JP2641088B2 - 地上式平底円筒型貯槽の建設方法 - Google Patents
地上式平底円筒型貯槽の建設方法Info
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- JP2641088B2 JP2641088B2 JP6104832A JP10483294A JP2641088B2 JP 2641088 B2 JP2641088 B2 JP 2641088B2 JP 6104832 A JP6104832 A JP 6104832A JP 10483294 A JP10483294 A JP 10483294A JP 2641088 B2 JP2641088 B2 JP 2641088B2
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- construction
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、特にＰＣ外槽と鋼製
内槽とからなるＰＣＬＮＧ貯槽などの地上式平底円筒型
貯槽の建設方法の改善に関する。
内槽とからなるＰＣＬＮＧ貯槽などの地上式平底円筒型
貯槽の建設方法の改善に関する。
【０００２】
【従来の技術】 従来、ＰＣ外槽と鋼製内槽とからなる
ＰＣＬＮＧ貯槽などのＰＣ外槽を有する二重殼平底円筒
型貯槽の構築に当って、構築された外槽側壁部に工事用
開口部を設け、この工事用開口部から内槽の構築に必要
な資材を搬入し、常法により内槽を構築したのち前記工
事用開口部を閉塞する建設方法は知られている。（例え
ば、特公昭６３−３１６３４号公報参照）
ＰＣＬＮＧ貯槽などのＰＣ外槽を有する二重殼平底円筒
型貯槽の構築に当って、構築された外槽側壁部に工事用
開口部を設け、この工事用開口部から内槽の構築に必要
な資材を搬入し、常法により内槽を構築したのち前記工
事用開口部を閉塞する建設方法は知られている。（例え
ば、特公昭６３−３１６３４号公報参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の建設方
法では、内槽の構築に必要な資材をＰＣ外槽の側壁に設
けた工事用開口部から搬入するため、次のような課題が
ある。外槽の側板はプレストレスコンクリート構造であ
るため、このような外槽側板に工事用開口部を設けるこ
とは、この開口部に臨むコンクリート壁内に埋設される
プレストレス用のワイヤーシース管を中断する必要があ
り、また、内槽構築後この中断されたワイヤーシース管
を接続したのち工事用開口部にコンクリートを打設して
閉塞し、あとでワイヤーを締めつけてプレストレスを導
入する土木工事が要求され、工期が大巾に遅延するとい
う課題がある。
法では、内槽の構築に必要な資材をＰＣ外槽の側壁に設
けた工事用開口部から搬入するため、次のような課題が
ある。外槽の側板はプレストレスコンクリート構造であ
るため、このような外槽側板に工事用開口部を設けるこ
とは、この開口部に臨むコンクリート壁内に埋設される
プレストレス用のワイヤーシース管を中断する必要があ
り、また、内槽構築後この中断されたワイヤーシース管
を接続したのち工事用開口部にコンクリートを打設して
閉塞し、あとでワイヤーを締めつけてプレストレスを導
入する土木工事が要求され、工期が大巾に遅延するとい
う課題がある。
【０００４】本発明の目的は、ＰＣ外槽の土木工事作業
を最小限にとどめ、地上式平底円筒型貯槽の大巾な工期
の短縮が図れる建設工法を提供することにある。
を最小限にとどめ、地上式平底円筒型貯槽の大巾な工期
の短縮が図れる建設工法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、ＰＣ外槽
と鋼製内槽とからなるＰＣＬＮＧ貯槽などの地上式平底
円箇型貯槽の構築に際し、先ず屋根構肩部に、内槽側板
など構築用資材の搬入を可能とした大きな工事用開口部
を未施工としたＰＣ外槽を構築し、このＰＣ外槽の工事
用開口部から内槽構築に必要な資材を順次搬入して常法
に従って内槽を構築したのち、前記未施工の工事用開口
部を屋根骨，屋根板などを用い閉塞し、ＰＣ外槽を完成
させることにより達成される。 上記目的は、請求項１に
おいて、ＰＣ外槽の屋根構肩部に、適当間隔毎に複数の
未施工工事用開口部を設け、各工事用開口部から内槽構
築資材を分散搬入し、資材の移動量の小ない内槽構築が
なしうるようにしたことにより達成される。
と鋼製内槽とからなるＰＣＬＮＧ貯槽などの地上式平底
円箇型貯槽の構築に際し、先ず屋根構肩部に、内槽側板
など構築用資材の搬入を可能とした大きな工事用開口部
を未施工としたＰＣ外槽を構築し、このＰＣ外槽の工事
用開口部から内槽構築に必要な資材を順次搬入して常法
に従って内槽を構築したのち、前記未施工の工事用開口
