JP3045660B2 - 折りたたみ枠組 - Google Patents

折りたたみ枠組

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JP3045660B2
JP3045660B2 JP7310921A JP31092195A JP3045660B2 JP 3045660 B2 JP3045660 B2 JP 3045660B2 JP 7310921 A JP7310921 A JP 7310921A JP 31092195 A JP31092195 A JP 31092195A JP 3045660 B2 JP3045660 B2 JP 3045660B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展開すると四角形
の枠組が形成される折りたたみ枠組に関し、特に複数組
み合わせてテント等の仮設構造物の支柱、外枠等に使用
可能な折りたたみ枠組に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外の催し物等において設置する
テントは、全体の骨組を鉄製のパイプを組み合わせて形
成していた。すなわち、各部分のパイプに継ぎ手が予め
取り付けてあり、各継ぎ手に所定のパイプを差し込み、
屋根部に布製の覆いを取り付けてテントを構成してい
た。
【0003】又、災害発生時等において緊急に住居が必
要になった場合には、プレハブの住居を適宜建設してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鉄パイプ等からなるテントは、地上で屋根部を組み立て
た後防水のテント地を取り付け、テント地を取り付けた
屋根部を持ち上げて、屋根部の四隅に支柱を差し入れて
立ち上げるようになっていた。したがって、屋根部を四
隅で持ち上げるためテントの設営には少なくとも4人の
人間で行なう必要があった。又、各パイプにはいろいろ
な方向に突出した継ぎ手があり、分解してまとめた場合
でも整然と収容することができなかった。
【0005】更に、パイプを用いた従来の形式のテント
では、側面に壁部材を設けることができないことから災
害が発生した時等に緊急に必要とされる家屋として用い
ることはできなかった。一方、プレハブ住宅は設置が大
掛かりになり、数か月から数年の間設置する場合には適
しても、必要な期間が短かい場合では設置の時間がかか
ること等から実用的ではなかった。更に、プレハブ住宅
は使用後の撤収や保管、移動に手間や時間がかかり、か
つ広い保管場所が必要となるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】長さがほぼ等しい2本の
主部材の両端部のそれぞれに、中間部分を屈曲自在に形
成した支持部材を平行に設け、支持部材の屈曲部分を固
定機構により直線的に固定し主部材を支持すると四角形
の枠組が形成され、一方この支持部材を屈曲部分から折
り曲げると支持部材が内側に収容されて主部材を重ね合
わせた状態で折りたたむことができるようにして折りた
たみ枠組を構成した。
【0007】更に、主部材には、他の折りたたみ枠組の
主部材に連結できる連結部を形成した。又、対角線状に
鎖等の補強部材を取り付けることとした。
【0008】主部材としては、例えば鉄材や、アルミ材
等の所定の強度を有する材質から形成し、断面はコの字
状が好ましい。2本の主部材は、ほぼ同じ長さであり、
コの字の開放側を向い合わせにする。
【0009】支持部材は、断面が主部材と同様コの字状
が好ましく、幅は主部材の内側に収容できる幅である。
支持部材と主部材とは、ピン又は蝶番等により回動自在
に連結されている。支持部材は主部材の内側から外側に
向って回動し、主部材と直角以上には開かないようにな
っている。又、展開した枠組の対角線に鎖もしくはロー
プ等を渡すことにより、主部材と支持部材との直角を強
固に保持することができる。更に、主部材と支持部材の
直角交差部分に斜めに筋交い等補強部材を設けてもよ
い。このように鎖や筋交いを設ければ、部材間で形成さ
れる直角を強固に保持でき、枠組全体の強度を向上でき
る。尚、対角線に鎖を張った場合には出入口として使用
しにくくなるので、出入口として使用する箇所には筋交
い等他のものを用いる方が好ましい。
【0010】屈曲部分は、支持部材のほぼ中央に設けら
れ、屈曲部を固定する固定機構としては、鉄板や棒材を
屈曲部分に取り付ける機構がある。
【0011】連結部は、主部材のコの字の立ち上がり部
に噛み合わせるように板材を折り曲げたもの等である。
又、ねじ等によって連結してもよい。連結方向は、直線
状、直角のいずれでもよい。更に、五角形、六角形等、
連結して多角形を構成してもよい。
【0012】展開した枠組みを連結して、テントを設置
