JPS5945057B2 - 基礎の形成方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、住宅建築工事に際して適切な構造耐力を保持
し、床下の空気流通を十分針ると共にコストダウンをす
ることのできる基礎の形成方法を提供しようとするもの
である。

以下図面を参照しながら、本発明の１実施例の詳細を説
明する。

１は、本発明の方法で得た基礎である。

そして、その形成方法は、断面上状に構成した外周り基
礎体２内の所定個所に地中梁３を一体に形成し、上記地
中梁の上面には所定間隔をもって束石状体４が植設せし
められている。

そして、この束石状体４の形成に際しては上記地中梁３
の上面の所定個所には筒体４Ａを植設し、上記筒体内に
はコンクＩＪ −１−４Ｂを打設せしめる。

そこで、上記外周り基礎体２はベース部２Ａと側壁２Ｂ
から構成され、２Ｃは鉄筋である。

４Ｃは主筋、４Ｄはフープ、３Ａは上筋、下筋、３Ｂは
スターラップをそれぞれ示す。

なお、外周り基礎は在来通りであるが、中基礎としては
構造計画上鉛直力、水平力に耐えるように地中梁を配置
し、束石状体と地中梁とは一体構造になっている。

また、束石状体については施工上簡単にするためたとえ
ば塩ビ管２００ｆを用いた。

この結果、基礎の型枠は外周部のみであり地中梁はＧＬ
以下なので特別な型枠は用いない。

さらに、地中梁の役割はＸ、ｙ方向の地震力に対して基
礎全体の剛性を高める梁であり、接地面が布基礎の幅と
同様であることより地耐力基礎の役割をすると共に１束
石状体は水平力を外力とし片持梁で設計し、地中梁は連
続梁とした構造となっている。

本発明のものは、上述の如く構成されているから、 人 機能的効果として イ、中基礎の立上りが２０ｏｆの円柱など（角柱でもよ
い）のため、空気流通が十分針られることより、ナミダ
タケ、カビなどの腐朽菌が発生しに（い。

口、外力特に水平力（風圧力、地震力）に対して、構造
上建物全体のプロポーションを考慮して剛性の高い地中
梁を配置できるので、十分剛性を保った基礎ができる。

ハ２束石状体のコンクリートは現場打なので地中梁と一
体構造となり、耐力上高度なものができる。

二、床下の空間が広くなるため、長期的な床下のメイン
テナンスがよくなる。

Ｂ、施工上の効果として イ、布基礎の立上り部分は外周部（特別な場合一部内部
にも）たけなので型枠付けが簡単ですむと共に、型枠造
りが内部基礎がないため入ズミ、出ズミの型枠作成がほ
とんどいらなくなるため容易に外周部の型枠がとりつけ
られる。

釈地中梁がＧＬ以下におさまり、コンクリートを打設後
項ビ管などにより、束石状体の型枠が簡単に設置できる
ので工期短縮ができる。

ハ１束石状体のコンクリート打設が少量ですみ、地中梁
がＧＬ以下なので埋戻しをなくできるため、施工性がよ
いと共に点的存在の基礎であるため、天端均一が容易に
できる。

加えて現場で作成されてきた型枠を上場にて作成し搬入
して、所定の場所にとりつけることができる。

Ｃ，コスト上の効果として イ、地中梁がＧＬ以下なので、特に型枠がいらない。

口３束石状体は市販の塩ビ管などを利用できるので、安
く利用できる。

ハ、特別な型枠が内部にないため施工性がよく工期が短
縮されコストダウンにつながる。

二、型枠の入ズミ、出ズミが少なく又、型枠が長辺にわ
たって中断て切れることが少ないので、コンパネのロス
が少ない。

Ｄ、その他の効果として イ、型枠が少量で済むことより運搬による荷上げ、下げ
の手間が少なくなる。

口、釘等の雑費が少なくなる。

ハ、型枠の切くずが少なくなるので、現場がきれいであ
る。

など、数多くの利点を有する有用な発明と言うべきもの
である。

なお、５は従来工法での基礎である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の１実施例を示すもので、第１図は従来の
ものの平面図、第２図は本願のものの平面図、第３図は
第２図のＡ−Ａ線拡大断面図、第４図は第２図のＢ−Ｂ
線拡大断面図、第５図は第３図のＣ−Ｃ線拡大断面図で
ある。 １・・・・・・基礎、２・・・・・・基礎体、３・・・
・・・地中梁、４・・・・・・束石状体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 断面上状に構成した外周り基礎体内の所定個所に地
   中梁を一体に形成し、上記地中梁の上面には所定間隔を
   もって束石状体を植設せしめたことを特徴とする基礎の
   形成方法。 ２ 断面上状に構成した外周り基礎体内の所定個所に地
   中梁を一体に形成し、上記地中梁の上面の所定個所には
   筒体を植設し、上記筒体内にはコンクリートを打設せし
   めることを特徴とする基礎の形成方法。