JPH0710253U - 雨養生シート - Google Patents
雨養生シートInfo
- Publication number
- JPH0710253U JPH0710253U JP4193193U JP4193193U JPH0710253U JP H0710253 U JPH0710253 U JP H0710253U JP 4193193 U JP4193193 U JP 4193193U JP 4193193 U JP4193193 U JP 4193193U JP H0710253 U JPH0710253 U JP H0710253U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- rain
- scaffold
- curing sheet
- projecting piece
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 足場の支柱の間から工事中のスラブ等に掛け
渡すことができ、簡単に躯体工事中でも雨除け対策を実
施することができる雨養生シートを提供する。 【構成】 シートを矩形に形成し、一端の端辺に沿って
取り付け穴20を一列に複数設ける。他端の縁部分50
a、50b部分に、足場Aの支柱Bへ装着できるようコ
の字形の切り込み部40を設ける。開口端40aの一方
の側に突設片60を設ける。突設片60は先端に係着部
材の片側60aを設け、開口端40aを跨ぐことができ
る長さに設定し、開口端40aの突設片60と対面する
側にも係着部材の他側60bを設ける。また、シートの
取り付け穴20のない側の端辺の裏側に係着部材の片側
70aを設け、シートを連接できるように、シートの表
面にも係着部材の片側70aが係着可能に係着部材の他
側70bを設けてもよい。
渡すことができ、簡単に躯体工事中でも雨除け対策を実
施することができる雨養生シートを提供する。 【構成】 シートを矩形に形成し、一端の端辺に沿って
取り付け穴20を一列に複数設ける。他端の縁部分50
a、50b部分に、足場Aの支柱Bへ装着できるようコ
の字形の切り込み部40を設ける。開口端40aの一方
の側に突設片60を設ける。突設片60は先端に係着部
材の片側60aを設け、開口端40aを跨ぐことができ
る長さに設定し、開口端40aの突設片60と対面する
側にも係着部材の他側60bを設ける。また、シートの
取り付け穴20のない側の端辺の裏側に係着部材の片側
70aを設け、シートを連接できるように、シートの表
面にも係着部材の片側70aが係着可能に係着部材の他
側70bを設けてもよい。
Description
【0001】
本考案は、躯体工事現場等での足場と躯体工事部分に雨除け用にかける養生シ ートに関する。
【0002】
従来、工事現場での雨除け対策としては、躯体工事が完了した時点で、最上階 上部に、外部足場から屋上スラブへシートを掛ける方法が用いられていた。 しかし、この方法では、躯体工事が完了した時点での対策であるため、躯体工 事中の雨除け対策にはなっていなかった。 そこで、最近は、大規模な仮設設備により工事部分の最上部に屋根をかける等 して、全天候型の施工環境を実現する試みがなされている。
【0003】
しかし、この大規模な仮設設備による全天候型の雨対策は、躯体工事中は勿論 、仕上げ工事中にも適用できる有効な対策ではあるが、仮設設備の構築及び解体 に時間と費用がかかるという大きな問題があった。 また、それ以前の方法では、躯体工事が完了した時点でなし得る対策であるた め、躯体工事中の雨対策としては使用することができなかった。 さらに、従来のシートは足場の最上部分に掛けるようにして使用する場合には 問題がなかったが、足場の中間の高さ部分から特定階のスラブ等にシートを掛け 渡すには、支柱部分とシートの縁部分の収まりが悪かった。 そこで、本考案は、足場の支柱の間から工事中のスラブ等に掛け渡すことがで き、簡単に躯体工事中でも雨除け対策を実施することができる雨養生シートの提 供を目的とした。
【0004】
上記目的を達成するために、建築現場の足場と躯体工事部分を共に覆って雨除 けに使用する養生シートにおいて、略方形のシートの一端の端辺に沿って取り付 け穴を設けるとともに、他端側の縁部分に沿って足場の支柱へ装着するための切 り込み部を設け、切り込み部の開口端に、その開口を閉鎖状態と開放状態に変更 可能な閉鎖部材を設けた。 さらに、閉鎖部材が、開口端の一方の側に設けた突設片であり、突設片の先端 部に係着部材の片側が設けられるとともに、開口端の突設片と対面する側に突設 片用の係着部材の他側を設けた。 また、略方形のシートの取り付け穴のない側の端辺の裏側に係着部材の片側を 設けるとともに、シートの表面に、別のシートの前記係着部材の片側を止めるこ とができるようにさらに係着部材の他側を設けた。
【0005】
本考案のシートでは、略方形のシートの縁部分に沿って、足場の支柱へ装着す るための切り込み部が設けられているので、切り込み部に支柱を装着することに より躯体工事部分の側方に組み立てられた足場の最上部分だけでなく、中段にも シートを取り付けることができ、所望の特定階のスラブ等にシートを雨除け用に 取り付けることができる。 さらに、シートの一端の短辺に沿って取り付け穴が設けられているので、上記 シートの一端をこの穴を利用して躯体部分の外壁やスラブ又は屋上部分等に取り 付けることができる。 開口端には、その開口を閉鎖状態と開放状態に変更できる閉鎖部材が設けられ ているので、上記のように支柱へ切り込み部の開口部を用いて保持したり、切り 込み部から支柱が外れないように開口端を閉鎖したりすることができる。
