JPH0453410Y2 - - Google Patents

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JPH0453410Y2
JPH0453410Y2 JP142986U JP142986U JPH0453410Y2 JP H0453410 Y2 JPH0453410 Y2 JP H0453410Y2 JP 142986 U JP142986 U JP 142986U JP 142986 U JP142986 U JP 142986U JP H0453410 Y2 JPH0453410 Y2 JP H0453410Y2
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JP
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pillars
sheet
tent
wire
support
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JP142986U
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は組立型テントに係り、特に組立てが容
易で堅牢な組立型テントに関する。
従来の技術 一般に、組立型テントは、複数の支柱を地面に
立設し、支柱にシートを被せることにより組み立
てる構成である。また空気柱だけで支持する構成
のテントもある。
考案が解決しようとする問題点 前者の構成では、テントの大きさがテニスコー
トを覆う程の大型となると、組み立てに多くの作
業者を必要とし、場合によつてはクレーン等も必
する時間も長くなり、また危険な高所での作業も
必要となる等の問題があつた。
後者の構成では、圧縮空気を空気柱内に注入す
るだけで足り、組み立てはし易いが、堅牢性が十
分でなく、強風に対して弱いという問題点があつ
た。
本考案は上記問題点を解決した組立型テントを
提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、両側の略山形形状の支柱が内側に倒
れた状態で吊りワイヤを接続しシートを被せる等
してセツテイングを地上で行ない、その後引張り
ワイヤを両側より引つ張ることにより支柱を回動
させて起立させ、シートを立体化し、シートが、
両端を、吊りワイヤと引張りワイヤとにより起立
した状態に固定された支柱により支持され、その
間をシート自体に形成してある空気柱により支持
されて立体形状を形成するように構成したもので
ある。
実施例 次に本考案になる組立型テントの一実施例につ
いて説明する。
第1図に示すように、組立型テント1は、テン
ト設置場所の両側に配された略半円形状の支柱
2,3と、両支柱2,3間の複数の吊りワイヤ4
と、引張りワイヤ5,6と、シート7とよりな
る。この組立型テント1は、第2図に示すよう
に、支柱2,3が倒れた状態でセツテイングし、
その後に引張りのワイヤ5,6を両側より引つ張
つて固定し、且つ複数の空気柱8を形成すること
により組み立てられる。
以下詳細に説明するに、第4図に示すように、
パイプを略半円形状に彎曲させてなる支柱2の両
端には、ベースプレート10,11が夫々ピン1
2,13によりヒンジ結合してある。別の支柱3
も上記支柱2と同一構成であり、両端にベースプ
レート14,15がヒンジ結合してある(第1図
乃至第3図参照)。この支柱2は、釘9を地中に
打ち込んでベースプレート10,11を地面16
上に固定することにより、テント設置場所の一端
側に設置される。別の支柱2は同様にベースプレ
ート10,11を固定されてテント設置場所の他
端側に設置される。支柱2,3の間隔はシート7
に対応するように定めてある。両支柱2,3は、
最初の状態では、第2図に示すように内側に倒れ
ており、この状態で以下に述べるようにセツテイ
ングを行なう。
まず、複数の吊りワイヤ4を、その一端を支柱
2のU字形フツク17(第5図参照)に接続し、
他端を支柱3の対応するフツク18に接続する。
吊りワイヤ4の各端は第5図に示すようにワイヤ
止めUボルト19により固定する。フツク17,
18は、支柱2,3の円弧部に沿つて、対応して
複数設けてある。なお、各吊りワイヤ14の長さ
は、固定されたベースプレート10と14との間
の距離と等しい長さとしてある。
次いで、第2図に示すように、シート7を、支
柱2,3及び吊りワイヤ4を覆うように被せる。
シート7は、大略、略半円柱形状の屋根状7aを
本体とし、この両端に略半円形状の側壁部7b,
7cが縫い付けられた構成である。支柱2,3に
は、夫々頂部と両側部に各一つずつ、計3個のフ
ツク20,21が固定してある。このフツク2
0,21は、支柱2,3が上記のように倒れた状
態で上側を向いている。シート7には、側壁部7
b,7cの周縁に沿う個所に、上記フツク20,
21に対応して開口7d,7eが形成してあり、
シート7は、各開口7d,7eを夫々フツク2
0,21に嵌合されて被せられる。
次に、第2図及び第5図に示すように、引張り
ワイヤ5,6の一端を、ワイヤ止めボルト22で
固定して、フツク20,21に接続する。
また、支柱2,3の外側の個所の地面上に、ア
ンカープレート23,24を釘25により固定す
る。
以上によりセツテイングを完了する。
次いで、第2図中ワイヤ5を左方向に、ワイヤ
6を右方に引つ張つて、支柱2及び3を夫々ベー
スプレート10,11及び14,15を中心に矢
印A,B方向に回動させて起立させ、吊りワイヤ
4が緊張した状態で、ワイヤ5,6の先端をアン
カープレート23,24に固定する。
これにより、第1図及び第3図に示すように支
柱2は、ワイヤ5にテンシヨンT、ワイヤ4にテ
ンシヨンTが作用してバランスした状態で、地面
16に対して垂直な状態に固定され、別の支柱3
も、ワイヤ6,4にテンシヨンTが作用してバラ
ンスした状態で地面16に対して垂直な状態に固
定される。複数本のワイヤ4は互いに平行な状態
