JPH071461Y2 - 建設工事用養生被覆具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は建築、土木工事などの躯体工事で鉄骨、鉄筋
あるいは型枠などの打継部などを所要期間養生する場合
の被覆具に関する。

〔従来の技術〕

鉄筋、鉄骨あるいは型枠などの打継部を所要期間養生す
る方法においてはブルーシート、ゴザなどの平面上の物
を重ねたり巻いたりしてロープなどでその都度止める手
段が取られていた。

［考案が解決しようとする課題］ 上記従来の方法手段では鉄筋、鉄骨などの養生は果たす
が取り付けに2,3人の作業員を必要とし、取付け時の作
業能率が著しく低下する。

又、高所での作業という場合もあり安全性の面において
は十分とはいえない。取り付け後も外観が悪くロープの
締めが弱かったり、強い風などの天候によって外れたり
して二重の手間になるなどの問題点を有する。

［課題を解決するための手段］ この考案は上記従来の課題に鑑みなされたもので、その
目的は鉄筋、鉄骨あるいは型枠の養生を確実に行うと共
に取り付け、取り除き時の省力化、時間の短縮、高所で
の作業において安全性が確保できること、又袋状に形成
化したために外観が損なわれないようにした建築工事用
養生被覆具を提供することにある。

その手段として立方体または直方体に形成した袋状であ
り、ロープなど締め付けのための紐を付設したことを特
徴とする。

［作用］ 上記構成により取り付け、取外し時に１人の作業員で容
易に鉄筋、鉄骨あるいは型枠の上部より被せられ、紐で
締め付けができ高所においても安全性が保たれ、労力も
省力化でき、さらに取り付け後も外観が保たれ前記従来
例の課題を解消するものである。

［実施例］ 次にこの考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図はこの考案の第１実施例を示す斜視図であり、１
は立方体または直方体に成形された袋状の被覆具で、２
はこの被覆具１の開放側口辺に付設した紐で、外周を締
結できる長さを有する。

次にこの考案の被覆具を使用する使用例を説明する。第
２図は第１実施例の使用状態図である。

例えば、鉄骨の柱Ａの上端より被覆具１を覆い被せ、紐
２によって締め付け、取付ける。

次にこの考案の別の実施例に付いて説明する。第３図は
第２実施例を示す斜視図で21は直方体または立方体に成
形された袋状のシートの側面四方をジャバラ状にして伸
縮を可能にして、保管し易くした形態である。

なお、22は締め付けの紐を示す。

第４図は第３実施例で、締め付けの紐32−−−を数箇所
に分た形態であり、これによって被せ口を大きく開ける
ようにし、取付け易くすることができる。

又、角の一ケ所をチャックにする形態も同様である。

第５図は第４実施例を示す斜視図で、41は直方体または
立方体に成形された袋状であり、ジャバラ状にしたシー
トを２分割にしてチャック３で留めるようにした形態で
あり、いずれもこの考案により容易に推考し得る。

［考案の効果］ 以上詳細に説明したようにこの考案の建築工事用養生被
覆具によれば、鉄筋鉄骨あるいは型枠の打継部の養生が
上部より覆い被せ、さらに付設の紐をしめるだけで簡
単、容易で確実な取り付けができ、しかも高所での作業
も安全性が確保される。

また、１人での作業が可能のため省力化が図れ、作業時
間が短縮される。取り付け後も外観の良さを保つなど実
用上有益な建設工事用養生被覆具が得られるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の建設工事用養生被覆具にかかる第１
実施例を示す斜視図、第２図は同上の使用状態図、第３
図は第２実施例を示す斜視図、第４図は第３実施例を示
す斜視図、第５図は第４実施例を示す斜視図である。 1.21.31.41……被覆具 2.22.32……紐 Ａ……鉄骨の柱部 ３……チャック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】立方体または直方体に形成した袋状であ
   り、締め付けのための紐を付設したことを特徴とする建
   築工事用養生被覆具。