【0006】 特に、閉鎖部材を、開口端の一方の側に、切り込み部の開口端を跨ぐことがで きる突設片とし、突設片先端に係着部材の片側を設けるとともに、開口端の突設 片に対面する側に突設片用の係着部材の他側が設けられているので、支柱への装 着及び閉鎖が、上記係着部材同士の脱着により簡単に行なうことができる。 一方、略方形のシートの取り付け穴を設けない側の端辺の裏側に係着部材の片 側を設けるとともに、略矩形のシートの表面に、別のシートの前記係着部材の片 側を止めることができるようにさらに係着部材の他側を設けているので、略矩形 のシート同士をその係着部材同士で互いに係着することにより複数枚連接して、 所定の長さに調節して使用することができる。
【0007】
実施例(1) 本実施例の雨養生シート10は、通常の養生シートに使用されているものと同 様で、厚さが0.4mm程度の矩形の防煙無地シートである。 矩形の雨養生シート10の一端の短辺に沿って円形の取り付け穴20が、一列 に複数設けられている。取り付け穴20の周縁にはリング状の鳩目が設けられて いる。この取り付け穴20を有した部分を工事中の躯体部分30のスラブ上又は 外壁上に桟木等を使用して固定し、その後捨てシールを打つ等して外れないよう に取り付けることができるようになっている。
【0008】 一方、取り付け穴20が設けられていない方の他端の短辺の両端には、コの字 形の切り込み部40が、切り込み部40の開口がシートの長手方向の相対する縁 部分50a、50bに開くように形成されている。 さらに、それぞれの縁部分50a、50bでは、上記切り込み部40から縁部 分50a、50bに沿って、定尺である足場Aの支柱Bの間隔と同じ距離離れた 箇所に、さらに同様のコの字形の切り込み部40が設けられている。つまり、シ ートの相対する縁部分50a、50bには、足場Aの支柱B用のコの字形の切り 込み部40が2個ずつ、互いに対面する位置に合計4個設けられ、足場Aの4本 の支柱Bが切り込み部40の開口部にはめられるようになっている。
【0009】 図1(a)に示すように足場Aの中段の左右の支柱Bの間から雨養生シート1 0を差し入れて、雨養生シート10の縁部分50a、50bと支柱Bとの収まり をよくしながら取り付けることができるようになっている。 尚、切り込み部40は、本実施例では4個設けたが、足場Aの支柱Bの数に応 じて適宜変えても構わない。
【0010】 さらに、コの字形の切り込み部40の開口端部40aには、開口端40aの相 対する一方の岸部分に、雨養生シート10と一体に形成された突設片60が開口 端の閉鎖部材として設けられている。この突設片60の長さは、切り込みの開口 端部40aを跨ぐことができる長さに設定されている。図1(b)に示すように 突設片60の先端には係着部材の片側60aが取り付けられ、突設片60が跨ぐ 対岸部分には、突設片60の先端に設けた係着部材の片側60aと符号する位置 に係着部材の他側60bが設けられている。本実施例で使用する係着部材60a 、60bは、互いに面同士が脱着自在に係着するようにつくられた接着テープ、 いわゆるマジックテープが使用されている。
【0011】 このようにして、4個の切り込み部40のそれぞれに上記構成の突設片60が 設けられているので、足場Aの支柱Bに切り込み部40をはめた後で、突設片6 0の先端部分を係着することにより、支柱Bから雨養生シート10が外れないよ うに装着できるようになっている。 図2には、足場Aの中段から躯体工事中の特定階のスラブ31、又は屋上スラ ブ32へ雨養生シート10を掛け渡した状況を示した。特に、屋上スラブ32へ 雨養生シート10を掛け渡した場合は、雨水をまとめて屋上に設けた排水設備3 3から流すことができる。 尚、従来通り、足場Aの正面には垂直養生材Cが取り付けられている。
【0012】 実施例(2) 本実施例では、図3(a)に示すように、実施例(1)の構成を有する雨養生 シート10を長手方向に係着して連接可能にしたものである。 矩形の雨養生シート10の取り付け穴20のない方の短辺の表側と裏側の中央 部分に、係着部材の片側70aが適宜間隔で短辺に沿って複数設けられている。 また、雨養生シート10の長手方向の縁部分50aの中程、50bの中程の相 対する両切り込み部40に、雨養生シート10の先端側短辺の両端に設けられた 切り込み部40を重ね合わせて連接することができるように、上記雨養生シート 10に設けられた係着部材の片側70aと符号する位置の裏表に、係着部材の他 側70bが設けられている。このように係着部材70a、70bを互いに係着す ることにより、図3(b)に示すように雨養生シート10が複数枚連接されるよ うになっている。
【0013】 本実施例(2)では、係着部材70a、70bを表と裏の両面に設けて、雨養 生シートAが上下逆になっても連接できるようにしたが、係着部材70aを裏側 に、70bを表側に設けるようにすることもできる。さらに、縁部分50a、5 0bに沿って、それぞれの縁部分に設けられた2個の切り込み部40の間に係着 部材70a、70bを設けても構わない。 また、突設片60の係着方法は、本実施例(1)、(2)では接着テープを用 いたが、ホックにより係着してもよく、さらに突設片と突設片が係着する部分の 双方に互いに符号する貫通孔を設け、突設片60と係着する部分を合わせて、貫 通孔にひもを通して結ぶ方法にしても構わない。