で両支柱2,3の間に張架される。
シート5は、屋根部7aの両端を支柱2,3に
より支持され、その間の部分は複数本のワイヤ4
により支持されて立体化される。
最後に、第5図中の空気注入バルブ26より圧
縮空気を注入し、空気柱8を形成する。空気柱8
はシート7と一体であり、支柱2と同様に略山形
形状をなし、支柱2と平行に、両支柱2,3間に
ピツチPで等間隔で形成される。この空気柱8は
支柱2,3と同様に機能し、シート7を支持す
る。
これにより、シート7の側壁部7b,7cが両
側面を塞ぎ、屋根部7aの両端が支柱2,3によ
り支持され、その間の部分が複数の空気柱8によ
り要所要所を支持され、屋根部7aは空気柱8の
個所で高さを回復する如くに形成されて、テント
1が完了する。
なお、シート7にはワイヤ5,6による張力が
作用しないため、シート7の厚さは薄くてよく、
シート7は安価であると共に軽量である。
上記のように、テント1はセツテイングを全て
地上で行なうため、作業性良く、しかも安全に行
なわれる。また、シート7は軽量であるため、上
記のシート7を被せる作業も作業性良く行なわ
れ、しかも支柱2,3を回動させて起立させる作
業も少ない作業者で足りる。
組み立てられたテント1を撤去する作業は、上
記の組立時と逆の手順で行なえば良く、テント1
の撤去も、作業性良く且つ安全に行なわれる。
また、上記のテント1の構造によれば、シート
のサイズに合わせて、支柱2,3の設置場所及び
吊りワイヤ4の長さを変えるだけで、シートのサ
イズに応じたテントを形成できる。
なお、テント1の骨組は所謂吊り橋構造である
ため、軽量であると共に堅牢であり、テント1は
風に対して強い。
また屋根部7aは、要所要所を空気柱8により
支持されて形状を維持し、空気柱8の個所で高さ
を回復されるため、屋根部7aは雨水が溜りにく
い構造となる。このため屋根部7aに溜まりうる
雨水の総量は少ない量に制限され、シート7が薄
くても溜まつた雨水の重さでシート7が破れた
り、テント1が破壊する危険は回避できる。
なお、地面が軟弱の場合には、第6図に示すよ
うに、第7図に示す基礎ブロツク27を埋め、こ
のブロツク27にアンカープレート23をアンカ
ーボルト28により固定した構成とすることが望
ましい。
考案の効果 上述の如く、本考案になる組立型テントによれ
ば、セツテイングが全て地上での作業で済むた
め、セツテイングを作業性良く行なうことが出
来、またシート等を立体化させる作業も引張りワ
イヤを両側より引つ張つて固定するだけで良く、
組立てし易く、高所作業は無く安全であり、また
組立費を安価とし得、また骨組は所謂吊り橋構造
であり、空気柱も有するため、風に対して強い大
型のテントを実現出来、また空気柱が両支柱間に
形成されているため、雨水が溜まりにくい屋根形
状とし得、またシートのサイズに応じて吊りワイ
ヤの長さを変更することによりシートのサイズに
対応した大きさのテントを形成し得、更にはシー
トには張力が作用しないため、厚さを薄くし得、
これによりシートを安価としてテントのコストを
低減し得、しかもシートが軽量となつて上記の組
立作業を更に作業性良く行なうことが出来、シー
トの大型化を図る上でも好都合であるという特長
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる組立型テントの一実施例
をシートを切截して示す斜視図、第2図及び第3
図は夫々セツテイング完了時の状態及びテントを
建て上げた状態を示す図、第4図は一の支柱、ベ
ースプレート、アンカープレートを示す斜視図、
第5図は支柱とワイヤとの接続部等を示す第1図
中−線に沿う拡大断面矢視図、第6図は軟弱
な地面に対するアンカープレートの設置状態を示
す図、第7図は基礎ブロツクの斜視図である。 1……組立型テント、2,3……支柱、4……
吊りワイヤ、5,6……引張りワイヤ、7……シ
ート、7a……屋根部、7b,7c……側壁部、
8……空気柱、10,11,14,15……ベー
スプレート、17,18,20,21……フツ
ク、23,24……アンカープレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両端にヒンジ結合されたベースプレートを有
    し、該ベースプレートを固定されてテント設置場
    所の両側に固定され、夫々内側に倒れている状態
    と上記ベースプレートを中心に回動して起立した
    状態とをとりうる略山形形状の一対の支柱と、 一端が該支柱に連結してあり、該一対の支柱を
    起立させるときに、外側に引つ張られて他端を地
    面等に固定される引張りワイヤと、 両端を上記各支柱に接続されており、該支柱が
    起立した状態で両支柱間に張架され、上記引張り
    ワイヤと協働して該一対の支柱を起立状態に維持
    する吊りワイヤと、 所定の立体形状を形成しうるように仕立てられ
    ており、上記支柱の起立動作により立体化される
    シートと、 該シートに形成してあり、圧縮空気を注入され
    て、上記支柱と略平行に形成される空気柱とより
    なり、 上記支柱が倒されている状態で、上記吊りワイ
    ヤを上記支柱に接続し、且つ上記シートを該支持
    及び吊りワイヤを覆うように被せてセツトし、上
    記引張りワイヤを引いて固定し、圧縮空気を注入
    することにより、該シートが、両端を上記支柱に
    より支持され、両支柱の間を上記空気柱により支
    持されて立体形状を形成するように構成してなる
    組立型テント。
JP142986U 1986-01-09 1986-01-09 Expired JPH0453410Y2 (ja)

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JPS62113252U JPS62113252U (ja) 1987-07-18
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