部を屋根骨，屋根板などを用い閉塞し、ＰＣ外槽を完成
させることにより達成される。 上記目的は、請求項１に
おいて、ＰＣ外槽の屋根構肩部に、適当間隔毎に複数の
未施工工事用開口部を設け、各工事用開口部から内槽構
築資材を分散搬入し、資材の移動量の小ない内槽構築が
なしうるようにしたことにより達成される。
【０００６】
【作用】 ＰＣ外槽の屋根構肩部に設けた工事用開口部
より、内槽の構築に必要な資材をクレーンなどを用いて
順次搬入し、常法により内槽を構築することができる。
内槽構築後は、外槽屋根構に設けた工事用開口部を閉塞
し地上式平底円筒型貯槽が完成される。
より、内槽の構築に必要な資材をクレーンなどを用いて
順次搬入し、常法により内槽を構築することができる。
内槽構築後は、外槽屋根構に設けた工事用開口部を閉塞
し地上式平底円筒型貯槽が完成される。
【０００７】
【実施例】 次に、図面に基いて本発明の実施例を説明
する。ＰＣ外槽と鋼製内槽とからなるＰＣＬＮＧ貯槽な
どのＰＣ外槽を有する二重殻平底円筒型貯槽の構築に当
り、構築されたＰＣ外槽１の屋根構２肩部に、内槽３を
構築するのに必要な側板，屋根骨（アーチ骨，リング
骨），屋根板などの資材を、クレーンなどの搬入，搬出
手段（図示略）を用いて搬入する大きな工事用開口部４
を設ける。即ち、図２に示すように、例えば３本の主ア
ーチ骨５のうち、中央の主アーチ骨５をとり除いた両隣
りの主アーチ骨５と、外側とこれに隣接するリング骨６
で囲まれた部分の補助アーチ骨７と屋根板８を未施工と
し、前記両アーチ骨５とリング骨６で囲まれた広面積の
前記工事用開口部４を形成したものである。尚、このよ
うに形成された工事用開口部４を前記屋根構２の所要個
所に複数個設け、内槽構築資材を均等に分散搬入させ、
ＰＣ外槽１の内部における資材の移動量を少なくして工
期の短縮を図ることができる。
する。ＰＣ外槽と鋼製内槽とからなるＰＣＬＮＧ貯槽な
どのＰＣ外槽を有する二重殻平底円筒型貯槽の構築に当
り、構築されたＰＣ外槽１の屋根構２肩部に、内槽３を
構築するのに必要な側板，屋根骨（アーチ骨，リング
骨），屋根板などの資材を、クレーンなどの搬入，搬出
手段（図示略）を用いて搬入する大きな工事用開口部４
を設ける。即ち、図２に示すように、例えば３本の主ア
ーチ骨５のうち、中央の主アーチ骨５をとり除いた両隣
りの主アーチ骨５と、外側とこれに隣接するリング骨６
で囲まれた部分の補助アーチ骨７と屋根板８を未施工と
し、前記両アーチ骨５とリング骨６で囲まれた広面積の
前記工事用開口部４を形成したものである。尚、このよ
うに形成された工事用開口部４を前記屋根構２の所要個
所に複数個設け、内槽構築資材を均等に分散搬入させ、
ＰＣ外槽１の内部における資材の移動量を少なくして工
期の短縮を図ることができる。
【０００８】図１に示すように、クレーンなどの資材の
搬入，搬出手段を用い、内槽３の構築に必要な資材をＰ
Ｃ外槽１の屋根構２に形成した工事用開口部４を介して
順次搬入し、常法により内槽３を構築したのち、内槽構
築に使用した機械題を工事用開口部４より搬出せしめ
る。次いで、前記工事用開口部４に仮想線で示すように
欠除された主アーチ骨５，補助アーチ骨７を取付け、こ
の上に屋根板８を張設することにより工事用開口部４を
閉塞するものである。
搬入，搬出手段を用い、内槽３の構築に必要な資材をＰ
Ｃ外槽１の屋根構２に形成した工事用開口部４を介して
順次搬入し、常法により内槽３を構築したのち、内槽構
築に使用した機械題を工事用開口部４より搬出せしめ
る。次いで、前記工事用開口部４に仮想線で示すように
欠除された主アーチ骨５，補助アーチ骨７を取付け、こ
の上に屋根板８を張設することにより工事用開口部４を
閉塞するものである。
【０００９】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 （ａ）ＰＣ外槽と鋼製内槽とからなるＰＣＬＮＧ貯槽な
どの地上式ＰＣ外槽を有する二重殼平底円筒型貯槽の構
築に当り、構築されたＰＣ外槽の屋根構肩部に形成した
未施工の工事用開口部より内槽構築に必要な資料を順次
搬入することにより、従来技術の課題を解消した内槽の
構築が高能率的になしうる。 （ｂ）工事用開口部を複数設けることにより、内槽構築
用の資材を均等に分配供給することができ、作業現場に
おける資材の移動量が少ないことから、更に一層内槽の
構築，能率を向上し工期の短縮が図れる。
次のような効果が得られる。 （ａ）ＰＣ外槽と鋼製内槽とからなるＰＣＬＮＧ貯槽な
どの地上式ＰＣ外槽を有する二重殼平底円筒型貯槽の構
築に当り、構築されたＰＣ外槽の屋根構肩部に形成した
未施工の工事用開口部より内槽構築に必要な資料を順次
搬入することにより、従来技術の課題を解消した内槽の