する場合には、支持部材の長さを調整して頂上の角度が
適当な角度となるよう屋根部を形成し、そこに布材を張
り構成する。屋根部の一端にローラを設け、屋根部の移
動を容易にしてもよい。又、連結した枠組の周囲に壁板
等を取り付け、物置や仮設住宅等としてもよい。枠組は
四角形で周囲が金属製の部材であることから、耐久性の
高い構造物を容易に設置できる。更に、主部材の長さを
必要に応じて変更することにより、構造物全体の幅や奥
行きを適宜に調整できる。又、支持部材の長さを変更し
て高さを調節できる。
【0013】
【発明の実施の態様】折りたたみ枠組の一実施例につい
て図を用いて説明する。枠組み2は、図1に示すように
上側の主部材4aと下側の主部材4bの2本の主部材4
と、これら主部材4の両端に取り付けられた支持部材6
a、6bと、交差する鎖7等から構成されている。
【0014】主部材4は、断面がコの字状の鉄材から形
成されており、上下の主部材4a、4bは同じ長さで、
コの字の開放側を向い合わせにしている。支持部材6
は、主部材4の内側に納められる幅のコの字状の鉄材か
ら形成してあり、主部材4の端部から所定量内側にピン
10により回動自在に取り付けてある。鎖7は、対角線
の長さに等しく、端部はピン10に取り付けられてい
る。
【0015】支持部材6の中央は、蝶番22によって内
方に屈曲自在であり、屈曲部には図4に示す固定機構2
4が設置されている。固定機構24は、固定板12が保
持部26よってスライド可能に設けられ、固定板12を
差し入れると直線状に固定され、固定板12を保持部2
6から引き抜くと支持部材6が屈曲自在となる。14
は、固定板12を任意の位置で固定する止めねじであ
る。
【0016】図2に、枠組2を折りたたんだ状態を示
す。このように支持部材6を折り畳むと鎖7が内部に収
容され2本の主部材4を合わせたと等しい外形となる。
折りたたんだ状態から上側の主部材4aを下側の主部材
4bから引き上げると図3に示すように徐々に展開し、
支持部材6を直線状にして固定板12を差しいれると、
図1に示すように鎖7が対角線状に張られ四角形の枠組
みが形成される。
【0017】このように、枠組2は折りたたむと小型に
なり収容、保管、運搬が容易で、又展開して支持部材6
を固定すると強度の高い枠組2を構成できる。更に複数
の枠組2を接続すると各種の枠構造体を構成でき、例え
ば4台の枠組2により正方形の構造物を構成できる。又
鎖7に代えて筋交い等を設けてもよい。
【0018】次に、上記枠組2を用いてテントを設置す
る例について説明する。
【0019】テントの枠体1を図5に示す。枠体1は、
壁部3を構成する6台の枠組2と屋根部5を構成する4
台の枠組2から形成されている。壁部3を構成する枠組
2の6台はいずれも同一形状のもので、屋根部5を構成
する枠組2は、壁部3の枠組2より支持部材6の長さが
短く、屋根部5を構成したとき屋根頂上部が適当な角度
となるようになっている。又、屋根部5の全ての枠組2
には鎖7が設けられ、壁部3の枠組2には両側面と後方
の1台の枠組2に鎖7が設けられている。尚、鎖7を設
ける位置はこれに限らず他の位置の枠組2でもよい。
又、上側主部材4aと支持部材6との間に斜めの補強材
を設けてもよい。
【0020】次に、組み立て作業について説明する まず、6台の枠組2を用いて壁部3を構成する。組み立
ては、下側の主部材4bを図6に示す連結部32を用い
て長方形に接続し、底面を形成する。次に、1の枠組2
(どこから始めてもよい。)を展開する。枠組2を展開
させるには一人の作業員が上側の主部材4aを引き上
げ、他の一人が支持部材6の屈曲部を固定機構24によ
って直線状に固定する。そして1の枠組2の立ち上げが
完了したなら、隣り合う枠組2を同様に立ち上げ展開さ
せ、上側の主部材4a同士を接続する。このようにして
6台の枠組2を順次立ち上げることにより長方形の壁部
3を形成する。
【0021】次に、屋根用の枠組2を展開し、展開した
枠組2を2台ずつ平面状に接続する。屋根部5の枠組2
は、支持部材6の一方が主部材4の端部に取り付けてあ
るので、2台接続すると支持部材6が主部材4の両端に
位置して長方形が形成される。そして、2台ずつ接続し
た枠組2を中央で突き合わせて所定の角度で連結する。
連結は、所定の角度に傾斜した図7に示す金具34を用
い、ねじ止めで行なう。形成された屋根部5を図8に示
す。
【0022】屋根部5が形成されたら屋根部5に屋根用
の布材20を取り付ける。布材20は防水性を有し、そ
の取り付けは枠組2を地上に置いた状態で行なう。次
に、布材20を取り付けた屋根部5の一方の側を2人で
持ち上げ、図10に示すように一端を壁部3の上に乗せ
る。屋根部5の一端には図9に示すプラスチック製のロ
ーラ36が設けられており、主部材4aの上にはまり、
転がり移動するようになっている。次に、このように屋
