製作することにより、
仮設の足場、支保工が小規模となる。また、ユニットの
全周及び継手全周を鋼版で囲うことができるため、止水
性能に優れた沈埋函の製作が可能となる。 (4)ユニットはその幅を適当に設定することによりユ
ニットの重量が調節できるため、比較的小規模な断面で
は陸上クレーンによるハンドリングも可能となる。 (5)従来の鋼板構造の場合、上面鋼板の下側にコンク
リートのレイタンスやブリージング水がたまり、完成後
のコンクリートの品質に問題があった。このため上床ス
ラブのみRC構造として設計がなされているが、函体を
輪切りにし、横向きに製作することにより、このような
レイタンス・ブリージング水は全て取り除くことがで
き、品質の高い函体製作が可能となり、鋼板・コンクリ
ート合成構造の場合は上床部についても合成構造として
の設計が可能となる。 (6)近隣に大規模なドライドックがない場合や、造船
用ドックがない場合でも沈埋函の製作が可能であるた
め、沈埋トンネルの立地条件の幅が広がることとなる。
である。
る。
側面図である。
み立てた状態の側面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 製作しようとする所望長さの沈埋函を輪
切状に複数分割した形状の複数のユニットを陸上の製作
ヤードにて開口部を上下に向けて製作し、前記各ユニッ
トを進水機能を有する作業台船上に載せて順次接続さ
せ、全体をPC鋼材により緊張締結して沈埋函を完成さ
せ、然る後、前記作業台船上から前記進水機能により水
面に浮上させて進水することを特徴としてなる沈埋函の
製作進水方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4359023A JP2668184B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 沈埋函の製作進水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4359023A JP2668184B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 沈埋函の製作進水方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193391A true JPH06193391A (ja) | 1994-07-12 |
JP2668184B2 JP2668184B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=18462349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4359023A Expired - Fee Related JP2668184B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 沈埋函の製作進水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668184B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103526777A (zh) * | 2013-10-17 | 2014-01-22 | 中国交通建设股份有限公司 | 沉管隧道用半刚性管节 |
JP2016148175A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 鹿島建設株式会社 | 沈埋函体同士の接続構造、海底トンネルの施工方法、および沈埋函体 |
JP2016148176A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 鹿島建設株式会社 | 海底トンネルの施工方法および陸上トンネルの施工方法 |
CN112222774A (zh) * | 2020-09-28 | 2021-01-15 | 中船黄埔文冲船舶有限公司 | 一种沉管管节上剪力键及预埋板的施工方法 |
CN115467372A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-12-13 | 中交公路规划设计院有限公司 | 沉管隧道用管节钢板混凝土组合结构及其制造方法 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4359023A patent/JP2668184B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115467372A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-12-13 | 中交公路规划设计院有限公司 | 沉管隧道用管节钢板混凝土组合结构及其制造方法 |
CN115467372B (zh) * | 2022-09-09 | 2023-07-11 | 中交公路规划设计院有限公司 | 沉管隧道用管节钢板混凝土组合结构及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2668184B2 (ja) | 1997-10-27 |
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