構築が高能率的になしうる。 （ｂ）工事用開口部を複数設けることにより、内槽構築
用の資材を均等に分配供給することができ、作業現場に
おける資材の移動量が少ないことから、更に一層内槽の
構築，能率を向上し工期の短縮が図れる。
【図１】 地上式平底円筒型貯槽の内槽構築状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図２】 外槽屋根構の一部を示す平面図である。
１ ＰＣ外槽 ２ 屋根構 ３ 内槽 ４ 工事用開口部 ５ 主アーチ骨 ６ リング骨 ７ 補助アーチ骨 ８ 屋根板
Claims (2)
- 【請求項１】 ＰＣ外槽と鋼製内槽とからなるＰＣＬＮ
Ｇ貯槽などの地上式平底円筒型貯槽の構築に際し、先ず
屋根構肩部に、内槽側板など構築用資材の搬入を可能と
した大きな工事用開口部を未施工としたＰＣ外槽を構築
し、このＰＣ外槽の工事用開口部から内槽構築に必要な
資材を順次搬入して常法に従って内槽を構築したのち、
前記未施工の工事用開口部を屋根骨，屋根板などを用い
閉塞し、ＰＣ外槽を完成させることを特徴とする地上式
平底円筒型貯槽の建設方法。 - 【請求項２】 請求項１において、ＰＣ外槽の屋根構肩
部に、適当間隔毎に複数の未施工工事用開口部を設け、
各工事用開口部から内槽構築資材を分散搬入し、資材の
移動量の少ない内槽構築がなしうるようにしたことを特
徴とする地上式平底円筒型貯槽の建設方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6104832A JP2641088B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 地上式平底円筒型貯槽の建設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6104832A JP2641088B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 地上式平底円筒型貯槽の建設方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07293035A JPH07293035A (ja) | 1995-11-07 |
| JP2641088B2 true JP2641088B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=14391353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6104832A Expired - Lifetime JP2641088B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 地上式平底円筒型貯槽の建設方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2641088B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102102456B (zh) * | 2011-01-04 | 2012-09-19 | 大连恒翔粉煤灰综合利用有限公司 | 粉状物料储存库 |
| CN102296858B (zh) * | 2011-06-29 | 2012-12-05 | 中建二局第三建筑工程有限公司 | 水泥生产线熟料储存库屋面钢结构及其施工方法 |
| CN103643834B (zh) * | 2013-12-12 | 2017-01-25 | 中国电力工程顾问集团华东电力设计院有限公司 | 一种储灰圆形筒仓 |
| CN108661396A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-10-16 | 刘全义 | 可变长度装配式拱形仓 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6331634A (ja) * | 1986-07-26 | 1988-02-10 | キヤノン株式会社 | 眼屈折計 |
| JP3185241B2 (ja) * | 1991-05-07 | 2001-07-09 | 石川島播磨重工業株式会社 | 地下式低温タンクの建設方法 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP6104832A patent/JP2641088B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07293035A (ja) | 1995-11-07 |
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