根部5の一端を主部材4aに乗せた状態で一方の地上に
降ろした側を持ち、徐々に上げながら屋根部5を押して
いく。これにより、ローラ36が壁部3の主部材4aの
上を進行し、屋根部5を容易に壁部3の上に乗せること
ができる。屋根部5を壁部3上の正しい位置に乗せたな
ら、屋根部5を壁部3にねじ止めし、固定する。主部材
4a上には図7に示したと同様な傾斜した金具34が適
宜設けられており、これら金具34によって屋根部5を
壁部3にねじ止めする。
【0023】このように、枠組2を用いることにより、
屋根部5を有するテントを2人の作業で容易かつ簡単に
組み立てることができる。組立られたテントは強固であ
り、また屋根部5に鎖7が対角線状に張られているた
め、降雨時に雨が屋根部5に溜ることがない。又、テン
トを撤収するには、テントを組み立てた作業と逆の作業
を行なうことによって組み立てと同様に2人の作業で行
なえる。そして、テントを撤収すると、十本の折りたた
まれた枠組2となり、広い保管場所が必要でなく保管が
容易で、しかも容易にどこへでも運搬して設置すること
ができる。
【0024】なお、本枠組2はテントに限らず、他の枠
構造を形成でき、また壁を取り付けたり、基礎を設けて
固定してもよい。さらに、枠組2の各々に脚を取り付け
複数個を直線状に連結したり、あるい2台を山形に組み
付けたりすれば、道路工事等の防護柵として利用するこ
ともできる。
【0025】
【発明の効果】本発明の折りたたみ枠組によれば、容易
に強固な枠組を構成することができる。又、複数の枠組
を適宜連結させることによりテントや簡易住居等の構造
物の支柱、外枠等を容易かつ短時間で組み立てることが
できる。
【0026】更に、解体が容易で、しかも保管に場所を
取らず常に備えておくことができる。
【0027】折りたたんだ状態がコンパクトであること
から、移動、運搬が容易でどこにでも運んで設置するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる折りたたみ枠組の一実施例を展
開させた状態を示す図である。
【図2】図1に示す折りたたみ枠組の折りたたんだ状態
を示す図である。
【図3】図1に示す折りたたみ枠組の展開途中の状態を
示す図である。
【図4】本発明にかかる枠組の固定機構を示す図であ
る。
【図5】テントの枠体を示す斜視図である。
【図6】連結機構を示す斜視図である。
【図7】金具を示す斜視図である。
【図8】屋根部の枠構造を示す斜視図である。
【図9】ローラを示す斜視図である。
【図10】テントの組立途中を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 枠組 3 壁部 4 主部材 5 屋根部 6 支持部材 7 鎖 10 ピン 12 固定板 14 止めねじ 20 布材 22 蝶番 32 連結部 34 金具 36 ローラ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のほぼ同じ長さの主部材と、前記主
    部材の両端部同士を連結する支持部材とからなり、前記
    支持部材の中央を内方に屈曲可能とし、該支持部材を直
    線状に伸張すると前記主部材と該支持部材とで四角形の
    枠形状を形成し、該支持部材の屈曲部を屈曲させると前
    記主部材を平行に折りたたむことができることを特徴と
    した折りたたみ枠組。
  2. 【請求項2】 前記主部材の断面形状はコの字状であ
    り、前記支持部材は前記主部材のコの字内側に収容し得
    る幅であり、前記屈曲部を屈曲すると前記支持部材が前
    記主部材の内側に収容される請求項1に記載の折りたた
    み枠組。
  3. 【請求項3】 前記折りたたみ枠組を互いに連結可能と
    した請求項1又は2に記載の折りたたみ枠組。
  4. 【請求項4】 テントの壁部と屋根部を形成する前記折
    りたたみ枠組から構成したことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の折りたたみ枠組。
  5. 【請求項5】 前記折りたたみ枠組の対角線状に補強部
    材を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の折りたたみ枠組。
  6. 【請求項6】 前記補強部材は、該折りたたみ枠組を展
    開した際引張される鎖であることを特徴とする請求項5
    に記載の折りたたみ枠組。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の前
    記折りたたみ枠組によって構成されたことを特徴とする
    テント。
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