JPS603148Y2 - スペ−サ−の機能を有するアンカ−ピン - Google Patents
スペ−サ−の機能を有するアンカ−ピンInfo
- Publication number
- JPS603148Y2 JPS603148Y2 JP7922881U JP7922881U JPS603148Y2 JP S603148 Y2 JPS603148 Y2 JP S603148Y2 JP 7922881 U JP7922881 U JP 7922881U JP 7922881 U JP7922881 U JP 7922881U JP S603148 Y2 JPS603148 Y2 JP S603148Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor pin
- concrete
- net
- mortar
- vegetation base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、コンクリート又はモルタル吹付けあるいは厚
層に吹付により植生基盤を形成させるような工法に使用
する網状体を、それら吹付層の中間に位置せしめること
のできるスペーサーの機能を有するアンカーピンの考案
に係るものである。
層に吹付により植生基盤を形成させるような工法に使用
する網状体を、それら吹付層の中間に位置せしめること
のできるスペーサーの機能を有するアンカーピンの考案
に係るものである。
従来より法面においてコンクリート又はモルタルの吹付
が行なわれているが、クラックの発生することが多く、
この原因は配筋材である金網が法面にくっついてしまい
、コンクリート又はモルタル層の下層に配筋材が位置す
ることとなり、コンクリート又はモルタルの引張強度が
著しく減じられることに起因している。
が行なわれているが、クラックの発生することが多く、
この原因は配筋材である金網が法面にくっついてしまい
、コンクリート又はモルタル層の下層に配筋材が位置す
ることとなり、コンクリート又はモルタルの引張強度が
著しく減じられることに起因している。
又、最近では無土壌法面を緑化する為に、有機質材等を
吹付けて厚層な植生基盤を形成させる工法が普及してき
ているが、これ又使用する金網等の網状体が法面にくっ
つき、網状体の植生基盤係止効果がなくなってきている
。
吹付けて厚層な植生基盤を形成させる工法が普及してき
ているが、これ又使用する金網等の網状体が法面にくっ
つき、網状体の植生基盤係止効果がなくなってきている
。
これが為、網状体そのものに厚みをもたせて、上記した
欠点を回避しようとする試みもなされているが、網状体
に厚みをもたせると、重量がかさみ又風袋も大きくなる
ことから、運搬経費が高くつくことと、通常の金網の張
り付けに比べ、施工性が著しく劣るという欠点がある。
欠点を回避しようとする試みもなされているが、網状体
に厚みをもたせると、重量がかさみ又風袋も大きくなる
ことから、運搬経費が高くつくことと、通常の金網の張
り付けに比べ、施工性が著しく劣るという欠点がある。
以上のような事情により、何らかの方法により、網状体
を法面より浮かせて張設する必要性が生じてきたのであ
る。
を法面より浮かせて張設する必要性が生じてきたのであ
る。
本考案は、上記したコンクリート又はモルタル吹付及び
吹付による厚層植生基盤形成力法における、張設網状体
の欠点に鑑みて考案されたもので、その目的とする所は
施工簡易に網状体を浮かせることの可能なアンカーピン
を提供するにある。
吹付による厚層植生基盤形成力法における、張設網状体
の欠点に鑑みて考案されたもので、その目的とする所は
施工簡易に網状体を浮かせることの可能なアンカーピン
を提供するにある。
本考案の構成を以下図面に基き説明する。
アンカーピン１のおよそ中間部分に鍔体２を取り付けて
吹付層の見測が可能とし、一方一本の網体をその両端側
部が重なり合うごとくに湾曲させて、且つ該網体の両端
が重なり合う部分にはある間隙を設けたリング状物３を
アンカーピンの最上端と鍔体の中間部に取り付けて本考
案のスペーサーの機能を有するアンカーピンを完成する
。
吹付層の見測が可能とし、一方一本の網体をその両端側
部が重なり合うごとくに湾曲させて、且つ該網体の両端
が重なり合う部分にはある間隙を設けたリング状物３を
アンカーピンの最上端と鍔体の中間部に取り付けて本考
案のスペーサーの機能を有するアンカーピンを完成する
。
リング状物３の内径は、１２〜１３７７１７７１径の鉄
筋を通すことが可能な程度の大きさとし、金網をリング
状物に挿入した後時として鉄筋を通す場合もある。
筋を通すことが可能な程度の大きさとし、金網をリング
状物に挿入した後時として鉄筋を通す場合もある。
リング状物の挿入部に金網をひっかけて、法面より浮か
せた状態としたところを表わしたのが第３図であり、こ
のように法面より浮かせた状態で、作業者が網の上を移
動しても金網は、はずれることがない。
せた状態としたところを表わしたのが第３図であり、こ
のように法面より浮かせた状態で、作業者が網の上を移
動しても金網は、はずれることがない。
以上の状態でその上からコンクリート又はモルタルを吹
付ければ、コンクリート又はモルタル層の丁度中間部分
に骨材としての金網が位置することとなり、コンクリー
ト又はモルタルの引張強度は著しく増強し、クラックを
生ずることはなくなった。
付ければ、コンクリート又はモルタル層の丁度中間部分
に骨材としての金網が位置することとなり、コンクリー
ト又はモルタルの引張強度は著しく増強し、クラックを
生ずることはなくなった。
又、有機質材等の植生基材を吹付けて、法面に厚層に植
生基盤層を形成しても同じく網状体が植生基盤層の丁度
中間に位置することとなり、網状体の係止効果は増腰降
雨等による植生基盤層の崩落はなくなった。
生基盤層を形成しても同じく網状体が植生基盤層の丁度
中間に位置することとなり、網状体の係止効果は増腰降
雨等による植生基盤層の崩落はなくなった。
更に本考案のアンカーピンを用いて網状体を浮かせた後
、コンクリート又はモルタルを枠状に吹付は形成した枠
内に、厚層に植生基材を吹付ける工法にあっては非常に
効果的であり、このような使用方法に最も適している。
、コンクリート又はモルタルを枠状に吹付は形成した枠
内に、厚層に植生基材を吹付ける工法にあっては非常に
効果的であり、このような使用方法に最も適している。
第１図は、本考案のアンカーピンの正面図、第２図はそ
の側面図、第３図は、施工したところの一部を表す断面
図。 図中１はアンカーピン、２は鍔体、３はリング状物、４
は網状体、５はコンクリート層もしくは植生基盤層、１
０は法面である。
の側面図、第３図は、施工したところの一部を表す断面
図。 図中１はアンカーピン、２は鍔体、３はリング状物、４
は網状体、５はコンクリート層もしくは植生基盤層、１
０は法面である。
Claims (1)
- 鍔体をアンカーピンの適宜個所に取り付けて見測可能と
し、一方一本の網体をその両端側部が重なり合うごとく
に湾曲させて、且つ該網体の両端が重なり合う部分には
ある間隙を設けて網体の線状挿入部としたリング状物を
、アンカーピンの最上端と鍔体の中間部に取り付けてな
るスペーサーの機能を有するアンカーピン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7922881U JPS603148Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | スペ−サ−の機能を有するアンカ−ピン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7922881U JPS603148Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | スペ−サ−の機能を有するアンカ−ピン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57193736U JPS57193736U (ja) | 1982-12-08 |
| JPS603148Y2 true JPS603148Y2 (ja) | 1985-01-29 |
Family
ID=29874828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7922881U Expired JPS603148Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | スペ−サ−の機能を有するアンカ−ピン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603148Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-05-28 JP JP7922881U patent/JPS603148Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57193736U (ja) | 1982-12-08 |
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