【0014】 また、開口端閉鎖部材として突設片60を設けずに、開口端40aの相対面す る両岸にひもを設けておき、このひもを互いに結び合わせるようにしても構わな い。開口端の両岸部分に帯び状の部材をホック等で簡単に止めることができるよ うにしても構わない。 さらに、矩形の雨養生シート10の短辺側に設けられた2個の切り込み部40 の開口側は、短辺の側を向くように形成しても構わない。
【0015】
本考案の養生シートを使用することにより、躯体工事の特定階に対応する足場 の高さから、足場の支柱の間を通して、躯体部分の外壁又はスラブ等に養生シー トを、シートの縁部分の支柱との収まりをよくして雨もりがしないように簡単に 取り付けることができるようになった。さらに、養生シートを連接することもで きるので、適宜状況に応じてシートの大きさを調整することができる。 そのため、従来のように大規模な仮設設備を使用することもなく、躯体工事中 でも雨除け対策を養生シートで行なうことができるようになり、とかく遅れがち であった雨天時の躯体工事等の工期を守ることができるようになった。
【図1】実施例(1)の雨養生シートの取り付け状況を
示した説明図(a)。突設片の係着部分を示す部分説明
図(b)。
示した説明図(a)。突設片の係着部分を示す部分説明
図(b)。
【図2】足場側を水上とし、中間の特定階のスラブ上面
を水下側とした場合の雨養生シートを用いた雨対策の説
明図(a)。足場側から、屋上スラブへ雨養生シートを
掛けた雨対策の説明図(b)。足場側を水下とし、中間
の特定階のスラブ外壁側を水上とした場合の雨養生シー
トを用いた雨対策の説明図(c)。
を水下側とした場合の雨養生シートを用いた雨対策の説
明図(a)。足場側から、屋上スラブへ雨養生シートを
掛けた雨対策の説明図(b)。足場側を水下とし、中間
の特定階のスラブ外壁側を水上とした場合の雨養生シー
トを用いた雨対策の説明図(c)。
【図3】実施例(2)の雨養生シートの連接用の係着部
材の取り付け状況を示した部分説明図(a)。雨養生シ
ートを複数枚連接した状態を示した平面図(b)。
材の取り付け状況を示した部分説明図(a)。雨養生シ
ートを複数枚連接した状態を示した平面図(b)。
10 雨養生シート 20 取り付け穴 40 切り込み部 40a 開口端 50a 縁部分 50b 縁部分 60 突設片 60a 係着部材の片側 60b 係着部材の他側 70a 係着部材の片側 70b 係着部材の他側 A 足場 B 支柱
Claims (3)
- 【請求項1】 建築現場の足場と躯体工事部分を共に覆
って雨除けに使用する養生シートにおいて、略方形のシ
ートの一端の端辺に沿って取り付け穴を設けるととも
に、他端側の縁部分に沿って足場の支柱へ装着するため
の切り込み部を設け、切り込み部の開口端に、その開口
を閉鎖状態と開放状態に変更可能な閉鎖部材を設けたこ
とを特徴とする雨養生シート。 - 【請求項2】 閉鎖部材が、開口端の一方の側に設けた
突設片であり、突設片の先端部に係着部材の片側が設け
られるとともに、開口端の突設片と対面する側に突設片
用の係着部材の他側を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の雨養生シート。 - 【請求項3】 略方形のシートの取り付け穴のない側の
端辺の裏側に係着部材の片側を設けるとともに、シート
の表面に、別のシートの前記係着部材の片側を止めるこ
とができるようにさらに係着部材の他側を設けたことを
特徴とする請求項1又は2に記載の雨養生シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4193193U JPH0710253U (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 雨養生シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4193193U JPH0710253U (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 雨養生シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710253U true JPH0710253U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12621986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4193193U Pending JPH0710253U (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 雨養生シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710253U (ja) |
-
1993
- 1993-07-01 JP JP4193193U patent/JPH0710253U/ja active Pending
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